JPH1013688A - 画像符号化装置および画像復号装置 - Google Patents

画像符号化装置および画像復号装置

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JPH1013688A
JPH1013688A JP8166969A JP16696996A JPH1013688A JP H1013688 A JPH1013688 A JP H1013688A JP 8166969 A JP8166969 A JP 8166969A JP 16696996 A JP16696996 A JP 16696996A JP H1013688 A JPH1013688 A JP H1013688A
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JP8166969A
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English (en)
Inventor
Shunichi Kimura
俊一 木村
Akihiro Ando
明浩 安東
Setsu Kunitake
節 國武
Taro Yokose
太郎 横瀬
Yutaka Koshi
裕 越
Isao Uesawa
功 上澤
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自然画、文字線画等のタイプ別に画像を符号
化して組み合わせて送出する符号化方式において、復号
時に必要とされるバッファメモリの容量が小さくて済む
ようにする。 【解決手段】 入力画像101は領域分割手段102に
より分割領域信号121に分割され、さらに分離演算手
段103でタイプ別データに分離される。タイプ別デー
タは符号化手段106で個別に符号化され、符号同期判
定手段151からの符号同期信号153に基づいてマル
チプレクサ120により分割領域単位でシリアル化され
て出力される。同一分割領域内のタイプ別データの符号
は連続して出力されるので、復号装置においては、一緒
に取り出すことができ、分割領域単位で復号を行うこと
ができ、バッファも分割領域の大きさに応じたもので済
む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は画像を符号化・復号
する装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年DTP(デスクトップパブリッシン
グ)等によりコンピュータ上で生成される画像に対し
て、より高い画質が要求されており、カラー化、多階調
化が進んでいる。例えば、A4サイズ、400dpi、
256階調、4色カラーの場合で、約64MByteの
容量が必要となる。そのため、画像を圧縮することによ
って、蓄積媒体の容量あるいは伝送時間を削減すること
が行われている。
【0003】カラー多値画像の一般的な非可逆符号化方
式としては、「マルチメディア符号化の国際標準」(丸
善)18〜43ページに示されるJPEG DCT(J
oint Photographic Expert
Group、Discrete Cosine Tra
nsform)方式がある。また、カラー多値画像の一
般的な可逆符号化方式としては、「マルチメディア符号
化の国際標準](丸善)18〜43ページ」に示される
JPEG Spatial方式がある。ところが、JP
EG DCT方式では文字や線画の画質が劣化する。ま
た、JPEGSpatial方式では圧縮率が低い。そ
の課題を解決するために、JPEGDCT方式のような
非可逆方式と、JPEG Spatial方式のような
可逆方式を組み合せた従来方式の検討がなされている。
【0004】以下、図14、図15を用いて、従来方式
の説明を行う。 (従来例1)図14は、従来における符号化器の構成図
である。201は入力画像信号、202は入力画像信号
を自然画、文字線画、TAGに分離する分離演算回路、
203は自然画画像信号、204は文字線画画像信号、
205はTAG信号、206は自然画符号化回路、20
7は文字線画符号化回路、208はTAG 符号化回
路、209は自然画符号データ、210は文字線画符号
データ、211はTAG符号データである。
【0005】図14において、入力画像信号201は分
離演算回路202に入力され、JPEG DCT方式等
の非可逆符号化に適した自然画画像信号203と、可逆
符号化に適した文字線画画像信号204と、自然画画像
信号部分と文字線画画像信号部分の切り換え情報である
TAG信号205の3つの信号に分離される。自然画画
像信号203は、自然画符号化回路206で符号化さ
れ、自然画符号データ209が出力される。文字線画画
像信号204は、文字線画符号化回路207で符号化さ
れ、文字線画符号データ210が出力される。さらに、
TAG信号205はTAG符号化回路208で符号化さ
れ、TAG符号データ211が出力される。
【0006】また、図15は、従来における復号器の構
成図である。212は自然画復号回路、213は文字線
画復号回路、214はTAG復号回路、215は自然画
復号データ、216は文字線画復号データ、217はT
AG復号データ、218は復号データを一次記憶するバ
ッファメモリ、219は3つの復号データを合成して出
力復号画像を生成する合成演算回路、220は出力復号
画像である。
【0007】図15において、自然画符号データ209
は自然画復号回路212で復号され、復号された自然画
復号データ215はバッファメモリ218に一次蓄積さ
れる。また、文字線画符号データ210は文字線画復号
回路213で復号され、復号された文字線画復号データ
216はバッファメモリ218に一次蓄積される。さら
に、TAG符号データ211はTAG復号回路214で
復号され、復号されたTAG復号データ217はバッフ
ァメモリ218に一次蓄積される。合成演算回路219
は、3つのバッファメモリ218から、3種類の画像デ
ータを読み込んで、演算を行うことにより、出力復号画
像220を生成する。
【0008】以下、図16および図17を用いてさらに
具体的に従来技術の説明を行う。 (従来例2)図16および図17は、特開平5−308
529号公報で示された方式の中で、本発明に関連する
部分を抜き出して書き直したものである。図16は従来
方式の符号化の構成図、図17は従来方式の復号器の構
成図を示している。
【0009】図16において、232は入力画像信号2
01をブロック化するブロック化回路、234はブロッ
ク化された画像データの中から文字線画部分の色成分を
抽出する色抽出回路、235は色抽出回路234で抽出
された色データ、238は色抽出回路234で抽出され
た部分と抽出されない部分を示すビットマップデータ、
239はビットマップデータを符号化するビットマップ
データ符号化回路、240はビットマップ符号を蓄積す
るビットマップメモリ、241は色データを符号化する
色データ符号化回路、243は色データ符号を蓄積する
色データメモリ、242は自然画データを符号化する自
然画データ符号化回路、244は自然画符号を蓄積する
自然画データメモリである。
【0010】また、図17において、251はビットマ
ップデータを復号するビットマップデータ復号回路、2
52は色データを復号する色データ復号回路、253は
自然画データを復号する自然画データ復号回路、254
は3つの復号データを多重化して復号ブロック画像デー
タを生成する多重化回路、255はブロック画像データ
をラスタ画像データに変換するラスタ化回路である。
【0011】まず、図16を用いて、従来例の符号化方
式の説明を行う。
【0012】ブロック化回路232では、入力画像を矩
形のブロックに分割する。各ブロックに対し、色抽出回
路234では、文字線画部分と推測される色を抽出す
る。色抽出回路234は、図14の分離演算回路202
に対応している。従来例では、ブロック内の画素の色の
ヒストグラムをとる。最も出現頻度の高い色の出現頻度
が予め定められた閾値より大であるとき、その色は文字
線画部分の色であると判断する。また、文字線画部分と
判断された画素は1、その他の画素は0となるビットマ
ップデータ238を生成し、ビットマップデータ符号化
回路239で符号化を行う。ビットマップ符号化は、2
値画像符号化方式を用いる。ビットマップデータは、図
14におけるTAGデータに対応する。さらに、抽出さ
れた色データ235は色データ符号化回路241で符号
化される。色データ235は、図14における文字線画
画像データに対応する。さらに、ブロック化された画像
データは自然画データ符号化回路242で符号化され
る。
【0013】さらに、図17を用いて従来例の復号方式
の説明を行う。
【0014】ビットマップメモリ240に蓄積されたビ
ットマップデータは、ビットマップデータ復号回路25
1で復号される。同様に、色データは色データ復号回路
252で復号され、自然画データは自然画データ復号回
路253で復号される。多重化回路254では、ビット
マップデータが1の画素は、復号された色データをその
画素値とし、ビットマップデータが0の画素値は、復号
された自然画データをその画素値とする。ラスタ化回路
255はブロックデータをラスタデータに変換する。
【0015】他の従来例を示す。 (従来例3)特開平7−146927号公報の画像ファ
イル装置では、分離演算回路202は、自然画符号化、
復号を行い、復号画像と原画像との差分値を生成する。
この差分データを文字線画符号化する。TAG符号は発
生しない。合成演算回路では、自然画データと、文字線
画データの加算を行う。 (従来例4)特開平6−62254号公報の画像データ
圧縮装置では、PDLからのコンピュータ画像生成時に
TAGデータを作成する。入力画像データから、TAG
データによって判明した文字線画部分を取り去る。取り
去った部分は補完して、自然画符号化を行う。同様に入
力画像データからTAGデータによって判明した自然画
部分を取り去って、可逆符号化を行う。
【0016】従来例において、合成演算回路219ある
いは、多重化回路254には、3つあるいは2つのの異
なる符号データを入力する。ある画素を復号するために
は、その画素に対応する3つあるいは2つの画像データ
が全て揃わなければならない。
【0017】例えば、TAG復号回路214あるいは、
ビットマップデータ復号回路251で復号するTAG符
号データが、ランレングス符号化されており、1ページ
分のラン長がある場合には、最小単位の符号の復号によ
って、ページ全体が復号されることになる。この場合、
TAGデータを一次蓄積するバッファ量は1ページ分必
要となる。最悪の場合、バッファメモリ218は1ペー
ジ分の容量が必要である。また、符号情報は、3つの異
なる情報を別々に管理する必要がある。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】従来の、可逆方式と非
可逆方式を切り換える画像符号化方式は、自然画符号、
文字線画符号、TAG符号を別々に管理していた。その
ため、復号時のバッファメモリが最悪1ページ分必要
となる、複数の符号データを別々に管理する必要があ
る、という問題点があった。
【0019】そこで、本発明は、複数の符号化方式で符
号化された符号データストリームを1つとし、ブロック
単位で復号可能にすることによって、復号時のバッファ
メモリの必要量を削減し、かつ、符号データの管理を簡
単化することを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1では、
前記目的を達成するため、画像符号化装置において、入
力画像を部分領域画像に分割する領域分割手段と、上記
部分領域画像の各々を、予め定められた複数のタイプ別
画像に分離する分離演算手段と、上記部分領域画像の分
離されたタイプ別画像を一次蓄積する蓄積手段と、上記
部分領域画像の分離されたタイプ別画像であって対応す
るものを個々に符号化する複数の符号化手段と、前記符
号化手段によって符号化された符号を、個々に蓄積する
複数の符号蓄積手段と、複数の符号化手段によって符号
化された符号の同期を判定する符号同期手段と、複数の
符号を一つの符号に多重化する符号多重化手段とを具備
し、同一部分領域画像の複数の符号の符号化が全て終了
したことを符号同期判定手段が判定した後に符号を多重
化することにより、同一部分領域画像の個々に符号化さ
れた複数の符号が、連続するように多重化され、分割さ
れた部分領域画像単位で符号が抽出できることを特徴と
する。
【0021】本発明の請求項2では、画像符号化装置に
おいて、入力画像を部分領域画像に分割する領域分割手
段と、上記部分領域画像の各々を、予め定められた複数
のタイプ別画像に分離する分離演算手段と、上記部分領
域画像の分離されたタイプ別画像を一次蓄積する蓄積手
段と、上記部分領域画像の分離されたタイプ別画像であ
って対応するものを個々に符号化する複数の符号化手段
と、前記符号化手段によって符号化された符号を、個々
に蓄積する符号蓄積手段と、複数の符号化手段によって
符号化された符号終端に境界符号を付加する境界符号付
加手段と、複数の符号を一つの符号に多重化する符号多
重化手段とを具備し、境界符号を検出した時に、順に次
の符号蓄積手段からの符号を多重化するすることによ
り、同一部分領域画像の個々に符号化された複数の符号
が、連続するように多重化され、分割された部分領域画
像単位で符号が抽出できることを特徴とする。
【0022】本発明の請求項3では、請求項1あるいは
請求項2記載の画像符号化装置であって、複数の符号化
手段は、可逆符号化方式と、非可逆符号化方式の双方を
含むことを特徴とする。
【0023】本発明の請求項4では、請求項1あるいは
請求項2記載の画像符号化装置であって、分離演算手段
は、自然画と文字線画の2つの画像を分離し、自然画は
非可逆符号化方式で符号化を行い、文字線画は可逆符号
化方式で符号化を行うことを特徴とする。
【0024】本発明の請求項5では、請求項1あるいは
請求項2記載の画像符号化装置であって、分離演算手段
は、自然画と文字線画、および、自然画と文字線画の切
り換え情報の3つの画像を分離し、自然画は非可逆符号
化方式で符号化を行い、文字線画および切り換え情報は
可逆符号化方式で符号化を行うことを特徴とする。
【0025】本発明の請求項6では、請求項1あるいは
請求項2記載の画像符号化装置であって、上記部分領域
画像を符号化する符号化方式の個数を符号に加える手段
をさらに具備し、不必要な符号化は行わないことを特徴
とする。
【0026】本発明の請求項7では、入力画像の部分領
域画像の各々をタイプ別画像毎に符号化して生成される
入力符号であって、上記部分領域画像単位で複数のタイ
プ別画像の符号が抽出できるものを復号する画像復号装
置において、上記部分領域画像毎に、上記複数のタイプ
別画像の符号をそれぞれ復号して上記複数のタイプ別画
像をそれぞれ生成する複数の復号手段と、上記部分領域
画像毎の上記タイプ別画像を個々に一次蓄積する複数の
一次蓄積手段と、上記部分領域画像の同期を判定する領
域同期判定手段と、上記部分領域画像毎に上記タイプ別
画像を合成して対応する部分領域画像を生成する合成演
算手段と、上記部分領域画像を合成し、復号画像を生成
するラスター化手段を具備し、上記タイプ別画像の復号
を行う複数の復号手段のうち順番上最後に復号を行う復
号手段から出力される復号信号が、上記一次蓄積手段に
蓄積されたことを判定することにより、上記複数のタイ
プ別画像の同期を取って、合成復号画像を生成すること
を特徴とする。
【0027】本発明の請求項8では、入力画像の部分領
域画像の各々をタイプ別画像毎に符号化して生成される
入力符号であって、上記部分領域画像単位で複数のタイ
プ別画像の符号が抽出できるものを復号する画像復号装
置において、上記部分領域画像毎に、上記複数のタイプ
別画像の符号をそれぞれ復号して上記複数のタイプ別画
像をそれぞれ生成する複数の復号手段と、上記部分領域
画像毎の上記タイプ別画像を個々に一次蓄積する複数の
一次蓄積手段と、上記部分領域画像の同期を判定する領
域同期判定手段と、上記部分領域画像毎に上記タイプ別
画像を合成して対応する部分領域画像を生成する合成演
算手段と、上記部分領域画像を合成し、復号画像を生成
するラスター化手段を具備し、上記タイプ別画像の復号
を行う複数の復号手段のうち順番上最後に復号を行う復
号手段における復号が終了したことを判定することによ
り、上記複数のタイプ別画像の同期を取って、合成復号
画像を生成することを特徴とする。
【0028】本発明の請求項9では、入力画像の部分領
域画像の各々をタイプ別画像毎に符号化して生成される
入力符号であって、上記部分領域画像単位で複数のタイ
プ別画像の符号が抽出できるものを復号する画像復号装
置において、入力符号を上記タイプ別画像の複数の符号
に分離する符号分離手段と、上記タイプ別の複数の符号
を個々に復号し、タイプ別の復号信号を生成する複数の
復号手段と、上記タイプ別の復号信号を個々に一次蓄積
する複数の一次蓄積手段と、上記部分領域画像の同期を
判定する領域同期判定手段と、上記タイプ別の復号信号
を合成して部分領域画像を生成する合成演算手段と、上
記部分領域画像を合成し、復号画像を生成するラスター
化手段を具備し、上記複数の復号手段から同一の部分領
域画像に関連して出力される復号信号がすべて上記複数
の一次蓄積手段に蓄積されたことを判定することによ
り、上記複数のタイプ別画像の同期を取って、合成復号
画像を生成することを特徴とする。
【0029】本発明の請求項10では、入力画像の部分
領域画像の各々をタイプ別画像毎に符号化して生成され
る入力符号であって、上記部分領域画像単位で複数のタ
イプ別画像の符号が抽出できるものを復号する画像復号
装置において、入力符号を上記タイプ別画像の複数の符
号に分離する符号分離手段と、上記タイプ別の複数の符
号を個々に復号し、タイプ別の復号信号を生成する複数
の復号手段と、上記タイプ別の復号信号を個々に一次蓄
積する複数の一次蓄積手段と、上記部分領域画像の同期
を判定する領域同期判定手段と、上記タイプ別の復号信
号を合成して部分領域画像を生成する合成演算手段と、
上記部分領域画像を合成し、復号画像を生成するラスタ
ー化手段を具備し、上記複数の復号手段が同一の部分領
域画像に関連して行う上記画像タイプ別の復号がすべて
終了したことを判定することにより、上記複数のタイプ
別画像の同期を取って、合成復号画像を生成することを
特徴とする。
【0030】
【発明の実施の態様】以下本発明の実施例について説明
する。 [実施例1]以下、図面を用いて本発明の実施例を説明
する。
【0031】図1は実施例1の符号化器を全体として示
し、図2は実施例1の復号器を全体として示す。まず、
図1を用いて、発明の符号化方式の説明を行う。図1に
おいて、101は入力画像信号、102は領域分割手
段、103は分離演算手段、104は分離された分割領
域、105はブロックバッファ、106は符号化手段、
108は符号、117は分離された符号、121は分割
領域信号、119は符号バッファ、120はマルチプレ
クサ、151は符号同期判定手段、152は分離領域符
号化終了信号、153は符号同期信号である。
【0032】入力画像信号101は、領域分割手段10
2でラスタスキャン画像から、ブロックスキャン画像に
分割され、ブロック順に出力される。ラスタースキャン
画像は、例えば図3に示すように、N画素×M画素の矩
形のブロックに分割され、ブロックスキャンに変換され
て出力される。
【0033】ブロックスキャン画像は、ブロック順に分
離演算手段103に入力される。分離演算手段103で
は、ブロック内の画像信号を、複数の信号に分離する。
例えば、従来例1、従来例2、従来例4に示したよう
に、TAG、文字線画、自然画データの3つに分離す
る。
【0034】分離演算手段103は、例えば、従来例2
に示されるように、入力ブロックのヒストグラムを取
り、最大出現頻度の画素値を持つ画素を文字線画と判断
する。あるいは、分離演算手段103は、例えば、従来
例4に示されるように、PDLからラスターに変換する
際に1ビットのTAG情報を作成することによって分離
を行う。この場合の分離演算手段103の動作を、以
下、図5を用いて説明する。
【0035】図5において、161は画像ブロックバッ
ファ、162はTAGブロックバッファ、163は補間
回路である。分割領域情報121には、画素情報と共
に、その画素が文字線画である場合には1であり、その
他の場合には0であるTAG情報が含まれる。画像情報
は画像ブロックバッファ161に入力され、TAG情報
はTAGブロックバッファ162に入力される。ある画
素のTAGが1の場合、その画素は文字線画データであ
るとして、その画素値が文字線画データ104bとして
出力される。TAGが0の場合、文字線画データ104
bには予め定められた値、例えば0が出力される。ま
た、ある画素のTAGが0の場合、その画素は自然画デ
ータであるとして、その画素値が自然画データ104a
として出力される。TAGが0の場合、その画素値は補
間回路163で生成されて、自然画データ104aとし
て出力される。さらに、TAGデータはそのままTAG
データ104cとして出力される。補間回路163で
は、例えば、TAGが0の画素の画素値の平均値を、T
AGが1の画素の画素値とする。
【0036】さらに図1に戻り、実施例1の符号化器の
説明を続ける。
【0037】分離した信号は、個々にブロックバッファ
105に入力され、個々に符号化手段106で符号化さ
れる。TAGは2値画像可逆符号化、文字線画は多値画
像可逆符号化、自然画は多値画像非可逆符号化を行う。
例えば、2値画像可逆符号化にはJBIG、あるいは、
MMR等の符号化方式を用いることができる。また、多
値画像可逆符号化には、JPEG Spatial方式
や、ビットプレーンに分解して2値画像可逆符号化で符
号化する方式を用いることができる。また、多値画像非
可逆符号化にはJPEG DCT方式を用いることがで
きる。
【0038】この時、ブロックの境界で符号が切れるよ
うに符号化を行う。例えば、JPEG Spatial
方式や、ビットプレーンに分解して2値画像可逆符号化
で符号化する方式では、各ブロックをページと見なして
符号化を行うことにより、ブロックの境界で符号を切る
ことが可能となる。また、JPEG DCT方式では、
DCT変換を行う8×8のブロック毎に符号を切ること
ができる。
【0039】分離されて符号化された符号117は、符
号合成手段内の符号バッファ119に入力される。符号
バッファ119は、最低1ブロック分の符号を蓄積でき
る容量を持つ。マルチプレクサ120は、複数の符号バ
ッファに蓄積された同一ブロックの符号を合成して出力
する。符号化手段106は、1ブロックの符号化が終了
した時、分離領域符号化終了信号152を符号同期判定
手段151に出力する。符号同期判定手段151は、全
ての符号化手段での符号化が終了したことを確認する
と、符号同期信号153をマルチプレクサ120に出力
する。マルチプレクサ120は符号同期信号153を受
け取ると、符号バッファ119から順に符号を取り出
し、複数の符号を単一の符号に多重化して符号108と
して出力する。
【0040】図4は多重化された符号フォーマットを示
す。同一ブロック内の自然画符号データ、文字線画符号
データ、TAG符号データは、連続となるように配置さ
れる。さらに、ブロックスキャン順となるように、ブロ
ックの符号データが連続に配置される。
【0041】以上のように、本実施例では、3つの異な
る符号化方式で符号化された符号を最終的な符号フォー
マットの段階では、1つの符号フォーマットに変換す
る。符号108はシリアルに記憶あるいは伝送が可能で
ある。
【0042】さらに、図2を用いて、発明の復号方式の
説明を行う。図2において、111はブロックバッフ
ァ、112は復号手段、113は合成演算手段、114
は合成された領域信号、115はラスター化手段、11
6は出力復号画像、174は復号ブロック信号(a、
b、cのサフィックスで示す3種類)、154は領域同
期判定手段、155は分離領域同期信号、156は領域
同期信号である。
【0043】1つの符号フォーマットに変換された信号
108は、第1の復号手段112で復号され、ブロック
バッファ111に入力される。第1の復号手段で余った
符号は第2の復号手段で復号され、ブロックバッファ1
11に入力される。以下同様に、次々に順に復号が行わ
れ、個々にブロックバッファ111に入力される。最終
的に復号された信号が1ブロック分、ブロックバッファ
に蓄積された時分離領域同期信号155が領域同期判定
手段154に出力され、領域同期判定手段154は領域
同期信号156を合成演算手段113に出力する。その
段階で、合成演算手段113は合成演算を開始する。
【0044】3つの画像信号は合成演算手段113で合
成され、復号画像領域信号となる。従来例と同様に、合
成演算手段113では、分離演算手段103とは逆の演
算を行う。合成されたブロックスキャンの画像信号11
4はラスター化手段115に入力され、ラスタースキャ
ン順に変換され、出力復号画像信号116となる。
【0045】合成演算手段113の動作の例を図6を用
いて説明する。図6では、図5の分離演算方式に対応し
た合成演算方式を示している。図6において、171は
自然画ブロックバッファ、172は文字線画ブロックバ
ッファ、173はTAGブロックバッファである。
【0046】図6では、図1における3つのブロックバ
ッファ111を、自然画ブロックバッファ171、文字
線画ブロックバッファ172、TAGブロックバッファ
173と名付けている。図6において、自然画復号デー
タは自然画ブロックバッファ171に入力される。ま
た、文字線画復号データは文字線画ブロックバッファ1
72に入力される。また、TAG復号データはTAGブ
ロックバッファ173に入力される。TAGが1の画素
は、文字線画復号データの画素値が採用され、合成され
た領域信号114として出力される。また、TAGが0
の画素は、自然画復号データの画素値が採用され、合成
された領域信号114として出力される。
【0047】この構成では、各符号は、ブロック毎に分
離されているため、合成演算手段113内では、最低3
ブロック分、つまり、各符号化方式に対し1ブロック分
のバッファを持てば、1つのブロックの復号画像が合成
できる。
【0048】[実施例2]つぎに本発明の実施例2を説
明する。実施例2はマルチプレクサ120での符号同期
にデリミタ符号を用いる点で実施例1と異なる。以下実
施例1との差分を中心に説明する。
【0049】図7は実施例2の符号化器を全体として示
し、この図において図1と対応する箇所には対応する符
号を付して詳細な説明を省略する。図7において、11
8はデリミタ付加回路、152は領域符号化終了信号、
181はデリミタ付加符号である。符号手段106は、
1分離領域の符号が終了すると、領域符号化終了信号1
52を出力する。デリミタ付加回路118は、領域符号
化終了信号152を受け取ると、各領域符号の終端にデ
リミタ符号を付加する。例えば、「マルチメディア符号
化の国際標準」(丸善)18〜43ページに示されるよ
うに、JPEG方式のリスタートインターバルと呼ばれ
るマーカーコードを付加することによって、符号の境界
を示す。つまり、例えば、16進で、0xffD0を自
然画符号データ、文字線画符号データ、TAG符号デー
タの境界に付加する。各符号中に0xffが発生した時
は、そのあとに0x00を加える処理をすることで、境
界信号と、符号信号を区別することができる。
【0050】マルチプレクサ120は符号バッファ1、
符号バッファ2、符号バッファ3の順に符号を取り出し
多重化する。デリミタ符号の検出を次のバッファから取
り出す切り換えタイミングとする。結果として、図4に
示されるフォーマットでの符号生成ができる。
【0051】図8は、本実施例の復号器を全体として示
すものであり、この図において図2と対応する箇所には
対応する符号を付して詳細な説明を省略する。図8にお
いて、109は符号分離手段である。1つの符号フォー
マットに変換された信号108は、符号分離手段109
に入力される。符号分離手段109では、デリミタ符号
を利用して、ブロック内の符号の境界を判断し、3つの
符号に分離する。領域同期判定手段154は、3つのブ
ロックバッファ全てに画像1ブロック分蓄積されたこと
を検出すると、領域同期信号156を出し、合成演算手
段113は各ブロックバッファの信号を合成演算する。
【0052】本実施例では、復号手段を並列的に動作さ
せることができるという効果を持つ。
【0053】[実施例3]つぎに本発明の実施例3につ
いて説明する。図9および図10は本実施例を示す。実
施例1、2では、ブロックバッファ111に1ブロック
分の画像が蓄積された時点で復号時の領域同期判定手段
154が領域同期判定を行ったが、本実施例においては
図9あるいは図10に示されるように、分離領域同期信
号205が復号手段112から出力するようにしてい
る。なお図9および図10の構成は、その他の点では図
2および図8の構成と同様であるので、説明を繰り返さ
ない。
【0054】[実施例4]つぎに本発明の実施例4につ
いて説明する。実施例1では、入力画像を、自然画デー
タ、文字線画データ、TAGデータの3つの画像信号に
分離したが、実施例4では、自然画データの復号画像
と、原画像の差分を文字線画データとすることによっ
て、自然画データと文字線画データのみを発生させる。
具体的には従来例3に示されたような方式を用いること
ができる。
【0055】図11は本実施例の符号化器を、符号化を
行う部分を中心に示しており、この図において、122
は、非可逆符号化器、123は非可逆符号、124は非
可逆復号器、125は差分回路、126は非可逆符号の
復号データ、127は文字線画データ、128は文字線
画符号、129は可逆符号化器である。分割された領域
信号121は、非可逆符号下記122に入力され、非可
逆符号化される。非可逆符号123は非可逆復号器12
4に入力されて復号され差分回路125に入力される。
同時に、分割された領域信号121が差分回路125に
入力されて、領域信号121と、復号データ126の差
分が計算される。ここでこの差分データを文字線画デー
タ127として、可逆符号化器に入力して、可逆符号化
を行い、符号合成手段107に入力される。また、非可
逆符号123も符号合成手段107に入力される。符号
合成手段107の動作は、符号の種類が2種類であるこ
とを除いて、実施例1と同様である。
【0056】図12は本実施例の符号化器を合成演算手
段113を中心に示している。図12において、182
は加算回路である。実施例4においては、合成演算手段
113では、自然画復号データと、文字線画復号データ
を加算回路182で加算することによって、合成領域画
像114を生成する。
【0057】[実施例5]つぎに本発明の実施例5につ
いて説明する。図13は本実施例で用いる符号フォーマ
ットを示す。本実施例では、図13に示されるように、
各ブロックの符号データの先頭に、符号化モード情報を
配置する。符号化モード情報は以下の情報を含む。 モード1:ブロック全体が自然画データである。 モード2:ブロック全体が文字線画データである。 モード3:ブロックには自然画データと文字線画デー
タが混在している。 モード1の場合には、文字線画データおよびTAG符号
データを加えない。また、文字線画データおよびTAG
符号データの復号を省略する。モード2の場合には、自
然画データおよびTAG符号データを加えない。また、
自然画データおよびTAG符号データの復号を省略す
る。
【0058】本実施例によって、不要な符号を省略でき
るため、マルチプレクサ120、符号分離手段109、
合成演算手段113の負荷が軽減され、特にソフトウエ
アで実現する場合の速度向上を図ることができる。
【0059】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、複
数の符号化方式で符号化された符号データストリームを
1つとし、ブロック単位で復号可能にすることによっ
て、復号時のバッファメモリの必要量を削減し、かつ、
符号データの管理を簡単化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例1の符号化器の構成を示すブ
ロック図である。
【図2】 上述実施例1の復号器の構成を示すブロック
図である。
【図3】 上述実施例1の領域分割を説明する図であ
る。
【図4】 上述実施例1の符号フォーマットを説明する
図である。
【図5】 上述実施例1の符号化器の分離演算手段の構
成例を示すブロック図である。
【図6】 上述実施例1の復号器の合成演算手段の構成
例を示すブロック図である。
【図7】 本発明の実施例2の符号化器の構成を示すブ
ロック図である。
【図8】 上述実施例2復号器の構成を示すブロック図
である。
【図9】 本発明の実施例3を説明する図である。
【図10】 本発明の実施例3を説明する図である。
【図11】 本発明の実施例4の符号化器の要部を示す
ブロック図である。
【図12】 上述実施例4の復号器の要部を示すブロッ
ク図である。
【図13】 本発明の実施例5を説明する図である。
【図14】 従来の符号化器の構成を説明するブロック
図である。
【図15】 従来の復号器の構成を説明するブロック図
である。
【図16】 従来の他の符号化器の構成を説明するブロ
ック図である。
【図17】 従来の他の復号器の構成を説明するブロッ
ク図である。
【符号の説明】
101 入力画像信号 102 領域分割手段 103 分離演算手段 104a 分離された分割領域の自然画データ 104b 分離された分割領域の文字線画データ 104c 分離された分割領域のTAGデータ 105 ブロックバッファ 106 符号化手段 108 符号 109 符号分離手段 110 分離された符号 111 ブロックバッファ 112 復号手段 113 合成演算手段 114 合成された領域信号 115 ラスター化手段 116 出力復号画像 117 分離された符号 118 デリミタ付加回路 119 符号バッファ 120 マルチプレクサ 121 分割領域信号 122 非可逆符号化器 123 非可逆符号 124 非可逆復号器 125 差分回路 126 復号データ 127 文字線画データ 128 文字線画符号 129 可逆符号化器 151 符号同期判定手段 152 分離領域符号化終了信号 153 符号同期信号 154 領域同期判定手段 155 分離領域同期信号 156 領域同期信号 161 画像ブロックバッファ 162 TAGブロックバッファ 163 補間回路 171 自然画ブロックバッファ 172 文字線画ブロックバッファ 173 TAGブロックバッファ 174 復号ブロック信号 182 加算回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 横瀬 太郎 神奈川県足柄上郡中井町境430 グリーン テクなかい 富士ゼロックス株式会社内 (72)発明者 越 裕 神奈川県足柄上郡中井町境430 グリーン テクなかい 富士ゼロックス株式会社内 (72)発明者 上澤 功 神奈川県足柄上郡中井町境430 グリーン テクなかい 富士ゼロックス株式会社内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力画像を部分領域画像に分割する領域
    分割手段と、 上記部分領域画像の各々を、予め定められた複数のタイ
    プ別画像に分離する分離演算手段と、 上記部分領域画像の分離されたタイプ別画像を一次蓄積
    する蓄積手段と、 上記部分領域画像の分離されたタイプ別画像であって対
    応するものを個々に符号化する複数の符号化手段と、 前記符号化手段によって符号化された符号を、個々に蓄
    積する複数の符号蓄積手段と、 複数の符号化手段によって符号化された符号の同期を判
    定する符号同期手段と、 複数の符号を一つの符号に多重化する符号多重化手段と
    を具備し、 同一部分領域画像の複数の符号の符号化が全て終了した
    ことを符号同期判定手段が判定した後に符号を多重化す
    ることにより、同一部分領域画像の個々に符号化された
    複数の符号が、連続するように多重化され、分割された
    部分領域画像単位で符号が抽出できることを特徴とする
    画像符号化装置。
  2. 【請求項2】 入力画像を部分領域画像に分割する領域
    分割手段と、 上記部分領域画像の各々を、予め定められた複数のタイ
    プ別画像に分離する分離演算手段と、 上記部分領域画像の分離されたタイプ別画像を一次蓄積
    する蓄積手段と、 上記部分領域画像の分離されたタイプ別画像であって対
    応するものを個々に符号化する複数の符号化手段と、 前記符号化手段によって符号化された符号を、個々に蓄
    積する符号蓄積手段と、 複数の符号化手段によって符号化された符号終端に境界
    符号を付加する境界符号付加手段と、 複数の符号を一つの符号に多重化する符号多重化手段と
    を具備し、 境界符号を検出した時に、順に次の符号蓄積手段からの
    符号を多重化するすることにより、同一部分領域画像の
    個々に符号化された複数の符号が、連続するように多重
    化され、分割された部分領域画像単位で符号が抽出でき
    ることを特徴とする画像符号化装置。
  3. 【請求項3】 複数の符号化手段は、可逆符号化方式
    と、非可逆符号化方式の双方を含むことを特徴とする請
    求項1あるいは請求項2記載の画像符号化装置。
  4. 【請求項4】 分離演算手段は、自然画と文字線画の2
    つの画像を分離し、自然画は非可逆符号化方式で符号化
    を行い、文字線画は可逆符号化方式で符号化を行うこと
    を特徴とする請求項1あるいは請求項2記載記載の画像
    符号化装置。
  5. 【請求項5】 分離演算手段は、自然画と文字線画、お
    よび、自然画と文字線画の切り換え情報の3つの画像を
    分離し、自然画は非可逆符号化方式で符号化を行い、文
    字線画および切り換え情報は可逆符号化方式で符号化を
    行うことを特徴とする請求項1あるいは請求項2記載記
    載の画像符号化装置。
  6. 【請求項6】 上記部分領域画像を符号化する符号化方
    式の個数を符号に加える手段をさらに具備し、不必要な
    符号化は行わないことを特徴とする請求項1あるいは請
    求項2記載記載の画像符号化装置。
  7. 【請求項7】 入力画像の部分領域画像の各々をタイプ
    別画像毎に符号化して生成される入力符号であって、上
    記部分領域画像単位で複数のタイプ別画像の符号が抽出
    できるものを復号する画像復号装置において、 上記部分領域画像毎に、上記複数のタイプ別画像の符号
    をそれぞれ復号して上記複数のタイプ別画像をそれぞれ
    生成する複数の復号手段と、 上記部分領域画像毎の上記タイプ別画像を個々に一次蓄
    積する複数の一次蓄積手段と、 上記部分領域画像の同期を判定する領域同期判定手段
    と、 上記部分領域画像毎に上記タイプ別画像を合成して対応
    する部分領域画像を生成する合成演算手段と、 上記部分領域画像を合成し、復号画像を生成するラスタ
    ー化手段を具備し、 上記タイプ別画像の復号を行う複数の復号手段のうち順
    番上最後に復号を行う復号手段から出力される復号信号
    が、上記一次蓄積手段に蓄積されたことを判定すること
    により、上記複数のタイプ別画像の同期を取って、合成
    復号画像を生成することを特徴とする画像復号装置。
  8. 【請求項8】 入力画像の部分領域画像の各々をタイプ
    別画像毎に符号化して生成される入力符号であって、上
    記部分領域画像単位で複数のタイプ別画像の符号が抽出
    できるものを復号する画像復号装置において、 上記部分領域画像毎に、上記複数のタイプ別画像の符号
    をそれぞれ復号して上記複数のタイプ別画像をそれぞれ
    生成する複数の復号手段と、 上記部分領域画像毎の上記タイプ別画像を個々に一次蓄
    積する複数の一次蓄積手段と、 上記部分領域画像の同期を判定する領域同期判定手段
    と、 上記部分領域画像毎に上記タイプ別画像を合成して対応
    する部分領域画像を生成する合成演算手段と、 上記部分領域画像を合成し、復号画像を生成するラスタ
    ー化手段を具備し、 上記タイプ別画像の復号を行う複数の復号手段のうち順
    番上最後に復号を行う復号手段における復号が終了した
    ことを判定することにより、上記複数のタイプ別画像の
    同期を取って、合成復号画像を生成することを特徴とす
    る画像復号装置。
  9. 【請求項9】 入力画像の部分領域画像の各々をタイプ
    別画像毎に符号化して生成される入力符号であって、上
    記部分領域画像単位で複数のタイプ別画像の符号が抽出
    できるものを復号する画像復号装置において、 入力符号を上記タイプ別画像の複数の符号に分離する符
    号分離手段と、 上記タイプ別の複数の符号を個々に復号し、タイプ別の
    復号信号を生成する複数の復号手段と、 上記タイプ別の復号信号を個々に一次蓄積する複数の一
    次蓄積手段と、 上記部分領域画像の同期を判定する領域同期判定手段
    と、 上記タイプ別の復号信号を合成して部分領域画像を生成
    する合成演算手段と、 上記部分領域画像を合成し、復号画像を生成するラスタ
    ー化手段を具備し、 上記複数の復号手段から同一の部分領域画像に関連して
    出力される復号信号がすべて上記複数の一次蓄積手段に
    蓄積されたことを判定することにより、上記複数のタイ
    プ別画像の同期を取って、合成復号画像を生成すること
    を特徴とする画像復号装置。
  10. 【請求項10】 入力画像の部分領域画像の各々をタイ
    プ別画像毎に符号化して生成される入力符号であって、
    上記部分領域画像単位で複数のタイプ別画像の符号が抽
    出できるものを復号する画像復号装置において、 入力符号を上記タイプ別画像の複数の符号に分離する符
    号分離手段と、 上記タイプ別の複数の符号を個々に復号し、タイプ別の
    復号信号を生成する複数の復号手段と、 上記タイプ別の復号信号を個々に一次蓄積する複数の一
    次蓄積手段と、 上記部分領域画像の同期を判定する領域同期判定手段
    と、 上記タイプ別の復号信号を合成して部分領域画像を生成
    する合成演算手段と、 上記部分領域画像を合成し、復号画像を生成するラスタ
    ー化手段を具備し、 上記複数の復号手段が同一の部分領域画像に関連して行
    う上記画像タイプ別の復号がすべて終了したことを判定
    することにより、上記複数のタイプ別画像の同期を取っ
    て、合成復号画像を生成することを特徴とする画像復号
    装置。
JP8166969A 1996-06-27 1996-06-27 画像符号化装置および画像復号装置 Pending JPH1013688A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002057905A (ja) * 2000-05-01 2002-02-22 Xerox Corp 画像ドキュメント圧縮方法及び圧縮ドキュメント記述用データ構造

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002057905A (ja) * 2000-05-01 2002-02-22 Xerox Corp 画像ドキュメント圧縮方法及び圧縮ドキュメント記述用データ構造

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