JPH10136751A - 乗用型茶摘採機 - Google Patents

乗用型茶摘採機

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JPH10136751A
JPH10136751A JP24251097A JP24251097A JPH10136751A JP H10136751 A JPH10136751 A JP H10136751A JP 24251097 A JP24251097 A JP 24251097A JP 24251097 A JP24251097 A JP 24251097A JP H10136751 A JPH10136751 A JP H10136751A
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tea leaves
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container
leaf collecting
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Yoshimi Matsumoto
芳見 松元
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Matsumoto Kiko Co Ltd
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  • Harvesting Machines For Specific Crops (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 収葉コンテナからトラック等の運搬車に茶生
葉の搬出する作業が容易にかつ能率的にできる乗用型茶
摘採機を提供する。 【解決手段】 摘み採り時、茶生葉を収容すると収葉コ
ンテナ1を油圧モータ6,スプロケット7およびチェー
ン8により回転軸9を中心に回転させると共に、収葉コ
ンテナ1をバイブレータにより振動させて、収容量を増
やす。搬出時、上記収葉コンテナ1を茶生葉を収容する
位置から茶生葉を排出する位置に昇降用アーム2と昇降
用油圧シリンダ4により移動させる。その後、上記収葉
コンテナ1の開口部1aが下向きになるように、収葉コ
ンテナ1を支持フレーム3と反転用油圧シリンダ5およ
びアーム24により反転させ、さらに、収葉コンテナ1
を油圧モータ6,スプロケット7およびチェーン8によ
り回転軸9を中心に回転させることによって、収葉コン
テナ1内の茶生葉をスムーズに排出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、茶生葉を収容す
る収葉コンテナを備えた乗用型茶摘採機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、乗用型茶摘採機としては、図3に
示すようなものがある。この乗用型茶摘採機は、門型フ
レーム12の両側下に走行装置13,13が夫々取り付
けられている。上記走行装置13,13は、フロントホ
イール14と、油圧モータで駆動される駆動ホイール1
5と、両ホイール14,15に巻き付けられた履帯16
で構成されており、走行装置13,13は茶園畝の畝間
を走行する。そして、上記乗用型茶摘採機が茶園畝を跨
いで走行する際に、摘採部17の刈刃によって摘み採ら
れた茶生葉は、吸引ホース18を介して、円筒状の収葉
枠20に掛けられた収葉袋に集められる。
【0003】上記乗用型茶摘採機では、収容装置を構成
している円筒状の収葉枠20に網または布状の収葉袋を
複数取り付けて、摘採作業を行った後、茶生葉が収納さ
れた収葉袋毎に口を結んで閉じ、収葉袋を茶園端に停め
た運搬車まで人手によって運んで、その運搬車の荷台に
積み込む。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記乗用型
茶摘採機では、空の収葉袋を収葉枠20に取り付けた
り、摘採後の収葉袋を収葉枠から外して運搬したりする
作業に時間がかかり、一般的に摘採作業時間の約4割を
占めるため、作業能率が悪いという欠点がある。また、
茶生葉で満杯になった収葉袋は、20〜25kgの重量
があり、その搬出に要する労力は多大であった。
【0005】そこで、この発明の目的は、収葉コンテナ
からトラック等の運搬車に茶生葉を搬出する作業が容易
にかつ能率的にできる乗用型茶摘採機を提供することに
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の乗用型茶摘採機は、摘み採られた茶生葉
を収容する収葉コンテナと、上記収葉コンテナを茶生葉
を収容する位置から茶生葉を排出する位置に移動させる
移動手段とを備えたことを特徴としている。
【0007】上記請求項1の乗用型茶摘採機によれば、
上記収葉コンテナに摘み採られた茶生葉を収容して、収
葉コンテナが満杯になると、この乗用型茶摘採機を茶園
端まで運転し、その茶園端に停めた運搬車の荷台上に収
葉コンテナが位置するように、上記移動手段により収葉
コンテナを茶生葉を収容する位置から茶生葉を排出する
位置に移動させる。そして、例えば、上記収葉コンテナ
の上下を反転させるか、または、収葉コンテナの底を開
くことによって、収葉コンテナ内の茶生葉を運搬車の荷
台に排出する。したがって、空の収葉袋を収葉枠にセッ
トしたり、摘採後の収葉袋を人手により運搬したりする
ことなく、摘み採られた茶生葉の運搬作業が容易にで
き、作業能率を向上できる。また、茶生葉で満杯になっ
た重い収葉袋を人手により搬出する必要がなくなり、労
力を軽減できる。
【0008】また、請求項2の乗用型茶摘採機は、請求
項1の乗用型茶摘採機において、上記収葉コンテナの開
口部が下向きになるように、上記収葉コンテナを反転さ
せる反転手段を備えたことを特徴としている。
【0009】上記請求項2の乗用型茶摘採機によれば、
上記移動手段により収葉コンテナを茶生葉を収容する位
置から茶生葉を排出する位置に移動させた後、上記反転
手段により収葉コンテナの開口部が下向きになるよう
に、収葉コンテナを反転させることによって、収葉コン
テナの開口部から茶生葉が自然落下する。したがって、
上記収葉コンテナ内の茶生葉を運搬車の荷台等に容易に
排出できる。
【0010】また、請求項3の乗用型茶摘採機は、請求
項1または2の乗用型茶摘採機において、上記収葉コン
テナを回転させる回転手段を備えたことを特徴としてい
る。
【0011】上記請求項3の乗用型茶摘採機によれば、
茶生葉の摘み採り時、上記回転手段により収葉コンテナ
を回転させることによって、収葉コンテナ内の茶生葉の
収容状態が偏ることなく均一にする。また、上記収葉コ
ンテナ内の茶生葉を運搬車の荷台に排出する時、上記回
転手段により収葉コンテナを回転させることによって、
収葉コンテナ内の茶生葉をスムーズに落下させて排出す
る。したがって、摘み採り時は、収葉コンテナの収容量
を増大でき、排出時は、収葉コンテナ内の茶生葉の排出
をスムーズに行うことができる。
【0012】また、請求項4の乗用型茶摘採機は、請求
項1乃至3のいずれか1つの乗用型茶摘採機において、
上記収葉コンテナを振動させる振動手段を備えたことを
特徴としている。
【0013】上記請求項4の乗用型茶摘採機によれば、
茶生葉の摘み採り時、上記振動手段により収葉コンテナ
を振動させることによって、収葉コンテナ内の茶生葉の
隙間が密になり収容量が増大する。また、上記収葉コン
テナ内の茶生葉を運搬車の荷台等に排出する時、上記振
動手段により収葉コンテナを振動させることによって、
収葉コンテナ内の茶生葉をスムーズにかつ確実に落下さ
せて排出する。したがって、摘み採り時は、収葉コンテ
ナに茶生葉をできるだけ多く収容できるので、運搬回数
が減り、作業能率が向上する。また、排出時は、収葉コ
ンテナ内の茶生葉の排出をスムーズにかつ確実に行うこ
とができる。
【0014】また、請求項5の乗用型茶摘採機は、摘み
採られた茶生葉を収容する収葉コンテナと、上記収葉コ
ンテナ内の茶生葉に手を掛けることなく上記茶生葉を排
出する手段とを備えたことを特徴としている。
【0015】上記請求項5の乗用型茶摘採機によれば、
上記収葉コンテナに摘み採られた茶生葉を収容して、収
葉コンテナが満杯になると、この乗用型茶摘採機を茶園
端まで運転し、その茶園端に停めた運搬車の荷台上に、
茶生葉に手を掛けることなく収葉コンテナ内の茶生葉を
排出する。したがって、空の収葉袋を収葉枠にセットし
たり、摘採後の収葉袋を人手により運搬したりすること
なく、摘み採られた茶生葉の運搬作業が容易にでき、作
業能率を向上できる。また、茶生葉で満杯になった重い
収葉袋を人手により搬出する必要がなくなり、労力を軽
減できる。
【0016】また、請求項6の乗用型茶摘採機は、請求
項1乃至5のいずれか1つに記載の乗用型茶摘採機にお
いて、支持フレームに揺動自在に吊り下げられて、上記
収葉コンテナ内に収容された茶生葉の高さを均等にする
茶生葉均し手段を備えたことを特徴としている。
【0017】上記請求項6の乗用型茶摘採機によれば、
上記茶生葉均し手段は、収葉コンテナ内に収容された茶
生葉の高さを均等にする。特に、上記茶生葉均し手段
は、支持フレームに揺動自在に吊り下げられているか
ら、茶生葉の量が少ないときは、茶生葉均し手段は略垂
直になって茶生葉を均し、茶生葉の量が増大するに従っ
て、茶生葉均し手段は傾いて茶生葉を均す。このよう
に、茶生葉均し手段は、茶生葉の量の多少に拘わらず茶
生葉の高さを常に均等にするので、充填密度を高めて、
茶生葉の収容量を増大することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、この発明の乗用型茶摘採機
を図示の実施の形態により詳細に説明する。
【0019】図1はこの発明の実施の一形態の乗用型茶
摘採機の後方斜め上側から見た要部斜視図である。な
お、上記乗用型茶摘採機は、図3に示す従来の乗用型茶
摘採機と収葉コンテナおよびそれに関連する部分以外は
同一の構成をしている。それらについては、図3を援用
する。
【0020】図1において、1は底部を有する円筒形状
の収葉コンテナ、2,2は上記収葉コンテナ1を昇降さ
せるときに収葉コンテナ1の両側を支持する昇降用アー
ム、3は上記収葉コンテナ1の開口部1aの対向する縁
に両端が固定され、その両端が昇降用アーム2,2に回
動自在に支持された支持フレーム、4は上記昇降用アー
ム2,2を持ち上げることによって、収葉コンテナ1を
持ち上げる昇降用油圧シリンダ(図1では1つのみを示
す)である。なお、上記収葉コンテナ1内には、一端が
支持フレーム3の略中央に回転自在に支持され、他端が
収葉コンテナ1の底部の中心に固定された回転軸9を備
えている。上記昇降用アーム2,2と昇降用油圧シリン
ダ4,4で移動手段を構成している。
【0021】また、門型フレーム12の後方両上端に両
端が固定された逆U字形状のU字フレーム11の上側の
両コーナー近傍に、後方に向かって延びる支持部材2
1,21を固定している。そして、上記昇降用アーム2,
2は、上記支持部材21と棒状の2つの長部材22,2
2および棒状の短部材23からなる。上記支持部材21
の一部と長部材22,22および短部材23により略平
行四辺形を形成すると共に、支持部材21と長部材2
2,22および短部材23を互いに回動自在に連結し
て、この昇降用アーム2,2は平行リンクを構成してい
る。
【0022】また、上記昇降用アーム2,2の短部材2
3の収葉コンテナ1側に、反転用油圧シリンダ5(図2
に示す)のシリンダ部を夫々ピンにより回動自在に取り
付けると共に、支持フレーム3の両端を回動自在に支持
するフレーム25,25(図1では1つのみを示す)を短
部材23に対して略直角に夫々固定している。上記反転
用油圧シリンダ5,5のピストンロッドの先端を夫々、
支持フレーム3の両端かつ収葉コンテナ1よりも外側に
固定されたアーム24,24(図2に示す)に回動自在に
取り付けている。上記支持フレーム3,反転用油圧シリ
ンダ5,5およびアーム24,24で収葉コンテナ1を反
転させる反転手段を構成している。
【0023】また、上記収葉コンテナ1の開口部1a近
傍の外周にチェーン8を固定し、そのチェーン8に掛け
られたスプロケット7を油圧モータ6により駆動して、
回転軸9を中心に収葉コンテナ1を回転させる。上記油
圧モータ6,スプロケット7,チェーン8および回転軸9
で回転手段を構成している。上記乗用型茶摘採機では、
収葉コンテナ1の外周面に歯を形成することなく、収葉
コンテナ1の外周にチェーン8を固定することによっ
て、製作コストを低減している。
【0024】上記構成の乗用型茶摘採機において、走行
装置13,13が茶園畝を跨いで走行しながら、摘採部
17の刈刃(図示せず)によって摘み採られた茶生葉が、
吸引ホース18,18内を空気と共に運搬され、分離機
10,10により収葉コンテナ1内に排出される。この
とき、上記油圧モータ6を駆動することによって、収葉
コンテナ1を回転軸9を中心に回転させると共に、バイ
ブレータ(図示せず)により収葉コンテナ1を振動させる
ことによって、収葉コンテナ1内の茶生葉の収容状態を
均等にすると同時に茶生葉の隙間が密になるようにし
て、収葉コンテナ1の収容量が増大する。
【0025】そして、上記収葉コンテナ1が茶生葉で満
杯になると、この乗用型茶摘採機を茶園端まで運転して
停止し、排出作業を行う。この排出作業では、図2に示
すように、まず、昇降用油圧シリンダ4,4(図2では1
つのみを示す)を作動させ、ピストンロッドの先端を突
出させて、昇降用アーム2,2(図2では1つのみを示
す)を後方斜め上側に持ち上げることによって、収葉コ
ンテナ1を後方斜め上側に持ち上げて、茶園端に待機さ
せた運搬車の荷台の上方に収葉コンテナ1が位置するよ
うにする。このとき、上記昇降用アーム2,2が平行リ
ンクであるため、短部材23は常に略水平を保ち、フレ
ーム25,25が傾かないので、収葉コンテナ1は傾か
ないで収容位置から排出位置に移動する。そして、上記
反転用油圧シリンダ5,5を作動させ、ピストンロッド
の先端を突出させて、アーム24,24の先端がほぼ下
向きから図に示す上向きになるようにアーム24,24
が回転すると、アーム24,24を介して支持フレーム
3が回転し、その支持フレーム3の回転に伴って収葉コ
ンテナ1が反転する。そうすることによって、反転した
収葉コンテナ1の開口部1aが下向きになり、収葉コン
テナ1内の茶生葉を運搬車の荷台に自然落下させる。こ
のとき、上記収葉コンテナ1を油圧モータ6,スプロケ
ット7およびチェーン8により回転軸9を中心に回転さ
せることによって、茶生葉がスムーズに落下する。
【0026】こうして、茶生葉の排出作業が終了する
と、反転用油圧シリンダ5,5を作動させ、ピストンロ
ッドを没入させて、アーム24,24が排出時と逆方向
に回転すると、アーム24,24を介して支持フレーム
3が回転し、その支持フレーム3の回転に従って収葉コ
ンテナ1が排出時と逆方向に反転して、収葉コンテナ1
の開口部1aが上向きになるようにする。次に、上記昇
降用油圧シリンダ4,4を作動させ、ピストンロッドを
没入させて、昇降用アーム2,2の短部材23側を本体
側に引き下ろすことによって、収葉コンテナ1を茶生葉
を収容する位置に戻す。このとき、上記昇降用アーム
2,2が平行リンクであるため、短部材23は常に略水
平を保ち、フレーム25,25が傾かないので、収葉コ
ンテナ1は傾かないで排出位置から収容位置に移動す
る。
【0027】このように、上記乗用型茶摘採機は、摘み
採られた茶生葉を収容する収葉コンテナ1と、上記収葉
コンテナ1を茶生葉を収容する位置から茶生葉を排出す
る位置に移動させる昇降用油圧シリンダ4,昇降用アー
ム2とを備えたので、茶生葉に手を掛けないで収葉コン
テナ1内の茶生葉を排出でき、空の収葉袋を収葉枠にセ
ットしたり、摘採後の収葉袋を人手により運搬したりす
ることなく、摘み採られた茶生葉の運搬作業が容易にで
き、作業能率を向上することができる。また、人手によ
り収葉袋を収葉枠に掛けたり、茶生葉で満杯の重い収葉
袋を搬出する必要がなくなり、労力を軽減することがで
きる。
【0028】また、上記収葉コンテナ1の開口部1aが
下向きになるように、反転用油圧シリンダ5と支持フレ
ーム3によって収葉コンテナ1を反転させるので、収葉
コンテナ1内から茶生葉が自然落下して、収葉コンテナ
1内の茶生葉を運搬車の荷台に容易に排出することがで
きる。
【0029】また、茶生葉の摘み採り時に、収葉コンテ
ナ1を油圧モータ6,スプロケット7,チェーン8および
回転軸9によって回転させることによって、収葉コンテ
ナ1内の茶生葉の収容状態が偏ることなく均一にするの
で、収葉コンテナ1に茶生葉が満杯になるまで摘み採り
作業ができ、収容量を増大することができる。また、収
葉コンテナ1内の茶生葉を運搬車の荷台に排出する時
に、同様に収葉コンテナ1を回転させることによって、
収葉コンテナ1内の茶生葉をスムーズに落下させて排出
するので、収葉コンテナ1内の茶生葉の排出をスムーズ
に行うことができ、したがって、作業能率がよい。
【0030】また、茶生葉の摘み採り時、上記バイブレ
ータにより収葉コンテナ1を振動させることによって、
収葉コンテナ1内の茶生葉の隙間が密になり収容量が増
大する。したがって、摘み採り時、収葉コンテナ1にで
きるだけ多くの茶生葉を収容して、収葉コンテナが満杯
になるまで摘み採り作業ができ、運搬回数を少なくし
て、作業能率を向上することができる。
【0031】上記実施の形態では、収葉コンテナ1は円
筒形状としたが、円筒形状に限らず、多角形状の筒でも
よい。
【0032】また、上記実施の形態では、収葉コンテナ
1の回転駆動方式は、収葉コンテナ1の外周にチェーン
8を固定し、そのチェーン8に掛けられたスプロケット
7を介して油圧モータ6により収葉コンテナ1を回転駆
動したが、Vベルト等を用いた他の駆動方式でもよい。
【0033】また、上記実施の形態では、茶生葉を収葉
コンテナ1より搬出させる方法として、収葉コンテナ1
を反転させたが、収葉コンテナの底を開放して、収葉コ
ンテナ内の茶生葉を搬出してもよい。
【0034】また、上記実施の形態では、茶生葉の摘み
採り時に振動手段としてのバイブレータによって収葉コ
ンテナ1を振動させたが、収葉コンテナ内の茶生葉を運
搬車の荷台に排出する時、振動手段によって収葉コンテ
ナを振動させてもよい。この場合、収葉コンテナ内の茶
生葉の排出をスムーズにかつ確実に行うことができる。
【0035】図4は、他の実施の形態を示す斜視図であ
る。この実施の形態の説明においては、図1,2の構成
部と同一構成部には同一参照番号を付して説明を省略
し、異なる構成部のみ以下に説明する。支持フレーム3
にヒンジ31を用いて茶生葉均し手段としての茶生葉均
し板30を取り付けている。上記茶生葉均し板30の長
さは支持フレーム3の長さの半分弱であって、支持フレ
ーム3の下面の両側に取り付けている。
【0036】また、回転軸9を直接駆動する油圧モータ
ー36を支持フレーム3に固定している。上記駆動モー
ター36が駆動すると、回転軸9とこれに固定された収
葉コンテナ1が回転する。一方、上記茶生葉均し板30
は支持フレーム3にヒンジ31で揺動自在に吊り下げら
れており、収葉コンテナ1の中に収容された茶生葉が少
量のときは、上記茶生葉均し板30は略垂直になった状
態で茶生葉を均す。また、茶生葉の量が増大するに従っ
て、揺動自在な茶生葉均し板30は傾いて茶生葉を均
す。このため、茶生葉の多少に拘わらず、茶生葉均し板
30は常に茶生葉の堆積高さをむらなく均等にする。し
たがって、収葉コンテナ1内の茶生葉の充填密度が高く
なって、茶生葉の収容量を増大させることができる。
【0037】
【発明の効果】以上より明らかなように、請求項1の発
明の乗用型茶摘採機は、摘み採られた茶生葉を収容する
収葉コンテナと、上記収葉コンテナを茶生葉を収容する
位置から茶生葉を排出する位置に移動させる移動手段と
を備えたものである。
【0038】したがって、請求項1の発明の乗用型茶摘
採機によれば、上記収葉コンテナが摘み採られた茶生葉
を収容して満杯になると、この乗用型茶摘採機を茶園端
まで運転し、上記移動手段により収葉コンテナを茶生葉
を収容する位置からその茶園端に停めた運搬車の荷台上
に収葉コンテナが位置すなわち茶生葉を排出する位置に
移動させて、例えば、収葉コンテナの上下を反転させる
か、または、収葉コンテナの底を開くことによって、収
葉コンテナ内の茶生葉を運搬車の荷台に排出する。した
がって、空の収葉袋を収葉枠にセットしたり、摘採後の
重い収葉袋を人手により運搬したりすることなく、摘み
採られた茶生葉の運搬作業が容易にでき、作業能率を向
上することができる。また、茶生葉で満杯になった重い
収葉袋を人手により搬出する必要がなくなり、労力を軽
減することができる。
【0039】また、請求項2の発明の乗用型茶摘採機
は、請求項1の乗用型茶摘採機において、上記移動手段
により収葉コンテナを茶生葉を収容する位置から茶生葉
を排出する位置に移動させた後、反転手段により収葉コ
ンテナの開口部が下向きになるように、収葉コンテナを
反転させることによって、収葉コンテナの開口部から茶
生葉を自然落下させるので、収葉コンテナ内の茶生葉を
運搬車の荷台等に容易に排出することができる。
【0040】また、請求項3の発明の乗用型茶摘採機
は、請求項1または2の乗用型茶摘採機において、茶生
葉の摘み採り時、回転手段により収葉コンテナを回転さ
せることによって、収葉コンテナ内の茶生葉の収容状態
が偏ることなく均一にするので、茶生葉の収容量を増大
することができる。また、上記収葉コンテナ内の茶生葉
を運搬車の荷台に排出する時、回転手段により収葉コン
テナを回転させることによって、収葉コンテナ内の茶生
葉をスムーズに落下させて排出するので、収葉コンテナ
内の茶生葉の排出をスムーズに行うことができる。
【0041】また、請求項4の発明の乗用型茶摘採機
は、請求項1乃至3のいずれか1つの乗用型茶摘採機に
おいて、茶生葉の摘み採り時、振動手段により収葉コン
テナを振動させることによって、収葉コンテナ内の茶生
葉の隙間が密になって収容量が増大するので、運搬回数
が減り、作業能率を向上することができる。また、上記
収葉コンテナ内の茶生葉を運搬車の荷台等に排出する
時、振動手段により収葉コンテナを振動させることによ
って、収葉コンテナ内の茶生葉をスムーズにかつ確実に
落下させて排出するので、収葉コンテナ内の茶生葉の排
出をスムーズにかつ確実に行うことができる。
【0042】また、請求項5の発明の乗用型茶摘採機
は、摘み採られた茶生葉を収容する収葉コンテナと、上
記収葉コンテナ内の茶生葉に手を掛けることなく上記茶
生葉を排出する手段とを備えたものである。
【0043】したがって、請求項5の発明の乗用型茶摘
採機によれば、上記収葉コンテナが摘み採られた茶生葉
を収容して満杯になると、この乗用型茶摘採機を茶園端
まで運転し、その茶園端に停めた運搬車の荷台上に、茶
生葉に手を掛けることなく収葉コンテナ内の茶生葉を排
出する。したがって、空の収葉袋を収葉枠にセットした
り、摘採後の重い収葉袋を人手により運搬したりするこ
となく、摘み採られた茶生葉の運搬作業が容易にでき、
作業能率を向上することができる。また、茶生葉で満杯
になった重い収葉袋を人手により搬出する必要がなくな
り、労力を軽減することができる。
【0044】また、請求項6の発明の乗用型茶摘採機
は、支持フレームに揺動自在に吊り下げられて、上記収
葉コンテナ内に収容された茶生葉の高さを均等にする茶
生葉均し手段を備えているので、茶生葉の堆積量の大小
に拘わらず、収葉コンテナ内の茶生葉の高さのむらがな
くなり、したがって、充填密度が高くなって茶生葉の収
容量を増大させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1はこの発明の実施の一形態の乗用型茶摘
採機の要部斜視図である。
【図2】 図2は図1に示す収葉コンテナを持ち上げて
反転させた状態を示す斜視図である。
【図3】 図3は従来の乗用型茶摘採機の側面図であ
る。
【図4】 図4は他の実施の形態の斜視図である。
【符号の説明】
1…収葉コンテナ、2…昇降用アーム、3…支持フレー
ム、4…昇降用油圧シリンダ、5…反転用油圧シリン
ダ、6,36…油圧モータ、7…スプロケット、8…チ
ェーン、9…回転軸、10…分離機、17…摘採部、1
8…吸引ホース、30…茶生葉均し板。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 摘み採られた茶生葉を収容する収葉コン
    テナと、 上記収葉コンテナを茶生葉を収容する位置から茶生葉を
    排出する位置に移動させる移動手段とを備えたことを特
    徴とする乗用型茶摘採機。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の乗用型茶摘採機におい
    て、 上記収葉コンテナの開口部が下向きになるように、上記
    収葉コンテナを反転させる反転手段を備えたことを特徴
    とする乗用型茶摘採機。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の乗用型茶摘採
    機において、 上記収葉コンテナを回転させる回転手段を備えたことを
    特徴とする乗用型茶摘採機。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれか1つに記載の
    乗用型茶摘採機において、 上記収葉コンテナを振動させる振動手段を備えたことを
    特徴とする乗用型茶摘採機。
  5. 【請求項5】 摘み採られた茶生葉を収容する収葉コン
    テナと、 上記収葉コンテナ内の茶生葉に手を掛けることなく上記
    茶生葉を排出する手段とを備えたことを特徴とする乗用
    型茶摘採機。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至5のいずれか1つに記載の
    乗用型茶摘採機において、 支持フレームに揺動自在に吊り下げられて、上記収葉コ
    ンテナ内に収容された茶生葉の高さを均等にする茶生葉
    均し手段を備えたことを特徴とする乗用型茶摘採機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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