JPH10136425A - Cdma移動通信システムにおける異周波ソフトハンドオーバ方法および移動局装置 - Google Patents

Cdma移動通信システムにおける異周波ソフトハンドオーバ方法および移動局装置

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JPH10136425A
JPH10136425A JP8285287A JP28528796A JPH10136425A JP H10136425 A JPH10136425 A JP H10136425A JP 8285287 A JP8285287 A JP 8285287A JP 28528796 A JP28528796 A JP 28528796A JP H10136425 A JPH10136425 A JP H10136425A
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武宏 中村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 移動局における無線部を1つで異周波ソフト
ハンドオーバを実現でき、小型化および経済化を図り得
るCDMA移動通信システムにおける移動通信システム
および基地局装置と移動局装置を提供する。 【解決手段】 ハンドオーバ元無線回線フレームに使用
されていた周波数帯F1と同一の周波数帯をハンドオー
バ先基地局で使用不可能な場合、ハンドオーバ元無線回
線フレーム内の使用されていない部分においてハンドオ
ーバ先基地局で使用可能な周波数帯F2に切り替えてハ
ンドオーバ先無線回線として使用する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、符号分割多元接続
方式(以下、CDMAと略称する)の移動通信システム
において移動局がハンドオーバ元基地局からハンドオー
バ先基地局に移行するソフトハンドオーバを両基地局で
異なる周波数帯を用いて行うCDMA移動通信システム
における異周波ソフトハンドオーバ方法および基地局装
置と移動局装置に関する。
【0002】
【従来の技術】CDMA移動通信システムにおいて移動
局がハンドオーバ元基地局からハンドオーバ先基地局に
移行するソフトハンドオーバを行うに当り、ハンドオー
バ元基地局と移動局との間のハンドオーバ元無線回線に
使用されていた周波数帯と同一の周波数帯をハンドオー
バ先基地局においてサポートしていない場合、または同
一周波数帯がハンドオーバ先基地局において無線回線容
量的に空きがない場合には、ハンドオーバ元無線回線で
使用されていた周波数帯と異なる周波数帯の無線回線を
ハンドオーバ先基地局と移動局との間に設定し、ソフト
ハンドオーバを行う必要がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、ハン
ドオーバ元無線回線と異なる周波数帯の無線回線をハン
ドオーバ先基地局と移動局との間に設定し、異周波ソフ
トハンドオーバを行うには、複数の周波数を移動局で同
時に送受信し得るようにすればよいが、移動局において
複数の周波数を同時に送受信するには、複数の無線部を
移動局に備える必要があり、移動局のハード構成が大き
くなり、小型化しにくくなるとともに、非経済的である
という問題がある。
【0004】本発明は、上記に鑑みてなされたもので、
その目的とするところは、移動局における無線部を1つ
で異周波ソフトハンドオーバを実現でき、小型化および
経済化を図り得るCDMA移動通信システムにおける移
動通信システムおよび基地局装置と移動局装置を提供す
ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の本発明は、符号分割多元接続方式の
移動通信システムにおいて移動局がハンドオーバ元基地
局からハンドオーバ先基地局に移行するソフトハンドオ
ーバを行うに当り、ハンドオーバ元無線回線フレーム内
の使用されていない部分がハンドオーバ先基地局と通信
を行うに必要な伝送速度を有する場合、前記ハンドオー
バ元無線回線フレーム内の使用されていない部分におい
てハンドオーバ先基地局で使用可能な周波数帯に切り替
えてハンドオーバ先無線回線として使用することを要旨
とする。
【0006】請求項1記載の本発明にあっては、ハンド
オーバ元無線回線フレーム内の使用されていない部分に
おいてハンドオーバ先基地局で使用可能な周波数帯に切
り替えてハンドオーバ先無線回線として使用するため、
移動局装置の無線部を各周波数に応じて増大することな
く、1つの無線部のまま異周波ソフトハンドオーバを行
うことができ、小型化および省電力化を図ることができ
る。
【0007】また、請求項2記載の本発明は、符号分割
多元接続方式の移動通信システムにおいて、移動局がハ
ンドオーバ元基地局からハンドオーバ先基地局に移行す
るソフトハンドオーバを行うに当り、ハンドオーバ元無
線回線フレーム内の使用されていない部分がハンドオー
バ先基地局との通信を行うに必要な伝送速度を有しない
場合、現在の物理チャネルに加えて新たな物理チャネル
を設定し、ハンドオーバ元基地局との伝送情報を無線フ
レーム内で両物理チャネルにまたがってかつ同一タイミ
ングで伝送し、両物理チャネルの無線フレーム内の使用
されていない部分が同一タイミングであり、かつ両物理
チャネルの無線フレーム内の使用されていない部分の合
計がハンドオーバ先基地局との送信を行うに必要な伝送
速度以上となるようにして、両物理チャネルで無線フレ
ーム内の使用されていない部分において同時にハンドオ
ーバ先基地局で使用可能な周波数帯に切り替え、ハンド
オーバ先基地局との伝送情報を無線フレーム内の使用さ
れていない部分で両物理チャネルにまたがってかつ同一
タイミングで伝送することを要旨とする。
【0008】請求項2記載の本発明にあっては、現在の
物理チャネルに加えて新たな物理チャネルを設定し、両
物理チャネルにて伝送情報量を分割し、分割した各時間
で周波数を切り替え、同時に両物理チャネルで同一の周
波数を扱い、各周波数チャネルの情報を両物理チャネル
にまたがって伝送するため、移動局装置の無線部を各周
波数に応じて増大することなく、1つの無線部のまま異
周波ソフトハンドオーバを行うことができ、小型化およ
び省電力化を図ることができる。
【0009】更に、請求項3記載の本発明は、符号分割
多元接続方式の移動通信システムにおいて所要の通信速
度の最大ソフトハンドオーバ数倍の通信速度を実現でき
る無線回線を設定しておき、移動局がハンドオーバ元基
地局からハンドオーバ先基地局に移行するソフトハンド
オーバを行うに当り、ハンドオーバ元無線回線フレーム
内の使用されていない部分においてハンドオーバ先基地
局で使用可能な周波数帯に切り替えてハンドオーバ先無
線回線として使用することを要旨とする。
【0010】請求項3記載の本発明にあっては、所要の
通信速度の最大ソフトハンドオーバ数倍の通信速度を実
現できる無線回線を設定しておき、ハンドオーバ元無線
回線フレーム内の使用されていない部分においてハンド
オーバ先基地局で使用可能な周波数帯に切り替えてハン
ドオーバ先無線回線として使用するため、移動局装置の
無線部を各周波数に応じて増大することなく、1つの無
線部のまま異周波ソフトハンドオーバを行うことがで
き、小型化および省電力化を図ることができる。
【0011】請求項4記載の本発明は、請求項1ないし
3のいずれかに記載の本発明において、ハンドオーバ先
基地局で使用可能な周波数帯に切り替えてハンドオーバ
先無線回線として使用する場合に拡散コード位相は連続
的とし、周波数切り替え後の拡散コード同期確立を不要
とすることを要旨とする。
【0012】請求項4記載の本発明にあっては、ハンド
オーバ先基地局で使用可能な周波数帯に切り替えてハン
ドオーバ先無線回線として使用する場合に拡散コード位
相は連続的としているため、周波数切り替え後の拡散コ
ード同期確立が不要となり、処理が簡単化される。
【0013】また、請求項5記載の本発明は、符号分割
多元接続方式の移動通信システムにおいて移動局がハン
ドオーバ元基地局からハンドオーバ先基地局に移行する
ソフトハンドオーバを行うに当り、無線回線フレーム内
の使用されていない部分においてハンドオーバ先基地局
で使用可能な周波数帯に切り替えてハンドオーバ先無線
回線として使用するCDMA移動通信システムであっ
て、移動局装置がハンドオーバ元基地局との無線回線に
割り当てられた周波数帯のタイミングおよびハンドオー
バ先基地局との無線回線に割り当てられた周波数帯のタ
イミングに対応して該当する周波数でそれぞれ変復調処
理および拡散処理を行うように周波数の切り替え制御を
行う制御手段を有することを要旨とする。
【0014】請求項5記載の本発明にあっては、移動局
装置はハンドオーバ元基地局との無線回線に割り当てら
れた周波数帯のタイミングおよびハンドオーバ先基地局
との無線回線に割り当てられた周波数帯のタイミングに
対応して該当する周波数でそれぞれ変復調処理および拡
散処理を行うように周波数の切り替え制御を行うため、
移動局装置は無線部を各周波数に応じて増大することな
く、1つの無線部のまま異周波ソフトハンドオーバを行
うことができ、小型化および省電力化を図ることができ
る。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明の実施
の形態について説明する。
【0016】図1および2は、それぞれ本発明の一実施
形態に係わるCDMA移動通信システムにおける異周波
ソフトハンドオーバ方法を実施する移動局装置および基
地局装置の主要部の構成を示すブロック図である。
【0017】図1に示す移動局装置は、基地局からの無
線信号を受信するとともに基地局への無線信号を送信す
るアンテナ1を有し、該アンテナ1で受信した基地局か
らの信号は送受分配回路3,受信回路5を介して復調回
路7に供給され、通常の復調および逆拡散が行われる。
このように復調され逆拡散された信号は復号化回路13
で復号され、マンマシンインタフェースに供給される。
【0018】また、マンマシンインタフェースからの音
声信号などの伝送信号は、符号化回路15で符号化さ
れ、変調回路19で一次変調および拡散されてから送信
回路21,送受分配回路3を介してアンテナ1から基地
局に対して送信される。
【0019】更に、図1に示す移動局装置は、周波数切
替制御回路23および発振回路25を有し、発振回路2
5は周波数切替制御回路23から供給される周波数切り
替え用制御電圧V1またはV2に応じて周波数F1また
はF2の信号を変調回路19および復調回路7に供給
し、該周波数で変調回路19および復調回路7における
変調および復調を制御している。
【0020】一方、図2に示す基地局装置は、移動局か
らの無線信号を受信するとともに移動局への無線信号を
送信するアンテナ31を有し、該アンテナ31で受信し
た移動局からの信号を送受分配回路33、受信回路35
を介して復調回路37に供給し、ここで拡散コードを用
いた逆拡散および通常の復調を行う。そして、この復調
された信号は復号化回路39で伝送信号と制御信号に復
号され、制御信号は制御回路41に供給され、伝送信号
は有線回線送信回路49を介して上位の合成局に送信さ
れる。
【0021】また、合成局から基地局への信号は、有線
回線受信回路51で受信され、伝送信号と制御信号に分
解され、制御信号は制御回路41に供給され、伝送信号
は制御回路41からの制御信号とともに符号化回路43
で符号化され、変調回路45で一次変調および拡散コー
ドを用いた拡散変調を施されてから、送信回路47、送
受分配回路33を介してアンテナ31から移動局に対し
て送信される。
【0022】制御回路41は、図1に示す移動局におけ
る周波数切替制御回路23による周波数およびスイッチ
の切り替えタイミングに対応するタイミングで送受信動
作を行うべく該タイミングに同期して受信回路35およ
び送信回路47を制御するようになっている。
【0023】次に、図3を参照して、以上のように構成
される本実施形態の異周波ソフトハンドオーバ処理につ
いて説明する。
【0024】本実施形態は、移動局がハンドオーバ元基
地局からハンドオーバ先基地局に移行するソフトハンド
オーバを行うに当り、ハンドオーバ元無線回線に使用さ
れていた周波数帯と同一の周波数帯をハンドオーバ先基
地局においてサポートしていない場合または同一周波数
帯がハンドオーバ先基地局において無線回線容量的に空
きがない等により該同一周波数帯をハンドオーバ先基地
局で使用不可能な場合に、ハンドオーバ先無線回線の周
波数帯として、ハンドオーバ元無線回線に使用されてい
た周波数帯と異なる周波数帯を選択して異周波ソフトハ
ンドオーバを行うものであるが、この場合に移動局は図
1に示すように1つの送受信回路5,21などからなる
1つの無線部のみを備えているだけでハンドオーバ元無
線回線の周波数とハンドオーバ先無線回線の周波数の2
つの周波数を送受信し得るようにしたものである。
【0025】具体的には、図3の左側の実線で示すよう
に、移動局がハンドオーバ元無線回線フレームで周波数
F1を使用してハンドオーバ元基地局と通信していると
ともに、この場合ハンドオーバ元無線回線フレームにお
いて情報伝送に使用されている部分は周波数F1で示す
部分というように該無線回線フレームの半分以下の時間
しか情報がのっていないとする。
【0026】このような状態において、移動局がソフト
ハンドオーバを行おうとして、ハンドオーバ先基地局と
の無線回線の設定のためにハンドオーバ元無線回線で使
用していた周波数F1と同じ周波数F1をハンドオーバ
先無線回線用に選択しようとしたが、該周波数F1を選
択できず、別の異なる周波数F2が使用可能なものとし
て選択されたとすると、ハンドオーバ先無線回線として
ハンドオーバ元基地局で使用されていたと同じ図3の実
線に示す無線回線フレームにおいて使用されていない空
き部分に図3の点線で示すように前記選択した周波数F
2を設定して、ハンドオーバ先無線回線フレームを構成
する。すなわち、周波数をF1とF2で切り替えること
によりハンドオーバ元無線回線フレームとハンドオーバ
先無線回線フレームを1つの無線回線フレームで構成
し、これにより移動局はハンドオーバ元基地局とハンド
オーバ先基地局の両基地局に対して周波数F1とF2を
切り替えることにより1つの共通の無線回線フレームで
同時に通信を行うものである。
【0027】このための周波数F1およびF2の切り替
えが移動局においては図1に示した周波数切替制御回路
23により達成されているものであり、また基地局にお
いては制御回路41による受信回路35および送信回路
47に対するタイミングの切り替え制御で達成されてい
るものである。
【0028】上述したように、ハンドオーバ先無線回線
用として周波数F2を選択し、該周波数F2をハンドオ
ーバ元無線回線の未使用部分に設定して、ハンドオーバ
元無線回線フレームとハンドオーバ先無線回線フレーム
を1つの無線回線フレームで構成した場合において、移
動局は、図3の点線で示す周波数F1およびF2のタイ
ミングに応じて周波数切替制御回路23の制御により周
波数F1を移動局装置の復調回路7および変調回路19
に供給することによりハンドオーバ元基地局と通信する
一方、周波数F2を復調回路7および変調回路19に供
給することによりハンドオーバ先基地局と通信すること
により、移動局とハンドオーバ元基地局およびハンドオ
ーバ先基地局とソフトハンドオーバを実施することがで
きる。また、ハンドオーバ元基地局においては制御回路
41の制御により図3の点線で示す周波数F1のタイミ
ングで受信回路35および送信回路47を制御し、ハン
ドオーバ先基地局においては制御回路41の制御により
図3の点線で示す周波数F2のタイミングで受信回路3
5および送信回路47を制御することにより、移動局と
通信し、ソフトハンドオーバを実施することができる。
【0029】以上のように構成することにより、移動局
装置の増幅器や周波数フィルタなどからなる送受信回路
などを構成する無線部を各周波数毎に別々に複数設ける
ことなく、1つの無線部で異周波ソフトハンドオーバを
行うことができるが、無線部は実装スペース的にも比較
的大きく、小型化しにくいとともに、比較的大きな電力
を消費するため、1つに抑え得ることは非常に好ましい
ことである。さらにハンドオーバ元基地局とハンドオー
バ先基地局とで異なる拡散コードを用いることも可能で
あり、その場合には移動局の変調回路19、復調回路7
において周波数の切り替えに同期して拡散コードを切り
替えればよい。
【0030】本発明の他の実施形態としては、上記実施
形態において、ハンドオーバ元無線回線において使用し
ていない部分がハンドオーバ先基地局と通信するのに必
要な伝送速度を実現できない場合、例えば図4(a)に
示すようにハンドオーバ元無線回線フレームの半分以上
のかなりの部分が周波数F1の情報で占められていて、
残りの使用していない部分に図3の点線のようにハンド
オーバ先無線回線の別の周波数F2を設定することがで
きない場合、ソフトハンドオーバ開始とともに、図4
(b)に示すように、新たに物理チャネルを設定し、新
旧両物理チャネルで伝送情報量を分割し、分割した各時
間で周波数を切り替え、同時に新旧両物理チャネルで同
一の周波数を扱い、各周波数チャネルの情報を新旧両物
理チャネルにまたがって伝送しようとするものである。
【0031】すなわち、ハンドオーバ元無線回線フレー
ムで使用されている周波数F1を半分に分割し、図4
(b)に示すように、新旧両物理チャネルに半分ずつ設
定するとともに、ハンドオーバ先無線回線で使用される
周波数F2も半分に分割し、新旧両物理チャネルに半分
ずつ設定することにより、各周波数の情報を新旧両物理
チャネルにまたがって伝送するものである。
【0032】なお、このように物理チャネルが1つ増え
ても、同時に同一の周波数を扱うものであるため、この
増えた物理チャネルを処理する復調部などのベースバン
ド部が更に1つ必要となるが、無線部は1つのままでよ
いことになる。特に、ベースバンド部は集積化が可能で
あり、1つ増加したとしても、大きさおよび価格をそれ
ほど増大しないのに対して、無線部は増幅器や周波数フ
ィルタなどが必要であって、実装スペース的にも比較的
大きく、小型化しにくいとともに、比較的大きな電力を
消費するため、増大せず、1つに抑え得ることは非常に
好ましいことである。
【0033】また、本発明の別の実施形態としては、最
初に説明した実施形態において、所要の通信速度の最大
ソフトハンドオーバ数倍の通信速度を実現し得る無線回
線を移動局と基地局との間の無線回線として設定してお
く。そして、上述したように、異周波ソフトハンドオー
バが起動された場合に、最初の実施形態と同時に、該無
線回線の未使用部分に各ハンドオーバ先無線回線用の別
の異なる周波数を設定して、各ハンドオーバ先無線回線
フレームをハンドオーバ元無線回線フレームと同じ無線
回線フレーム内に構成し、各無線回線フレームに対応し
て各周波数を切り替えることにより移動局はハンドオー
バ元基地局とハンドオーバ先基地局の各基地局に対して
1つの共通の無線回線フレームで同時に通信を行うこと
ができる。
【0034】このように構成することによっても上述し
た実施形態と同時に、無線部は1つのままでよいことに
なり、実装スペース的にも消費電力の点においても非常
に好ましいことである。
【0035】更に、本発明の別の実施形態としては、ハ
ンドオーバ先基地局で使用可能な周波数帯に切り替えて
ハンドオーバ先無線回線として使用する場合に、拡散コ
ード位相は連続とする。これにより、周波数切替後の拡
散コード同期確立も不要とすることができる。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の本
発明によれば、ハンドオーバ元無線回線フレーム内の使
用されていない部分においてハンドオーバ先基地局で使
用可能な周波数帯に切り替えてハンドオーバ先無線回線
として使用するので、移動局装置の無線部を各周波数に
応じて増大することなく、1つの無線部のまま異周波ソ
フトハンドオーバを行うことができ、小型化および省電
力化を図ることができる。
【0037】また、請求項2記載の本発明によれば、現
在の物理チャネルに加えて新たな物理チャネルを設定
し、両物理チャネルにて伝送情報量を分割し、分割した
各時間で周波数を切り替え、同時に両物理チャネルで同
一の周波数を扱い、各周波数チャネルの情報を両物理チ
ャネルにまたがって伝送するので、移動局装置の無線部
を各周波数に応じて増大することなく、1つの無線部の
まま異周波ソフトハンドオーバを行うことができ、小型
化および省電力化を図ることができる。
【0038】更に、請求項3記載の本発明によれば、所
要の通信速度の最大ソフトハンドオーバ数倍の通信速度
を実現できる無線回線を設定しておき、ハンドオーバ元
無線回線フレーム内の使用されていない部分においてハ
ンドオーバ先基地局で使用可能な周波数帯に切り替えて
ハンドオーバ先無線回線として使用するので、移動局装
置の無線部を各周波数に応じて増大することなく、1つ
の無線部のまま異周波ソフトハンドオーバを行うことが
でき、小型化および省電力化を図ることができる。
【0039】請求項4記載の本発明によれば、ハンドオ
ーバ先基地局で使用可能な周波数帯に切り替えてハンド
オーバ先無線回線として使用する場合に拡散コード位相
は連続的としているので、周波数切り替え後の拡散コー
ド同期確立が不要となり、処理が簡単化される。
【0040】また、請求項5記載の本発明によれば、移
動局装置はハンドオーバ元基地局との無線回線に割り当
てられた周波数帯のタイミングおよびハンドオーバ先基
地局との無線回線に割り当てられた周波数帯のタイミン
グに対応して該当する周波数でそれぞれ変復調処理およ
び拡散処理を行うように周波数の切り替え制御を行うの
で、移動局装置は無線部を各周波数に応じて増大するこ
となく、1つの無線部のまま異周波ソフトハンドオーバ
を行うことができ、小型化および省電力化を図ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係わるCDMA移動通信
システムにおける異周波ソフトハンドオーバ方法を実施
する移動局装置の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の一実施形態に係わるCDMA移動通信
システムにおける異周波ソフトハンドオーバ方法を図1
に示す移動局装置とともに実施する基地局装置の構成を
示すブロック図である。
【図3】図1,2に示した実施形態における異周波ソフ
トハンドオーバ処理を説明するための無線回線フレーム
の構成を示す図である。
【図4】本発明の他の実施形態に係わるCDMA移動通
信システムにおける異周波ソフトハンドオーバ方法を説
明するための無線回線フレームの構成を示す図である。
【符号の説明】
3 送受分配回路 5 移動局の受信回路 7 移動局の復調回路 13 移動局の復号化回路 15 移動局の符号化回路 19 移動局の変調回路 21 移動局の送信回路 23 移動局の周波数切替制御回路 25 移動局の発振回路 35 基地局の受信回路 41 基地局の制御回路 47 基地局の送信回路

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 符号分割多元接続方式の移動通信システ
    ムにおいて移動局がハンドオーバ元基地局からハンドオ
    ーバ先基地局に移行するソフトハンドオーバを行うに当
    り、ハンドオーバ元無線回線フレーム内の使用されてい
    ない部分がハンドオーバ先基地局と通信を行うに必要な
    伝送速度を有する場合、前記ハンドオーバ元無線回線フ
    レーム内の使用されていない部分においてハンドオーバ
    先基地局で使用可能な周波数帯に切り替えてハンドオー
    バ先無線回線として使用することを特徴とするCDMA
    移動通信システムにおける異周波ソフトハンドオーバ方
    法。
  2. 【請求項2】 符号分割多元接続方式の移動通信システ
    ムにおいて、移動局がハンドオーバ元基地局からハンド
    オーバ先基地局に移行するソフトハンドオーバを行うに
    当り、ハンドオーバ元無線回線フレーム内の使用されて
    いない部分がハンドオーバ先基地局との通信を行うに必
    要な伝送速度を有しない場合、 現在の物理チャネルに加えて新たな物理チャネルを設定
    し、ハンドオーバ元基地局との伝送情報を無線フレーム
    内で両物理チャネルにまたがってかつ同一タイミングで
    伝送し、両物理チャネルの無線フレーム内の使用されて
    いない部分が同一タイミングであり、かつ両物理チャネ
    ルの無線フレーム内の使用されていない部分の合計がハ
    ンドオーバ先基地局との通信を行うに必要な伝送速度以
    上となるようにして、 両物理チャネルで無線フレーム内の使用されていない部
    分において同時にハンドオーバ先基地局で使用可能な周
    波数帯に切り替え、ハンドオーバ先基地局との伝送情報
    を無線フレーム内の使用されていない部分で両物理チャ
    ネルにまたがってかつ同一タイミングで伝送することを
    特徴とするCDMA移動通信システムにおける異周波ソ
    フトハンドオーバ方法。
  3. 【請求項3】 符号分割多元接続方式の移動通信システ
    ムにおいて所要の通信速度の最大ソフトハンドオーバ数
    倍の通信速度を実現できる無線回線を設定しておき、移
    動局がハンドオーバ元基地局からハンドオーバ先基地局
    に移行するソフトハンドオーバを行うに当り、ハンドオ
    ーバ元無線回線フレーム内の使用されていない部分にお
    いてハンドオーバ先基地局で使用可能な周波数帯に切り
    替えてハンドオーバ先無線回線として使用することを特
    徴とするCDMA移動通信システムにおける異周波ソフ
    トハンドオーバ方法。
  4. 【請求項4】 ハンドオーバ先基地局で使用可能な周波
    数帯に切り替えてハンドオーバ先無線回線として使用す
    る場合に拡散コード位相は連続的とし、周波数切り替え
    後の拡散コード同期確立を不要とすることを特徴とする
    請求項1ないし3のいずれかに記載のCDMA移動通信
    システムにおける異周波ソフトハンドオーバ方法。
  5. 【請求項5】 符号分割多元接続方式の移動通信システ
    ムにおいて移動局がハンドオーバ元基地局からハンドオ
    ーバ先基地局に移行するソフトハンドオーバを行うに当
    り、無線回線フレーム内の使用されていない部分におい
    てハンドオーバ先基地局で使用可能な周波数帯に切り替
    えてハンドオーバ先無線回線として使用するCDMA移
    動通信システムであって、 ハンドオーバ元基地局との無線回線に割り当てられた周
    波数帯のタイミングおよびハンドオーバ先基地局との無
    線回線に割り当てられた周波数帯のタイミングに対応し
    て該当する周波数でそれぞれ変復調処理および拡散処理
    を行うように周波数の切り替え制御を行う制御手段を有
    することを特徴とするCDMA移動通信システムにおけ
    る移動局装置。
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