JPH10136170A - 画像読み取り装置 - Google Patents

画像読み取り装置

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JPH10136170A
JPH10136170A JP8307401A JP30740196A JPH10136170A JP H10136170 A JPH10136170 A JP H10136170A JP 8307401 A JP8307401 A JP 8307401A JP 30740196 A JP30740196 A JP 30740196A JP H10136170 A JPH10136170 A JP H10136170A
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Application number
JP8307401A
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English (en)
Inventor
Tatsuji Nozawa
辰次 野澤
Kaisei Yana
海声 梁
Hiroshi Otsuka
博司 大塚
Derby Alan
ダービー アラン
Hideo Muramatsu
英男 村松
Shinya Matsuda
伸也 松田
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Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
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Publication date
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Priority to US08/754,828 priority patent/US5805272A/en
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 原稿台にセットされた原稿を、上面より光学
的に走査することにより読み取る画像読み取り装置にお
いて、ブック原稿、手置きシート原稿は原稿台上に置
き、複数枚シート原稿は自動原稿給紙部から給送し、同
一の撮像素子を用いてシート原稿の連続自動コピーを実
現する。 【解決手段】 原稿を上向きにセットする原稿台1と、
原稿台1に設けられた原稿読み取り口62へシート原稿
10aを搬送する自動給紙部60と、原稿台1にセット
された原稿10を走査しながら読み取り、又は固定位置
で読み取るCCDラインセンサ7と、原稿面と同センサ
7の距離を測定する測距手段とを含み、原稿の種類、セ
ット位置に応じて最適な読み取りを可能とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像読み取りに関
し、特に原稿台上に原稿面を上向きにセットし、原稿台
上方から光学的走査により画像読み取りを行う画像読み
取り装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、画像読み取り装置は、原稿の読み
取り面を下にして、それを原稿押さえ板で押さえてセッ
トするため、ブック原稿をページめくりしながら連続し
て読み取る場合など、原稿をいちいちひっくり返してペ
ージをめくりながらセットしなければならないため操作
性が悪く、しかもブック原稿を傷めるなどの問題があっ
た。この問題を解決するために、ブック原稿又はシート
原稿を手置きにて原稿面を上向きにセットし、その上方
から光学的走査により原稿画像を読み取る画像読み取り
装置が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような読み取り面を上向きにセットする画像読み取り装
置では、従来の下向きセットによる読み取り装置のよう
に、多数枚のシート原稿をコピーするには手置きで原稿
をセットするしかなく、作業効率が悪いという問題があ
る。本発明は、上述した問題点を解決するためになされ
たものであり、多数枚のシート原稿についても原稿読み
取り面を上向きにセットして連続自動読み取りを可能と
し、容易かつ高速にシート原稿のコピーを行うことがで
きる画像読み取り装置を提供することを目的とする。そ
して、特に、本発明は、手置きされるブック原稿につい
てのオートフォーカスコピー及びシート原稿についての
固定フォーカスとは別に、シート原稿を自動給送する場
合の固定フォーカスを持たせたことで、同一の読み取り
センサを用いてシート原稿の連続コピーを可能とするも
のである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1の発明は、原稿を光学的に読み取る画像読み
取り装置において、上向きに原稿を置くための原稿台
と、この原稿台とは別の位置に設けられたシート状原稿
を給紙する原稿給紙部と、原稿を読み取るための撮像素
子を含む読み取り部と、原稿の像を撮像素子に結像させ
るための撮影レンズ及びその駆動手段と、原稿面と撮像
素子の距離を測定する測距手段とを備え、上記撮影レン
ズを、読み取りを行う原稿の種類又は原稿のセット位置
に応じて、測距手段により得られた焦点位置、又は測距
手段に拠らない所定の固定焦点位置へ移動させるもので
ある。
【0005】上記構成においては、ブック原稿又はシー
ト原稿が上向きに手置きされる原稿台とは別の位置にシ
ート状原稿を給紙する原稿給紙部が設けられており、原
稿の種類又は原稿セット位置に応じて、撮影レンズは測
距手段により得られた焦点位置、又は測距手段に拠らな
い所定の固定焦点位置へ移動され、撮像素子による読み
取り動作が行われる。このため、原稿面を上向きにセッ
トして読み取る装置にあって、同一の撮像素子を用い
て、原稿の種類、セット位置に応じて最適な原稿読み取
りが行え、シート状原稿の連続コピーも容易に行うこと
ができる。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した一実施
形態を図面を参照して説明する。図1は、画像読み取り
装置の全体構成を示す。同図において、画像読み取り装
置の原稿台1上にはブック原稿やシート原稿などの原稿
が上向きにおかれ、その上方には原稿を光学的に読み取
る読み取り部2が設けられている。原稿台1上にブック
原稿が載せられた時は、読み取り部2内の測距手段によ
る測距結果に応じて自動焦点で読み取り部2内のセンサ
が光学走査することにより原稿を読み取る。原稿台1上
にシート原稿が載せられた時は、所定の固定焦点(後
述)で読み取り部2内のセンサが光学走査することによ
り原稿を読み取る。原稿台1の奥側上方には、原稿を照
明する照明部3と、画像読み取り条件などの設定を行う
操作部4と、原稿台1の奥側に配置され原稿の端部形状
を写す測距ミラー5が設けられている。原稿台1の左側
にはシート原稿を連続自動給紙するための給紙トレー6
0(ADF;以下、自動給紙部という)が、右側には排
出されるシート原稿を受ける排出トレイ61が設けられ
ている。原稿が置かれる領域外の端には、透明窓でなる
原稿読み取り口62が設けられ、自動給紙部60から給
送され原稿読み取り口62を通るシート原稿を固定焦点
(後述)で読み取る。この時、センサは固定で原稿画
像は、原稿の移動で読み取られる。読み取り動作は、原
稿台1上に配置されたスタートキー8を押すことで開始
される。
【0007】図2は、図1に示した装置よりも小型化を
図った画像読み取り装置の全体構成を示す。同図におい
て、前述と相違するのは、固定焦点で読み取るシート原
稿の原稿読み取り口63を原稿台1の中心側に配置して
いることである。この構成においては、原稿台1上の原
稿を除去して、自動給紙部60から給送されるシート原
稿を読み取ることとなる。原稿読み取り口62,63
は、透明板で覆われた構成、又は板金を必要に応じてシ
ャッ夕のように開閉させる構成とすればよい。
【0008】図3は、図1に示した装置を前方から見た
概略構成を示す。読み取り部2は、原稿像を撮像素子に
結像するための光学系であり、オートフォーカス用モー
タで上下に駆動される撮像レンズ6と、原稿の像が結像
される焦点面において、原稿を読み取る撮像素子である
CCDラインセンサ7からなる。原稿台1に置かれたブ
ック原稿10の読み取り時は、副走査方向(7a→7b
方向)にCCDラインセンサ7をスキャンし、このスキ
ャンに連動し撮像レンズ6は図中55の範囲内で移動を
行い、オートフォーカスを行う。原稿台1にシート原稿
(図示なし)が置かれ、その読み取りを行う時も、上記
と同様、副走査方向(7a→7b方向)にCCDライン
センサ7をスキャンするが、撮像レンズ6は図中の6b
位置(固定焦点)に固定される。また、自動給紙部6
0から給送されるシート原稿10aの読み取り時には、
CCDラインセンサ7は7c位置へ移動し、原稿移動で
読み取る。この時、撮像レンズ6は図中の6a位置(固
定焦点)に固定される。
【0009】原稿台1上に置かれる原稿10は、例えば
一端で綴じられ、左右に開くと各ページが空間的に曲が
った柱面状になる書籍やファイルなどである。自動給紙
部60にセットされた複数枚のシート原稿10aは、原
稿の上から順に原稿給紙及び搬送部64(ここでは概略
構成のみを示しており、詳細は図14参照)により搬送
され、原稿読み取り口62でCCDラインセンサ7に読
み取られ、排出トレイ61ヘ送られる。こうして、原稿
が原稿台1上と自動給紙部60上の両方に存在していて
も任意の原稿をコピー可能となる。なお、65は給送さ
れるシート原稿のサイズを検出するためのサイズ検出用
センサであり、原稿読み取り口62に近接して給紙通路
に配置されている。
【0010】図4は、図2に示した装置を前方から見た
概略構成を示す。読み取り部2は、図3と同等の構成を
有する。原稿台1に置かれたブック原稿10の読み取り
時は、上記と同様、副走査方向(7a→7b方向)にC
CDラインセンサ7をスキャンし、このスキャンに連動
し撮像レンズ6は図中55の範囲内で移動を行い、オー
トフォーカスを行う。原稿台1にシート原稿(図示な
し)が置かれ、その読み取りを行う時も、上記と同様、
副走査方向(7a→7b方向)にCCDラインセンサ7
をスキャンするが、撮像レンズ6は図中の6a位置(固
定焦点)に固定される。また、自動給紙部60から給
送されるシート原稿10aの読み取り時には、CCDラ
インセンサ7は7d位置へ移動し、原稿移動で読み取
る。この時、撮像レンズ6は図中の6a位置(固定焦点
)に固定される。自動給紙部60にセットされたシー
ト原稿10aは、原稿搬送部64により搬送され、原稿
読み取り口63の透明板を通してCCDラインセンサ7
に読み取られ、排出トレイ61ヘ送られる。なお、自動
給紙部60からのシート原稿の読み取り時には、原稿台
1上の原稿読み取り口63を覆うように置かれている原
稿は除去する必要がある。また、原稿読み取り口63に
は、原稿載置板66bと後述する照明光の初期補正モー
ド時に使用される白色板66aが設けられている。原稿
台1上の原稿を読み取る時は、原稿載置板66bは突出
し、白色板66aは引っ込んだ状態となる。自動給紙部
60から給紙されるシート原稿の読み取り時には、原稿
載置板66bは引っ込み、白色板66aが突出し、補正
データ読み取りを行った後、白色板66aは引っ込む。
【0011】図5は、図1又は図2に示した本装置を側
面から見た概略構成を示す。CCDラインセンサ7の一
部は、測距ミラー5に移った原稿の上端部形状の像を読
み取る。測距ミラー5は、原稿台1の奥側で左右方向に
伸び、原稿位置決め用のストッパーを兼ね、原稿台1の
表面に対して45度の角度で傾斜して設置されている。
この測距ミラー5の下端部に原稿10の上端を当てるこ
とで原稿10の位置合わせを行う。また、CCDライン
センサ7での読み取り動作の制御や、読み取った画像信
号を処理する画像信号処理部や、操作パネル制御部を含
む制御部70、制御部70から入力される画像データを
外部に出力するインターフェース部71、原稿面上の副
走査方向の複数の点までの距離を測定する、複数の測距
センサを有した測距部72が含まれる。
【0012】図6は、読み取り部2の構成を示す図であ
る。読み取り部2は、CCDラインセンサ7の取り付け
られたスキャナ73を有し、スキャナ73は、ベルト、
送りギヤシャフト74を介してスキャナモータ75で駆
動されることにより画像読み取りを行う。スキャンスピ
ードは、原稿の高さ、コピー倍率によって変わる。スキ
ャン長は原稿サイズによって変わる。スキャナホームセ
ンサ76はスキャナ73の基準位置確認用であり、スキ
ャナリミットセンサ77はスキャナ73のオーバーラン
チェック用である。
【0013】画像の読み取り動作は、スキャナ上に取り
付けられたCCDラインセンサ7により、原稿面を走査
すること、又はCCDラインセンサ7を固定し、原稿を
スルーさせることにより行われるが、画像読み取りのた
めのスキャン(本スキャン)を行う前に、読み取りに必
要な原稿の状態を検出する必要がある場合には、予備ス
キャンを行う。予備スキャンでは、原稿サイズ、原稿下
地濃度、原稿高さ検出などを行い、原稿サイズは、読み
取り範囲設定、原稿下地濃度は自動露光、原稿高さはオ
ートフォーカス及び歪み補正用のデータとして、本スキ
ャンで利用される。
【0014】次に、原稿サイズと高さ検出方法について
説明する。図7は、原稿サイズと高さの検出原理を示す
図である。原稿10を所定位置にセットすることで、測
距ミラー5によって原稿10の鏡像10´が形成され、
原稿上端面の鏡像は原稿台1の像の延長線上に原稿像に
連続して形成される。なお、CCDラインセンサ7の読
み取り範囲を一点鎖線78で示し、CCDラインセンサ
7の画素を1〜nで示している。図8は、CCDライン
センサ7に読み取られた主走査方向1ライン分の出力例
を示す。横軸にラインセンサの画素数(左=奥側、右=
手前側)を、縦軸にセンサ面照度を取っている。同図に
おいて、は測距ミラー上に写った背景部、は測距ミ
ラー上に写った原稿側面部、は原稿表面部、は原稿
台部、は測距板部である。L1は照度閾値、n1は閾
値L1を黒側から白側へ通過する画素の最小値、n2は
n5以下で閾値L1を白側から黒側ヘ通過する画素の最
大値、n3及びn4はn5以上で閾値L1を通過する画
素の最小/最大値、n5は位置合わせ基準に対応する画
素(固定値)である。“n1−n5”が原稿側面の上エ
ッジ(原稿表面)の高さに相当する画素数であり、“n
2−n5”が原稿側面の下エッジ(原稿裏面)の高さに
相当する画素数である。原稿の副走査方向にこれらの画
素数を求め、長さに換算することにより、原稿サイズと
高さの分布を求めることができる。
【0015】次に、原稿下地濃度検出方法について説明
する。図9は、CCDラインセンサ7に読み取られた原
稿のある1ラインの画像データより作成した輝度ヒスト
グラムを示す。ヒストグラムのなか、輝度の高い側でピ
ークの度数を求め、その度数の半分の度数を有する低い
ほうの輝度値を、そのラインの原稿下地輝度とする。こ
の下地輝度よりー定値を差し引いた値を、文字部輝度の
しきい値とする。図10は、原稿1ページ分の下地輝度
分布を示す。原稿の中央部は高さが低いため、照明装置
や画像読み取り部からの距離が遠く、また表面の傾斜も
あるため、下地量度が低い値となる。また、原稿の左右
端部は、中央部の理由に加え退色などによる明度の低下
が大きいため、同様に下地輝度が低い値となる。図11
は、文字度数の原稿内分布を示す。原稿内容の書かれて
いる本文部では、文字や写真など明度の低い部分が多く
あり、文字度数は多くなる。原稿の中央部、段落の切れ
目、及び左右の余白部では、原稿内容が書かれていない
ため、文字度数は少ない値となる。また、縦書きの原稿
での行間でも、同様に文字度数が低い値となる。
【0016】次に、制御部の構成を説明する。図12
は、本装置の制御部の全体構成を示すブロック図であ
る。制御部70は2個のCPU(1)81,CPU
(2)82を含み、これら各CPUには、それぞれプロ
グラムを格納したROM83,ROM84及びプログラ
ム実行のワークエリアとなるRAM85,RAM86が
設けられている。CPU(1)81は、操作パネルの各
種操作キー及びセンサからの入力及び表示部への表示出
力の制御、全体的なタイミング調整や動作モードの設定
のための処理を行う。なお、操作パネル4での初期モー
ド、ユーザーモードの設定は、NVRAM87に保存さ
れる。CPU(2)82は、画像信号処理部88の各部
の制御、走査系の駆動制御を行う。インターフェース部
89は、画像信号処理部88からの画像データをSCS
Iなどの汎用インターフェースを介して外部装置に出力
する。
【0017】次に、画像信号処理部88について説明す
る。図13は画像信号処理部88のブロック構成図であ
る。CPU(2)82、ROM84、RAM86及びC
CDラインセンサ7は図12と対応している。CPU
(1)81より、画像読み取り同期信号が各ブロックに
供給される。CCDラインセンサ7は原稿を主走査方向
に走査し、原稿読み取り信号を生成する。その生成され
た信号はA/D変換部90でデジタル信号に変換され、
画像処理部91に送られる。原稿台の下を通るシート原
稿読み取り時には、原稿台上の焦点距離に比べて焦点距
離が長くなるため、解像度、倍率が変化する。そこで、
画像処理部91は、これを補正すべく解像度、倍率補正
を行い、さらに、後述のシェーディング補正、MTF補
正、ガンマ補正などの画質補正や、歪み補正などの処理
を行い、画像データとてインターフェース部89に出力
する。画像モニタメモリ部92は、CPU(2)82の
指示により、画像データを1ライン分記憶し、記憶した
画像データを基に、原稿の輝度、原稿面までの高さ検出
を行う。また、CPU(2)82は画像処理部91ヘの
パラメータ設定、スキャナモータ駆動によるスキャン制
御を行なう。
【0018】次に、シート原稿の自動原稿給紙及び搬送
部64を図14を参照して説明する。駆動モータ(図示
なし)に連結された搬送ローラ67a、搬送ローラ67
b、搬送ローラ67cが備えられ、搬送ベルト68は搬
送ローラ67cにより駆動させる。給紙ローラ69は半
月形状しており、1周することで自動給紙部60上の1
枚のシート原稿64を搬送ローラ67aヘ送り込む。そ
の後、シート原稿64は搬送ベルト68により排紙トレ
ーまで送られる。給紙ローラ69に連動して、給紙トレ
イ60を上下(図中矢印)させることで、給紙しないと
き及びプリスキャンでの原稿戻し時に、給紙トレイ60
と給紙ローラ69間のスペースを確保する。原稿サイズ
検出用センサ65は反射型センサ65aと反射板を兼ね
たアクチュエータ65bから成り、用紙の有無判断を可
能とする。同センサ65の位置は、搬送ローラ67aと
搬送ローラ67bとの間である。搬送ローラ67bより
給紙方向に原稿読み取り口62が設けられている。
【0019】次に、シート原稿の自動給紙時のプリスキ
ャン(原稿の有無、通紙方向の原稿サイズ及び下地濃度
の検出)方法を説明する。図15は通紙方向原稿サイズ
検出を行うためのプリスキャンのフローチャートであ
る。なお、主走査方向の原稿サイズ検出は上述した図8
の方法により達成される。図15のプリスキャン動作
は、後述するシート原稿コピー動作を行う場合の1枚目
のコピー前に行われる。自動給紙部60に用紙がセット
された状態でスタートボタンが押されてプリスキャン動
作に入ると(#201)、まず、原稿サイズ検出用セン
サ65の状態を検知し(#202)、オンされていたら
エラーとする(#220)。エラーでないとき、エラー
検出タイマ(原稿が原稿サイズ検出用センサ65まで給
紙されたかを検出するためのタイマ)を設定、スタート
させ(#203)、モータを通常給紙方向に回転させる
(#204)。原稿サイズ検出用センサ65がオンされ
たら(#205)、エラー検出タイマ、原稿下地濃度検
出開始タイマ(原稿が移動してCCDラインセンサ7に
より原稿を確実に読み取れると共に、文字領域ではない
領域を読み取れるようにするためのタイマ)を設定、ス
タートさせ(#206)、同時にサイズ測定タイマをス
タートさせる(#207)。原稿下地濃度検出開始タイ
マが終了したら(#208)、原稿下地濃度検出のため
にCCDラインセンサ読み取りを開始する(#20
9)。
【0020】その後、原稿サイズ検出用センサ65がオ
フされるのを待ち(#210)、オフされた時点で測定
タイマ、原稿下地濃度検出動作をストップさせる(#2
11)。同時にモータもストップさせる(#212)。
続いて、エラー検出タイマを設定、スタートさせ(#2
13)、モータを逆回転させ、原稿戻しを開始する(#
214)。同時に、測定タイマ、CCDラインセンサ読
み取りデータからオート設定値の最適データ(適正用紙
サイズ、適正倍率、適正濃度)を求める(#215)。
原稿サイズ検出用センサ65を検知し、原稿サイズ検出
用センサ65がオンされたことを認識(#216)した
後、原稿サイズ検出用センサ65のオフを認識(#21
7)するのを待ち、原稿サイズ検出用センサ65のオフ
時点でモータをストップさせる(#218)。このとき
の原稿の戻り位置に精度は要求されない。また、原稿サ
イズ検出用センサ65の状態検知中にエラータイマが終
了したら、エラー発生とする(#220)。原稿の送り
量、戻し量は、原稿の通紙方向長さ分となる。
【0021】次に、シート原稿コピー動作の制御を説明
する。図16は画像読み取り装置の操作パネル4を示
す。図16(a)でブックモードが選択されていても、
自動給紙部60に原稿がセットされていたならば、自動
給紙部60からのコピーを優先する。自動給紙部60か
ら給送された原稿をコピーする時、プリスキャン(原稿
サイズ検出動作)に入るのは、コピーモードにおいて、
図16(b)の濃度選択画面でオートが選択されてい
る、または、図16(c)の倍率選択画面でオート倍率
が選択されている、または、図16(d)の用紙選択画
面でオート用紙が選択されている場合のいずれかの場合
である。図17は、シート原稿コピー動作制御のフロー
チャートである。
【0022】図17において、スタートボタンが押され
ると(#301)、自動給紙部(ADF)60に用紙が
有るか否かを判断し(#302)、原稿がある場合に
は、CCDラインセンサ7を自動給紙部60から給送さ
れる原稿の読み取り位置(図3の7c)ヘ移動させる
(#303)。この時、撮像レンズ6も自動給紙用の固
定焦点(図3の6a)位置ヘセットされる。オート設
定の有無を判断し(#304)、オート設定が有る場
合、原稿サイズ検出のためのプリスキャン(上述した図
15の処理)が必要であるので、そのプリスキャン制御
を実行し、その結果をモード設定に反映させる(#30
5)。プリスキャン終了後、スキャンを開始する(シー
トスルー)(#306)。スキャンでは、自動給紙部6
0より送られてくる原稿読み出しのための解像変換デー
タ、倍率補正データにより解像度変換・倍率補正を行
い、そして、後述のSRAM96にメモリされたシェー
ディング補正データ(1)が読み出され、読み取りデー
タに補正が加えられる。オート設定がなく、プリスキャ
ンの必要が無い場合は、即、スキャンを開始する(#3
06)。この時、倍率により原稿送りスピードが変化す
る。CCDラインセンサの読み取り開始タイミングは原
稿サイズ検出用センサ65のオンからのタイマで制御す
る。1枚目の原稿のスキャン後、次の原稿が有るか否か
を調べ、有ればスキャン動作を繰り返す(#306,#
307)。無ければ給紙動作は終了する(#313)。
【0023】一方、#302にて、自動給紙部60に原
稿が無い場合には、図16(a)に示した操作パネル4
において手動でブックモードが選択されているかを判断
し(#308)、選択されていれば、プリスキャンを行
って(#309)、オートモード設定に対する最適値を
セットし、オートフォーカス制御を行う(#310)。
ブックモードが選択されていなければ(#308でN
O)、シート原稿モードであるとして、撮像レンズ6は
原稿台上の固定焦点(図3の6b)位置へ移動(#3
12)され、オートモードが設定されていれば、プリス
キャンを行い、設定されていなければプリスキャンなし
に本スキャン(CCD移動スキャン)(#311)が行
われ、動作終了となる(#313)。この時のシェーデ
ィング補正は、後述のSRAM96に記憶された補正デ
ータ(2)が読み出され、得られた画像データが補正さ
れる。
【0024】ここで、本装置の照明部3の構成を図18
を参照して説明する。照明部3は、ランプユニットから
成り、原稿台用のランプ3aと固定焦点用ランプ3bが
直列に並べられている。このようにランプを分けること
で、各ランプのいずれかのみを点灯させ、制御すること
で、全体の省消費電力、ランプ電圧の長寿命化を図って
いる。図2に示した小型タイプの装置では、照明部3の
構成は原稿台用ランプのみとなる。図19は照明部の制
御のフローを示す。電源オン後(#401)、自動給紙
部60に原稿が有るか否かを判定し(#402)、原稿
が存在する場合は、固定焦点用ランプ3b(#40
3)、原稿が無い場合は、固定焦点用ランプ3bをハー
フ点灯する(#404)。次に、キー入力がされた場合
(#405)、次のキー入力が1分以内に行われなかっ
たとき(#410でYES)は、省消費電力のためラン
プをオフする(#411)。パワーオン動作も一つのキ
ー操作とする。キー入力時、両ランプが消灯していたら
(#406)、消灯前に点灯していたランプをハーフ点
灯する(#407)。次に、ランプタイマをリセット
(#408)後、ランプタイマをスタートさせる(#4
09)。この時、キー入力がコピースタートキーの場合
(#412でYES)、自動給紙部60からの原稿のコ
ピーならば(#413でYES)、固定焦点用ランプ3
bをフル点灯させる(#414)。原稿台上の原稿のコ
ピーならば(#413でNO)、原稿台用ランプ3aを
フル点灯させる(#415)。フル点灯はコピー終了ま
で継続する(#416,#417)。コピー終了時、及
びコピースタートキー以外のキー入力時は、自動給紙部
60上の原稿有無判定(#402)ヘ戻る。図2に示し
た小型タイプの装置では、ランプが一つであるため、点
灯ランプの選択処理は行わない。
【0025】次に、ランプ照明ムラ補正すなわち主走査
シエーディング補正について説明する。図20はシエー
ディング補正の原理を示す図である。この補正は、初期
補正モード(図示なし)にて行われる。照明ムラによる
主走査方向の濃度ムラデータをあらかじめ主走査シエー
ディング基準データとしてバックアップしておき、その
データを元に電気的に主走査シエーディング補正をす
る。図21は画像処理部91におけるシエーディング補
正を行う回路ブロック図である。初期補正データ読み込
みは必要に応じて操作パネルにて設定し、動作させるこ
とができる。この操作により主走査シエーディング基準
データを作成し、内部のバックアップ用SRAM95に
格納する。シエーディング基準データが一度取り込まれ
ると、以降の動作では、電源投入時に該シエーディング
基準データをバックアップSRAM95から制御用SR
AM96ヘ読み込む。そして、各スキャン時にはCCD
ラインセンサ7からのアナログ信号をA/D変換(9
1)し、一定周期のラッチタイミング(93)でそのC
CDアドレス(97)の補正値をSRAM96から読み
込み、読み込みデータと合成(98)し、補正後出力デ
ータ(99)とする。
【0026】上述の初期補正モードでは、図4に示した
白色板66aが図示のように出てきて、ランプにより照
明され、CCDラインセンサ7により画像の読み取りが
行われ、この時の補正データが上述のSRAM95にメ
モリされる(補正データ1)。この補正モードが終了す
ると、白色板66aは図示の点線のように引っ込み、画
像入力時には読み込みに影響を与えない。また、ブック
原稿を読み取るときのシェーディングデータは、原稿台
1と同じ大きさの白色板を原稿台1の所定位置に置い
て、ランプ照明を行ってCCDラインセンサ7をスキャ
ンし、一画面分のデータを読み取り、照明ムラ及びCC
Dラインセンサ7の特性の差による2次元のシェーディ
ングデータを得る。このデータもSRAM95にメモリ
される(補正データ2)。
【0027】なお、本発明は上記実施形態の構成に限ら
れず種々の変形が可能である。例えば、上記実施例で
は、撮像素子としてCCDラインセンサ7を用いた例を
示したが、エリアセンサを用いてもよい。
【0028】
【発明の効果】以上のように請求項1の発明に係る画像
読み取り装置によれば、ブック原稿の画像読み取りに好
適な、原稿面を上向きにセットした状態で原稿画像の読
み取りを行う装置にあって、シート原稿について多数枚
の連続読み取りが容易、かつ高速に行え、その操作性の
向上が図れる。特に、同一の撮像素子を用い、読み取り
を行う原稿の種類、セット位置に応じて、撮影レンズが
焦点位置に移動されるので、最適な読み取りが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態による画像読み取り装置の
全体構成を示す図である。
【図2】小型の画像読み取り装置の全体構成を示す図で
ある。
【図3】画像読み取り装置の正面概略構成図である。
【図4】小型の画像読み取り装置の正面概略構成図であ
る。
【図5】画像読み取り装置の側面概略構成図である。
【図6】画像読み取り装置の読み取り部の構成を示す図
である。
【図7】原稿サイズと高さの検出原理を示す図である。
【図8】CCDラインセンサに読み取られた主走査方向
1ライン分の出力例を示す図である。
【図9】CCDラインセンサ出力による輝度ヒストグラ
ム図である。
【図10】原稿1ページ分の下地輝度ヒストグラム図で
ある。
【図11】文字度数の原稿内分布図である。
【図12】画像読み取り装置の制御部の全体構成を示す
ブロック図である。
【図13】画像信号処理部のブロック構成図である。
【図14】シート原稿の自動給紙部の構成図である。
【図15】自動給紙部から原稿を給送する場合のプリス
キャン動作を示すフローチャートである。
【図16】操作パネルの表示例を示す図である。
【図17】コピー動作を示すフローチャートである。
【図18】ランプユニットの構成図である。
【図19】ランプ制御のフローチャートである。
【図20】シエーディング補正の原理を示す図である。
【図21】画像処理部におけるシエーディング補正を行
う回路ブロック図である。
【符号の説明】
1 原稿台 2 読み取り部 5 測距ミラー 6 撮像レンズ 7 CCDラインセンサ(撮像素子) 10 ブック原稿 10a シート原稿 60 自動給紙部(原稿給紙部) 62,63 原稿読み取り口 70 制御部 72 測距部(測距手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大塚 博司 大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪 国際ビル ミノルタ株式会社内 (72)発明者 アラン ダービー 大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪 国際ビル ミノルタ株式会社内 (72)発明者 村松 英男 大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪 国際ビル ミノルタ株式会社内 (72)発明者 松田 伸也 大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪 国際ビル ミノルタ株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿を光学的に読み取る画像読み取り装
    置において、 上向きに原稿を置くための原稿台と、 この原稿台とは別の位置に設けられたシート状原稿を給
    紙する原稿給紙部と、 原稿を読み取るための撮像素子を含む読み取り部と、 原稿の像を上記撮像素子に結像させるための撮影レンズ
    及びその駆動手段と、 原稿面と上記撮像素子の距離を測定する測距手段とを備
    え、 上記撮影レンズを、読み取りを行う原稿の種類又は原稿
    のセット位置に応じて、上記測距手段により得られた焦
    点位置、又は上記測距手段に拠らない所定の固定焦点位
    置へ移動させることを特徴とする画像読み取り装置。
JP8307401A 1995-11-24 1996-10-31 画像読み取り装置 Withdrawn JPH10136170A (ja)

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JP8307401A JPH10136170A (ja) 1996-10-31 1996-10-31 画像読み取り装置
US08/754,828 US5805272A (en) 1995-11-24 1996-11-22 Image reading apparatus for book-like document or the like

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101909133A (zh) * 2010-08-20 2010-12-08 王震 一种可以调节扫描平台前倾角度的书籍扫描仪
CN106276341A (zh) * 2016-08-15 2017-01-04 刘刚 手机入网标签自动送料扫描装置及其控制方法

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