JPH10135130A - X線マスクブランク及びその製造方法と,x線マスク - Google Patents

X線マスクブランク及びその製造方法と,x線マスク

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JPH10135130A
JPH10135130A JP23867097A JP23867097A JPH10135130A JP H10135130 A JPH10135130 A JP H10135130A JP 23867097 A JP23867097 A JP 23867097A JP 23867097 A JP23867097 A JP 23867097A JP H10135130 A JPH10135130 A JP H10135130A
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JP
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ray
film
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ray mask
stress
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JP23867097A
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Tsutomu Shiyouki
勉 笑喜
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Hoya Corp
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Publication date
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  • Preparing Plates And Mask In Photomechanical Process (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 高精度なパターン転写を行うことができるX
線マスクの材料であるX線マスクブランク及びその製造
方法,並びに,X線マスクを提供する。 【解決手段】 シリコン基板11上に形成されたX線透
過膜1と,前記X線透過膜1上に形成されたX線吸収膜
13を有するX線マスクブランク2において,予め定め
られた領域内の複数の点におけるX線吸収膜13の応力
と膜厚の積が,0〜±5×103 dyn/cmである。
このX線マスクブランク2を製造するには,X線吸収膜
を形成する工程において,X線吸収膜13の応力分布及
び/又は膜厚分布を制御することにより,予め定められ
た領域内の複数の点におけるX線吸収膜13の応力と膜
厚との積が,0±5×103 dyn/cmと成るような
X線吸収膜13を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,X線リソグラフィ
ーに用いるX線マスクブランク及びその製造方法とX線
マスク及びその製造方法に関し,詳しくはパターン位置
精度に影響を及ぼすX線吸収膜の内部応力分布及び膜厚
分布を精密に制御したX線マスクブランク及びその製造
方法とX線マスク及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来,半導体産業において,シリコン基
板等に微細なパターンからなる集積回路を形成する技術
には,露光用電磁波として,可視光や紫外光を用いて微
細パターンを転写するフオトリソグラフィー法が用いら
れていた。しかし,近年半導体技術の進歩とともに,超
LSIなどの半導体装置の高集積化が著しく進み,従来
のフオトリソグラフイー法に用いてきた可視光や紫外光
での転写限界を超えた高精度の微細パターンの転写技術
が要求されるに至った。このような微細パターンを転写
させるために,可視光や紫外光よりも波長の短いX線を
用いるX線リソグラフィー法が試みられている。
【0003】図2は従来のX線リソグラフィーに用いら
れるX線マスクの構造を示す断面図である。図2に示す
ように,X線マスク51は,X線を透過するX線透過膜
(メンブレン)12と,X線を吸収するX線吸収パター
ン13aとを備えている。これらのX線透過膜12とX
線吸収パターン13aとは,シリコンからなる基板11
aで支持されている。
【0004】図3は従来のX線マスクブランクの構造を
示す断面図である。図3を参照すると,X線マスクブラ
ンク52は,シリコン基板11上に形成されたX線透過
膜12とX線吸収膜13とから構成されている。X線透
過膜12としては,高いヤング率をもち,X線照射に対
して優れた耐性をもつ炭化珪素が一般に用いられてい
る。また,X線吸収体膜13には,X線照射に対して優
れた耐性をもつTaを含むアモルフアス材料が良く用い
られている。このX線マスクブランク52からX線マス
ク51を作製するプロセスとしては,例えば以下の方法
が用いられている。
【0005】まず,X線マスクブランク52上に所望の
パターンを形成したレジスト膜を配し,このパターンを
マスクにドライエッチングを行いX線吸収パターンを形
成する。その後裏面に形成されX線透過膜のウインドウ
エリアとなる中心部の領域をテトラフルオロメタン(C
4 )をエッチングガスとしたリアクティブイオンエッ
チング(RIE)により除去し,残った膜をマスクにし
て,フッ酸と硝酸との混合液からなるエッチング液によ
りシリコンをエッチングしてX線マスク51を得る。こ
こで,レジストは,一般に,電子ビーム(EB)レジス
トを用い,EB描画法によりパターン形成を行う。
【0006】ここで,第1に,X線吸収体膜13には,
内部応力が小さいことが要求される。その理由は,X線
マスクには,高い位置精度が要求され,例えば,0.1
8μmのデザインルールパターンを有する1G−DRA
M用のマスクでは,22mm以下の歪みに抑える必要が
ある。位置の歪みは,マスク材料の応力に強く影響し,
吸収体膜の応力が高いとその応力により位置歪みを誘発
させる。したがって,吸収体膜は極めて低い応力である
必要がある。
【0007】例えば,要求される位置精度を確保するた
めに,本発明者らがシュミレーシヨン解析を行った結果
から,0.5μm厚の吸収体膜には,10MPa(1×
108 dyn/cm2 )以下の応力である必要があっ
た。
【0008】ここで,膜の内部応力として議論されてき
た値は,基板中心部での平均応力のことである。これ
は,これまで応力を測定する方法として一般に良く用い
られてきた基板の曲率半径を膜形成前後で測定する方法
では,基板中心部の平均化された応力のみが算出される
からである。
【0009】また,第2に,X線吸収膜の0.18μm
以下の微細なパターンを形成するためには,微結晶状態
かアモルフアス構造であることが好ましい。例えば,柱
状の結晶構造をもつと,微細パターン形成により,パタ
ーンのエッヂの形状が荒れ,パターン形状が悪化する。
【0010】従来,X線吸収膜として用いられてきた材
料は,タンタル(Ta),タングステン(W)もしくは
これらの金属を含む化合物であり,これらはほとんどス
パッタリング法によりX線透過膜上に形成される。そし
て,上述した特性を満たす材料として,例えばタンタル
とホウ素の化合物が使用されている(特開平2−192
116号公報,以下,従来技術1と呼ぶ,参照)。
【0011】また,従来,X線吸収体膜の内部応力を小
さくする技術としては,例えば特開平1−150324
号公報に記載の方法(以下,従来技術2と呼ぶ)があ
る。従来技術2には,基板上に形成されたX線透過膜上
に,スパッタ装置を使用して1×109 dyn/cm2
(100MPa)付近の引っ張り応力を有するタンタル
からなるX線吸収体材料を形成した後,前記X線吸収性
材料を所定の時間加熱することにより,約1×108
yn/cm2 , (10MPa)の内部応力に低下させる
X線マスクの製造方法が示されている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら,25m
m角以上のパターンエリアにおいて,要求される位置精
度に抑えるためには,X線吸収膜の内部応力は,25m
m角以上のパターンエリアにおいて均一である必要があ
る。というのは,応力分布が不均一であれば,不均一な
応力分布によりパターン歪みが生じるためである。そし
て,たとえ膜の平均応力が10MPa以下であっても,
パターンエリアで膜応力が均一でない膜は,要求される
位置精度を満たさないことが,本発明者らの検証実験に
よって確認されている。
【0013】近年の測定装置技術の進歩に伴い,応力測
定精度も向上し,例えばNTTアドバンステクノロジー
(株)が開発した応力装置は,従来の基板の曲率半径の
測定を行う方法においても高精度に応力分布が測定でき
るようになった。また,バルジ法と呼ばれる膜を自立化
(メンブレン化)し,そのメンブレンに差圧を加えその
ときのメンブレンの変形量を測定する方法においても応
力分布が測定できることを見い出した。この両方の方法
により基板内の応力分布が正確に測定できるようになつ
た。そして,さまざまな吸収膜の応力分布を調べたとこ
ろ,これまでの従来技術で作製された吸収体膜の応力分
布は均一でなく,要求される位置精度を満たすことがで
きないことがわかった。
【0014】例えば,従来技術2に示されたX線マスク
は,パターンエリア内の応力均一化については全く考慮
されていない。また,成膜後に100MPa程度の引っ
張り応力となるTa膜の構造は明らかな柱状の結晶構造
をもつため,1G−DRAM用のパターン形成に適して
いない。また,Ta膜の結晶構造を微細化するために
は,成膜時の膜応力は,圧縮状態にする必要があるか,
圧縮応力をもつ膜は,アニールによつては,低応力ヘ応
力制御ができない。
【0015】また,マスクの位置歪みは,吸収体の膜厚
分布にも影響を及ぼし,つまり,位置歪みに影響を及ぼ
す膜の力は膜応力と膜厚の積に依存するため,たとえ,
応力が均一であっても,膜厚分布が不均一であると,そ
の不均一な膜厚分布によっても位置歪みが生じることが
わかった。
【0016】そこで,本発明の技術的課題は,高精度な
パターン転写を行うことができるX線マスクの材料であ
るX線マスクブランク及びその製造方法並びにX線マス
クを提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記技術的課題を解決す
るために,本発明の一態様によれば,基板上に形成され
たX線透過膜と,前記X線透過膜上に形成されたX線吸
収膜を有するX線マスクブランクにおいて,予め定めら
れた領域内の複数の点における前記X線吸収膜の応力と
膜厚の積が,0〜±5×103 dyn/cmであること
を特徴とするX線マスクブランクが得られる。
【0018】また,本発明の前記態様によれば,前記X
線マスクブランクにおいて,前記X線吸収膜は,アモル
フアス構造の材料からなることを特徴とするX線マスク
ブランクが得られる。
【0019】また,本発明の前記態様によれば,前記X
線マスクブランクにおいて,前記X線吸収膜は,Taを
主成分とする材料からなることを特徴とするX線マスク
ブランクが得られる。
【0020】また,本発明の前記態様によれば,前記い
ずれかのX線マスクブランクにおいて,前記X線吸収膜
は,TaとBを含む材料からなることを特徴とするX線
マスクブランクが得られる。
【0021】また,本発明の前記態様によれば,前記い
ずれかに記載のX線マスクブランクにおいて,前記X線
吸収膜が形成される面の表面は,表面粗さRaが2.0
nm(Ra:中心線平均粗さ)以下の平滑な面を有する
ことを特徴とするX線マスクブランクが得られる。
【0022】また,本発明の前記態様によれば,前記い
ずれかのX線マスクブランクにおいて,前記X線透過膜
の表面が,平坦化処理を施された面であることを特徴と
するX線マスクブランクが得られる。
【0023】また,本発明の前記態様によれば,前記い
ずれかのX線マスクブランクにおいて,前記X線透過膜
が炭化珪素からなることを特徴とするX線マスクブラン
クが得られる。
【0024】また,本発明のもう一つの態様によれば,
基板上に形成されたX線透過膜上にX線吸収膜を形成す
る工程を有するX線マスクブランクの製造方法におい
て,前記X線吸収膜を形成する工程において,X線吸収
膜及び/又は膜厚分布を制御することによって,予め定
められた領域内の複数の点における前記X線吸収膜の応
力と膜厚との積が,0〜±5×103 dyn/cmとな
るようなX線吸収膜を形成することを特徴とするX線マ
スクブランクの製造方法が得られる。
【0025】また,本発明の前記態様によれば,前記X
線マスクブランクの製造方法において,前記X線吸収膜
の応力分布及び/又は膜厚分布の制御を,X線吸収膜の
成膜時における条件を制御することによって行うことを
特徴とするX線マスクブランクの製造方法が得られる。
【0026】また,本発明の前記態様によれば,前記X
線マスクブランクの製造方法において,前記X線吸収膜
の応力分布の制御をスパッタリングガスとしてキセノン
(Xe)を用いたスパッタリング法により成膜すること
により行うことを特徴とするX線マスクブランクの製造
方法が得られる。
【0027】また,本発明の前記態様によれば,前記X
線マスクブランクの製造方法において,前記X線吸収膜
の応力分布の制御を,当該X線吸収膜の成膜時における
条件を制御,及び当該X線吸収膜の成膜後のアニール処
理を行うことにより行うことを特徴とするX線マスクブ
ランクの製造方法が得られる。
【0028】また,本発明の他の態様によれば,前記い
ずれかのX線マスクブランクをパターニングすることに
よって製造されたことを特徴とするX線マスクが得られ
る。
【0029】さらに,本発明の別の態様によれば,前記
X線マスクを用いて,被転写基板にパターン転写を行う
ことを特徴とするパターン転写方法が得られる。
【0030】
【発明の実施の形態】以下,本発明の実施の形態につい
て説明する。
【0031】(本発明のX線マスクブランクの説明)本
発明者らは鋭意研究を重ねた結果,基板上に形成された
X線透過膜と,前記X線透過膜上に形成されたX線吸収
膜を有するX線マスクブランクにおいて,前記X線マス
クブランクを用いてX線マスクを製造したときに,X線
マスクのパターンエリアに相当する領域内の任意の複数
点における前記X線吸収膜の応力と膜厚との積を0〜±
5×103dyn/cmである必要があることを見い出
した。
【0032】即ち,X線マスクは,高い位置精度が要求
され,例えば,X線リソグラフィーで要求されている
0.18μmのデザインルールパターンを有する1Gb
it−DRAM用X線マスクにおいては,パターン歪み
を22nm以下に抑える必要がある。ここで,位置歪み
は,X線吸収膜の応力に大きく影響されることが知られ
ているが,膜のある箇所における膜応力について低い値
を得るだけでは不十分であり,その膜応力のパターンエ
リアにおける均一性(応力分布)を小さく抑えること
が,パターン位置歪みを低く抑える上で重要であること
を本発明者は,見い出した。さらに,パターン歪みは,
膜の力に相当する膜応力と膜厚の積に直接影響を受け
る。従って,応力分布だけでなく膜厚分布についても考
慮する必要があり,X線吸収膜の応力と膜厚の積が±5
×103 dyn/cm以下であることが必要であること
も本発明者は見い出した。
【0033】従って,本発明のX線マスクブランクのX
線吸収膜は,予め定められた領域内の任意の複数の点に
おけるX線吸収膜の応力と膜厚との積を±5×103
yn/cm以下としている。ここで,本発明において,
予め定められた任意の複数の点とは,前記X線マスクブ
ランクを用いてX線マスクを製造したときに,X線マス
クのパターンエリアに相当する領域内の任意の複数の点
を呼ぶ。
【0034】尚,本発明において,応力と膜厚の積を0
〜±5×103 dyn/cmと限定した理由は,X線吸
収膜の応力と膜厚の積が±5×103 dyn/cmを超
えると,応力分布の不均一性によりパターンの位置歪み
が生じ,高い位置精度を有したX線マスクが得られない
からである。また,同様の観点から,X線吸収膜の応力
分布と膜厚の積は,±4×103 dyn/cm以下が好
ましく,±3×103dyn/cm以下がより好まし
い。
【0035】また,本発明において,前記X線吸収膜の
膜厚は,0.3μm〜0.8μm程度であることが,パ
ターン転写解像性の観点から好ましい。さらに,X線吸
収膜の膜厚分布は,転写むらを抑えるという理由から0
〜50nmであることが実用上好ましい。また,X線吸
収膜の膜応力は,15MPa(±15×107 dyn/
cm2 )以下であることが好ましい。この範囲内で,膜
厚分布及び/又は応力分布を適宜制御し,結果としてX
線マスクのパターンエリア内の応力が均一になるように
することが好ましい。
【0036】ここで,本発明において,X線吸収膜をア
モルフアス構造とすることにより,応力分布を小さく抑
えることができる上に,微細加工性に優れたパターンを
得ることができる。即ち,例えばTa等のX線吸収膜を
用いた場合,応力分布を制御する成膜条件と結晶状態を
微細化する条件の双方を満たす条件で成膜することが困
難である。
【0037】このような,アモルフアス構造のX線吸収
膜は,例えば,Taと窒素,酸素,ホウ素,炭素を含む
材料が挙げられる。中でも,TaとBを含む材料は,膜
応力をスパッタ条件(ガス圧)を制御することにより容
易に小さくできる上に,高純度で不純物を含まず,X線
吸収率が大きいという利点を有する。その場合,Taに
対するBの割合は,15〜25原子%とすることにより
アモルフアス構造の膜か得られる。
【0038】また,本発明者らは,X線吸収膜を形成す
る面の表面粗さが,X線吸収膜の応力分布に強く影響
し,前記面の表面が粗れた面よりも平滑の面の方が応力
分布が大きくなつてしまうことを見い出した。
【0039】しかしながら,X線吸収膜を形成する面,
例えば,X線透過膜の表面粗さは,微細パターンのエッ
ヂラフネスを低減するという観点から平滑にすることが
好ましいとされている。
【0040】そこで,本発明においては,X線吸収膜を
形成する面を平滑なものとし,かつX線透過膜の応力分
布と膜厚分布を制御することにより,パターン歪みとエ
ッヂラフネスの低減の双方に優れたX線マスクを提供す
ることができる。そのときの,X線吸収膜を形成する面
の表面粗さは,2.0Ra以下,好ましくは1.5nm
以下,さらに好ましくは,1.2nm以下とすることに
より,2nm以下の平滑な表面を有するX線吸収膜を得
ることができる。
【0041】また,X線吸収膜を形成する面を平滑にす
るには,X線透過膜表面を,例えば,鏡面研磨,エッチ
バック法等の平滑化処理を施すことにより行うことがで
きる。
【0042】即ち,本発明のX線マスクブランクは,上
記いずれかのX線マスクブランクにおいて,前記X線吸
収膜が形成される面の表面は,表面粗さRaが2.0n
m(Ra:中心線平均粗さ)以下の平滑な面を有するこ
とを特徴としている。
【0043】また,本発明のX線マスクブランクにおい
て,前記X線透過膜は,炭化珪素からなることが好まし
い。
【0044】また,本発明において用いる基板として
は,シリコン基板等が挙げられる。また,X線透過膜と
しては,SiC,SiN,ダイヤモンド等が挙げられ
る。また,本発明のX線マスクブランクにおいては,X
線透過膜とX線吸収膜との間に,エッチング停止層,密
着層,反射防止層,導電層の膜を設けたものであっても
よく,また,X線吸収膜上にマスク層,保護層,導電層
を設けたものでもよい。
【0045】(本発明のX線マスクブランクの製造方法
の説明)本発明のX線マスクブランクの製造方法は,基
板上に形成されたX線透過膜上にX線吸収膜を形成する
工程を有するX線マスクブランクの製造方法において,
前記X線吸収膜を形成する工程において,X線吸収膜の
応力分布及び/又は膜厚分布を制御することにより,予
め定められた領域内の複数の点における前記X線吸収膜
の応力と膜厚の積が,0〜±5×103 dyn/cmと
なるようなX線吸収膜を形成することを特徴とする。
【0046】ここで,X線吸収膜の膜厚分布は,X線吸
収膜の成膜時に制御することができ,具体的には,スパ
ッタリング成膜時のガス圧,DC(RF)パワー,ター
ゲットの大きさ,ターゲットと基板の配置,基板を自
転,公転などの回転を行ったり,不均一となるブラズマ
領域を遮蔽する(遮蔽板を設置する)方法等で行うこと
ができる。
【0047】また,X線吸収膜の応力分布は,X線吸収
膜の成膜時に制御する方法が考えられ,例えば,X線吸
収膜をスパッタリングにより成膜する際に,スパッタリ
ングガスとしてキセノン(Xe)を用いることにより,
スパッタリングガスとしてアルゴン(Ar)を用いた場
合に比べて低いガス圧で小さい膜応力及びその分布のX
線吸収膜が得られ,その結果制御性良く小さい膜応力及
びその分布が得られることが確認されている。その他の
制御方法としては,成膜時における温度分布の制御やガ
ス圧,ターゲットの大きさ,ターゲットと基板の配置等
の制御を挙げることができる。
【0048】ここで,スパッタリング法としては,RF
マグネトロンスパッタリング,DCマグネトロンスパッ
タリングなどを例示することができる。
【0049】さらに,X線吸収膜の応力分布は,X線吸
収膜の成膜後にアニール処理を行うことにより,制御す
ることができる。その場合,好ましいアニール温度は2
00゜Cから350℃である。このアニール処理におい
ては,上記のX線吸収膜の成膜時の制御にて,ある程度
小さい膜応力及びその分布を得た後のさらなる微調整の
ために行うのが効果的である。即ち,膜応力及びその分
布を0に近づけるためには,アニール前のX線吸収膜の
平均膜応力が,0〜−160MPa(0〜−1.6×1
9 dyn/cm2 ),応力分布が±10MPa以下と
しておくことが好ましい。
【0050】上記のような方法により,X線吸収膜の任
意の複数点における応力(応力分布)と任意の複数点に
おける膜厚(膜厚分布)を相対的に制御し,結果として
任意の複数点における応力×膜厚の値を,0〜±5×1
3 dyn/cmの範囲にすることにより,位置歪みを
低減したIG−DRAM用パターンに適したX線マスク
を製造するためのX線マスクブランクを得ることができ
る。
【0051】尚,X線吸収膜の応力の制御方法として,
表面粗さを,例えばRa2〜20nmの粗い面上に,所
定の膜厚分布のX線吸収膜を成膜するという方法もある
が,既に述べたように,パターン形状の向上という観点
から,平坦な面上にX線吸収膜を形成することが好まし
いとされているため,X線吸収膜の応力の制御は,上記
のようなX線吸収膜の成膜時以降にに行う方法をとるこ
とが好ましい。
【0052】
【実施例】以下,本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
【0053】(実施例1)図1は本発明の実施例1に係
わるX線マスクブランクの製造工程を順に示す断面図で
ある。図1(A)は,シリコン基板11の両面にX線透
過膜12として炭化珪素を成膜して作製したX線マスク
メンブレンである。なお,シリコン基板11としては,
大きさ3インチφ,厚さ2mmで結晶方位(100)の
シリコン基板を用いた。また,X線透過膜12としての
炭化珪素は,ジクロロシランとアセチレンを用いてCV
Dにより2μmの厚みに成膜されたものである。さら
に,機械研磨により膜表面の平坦化を行い,Ra=1n
m以下の表面粗さを備えたX線透過膜1を得た。
【0054】次に,図1(B)に示すようにタンタルと
ホウ素とをそれらの原子比(Ta/B)が8/2となる
範囲で含有する化合物をスパッタリングターゲットとし
て,アルゴンをスパッタリングガスとして,RFマグネ
トロンスパッタリングにより,25mm角のエリア内
で,膜厚0.5μm±0.03μm膜応力−100MP
a±10MPa(圧縮応力)を有するTa−B膜を作製
した。ここで,スパッタリングターゲットは,6インチ
φのサイズで,シリコン基板11を自公転させ,さら
に,プラズマ中に膜厚を均一化させるための遮蔽板を設
ける方法で作製した。また,RFパワー密度6.5W/
cm2 ,スパッタガス圧1.0Paとして膜を得た。こ
の膜をアニール処理することにより膜応力が引っ張り側
へ変化する特性を用いて,低い応力ヘ制御することが可
能となる。
【0055】下記表1にアニール温度と膜応力の関係を
示す。下記表1から明らかなように200℃でアニール
することにより,0±7MPaの低応力膜を得ている。
この膜の25mm角エリアでの応力と膜厚の積は,±
3.7×103 dyn/cm以下であった。
【0056】尚,応力分布は,NTTアドバンステクノ
ロジー(株)製の高精度応力測定装置により,成膜前後
シリコン基板の曲率半径を基板面内で256点の任意の
箇所で測定した。また,膜厚分布は,段差計(タリステ
ップ)を用いて測定した。
【0057】次に,図1(C)に示すように,X線吸収
体の上にエッチングマスク層14としてクロム炭化物を
含むクロム(Cr)膜をRFマグネトロンスパッタ法に
よって0.05μmの厚さに形成した。スパッタリング
ターゲットにCrを用い,スパッタリングガスは,アル
ゴン(Ar)にメタン(CH4 )を7%混合したガス
で,RFパワー密度6.5W/cm2 ,スパッタガス圧
1.2Paとして,100MPa以下の低応力のエッチ
ングマスク層14を得た。
【0058】本発明の実施例1で作製したX線マスクブ
ランクを用いて,図2及び図3に示した従来の方法と同
様に,X線マスクを作製し,位置歪みを座標測定機によ
り評価した結果,下記表1に示すように,18nmの要
求される精度以下であることを確認した。
【0059】(実施例2及び3)次に,本発明の実施例
2及び実施例3に係わるX線マスクブランクの製造方法
について説明する。本実施例では,実施例1とその工程
が同様であるので,図1を用いて説明する。
【0060】まず,実施例1と同様の方法でX線透過膜
1を得た後,図1(B)に示すようにタンタルとホウ素
とをそれらの原子比(Ta/B)が8/2となる範囲で
含有する化合物をスパッタリングターゲットとして,ア
ルゴンの代わりにキセノン(Xe)をスパッタリングガ
スとして,RFマグネトロンスパッタリングにより,2
5mm角のエリア内で膜厚0.5μm±0.02μm,
膜応力−140MPa±7MPa(圧縮応力)を有する
Ta−B膜を作製した。ここで,RFパワー密度6.5
W/cm2 ,スパッタガス圧0.35Paとして膜を得
た。この膜を250℃でアニール処理することにより,
0±4MPaの低応力膜を得ている。この膜の25mm
角エリアでの応力と膜圧との積は,下記表1に示すよう
に,±2.1×103 dyn/cm以下であった(実施
例2)。XeガススパッタでTa−B膜を形成すること
で,ブラズマ密度の均一化に伴い,膜厚及び応力分布
は,アルゴンのときと比べて均一化する。同様に成膜後
に260℃でアニールした場合,下記表1に示すように
膜応力は,4±4MPaで,この膜の25mm角エリア
での応力と膜厚の積は,±4.2×103 dyn/cm
以下であった(実施例3)。
【0061】次に,図1(C)に示すように,X線吸収
体の上にエッチングマスク層14としてクロム炭化物を
含むクロム膜をRFマグネトロンスパッタ法によって
0.05μmの厚さに形成した。スパッタターゲットに
Crを用い,スパッタガスは,Arにメタンを7%混合
したガスで,RFパワー密度6.5W/cm2 ,スパッ
タガス圧1.2Paとして,100MPa以下の低応力
のエッチングマスク層14を得た。
【0062】本実施例で作製したX線マスクブランクを
用いてX線マスクを作製し,位置歪みを座標測定機によ
り評価した結果,下記表1に示すように要求される精度
以下であることを確認した。
【0063】(実施例4)次に,本発明の実施例4に係
わるX線マスクブランクの製造方法について説明する。
本実施例では,実施例1とその工程が同様であるので,
図1を用いて説明する。
【0064】まず,実施例1と同様の方法でX線透過膜
1を得た後,図1(B)に示すようにタンタルとホウ素
とをそれらの原子比(Ta/B)が8/2となる範囲で
含有する化合物をスパッタリングターゲットとして,ア
ルゴンの代わりにキセノンをスパッタリングガスとし
て,RFマグネトロンスパッタリングにより,25mm
角のエリア内で膜厚0.5μm±0.01μm,膜応力
−150MPa±8MPa(圧縮応力)を有するTa−
B膜を作製した。ここで,スパッタリングターゲットは
10インチφのサイズで,シリコン基板11をターゲッ
トに対向する位置に60mmの距離に配置する方法で作
製した。また,RFパワー密度2.0W/cm2 ,スパ
ッタガス圧0.8Paとして膜を得た。この膜を270
゜Cでアニール処理することにより,−2±5MPaの
低応力膜を得ている。この膜の25mm角エリアでの応
力と膜厚の積は,表1に示すように±3.6×103
yn/cm以下であった。
【0065】本実施例で作製したX線マスクブランクを
用いてX線マスクを作製し,位置歪みを座標測定機によ
り評価した結果,下記表1に示すように要求される精度
以下であることを確認した。
【0066】(実施例5)スパッタリングによる成膜で
遮蔽板を使用しない以外は,実施例3と同様の方法でX
線マスクブランクを得た。下記表1に示すように,遮蔽
板を使用しないことで膜厚分布は0.5μm±0.08
μmと悪いが,応力を2±5MPaと平均応力を小さく
することで,応力と膜厚の積は,4.1×103dyn
/cm以下であつた。
【0067】本実施例で作製したX線マスクブランクを
用いてX線マスクを作製し,位置歪みを座標測定機によ
り評価した結果,下記表1に示すように要求される精度
以下であることを確認した。
【0068】(比較例1及び2)下記表1に記載したよ
うにアニール温度を変更した以外は,実施例1と同様な
方法でX線マスクブランクを作製した。次に,実施例1
と同様にX線マスクを作製し,位置歪みを評価した結
果,下記表1に示すように要求される位置精度を満たさ
ないことを確認した。
【0069】(比較例3)スパッタリング成膜で遮蔽板
を使用しないこと,ガス圧を0.9Paと低くしたこ
と,及びアニール温度を270゜Cとしたこと以外は,
比較例1と同様の方法でX線マスクブランクを作製し
た。応力は4±6MPaと比較的小さくすることができ
たものの,膜厚分布は,0.5μm±0.08μmとあ
まり良くなかったため,応力と膜厚の積は5.8×10
3 dyn/cm以下であつた。本比較例で作製したX線
マスクブランクを用いてX線マスクを作製し,位置歪み
を座標測定機により評価した結果,下記表1に示すよう
に要求される精度を満たさないことを確認した。
【0070】
【表1】
【0071】尚,上記実施例では,RFマグネトロンス
パッタリングで行ったか,本発明は,これに限定される
ことはなく,一般に行われているDCスパッタリングの
ようなスパッタリングでも同様の効果がある。
【0072】また,スパッタリングガスとしてアルゴン
とメタンの混合ガスを用いたが,本発明はこれに限定さ
れることはなく,アルゴンの代わりに,キセノン(X
e)やクリプトン(Kr)やヘリウム(He)などの不
活性ガスも使用できるし,メタンの代わりにエタン(C
2 6 ),プロバン(C3 8 )などの炭化水素系ガス
でも同様の効果がある。
【0073】また,実施例において,X線吸収体膜とし
て,TaとBの化合物(Ta:B=8:2)の代わり
に,金属Ta,Taを含むアモルフアス材料,Ta4B
以外の組成をもつホウ化タンタル等を用いても良い。
【0074】また,X線マスクブランクの構造は,図2
に限定されず,X線透過膜形成後に中心部のシリコンを
エッチング除去し,メンブレン化した基板を用いても良
い。
【0075】
【発明の効果】以上説明したように,本発明によるX線
マスクブランク及びその製造方法並びにX線マスクによ
れば,X線吸収膜のパターン形成領域内の応力と膜厚の
積を,0〜±5×103 dyn/cmとして用いている
ので,応力による位置歪みが極めて少なく,高い位置精
度を有するX線マスクが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A),(B),及び(C)は本発明の第1の
実施の形態によるX線マスクブランクの製造工程を順に
示す図である。
【図2】従来のX線マスクの構造を説明するための断面
図である。
【図3】従来のX線マスクブランクの構造を説明するた
めの断面図である。
【符号の説明】
1 X線透過膜 2,52 X線マスクブランク 11a マスク支持板 11 シリコン基板 12 X線透過膜 13 X線吸収膜 13a X線吸収体パターン 14 エッチングマスク層 51 X線マスク

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上に形成されたX線透過膜と,前記
    X線透過膜上に形成されたX線吸収膜を有するX線マス
    クブランクにおいて,予め定められた領域内の複数の点
    における前記X線吸収膜の応力と膜厚の積が,0〜±5
    ×103 dyn/cmであることを特徴とするX線マス
    クブランク。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のX線マスクブランクにお
    いて,前記X線吸収膜は,アモルフアス構造の材料から
    なることを特徴とするX線マスクブランク。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のX線マスクブランクにお
    いて,前記X線吸収膜は,Taを主成分とする材料から
    なることを特徴とするX線マスクブランク。
  4. 【請求項4】 請求項1又は2記載のX線マスクブラン
    クにおいて,前記X線吸収膜は,TaとBを含む材料か
    らなることを特徴とするX線マスクブランク。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4の内のいずれかに記載のX
    線マスクブランクにおいて,前記X線吸収膜が形成され
    る面の表面は,表面粗さRaが2.0nm(Ra:中心
    線平均粗さ)以下の平滑な面を有することを特徴とする
    X線マスクブランク。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5の内のいずれかに記載のX
    線マスクブランクにおいて,前記X線透過膜の表面が,
    平坦化処理を施された面であることを特徴とするX線マ
    スクブランク。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6の内のいずれかに記載のX
    線マスクブランクにおいて,前記X線透過膜が炭化珪素
    からなることを特徴とするX線マスクブランク。
  8. 【請求項8】 基板上に形成されたX線透過膜上にX線
    吸収膜を形成する工程を有するX線マスクブランクの製
    造方法において,前記X線吸収膜を形成する工程におい
    て,X線吸収膜及び/又は膜厚分布を制御することによ
    って,予め定められた領域内の複数の点における前記X
    線吸収膜の応力と膜厚との積が,0±5×103 dyn
    /cmとなるようなX線吸収膜を形成することを特徴と
    するX線マスクブランクの製造方法。
  9. 【請求項9】 請求項8記載のX線マスクブランクの製
    造方法において,前記X線吸収膜の応力分布及び/又は
    膜厚分布の制御を,X線吸収膜の成膜時における条件を
    制御することによって行うことを特徴とするX線マスク
    ブランクの製造方法。
  10. 【請求項10】 請求項9記載のX線マスクブランクの
    製造方法において,前記X線吸収膜の応力分布の制御を
    スパッタリングガスとしてキセノン(Xe)を用いたス
    パッタリング法により成膜することにより行うことを特
    徴とするX線マスクブランクの製造方法。
  11. 【請求項11】 請求項9記載のX線マスクブランクの
    製造方法において,前記X線吸収膜の応力分布の制御
    を,当該X線吸収膜の成膜時における条件を制御,及び
    当該X線吸収膜の成膜後のアニール処理を行うことによ
    り行うことを特徴とするX線マスクブランクの製造方
    法。
  12. 【請求項12】 請求項1乃至7の内のいずれかに記載
    のX線マスクブランクをパターニングすることによって
    製造されたことを特徴とするX線マスク。
  13. 【請求項13】 請求項12に記載のX線マスクを用い
    て,被転写基板にパターン転写を行うことを特徴とする
    パターン転写方法。
JP23867097A 1996-09-03 1997-09-03 X線マスクブランク及びその製造方法と,x線マスク Withdrawn JPH10135130A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6366640B1 (en) * 1998-11-14 2002-04-02 Hoya Corporation X-ray mask blank, X-ray mask and method for manufacturing the same
JP2004273304A (ja) * 2003-03-10 2004-09-30 Matsushita Electric Ind Co Ltd 電極とこれを用いた電池
JP2006024920A (ja) * 2004-07-08 2006-01-26 Schott Ag Euvフォトリソグラフィー用マスクブランクの作製方法及びマスクブランク
CN110850609A (zh) * 2019-11-21 2020-02-28 中国电子科技集团公司第二十六研究所 一种低应力声光器件及其制备方法

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