JPH10134728A - イオン注入機用のイオン源とそのカソード構造 - Google Patents

イオン注入機用のイオン源とそのカソード構造

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JPH10134728A
JPH10134728A JP9298290A JP29829097A JPH10134728A JP H10134728 A JPH10134728 A JP H10134728A JP 9298290 A JP9298290 A JP 9298290A JP 29829097 A JP29829097 A JP 29829097A JP H10134728 A JPH10134728 A JP H10134728A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】イオン注入機に用いる新規で改良されたイオン
源及びそのカソード構造を提供すること。 【解決手段】イオン注入機に用いるイオン源は、ガスイ
オン化領域を定める導電性のチャンバ壁(130a 〜130d)
を有する。ガス閉塞室は、イオンをこの室から放出する
出口開口78を有し、ガス閉塞室から出たイオンによりイ
オンビームを形成するための分析磁石と引出し電極等の
構造に対してイオン源ハウジング、フランジ82、イオン
源ブロック120 で構成されるガス閉塞室の基台が配置さ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、加工品のビーム処
理用のイオンビームを形成するために、イオンを放出す
るイオン源を有する注入機に関する。
【0002】
【従来の技術】イオン注入機は、ウエハにイオンビーム
を衝突させることによってシリコンウエハを処理するた
めに使用されてきた。イオンビームは、半導体ウエハを
制御された不純物濃度にドーピングして、順次、集積回
路を製造するために使用される半導体ウエハを生産す
る。
【0003】このようなイオン注入機の重要なファクタ
ーは、所定時間で処理できるウエハの処理量すなわち数
である。高電流イオン注入機は、イオンビームが通過す
る多数のシリコンウエハを移動するための回転ディスク
支持体を有する。イオンビームの中で、この支持体がウ
エハを回転するとき、イオンビームはウエハに衝突す
る。中電流イオン注入機は、1度に1つのウエハを処理
する。複数のウエハがカセット内に支持され、1度に1
つのウエハが引き出され、そして、1つのプラテン上に
載置される。
【0004】このウエハは、注入方向に向けられ、イオ
ンビームが単一ウエハに衝突する。中電流イオン注入機
は、初期軌道から比較的狭いビームを偏向する電気的に
整形したイオンビームを用いて、全ウエハ表面を選択的
にドーピングまたは処理する。
【0005】イオンビームを発生するイオン源は、一般
的に使用とともに減退する傾向にある加熱フィラメント
のカソードを有する。十分な効率でイオンを再び発生す
ることができるように、比較的短い使用時間の後に、カ
ソードフィラメントは取り替えなければならない。カソ
ードフィラメントの取り替え間隔を最大にすることは、
時間当りに注入されるウエハの量が増加し、その結果、
注入機の効率が増加する。
【0006】スフェリアッゾ(Sferiazzo) 等に付与され
た米国特許第5,497,006号は、基台により支持
されかつイオン化電子をガス閉塞室内に排出するために
このガス閉塞室に対して配置されたカソードを有するイ
オン源を開示している。この特許のカソードは、ガス閉
塞室内に部分的に伸びるエンドキャップと筒状の導電性
カソード本体である。フィラメントは筒状の本体内に支
持され、電子を放出する。この電子放出は、電子衝突を
介してエンドキャップを加熱してイオン化電子を熱イオ
ン的にガス閉塞室内に放出する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、イオン注入
機に用いる新規で改良されたイオン源及びそのカソード
構造を提供することを目的としている。このイオン源
は、プラズマ流からカソードフィラメントを遮蔽するカ
ソードを用いる。これらのカソード及びフィラメントの
構造によれば、その取り替え及び修繕を迅速に行うこと
ができ、イオン注入機の休止時間を低減することができ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に従うイオン源は、請求項に記載の各構成を
有する。請求項1によれば、イオン源は、ガスイオン化
領域と境を接するチャンバ壁を有し、かつイオンを排出
するための出口開口を備えるガス閉塞室を含んでいる。
ガス配給装置がイオン化可能ガスをガス閉塞室に配給す
る。支持体は、イオンがガス閉塞室を出る時にイオンビ
ームを形成するための構造体に対して所定の位置にガス
閉塞室を支持する。
【0009】カソードは、イオン化電子をガス閉塞室の
イオン化領域に放出し、ガス分子をイオン化するため
に、ガス閉塞室のイオン化領域に対して位置づけられて
いる。絶縁体は、このカソードを支持するためにガス閉
塞室に取り付けられ、カソードをガス閉塞室から電気的
に絶縁する。また、カソードは、導電性のカソード本体
からなり、内部領域と境を接しかつガス閉塞室の内部に
伸びる外側表面を有する。フィラメントは、カソード本
体の内部領域内の位置で絶縁体によって支持され、カソ
ード本体を加熱し、イオン化電子が前記カソード本体か
らガス閉塞室内に放出される。
【0010】絶縁体とカソードはガス閉塞室に対して位
置合わせされ、フィラメントがカソード本体から電気的
に分離される。この好ましい絶縁体は、アルミナから構
成されたセラミックブロックである。この絶縁ブロック
は、絶縁本体の露出面から内側に伸びる切欠き部を形成
する絶縁本体を有し、イオン源の作動中イオン源によっ
て放出された材料により露出面が被覆されるのを防ぐ。
この絶縁体ブロック上に導電材料を堆積させるような絶
縁体の構造は、イオン源の性能劣化を低減する。
【0011】さらなる本発明の特徴は、当業者であれ
ば、以下の記載及びこれに付随する図面を参照した本発
明の好適な実施の形態についての詳細な説明から明白と
なるであろう。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面に基づ
いて説明する。図1はイオンビーム注入機10を示して
おり、この注入機は、本発明に係るイオン源12と、高
電圧ハウジング16に支持されたビーム用の質量分析磁
石14とを有する。イオン源12から放出されるイオン
ビーム20は、ハウジング16の外に出る制御された軌
道経路を通って排気管18を介してイオン注入室22に
入る。イオン源12から注入室22へのイオンビーム2
0の軌道経路に沿って、イオンビームは形を整え、濾過
され、そして加速されて所望の注入エネルギーになる。
【0013】分析磁石14は、適当な質量対電荷比を備
えたイオンだけをイオン注入室22に到達できるように
させる。イオンビーム20がハウジング16を出る領域
では、イオンビームは、高電圧ハウジング16をイオン
注入室22から分離する電気絶縁材料で作られた高電圧
分離用ブッシュ26を通過する。
【0014】イオン注入室22は移動可能な基台28上
に支持され、イオンビーム20に対して注入室が軸合わ
せできるようになっている。1つ以上のシリコンウエハ
が、軸線42の回りに回転するように取り付けられたウ
エハ支持体40上に支持され、これにイオンビーム20
が衝突する。ウエハ支持体40は、その外周回りに多数
のシリコンウエハを支持し、これらのウエハを円形経路
に沿って移動する。
【0015】イオンビーム20は、各ウエハに衝突し、
選択的にウエハにイオン不純物をドーピングする。支持
体とウエハを回転するモータ50によって、ウエハ支持
体の高速回転が発生する。リニア駆動部52によって支
持体40は注入室22内を前後に移動して位置決めされ
る。この支持体40は、未処理のウエハが注入室22内
に移動でき、かつウエハをこの注入室から引き出すこと
ができるように配置されている。
【0016】従来のイオン注入システムに関して詳細な
点は、アームストロング(Armstrong) 等に付与されかつ
本出願人に譲渡された米国特許第4,672,210号
に記載されており、これらの主要構成は、ここに参考文
献として包含される。
【0017】シリコンウエハは、ロボットアーム70に
よって真空ポート71を介してイオン注入室22内に挿
入される。この注入室22は、排気チューブ18に沿う
圧力に等しい低い圧力に真空ポンプ72によって排気さ
れている。ロボットアーム70は、ウエハを収納するた
めにカセット73との間でウエハを出し入れする。この
移送を実現する機構は、従来から良く知られている。付
加的な真空ポンプ74,75がイオン源12からイオン
注入室22へのイオンビーム通路を排気する。
【0018】イオン源12は、高密度のプラズマアーク
室(ガス閉塞室)76(図2参照)を含み、このアーク
室76は、前壁に設けた細長く、ほぼ楕円形状の出口開
口78を有して、この開口を介してイオン源(図4参
照)からのイオンを放出する。アーク室76は、高電流
ハウジング16内に支持されたフランジ82に取付けら
れたほぼ円筒のイオン源ハウジング80によって、イオ
ンビーム通路に対して位置決められている。
【0019】更なる詳細なイオン源の1つの従来例につ
いては、ベンベニステ(Benveniste)等に付与され、本出
願人に譲渡された米国特許第5,026,997号に開
示されており、これらは、ここに参考文献として包含さ
れる。イオンがプラズマアーク室76から放出される
と、これらのイオンは、このアーク室から離れて出口開
口の直ぐ外側に配置された引出し電極(図1参照)90
によって設定された電界により加速される。
【0020】分析磁石14は、磁界を発生して正しい質
量を有するイオンを注入軌道に偏向させる。これらのイ
オンは、分析磁石14を出て、注入室22に導く軌道経
路に沿って加速される。注入コントローラ82は、高電
圧ハウジング16内に配置され磁界巻線に流れる電流を
制御することによって分析磁石14の磁界の強さを調整
する。
【0021】イオン源12は、イオン注入に用いられる
イオンとは異なる質量の多くのイオンを作り出す。これ
らの望まないイオンは分析磁石によって偏向され、注入
軌道からは外れる。重いイオンが大きい半径軌道に従
う。例えば、注入に用いられたイオンよりも軽いイオン
はより小さい半径軌道に従う。
【0022】イオン源 本発明に係るイオン源12(図2〜図5参照)は、イオ
ン源ハウジング80の後壁82によって支持されるイオ
ン源ブロック(支持体)120を含んでいる。このイオ
ン源ブロックは、プラズマアーク室76を支持し、かつ
本発明の好ましい形態ではアーク室76から電気的に離
れて支持されている電子放出カソード124を支持す
る。
【0023】図示されていないイオン源用磁石は、プラ
ズマアーク室76を取り巻き、注入室76内の狭く抑制
された軌道経路にプラズマ発生電子を閉じ込める。イオ
ン源ブロック120は、蒸気オーブン122,123を
収容するキャビティを形成しており、このオーブンはガ
スに気化され、そして配給ノズル126,128によっ
てプラズマアーク室76に噴射されるひ素等の気化可能
な固体が満たされている。
【0024】プラズマアーク室76は、細長い金属製鋳
造体であり、2つの細長い側壁130b、頂部壁130
c、底部壁130d、及びイオン化領域Rと接触するプ
レート132を形成する前壁によって定められた内部イ
オン化領域Rを形成している。このアーク室には、2つ
の側壁130a,130bから外側に延出する支持フラ
ンジ134がアーク室を取り付けるために設けられてい
る。
【0025】プレート132は、ハウジング80に対し
て軸合わせされている。トルーエイラ(Trueira) 等に付
与され、ここに参考文献として包含された米国特許第
5,420,415号に記載されているように、プレー
ト132は、ハウジング80に取り付けられる整合用固
定具95に取付られている。要するに、この整合固定具
95は、その固定面がイオンビーム軸に対して垂直であ
るようにハウジング80内に挿入される。整合用固定具
に取り付けられた丸いヘッドピンP上に捕られることに
よって、イオン源が適所に整合用固定具に連結される。
【0026】4つの細長いボルト136がフランジ13
4内の4つの孔138を貫通してイオン源ブロック12
0のねじ孔140に螺合する。ボルト136はブッシュ
146を貫通し、バネ148がイオン源ブロック120
から離れる方向にアーク室78を付勢し、整合用固定部
95によってアーク室78を捕捉することが容易とな
る。
【0027】4つのピン150(図8にはそのうちの1
つのみが見える。)がアーク室のフランジ132の4つ
のコーナー名の開口151を通過して伸びている。これ
らのピンは、ばね152によってイオン源ブロック12
0から離れる方向にばね付勢されている。わずかに大き
くなったピンの端部150aは、プレート132内に嵌
り、このプレートとアーク室76とが一体に連結され
る。
【0028】気化材料は、配給ノズル126,128に
よって、支持ブロック120からプラズマアーク室の内
部に射出される。アーク室の両側の通路141は、チャ
ンバ本体を介してチャンバ後方から伸びてプラズマアー
ク室の内部に開口する。さらに、ガスは、チャンバの後
壁130eにあるポート即ち開口142によっアーク室
76内に直接導かれる。ノズル144は、開口142に
接しており、ガスをイオン源の外部にある供給源からア
ーク室76内に直接噴射する。
【0029】開口158を形成する壁130dは、カソ
ード124が壁130dに触れることなくプラズマアー
ク室76の内部に伸びることができるように寸法づけら
れる。このカソード124は、絶縁ブロック150によ
って支持され、絶縁ブロックは、アーク室の後壁に取付
られる。開口158内に嵌り込むカソード本体は、絶縁
ブロック150によって支持された金属取付プレート1
52に取付られる。
【0030】カソード本体は、3つの金属部材160,
162,164から構成されている。カソード124の
外側の筒状部材160は、モリブデン合金材料から作ら
れている。筒状部材160の下方端161は取付けプレ
ート152に当接する。
【0031】内部筒状部材162もまたモリブデン合金
材料から作られ、ねじ切りされた下方端部163を備え
ている。このねじ付き下方端部163は、取付けプレー
ト152内のねじ付き孔167に螺合する。この筒状部
材160,162は、好ましくは円筒形状である。
【0032】カソード124の端部キャップ164(図
13参照)は、導電性でかつタングステン材料から作ら
れている。キャップ164は、筒状部材162の端部の
カウンターボア内に嵌合する。このカウンターボアは、
内方に伸びた座を有し、この座は、キャップ164の直
径よりもわずかに小さい内径を有する。カソード124
の組立時、キャップは、筒状部材162に圧入され、イ
オン注入作業中、摩擦により適所に保持される。内側及
び外側の筒状部材160,162は、外側筒状部材16
0の端部を越えてアーク室内の上方にキャップが伸びる
ように、その長さが設定されている。
【0033】2つの導電性取付けアーム170,171
は、カソード124内にフィラメント178を支持す
る。このアーム170,171は、コネクタ172によ
って絶縁ブロック150に直接取付けられており、コネ
クタ172はアームを貫通して絶縁ブロック150に設
けたねじ付き孔に螺合する。導電性の励起バンド17
3,174はフィラメントに結合されて、電力供給用フ
ィードスルー175,176を介してハウジング80の
フランジ82を通って導かれた信号によって励起する。
【0034】2つのクランプ部177a,177bは、
カソードの最内側の筒状部材162によって形成された
空洞部C内にあるタングステンフィラメント178を固
定する。このフィラメント178は、らせんループに形
成するように曲げられたタングステンワイヤにより作ら
れる。フィラメント178の両端部は、第1,第2のタ
ンタル製の脚部179a,179bによって支持され、
この脚部は、クランプ部177a,177bによって2
つのアーム170,171と電気的に接触している。
【0035】タングステンワイヤのフィラメント178
が、電力供給用フィードスルー175,176間の差電
圧が付加されることにより励起されると、フィラメント
は、カソード124のキャップ164に向けて加速され
そして衝突する電子を放出する。
【0036】キャップ164が電子衝突によって十分加
熱されると、電子をアーク室76内に放出し、この室内
でガス分子を衝突させ、イオンを作り出す。イオンプラ
ズマが形成され、このプラズマ内のイオンがイオンビー
ムを形成するために開口78から放出される。キャップ
164は、フィラメントが室内のイオンプラズマと接触
しないように遮蔽し、フィラメントの寿命を伸ばす。さ
らに、フィラメントを支持する方法により、フィラメン
トの交換を容易にする。
【0037】カソード124によって発生する電子は、
アーク室76内に放出されるが、ガスイオン化領域内の
ガス分子が反射電極(repeller)180の近くに移動する
ように引き付けはしない。反射電極180は、アーク室
76内に配置された金属部材181を含み、このアーク
室は、ガス分子と接触するためにガスイオン化領域内に
戻るように電子を反射させる。この金属部材181は、
モリブデンで作られている。セラミック絶縁体182
は、プラズマアーク室76の下方壁130cの電圧から反射
電極部材181を絶縁する。カソード124と反射電極
180は、アーク室の壁面から電気的かつ熱的に分離さ
れている。イオンが絶縁体182を被覆するのを防止す
る金属キャップ184によって、反射電極部材181の
短絡が防止される。
【0038】アーク室76の壁面は、局部接地電位また
は基準電位に保持される。このカソードの端部キャップ
164を含む、カソードは、アーク室の壁の局部接地電
位よりも低い50〜150ボルトの範囲の電位に保持さ
れる。カソードを支持するプレート152に電気導体1
87を取り付けることによって、この電位は、電力供給
用フィードスルーによりプレート152に伝達される。
フィラメント178は、端部キャップ164のそれより
低い200〜600ボルトの電圧範囲に保持される。フ
ィラメントとカソードとの間の大きな差電圧は、端部キ
ャップ164を十分に加熱するフィラメントをそのまま
にして、電子に高いエネルギーを分与する。反射電極部
材181は、アーク室76内のガスプラズマの電位で浮
動できるようになっている。
【0039】スフェリアッゾ(Sferiazzo) 等に付与され
た米国特許第5,497,006号は、カソードとアノ
ード(アーク室のチャンバ壁)の間のアーク電流を制御
する回路の概略を記述している。この回路の作動も、上
記米国特許に記載されており、これらもここに包含され
る。イオンの発生中に、イオン源は、イオン化エネルギ
ーをアーク室内に噴射することにより熱くなる。このエ
ネルギーの全てがアーク室内のガスをイオン化できるわ
けではなく、ある程度の熱が発生する。アーク室は、イ
オン源ブロック内に冷却水を導き、熱せられた水がアー
ク室の領域から離れるように導かれる管継手190,1
92を有している。
【0040】絶縁ブロック150 アーク室からカソードを絶縁するために、絶縁ブロック
は、フィラメントがカソード本体に対して位置決めら
れ、かつカソード本体はアーク室に対して位置決められ
ている。図9〜図12は、より詳細な絶縁ブロックを示
している。
【0041】この絶縁ブロック150は、99%純粋な
アルミナ(Al2O3)から構成された細長いセラミックの電
気絶縁ブロックである。この絶縁ブロックは、その長さ
及び幅方向に伸びたほぼ平坦な第1表面200を有す
る。この第1表面200はカソード取付けフランジ20
2(図17参照)に係合し、ガス閉塞室76の後壁13
0eから伸びている。第1表面200とは反対側の絶縁
ブロックの側面には、絶縁ブロック150は、カソード
124を支持するためのほぼ平坦なカソード第1支持面
210と、このカソードと離間したカソードフィラメン
ト178を支持するためのほぼ平坦なフィラメント第2
支持面212とを形成する。
【0042】図9の平面図から最も明らかなように、カ
ソード支持面210は、2つのコーナー切欠き部22
0,221を有し、そこに開口222,223を有す
る。この開口は切欠き部によって形成された絶縁ブロッ
クの幅が減少した部分を貫通している。
【0043】2つのコネクタ224は、開口222,2
23から延在する拡径ヘッド225を有し、絶縁ブロッ
クをアーク室76のフランジ202に取り付けられる。
このコネクタ224は、その長さ方向に沿ってねじ切り
されている。これらのコネクタは、フランジ202内の
開口204に螺合する。バッキングプレート206(図
7参照)もねじ付き開口を有し、その中にコネクタが延
在し、絶縁ブロック150をアーク室78に確実に固定
する。絶縁ブロック150がアーク室に取付られると
き、ほぼ平坦な第1表面200は、アーク室の後壁13
0eに対してほぼ垂直となる角度に伸びている。2つの
位置決めピン203は、フランジ202の表面202aから
離れる方向に伸びている。これらのピンは、対向する孔
226に嵌合し、設置時に絶縁ブロックと整合できるよ
うに、絶縁体の表面200内に形成されている。
【0044】図面に見られるように、3部品構成のカソ
ード本体を支持する金属プレート152がブロックのカ
ソード支持面210に対向して配置され、かつ、この表
面から離れるように伸びて、カソード本体を孔158に
一致できるようにする。ねじ付きコネクタ228は、絶
縁ブロック150の表面200内に2つの凹んだウエル
内に伸び、かつこのブロック150内の孔232を通過
して、プレート152のねじ付き孔234に嵌り込む。
【0045】2つの位置決めピン236は、プレート1
52によって担持される。このプレートは絶縁ブロック
150に取付られるので、これらのピンは、ブロック1
50内の孔238と整合するように伸びている。これ
は、ブロックとプレートの整合を助け、カソードの組立
時のみならずイオン注入機の使用後のカソードのメイン
テナンス時においても修正を容易にする。
【0046】プレート152は、ブロック150に取付
られ、さらにブロックがアーク室に取付られると、プレ
ート152に設けたねじ付き孔167は、3部品のカソ
ード本体をアーク室内の壁130dを貫通する孔158
に対して整合するように位置決める。
【0047】延長された脚部170,171の平坦な表
面240は、係合しかつ絶縁ブロック150の最大厚さ
により表面200から離れた絶縁ブロックのフィラメン
ト支持面212によって支持される。ねじ付きコネクタ
250は、脚部170,171に設けた孔252を貫通
した拡径ヘッドを有し、さらに、フィラメント支持表面
212内のねじ孔254内に螺合する。
【0048】図7に最も良く見られるように、絶縁ブロ
ックの2つの平坦な第1,第2支持面210,212の
間の相対間隔は、脚部170,171の表面240とプ
レート152の表面262との間のギャップGを形成す
る。このギャップ及びセラミックが電気絶縁材料で作ら
れた事実により、互いからもまたカソード本体を支持す
るプレート152からも2つの脚部を電気的に分離す
る。
【0049】フィラメント支持脚部170,171にあ
る各孔は、絶縁ブロック150にある孔と一致し、かつ
カソード本体の内側内のフィラメント178を正確に位
置決める。
【0050】図9ないし図12に見られるように、セラ
ミックの絶縁本体は、多数の細長い溝または通路N1〜
N3を形成する。これらの溝は、絶縁ブロック150の
ほぼ平坦な表面を分断する、アーク室の近くに取付られ
るとき、この絶縁ブロックは、イオンで被覆される。ス
フェリアッゾ(Sferiazzo) 等に付与された米国特許第
5,497,006号に開示された絶縁体は、イオン源
の作動中、表面が被覆される状態に晒される。この被覆
は、イオン源の未熟アーク形成またはショーティングや
不完全さを導くことになる。単一の絶縁ブロック150
における通路N1ないしN5は、このブロック自体の陰
となり、イオンが絶縁ブロックを横切って連続する表面
を被覆することがなく、かつそれによりアークの未成熟
を低減できる。
【0051】カソードキャップ164 カソードキャップ164は、アーク電流をアーク室に供
給する機械加工されたタングステンの熱イオン放射器で
ある。上記スフェリアッゾの特許に開示された単純なデ
ィスク形状のキャップは、この特許明細書に示されたカ
ソード構造と両立できる他のキャップ164に置き換え
られる。
【0052】キャップ164は、縮径した放射面165
と内部筒状部材162の端部に置かれる広いフランジ表
面とを有する。また、キャップ164は、絶縁ブロック
150を含む支持体の温度負荷をかなり低下させる。さ
らに、このキャップ164は、一定のアーク電流に対し
てフィラメントを励起するのに必要な熱量が少なくてす
むので、フィラメントの熱量をより有効に利用できる。
このキャップは、現在のアーク室の制御電子機器を用い
て達成されるより高いアーク電流を使用できる。
【0053】このキャップを用いることによって、全て
のイオン種、特に多数の荷電イオンを効率良く製造する
ことができる。単独に荷電されたイオンの場合、分子イ
オンの分離作用(例えば、BF3及びBF2の分離作
用)における顕著な増加によって効率を向上させる。よ
り高い電子電流密度(減少した放射領域による)及びよ
り高いエミッタ温度(より小さい熱容量と改良されたエ
ミッタの熱的遮断による)の組み合わせが、多数の荷電
イオンの大部分に対して引き起こされる上述した本発明
の好ましい実施の形態から、当業者であれば、改良、変
更、修正ができることは明らかであろう。このような全
ての改良、変更、修正は、本発明の特許請求の範囲によ
って包含されるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】回転支持体に取付られたシリコン等の加工物を
イオンビームで処理するためのイオン注入機の概略図で
ある。
【図2】図1のイオン注入機において、イオンビームを
作り出す本発明のイオン源を示す一部断面図である。
【図3】イオン減のカソードの一部を形成する遮蔽され
たフィラメントを励起するための電気接続を示すイオン
源の平面図である。
【図4】イオンがイオン源から出るアークスリットを示
すイオン源の立面図である。
【図5】イオン源のカソードを取り付けるための構造を
示す拡大平面図である。
【図6】図5の6−6線からみた図である。
【図7】図5の7−7線からみた図である。
【図8】本発明に従うイオン源の分解斜視図である。
【図9】イオンプラズマ室からカソードを電気的に分離
するために用いる絶縁ブロックの上面図である。
【図10】図9の平面10−10からみた図である。
【図11】図9に示された絶縁ブロックの底部平面図で
ある。
【図12】図8に示された絶縁ブロックの部分的に切断
してみた立面図である。
【図13】イオン源の作動中にイオン化電子をアーク室
内部に放出するカソードキャップの立面図である。
【図14】イオン源のアーク室を示す前面図である。
【図15】図14の15−15面からみたアーク室の図
である。
【図16】図15の16−16面からみたアーク室の図
である。
【図17】図14の17−17面からみたアーク室の図
である。
【図18】図14の18−18面からみたアーク室の図
である。
【図19】アーク室内に配置されるカソード本体を取り
付けるための取付プレートの平面図である。
【図20】図19の20−20線からみた取付プレート
の図である。
【符号の説明】
10 イオン注入機 12 イオン源 14 分析磁石 20 イオンビーム 22 イオン注入室 40 支持体 76 アーク室 78 出口開口 80 イオン源ハウジング 82 フランジ 90 引出し電極 120 イオン源ブロック 124 カソード 150 絶縁ブロック 164 キャップ 178 フィラメント
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 390033020 Eaton Center,Clevel and,Ohio 44114,U.S.A. (72)発明者 ウイリアム エドワード レイノルズ アメリカ合衆国 マサチューセッツ 01983−1509 トポスフィールド パーキ ンズ ロー 210 (72)発明者 リチャード マウリス クロウティア アメリカ合衆国 マサチューセッツ 01952−1312 ソリスバリー ウイロー ストリート 185

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a) ガスイオン化領域と境を接するチャン
    バ壁を有し、イオンを排出するための出口開口を備える
    ガス閉塞室と、(b) このガス閉塞室にイオン化可能なガ
    スを配給するためのガス配給装置と、(c) イオンが前記
    ガス閉塞室を出るときにイオンビームを形成するための
    構造体に対して、前記ガス閉塞室を所定の位置に支持す
    る支持体と、(d) イオン化電子を前記ガス閉塞室のイオ
    ン化領域に放出し、ガス分子をイオン化するために、前
    記ガス閉塞室のイオン化領域に対して配置されるカソー
    ドと、(e) このカソードを支持するために前記ガス閉塞
    室に取り付けられ、カソードを前記ガス閉塞室から電気
    的に絶縁する絶縁体とを備えており、(f) 前記カソード
    は、導電性のカソード本体からなり、内部領域と境を接
    し前記ガス閉塞室の内部に伸びる外側表面と、前記カソ
    ード本体の内部領域内の位置で前記絶縁体によって支持
    され、前記カソード本体を加熱するフィラメントとを有
    し、イオン化電子が前記カソード本体から前記ガス閉塞
    室内に放出されることを特徴とする、イオン注入機用の
    イオン源。
  2. 【請求項2】絶縁体は、セラミック性の絶縁材料から構
    成されていることを特徴とする請求項1のイオン源。
  3. 【請求項3】絶縁体は、前記ガス閉塞室のチャンバ壁か
    ら伸びる取付けフランジに係合するほぼ平坦な第1表面
    を有する延長ブロックを有することを特徴とする請求項
    1のイオン源。
  4. 【請求項4】絶縁体は、カソード本体を支持するほぼ平
    坦なカソード第1支持面と、前記カソード本体と離れた
    カソードフィラメントを支持するとともに前記フィラメ
    ントとカソード間の電気的絶縁を維持するほぼ平坦なフ
    ィラメント第2支持面と、を有する支持本体を含んでい
    ることを特徴とする請求項3のイオン源。
  5. 【請求項5】絶縁ブロックのフィラメント支持面の1つ
    を係合する第1,第2の取付け脚部をさらに備えている
    ことを特徴とする請求項4のイオン源。
  6. 【請求項6】カソードは、絶縁ブロックのカソード第1
    支持面と係合するほぼ平坦な取付プレートに接続される
    ことを特徴とする請求項4のイオン源。
  7. 【請求項7】絶縁本体は、この露出面から内側に伸びた
    切欠き部を形成し、イオン源の作動中にイオン源から放
    出された材料によって前記絶縁本体の露出面が被覆され
    るのを防止することを特徴とする請求項4のイオン源。
  8. 【請求項8】ガス閉塞室は、取付けフランジから外側に
    伸びる位置決め用ロッドを有する取付けフランジを含
    み、絶縁本体が前記ガス閉塞室によって支持された前記
    ロッドに係合するための整合用開口を形成していること
    特徴とする請求項4のイオン源。
  9. 【請求項9】(a) ガスイオン化領域と境を接する導電性
    チャンバ壁を有し、イオンを排出するための出口開口を
    備えるガス閉塞室と、(b) 前記ガス閉塞室から排出する
    イオンによりイオンビームを形成するための構造体に対
    して、前記ガス閉塞室を位置決める支持体と、(c) 前記
    ガス閉塞室に連通してこのガス閉塞室にイオン化可能な
    材料を配給するためのガス配給装置と、(d) 前記ガス閉
    塞室によって形成されるイオン化領域にイオン化電子を
    放出し、前記ガス閉塞室の内部壁内に部分的に伸びる筒
    状の導電性本体を有し、さらに前記イオン化電子を前記
    ガス閉塞室内に放出するためこのガス閉塞室内に面する
    導電性キャップを有しているカソードと、(e) 前記ガス
    閉塞室の導電性チャンバ壁と離れて前記カソードの導電
    性本体を支持するために前記ガス閉塞室に連結される導
    電気絶縁体と、(f) 前記カソードの導電性本体内の所定
    位置に前記絶縁体によって支持され、前記導電性キャッ
    プを加熱し、かつイオン化電子を前記導電性キャップか
    ら前記ガス閉塞室のチャンバに放出させるフィラメント
    と、を有することを特徴とする、イオン注入機用のイオ
    ン源。
  10. 【請求項10】絶縁体は、カソード本体を支持するほぼ
    平坦なカソード第1支持面と、前記カソード本体と離れ
    たカソードフィラメントを支持するとともに前記フィラ
    メントとカソード間の電気的絶縁を維持するほぼ平坦な
    フィラメント第2支持面と、を有する支持本体を含んで
    いることを特徴とする請求項9のイオン源。
  11. 【請求項11】ガス閉塞室は、筒状の導電性本体をガス
    閉塞室内に挿入するために、1つの壁に設けた開口を含
    み、かつ電気絶縁体がチャンバ壁から離れて前記筒状の
    導電性本体を支持することを特徴とする請求項9のイオ
    ン源。
  12. 【請求項12】ガス閉塞室のガスイオン化領域内にイオ
    ン化電子を放出するために、前記ガス閉塞室に対して位
    置決められ、筒状の導電性カソード本体と、このカソー
    ド本体によって支持される導電性キャップとを備えて前
    記ガス閉塞室のガスイオン化領域内にイオン化電子を放
    出するためのカソードと、 前記カソード本体内の所定位置に支持されて前記導電性
    キャップを加熱し、前記キャップからイオン化電子を放
    出させるフィラメントと、 前記カソードとフィラメントを互いに離間させかつこれ
    らを前記ガス閉塞室の導電性チャンバ壁に対して支持す
    るために、前記カソードを前記ガス閉塞室に配置するた
    めの電気絶縁体とを備えており、 この電気絶縁体は、カソード本体を支持するためのほぼ
    平坦な第1カソード支持面と、前記カソード本体と離れ
    たカソードフィラメントを支持するとともに前記フィラ
    メントとカソード間の電気的絶縁を維持するほぼ平坦な
    カソード第2支持面と、を有する絶縁ブロックを備える
    ことを特徴とする、イオン化源に使用するためのカソー
    ド構造。
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