JP3924736B2 - イオン注入機に用いるためのイオン源、カソード、及びそのエンドキャップ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、加工品のビーム処理用のイオンビームを形成するために、イオンを放出するイオン発生源を有する注入機に関し、特に、イオン発生源を有する間接的に加熱されたカソードのためのエンドキャップに関する。
【0002】
【従来の技術】
イオン注入機は、ウエハにイオンビームを衝突させることによってシリコンウエハを処理するために使用されてきた。このイオンビームは、半導体ウエハを制御された不純物濃度にドーピングして、順次、集積回路を製造するために使用される半導体ウエハを生産する。
【0003】
このようなイオン注入機の重要なファクターの1つは、所定時間で処理できるウエハの処理量すなわち数である。高電流イオン注入機は、イオンビームが通過する多数のシリコンウエハを移動するための回転ディスク支持体を有する。イオンビームの中で、この支持体がウエハを回転するとき、イオンビームはウエハ表面に衝突する。中電流イオン注入機は、1度に1つのウエハを処理する。複数のウエハがカセット内に支持され、1度に1つのウエハが引き出され、そして、1つのプラテン上に載置される。
【0004】
このウエハは、注入方向に向けられ、イオンビームが単一ウエハに衝突する。これらの中電流イオン注入機は、初期軌道から比較的狭いビームを偏向する電気的に整形したイオンビームを用いて、全ウエハ表面を選択的にドーピングまたは処理する。
【0005】
イオンビームを発生するイオン源は、一般的に使用とともに減退する傾向にある加熱フィラメントのカソードを有する。十分な効率でイオンを再び発生することができるように、比較的短い使用時間の後に、カソードフィラメントは取り替えなければならない。カソードフィラメントの取り替え間隔を最大にすることは、時間当りに注入されるウエハの量が増加し、その結果、注入機の効率が増加する。
【0006】
スフェリアッゾ(Sferiazzo) 等に付与された米国特許第5,497,006号は、基台により支持されかつイオン化電子を閉塞室内に放出するためにこの閉塞室すなわちアーク室に対して配置されたカソードを有するイオン源を開示している。この特許のカソードは、閉塞室内に部分的に伸びるエンドキャップと筒状の導電性カソード本体である。フィラメントは筒状の本体内に支持され、電子を放出する。この電子放出は、電子衝突を介してエンドキャップを加熱してイオン化電子を熱イオン的に閉塞室内に放出する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、イオン注入機に用いる新規で改良されたイオン発生源、カソード及びそのエンドキャップを提供することを目的としている。このイオン発生源、即ちイオン源は、プラズマ流からカソードフィラメントを遮蔽するカソードを用いる。このカソードは、従来のイオン注入機の場合と比較して寿命が長い。また、本発明のカソードは、沈下したカソードに比較するとプラズマイオンによるスパッタリングに対して強固である。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明に従うイオン源は、請求項に記載の各構成を有する。請求項1によれば、イオン源は、ガスイオン化領域と境を接するチャンバ壁を有し、かつイオンを排出させるための出口開口を備える閉塞室を含んでいる。ガス配給装置がイオン化可能ガスを閉塞室に配給する。支持体は、イオンが閉塞室を出る時にイオンビームを形成するための構造体に対して所定の位置に閉塞室を支持する。
【0009】
カソードは、イオン化電子を閉塞室のイオン化領域に放出するために、閉塞室のイオン化領域に対して位置づけられている。絶縁体は、このカソードを支持するために閉塞室に取り付けられ、カソードを閉塞室から電気的に絶縁する。また、カソードは、内部領域と境を接しかつ閉塞室の内部に伸びる外側表面を有する、導電性のカソード本体を含んでいる。フィラメントは、カソード本体の内部領域内の位置で絶縁体によって支持され、カソード本体のエンドキャップを加熱し、イオン化電子がこのエンドキャップから閉塞室内に放出される。
【0010】
絶縁体とカソードは閉塞室に対して位置合わせされ、フィラメントがカソード本体から電気的に分離される。この好ましい絶縁体は、アルミナから構成されたセラミックブロックである。この絶縁ブロックは、絶縁本体の露出面から内側に伸びる切欠き部を形成する絶縁本体を有し、イオン源の作動中、イオン源によって放出された材料により露出面が被覆されるのを防ぐ。この絶縁体の構造は、ブロック上に導電材料を堆積させることによるイオン源の性能劣化を低減する。
【0011】
カソード本体は、内側筒状部材、即ち内側チューブ(第1チューブ)と、外側筒状部材、即ち外側チューブ(第2チューブ)及びエンドキャップを含んでいる。このカソード本体の先端部は、開口を通過してガス閉塞室内に伸びている。カソード本体は、金属製の取付ブロックによって支持され、このブロックは絶縁体に固定されている。
【0012】
内側筒状部材は、モリブデン合金からなることが好ましく、加熱されたカソードと金属製取付ブロックの間の熱伝達を遮断する機能を有する。この内側筒状部材は、その外側面にねじ部を有し、金属取付ブロック内にねじ切りされている。
【0013】
さらに、内側筒状部材の先端部の内面は、内孔領域を形成するように穿孔され、この領域にエンドキャップを受け入れるもので、テーパー状の放射フィンまたは内方に伸びているリッジ(ridge) を有する。
【0014】
外側筒状部材もまた、モリブデン合金からなることが好ましく、ガス閉塞室における励起したプラズマから内側筒状部材を保護する機能を有する。この外側筒状部材は、その内側表面にねじ部を有し、内側筒状部材に螺合して所定に位置に外側筒状部材を保持する。
【0015】
エンドキャップは、円筒形状で、第1端と、本体部分を介して離れた第2端を有する。この本体部分は、その中央部分から外側に伸びている放射フィンを有する。好ましくは、エンドキャップは、加工したタングステン(wrought tungsten)からなっている。このエンドキャップは、内側筒状部材の内孔の先端部に圧入嵌合される。エンドキャップリムの外周面は、内側筒状部材の内面の半径方向内方に伸びるリッジに締まりばめされ、そして、このリムの端縁は、内孔領域の端部により形成される内面の段部に位置し、内側筒状部材の先端部の適所に保持される。
【0016】
フィラメントは、内側筒状部材に配置されたエンドキャップの第1端に隣接し、一方、エンドキャップの第2端、即ち、放出端は、内側筒状部材の先端部を越えてガス閉塞室内に伸びている。
【0017】
フィラメントが励起すると、エンドキャップは加熱され、そして、放出端からガス閉塞室内に電子を放出する。エンドキャップと内側筒状部材の間の接触領域は、リムの小さな部分に制限される。このエンドキャップと内側筒状部材の間の小さな接触領域により、エンドキャップから内側筒状部材への熱伝達が最小化され、また、内側筒状部材に螺合した外側筒状部材および金属取付ブロックへの熱伝達も最小化される。これにより、フィラメントの熱効率を増加させるとともに、部品の寿命を向上させる。
【0018】
さらに、エンドキャップから伸びているリムにより、内側筒状部材の横断面積に比較してエンドキャップの円筒状本体部分の横断面積をかなり減少させることができる(横断面積において約50%低減する)。
【0019】
エンドキャップのこの減少した横断面積は、フィラメントの加熱パワーをより効率良くし、そのために、少ないパワーで、与えられた所望のアーク電流を得ることができる。さらに、与えられフィラメントのパワーレベルに対して、エンドキャップの第2端、即ち、放出端の横断面積によって、ガス閉塞室内に流れるアーク電流の電流密度を増加し、さらに、より高い放出端温度をもたらす。この増加した電流密度とより高い放出端温度によって、(a) 単独に荷電されたイオンの分離作用(例えば、BF3 およびBF2 の分離作用)及び(b) 増加した多数の荷電イオンの製造(例えば、増加したB++及びB+++の製造)が提供される。
【0020】
さらなる本発明の特徴は、当業者であれば、以下の記載及びこれに付随する図面を参照した本発明の好適な実施の形態についての詳細な説明から明白となるであろう。
【0021】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1はイオンビーム注入機10を示しており、この注入機は、本発明に係るイオン源12と、高電圧ハウジング16に支持されたビーム用の質量分析磁石14とを有する。イオン源12から放出されるイオンビーム20は、ハウジング16の外に出る制御された軌道経路を通って排気管18を介してイオン注入室22に入る。イオン源12から注入室22へのイオンビーム20の軌道経路に沿って、イオンビームは形を整え、濾過され、そして加速されて所望の注入エネルギーになる。
【0022】
分析磁石14は、適当な質量対電荷比を備えたイオンだけをイオン注入室22に到達できるようにさせる。イオンビーム20がハウジング16を出る領域では、イオンビームは、高電圧ハウジング16をイオン注入室22から分離する電気絶縁材料で作られた高電圧分離用ブッシュ26を通過する。
【0023】
イオン注入室22は移動可能な基台28上に支持され、イオンビーム20に対して注入室が軸合わせできるようになっている。1つ以上のシリコンウエハが、軸線42の回りに回転するように取り付けられたウエハ支持体40上に支持され、このウエハにイオンビーム20が衝突する。ウエハ支持体40は、その外周回りに多数のシリコンウエハを支持し、これらのウエハを円形経路に沿って移動する。
【0024】
イオンビーム20は、各ウエハに衝突し、選択的にウエハにイオン不純物をドーピングする。支持体とウエハを回転するモータ50によって、ウエハ支持体の高速回転が発生する。リニア駆動部52によってウエハ支持体40は、注入室22内を前後に移動して位置決めされる。このウエハ支持体40は、未処理のウエハが注入室22内に移動でき、かつウエハをこの注入室から引き出すことができるように配置されている。
【0025】
従来のイオン注入システムに関して詳細な点は、アームストロング(Armstrong) 等に付与されかつ本出願人に譲渡された米国特許第4,672,210号に記載されており、これらの主要構成は、ここに参考文献として包含される。
【0026】
シリコンウエハは、ロボットアーム70によって真空ポート71を介してイオン注入室22内に挿入される。この注入室22は、排気チューブ18に沿う圧力に等しい低い圧力に真空ポンプ72によって排気されている。ロボットアーム70は、ウエハを収納するためにカセット73との間でウエハを出し入れする。この移送を実現する機構は、従来から良く知られている。付加的な真空ポンプ74,75がイオン源12からイオン注入室22へのイオンビーム通路を排気する。
【0027】
イオン源12は、高密度のプラズマアーク室(閉塞室)76(図2参照)を含み、このアーク室76は、前壁に設けた細長く、ほぼ楕円形状の出口開口78を有して、この開口を介してイオン源(図4参照)からのイオンを放出する。アーク室76は、高電流ハウジング16内に支持されたフランジ82に取付けられたほぼ円筒のイオン源ハウジング80によって、イオンビーム通路に対して位置決められている。
【0028】
更なる詳細なイオン源の1つの従来例については、ベンベニステ(Benveniste)等に付与され、本出願人に譲渡された米国特許第5,026,997号に開示されており、これらは、ここに参考文献として包含される。イオンがプラズマアーク室76から放出されると、これらのイオンは、このアーク室から離れて出口開口の直ぐ外側に配置された引出し電極(図1参照)90によって設定された電界により加速される。
【0029】
分析磁石14は、磁界を発生して正しい質量を有するイオンを注入軌道に偏向させる。これらのイオンは、分析磁石14を出て、注入室22に導く軌道経路に沿って加速される。注入コントローラ82は、高電圧ハウジング16内に配置され磁界巻線に流れる電流を制御することによって分析磁石14の磁界の強さを調整する。
【0030】
イオン源12は、イオン注入に用いられるイオンとは異なる質量の多くのイオンを作り出す。これらの望まないイオンは分析磁石によって偏向され、注入軌道からは外れる。重いイオンが大きい半径軌道に従う。例えば、注入に用いられたイオンよりも軽いイオンはより小さい半径軌道に従う。
【0031】
イオン源
本発明に係るイオン源12(図2〜図5参照)は、イオン源ハウジング80の後壁82によって支持されるイオン源ブロック(支持体)120を含んでいる。このイオン源ブロックは、プラズマアーク室76を支持し、かつ本発明の好ましい形態ではアーク室76から電気的に離れて支持されている電子放出カソード124を支持する。
【0032】
図示されていないイオン源用磁石は、プラズマアーク室76(図16ないし図20参照)を取り巻き、注入室76内の狭く抑制された軌道経路にプラズマ発生電子を閉じ込める。イオン源ブロック120は、蒸気オーブン122,123を収容するキャビティを形成しており、このオーブンはガスに気化され、そして配給ノズル126,128によってプラズマアーク室76に噴射されるひ素等の気化可能な固体が満たされている。
【0033】
プラズマアーク室76は、金属製の細長い構造体であり、チャンバ壁を構成する、2つの細長い側壁130b、頂部壁130c、底部壁130d、及びイオン化領域Rと接触するプレート132を形成する前壁によって定められた内部イオン化領域Rを形成している。このアーク室には、2つの側壁130a,130bから外側に延出する支持フランジ134がアーク室を取り付けるために設けられている。
【0034】
プレート132は、イオン源ハウジング80に対して軸合わせされている。トルーエイラ(Trueira) 等に付与され、本出願人に譲渡されかつここに参考文献として包含された米国特許第5,420,415号に記載されているように、プレート132は、イオン源ハウジング80に取り付けられる整合用固定具95(図3及び図4参照)に取付られている。要するに、この整合固定具95は、その固定面がイオンビーム軸に対して垂直であるようにイオン源ハウジング80内に挿入される。この整合用固定具95が適所に置かれると、イオン源は、整合用固定具95に取り付けられた丸いヘッドピンP(図4参照)上に捕られることによって、整合用固定具95に連結される。
【0035】
4つの細長いボルト136がフランジ134内の4つの孔138を貫通してイオン源ブロック120のねじ孔140に螺合する。ボルト136はブッシュ146(図10参照)を貫通し、バネ148がイオン源ブロック120から離れる方向にアーク室78を付勢し、整合用固定具95によってアーク室78を捕捉することが容易となる。
【0036】
4つのピン149(図10にはそのうちの1つのみが見える。)がアーク室のフランジ132の4つのコーナーにある開口151を通過して伸びている。これらのピンは、ばね152によってイオン源ブロック120から離れる方向にばね付勢されている。わずかに大きくなったピンの端部149aは、プレート132内に嵌り、このプレートとアーク室76とが一体に連結される。
【0037】
気化材料は、配給ノズル126,128によって、支持ブロック120からプラズマアーク室の内部に射出される。アーク室の両側の通路141は、チャンバ本体を介してチャンバ後方から伸びてプラズマアーク室の内部に開口する。さらに、ガスは、チャンバの後壁130eにあるポート、即ち、開口142によっアーク室76内に直接導かれる。ノズル144は、開口142に接しており、ガスをイオン源の外部にある供給源からアーク室76内に直接噴射する。
【0038】
開口158(図10及び図20参照)を形成する壁130dは、カソード124(図2参照)が壁130dに触れることなくプラズマアーク室76の内部に伸びることができるように寸法づけられる。このカソード124は、絶縁ブロック150によって支持され、絶縁ブロックは、アーク室の後壁に取付られる。カソード124は、アーク室の開口158に嵌り込むカソード本体300(図6参照)を含んでいる。このカソード本体300は、絶縁ブロック150によって支持された金属製取付プレート152(図6及び図10参照)に取付られる。
【0039】
カソード本体300は、3つの金属部材、すなわち、第2チューブとしての外側チューブ(外側筒状部材)160、第1チューブとしての内側チューブ(内側筒状部材)162、及びエンドキャップ164から構成されている。カソード本体300の外側筒状部材160は、好ましくはモリブデン合金材料から作られ、かつアーク室76内で励起したプラズマから内側筒状部材162を保護する機能を有する。
【0040】
また、この内部筒状部材162も好ましくは、モリブデン合金材料から作られ、エンドキャップ164を支持する機能を有する。この内側筒状部材162は、内側領域、すなわち空洞部Cを形成する内側表面301と、図8Bに良く見られるように外側表面302とを有しており、空洞部C内にタングステン線のフィラメント(熱源)178が配置され、また外側表面302には、ねじ切りされた下端部、すなわち基端部163を有する。
【0041】
このねじ付き下端部163は、取付プレート152内のねじ孔167に螺合し、カソード本体300を取付プレート152(図6参照)に固定する。外側筒状部材160の内側表面304の下端部すなわち基端部161もまたねじ切りされている。
【0042】
図6で見られるように、この外側筒状部材の下端部161は、外側筒状部材160の基端部306が取付プレート152に当接するように、内側筒状部材のねじ付き下端部163に螺合する。外側筒状部材160及び内側筒状部材161は、好ましくは円筒形である。カソード124が組み付けられると、フィラメント178の先端部は、エンドキャップから、約0.030インチ(0.762mm)離れている。
【0043】
図8Bに見られるように、内側筒状部材162の上部すなわち先端部308は、好ましくは、等間隔の6つの半径方向スロット310を有し、このスロットは、好ましくは、その幅が0.020インチ(0.508mm)で、深さが0.060インチ(1.524mm)である。図7A,図8Aに見られるように、先端部308に隣接する内側筒状部材162の内側表面301には、エンドキャップ164を受け入れる内孔が形成されている。
【0044】
内側表面301の内孔領域312は、半径方向内方に伸びるテーパー状となった放射フィンすなわちリッジ314を有する。このリッジ314の端縁のテーパー角度は、垂直線に対して約30°である。内側筒状部材162の内孔領域312は、内側筒状部材の残りの部分の壁厚さに比較して減少した壁厚さを有するので、内孔領域の境界部すなわち端部に段部316が形成される。この段部316は、先端部308より約0.065インチ(1.651mm)下方にある。
【0045】
図7Aに見られるように、エンドキャップ164は、内側筒状部材162内に圧入嵌合されるとき、エンドキャップ164は、内側筒状部材のテーパー状のリッジ314及び段部316上に支持されている。図8Aにおいて、内側筒状部材162の適正な寸法は以下の通りである。
Figure 0003924736
2つの導電性取付アーム170,171は、カソードの内側筒状部材162内にタングステン線のフィラメント178を支持する。このアーム170,171は、コネクタ172(図7参照)によって絶縁ブロック150に直接取付けられており、コネクタ172はアームを貫通して絶縁ブロック150に設けたねじ付き孔に螺合する。導電性の励起バンド173,174はフィラメントに結合されて、電力供給用フィードスルー175,176を介してハウジング80のフランジ82を通って導かれた信号によって励起する。
【0046】
2つのクランプ部177a,177bは、カソード本体300の最内側の筒状部材162によって形成された空洞部C内にあるタングステンフィラメント178を固定する。このフィラメント178は、らせんループ(図5参照)に形成するように曲げられたタングステンワイヤにより作られる。フィラメント178の両端部は、第1,第2のタンタル製の脚部179a,179bによって支持され、この脚部は、クランプ部177a,177bによって2つのアーム170,171と電気的に接触している。
【0047】
タングステンワイヤのフィラメント178が、電力供給用フィードスルー175,176間の差電圧が付加されることにより励起されると、フィラメントは、カソード124のエンドキャップ164に向けて加速され、そして衝突する電子を放出する。
【0048】
エンドキャップ164が電子衝突によって十分加熱されると、電子をアーク室76内に放出し、この室内でガス分子を衝突させ、イオンを作り出す。イオンプラズマが形成され、このプラズマ内のイオンがイオンビームを形成するために開口78から放出される。エンドキャップ164は、フィラメント178が室内のイオンプラズマと接触しないように遮蔽し、フィラメントの寿命を伸ばす。さらに、フィラメントをカソード本体300内に支持する方法により、フィラメントの交換を容易にする。
【0049】
反射電極 (repeller) 180
カソード124によって発生する電子は、アーク室76内に放出されるが、ガスイオン化領域内のガス分子が反射電極180(図2参照)の近くに移動するように引き付けはしない。反射電極180は、アーク室76内に配置された金属部材181(図10参照)を含み、このアーク室は、ガス分子と接触するためにガスイオン化領域内に戻るように電子を反射させる。この金属部材181は、モリブデンで作られている。セラミック絶縁体182は、プラズマアーク室76の下方壁130cの電圧から反射電極部材181を絶縁する。カソード124と反射電極180は、アーク室の壁面から電気的かつ熱的に分離されている。イオンが絶縁体182を被覆するのを防止する金属キャップ184によって、反射電極部材181の短絡が防止される。
【0050】
アーク室76の壁面は、局部接地電位または基準電位に保持される。エンドキャップ164を含むカソード142は、アーク室の壁の局部接地電位よりも低い50〜150ボルトの範囲の電位に保持される。カソード本体300を支持するプレート152に電気導体187(図3参照)を取り付けることによって、この電位は、電力供給用フィードスルーによりプレート152に伝達される。フィラメント178は、エンドキャップ164のそれより低い200〜600ボルトの電圧範囲に保持される。フィラメント178とカソード本体300との間の大きな差電圧は、エンドキャップ164を十分に加熱するフィラメントをそのままにして、電子に高いエネルギーを分与する。反射電極部材181は、アーク室76内のガスプラズマの電位で浮動できるようになっている。
【0051】
スフェリアッゾ(Sferiazzo) 等に付与された米国特許第5,497,006号は、カソードとアノード(アーク室のチャンバ壁)の間のアーク電流を制御する回路の概略を記述している。この回路の作動も、上記米国特許に記載されており、これらもここに包含される。イオンの発生中に、イオン源は、イオン化エネルギーをアーク室内に噴射することにより熱くなる。このエネルギーの全てがアーク室内のガスをイオン化できるわけではなく、ある程度の熱が発生する。アーク室は、イオン源ブロック内に冷却水を導き、熱せられた水がアーク室の領域から離れるように導かれる管継手190,192を有している。
【0052】
絶縁ブロック150
アーク室76からカソード124を絶縁するために、絶縁ブロック150は、フィラメント178がカソード本体300に対して位置決められ、かつカソード本体はアーク室に対して位置決められている。図11〜図14は、より詳細な絶縁ブロック150を示している。
【0053】
この絶縁ブロック150は、99%純粋なアルミナ(Al2O3)から構成された細長いセラミックの電気絶縁ブロックである。この絶縁ブロック150は、その長さ及び幅方向に伸びたほぼ平坦な第1表面200を有する。この第1表面200はカソード取付けフランジ202(図19参照)に係合し、ガス閉塞室すなわちアーク室76の後壁130eから伸びている。第1表面200とは反対側の絶縁ブロックの側面に、絶縁ブロック150は、カソード124を支持するためのほぼ平坦なカソード第1支持面210と、このカソードの内側筒状部材162に対して離間したカソードフィラメント178を支持するためのほぼ平坦なフィラメント第2支持面212とを形成している。
【0054】
図11の平面図から最も明らかなように、カソード支持面210は、2つのコーナー切欠き部220,221を有し、そこに開口222,223を有する。この開口は切欠き部によって形成された絶縁ブロック150の幅が減少した部分を貫通している。
【0055】
2つのコネクタ224(図9参照)は、開口222,223から延在する拡径ヘッド225を有し、絶縁ブロック150をアーク室76のフランジ202に取り付けられる。このコネクタ224は、その長さ方向に沿ってねじ切りされている。これらのコネクタは、フランジ202内の開口204(図19参照)に螺合する。バッキングプレート206(図9参照)もねじ付き開口を有し、その中にコネクタが延在し、絶縁ブロック150をアーク室76に確実に固定する。
【0056】
絶縁ブロック150がアーク室76に取付られるとき、ほぼ平坦な第1表面200は、アーク室の後壁130eに対してほぼ垂直となる角度に伸びている。2つの位置決めピン203は、フランジ202の表面202aから離れる方向に伸びている。これらのピンは、対向する孔226(図13参照)に嵌合し、設置時に絶縁ブロック150と整合できるように、絶縁ブロック150の表面200内に形成されている。
【0057】
金属製取付プレート
図面に見られるように、3部品構成のカソード本体300を支持する金属プレート152が絶縁ブロック150のカソード支持面210に対向して配置され、かつ、この表面から離れるように伸びて、カソード本体300を孔158に一致できるようにする。ねじ付きコネクタ228は、絶縁ブロック150の表面200内に2つの凹んだウエル(well)230(図13参照)内に伸び、かつ絶縁ブロック150内の孔232を通過して、プレート152のねじ付き孔234(図21参照)に嵌り込む。
【0058】
2つの位置決めピン236(図21及び図22参照)は、取付プレート152によって担持される。この取付プレート152は絶縁ブロック150に取付られるので、これらのピンは、ブロック150内の孔238(図11参照)と整合するように伸びている。これは、ブロック150とプレート152の整合を助け、カソード124の組立時のみならずイオン注入機の使用後のカソード124のメインテナンス時においても修正を容易にする。
【0059】
プレート152は、ブロック150に取付られ、さらにこのブロックがアーク室76に取付られると、取付プレート152に設けたねじ付き孔167(図21参照)は、3部品のカソード本体300をアーク室76内の壁130dを貫通する孔158に対して整合するように位置決める。
【0060】
延長されたアーム170,171の平坦な表面240(図9参照)は、絶縁ブロック150のフィラメント支持面212(図14参照)によって係合しかつ支持されており、この支持面212は、絶縁ブロック150の最大厚さによって対向する表面200から間隔を置いて離れている。ねじ付きコネクタ250(図5参照)は、アーム170,171に設けた孔252を貫通した拡径ヘッドを有し、さらに、フィラメント支持表面212内のねじ孔254内に螺合する。
【0061】
図9に最も良く見られるように、絶縁ブロック150の2つの平坦な第1,第2支持面210,212の間の相対間隔は、アーム170,171の表面240とプレート152の表面262(鵜9及び図21参照)との間のギャップGを形成する。このギャップ及びセラミックの絶縁ブロック150が電気絶縁材料で作られた事実により、2つのアーム170,171を互いからもまたカソード本体300を支持する取付プレート152からも電気的に分離する。
【0062】
このフィラメント支持アーム170,171にある各孔は、絶縁ブロック150にある孔と一致し、かつカソード本体300の内側空洞部C内のフィラメント178を正確に位置決める。
【0063】
図11ないし図14に見られるように、セラミックの絶縁ブロック150は、多数の細長い溝または通路N1〜N3(図10参照)を形成する。これらの溝は、絶縁ブロック150のほぼ平坦な表面を分断する、アーク室76の近くに取付られるとき、この絶縁ブロック150は、電気的に導電性の堆積物で被覆される。
【0064】
スフェリアッゾ(Sferiazzo) 等に付与された米国特許第5,497,006号に開示された絶縁体は、イオン源の作動中、表面が被覆されやすい。この被覆は、イオン源の未熟アーク形成、すなわち、ショーティング(shorting)や不完全さを導くことになる。単一の絶縁ブロック150における通路N1ないしN3は、このブロック自体の陰となり、イオンが絶縁ブロック150を横切って連続する表面を被覆することがなく、かつそれによりアークの未成熟を低減できる。
【0065】
カソードのエンドキャップ164
カソードのエンドキャップ164は、アーク電流をアーク室に供給する機械加工されたタングステンの熱イオン放射器である。上記スフェリアッゾの特許に開示された単純なディスク形状のエンドキャップは、この特許に示されたカソード構造と両立できる他のエンドキャップ164に置き換えられる。
【0066】
カソード本体300のエンドキャップ164(図15A,図15B,図15C参照)は、導電性の、かつ精巧なタングステン材料から作られる。このエンドキャップ164は、ほぼ円筒形状で、第1端320と、本体部分324によって第1端から離れた第2端322を有する。第1端320は、フィラメント178に隣接しかつこれにより熱せられ、一方、第2端322は、アーク室76内に電子を放出する。
【0067】
リム形状の支持体すなわちリム326は、本体部分324から半径方向外側に伸びている。エンドキャップ164は、内側筒状部材162の先端部308の内孔領域312内に圧入嵌合される。内側筒状部材162の内方に伸びるリッジ314は、エンドキャップ164のリム形状の支持体326(0.473インチ[1.20cm])の外径よりもわずかに小さい内径(0.472インチ[1.198cm])を有する。これにより締まりばめを生じさせる。
【0068】
エンドキャップ164を内側筒状部材162内へ容易に圧入するために、リム形状の支持体326のフィラメントに面する側330の外周縁328は、面取りされている。さらに、図7Aに良く見られるように、リム形状の支持体326のフィラメントに面する側330の、面取りされた周縁328の丁度内側にある部分には、内側筒状部材162の段部316が設けられている。この内側筒状部材162は、内側表面301の内孔領域312と非内孔領域の間の境界部を形成している。
【0069】
こうして、エンドキャップ164は、内側筒状部材162の伸長リッジ314とエンドキャップ164のリム形状の支持体326との締まりばめによって、段部316上のリム形状の支持体326のフィラメント対向面330の座部とともに、イオン注入機10の作動中、適所に保持される。
【0070】
エンドキャップ164の本体部分324の先端部332は、内側及び外側筒状部材162,160の各先端を越えてアーク室内へ上方に伸びている。また、本体部分324の基端部334は、フィラメント178に向かうリム形状の支持体326から下方に伸びている。
【0071】
図15A及び図15Bにおいて、エンドキャップ164の適切な寸法は次のとおりである。
Figure 0003924736
フィラメント178が励起すると、エンドキャップ164は熱せられ、そして、第2端すなわち放出端322がアーク室76内に電子を放出する。図2に良く見られるように、カソード本体300は、第1,第2(外側及び内側)の筒状部材160,162がアーク室の壁130dに設けた開口158を通り、アーク室の内部領域R内に伸びるように位置決められる。エンドキャップ164の放出端322は、出口開口78の下方端336にほぼ軸合わせされる。
【0072】
エンドキャップ164と内側筒状部材162の間の小さな接触領域は、フィラメント178から内側及び外側筒状部材162,160及び金属製取付プレート152への熱伝達を最小化する。これにより、カソードの寿命を向上させる。さらに、エンドキャップ164の伸長リムは、エンドキャップの円筒本体部分324が内側筒状部材162の横断面積と比較してかなり減少した横断面積を有することができる。
【0073】
内側筒状部材162の横断面積A1は、次式に等しい。
【0074】
Figure 0003924736
エンドキャップ164の本体部分324の横断面積A2は、次式に等しい。
【0075】
Figure 0003924736
こうして、エンドキャップ164の断面積は、内側筒状部材162の断面積のほぼ50%である。
【0076】
エンドキャップ164と内側筒状部材162の間の小さな接触領域は、エンドキャップ164から内側筒状部材と絶縁ブロック150への熱の伝達をかなり減少させる。さらにエンドキャップの減少した断面積により、フィラメントの熱電力をより有効に使用することができ、一般に通用する所定のパワーより少ないパワーでよい。
【0077】
所定のフィラメントの電力レベルに対して、エンドキャップ164の第2端すなわち放出端322の断面積をより小さくすることにより、アーク室76内に流れるアーク電流の電流密度が増加し、放出端での温度をより高くすることができる。
【0078】
より高い電子電流密度及びより高い放出端温度の組み合わせによって、多数の荷電イオンを増殖させることになる。この増加したアーク電流密度(減少した放射領域による)とより高い放出端温度(より小さな熱量と改良されたエミッタの温度分離による)によって、(a) 単独に荷電されたイオンの分離作用(例えば、BF3 及びBF2 の分離作用)及び(b) 増加した多数の荷電イオンの製造(例えば、増加したB++及びB+++の製造)を効率良く行うことができる。
【0079】
さらに、本発明に係るエンドキャップ164は、一定のアーク電流に対してフィラメントを励起するのに必要なパワーが少なくてすむので、フィラメントのパワーをより有効に利用できる。このエンドキャップは、現在のアーク室の制御電子機器を用いて達成されるより高いアーク電流を使用できる。
【0080】
上述した本発明の好ましい実施の形態から、当業者であれば、改良、変更、修正ができることは明らかであろう。このような全ての改良、変更、修正は、本発明の特許請求の範囲によって包含されるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】回転支持体に取付られたシリコン等の加工物をイオンビームで処理するためのイオン注入機の概略図である。
【図2】図1のイオン注入機において、イオンビームを作り出す本発明のイオン源を示す一部断面図である。
【図3】イオン源のカソードの一部を形成する遮蔽されたフィラメントを励起するための電気接続を示すイオン源の平面図である。
【図4】イオンがイオン源から出るアークスリットを示すイオン源の立面図である。
【図5】イオン源のカソードを取り付けるための構造を示す拡大平面図である。
【図6】図5の6−6線からみた図である。
【図7】7Aは、フィラメントを取り除いた図6に示すイオン源のカソードの端部を示す拡大断面図である。7Bは、カソード本体の一部である内側筒状部材の先端部を示す拡大断面図である。
【図8】8Aは、カソード本体の一部である内側筒状部材の拡大端面図であり、8Bは、内側筒状部材の拡大上面図である。
【図9】図5の7−7線から見た図である。
【図10】本発明に従うイオン源の分解斜視図である。
【図11】イオンプラズマ室からカソードを電気的に分離するために用いる絶縁ブロックの上面図である。
【図12】図11の平面10−10から見た図である。
【図13】図11に示された絶縁ブロックの底部平面図である。
【図14】図11に示された絶縁ブロックの部分的に切断してみた立面図である。
【図15】15Aは、イオン源の作動中にイオン化電子をアーク室内部に放出するカソードのエンドキャップの側面図であり、15Bは、エンドキャップの上面図であり、15Cは、エンドキャップの底面図である。
【図16】イオン源のアーク室を示す前面図である。
【図17】図16の15−15面からみたアーク室の図である。
【図18】図17の16−16面からみたアーク室の図である。
【図19】図16の17−17面からみたアーク室の図である。
【図20】図16の18−18面からみたアーク室の図である。
【図21】アーク室内に配置されるカソード本体を取り付けるための取付プレートの平面図である。
【図22】図21の20−20線からみた取付プレートの図である。
【符号の説明】
10 イオン注入機
12 イオン源
76 アーク室
78 出口開口
124 カソード
130 チャンバ壁
150 絶縁ブロック
160 外側筒状部材
162 内側筒状部材
164 エンドキャップ
178 フィラメント
300 カソード本体
301 内側表面
308 先端部
320 第1端
322 第2端
324本体部分
326 支持体

Claims (24)

  1. (a) イオン化領域(R) と境を接するチャンバ壁(130) を有し、イオンを排出するための出口開口(78)を備える閉塞室(76)と、
    (b) この閉塞室(76)にイオン化可能な材料を配給するための配給装置と、
    (c) イオンが前記閉塞室(76)を出るときにイオンビームを形成するために、前記閉塞室(76)を所定の位置に支持する構造体と、
    (d) イオン化電子を前記閉塞室(76)のイオン化領域(R) に放出し、このイオン化領域(R) 内にイオンを発生させるために、前記閉塞室(76)のイオン化領域に対して配置されているカソード(124) とを備えており、
    前記カソード(124) は、電気的に絶縁されたカソード本体(300) に配置した熱源(178) を含み、このカソード本体(300) は、第1チューブ(162) と、前記熱源(178) に隣接して前記第1チューブの先端部(308) に支持されるエンドキャップ(164) とを含み、このエンドキャップ(164) は、前記熱源(178) が熱せられると、イオン化電子を前記閉塞室(76)のイオン化領域(R) に放出しており、
    さらに、
    (e) 前記エンドキャップ(164) は、第1端(320) と、本体部分(324) を介して離れた第2端(322) とを含み、かつ前記本体部分から外側に伸びて半径方向に突出する支持体(326) を有し、この支持体は、第1チューブ(162) の内側表面(301) に接触し、エンドキャップ(164) を第1チューブ(162) の先端部(308) 内に支持し、前記半径方向に突出する支持体(326) が本体部分(324) の軸方向延長部より短い軸方向厚さを有していることを特徴とする、イオン注入機に用いるためのイオン源。
  2. エンドキャップ(164) は、タングステンで作られ、エンドキャップ(164) の支持体(326) は、エンドキャップの本体部分(324) から外側に突出するリムを含んでいることを特徴とする請求項1のイオン源。
  3. リム(326) の外周面は、第1チューブ(162) の内側表面(301) に接触し、前記第1チューブの先端部(308) 内にエンドキャップ(164) を支持することを特徴とする請求項2のイオン源。
  4. 第1チューブ(162) の先端部(308) は、半径方向内方に突出するリッジ(314)有する部分と、前記リッジ(314) に接触するリム(326) の外周面を含み、前記第1チューブの先端部(308) 内にエンドキャップ(164) を支持することを特徴とする請求項3のイオン源。
  5. エンドキャップ(164) の第1端(320) は、熱源(178) に隣接配置され、エンドキャップ(164) の第2端(322) は、閉塞室(76)の開口(158) を通って伸びており、イオン化電子をイオン化領域(R) 内に放出することを特徴とする請求項1のイオン源。
  6. 熱源(178) は、絶縁ブロック(150) によって支持されるフィラメントであることを特徴とする請求項1のイオン源。
  7. 第1チューブ(162) の外側表面(302) は、金属製取付ブロック(152) に螺合するねじ部(163) を備えて、カソード本体(300) を支持し、前記取付ブロック(152) は、絶縁ブロック(150) に固定されていることを特徴とする請求項6のイオン源。
  8. カソード本体(300) は、さらに第1チューブ(162) と同軸に配置され、かつ第1チューブの先端部(308) の少なくとも一部分に重なっている第2チューブ(160) を有することを特徴とする請求項1のイオン源。
  9. 第1チューブ(162) の外側表面(302) は、ねじ部(163) を有し、第2チューブ(160) の内側表面(304) は、第1チューブ(162) に螺合するねじ部(161) を有することを特徴とする請求項8のイオン源。
  10. カソード本体(300) の少なくとも一部分は、閉塞室(76)の開口(158) を通ってイオン化領域(R) 内に伸びていることを特徴とする請求項1のイオン源。
  11. ガス分子をイオン化するため、閉塞室(76)のイオン化領域(R) 内にイオン化電子を放出するカソード(124) であって、
    (a) 第1チューブ(162) と、この第1チューブ(162) の先端部(308) に支持されて電子を放出するエンドキャップ(164) とを含むカソード本体(300) と、
    (b) 前記エンドキャップに隣接して前記第1チューブ(162) 内に配置されるとともに前記カソード本体(300) から電気的に絶縁され、前記エンドキャップ(164) を加熱してイオン化電子を放出させる熱源(178) と、
    (c) 第1端(320) と、本体部分(324) を介して離れた第2端(322) とを含み、かつ前記本体部分(324) から外側に伸びて半径方向に突出する支持体(326) を有し、この支持体は、第1チューブ(162) の内側表面(301) に接触し、エンドキャップ(164) を第1チューブ(162) の先端部(308) 内に支持し、前記半径方向に突出する支持体(326) が本体部分(324) の軸方向厚さよりも短い軸方向厚さを有していることを特徴とする、イオン注入機に用いるためのカソード。
  12. エンドキャップ(164) は、タングステンで作られ、エンドキャップ(164) の支持体(326) は、エンドキャップの本体部分(324) から外側に突出するリムを含んでいることを特徴とする請求項11のカソード。
  13. リム(326) の外周面は、第1チューブ(162) の内側表面(301) に接触し、前記第1チューブの先端部(308) 内にエンドキャップ(164) を支持することを特徴とする請求項12のカソード。
  14. 第1チューブ(162) の先端部(308) は、半径方向内方に突出するリッジ(314)有する領域(312) と、前記リッジ(314) に接触するリム(326) の外周面を含み、前記第1チューブの先端部(308) 内にエンドキャップ(164) を支持することを特徴とする請求項13のカソード。
  15. エンドキャップ(164) の第1端(320) は、熱源(178) に隣接配置され、エンドキャップ(164) の第2端(322) は、閉塞室(76)の開口(158) を通って伸びており、イオン化電子をイオン化領域(R) 内に放出することを特徴とする請求項11のカソード。
  16. 熱源(178) は、絶縁ブロック(150) によって支持されるフィラメントであることを特徴とする請求項15のカソード。
  17. 第1チューブ(162) の外側表面(302) は、金属製取付ブロック(152) に螺合するねじ部(163) を備えて、カソード本体(300) を支持し、前記取付ブロック(152) は、絶縁ブロック(150) に固定されていることを特徴とする請求項16のカソード。
  18. カソード本体(300) は、さらに第1チューブ(162) と同軸に配置され、かつ第1チューブの先端部(308) の少なくとも一部分に重なっている第2チューブ(160) を有することを特徴とする請求項11のカソード。
  19. 第1チューブ(162) の外側表面(302) は、ねじ部(163) を有し、第2チューブ(160) の内側表面(304) は、第1チューブ(162) に螺合するねじ部(161) を有することを特徴とする請求項18のカソード。
  20. カソード本体(300) の少なくとも一部分は、閉塞室(76)の開口(158) を通ってイオン化領域(R) 内に伸びていることを特徴とする請求項11のカソード。
  21. イオン化電子を閉塞室(76)のイオン化領域(R) 内に放出し、このイオン化領域(R) 内にイオンを発生させるために、第1チューブ(162) の先端部(308) 内に支持されたカソード本体のエンドキャップ(164) であって、
    第1端(320) と、本体部分(324) を介して離れた第2端(322) とを含み、かつ前記本体部分から外側に伸びて半径方向に突出する支持体(326) を有し、前記エンドキャップ(164) の第2端 (322)は、閉塞室(76)のイオン化領域(R) に対して配置されて、イオン化領域(R) 内にイオン化電子を放出し、また、エンドキャップ(164) の第1端 (320)は、熱源(178) に隣接しており、
    さらに、エンドキャップ(164) は、熱源(178) により加熱されるとき、前記閉塞室(76)のイオン化領域(R) 内にイオ化電子を放出し、エンドキャップ(164) の半径方向に突出する支持体(326) が、第1チューブ(162) の内側表面(301) に接触して、エンドキャップ(164) を第1チューブ(162) の先端部(308) 内に支持し、かつエンドキャップの本体部分(324) の軸方向延長部より短い軸方向厚さを有していることを特徴とする、イオン注入機に用いるためのエンドキャップ。
  22. エンドキャップ(164) は、タングステンで作られ、エンドキャップ(164) の半径方向に突出する支持体(326) は、エンドキャップの本体部分(324) から外側に突出するリムを含んでいることを特徴とする請求項21のエンドキャップ。
  23. リム(326)の外周面は、第1チューブ(162) の内側表面(301) に接触し、前記第1チューブの先端部(308) 内にエンドキャップ(164) を支持することを特徴とする請求項22のエンドキャップ。
  24. 第1チューブ(162) の先端部(308) は、半径方向内方に突出するリッジ(314)有する内孔領域(312) を含み、前記リムの外周面が前記リッジ (314) に接触し、前記エンドキャップのリム形状の前記支持体 (326)は、前記内孔領域(312) と境を接する第1チューブ(162) の内側表面上に形成される半径方向内方に伸びる段部(316) 接触し、前記第1チューブの先端部(308) 内にエンドキャップ(164) を支持することを特徴とする請求項23のエンドキャップ。
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