JPH10134599A - 半導体記憶装置 - Google Patents

半導体記憶装置

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JPH10134599A
JPH10134599A JP8290281A JP29028196A JPH10134599A JP H10134599 A JPH10134599 A JP H10134599A JP 8290281 A JP8290281 A JP 8290281A JP 29028196 A JP29028196 A JP 29028196A JP H10134599 A JPH10134599 A JP H10134599A
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JP
Japan
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semiconductor memory
test
input
signal
memory device
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JP8290281A
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English (en)
Inventor
Hisaya Keida
田 久 彌 慶
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JFE Steel Corp
Original Assignee
Kawasaki Steel Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】通常動作時の半導体メモリの実質的なアクセス
タイムを低下させずに、半導体メモリのテストを行うこ
とができる半導体記憶装置を提供すること。 【解決手段】半導体メモリを搭載した半導体記憶装置に
おいて、半導体メモリのレイアウト内部に、テスト切替
信号に応じて、通常動作時の入力信号またはテスト動作
時の入力信号のいずれかを、半導体メモリに選択的に入
力するための切替手段を内蔵することにより、上記課題
を解決する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通常動作またはテ
スト動作のいずれかに切り替えることができるテスト切
替機能を有する半導体メモリを搭載した半導体記憶装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般的に、半導体集積回路(以下、LS
Iという)は、製品として出荷される前に、論理回路の
シミュレーションにより検証されたテストパターンを用
いて、LSIテスターによる最終出荷テストが行われ
る。すなわち、LSIテスターにより、LSIの各入力
ピンに、テストパターンに応じた入力信号を与え、その
出力ピンから出力された出力信号をテストパターンの出
力期待値と比較照合することにより、LSIの良否の判
定が行われている。
【0003】特に、半導体メモリを搭載した半導体記憶
装置においては、半導体メモリが高密度に集積化されて
おり、例えばあるメモリセルの周辺のメモリセルが保持
している1または0の情報に依存して、メモリセル同士
の干渉によりメモリセルが保持している情報が影響され
るという、論理ゲートによる組み合わせ回路とは異なっ
た特殊な不良が発生する場合もあるため、専用のテスト
パターンを用いて半導体メモリのテストを行う必要があ
る。
【0004】このため、半導体メモリを搭載した半導体
記憶装置においては、半導体記憶装置の内部にテスト回
路を設けるとともに、テスト専用ピンを割り付けてお
き、このテスト専用ピンを用いて半導体記憶装置をテス
トモードに移行させることにより半導体メモリ単体のテ
ストが行われている。ここで、マルチプレクサ方式と自
己診断方式の一例を挙げて、半導体メモリを搭載した半
導体記憶装置の従来のテスト方式について説明する。
【0005】まず、図3に、マルチプレクサ方式による
半導体メモリのテスト方式を採用した半導体記憶装置の
一例の構成概念図を示す。図示例の半導体記憶装置40
は、半導体メモリ42、テスト回路44、および、これ
らの半導体メモリ42およびテスト回路44以外の部分
を概念的に示した内部回路46により構成されている。
また、テスト回路44は、マルチプレクサ48,50,
52,54を有している。
【0006】図示例の半導体記憶装置40において、半
導体メモリ42は、RAM,ROM等の従来公知の半導
体メモリであって、そのデータ入力端子、アドレス入力
端子およびコントロール入力端子には、それぞれマルチ
プレクサ48,50,52の出力信号が入力され、その
データ出力端子からは、データ出力信号が出力されてい
る。このデータ出力信号は、内部回路46に入力される
とともに、マルチプレクサ54の一方の入力端子に入力
されている。
【0007】また、マルチプレクサ48,50,52の
一方の入力端子には、内部回路46から、それぞれデー
タ入力信号、アドレス入力信号およびコントロール入力
信号が入力され、その他方の入力端子には、それぞれテ
ストデータ入力ピン56,テストアドレス入力ピン5
8,テストコントロール入力ピン60を介して、この半
導体記憶装置40の外部から、それぞれテストデータ入
力信号、テストアドレス入力信号およびテストコントロ
ール入力信号が入力されている。
【0008】また、マルチプレクサ54の他方の入力端
子には、内部回路からの出力信号が入力されており、マ
ルチプレクサ54の出力信号は、データ出力ピン62を
介して、この半導体記憶装置40の外部に出力されてい
る。そして、これらのテスト回路44を構成するマルチ
プレクサ48,50,52,54の選択入力端子には、
この半導体記憶装置40の外部から、テスト切替ピン6
4を介して、テスト切替信号が共通に入力されている。
【0009】なお、図示例の半導体記憶装置40におい
て、テスト切替ピン64は、半導体メモリ42のテスト
のために設けられたテスト専用ピンであり、これ以外の
テストデータ入力ピン56,テストアドレス入力ピン5
8およびテストコントロール入力ピン60は、テスト専
用ピンまたは通常動作時に別の目的で使用される入力ピ
ンのいずれであってもよく、データ出力ピン62は、通
常動作時に別の目的で使用される出力ピンである。
【0010】図示例の半導体記憶装置40においては、
例えばテスト切替信号をローレベルとすることにより通
常動作が選択される。通常動作時には、マルチプレクサ
48,50,52,54からは、それぞれ内部回路46
により生成されたデータ入力信号、アドレス入力信号、
コントロール入力信号および内部回路46の出力信号が
選択出力される。半導体メモリ42は、これらの通常動
作時の入力信号により制御され、そのデータ出力信号は
内部回路46に入力される。
【0011】一方、テスト切替信号をハイレベルとする
ことによりテスト動作が選択される。テスト動作時に
は、マルチプレクサ48,50,52,54からは、そ
れぞれ半導体記憶装置40の外部から入力されたテスト
データ入力信号、テストアドレス入力信号、テストコン
トロール入力信号および半導体メモリ42のデータ出力
信号が選択出力される。半導体メモリ42は、これらの
テスト動作時の入力信号により制御され、そのデータ出
力信号は、データ出力ピン62を介して半導体記憶装置
40の外部に出力される。
【0012】従って、マルチプレクサ方式による半導体
メモリのテスト方式を採用した半導体記憶装置40にお
いては、専用のテストパターンを用いて、LSIテスタ
ーにより、半導体記憶装置40の外部から、半導体メモ
リ42の各入力端子にテスト動作時の入力信号を直接入
力し、半導体記憶装置40の外部に、半導体メモリ42
のデータ出力信号を直接出力して比較照合することによ
り、半導体メモリ42単体のテストをすることができ
る。
【0013】このマルチプレクサ方式には、テスト回路
44の回路規模が小さいという利点がある反面、一般的
に、LSIテスターにより膨大なテストパターンを供給
する必要があり、テスト時間が増大するという問題点が
ある。
【0014】次いで、図4に、自己診断方式による半導
体メモリのテスト方式を採用した半導体記憶装置の一例
の構成概念図を示す。図示例の半導体記憶装置66は、
半導体メモリ42、テスト回路44、および、これらの
半導体メモリ42およびテスト回路44以外の部分を概
念的に示した内部回路46により構成されている。ま
た、テスト回路44は、マルチプレクサ48,50,5
2および自己診断回路68を有している。
【0015】この半導体記憶装置66は、図3に示され
る半導体記憶装置40において、半導体記憶装置66の
外部から、テスト動作時の入力信号を入力する代わり
に、自己診断回路68から、テスト動作時の入力信号を
マルチプレクサ48,50,52の他方の入力端子に与
え、かつ、マルチプレクサ54を介して、半導体記憶装
置66の外部に半導体メモリ42のデータ出力信号を出
力する代わりに、自己診断回路68にデータ出力信号を
入力するように構成したものである。
【0016】ここで、自己診断回路68は、例えば組み
合わせ回路等により、半導体記憶装置66の半導体チッ
プ上に構成されたもので、半導体メモリ42をテストす
るための専用テストパターンを自動的に発生するもので
ある。また、自己診断回路68にはテスト切替信号が入
力され、自己診断回路68からは診断結果信号が出力さ
れており、この診断結果信号は、診断結果ピン70を介
して、この半導体記憶装置66の外部に出力されてい
る。
【0017】図示例の半導体記憶装置66においては、
例えばテスト切替信号をハイレベルとすることによりテ
スト動作が選択される。テスト動作時には、自己診断回
路68においてテスト動作時の入力信号であるテストデ
ータ入力信号、テストアドレス入力信号およびテストコ
ントロール入力信号が発生され、マルチプレクサ48,
50,52の出力信号として、自己診断回路68により
発生されたテスト動作時の入力信号が選択され、半導体
メモリ42に入力される。
【0018】半導体メモリ42は、これらのテスト動作
時の入力信号により制御され、そのデータ出力信号は自
己診断回路68に入力される。自己診断回路68におい
ては、半導体メモリ42のデータ出力信号と自己診断回
路68により発生されたテストパターンの出力期待値と
が比較照合され、半導体メモリ42の良否の判定が行わ
れる。そして、この比較照合結果は、診断結果信号とし
て、診断結果ピン70を介して半導体記憶装置66の外
部に出力される。
【0019】従って、自己診断方式による半導体メモリ
のテスト方式を採用した半導体記憶装置66において
は、自己診断回路68において自動発生されたテスト入
力信号が半導体メモリ42に直接入力され、自己診断回
路68により、半導体メモリ42のデータ出力信号の良
否が自動的に判定されるため、診断結果ピン70を介し
て出力される診断結果信号を判定することにより、半導
体メモリ42単体のテストをすることができる。
【0020】この自己診断方式は、半導体メモリ42を
テストするための専用のテストパターンを半導体記憶装
置66の内部で発生しているため、例えばLSIテスタ
ーにテストパターンをロードし、ロードしたテストパタ
ーンを半導体記憶装置66に供給する等のLSIテスタ
ー上での操作を削減することができ、テスト時間を短縮
することができるという利点がある反面、テスト回路4
4の回路規模が増大するという問題点がある。
【0021】また、マルチプレクサ方式や自己診断方式
では、通常動作時の入力信号の経路上にマルチプレクサ
等の切替回路が挿入されており、この切替回路自身によ
る信号の伝搬遅延時間や、切替回路と半導体メモリとの
間を自動配置配線したときの配線距離に応じた伝搬遅延
時間のために、通常動作時の入力信号が遅延され、これ
が半導体メモリ42のアクセスタイムに加算されてしま
うため、半導体メモリ42の実質的なアクセスタイムが
遅くなるという問題点があった。
【0022】例えば、半導体メモリ単体の動作周波数が
100MHzあるいは200MHzである場合、ワース
トケースで10nSまたは5nS以内といった非常に高
速なアクセスタイムで半導体メモリを動作させる必要が
ある。
【0023】しかしながら、通常動作時の入力信号の経
路上に切替回路を挿入したことにより、例えば切替回路
による遅延時間を0.5nSとし、さらに、この切替回
路から半導体メモリまでの配線による遅延時間を0.5
nSとして、合計1nSの伝搬遅延時間が発生したとす
ると、半導体メモリ自身のアクセスタイムが5〜10n
Sと高速であるがゆえに、この1nSの伝搬遅延時間を
無視することができず、システム全体の性能を低下させ
るようになってきた。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、前記
従来技術に基づく問題点をかえりみて、通常動作時の半
導体メモリの実質的なアクセスタイムを低下させずに、
半導体メモリのテストを行うことができる半導体記憶装
置を提供することにある。
【0025】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、半導体メモリを搭載した半導体記憶装置
であって、前記半導体メモリは、テスト切替信号に応じ
て、通常動作時の入力信号、または、前記半導体メモリ
の良否をテストするためのテスト動作時の入力信号のい
ずれかを、前記半導体メモリに選択的に入力するための
切替手段を有することを特徴とする半導体記憶装置を提
供するものである。
【0026】ここで、前記切替手段は、前記通常動作時
の入力信号をバッファする入力バッファの一部を共有し
て構成されているのが好ましい。また、前記一部を共有
して構成された前記入力バッファおよび前記切替手段
は、前記通常動作時の入力信号が入力されたスリーステ
ートバッファと、前記テスト動作時の入力信号が入力さ
れたスリーステートバッファと、これら第1および第2
のスリーステートバッファの出力が短絡されて入力され
たインバータとを有し、前記第1および第2のスリース
テートバッファは、前記テスト切替信号によりいずれか
が有効状態とされるのが好ましい。
【0027】
【発明の実施の形態】以下に、添付の図面に示す好適実
施例に基づいて、本発明の半導体記憶装置を詳細に説明
する。まず、図1に、本発明の半導体記憶装置の一実施
例の概念図を示す。この図に示されるように、本発明の
半導体記憶装置10は、基本的に、テスト切替機能を有
する半導体メモリ12を有するもので、同図において
は、この半導体メモリ12以外の部分は内部回路14と
して概念的に示されている。
【0028】ここで、半導体メモリ12は、RAM,R
OM等の従来公知の半導体メモリであるが、さらに、そ
の高密度に集積化されたレイアウトの内部に、後述する
テスト切替信号に応じて、通常動作時の入力信号、また
は、半導体メモリ12の良否をテストするためのテスト
動作時の入力信号のいずれかを、この半導体メモリ12
に選択的に入力するための、例えばマルチプレクサやセ
レクタ等の切替手段を有するものである。
【0029】まず、半導体メモリ12のデータ入力端
子、アドレス入力端子およびコントロール入力端子に
は、内部回路14から、それぞれデータ入力信号、アド
レス入力信号およびコントロール入力信号が入力されて
いる。ここで、これらのデータ入力信号、アドレス入力
信号およびコントロール入力信号は、通常動作時の入力
信号であって、通常動作時に、この半導体メモリ12の
入力信号として使用される。
【0030】また、データ出力端子からは、データ出力
信号が出力されており、このデータ出力信号は、内部回
路14に入力されるとともに、データ出力ピン16を介
して、半導体記憶装置10の外部にも出力されている。
データ出力信号は、図示例においては、この半導体記憶
装置10の外部に直接出力されるものであるが、直接出
力されない場合は、例えば図3に示すように、マルチプ
レクサ等を介して出力させることもできる。
【0031】次いで、テスト切替端子には、半導体記憶
装置10の外部から、テスト切替ピン18を介して、テ
スト切替信号が入力されている。テスト切替信号は、半
導体メモリ12の動作状態を通常動作またはテスト動作
のいずれかに切り替えるための信号で、以下の説明にお
いては、例えばテスト切替信号がローレベルのときに通
常動作が選択され、ハイレベルのときにテスト動作が選
択されるものとする。
【0032】最後に、テスト入力端子には、半導体記憶
装置10の外部から、テスト入力ピン20を介して、テ
スト入力信号が入力されている。テスト入力信号は、テ
スト動作時の入力信号であって、テスト動作時には、半
導体メモリ12の入力信号として使用される。なお、図
示を省略しているが、テスト入力信号は、通常動作時の
それぞれの入力信号に相当するテストデータ入力信号、
テストアドレス入力信号およびテストコントロール入力
信号を有する。
【0033】図示例の半導体記憶装置10においては、
例えばテスト切替信号をローレベルとすることにより通
常動作が選択され、ハイレベルとすることによりテスト
動作が選択される。
【0034】まず、通常動作時において、内部回路14
は、半導体記憶装置10の図示していない入力ピンを介
して入力された種々の入力信号により制御され、データ
入力信号、アドレス入力信号およびコントロール入力信
号が生成される。内部回路14により生成されたこれら
の入力信号は、半導体メモリ12への通常動作時の入力
信号として使用され、半導体メモリ12は、これらの入
力信号により制御されてデータ出力信号が出力される。
【0035】これとは逆に、テスト動作時においては、
半導体記憶装置10の外部から入力されたテスト入力信
号が、半導体メモリ12へのテスト動作時の入力信号と
して使用される。従って、テスト入力ピンを介して入力
されたテスト入力信号により、半導体メモリ12を半導
体記憶装置10の外部から直接的に制御することがで
き、そのデータ出力信号は、データ出力ピンを介して半
導体記憶装置10の外部に出力される。
【0036】このように、本発明の半導体記憶装置10
においては、半導体メモリ12に、通常動作時の入力信
号またはテスト動作時の入力信号のいずれかを選択的に
入力するための切替手段を、半導体メモリ12のレイア
ウトの内部に有しており、切替手段から半導体メモリ1
2の内部回路までの配線距離を最短距離とし、この配線
による通常動作時の入力信号の伝搬遅延時間を最小化す
ることができるため、半導体メモリ12のアクセスタイ
ムがほとんど低下されない。
【0037】例えば、従来技術の説明において述べたよ
うに、図3および図4に示される従来の半導体記憶装置
40,66において、マルチプレクサ48,50,52
から半導体メモリ42までの配線による信号の伝搬遅延
時間を0.5nSであるとすると、本発明の半導体記憶
装置10においては、半導体メモリ12のサイズにもよ
るが、例えば0.5μmの微細加工技術で、切替手段か
ら半導体メモリ12の内部回路までの配線による信号の
伝搬遅延時間を0.1nS程度にまで低減することがで
きる。
【0038】なお、図示例においては、テスト切替ピン
を介してテスト切替信号を入力しているが、例えばテス
ト用の内部レジスタ等を設け、テスト切替信号の状態を
設定するようにしてもよい。また、テスト入力ピンはテ
スト用の専用ピンであってもよいし、例えば通常動作時
に別の目的で使用されている入力ピンを兼用してもよ
い。同様に、データ出力ピンは、テスト用の専用ピンで
あってもよいし、例えば通常動作時に別の目的で使用さ
れている出力ピンを共用してもよい。
【0039】本発明の半導体記憶装置は、基本的に、以
上のようなものである。次に、本発明の半導体記憶装置
に搭載された半導体メモリが有する切替手段について、
具体的な例を挙げて説明する。ここで、図2(a)およ
び(b)に、それぞれ本発明の半導体記憶装置に搭載さ
れた半導体メモリの一実施例の部分概念図、および、従
来の半導体メモリの一例の部分概念図を示す。
【0040】まず、図2(b)の概念図は、例えば図3
および図4に示される従来の半導体メモリ42のアドレ
ス入力部分を示すものであって、直列接続された2つの
インバータ24,26により構成されたアドレス入力バ
ッファ22を有している。内部回路46から供給された
アドレス入力信号は、アドレス入力端子28を介してイ
ンバータ24に入力され、インバータ24の出力はイン
バータ26に入力され、インバータ26の出力は図示し
ていないアドレスデコーダ等に入力される。
【0041】アドレス入力バッファ22を構成する2つ
のインバータ24,26は、内部回路46から供給され
たアドレス入力信号を波形整形したり、半導体メモリ4
2の内部回路を駆動するために一般的に設けられるもの
であって、比較的大きなサイズのトランジスタで構成さ
れている。なお、言うまでもなく、データ入力部分やコ
ントロール入力部分についても、比較的大きなサイズの
トランジスタで構成されたデータ入力バッファやコント
ロール入力バッファを有している。
【0042】これに対して、図2(a)の概念図は、本
発明の半導体記憶装置10に搭載された半導体メモリ1
2のアドレス入力部分を示すものであって、図示例にお
いては、スリーステートバッファ32,34およびイン
バータ26により構成されたアドレス入力バッファ兼切
替手段30を有する。ここで、テスト切替信号は、テス
ト切替端子36を介して、スリーステートバッファ32
の反転イネーブル端子およびスリーステートバッファ3
4のイネーブル端子に入力されている。
【0043】また、内部回路14から供給されたアドレ
ス入力信号は、アドレス入力端子28を介して、スリー
ステートバッファ32に入力され、半導体記憶装置10
の外部から供給されたテストアドレス入力信号は、テス
トアドレス入力端子38を介して、スリーステートバッ
ファ34に入力されている。これらのスリーステートバ
ッファ32,34の出力は短絡されてインバータ26に
入力され、インバータ26の出力は、図示していないア
ドレスデコーダ等に入力される。
【0044】すなわち、図示例のアドレス入力バッファ
兼切替手段30は、図2(b)に示す従来の半導体メモ
リ42のアドレス入力バッファ22において、インバー
タ24を、例えば同じサイズのトランジスタで構成した
スリーステートバッファ32に変更し、このスリーステ
ートバッファ32よりも比較的小さいサイズのトランジ
スタで構成したスリーステートバッファ34を追加し、
これらのスリーステートバッファ32,34の出力をワ
イヤード接続したものである。
【0045】図示例のアドレス入力バッファ兼切替手段
30において、通常動作時には、テスト切替信号をロー
レベルとすることにより、スリーステートバッファ32
が有効とされ、かつ、スリーステートバッファ34の出
力信号が電気的に切り離され、これにより、図示してい
ないアドレスデコーダにはアドレス入力信号が入力され
る。すなわち、スリーステートバッファ32およびイン
バータ26によりアドレス入力バッファが構成される。
【0046】このとき、スリーステートバッファ32
は、インバータ24と同等のサイズのトランジスタで構
成されており、インバータ24と同等の駆動能力を有し
ているため、なおかつ、アドレス入力信号がアドレス入
力バッファ兼切替手段30を通過する論理ゲートの段数
も、従来の半導体メモリ42のアドレス入力バッファ2
2の場合と同じ2段だけで、切替手段による出力遅延時
間はほとんど存在しないため、通常動作時のアクセスタ
イムを低下させることはない。
【0047】これに対して、テスト動作時には、テスト
切替信号をハイレベルとすることにより、スリーステー
トバッファ34が有効とされるとともに、スリーステー
トバッファ32の出力信号が電気的に切り離される。こ
れにより、図示していないアドレスデコーダには、アド
レス入力バッファ兼切替手段30を介してテストアドレ
ス入力信号が入力される。すなわち、スリーステートバ
ッファ34およびインバータ26によりアドレス入力バ
ッファが構成される。
【0048】テスト動作時には、半導体記憶装置10を
通常動作時と同じ速度で動作させてテストする場合もあ
るが、量産テスト用のテスターの動作速度が追従しな
い、追従できるテスターが非常に高価である等の理由に
より、通常動作時の動作速度よりも低速で動作させるの
が一般的である。この場合、スリーステートバッファ3
4は、ワイヤード接続された部分の負荷容量を削減し、
通常動作時の動作速度を高速化するために、そのトラン
ジスタサイズを小さくするのが好ましい。
【0049】このように、本発明の半導体記憶装置10
に搭載された半導体メモリ12において、従来の半導体
メモリ42において一般的に設けられている入力バッフ
ァ22の一部を共有して切替手段を構成することによ
り、切替手段を備えているにもかかわらず、例えばアド
レス入力バッファ22と別々に切替手段を設けた場合と
比べて、切替手段での遅延による通常動作時の信号の伝
搬遅延時間がほとんどないという利点がある。
【0050】従って、本発明の半導体記憶装置10に搭
載された半導体メモリ12においては、そのレイアウト
の内部に切替手段を含めたことにより、切替手段から半
導体メモリ12の内部回路までの配線を最短化し、この
配線による信号の伝搬遅延時間を最小化することができ
るし、入力バッファの一部を切替手段の一部として共用
することにより、切替手段自身による遅延時間もほとん
どなくすことができるため、半導体メモリのアクセスタ
イムを低下させることがない。
【0051】なお、既に述べたように、切替手段を構成
するスリーステートバッファのトランジスタサイズも極
小さいものでよく、レイアウト面積の増加も、半導体メ
モリ12のサイズにもよるが、例えば1%程度の増加で
あり、極わずかであることは言うまでもないことであ
る。以上、本発明の半導体記憶装置について詳細に説明
したが、本発明は上記実施例に限定されず、本発明の主
旨を逸脱しない範囲において、種々の改良や変更をして
もよいのはもちろんである。
【0052】
【発明の効果】以上詳細に説明した様に、本発明の半導
体記憶装置は、レイアウト内部に、通常動作時の入力信
号またはテスト動作時の入力信号のいずれかを選択的に
入力するための切替手段を有する半導体メモリを搭載し
たものである。このため、本発明の半導体記憶装置によ
れば、半導体メモリのレイアウト内部に内蔵した切替手
段から、半導体メモリの内部回路までの配線距離を最短
化し、この配線による遅延時間を最小化することによ
り、この配線による信号の伝搬遅延時間を削減すること
ができる。また、半導体メモリの入力バッファの一部を
共有して切替手段を構成することにより、レイアウト面
積の増大をほとんど招くことなく、切替手段による信号
の伝搬遅延時間をほとんどなくすことができ、通常動作
時の半導体メモリのアクセスタイムをほとんど低下させ
ることなく、半導体メモリのテストをすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の半導体記憶装置の一実施例の概念図
である。
【図2】 (a)および(b)は、それぞれ本発明の半
導体記憶装置に搭載された半導体メモリの一実施例の部
分概念図、および、従来の半導体メモリの一例の部分概
念図である。
【図3】 従来の半導体メモリを搭載した半導体記憶装
置の一例の概念図である。
【図4】 従来の半導体メモリを搭載した半導体記憶装
置の別の例の概念図である。
【符号の説明】
10,40,66 半導体記憶装置 12,42 半導体メモリ 14,46 内部回路 16,62 データ出力ピン 18,64 テスト切替ピン 20 テスト入力ピン 22 アドレス入力バッファ 24,26 インバータ 28 アドレス入力端子 30 アドレス入力バッファ兼切替手段 32,34 スリーステートバッファ 36 テスト切替端子 38 テストアドレス入力端子 44 テスト回路 48,50,52,54 マルチプレクサ 56 テストデータ入力ピン 58 テストアドレス入力ピン 60 テストコントロール入力ピン 68 自己診断回路 70 診断結果ピン

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】半導体メモリを搭載した半導体記憶装置で
    あって、 前記半導体メモリは、テスト切替信号に応じて、通常動
    作時の入力信号、または、前記半導体メモリの良否をテ
    ストするためのテスト動作時の入力信号のいずれかを、
    前記半導体メモリに選択的に入力するための切替手段を
    有することを特徴とする半導体記憶装置。
  2. 【請求項2】前記切替手段は、前記通常動作時の入力信
    号をバッファする入力バッファの一部を共有して構成さ
    れている請求項1に記載の半導体記憶装置。
  3. 【請求項3】前記一部を共有して構成された前記入力バ
    ッファおよび前記切替手段は、前記通常動作時の入力信
    号が入力されたスリーステートバッファと、前記テスト
    動作時の入力信号が入力されたスリーステートバッファ
    と、これら第1および第2のスリーステートバッファの
    出力が短絡されて入力されたインバータとを有し、前記
    第1および第2のスリーステートバッファは、前記テス
    ト切替信号によりいずれかが有効状態とされる請求項2
    に記載の半導体記憶装置。
JP8290281A 1996-10-31 1996-10-31 半導体記憶装置 Pending JPH10134599A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000011678A1 (en) * 1998-08-21 2000-03-02 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) Memory supervision
US6782498B2 (en) 2000-01-13 2004-08-24 Renesas Technology Corp. Semiconductor memory device allowing mounting of built-in self test circuit without addition of interface specification

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