JPH10134112A - 文書内容対応付け支援システム - Google Patents

文書内容対応付け支援システム

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JPH10134112A
JPH10134112A JP28694696A JP28694696A JPH10134112A JP H10134112 A JPH10134112 A JP H10134112A JP 28694696 A JP28694696 A JP 28694696A JP 28694696 A JP28694696 A JP 28694696A JP H10134112 A JPH10134112 A JP H10134112A
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JP28694696A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Ishima
宏之 石間
Naoki Hayashi
直樹 林
Takeshi Tanaka
剛 田中
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 売り手と顧客が共有する商品情報を有効利用
し、売り手と顧客との相互理解を促進し、売り手にとっ
ては顧客の獲得を、顧客にとっては売り手の提案の正確
な理解を支援するシステムを提供する。 【解決手段】 顧客側では要求書編集部1で要求書を作
成し、売り手に送る。売り手側では、提案書フォーム作
成部12で要求書から提案書フォームを作成し、提案書
編集部11で売り手が提案書を作成して顧客に返す。顧
客は提案書を参照し、疑問箇所を指示する。対応付け処
理部3は指示された提案書の内容と、それに対応する要
求書の内容とにより、商品情報データベース21を検索
する。両者の内容で検索して得られた部分木から共通の
ノードを求め、それをルートとする木構造を形成して、
そのデータ構造に対応する表示を対応関係表示部4で行
なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、構造をもつ二つの
文書間の内容の対応付けを支援する文書内容対応付け支
援システムに関するものであり、例えば、商品購入の際
の顧客の要求と売り手の提案との対応付けを支援するシ
ステムに適用可能な技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】我々人間は、古くから文字によるコミュ
ニケーションを行ない、情報の交換を行なってきた。文
字にすることによって情報は記録として残り、繰り返し
読むことによってその理解を深めることができる。また
近年、文字は紙等の物理メディアだけでなく、電子メデ
ィア上にも記録され、流通されるようになっており、我
々が日々接する情報はますます増加しているといえる。
【0003】一方で人間同士のコミュニケーションは、
常に誤解を含んでいるといえる。例えば、文書によるコ
ミュニケーションにおいては、その文書は時間が許す限
り繰り返し読むことによって理解を深めることができる
が、その理解が誤解を含んでいないとはいいきれない。
誤解は、文書の書き手と読み手の間の環境の相違によっ
てしばしば生じる。友人同士であれば一言で誤解無く通
じる話であっても、同一の内容を初対面の人に理解して
もらうためには、その話の背景から説明する必要があ
る。情報の発信者にとっては、誤解のために伝えたいこ
とが伝わらなかったり逆の意味にとられたりすることは
不利益なことであり、また情報の受信者にとっては、誤
解のためにその情報が無意味なもの、あるいは誤ったも
のと判断してしまうことがある。このように、ますます
増えていくであろう情報を誤解なく理解することは、人
間の活動の中でも非常に重要である。
【0004】さて、人間の活動のなかでも重要な位置を
占める経済活動は、人間同士のコミュニケーションをも
とに成り立っているといえる。特に物やサービスの売買
は、売り手と顧客の信頼関係のもとに成立している。こ
の様な購買活動の中に誤解が生じると、売り手と顧客の
双方に不利益が生じることは明白である。売り手が顧客
のことを十分に考慮し提案した商品であっても、顧客に
それが理解されずに売る機会を逸したり、顧客の立場に
立てば、顧客の要求する商品を売り手が提供してくれな
いと誤解し、他の売り手を探すなど時間を浪費すること
になる。
【0005】従来、売り手が顧客に対して理解を得るた
めには、店舗に足を運んだ顧客に対して時間と労力を割
いて説明を行なったり、逆に顧客先へ売り手が足を運
び、同様に説明を行なうという営業形態が主であった。
また足を運ぶ前に電話やFAXを利用することもしばし
ばであり、特に売り手と顧客が遠距離にある場合に、電
話やFAXの利用は効率的となっている。しかし顧客の
要求を反映し理解を得るためには、多くの情報のやりと
りをする必要があり、時間がかかることに変わりはな
い。
【0006】この課題を解決するために、売り手の提案
を顧客の要望に応じてリアルタイムに修正していくとい
う方法がある。例えば、特開平7−36674号公報に
示されている「顧客システム仕様の獲得方法及び装置」
においては、計算機プログラムの受注における売り手の
提案書に対して、顧客の要望に応じて適宜修正を加えて
いく方法が開示されている。しかしこの技術において、
顧客は売り手の提案内容のみを売り手と共有しており、
売り手の提案に対して顧客が正確な判断を下すには、事
前の調査等の知識が必要となり、顧客の労力は多大であ
る。
【0007】ところで、最近になって広域コンピュータ
ネットワークを利用した電子商取引が盛んになりつつあ
る。従来より行なわれてきた金融業者間のオンラインシ
ステムに加え、広域コンピュータネットワーク上に仮想
店舗を構え、顧客に商品情報を提供したり、クレジット
カード番号を利用してネットワーク上で購入を済ませる
ことも可能となってきている。ネットワークを利用する
ことにより、売り手と顧客との情報共有が促進すること
が期待される。しかしこのようなネットワーク上の仮想
店舗は、従来の店舗や電話によるカタログショッピン
グ、TVショッピングを広域コンピュータネットワーク
上に応用したに過ぎず、売り手と顧客との関わり合いに
関しては、従来と変わっていない。
【0008】広域コンピュータネットワークを利用した
電子商取引が、売り手と顧客との関わり合いに関して従
来の商取引と変わらない理由は、商品情報の共有が従来
と変わっていないためである。ネットワークを利用する
ことによって情報の共有が促進されることは期待できる
が、それは情報量が増えたに過ぎず、情報過多によって
逆に必要な情報を得ることができないという事態も起こ
っている。
【0009】ネットワーク上に商品カタログを公開して
いる企業は数多くあるが、それは紙に印刷した従来のカ
タログを、電子的に置き換えたに過ぎない。顧客にとっ
ては商品カタログを取り寄せ閲覧する機会が増えたに過
ぎず、従来より時間と労力を割いて行なってきた売り手
と顧客との相互理解の促進には寄与していない。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した事
情に鑑みてなされたもので、文書を交換し合う双方の理
解を支援する文書内容対応付け支援システムを提供する
ことを目的とするものである。例えば、広域コンピュー
タネットワークを利用した電子商取引において文書を交
換しあう売り手と顧客との間では、売り手と顧客が共有
する商品情報を有効利用し、売り手と顧客との相互理解
を促進し、売り手にとっては顧客の獲得を、顧客にとっ
ては売り手の提案の正確な理解を支援するシステムを提
供することを目的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、文書内容対応付け支援システムにおいて、第1の文
書を編集するための第1の文書編集手段と、前記第1の
文書の記入事項を定めるフォームを記憶する第1の文書
フォーム記憶手段と、前記第1の文書を参照しながら第
2の文書を編集するための第2の文書編集手段と、前記
第1の文書のフォームを元に前記第2の文書の記入事項
を定めるフォームを作成する文書フォーム作成手段と、
前記第1の文書の内容と前記第2の文書の内容とを対応
づける対応付け手段と、前記対応付け手段により対応づ
けられた関係を表示する表示手段と、前記第1の文書の
作成者と前記第2の文書の作成者双方がアクセスできる
データベースを有し、前記対応付け手段は、前記第1の
文書の内容と前記第2の文書の内容が異なっている場合
に、前記データベース内の情報をアクセスして、異なる
内容が対応関係にあることを前記表示手段に表示させる
ことを特徴とするものである。
【0012】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の文書内容対応付け支援システムにおいて、前記データ
ベースは、情報を木構造の形式で保持しており、前記対
応付け手段は、前記第1の文書の内容と前記第2の文書
の内容が異なっている場合に、前記データベース内の情
報をアクセスして、前記第1の文書の内容と前記第2の
文書の内容とが共有する親ノードを探索し、該親ノード
から前記第1の文書の内容までの第1の部分木と、該親
ノードから前記第2の文書の内容までの第2の部分木を
抽出し、該第1および第2の部分木からなる木構造の情
報を前記表示手段に表示させることを特徴とするもので
ある。
【0013】請求項3に記載の発明は、請求項1または
2に記載の文書内容対応付け支援システムにおいて、前
記第1の文書は顧客側の要求書であり、前記第2の文書
は売り手側の提案書であり、前記データベースは商品情
報データベースであることを特徴とするものである。
【0014】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の文書内容対応付
け支援システムの実施の一形態を示すシステム構成図で
ある。図中、1は要求書編集部、2は要求書フォーム作
成部、3は対応付け処理部、4は対応関係表示部、5は
顧客データ送受信部、6は提案書記憶部、11は提案書
編集部、12は提案書フォーム作成部、13は要求書記
憶部、14は売り手データ送受信部、21は商品情報デ
ータベース、22は商品情報データ管理部、23は商品
情報データ送受信部、31はネットワークである。この
例では、ネットワークを利用した電子商取引において、
売り手と顧客との間で文書を交換しあう場合を例にして
説明する。
【0015】このシステムでは、要求書編集部1、要求
書フォーム作成部2、対応付け処理部3、対応関係表示
部4、顧客データ送受信部5、提案書記憶部6から構成
される顧客側システムと、提案書編集部11、提案書フ
ォーム作成部12、要求書記憶部13、売り手データ送
受信部14から構成される売り手側システムと、商品情
報データベース21、商品情報データ管理部22、商品
情報データ送受信部23から構成される、顧客と売り手
双方からアクセス可能なデータベースとが、ネットワー
ク31によって接続されている。この実施の形態では、
顧客側システムと売り手側システムと顧客及び売り手双
方がアクセス可能な商品情報データベースとの三つのシ
ステムが、ネットワーク上で互いに連携することで効果
を発揮する。
【0016】まず顧客側システムについて説明する。要
求書編集部1は、顧客が購入したい商品に関する要求を
記述する。顧客の要求は要求書という形で作成される。
要求書フォーム作成部2は、要求書編集部1で編集する
要求書の構造を規定するフォームを作成・編集する。図
2は、要求書の一例の説明図である。図2に示した要求
書は、希望、品名、価格、数量、納期、顧客IDという
フィールドを規定したフォームを用いて要求書を作成し
た例である。顧客は、要求書フォーム作成部2で作成さ
れる、例えば図2に示すような要求書のフォームに従っ
て、要求書編集部1で必要事項を記述して要求書を作成
する。
【0017】対応付け処理部3は、要求書の依頼内容
と、売り手側システムから送られてくる提案書の提案内
容とを対応付け、要求書の要求内容と提案書の提案内容
が異なる場合に、その内容間の対応関係を、後述する商
品情報データベース21から取り出す。対応関係表示部
4は、対応付け処理部3で商品情報データベース21か
ら取り出した対応関係を顧客に提示する。
【0018】顧客データ送受信部5は、要求書編集部1
で作成した要求書をネットワーク31を介して売り手側
システムに送信する。また、売り手側システムから送信
された提案書をネットワーク31を介して受信する。提
案書記憶部6は、顧客データ送受信部5で受信された提
案書を記憶する。
【0019】次に売り手側システムについて説明する。
提案書編集部11は、顧客の要求に従って売り手が提案
を記述する。提案書フォーム作成部12は、提案書編集
部11で編集する提案書の構造を規定するフォームを、
顧客からの要求書を元に作成・編集する。図3は、提案
書の一例の説明図である。図3に示した提案書は、図2
に示した要求書を元に作成されたものである。すなわ
ち、要求書の各項目を取り出し、変更すべき点、例えば
顧客IDを提案者IDに変更する等の処理を行ない、作
成されたものである。売り手は、提案書フォーム作成部
12で作成される、例えば図3に示すような提案書のフ
ォームに従って、提案書編集部11で必要事項を記述し
て提案書を作成する。
【0020】要求書記憶部13は、売り手データ送受信
部14で受信された要求書を記憶する。売り手データ送
受信部14は、提案書編集部11で作成した提案書をネ
ットワーク31を介して顧客に送信する。また、顧客か
ら送信された要求書をネットワーク31を介して受信す
る。
【0021】次にデータベースについて説明する。商品
情報データベース21は、売り手が取り扱う商品につい
ての情報を、木構造形式に保持しているデータベースで
ある。図4は、商品情報データベースが保持する情報の
データ構造の一例の説明図である。ここでは具体例とし
て、少なくとも機能、商品カテゴリ、具体商品データの
3階層を有する木構造を視覚的に示している。図5は、
具体商品データのデータ構造の一例の説明図である。図
4に示すような木構造のリーフには、例えば図5に示す
ような具体商品データが格納される。ここでは具体例と
して、具体商品データは商品コード、商品名、価格、納
期、仕様等の情報を有するものとする。
【0022】商品情報データ管理部22は、商品情報デ
ータベース21へのデータの登録、更新、検索、削除な
どのデータベース管理を行なう。商品情報データベース
21は、この商品情報データ管理部22を介して売り手
により保守され、常に最新の情報に保つよう運用され
る。商品情報データ送受信部23は、売り手による商品
情報データの登録、更新、検索要求、また顧客による検
索要求を受信する。さらに、検索結果を顧客または売り
手に送信する。
【0023】本発明の文書内容対応付け支援システムの
実施の一形態における動作の一例について、具体例を用
いながら説明する。図6は、顧客による要求書作成の処
理の一例を示すフローチャートである。まずS41にお
いて、要求書の構造を規定した要求書フォームを要求書
フォーム作成部2から要求書編集部1に読み込む。その
結果、例えば図2に示した要求書フォームが顧客に提示
される。次にS42において、顧客は提示された要求書
フォームに要求内容を記入する。図7は、要求内容を記
入した要求書の一例の説明図である。図7に示した要求
書の例では、顧客側の購入希望として「FAXが欲し
い。なるべく場所をとらないもの。」と記入し、具体的
な商品名として「具体商品a」を例示している。また購
入希望金額として「10万円以内」とし、数量を「1
台」、納期を「10月31日」としている。また、顧客
IDとしては、このシステムが構築されているネットワ
ーク環境としてインターネットを想定し、インターネッ
ト電子メールアドレスを用いて「aaa@bbb.c
o.jp」を記入している。このようにして要求書フォ
ームへの記入が終了した後、S43において、顧客デー
タ送受信部5からネットワーク31を介して完成した要
求書を売り手に送信する。
【0024】図8は、売り手(提案者)による提案書作
成の処理の一例を示すフローチャートである。まずS5
1において、顧客から送られてきた要求書をネットワー
ク31を介して売り手データ送受信部14で受信する。
例えば、ネットワーク環境としてインターネットを利用
している場合、インターネット電子メールとして要求書
を受信する。ここでは図7に示した要求書を受信したも
のとする。受信した要求書は、要求書記憶部13に記憶
される。
【0025】提案書フォーム作成部12では、S52に
おいて、S51で受信した要求書から要求書フォーム、
すなわち要求書の構造を抽出し、S53において、要求
書フォームを提案書フォームに変換する。図7に示した
要求書から得た提案書フォームは、例えば図3に示すよ
うになる。図3に示した例では、「希望」フィールドを
「提案」フィールドに変換し、また「顧客ID」フィー
ルドを「提案者ID」フィールドに変換し、他の部分は
要求書の構造をそのまま生かしている。
【0026】次にS54において、売り手は提案書フォ
ーム作成部12で作成した提案書フォームに提案書編集
部11で提案内容を記入する。図9は、提案内容を記入
した提案書の一例の説明図である。図9では、顧客の要
求と売り手の提案が対比できるようにレイアウトした例
を示している。図9に示した例では、顧客の希望内容が
スペースの面を考慮していることから、提案内容に「設
置面積は180mm×120mmです。」と記載してい
る。そして、提案する商品として、顧客から例示された
「具体商品a」ではなく、「具体商品e」を提案してい
る。そしてこの「具体商品e」の価格、数量、納期を記
入し、提案者のIDとしてやはりインターネット電子メ
ールアドレスを用いて「zzz@yyy.co.jp」
を記入している。このようにして提案書フォームへの記
入が終了した後、S55において、売り手データ送受信
部14からネットワーク31を介して、完成した提案書
を要求書の発信元の顧客に送信する。
【0027】図10は、顧客による提案書閲覧の処理の
一例を示すフローチャートである。まずS61におい
て、顧客データ送受信部5はネットワーク31を介して
売り手から送られてくる提案書を受信し、提案書記憶部
6に記憶する。そして、顧客は売り手から送られてきた
提案書を参照し、内容を検討する。顧客は提案書を参照
し、提案内容に疑問をもったとき、S62においてその
疑問箇所を指示する。S63において、内容対応付け処
理部3は、顧客が疑問をもち、指示した提案内容と、顧
客の要求との内容対応付け処理を行なう。そして、S6
4において、内容対応付け処理部3の処理によって抽出
された、要求と提案の内容対応関係を対応関係表示部4
に表示する。
【0028】上述の提案書閲覧処理の中のS63におい
て行なわれる内容対応付けの処理について詳述する。図
11は、要求書と提案書の対応関係の説明図である。こ
こでいう「内容対応付け」とは、図11に示したよう
に、顧客の要求と売り手の提案に相違がある場合に、そ
の相違が意味的にどのように対応づけられているかを、
商品情報データベース21の情報を元にして表現するこ
とである。例えば、図7に示した要求書と図9に示した
提案書を比較すると、顧客の要求した商品と売り手が提
案した商品とに相違がある。当然ながら、顧客の要求し
た商品「具体商品a」と売り手が提案した商品「具体商
品e」が対応していることは明らかである。しかし、売
り手が提案した商品「具体商品e」がどのような商品で
あって、どの程度「具体商品a」に近いものであるか
は、この時点では顧客にはわからない場合が多い。この
場合、この2つの商品の商品内容がどのようなものであ
るかを対応付けて顧客に提示することによって、提案内
容の理解を支援することができる。このとき、商品内容
およびどのようなカテゴリの商品であるか等は商品情報
データベース21に収められているので、この商品情報
データベース21の情報をもとにして、商品内容の対応
付けを表現すればよい。
【0029】図12は、内容対応付け処理部3で行なわ
れる内容対応付けの処理の一例を示すフローチャートで
ある。まずS71において、顧客に指示された提案書の
疑問箇所と、疑問箇所に対応する要求書の内容を取り出
す。次にS72において、提案書の疑問箇所の内容で商
品情報データベース21を検索し、S73において、検
索された内容に至る木構造のパスを含む部分木Aを抽出
する。次にS74において、提案書の疑問箇所に対応す
る要求書の内容で商品情報データベース21を検索す
る。要求書の内容は、商品情報データベース21内に実
際に存在するとは限らないので、S75において検索さ
れたか否かを判定する。検索された場合、S76におい
て、S74と同様に、検索された要求書の内容に至る木
構造のパスを含む部分木Bを抽出する。次にS77にお
いて、部分木Aと部分木Bとの共通の親ノードを見つけ
る。そして、S78において部分木Aと部分木Bとから
共通の親ノードをルートノードとする木構造データを作
成し、作成した木構造データに基づく表示データを作成
する。その際、顧客に指示された提案書の疑問箇所を表
わすノードと、疑問箇所に対応する要求書の内容を表わ
すノードとがわかるように、例えば強調表示等を行なう
とよい。
【0030】S75で要求書の内容が検索されなかった
と判定された場合は、S79において、検索されなかっ
た旨を表わす文章Cを作成し、S80において、S73
で抽出した部分木Aと文章Cを内容とする表示データを
作成する。
【0031】ここで、顧客から図7に示すような要求書
を売り手に送ったところ、図9に示すような提案書を受
け取り、顧客は品名が異なることに疑問を持ち、内容の
対応付けを指示したものとする。なお、商品情報データ
ベース21には、図4に示す木構造の商品情報が格納さ
れているものとする。内容対応付け処理部3は、まず、
顧客に指示された提案書の疑問箇所の内容である「具体
商品e」で商品情報データベース21を検索する。そし
て、「具体商品e」に至る木構造のパスである部分木A
を抽出する。図13は、部分木Aの一例の説明図であ
る。抽出される部分木Aとしては、例えば図13に示す
ように、ルートである「A社商品」からリーフである
「具体商品e」に至るパスを含み、リーフ「具体商品
e」の兄弟にあたるリーフを含めて部分木Aを抽出する
ことができる。
【0032】次に、提案書の疑問箇所である「具体商品
e」に対応する要求書の内容「具体商品a」で商品情報
データベース21を検索する。この例では図4に示す商
品情報データベース21の内容中に「具体商品a」が存
在するので、「具体商品a」に至る木構造のパスである
部分木Bを抽出する。図14は、部分木Bの一例の説明
図である。抽出される部分木Bとしては、例えば図14
に示すように、ルートである「A社商品」からリーフで
ある「具体商品a」に至るパスを含み、リーフ「具体商
品a」の兄弟にあたるリーフを含めて部分木Bを抽出す
ることができる。
【0033】次に、図13に示した部分木Aと図14に
示した部分木Bとの共通の親ノードを見つける。この例
の場合、部分木Aと部分木Bとの共通の親ノードは「F
AX機能」ノードである。この共通の親ノード「FAX
機能」をルートノードとする木構造データを部分木Aお
よび部分木Bから作成し、作成した木構造データに基づ
く表示データを作成する。図15は、表示データの一例
の概念図である。共通の親ノード[FAX機能」をルー
トとし、その下位に部分木Aのノード「FAXモデム」
以下の木構造と、部分木Bのノード「FAX」以下の木
構造を連結し、図15に示すような木構造を構成する。
この木構造に基づいて対応関係表示部4は顧客に対して
表示を行なう。表示形態はこの概念が示されていればよ
く、特に問わない。図15に示した例では、顧客によっ
て指示された「具体商品e」と、それに対応する「具体
商品a」を太線で囲んで示しているが、対応関係表示部
4ではこの部分を例えば強調表示するなど、顧客がわか
りやすいような表示を行なえばよい。さらに、商品に関
する種々の情報をも表示させたり、ハイパーリンクなど
によって商品情報を参照可能に表示するなど、種々の付
加的な表示を行なってもよい。
【0034】このような表示内容を得ることによって、
顧客は疑問に思った「具体商品e」が、例示した「具体
商品a」と同様、FAX機能を有すること、および、
「具体商品e」はFAXではなく、FAXモデムである
ことを理解することができる。顧客は、購入する商品と
してFAXモデムでよいのか否かを検討したり、商品情
報データベース21内に格納されている「具体商品e」
に関する商品データ、あるいは他のカタログデータ等を
参照し、購入商品の選定を進めることができる。売り手
側は、顧客に勧める商品の提案を行なうだけで、顧客の
例示した「具体商品a」との比較情報などを提示する必
要はなく、それらの情報の収集を顧客にまかせることが
できる。そのため、1顧客あたりのサービス時間を短縮
することができ、より多くの顧客に対して応対すること
ができるとともに、時間的、場所的な制約から解放さ
れ、より柔軟なサービスを行なうことが可能となる。
【0035】図16は、表示データの別の例の概念図で
ある。図15に示した例では、顧客によって指示された
提案書の疑問箇所と、疑問箇所に対応する要求書の内容
が、商品情報データベース21の木構造情報において同
一の抽象度(階層)にある場合を示した。しかし、顧客
に指示された提案書の疑問箇所と疑問箇所に対応する要
求書の内容の抽象度が同じであるとは限らず、異なる場
合もある。例えば、顧客は要求書の「品名」フィールド
に「FAX」と記述し、これに対して、売り手の提案書
の「品名」フィールドに「具体商品e」が提案されてい
ることに疑問をもった場合が考えられる。このような場
合にも、上述のように処理が行なわれ、図16に示すよ
うな木構造に対応した表示がなされることになる。この
例では、疑問箇所に対応する要求書の内容を表わすノー
ドとして「FAX」が例えば強調表示される。
【0036】図17は、表示データのさらに別の例の概
念図である。図17には、図12のフローチャートのS
74における要求書の内容で商品情報データベースを検
索した結果、S75で要求書の内容が検索されなかった
と判定された場合の表示例の概念を示している。この例
では、要求書の内容が検索されなかった旨を表わす文章
Cとして「お客様指定の商品は商品データベースに存在
しませんが、以下の商品が提案されています。」が表示
されている。また、提案書の内容で検索した部分木Aを
表示し、提案内容がどのようなものであるかを示してい
る。
【0037】上述の実施の形態における顧客側システ
ム、売り手側システム、データベースは、それぞれハー
ドウェアによって構成することが可能であるが、ハード
ウェアとそのハードウェアを動作させるためのコンピュ
ータプログラムとによっても実現することが可能であ
る。その場合、そのプログラムおよびそのプログラムが
用いるデータなどは、コンピュータが読み取り可能な記
憶媒体に記憶させておくことができる。記憶媒体とは、
コンピュータのハードウェア資源に備えられている読取
装置に対して、プログラムの記述内容に応じて、磁気、
光、電気等のエネルギーの変化状態を引き起こして、そ
れに対応する信号の形式で、読取装置にプログラムの記
述内容を伝達できるものである。例えば、磁気ディス
ク、光ディスク、CD−ROM、コンピュータに内蔵さ
れるメモリ等である。この記憶媒体を構成中の各記憶部
と兼用することも可能である。
【0038】なお、上述の実施の形態では、ネットワー
クを利用した電子商取引において、売り手と顧客との間
で文書を交換しあう場合を例にして説明したが、本発明
はこれに限らず、種々の文書を交換し合う場面において
適用可能である。
【0039】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、文書を交換する当事者間に共通のデータベー
スをアクセスし、相互に情報を共有することによって、
相互理解の促進を支援することができる。
【0040】特に、例えば、広域コンピュータネットワ
ークを利用した電子商取引において文書を交換しあう売
り手と顧客との間では、顧客の要求と売り手の提案に相
違があることを顧客が認めた際に、その相違が本質的に
違うものであるのか、あるいは対応関係があるものなの
かを、顧客が把握することができる。その結果、売り手
と顧客との相互理解を促進し、売り手にとっては顧客の
獲得を、顧客にとっては売り手の提案の正確な理解を支
援することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の文書内容対応付け支援システムの実
施の一形態を示すシステム構成図である。
【図2】 要求書の一例の説明図である。
【図3】 提案書の一例の説明図である。
【図4】 商品情報データベースが保持する情報のデー
タ構造の一例の説明図である。
【図5】 具体商品データのデータ構造の一例の説明図
である。
【図6】 顧客による要求書作成の処理の一例を示すフ
ローチャートである。
【図7】 要求内容を記入した要求書の一例の説明図で
ある。
【図8】 売り手(提案者)による提案書作成の処理の
一例を示すフローチャートである。
【図9】 提案内容を記入した提案書の一例の説明図で
ある。
【図10】 顧客による提案書閲覧の処理の一例を示す
フローチャートである。
【図11】 要求書と提案書の対応関係の説明図であ
る。
【図12】 内容対応付け処理部3で行なわれる内容対
応付けの処理の一例を示すフローチャートである。
【図13】 部分木Aの一例の説明図である。
【図14】 部分木Bの一例の説明図である。
【図15】 表示データの一例の概念図である。
【図16】 表示データの別の例の概念図である。
【図17】 表示データのさらに別の例の概念図であ
る。
【符号の説明】
1…要求書編集部、2…要求書フォーム作成部、3…対
応付け処理部、4…対応関係表示部、5…顧客データ送
受信部、6…提案書記憶部、11…提案書編集部、12
…提案書フォーム作成部、13…要求書記憶部、14…
売り手データ送受信部、21…商品情報データベース、
22…商品情報データ管理部、23…商品情報データ送
受信部、31…ネットワーク。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の文書を編集するための第1の文書
    編集手段と、前記第1の文書の記入事項を定めるフォー
    ムを記憶する第1の文書フォーム記憶手段と、前記第1
    の文書を参照しながら第2の文書を編集するための第2
    の文書編集手段と、前記第1の文書のフォームを元に前
    記第2の文書の記入事項を定めるフォームを作成する文
    書フォーム作成手段と、前記第1の文書の内容と前記第
    2の文書の内容とを対応づける対応付け手段と、前記対
    応付け手段により対応づけられた関係を表示する表示手
    段と、前記第1の文書の作成者と前記第2の文書の作成
    者双方がアクセスできるデータベースを有し、前記対応
    付け手段は、前記第1の文書の内容と前記第2の文書の
    内容が異なっている場合に、前記データベース内の情報
    をアクセスして、異なる内容が対応関係にあることを前
    記表示手段に表示させることを特徴とする文書内容対応
    付け支援システム。
  2. 【請求項2】 前記データベースは、情報を木構造の形
    式で保持しており、前記対応付け手段は、前記第1の文
    書の内容と前記第2の文書の内容が異なっている場合
    に、前記データベース内の情報をアクセスして、前記第
    1の文書の内容と前記第2の文書の内容とが共有する親
    ノードを探索し、該親ノードから前記第1の文書の内容
    までの第1の部分木と、該親ノードから前記第2の文書
    の内容までの第2の部分木を抽出し、該第1および第2
    の部分木からなる木構造の情報を前記表示手段に表示さ
    せることを特徴とする請求項1に記載の文書内容対応付
    け支援システム。
  3. 【請求項3】 前記第1の文書は顧客側の要求書であ
    り、前記第2の文書は売り手側の提案書であり、前記デ
    ータベースは商品情報データベースであることを特徴と
    する請求項1または2に記載の文書内容対応付け支援シ
    ステム。
JP28694696A 1996-10-29 1996-10-29 文書内容対応付け支援システム Pending JPH10134112A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000012259A1 (fr) * 1998-08-28 2000-03-09 Mori Seiki Co., Ltd. Preparation de base de donnees d'informations sur un outillage de machine d'usinage a commande numerique et dispositif associe de gestion d'outillage
JP2001357229A (ja) * 2000-06-12 2001-12-26 Intrigue:Kk 仕事仲介システム

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