JPH10133475A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH10133475A
JPH10133475A JP8288457A JP28845796A JPH10133475A JP H10133475 A JPH10133475 A JP H10133475A JP 8288457 A JP8288457 A JP 8288457A JP 28845796 A JP28845796 A JP 28845796A JP H10133475 A JPH10133475 A JP H10133475A
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JP
Japan
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developing device
electrostatic latent
latent image
photosensitive drum
developing roller
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JP8288457A
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Katsutoshi Sato
克俊 佐藤
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TEC CORP
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TEC CORP
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Abstract

(57)【要約】 【課題】使用部品数を減らし、静電潜像保持体と現像剤
保持体との接触圧を均一にするとともに動作開始時には
両者間に生じるタメージを最小限に抑える。 【解決手段】現像装置53の両外側面上方に係合部材6
1a,61bを設け、感光体ドラム51と現像装置を一
体に保持する筐体62に係合部材を係合する長穴64
a,64bを設け、長穴は、感光体ドラム側が下方に傾
き、その傾きを、現像装置の自重で係合部材が滑り落ち
て感光体ドラムに接触することができる最小限の角度に
設定し、かつ、現像装置の現像ローラ57が感光体ドラ
ムに接触している状態では係合部材を移動可能に支持し
て動作開始時に現像ローラに大きな摩擦力が作用すると
感光体ドラムから離間できるようにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レーザプリンタや
複写機など、電子写真プロセスに従って画像形成を行う
画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真プロセスに従って画像形成を行
う画像形成装置としては、例えば、特公平6−1621
0号公報に記載されたものが知られている。これは図1
9に示すように、静電潜像保持体である感光体ドラム1
の周辺に、感光体ドラム1の表面を均一に帯電する帯電
器2、この帯電器2で帯電された感光体ドラム1にレー
ザビーム3を照射して静電潜像を形成するレーザ走査ユ
ニット(図示せず)、レーザビーム3で形成された静電
潜像にトナー容器4内のトナー5を付着させて現像しト
ナー像を形成する現像装置6、この現像装置6により形
成されたトナー像を搬送供給される転写紙7上に転写す
る転写器8、感光体ドラム1に転写後に残留したトナー
5′をかき落とすクリーニング装置9及び感光体ドラム
1の表面を除電する除電ランプ10をそれぞれ配置して
いる。
【0003】このような画像形成装置に使用する現像装
置6は、感光体ドラム1に接触してトナー保持回転体で
ある現像ローラ11を設けると共にこの現像ローラ11
の後方にこの現像ローラ11に接触してトナー供給ロー
ラ12を設け、また、現像ローラ11の上部に、この現
像ローラ11上のトナー層を均一に薄層化するトナー層
厚規制部材13をバネ14により弾性接触させて設け、
かつトナー容器4内にトナー5を撹拌するトナー撹拌子
15を設けている。この現像装置6は、トナー容器4内
のトナー5をトナー供給ローラ12に付着させて現像ロ
ーラ11に搬送し、トナー供給ローラ12から現像ロー
ラ11に付着させる。そして現像ローラ11に付着した
トナー5はトナー層厚規制部材13で薄層化された後、
感光体ドラム1の静電潜像形成部に付着する。
【0004】このような画像形成装置において、感光体
ドラムと現像装置を装置本体に取り付ける方法として
は、特開平7−72782号公報、特開平8−5478
6号公報などが知られている。特開平7−72782号
公報記載のものは、図20に示すように、筐体16に感
光体ドラム17と現像装置18を平行に取り付け、現像
装置18の両端面に長穴を有する突出部19を設けると
ともに筐体16に突出部19に対応して穴20を設け、
保持部材21を筐体16の外側から穴20に差し込んで
その先端を突出部19の長穴に挿入させる。長穴の内径
と保持部材21の外径はすきまバメになっていて、現像
装置18は保持部材21に拘束されずに長穴の長手方向
に動くことができるようになっている。また、現像装置
18と筐体16との間にはバネ22があり、現像装置1
8の現像ローラ23を感光体ドラム17に押し付けるよ
うになっている。この公報記載のものは、現像装置18
の移動距離を、現像装置18の突出部19の長穴を用い
て、感光体ドラム側方向を少なくするかもしくはニップ
幅を得る距離にほぼ等しくすることにより、現像ローラ
23のつぶれ量またはニップ幅の管理において現像ロー
ラ23の硬度と現像装置18を感光体ドラム17に押し
付けるバネ22の力の精度を高くする必要しなくなり、
コスト低下が図れるというものである。
【0005】また、特開平8−54786号公報記載の
ものは、図21に示すように、固定側フレーム24に設
けたガイド溝25、第1ガイド溝26、第2ガイド溝2
7と、感光体ドラムを有する感光体ユニット28のケー
シング29の両側に突設したピン30に取り付けたプレ
ート31及び現像装置32のケーシング33の両側に突
設したガイドピン34,35を備え、感光体ユニット2
8をプレート31がガイド溝25内を上下動することに
よって着脱され、プレート31がガイド溝25の底部に
到達することにより感光体ユニット28が所定の位置に
セットされ、また、現像装置32はガイドピン34,3
5が第1、第2のガイド溝26,27内を上下動するこ
とにより着脱され、各ガイドピン34,35が第1、第
2のガイド溝26,27の底部に到達することにより現
像装置32が所定の位置にセットされるようになってい
る。これにより現像装置32の現像ローラ36は固定さ
れた状態で感光体ドラム37と接触することになる。
【0006】また、特開平3−252667号公報記載
のものは、感光体ドラム、現像装置等を一体に組み込ん
だプロセスカートリッジを装置本体側の転写手段の近接
位置または接触位置にセットする方法を示すもので、図
22に示すように、プロセスカートリッジ38に取り付
けた突出部39,40をガイド溝41に入れることによ
り自然にガイド溝41の最下端部まで案内されて所定の
位置にセットされるというものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】特開平7−72782
号公報記載のものは、現像ローラ23やバネ22の精度
を高くする必要がなくコスト低下を図ることができると
いう利点はあるが、しかし、バネ22を使用することに
なり、また、このバネを取り付ける部材などを使用する
ことになり、使用部品点数を減らすという効果はほとん
ど望めず、このため十分なコスト低下を図ることができ
ない問題があった。また、バネ及びこのバネを取り付け
る部材を固定するためのスペースが必要となり、十分な
小形化を図ることができない問題があった。また、接触
現像方式の場合、現像ローラと感光体ドラムとの接触
は、最低限度の力で為されることが、印字や寿命の点で
望ましい。すなわち、均一なニップが得られれば僅かな
力で接触していればよい。この点について、この公報の
ものは、最低限のニップを得るためには、保持部材21
と長穴間の静止摩擦係数をμ0、感光体トラム側方向へ
現像装置18を押し付けるバネ荷重をF(gf)、現像装
置18の自重による長穴と保持部材21の接触点におけ
る下方向の力をN(gf)とすると、 F>μ0 N、 …(1) を満たすことが保持部材21と長穴間の静止摩擦に打ち
勝って移動するための条件である。また、この(1) 式の
F値は、現像装置18の重量の変化に伴ない変わること
を示している。つまり、バネ荷重Fは、現像装置18に
トナーを満たした状態で設定する必要がある。
【0008】また、Fとμ0 Nが同じであると、現像装
置18には感光体ドラム17へ押し付ける力が働かない
ので、Fを若干大きい値に設定する必要がある。実際に
は1〜10%程度大きい値にする。さらに、バネ22は
加工上のばらつきによる誤差を持っている。通常、±5
%〜±10%のばらつきを持っている。このため、バネ
が弱い方へばらついたことを考慮し、設定より5〜11
%程度強い値でバネ圧を選択する必要があり、例えば、 μ0 ×(1.01〜1.10)×(1.05〜1.11)=μ0 N×(1.
06〜1.22) なお、(1.01〜1.10)はFをμ0 Nより大きくするため
の余裕であり、(1.05〜1.11)はバネの加工上の誤差を
考慮した余裕である。
【0009】となるため、μ0 N×(1.06〜1.22)の力
で押さえ付けるように荷重を設定し、バネを選択する必
要がある。バネ荷重が強くばらついたときは、この余分
な荷重はさらに大きくなり、設定値より1.15倍程度
大きくなってしまう。
【0010】また、バネ荷重は、トナーを満たした状態
で設定するため、トナーの消費に従い、バネによる押し
付けはますます大きくなる。例えば、空の現像装置を3
50gとし、トナーを55g補給、デットトナー10g
を残すまで印字を行うものとすると、現像装置18の重
量はトナーを満たした状態で405g、トナーを空にし
た状態で360gであるから、現像ローラ23の感光体
ドラム17への押付け圧がトナーを満たした状態より
1.12倍程度大きくなる。これらの設定の余裕値とト
ナーの変化による影響の積重ねにより、現像装置18の
感光体ドラム17への押し付けは設定より大きな値とな
り、このため実際の接触圧が理想の接触圧より大きくな
り、寿命に影響を与える他、印字上にかぶりが発生した
り、ドット径が設定より大きくなってしまい解像度が悪
くなるなどの問題があった。
【0011】また、特開平8−54786号公報記載の
ものは、現像装置32に取り付けられたガイドピン3
4,35が第1、第2のガイド溝26,27の底部に到
達することにより現像装置32が所定の位置にセットさ
れる構成になっている。すなわち、現像装置32をセッ
トした後は、現像ローラ36が感光体ドラム37に対し
て離れる方向に移動することはない。従って、感光体ド
ラム37と現像ローラ36との接触を最適な状態にする
には、感光体ドラム37の位置決めを行うガイド溝25
の下端部の位置精度が重要となる。しかし、この精度に
は加工上限界があり、加工誤差をカバーするためには現
像ローラ36を感光体ドラム37へ近づく方向へ公差を
とる必要がある。
【0012】このため、特に接触現像方式にこの方式を
使用した場合は、接触ニップ、又は接触圧が最適値より
大きい値となるため、感光体ドラム37と現像ローラ3
6の摺擦による摩耗を促進させ寿命に悪影響を与えるこ
とになる。また、接触圧が高いと、現像ローラ36上に
トナーがフィルミングし易くなり、かぶり、黒濃度の低
下など印字に悪影響を及ぼす。接触圧が高すぎる場合に
は、感光体ドラム37と現像ローラ36の接触による抵
抗が大きすぎてこれらの動きをロックしてしまうおそれ
がある。また、接触圧のばらつきによって左右のニップ
幅が異なり、印字の左右の濃度差が生じるおそれもあ
る。このことは特開平3−252667号公報記載のも
のにも同様に生じるおそれがある。
【0013】また、特開平8−54786号公報記載の
ものや特開平3−252667号公報記載のものは、現
像装置の位置が固定されるため、一度セットした後は変
動することはない。このため、動作の開始時に感光体ド
ラムと現像ローラが同時または別々に回転を開始すると
き、一般的に動摩擦より静止摩擦が大きいので、両者間
に一時的に大きな摩擦が作用し、感光体ドラム及び現像
ローラの表面はダメージを受けることになる。この摩擦
は、印字のためのプロセス動作開始時には必ず生じるた
め、間欠印字を多数枚行うことによりダメージは大きく
なり、感光体ドラム及び現像ローラは表面摩耗などで寿
命に悪影響を及ぼす。
【0014】そこで請求項1乃至3記載の発明は、使用
部品数を減らすことができて小形化を確実に図ることが
でき、また、静電潜像保持体に対する現像剤保持体の接
触圧を全体にわたって均一にでき、しかも最適な接触圧
で適正なニップ幅が得られ、さらに、動作開始時には現
像剤保持体が静電潜像保持体から離れる方向に移動して
両者間に生じるタメージを最小限に抑えることができる
画像形成装置を提供する。
【0015】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
静電潜像保持体とこの静電潜像保持体の静電潜像形成部
に現像剤を付着させる現像剤保持体を設けた現像装置と
をユニット化して一体に保持する画像形成装置におい
て、現像装置の両外側面に設けた係合部材と、この係合
部材を係合する長穴を設け、静電潜像保持体と現像装置
を一体に保持する保持部材とを備え、保持部材の長穴
は、静電潜像保持体側が下方に傾き、その傾きを、現像
装置の自重で係合部材が滑り落ちて静電潜像保持体に接
触することができる最小限の角度に設定し、かつ現像装
置が静電潜像保持体に接触している状態では係合部材を
移動可能に支持することにある。
【0016】請求項2記載の発明は、静電潜像保持体と
この静電潜像保持体の静電潜像形成部に現像剤を付着さ
せる現像剤保持体を設けた現像装置とをユニット化して
一体に保持する画像形成装置において、現像装置の両外
側面に設けた長穴と、この長穴に係合する係合部材を設
けて静電潜像保持体と現像装置を一体に保持する保持部
材とを備え、現像装置の長穴は、静電潜像保持体側が下
方に傾き、その傾きを、現像装置の自重で係合部材に対
して滑り落ちて静電潜像保持体に接触することができる
最小限の角度に設定し、かつ現像装置が静電潜像保持体
に接触している状態では係合部材に対して移動可能にし
たことにある。
【0017】請求項3記載の発明は、請求項1又は2記
載の画像形成装置において、長穴と係合部材間の摩擦係
数をμ0 としたとき、現像装置が自重で下方に滑り始め
るときの水平方向とのなす角度α0 との関係が、μ0
tanα0 で表わされるとき、長穴の傾きと水平方向の
なす角度αは、α0 ×1.01≦α≦α0 ×1.3、を
満たすことにある。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0019】(第1の実施の形態)図1に示すように、
静電潜像保持体としての感光体ドラム51の周辺に帯電
装置52及び現像装置53を配置している。前記現像装
置53は、トナー54を収納するトナー容器55の内部
にトナー54を攪拌するトナー攪拌子56を設けてい
る。また、前記現像装置53は、前記感光体ドラム51
と対向する側を開口部とし、この開口部に現像剤保持体
である現像ローラ57を回転自在に設け、この現像ロー
ラ57の後方にこの現像ローラ57に接触してトナー供
給ローラ58を回転自在に設けている。そして、前記現
像ローラ57の上部に、この現像ローラ57上のトナー
層を均一に薄層化するトナー層厚規制部材59を板バネ
60により弾性接触させて設けている。また、前記現像
装置53のトナー容器55の両外側面の上方には前後に
所定の間隔を隔てて1対の係合部材61a,61bを平
行に設けている。前記各係合部材61a,61bは例え
ば長尺な円柱状部材をトナー容器55の両側面に貫通し
て取付けたものである。
【0020】図2は、前記感光体ドラム51、帯電装置
52、現像装置53などを保持する保持部材としての筐
体62を示し、この筐体62には、前記係合部材61
a,61bを係合する長穴63a,63bを設けてい
る。前記各長穴63a,63bは、図3に示すように、
前記感光体ドラム51側が下方に傾き、その水平方向と
のなす傾きを、前記現像装置53の自重で前記係合部材
61a,61bが滑り落ちて前記現像ローラ57が前記
感光体ドラム51に接触することができる最小限の角度
αに設定している。そして、前記感光体ドラム51に現
像ローラ57が接触しているときの接触角は水平方向と
のなす角がβ=15°となっている。
【0021】前記現像ローラ57は、金属シャフト57
aの周囲に硬度30度(JIS−A)の導電性ウレタン
ゴム層57bを設け、この導電性ウレタンゴム層57b
の表面に導電性ウレタン塗料を塗布し、金属シャフト5
7aと導電性ウレタン被膜表面の間の抵抗値が108 Ω
・cm以下となるように調整した導電性弾性体ローラで、
その直径はφ18となっている。
【0022】このような構成においては、筐体62に感
光体ドラム51を取付けた状態で、現像装置53の係合
部材61a,61bを筐体62に内側から長穴63a,
63bに挿入すると、現像装置53の自重により係合部
材61a,61bは長穴63a,63bを滑り落ちる。
そして、現像装置53は、現像ローラ57が感光体ドラ
ム51と接触した位置で停止する。このとき、係合部材
61a,61bと長穴63a,63bとの間には摩擦が
あるため、現像装置53に対して長穴63a,63bの
方向に作用する力から摩擦により反力を差し引いたもの
が現像ローラ57を感光体ドラム51に押し付ける力と
なる。ここでは、長穴63a,63bの傾きと水平方向
のなす角度αを30°とすることで、現像ローラ57と
感光体ドラム51との最低限の接触圧が得られた。
【0023】ところで、図18に示すように、重量Wの
物体を傾斜角αの傾斜面に沿って引き下げに要する水平
力をHとすると、静止の状態から動かすためには、 H≧Wtan(λ0 −α) ここで、λ0 は静止摩擦角 この場合に、α=λ0 となればH=0となって水平力を
加えなくても物体は滑り落ちることになる。ここで、静
止摩擦係数μ0 =tanλ0 であるので、水平力を加え
なくても物体が滑り落ちていくための静止摩擦係数の条
件は、μ0 ≦tanα、となる。
【0024】この原理に基づいて、長穴63a,63b
の傾きと水平方向のなす角度αは、長穴63a,63b
と係合部材61a,61bとの間の摩擦係数をμ0 とし
たとき、現像装置53が自重で下方に滑り始めるときの
水平方向とのなす角度α0 との関係がμ0 −tanα0
で表わされるとき、 α0 ×1.01≦α≦α0 ×1.3 を満たすようにする。
【0025】すなわち、長穴63a,63bの傾きと水
平方向のなす角度αが、静止摩擦係数μ0 =tanαを
満たしていれば、現像装置53の自重により自然に係合
部材61a,61bが長穴63a,63bを滑り落ち、
現像ローラ57が感光体ドラム51と接触するが、余裕
を考慮してα0 ×1.01≦αとする。また、αが大き
すぎると、現像装置53が感光体ドラム51に押し付け
られる力が強すぎてしまうため、α≦α0 ×1.3とす
る。望ましくは、α≦α0 ×1.03とする。
【0026】このように長穴63a,63bの傾きと水
平方向のなす角度αを設定して現像装置53の係合部材
61a,61bを筐体62に設けた長穴63a,63b
に挿入すると、現像装置53の自重により係合部材61
a,61bが長穴63a,63bを滑り落ち現像ローラ
57が感光体ドラム51と適正な接触圧で接触して停止
する。これにより現像ローラ57の感光体ドラム51に
対する位置決めができる。従って、現像ローラ57は感
光体ドラム51に対してある程度の自由度を持って接触
できるので、感光体ドラム51に対する現像ローラ57
の接触圧を画像形成の幅方向全体にわたって均一にでき
る。しかも現像装置53の自重を利用しているので、現
像装置53の重量を調整するのみで最適な接触圧で適正
なニップ幅が得られる。
【0027】また、バネ部材を不要としているので、バ
ネ部材やこのバネ部材の取付け部材などを設ける必要が
ないので、使用部品数を減らすことができて小形化を確
実に図ることができる。さらに、現像ローラ57は感光
体ドラム51に対して現像装置53の自重による長穴6
3a,63bに対する係合部材61a,61bの滑りを
使用した最低限の接触圧で接触しているので、例えば感
光体ドラム51及び現像ローラ57が静止状態から動作
を開始するときに感光体ドラム51と現像ローラ57と
の間に大きな静止摩擦が生じても係合部材61a,61
bが長穴63a,63bに対して移動可能になっている
ので、現像装置53が後方へ動いて現像ローラ57が感
光体ドラム51から離れるような動作を行い、これによ
り感光体ドラム51と現像ローラ57との間に生じるダ
メージを最小限に抑えることができる。
【0028】(第2の実施の形態)なお、第1の実施の
形態と同一の部分には同一の符号を付し、異なる部分に
ついて述べる。これは、図4に示すように、筐体62に
開ける長穴を、一方の長穴64aは、第1の実施の形態
と同様に感光体ドラム51側が下方に傾け、他方の長穴
64bは水平に設定している。その他については第1の
実施の形態と同一の構成になっている。この実施の形態
においては、傾いている長穴は一方64aのみなので現
像装置53の自重で係合部材61aが長穴64aを滑り
落ちるに必要な角度αは第1の実施の形態の場合とは異
なるが、角度αを適正に設定することで、図5に示すよ
うに、現像装置53の自重で係合部材61aが長穴64
aを滑り落ちて現像ローラ57が感光体ドラム51に接
触して停止させることができる。
【0029】従って、この実施の形態においても現像ロ
ーラ57を感光体ドラム51に対して適正な接触圧で接
触させることができること、感光体ドラム51に対する
現像ローラ57の接触圧を画像形成の幅方向全体にわた
って均一にできること、現像装置53の重量を調整する
のみで最適な接触圧で適正なニップ幅が得られること、
使用部品数を減らすことができて小形化を確実に図るこ
とができること、感光体ドラム51及び現像ローラ57
が静止状態から動作を開始するときに感光体ドラム51
と現像ローラ57との間に生じるダメージを最小限に抑
えることができることなど第1の実施の形態と同様の効
果が得られるものである。
【0030】(第3の実施の形態)なお、第1の実施の
形態と同一の部分には同一の符号を付し、異なる部分に
ついて述べる。これは、図6に示すように、現像装置5
3のトナー容器55の両外側面に設ける1対の係合部材
として、端面が長円形状の長尺な係合部材65a,65
bをトナー容器55の両側面に貫通して取付けたものを
使用している。その他については第1の実施の形態と同
一の構成になっている。この実施の形態においては、長
円形状の係合部材65a,65bを使用するので係合部
材65a,65bは長穴63a,63b内を安定してス
ライドできる。また、長穴63a,63bの傾きと水平
方向のなす角度αは、現像装置53の自重で係合部材6
5a,65bが長穴63a,63bを滑り落ちて現像ロ
ーラ57が感光体ドラム51に接触して停止する角度に
設定する。
【0031】従って、この実施の形態においても現像ロ
ーラ57を感光体ドラム51に対して適正な接触圧で接
触させることができること、感光体ドラム51に対する
現像ローラ57の接触圧を画像形成の幅方向全体にわた
って均一にできること、現像装置53の重量を調整する
のみで最適な接触圧で適正なニップ幅が得られること、
使用部品数を減らすことができて小形化を確実に図るこ
とができること、感光体ドラム51及び現像ローラ57
が静止状態から動作を開始するときに感光体ドラム51
と現像ローラ57との間に生じるダメージを最小限に抑
えることができることなど第1の実施の形態と同様の効
果が得られるものである。
【0032】(第4の実施の形態)なお、第1の実施の
形態と同一の部分には同一の符号を付し、異なる部分に
ついて述べる。これは、図7に示すように、筐体62に
開ける長穴63a,63bの後端部を筐体62の上端に
連通した垂直のガイド溝66a,66bに連通したもの
で、その他については第1の実施の形態と同一の構成に
なっている。これは、図8に示すように、現像装置53
の係合部材61a,61bを筐体62の上からガイド溝
66a,66bに沿って入れ、長穴63a,63bに挿
入すると、現像装置53の自重により係合部材61a,
61bが長穴63a,63bを滑り落ちる。そして、現
像装置53は、現像ローラ57が感光体ドラム51と接
触した位置で停止する。
【0033】従って、この実施の形態においても現像ロ
ーラ57を感光体ドラム51に対して適正な接触圧で接
触させることができること、感光体ドラム51に対する
現像ローラ57の接触圧を画像形成の幅方向全体にわた
って均一にできること、現像装置53の重量を調整する
のみで最適な接触圧で適正なニップ幅が得られること、
使用部品数を減らすことができて小形化を確実に図るこ
とができること、感光体ドラム51及び現像ローラ57
が静止状態から動作を開始するときに感光体ドラム51
と現像ローラ57との間に生じるダメージを最小限に抑
えることができることなど第1の実施の形態と同様の効
果が得られるものである。また、この構成は、感光体ド
ラム51と現像装置53を分割できる場合に適し、現像
装置53のみを自由に取り外しすることができる。
【0034】(第5の実施の形態)なお、第1の実施の
形態と同一の部分には同一の符号を付し、異なる部分に
ついて述べる。これは、図9に示すように、筐体62に
1つの長尺な長穴67を感光体ドラム51側を下方に傾
むけて設けている。また、現像装置53のトナー容器5
5の両外側面に設ける係合部材として、端面が長尺な長
円形状の係合部材68をトナー容器55の両側面に貫通
して取付けたものを使用している。その他については第
1の実施の形態と同一の構成になっている。この場合も
長穴67の傾きと水平方向のなす角度αは、現像装置5
3の自重で係合部材68が長穴67を滑り落ちて現像ロ
ーラ57が感光体ドラム51に接触して停止する角度に
設定する。これにより、図10に示すように、現像装置
53の係合部材68を筐体62の長穴67に挿入する
と、現像装置53の自重により係合部材68が長穴67
を滑り落ちる。そして、現像装置53は、現像ローラ5
7が感光体ドラム51と接触した位置で停止する。従っ
て、この実施の形態においても現像ローラ57を感光体
ドラム51に対して適正な接触圧で接触させることがで
きること、感光体ドラム51に対する現像ローラ57の
接触圧を画像形成の幅方向全体にわたって均一にできる
こと、現像装置53の重量を調整するのみで最適な接触
圧で適正なニップ幅が得られること、使用部品数を減ら
すことができて小形化を確実に図ることができること、
感光体ドラム51及び現像ローラ57が静止状態から動
作を開始するときに感光体ドラム51と現像ローラ57
との間に生じるダメージを最小限に抑えることができる
ことなど第1の実施の形態と同様の効果が得られるもの
である。
【0035】(第6の実施の形態)なお、第1の実施の
形態と同一の部分には同一の符号を付し、異なる部分に
ついて述べる。これは、図11に示すように、筐体62
に1つの長尺な長穴69を感光体ドラム51側を下方に
傾むけて設け、この長穴69に現像装置53のトナー容
器55の両外側面に設けた係合部材61a,61bを挿
入する。その他については第1の実施の形態と同一の構
成になっている。この場合も長穴69の傾きと水平方向
のなす角度αは、現像装置53の自重で係合部材61
a,61bが長穴69を滑り落ちて現像ローラ57が感
光体ドラム51に接触して停止する角度に設定する。こ
れにより、現像装置53の係合部材61a,61bを筐
体62の長穴69に挿入すると、現像装置53の自重に
より係合部材61a,61bが長穴69を滑り落ちる。
そして、現像装置53は、現像ローラ57が感光体ドラ
ム51と接触した位置で停止する。従って、この実施の
形態においても現像ローラ57を感光体ドラム51に対
して適正な接触圧で接触させることができること、感光
体ドラム51に対する現像ローラ57の接触圧を画像形
成の幅方向全体にわたって均一にできること、現像装置
53の重量を調整するのみで最適な接触圧で適正なニッ
プ幅が得られること、使用部品数を減らすことができて
小形化を確実に図ることができること、感光体ドラム5
1及び現像ローラ57が静止状態から動作を開始すると
きに感光体ドラム51と現像ローラ57との間に生じる
ダメージを最小限に抑えることができることなど第1の
実施の形態と同様の効果が得られるものである。
【0036】(第7の実施の形態)なお、第1の実施の
形態と同一の部分には同一の符号を付し、異なる部分に
ついて述べる。これは、図12及び図13に示すよう
に、現像装置53のトナー容器55の両外側面の上方に
所定の間隔を隔てて長穴70a,70bを形成した1対
の長穴形成部材71a,71bを設けている。また、図
14に示すように保持部材を構成する筐体72の側面に
前記各長穴70a,70bに挿入される1対の円柱状の
係合部材73a,73bを突出して設けている。前記各
長穴70a,70bは、感光体ドラム51側が下方に傾
き、その水平方向とのなす傾きを、前記現像装置53の
自重で前記長穴形成部材71a,71bが係合部材73
a,73bを係合した状態で滑り落ちて現像ローラ57
が前記感光体ドラム51に接触することができる最小限
の角度αに設定している。その他については第1の実施
の形態と同一の構成になっている。このような構成にお
いては、筐体72に感光体ドラム51を取付けた状態
で、筐体72の係合部材73a,73bを現像装置53
の長穴形成部材71a,71bの長穴70a,70bに
外側から挿入すると、現像装置53の自重により長穴形
成部材71a,71bが係合部材73a,73bを係合
した状態で滑り落ちる。そして、現像装置53は、現像
ローラ57が感光体ドラム51と接触した位置で停止す
る。このとき、係合部材73a,73bと長穴70a,
70bとの間には摩擦があるため、現像装置53に対し
て長穴70a,70bの方向に作用する力から摩擦によ
り反力を差し引いたものが現像ローラ57を感光体ドラ
ム51に押し付ける力となる。ここでは、長穴70a,
70bの傾き角度αを30°とすることで、現像ローラ
57と感光体ドラム51との最低限の接触圧が得られ
た。
【0037】ところで、この実施の形態においても、長
穴70a,70bの傾きと水平方向のなす角度αは、長
穴70a,70bと係合部材73a,73bとの間の摩
擦係数をμ0 としたとき、現像装置53が自重で下方に
滑り始めるときの水平方向とのなす角度α0 との関係が
μ0 =tanα0 で表わされるとき、 α0 ×1.01≦α≦α0 ×1.3 を満たすようにする。
【0038】すなわち、長穴70a,70bの傾きと水
平方向のなす角度αが、静止摩擦係数μ0 =tanαを
満たしていれば、現像装置53の自重により自然に長穴
形成部材71a,71bが係合部材73a,73bを係
合した状態で滑り落ち、現像ローラ57が感光体ドラム
51と接触するが、余裕を考慮してα0 ×1.01≦α
とする。また、αが大きすぎると、現像装置53が感光
体ドラム51に押し付けられる力が強すぎてしまうた
め、α≦α0 ×1.3とする。望ましくは、α≦α0 ×
1.03とする。
【0039】このように長穴70a,70bの傾きと水
平方向のなす角度αを設定して現像装置53の長穴70
a,70bに筐体62に設けた係合部材73a,73b
を挿入すると、現像装置53の自重により長穴形成部材
71a,71bが係合部材73a,73bを係合した状
態で滑り落ち現像ローラ57が感光体ドラム51と適正
な接触圧で接触して停止する。これにより現像ローラ5
7の感光体ドラム51に対する位置決めができる。
【0040】従って、この実施の形態においても現像ロ
ーラ57を感光体ドラム51に対して適正な接触圧で接
触させることができること、感光体ドラム51に対する
現像ローラ57の接触圧を画像形成の幅方向全体にわた
って均一にできること、現像装置53の重量を調整する
のみで最適な接触圧で適正なニップ幅が得られること、
使用部品数を減らすことができて小形化を確実に図るこ
とができること、感光体ドラム51及び現像ローラ57
が静止状態から動作を開始するときに感光体ドラム51
と現像ローラ57との間に生じるダメージを最小限に抑
えることができることなど第1の実施の形態と同様の効
果が得られるものである。
【0041】(第8の実施の形態)なお、第7の実施の
形態と同一の部分には同一の符号を付し、異なる部分に
ついて述べる。これは、図15に示すように、長穴形成
部材として、長穴70a,70bの下端部が下方垂直方
向に開口した長穴形成部材74a,74bを設けてい
る。その他については第7の実施の形態と同一の構成に
なっている。この構成においても現像装置53の長穴形
成部材74a,74bの開口部から筐体62の係合部材
73a,73bを長穴70a,70b内に挿入すると、
現像装置53の自重により長穴形成部材74a,74b
が係合部材73a,73bを係合した状態で滑り落ち
る。そして、現像装置53は、現像ローラ57が感光体
ドラム51と適正な接触圧で接触して停止する。これに
より現像ローラ57の感光体ドラム51に対する位置決
めができる。
【0042】従って、この実施の形態においても現像ロ
ーラ57を感光体ドラム51に対して適正な接触圧で接
触させることができること、感光体ドラム51に対する
現像ローラ57の接触圧を画像形成の幅方向全体にわた
って均一にできること、現像装置53の重量を調整する
のみで最適な接触圧で適正なニップ幅が得られること、
使用部品数を減らすことができて小形化を確実に図るこ
とができること、感光体ドラム51及び現像ローラ57
が静止状態から動作を開始するときに感光体ドラム51
と現像ローラ57との間に生じるダメージを最小限に抑
えることができることなど第1の実施の形態と同様の効
果が得られるものである。
【0043】(第9の実施の形態)これは、図16に示
すように、現像ローラ57のシャフト57aの両端部に
現像ローラ57の径よりも若干小さい径のコロ75を取
り付け、このコロ75を感光体ドラム51の画像形成領
域外の部分に押し当てるようにしたものである。前記コ
ロ75としては、硬度の高いものであれば材質は限定さ
れない。この実施形態においては感光体ドラム51と現
像ローラ57とのニップ量をコロ75の径により調整す
る。
【0044】このようにすれば感光体ドラム51と現像
ローラ57との接触条件はコロ75の径により決まるた
め、これを前述した各実施の形態に適用した場合は、長
穴の傾きと水平方向のなす角度αを大きくしても感光体
ドラム51と現像ローラ57との接触圧に影響を与える
ことはない。また、トナー容器55内のトナー重量の変
動にも左右されない安定した感光体ドラム51と現像ロ
ーラ57との接触圧が得られ、ニップ量が変動すること
はない。
【0045】(第10の実施の形態)これは、図17に
示すように、筐体62又は現像装置53に形成した長穴
76に挿入する係合部材として、シャフト77aの周囲
にベアリング等の回転部材77bを取り付けた係合部材
77を使用したもので、このようにすれば長穴76と係
合部材77との間の摩擦を小さくでき、長穴76の傾き
と水平方向のなす角度αが小さくても現像装置53の自
重により現像ローラが感光体ドラムと適正な接触圧で接
触して停止するようになる。
【0046】なお、前述した各実施の形態は、感光体ド
ラムと現像ローラを接触させることでトナー現像を行
う、一成分非磁性接触現像方式に適用した場合について
述べたが必ずしもこれに限定するものではなく、二成分
現像方式やジャンピング現像方式にも適用できる。この
場合は長穴の傾きと水平方向のなす角度αやコロを使用
する場合はコロの径を変更することで実現できる。
【0047】
【発明の効果】以上、請求項1乃至3記載の発明によれ
ば、使用部品数を減らすことができて小形化を確実に図
ることができ、また、静電潜像保持体に対する現像剤保
持体の接触圧を全体にわたって均一にでき、しかも最適
な接触圧で適正なニップ幅が得られ、さらに、動作開始
時には現像剤保持体が静電潜像保持体から離れる方向に
移動して両者間に生じるタメージを最小限に抑えること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示す要部の部分断
面図。
【図2】同実施の形態の筐体の構成を示す部分側面図。
【図3】同実施の形態において筐体に感光体ドラムと現
像装置を保持した状態を示す図。
【図4】本発明の第2の実施の形態の筐体の構成を示す
部分側面図。
【図5】同実施の形態において筐体に感光体ドラムと現
像装置を保持した状態を示す図。
【図6】本発明の第3の実施の形態において筐体に感光
体ドラムと現像装置を保持した状態を示す図。
【図7】本発明の第4の実施の形態の筐体の構成を示す
部分側面図。
【図8】同実施の形態において筐体に感光体ドラムと現
像装置を保持した状態を示す図。
【図9】本発明の第5の実施の形態の筐体の構成を示す
部分側面図。
【図10】同実施の形態において筐体に感光体ドラムと
現像装置を保持した状態を示す図。
【図11】本発明の第6の実施の形態において筐体に感
光体ドラムと現像装置を保持した状態を示す図。
【図12】本発明の第7の実施の形態を示す要部の部分
断面図。
【図13】同実施の形態の現像装置のトナー容器部の外
観を示す部分斜視図。
【図14】同実施の形態の筐体の構成を示す図。
【図15】本発明の第8の実施の形態において筐体に感
光体ドラムと現像装置を保持した状態を示す図。
【図16】本発明の第9の実施の形態を示す要部の部分
斜視図。
【図17】本発明の第10の実施の形態を示す要部の部
分斜視図。
【図18】物体が傾斜面に沿って静止の状態から滑ると
きの静止摩擦係数の条件を説明するための図。
【図19】画像形成装置の全体構成を説明するための
図。
【図20】従来例を示す要部の部分断面図。
【図21】他の従来例を示す要部の部分構成図。
【図22】他の従来例を示す全体構成図。
【符号の説明】
51…感光体ドラム(静電潜像保持体) 53…現像装置 57…現像ローラ(現像剤保持体) 61a,61b…係合部材 62…筐体(保持部材) 63a,63b…長穴

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 静電潜像保持体とこの静電潜像保持体の
    静電潜像形成部に現像剤を付着させる現像剤保持体を設
    けた現像装置とをユニット化して一体に保持する画像形
    成装置において、 前記現像装置の両外側面に設けた係合部材と、この係合
    部材を係合する長穴を設け、前記静電潜像保持体と現像
    装置を一体に保持する保持部材とを備え、前記保持部材
    の長穴は、前記静電潜像保持体側が下方に傾き、その傾
    きを、前記現像装置の自重で前記係合部材が滑り落ちて
    前記静電潜像保持体に接触することができる最小限の角
    度に設定し、かつ前記現像装置が前記静電潜像保持体に
    接触している状態では前記係合部材を移動可能に支持す
    ることを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 静電潜像保持体とこの静電潜像保持体の
    静電潜像形成部に現像剤を付着させる現像剤保持体を設
    けた現像装置とをユニット化して一体に保持する画像形
    成装置において、 前記現像装置の両外側面に設けた長穴と、この長穴に係
    合する係合部材を設けて前記静電潜像保持体と現像装置
    を一体に保持する保持部材とを備え、前記現像装置の長
    穴は、前記静電潜像保持体側が下方に傾き、その傾き
    を、前記現像装置の自重で前記係合部材に対して滑り落
    ちて前記静電潜像保持体に接触することができる最小限
    の角度に設定し、かつ前記現像装置が前記静電潜像保持
    体に接触している状態では前記係合部材に対して移動可
    能にしたことを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】 長穴と係合部材間の摩擦係数をμ0 とし
    たとき、現像装置が自重で下方に滑り始めるときの水平
    方向とのなす角度α0 との関係が、μ0 =tanα0
    表わされるとき、長穴の傾きと水平方向のなす角度α
    は、 α0 ×1.01≦α≦α0 ×1.3 を満たすことを特徴とする請求項1又は2記載の画像形
    成装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008145936A (ja) * 2006-12-13 2008-06-26 Ricoh Co Ltd プロセスカートリッジと画像形成装置
JP2009162854A (ja) * 2007-12-28 2009-07-23 Ricoh Co Ltd 現像装置、プロセスユニット及び画像形成装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008145936A (ja) * 2006-12-13 2008-06-26 Ricoh Co Ltd プロセスカートリッジと画像形成装置
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