JPH10133167A - 液晶表示モジュール - Google Patents
液晶表示モジュールInfo
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- JPH10133167A JPH10133167A JP8290849A JP29084996A JPH10133167A JP H10133167 A JPH10133167 A JP H10133167A JP 8290849 A JP8290849 A JP 8290849A JP 29084996 A JP29084996 A JP 29084996A JP H10133167 A JPH10133167 A JP H10133167A
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Abstract
を実現する。 【解決手段】 フレーム2に装着された液晶パネル3
と、この液晶パネルの背面に設けた導光板19とを有す
る液晶表示モジュール1において、TFTの画像データ
をMLA方式のSTN画像データに変換するコントロー
ラ13を基板11上に設け、この基板11を前記導光板
の背面に設けた。
Description
の液晶表示モジュールに関し、特に複数ライン同時選択
駆動方式のSTN液晶表示モジュールに関するものであ
る。
ド等の入力装置を有するパソコン本体と、このパソコン
本体に対し開閉可能に装着され、液晶表示パネルを有す
る液晶モジュールとにより構成される。この液晶モジュ
ールは、一対のガラス基板内に液晶を封入した液晶セル
を備える表示パネルと、この表示パネルの背面に設けた
導光板からなるバックライトユニットと、液晶駆動用の
ドライバおよび電源回路等を搭載した基板等をフレーム
内に装着した構成である。
TN液晶を用いた単純マトリクス方式のSTNモジュー
ルおよびTN液晶を用いたアクティブマトリクス駆動方
式のTFTモジュールが実用化されている。
モジュールの構成図である。表示画面を構成するSTN
パネル30は、STN液晶を一対のガラス板間に封入し
た矩形の液晶セルからなる。この例のSTNパネル30
は、例えば800×600画素からなり、このSTNパ
ネル30を上下2分割して各々独立に駆動するデュアル
スキャン方式が用いられる。
沿ってそれぞれバス基板31が設けられる。各バス基板
31上には、STNパネル30の横方向の画素を選択し
て駆動するための複数のカラムドライバ32および平滑
コンデンサ(図示を省略する)が搭載される。
ってロウ基板33が設けられる。このロウ基板33上に
は、STNパネル30の縦方向の画素を選択して駆動す
るための複数のロウドライバ34、入力コネクタ35、
オペアンプ36およびこのオペアンプとともに電源回路
を構成する分割抵抗や平滑コンデンサ(いずれも図示し
ない)が搭載される。
ク電圧(+3.3V〜+5V)と液晶駆動電圧(概ね+
35Vまたは−30V)の2種類であり、その他の液晶
駆動用の中間電圧は、モジュール内の電源回路により発
生され、ここから各基板に供給される。外部からモジュ
ールへの電源電圧および画像表示制御信号は、ロウ基板
33の入力コネクタ35を介して導入され、ここから直
接ロウドライバ34およびカラムドライバ32に入力さ
れる。
電圧および制御信号のライン接続は、インターフェイス
コネクタ(I/Fコネクタと呼ぶ、図示を省略する)を
介して行われる。このI/Fコネクタによる接続は、通
常、ロウ基板33の上下の端部と上下各バス基板のロウ
基板よりの端部とをフレキシブル基板を介して接続する
ものである。
31およびロウ基板33に対し、その両端部を半田付け
で接続、あるいは両端部をコネクタを用いて接続、ある
いは片側を半田付けもう片側をコネクタを用いて接続さ
れる。
2は、TCP(テープキャリアパッケージ)の形態で装
着される。このTCPの入力側(電源入力、制御信号入
出力、データ入力等)は、ロウ基板33およびバス基板
31に半田付けされ、出力側(液晶駆動波形出力)は、
異方性導電膜を用いて直接液晶パネルのロウおよびカラ
ムの入力端子に接続される。
い、柔軟性を有している。このTCPをパネル下側すな
わちバックライトの下側に折曲げて配設することによ
り、モジュール外形の小型化を図っている。
ては、通常、機種ごとに異なるSTNインターフェイス
を介して各制御信号が直接ロウドライバおよびカラムド
ライバに入力される。このSTNインターフェイスにお
ける画像表示信号においては、1ドットあたりの表示デ
ータが、ON(H)またはOFF(L)の1ビットで送
られる。
ルのインターフェイス入力コネクタ35は、例えば15
ピンのうち7ピンを電源および制御信号(走査駆動同期
信号、入力データラッチクロック信号、データ入力クロ
ック信号、ディスプレイオンオフ信号、ロジック用電
源、接地電源、液晶駆動用電源)として用い、他の8ピ
ンを上下2分割したパネルの上下4個づつの計8個のド
ットの駆動信号としてそれぞれのドットの表示データ信
号にしたがって、HまたはLレベルの1ビットの信号が
入力される。
動方式のTFTモジュールの構成図である。表示画面を
構成するTFTパネル37上には、各画素ごとに薄膜ト
ランジスタ(図示を省略する)が形成され、液晶として
はTN液晶が用いられる。パネル37の右側の縦辺に沿
ってゲート基板38が設けられ、縦方向のTFTを選択
して駆動するための複数のゲートドライバ39および平
滑コンデンサ(図示を省略する)が搭載される。
設けられ、横方向のTFTを選択して駆動するための複
数のソースドライバ41および平滑コンデンサ(図示を
省略する)が搭載される。TFTモジュールでは、前述
のSTNモジュールと異なり、デュアルスキャン方式は
行わないため、バス基板40は1枚である。また、パネ
ル37の左側の縦辺に沿って、インターフェイス基板4
2が設けられる。このインターフェイス基板42上に、
制御回路(IC)43、入力コネクタ44およびDC−
DCコンバータ45が搭載される。
製品に共通のTFTインターフェイスが用いられ、画像
表示制御信号は、インターフェイス基板42上の入力コ
ネクタ44を介して制御回路43に入力される。制御回
路43では、各モジュール構成に応じたデータの並べ変
え等信号演算処理を伴わない簡単なデータ処理が施さ
れ、それぞれゲートドライバ39およびソースドライバ
41に送られ、画像表示データに応じた画素のTFTが
駆動される。
画素を構成する1ドットあたりの画像表示データが、前
述のSTNインターフェイスでは1ビットで構成されて
いたのに対し、例えば6ビットの複数の階調データとし
て構成される。
のインターフェイスにおいて、例えば41ピンの入力コ
ネクタのうち、23ピンを制御信号(ドットクロック信
号、水平同期信号、垂直同期信号、データイネーブル信
号、タイミングモード信号)および電源(複数のロジッ
ク用電源および接地電源)として用い、残りの18ピン
を赤(R)、緑(G)、青(B)の3つの画像表示デー
タとしてそれぞれ6ピンづつ用いている。
は、1ドットについて各ピンが1ビットづつ計6ビット
の階調データとして入力され、18ピン(18ビット)
を用いて1ドットの画像表示データが構成される。この
場合、18ビットのディジタルRGB入力データの周波
数は、例えば40MHzであり、出力データ信号も同じ
く40MHzである。
圧は、通常、ロジック電圧(+3.3V〜+5V)だけ
であり、液晶駆動電圧はインターフェイス基板42上の
DC−DCコンバータ45で発生され、その他必要な中
間電圧はモジュール内部の分割抵抗、平滑コンデンサお
よびオペアンプからなる電源回路で発生され、各ドライ
バに供給される。
TNモジュールの場合と同様に、フレキシブル基板を用
いたI/Fコネクタにより各基板間を接続し、また、ソ
ースドライバおよびゲートドライバはTCPで構成して
これをパネル下側に折曲げてモジュール外形の小型化を
図っている。
は、インターフェイス基板を省略して、入力コネクタ、
DC−DCコンバータ、制御回路(IC)および電源回
路をゲート基板上に搭載する場合もある。
として、同時に複数の走査線を選択しながら液晶の各画
素に電圧を印加するアクティブ駆動法が、本出願人等に
より開発が進められている(日経エレクトロニクス 1
994年9月26日第618号)。この複数走査線同時
選択方式のアクティブ駆動法(以下MLA:Multi
Line Addressingという)を用いれ
ば、STN液晶パネルのコントラスト比を高めるととも
に応答速度を速めることができる。コントラスト比が上
がれば、画質が向上しカラー表示の色純度が高められ
る。また、応答速度が速まれば、従来のSTNモジュー
ルではできなかった動画像の表示が可能になる。図11
にその構成例を示す。(a)はMLAコントローラを使
う構成を示し、汎用のVGAコントローラと組合せて使
うものであり、MLA法を実現するための演算処理をM
LAコントローラとDRAMを組合せて行う。(b)は
MLAコントローラ内蔵のVGAコントローラを使う構
成を示し、VGAコントローラに使うフレームバッファ
メモリをMLAコントローラにも兼用する。両方式とも
走査線側には3レベルの専用駆動ICを使い、データ側
には8レベルの専用駆動ICを使う。
うなMLA方式を実現するためには、一般にTFTモジ
ュールの画像表示制御信号として用いられているディジ
タルRGB信号をMLAに適合した画像制御信号に変換
する専用のインターフェイス制御回路(IC)が必要に
なる。このようなMLAインターフェイス制御回路を備
えたSTN液晶表示装置を例えばノートブック型のパソ
コンに搭載する場合、コンパクトな構成およびTFT液
晶装置との互換性を図るために、前述のMLAインター
フェイス制御回路を実装した基板を液晶表示パネルとと
もにモジュール側に組込むことが必要になる。
フェイス制御回路基板をMLA方式のモジュール側に装
着しようとすれば、モジュール内の他の基板や部品ある
いは配線等による制約のため、部品レイアウトや配線構
造が複雑になり形状が大型化するとともに、組立てや配
線接続の作業がしにくくなり、コンパクトで生産性の高
いモジュールが得られない。
であって、TFT画像データ信号をそのまま用いてML
AによるSTN液晶駆動を可能とし、STN液晶のコン
トラストを向上させるとともに応答速度を速め、しかも
コンパクトで小型化を図ることができるMLA方式の液
晶表示モジュールの提供を目的とする。
め、本発明では、STN液晶パネルと、このSTN液晶
パネルの背面に配置された導光板とが備えられた液晶表
示モジュールにおいて、TFTインターフェイス信号に
よる画像表示データを複数走査線同時駆動式の画像表示
データに変換する制御回路を導光板の背面に設けたこと
を特徴とする液晶表示モジュールを提供する。
イスによる画像信号を複数走査線同時駆動式のSTN画
像信号に変換するコントローラが基板上に搭載され、こ
の基板がモジュール裏側に配置されるため、簡単な構成
でTFT画像データ信号をそのまま用いて、STN液晶
モジュールをMLA方式で駆動することができ、STN
液晶表示のコントラストを向上させるとともに応答速度
を速めることができる。
導光板背面には、液晶セルの縦辺に沿って前記画像表示
データにしたがって画素を選択しその画素を駆動するた
めのロウ基板と、液晶セルの横辺に沿って画像表示デー
タにしたがって画素を選択しその画素を駆動するための
バス基板と、これらのロウ基板およびバス基板に駆動信
号を送るメイン基板とが設けられ、制御回路はメイン基
板上に設けられたことを特徴としている。
構成を複雑にすることなく、簡単な構造でMLAモジュ
ールを実現できる。
晶セルは、横方向を長手方向とする矩形であり、バス基
板は、液晶セルの上下の各横辺に沿って設けられ、各バ
ス基板において、メイン基板から電源および駆動信号を
受けるコネクタを各バス基板のほぼ中央部に接続させた
ことを特徴としている。
ほぼ中央部に電源および信号入力コネクタが接続される
ため、バス基板上の配線抵抗やインピーダンスが小さく
なり、信号波形の伝播歪や電源電圧の低下が防止され、
また各ドライバに対する抵抗やインピーダンスの差が小
さくなるため、均一で安定した駆動制御が図られ信頼性
が向上する。
光板は、断面がくさび形であって、導光板の肉厚の薄い
部分に前記メイン基板を配置したことを特徴としてい
る。
を有効に利用してメイン基板をモジュール内に配設する
ことができ、MLAモジュールの小型化および薄型化が
図られる。
ンターフェイス制御回路であり、好ましくは半導体技術
により製造されたワンチップのモノリシックICにより
構成される。このMLAインターフェイス制御回路は、
TFTモジュール入力信号と等しいディジタルRGB信
号を受取って、適当なデータ処理を施し、一旦制御回路
内部のメモリに書込み、これを書込んだときとは別の順
序で読み出して、所定の直交変換を行ってMLA駆動に
適合したフォーマットに変換してそれぞれ、ロウドライ
バおよびカラムドライバへMLAデータ出力として転送
するための、チップ上にメモリを内蔵した高機能なデー
タ演算制御回路である(以下この演算制御回路をMLA
コントローラという)。
TFTの制御回路が信号演算処理なしの単純なデータの
並べ変えのみの機能であるのに対し、複雑なデータの並
べ変えを行う信号演算処理機能を有する。
は以下のとおりである。
(+3.3V,0V)、QFPのワンチップICでメイ
ン基板に表面実装される。消費電力は通常の表示状態
(例えばWindows95(登録商標)のエクスプロ
ーラの表示)で250〜500mWである。
イスのディジタルRGB信号がそのまま入力され、18
ビット、40MHzであり、出力信号は、36ビット、
20MHz(カラム駆動信号は20MHz、ロウ駆動信
号は37KHz)となる。
板、バス基板へ各出力信号を供給するように両者の略中
間位置に配置し、かつ良好な放熱およびEMI低減を達
成するために、液晶パネル裏面側にシールド板を介して
置いたメイン基板の片側に配置し、入力信号→MLAコ
ントローラ→出力信号→2つのバス基板および1つのロ
ウ基板、というように信号経路をそれぞれバスとして設
け、かつ各信号経路を離して配置する。ロウ基板へのロ
ウ駆動信号の信号経路とバス基板へのカラム駆動信号の
信号経路は左右に振分けて設けることが望ましい。ま
た、MLAコントローラへの入力信号のコネクタ位置
は、2cm以内に設けることが望ましい。
板は、6層のプリント配線板で、長辺が23cm、短辺
が4cm、配線は0.12mm幅で、0.25mm間隔
(4本/mm)で、総ワイヤ数は500〜600本程度
である。
ンターフェイスにおいては、前述のTFTインターフェ
イスの場合と同様に、画素を構成する1ドットあたりの
画像表示データが、例えば6ビットの複数の階調データ
として構成される。
ジュールのインターフェイスにおいて、前述と同じTF
Tモジュールで用いた例えば41ピンの入力コネクタの
うち、23ピンをTFTと同様の制御信号(必要信号の
み)および電源用として用い、残りの18ピンを赤
(R)、緑(G)、青(B)の3つの画像表示データと
してそれぞれ6ピンづつ用いている。
と同様に、赤、緑、青の各色の画像信号は、1ドットに
ついて各ピンが1ビットづつ計6ビットの階調データと
して入力され、18ピン(18ビット)を用いて1ドッ
トの画像表示データが構成される。
ける画像入力データ信号は、基本的にTFTインターフ
ェイスの画像入力データ信号と同じであるため、MLA
モジュールにおいては、従来から用いられていたTFT
モジュールの画像入力データ信号をそのまま用いてST
N液晶パネル上に画像表示することができる。
力信号が、前述のTFTモジュールの制御回路への入力
信号と同じ18ビット、40MHzのとき、出力信号
は、36ビット、20MHzに変調される。このように
MLAコントローラの出力信号のビット数を増やし周波
数を低下させることにより、内部配線等に対するノイズ
の低減や外部機器に対する電磁輻射妨害(EMI)の軽
減が図られる。
圧は、例えば、+3.3Vのロジック電圧であり、液晶
駆動電圧はインターフェイス基板上のDC−DCコンバ
ータで発生され、その他必要な中間電圧はモジュール内
部のメイン基板上の分割抵抗、平滑コンデンサおよびオ
ペアンプからなる電源回路で発生され、各ドライバに供
給される。
ールの組立て状態のパネル背面図である。また、図2、
図3および図4は、それぞれこのモジュールに組込まれ
る基板の組立て前の部品構成図である。
組込まれたSTN液晶セルからなる液晶パネル3の背面
側に、バス基板4と、ロウ基板6と、インターフェイス
基板8と、メイン基板11とを設けた構成である。バス
基板4は、フレーム2の上下の横辺に沿って上側および
下側にそれぞれ設けられる。これは、液晶パネル3を上
下2分割して各々独立駆動するデュアルスキャン方式を
用いるためである。
カラムドライバ5およびコンデンサ(図示を省略する)
が搭載される。図2に示すように、上側のバス基板4の
ほぼ中央部には、フレキシブルケーブルからなるI/F
コネクタ15の端部が接続され、下側のバス基板4のほ
ぼ中央部にはフレキシブルケーブルからなるI/Fコネ
クタ14の端部が接続される。
コネクタを接続したことにより、バス基板上の配線抵抗
やインピーダンスが小さくなり、信号波形の伝播歪や電
源電圧の低下が防止され、また各ドライバに対する抵抗
やインピダンスの差が小さくなるため、均一で安定した
駆動制御が図られ信頼性が向上する。
って設けられ、TCPからなる複数のロウドライバ7お
よびコンデンサ(図示を省略する)が搭載される。図2
に示すように、このロウ基板6の下端部よりの位置には
フレキシブルケーブルからなるI/Fコネクタ18の端
部が接続される。このようにロウ基板6の下端部にI/
Fコネクタ18を接続することにより、フレキシブルケ
ーブルの長さが短くなり、抵抗が小さくなって信号波形
の伝播歪や電源電圧の低下が防止される。
TCPのフレキシブルテープをフレームの内側に折返す
ことにより、矩形の形状を有する液晶パネル3の背面の
各辺の縁部に配置される。このTCPと液晶パネル3の
配線パターンとの接続は異方性導電膜を介して行われ
る。またTCPと各ロウ基板およびバス基板との配線接
続は半田付けにより行われる。
外側に縦方向に設けられる。このインターフェイス基板
8上には、入力コネクタ9および電源回路を構成するD
C−DCコンバータ10が搭載され、また図3に示すよ
うに、フレキシブルケーブルからなるI/Fコネクタ1
6、17のそれぞれの端部が接続される。
の背面にメイン基板11が配設される。このメイン基板
11上には、3線接続の表示画面輝度調整ボリューム用
コネクタ12およびMLAコントローラ13が搭載さ
れ、また図4に示すように、前述の各バス基板4、5、
ロウ基板6およびインターフェイス基板8に接続された
フレキシブルケーブルからなるI/Fコネクタ14〜1
8の端部を受けるコネクタ受け部14a、15a、16
a、17a、18aが設けられる。11aは、下側バス
基板4のI/Fコネクタ14のフレキシブルケーブルを
通すための切欠きである。
解斜視図である。液晶パネル3の背面に導光板19が装
着され、その裏面にシールド板20を介して裏カバー2
1が装着される。この裏カバー21とフレーム2間に、
メイン基板等各基板が接続された液晶パネル3や導光板
19およびシールド板20を挟んでネジ止めにより一体
となってモジュール化される。
る。外枠を構成する本体ケース25内に液晶パネル3が
装着され、その背面に導光板19が設けられる。この導
光板19は、断面がくさび形であって、前面側がパネル
面と平行であり、後面側が下方(図では左側)に向けて
肉厚が薄くなるように傾斜している。
ッジ部(図では右側)に光源となる冷陰極蛍光管26が
設けられる。この導光板19の背面にはシールド板20
が装着されその背面の上下縁部に沿って前述のカラムド
ライバ5を搭載したバス基板4が装着される。各カラム
ドライバ5は、TCPのフレキシブルベースを介して、
液晶パネル3の各画素の電極に接続される。
ス基板4に沿って、導光板19の肉厚の薄い部分の背面
に装着される。このように、くさび形導光板19の薄い
部分にメイン基板11を装着することにより、導光板背
面のスペースを有効に利用してモジュールの厚さを増加
させることなく、メイン基板11をコンパクトにモジュ
ール内に装着できる。
(図6)は、具体的には7.0〜9.9mm程度まで薄
型化が可能になる。以下、これについてさらに詳細に説
明する。
細断面図である。この例においては、モジュール全体の
厚さを9.4mm(製品公差最大9.9mm)まで薄型
化を実現している。具体的な寸法を示せば以下のとおり
である。モジュール外枠を構成するメタルホルダー60
が0.4mm、このメタルホルダー60のバリ対策とし
て、その下側の偏光板61との間に設けたスペースが
0.1mmである。液晶パネルは2枚一対のガラス板6
2、63とその上下に設けた偏光板61とにより構成さ
れる。上側の偏光板61の厚さは0.3mm、ガラス板
62、63の厚さはそれぞれ0.7mmである。なお、
下側の偏光板の厚さ(0.3mm)分は樹脂枠64の厚
さ(0.7mm)に吸収され全体の厚さには影響しな
い。
蛍光管26が装着される。導光板19の上下面には、光
の拡散あるいは集光等により最適な分散状態とするため
のフロントフィルム65およびリヤフィルム66が装着
される。導光板19は最大厚さ部分が3.0mm、フロ
ントフィルム65は0.65mm、リヤフィルム66は
0.45mmである。なお、これらのフロントフィルム
65およびリヤフィルム66はそれぞれ反射板69の厚
さ(0.1mm)を含んでいる。反射板69の外側に
は、熱拡散用の銅板70(厚さ0.1mm)および絶縁
フィルム71(厚さ0.1mm)が装着される。シール
ド板20は、導光板19の薄い部分に配置されるため、
その厚さ0.32mmは導光板の厚さに吸収され全体の
厚さには影響しない。
さ0.8mm)が設けられ、このバス基板4にTCPか
らなるカラムドライバ5(厚さ0.8mm)が搭載され
る。なお、このTCPは、カラムドライバ5を構成する
LSIを搭載したフレキシブル基板からなり、フレキシ
ブル基板を折り曲げて上側の液晶パネルを構成するガラ
ス板63に接続される。モジュール裏面は絶縁フィルム
67(厚さ0.2mm)を介して裏カバー68(厚さ
0.4mm)で覆われる。上記各構成部材の厚さを合計
すると9.4mmとなる。
モジュールの冷陰極蛍光管部分の詳細図である。この例
では、上記図7の例よりさらに薄型化を図り、全体の厚
さを8.5mm(製品公差最大9.0mm)まで薄くし
ている。具体的な寸法を示せば以下のとおりである。
60は0.35mmである。液晶パネルは2枚一対のガ
ラス板62、63とその上下に設けた偏光板61とによ
り構成される。上下の偏光板61の厚さはそれぞれ0.
3mm、ガラス板62、63の厚さはそれぞれ0.7m
mである。下側の偏光板61の下に拡散板72(厚さ
0.15mm)が設けられる。
6mm)内に冷陰極蛍光管26が装着される。導光板1
9の上下面には、光の拡散あるいは集光等により最適な
分散状態とするためのフロントフィルム65およびリヤ
フィルム66が装着される。導光板19は最大厚さ部分
が3.0mmである。フロントフィルム65は0.65
mmであるがこの厚さは樹脂枠64の厚さに吸収され全
体の厚さには影響しない。リヤフィルム66の厚さは
0.4mmである。なお、このリヤフィルム66は反射
板69の厚さ(0.1mm)を含んでいる。反射板69
の外側には、熱拡散用の銅板70(厚さ0.1mm)お
よび絶縁フィルム71(厚さ0.1mm)が装着され
る。シールド板20は、導光板19の薄い部分に配置さ
れるため、その厚さ0.32mmは導光板の厚さに吸収
され全体の厚さには影響しない。
さ0.6mm)が設けられ、このバス基板4にTCPか
らなるカラムドライバ5(厚さ0.8mm)が搭載され
る。なお、このTCPは、カラムドライバ5を構成する
LSIを搭載したフレキシブル基板からなり、フレキシ
ブル基板を折り曲げて上側の液晶パネルを構成するガラ
ス板63に接続される。モジュール裏面は絶縁フィルム
67(厚さ0.15mm)を介して裏カバー68(厚さ
0.25mm)で覆われる。上記各構成部材の厚さを合
計すると8.5mmとなる。
と比較して薄型化の実施内容を示せば以下のとおりであ
る。
りバリをなくし、偏光板61との間のスペース(0.1
mm)をなくした。また、メタルホルダーの厚さを0.
4mmから0.35mmにして0.05mm薄くした。
逆にこの図8の例では、下側の偏光板61の厚さ(0.
3mm)および拡散板72の厚さ(0.15mm)が全
体の厚さに付加される構造である。樹脂枠64は、0.
7mmから0.6mmにして0.1mm薄くした。ま
た、フロントフィルム65の厚さを樹脂枠64の厚さ分
に吸収させて、その厚さ0.65mm分全体を薄くし
た。さらに、リヤフィルム66を0.45mmから0.
4mm(0.05mm減)とし、バス基板4を0.8m
mから0.6mm(0.2mm減)とし、絶縁フィルム
67を0.2mmから0.15mm(0.05mm減)
とし、裏カバー68を0.4mmから0.25mm
(0.15mm減)とした。これにより全体では0.9
mm薄くなり全体の厚さを9.4mmから8.5mmま
で薄くすることが可能となった。
mmまで薄くし、液晶パネル(偏光板+ガラス板)の厚
さを2mmから1.7mmまで薄くし、バス基板4の厚
さを0.6mmから0.4mmまで薄くすることが可能
である。これにより、合計でさらに1.5mm薄くし
て,全体で7.0mm(製品公差最大7.5mm)の厚
さの液晶モジュールが実現可能になる。
FTモジュールへの画像表示入力信号と同じディジタル
RGB信号が、インターフェイス基板8の入力コネクタ
9(図1)から入力され、I/Fコネクタ17を介して
メイン基板11に送られ、MLAコントローラ13に入
力される。このMLAコントローラは、入力されたディ
ジタルRGBの画像表示データに対し、適当なデータ処
理を施こし、一旦制御回路内部のメモリに書込み、これ
を書込んだときとは別の順序で読み出して、所定の直交
変換を行ってMLA駆動に適合したフォーマットに変換
する。このように高機能な演算処理が施されたMLAコ
ントローラ13からの出力は、このMLAコントローラ
に対する入力信号が、例えば18ビット、40MHzの
とき、出力信号は、36ビット、20MHzに変調され
る。このようにMLAコントローラの出力信号のビット
数を増やし周波数を低下させることにより、内部配線等
に対するノイズの低減や外部機器に対する電磁輻射妨害
(EMI)の軽減が図られる。
データ出力は、I/Fコネクタ14、15を介して、そ
れぞれ下側および上側のバス基板4のカラムドライバ5
に送られ、またI/Fコネクタ16を介してロウ基板6
のロウドライバ7に送られる。これにより、画像表示デ
ータにしたがって選択されたカラムドライバおよびロウ
ドライバが駆動され、表示すべき画素のドット位置のS
TN液晶に電圧が印加される。
電源電圧は、例えば、+3.3Vのロジック電圧であ
り、液晶駆動電圧はインターフェイス基板8上のDC−
DCコンバータ10で発生され、その他必要な中間電圧
はモジュール内部メイン基板上の分割抵抗、平滑コンデ
ンサおよびオペアンプからなる電源回路(図示しない)
で発生され、I/Fコネクタ14,15,18を介して
バス基板4およびロウ基板6の各ドライバ5、7に供給
される。
示せば以下のとおりである。 ドット構成: 800×3(R,G,B)(W)×600(H) dots ドットサイズ: 0.082(w)×0.286(H) mm ドットピッチ: 0.102(w)×0.306(H) mm 有効表示エリヤ: 244.78(w)×183.58(H) mm の場合、外形寸法は、277.5(w)×202.5(H)×9.9(D) mm
となる。この場合、メイン基板は6層構造であって、
寸法は、(37mm×190mm)max=70.3cm2 としている。
(150〜200)mm 程度が望ましい。その理由は、ディスプ
レイの大画面化および高精細度化が進むに伴い、液晶デ
ィスプレイについても、10.3インチ(640×3×480
ドット)程度が標準であったものが、12.1インチ
(800×3×600ドット)程度が主流になりつつあり、今
後、さらに大画面、高精細度のディスプレイの出現が予
想される。したがって、メイン基板サイズは、小型の液
晶ディスプレイでは、45mm×150mm、中型の液晶ディス
プレイでは、37mm×190mm程度が望ましい。さらに大画
面になっても、精細度が同じであれば、メイン基板は共
用できる。したがって、前記(35〜50)mm×(150〜200)mm
程度の基板であれば、導光板の薄い部分に収納してサイ
ズを小型化し、またパターン設計を難しくすることな
く、低コストのメイン基板を製造可能になる。これ以上
大きいメイン基板サイズでは、収納スペースが大きくな
って小型化が図られず、またこれ以下のサイズでは、パ
ターン設計が困難になる。
は、TFTインターフェイスによる画像信号を複数走査
線同時駆動式のSTN画像信号に変換する制御回路、好
ましい熊様は半導体ICであるMLAコントローラがメ
イン基板上に搭載され、このメイン基板がモジュール裏
側(導光板の背面)に配置されるため、簡単な構成でM
LAコントローラがモジュール内に実装され、TFT画
像データ信号をそのまま用いて、STN液晶モジュール
をMLA方式で駆動することができ、STN液晶表示の
コントラストを向上させるとともに応答速度を速めるこ
とができる。
互換性のあるSTN液晶表示モジュールが実現可能にな
り、高速応答で高コントラストの高品質表示が可能な汎
用性の大きいSTN液晶によるMLAモジュールを得る
ことができ、画像品質を低下させずにモジュールコスト
の低減を図ることができる。
いた場合には、導光板の薄い部分を利用してMLAコン
トローラをさらにコンパクトにモジュール内に格納する
ことができ、さらに薄型のMLAモジュールが実現可能
になる。
態のパネル背面図。
の平面図。
平面図。
細図。
分の詳細図。
トローラを用いる例、分図(b)はMLAコントローラ
内蔵のVGAコントローラを用いる例)を示すブロック
図。
ル、4:バス基板、5:カラムドライバ、6:ロウ基
板、7:ロウドライバ、8:インターフェイス基板、
9:入力コネクタ、10:DC−DCコンバータ、1
1:メイン基板、12:輝度調整ボリュウム用コネク
タ、13:MLAコントローラ、14,15,16,1
7,18:I/Fコネクタ、19:導光板、20:シー
ルド板、21:裏カバー。
Claims (4)
- 【請求項1】STN液晶パネルと、 このSTN液晶パネルの背面に配置された導光板とが備
えられた液晶表示モジュールにおいて、 TFTインターフェイス信号による画像表示データを複
数走査線同時駆動式の画像表示データに変換する制御回
路を導光板の背面に設けたことを特徴とする液晶表示モ
ジュール。 - 【請求項2】前記導光板背面には、STN液晶パネルの
縦辺に沿って配置され、画像表示データにしたがって画
素を選択しその画素を駆動するためのロウ基板と、ST
N液晶パネルの横辺に沿って配置され、画像表示データ
にしたがって画素を選択しその画素を駆動するためのバ
ス基板と、これらのロウ基板およびバス基板に駆動信号
を送るメイン基板とが設けられ、 制御回路はメイン基板上に設けられたことを特徴とする
請求項1に記載の液晶表示モジュール。 - 【請求項3】STN液晶パネルは、横方向を長手方向と
する矩形であり、 バス基板は、STN液晶パネルの上下の各横辺に沿って
少なくとも2つ設けられ、 各バス基板において、前記メイン基板から駆動信号を受
けるコネクタが各バス基板のほぼ中央部に接続されたこ
とを特徴とする請求項2に記載の液晶表示モジュール。 - 【請求項4】導光板は、断面がくさび形であって、この
導光板の肉厚の薄い部分にメイン基板を配置したことを
特徴とする請求項1、2または3に記載の液晶表示モジ
ュール。
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- 1996-10-31 JP JP29084996A patent/JP3573390B2/ja not_active Expired - Fee Related
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