JPH1013251A - 符号誤り訂正回路 - Google Patents

符号誤り訂正回路

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JPH1013251A
JPH1013251A JP8164130A JP16413096A JPH1013251A JP H1013251 A JPH1013251 A JP H1013251A JP 8164130 A JP8164130 A JP 8164130A JP 16413096 A JP16413096 A JP 16413096A JP H1013251 A JPH1013251 A JP H1013251A
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JP
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error
maximum likelihood
reliability
code
syndrome
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JP8164130A
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English (en)
Inventor
Takayuki Shibata
隆行 柴田
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NEC Saitama Ltd
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NEC Saitama Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】高い誤り訂正能力を保有しかつシンドローム演
算量の大幅な削減を行なうとともに回路の小型化、処理
の簡略化を行なう。 【解決手段】シンドローム演算部1は受信ブロック符号
15からシンドロームを計算しシンドローム20を出力
する。シンドロームテーブル2はシンドローム20から
推定されるエラービット21を出力する。エラービット
訂正部3はエラービットを訂正し復号ブロック候補22
を出力する。信頼度演算部4は復号ブロック候補22と
受信ビット信頼度情報16とから復号ブロック候補22
の信頼度を計算する。信頼度比較部5は複数の復号ブロ
ック信頼度情報23から信頼度の高い順にランク付けし
複数ブロック候補26を出力する。復号ブロック候補記
憶処理部6は信頼度の高い複数ブロック候補26を記憶
する。誤り検出部7は誤り検出を行ない、最尤復号信号
17を出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は符号誤り訂正回路に
関し、特に軟判定情報を用いたブロック符号の符号誤り
訂正回路に関する。
【0002】
【従来の技術】現在の地上通信システムや宇宙通信シス
テムにおいて、ディジタル伝送における誤り訂正符号や
誤り検出符号の適用は不可欠になっている。
【0003】例えば、RCR(Research &
development Center for Ra
dio system) STD(Standard)
−27の標準で規定されるディジタル自動車電話システ
ムの制御信号は、情報データに誤り検出符号を付加しブ
ロック符号化して伝送している。
【0004】また人工衛星や深宇宙探査機から地上への
PCMディジタル伝送においては、単にブロック符号化
だけではなく、誤り訂正能力の高いコンボリューショナ
ル符号(畳み込み符号)の適用や、ブロック符号を内符
号かつコンボリューショナル符号を外符号としたコンカ
ティネェーティッド符号(鎖状符号)として伝送し符号
化利得をさらに上げているのが現状である。
【0005】図3は従来の符号誤り訂正回路を示すブロ
ック図である。
【0006】図3を参照すると、受信ブロック符号15
からシンドロームを求めるシンドローム演算部1と、シ
ンドロームからエラービットの位置を推定するエラーテ
ーブル8と、エラービットを訂正するエラービット訂正
部3とから構成されている。
【0007】ここで、シンドローム(Syndrom
e)とは伝送誤り発生有無の症候状態を示し、誤りが有
れば検査行列にゼロでない行列要素を誤り発生位置に生
成し、誤りが無ければ検査行列の行列要素をすべてゼロ
とする。
【0008】次に動作を説明する。
【0009】シンドローム演算部1でパリティ検査行列
が生成されシンドローム20のデータをエラーテーブル
8に出力する。エラーテーブル8ではシンドロームの状
態に対応する予め計算されたコードテーブルが用意され
ており、シンドロームと合致するコードをエラービット
訂正部3に出力する。この出力されたコードには誤り位
置の情報が含まれている。
【0010】エラービット訂正部3は誤り位置のエラー
ビットを反転してエラービットを訂正し復号信号18と
して出力する。
【0011】図4は従来の符号誤り訂正回路の他の例を
示すブロック図である。
【0012】図4を参照すると、受信ブロック符号15
と受信ビット信頼度情報16とから誤り訂正の対象とな
る受信ビットを選択する信頼度判定部9と、判定用ビッ
トパターンを生成するテストパターン発生部10と、ブ
ロック符号の復号を行なうテストパターン復号部11
と、復号ビットの信頼度を計算する信頼度演算部12
と、信頼度の最も高いビット列を一時的に記憶する最尤
符号ビットバッファ14と、復数の候補のビット列の信
頼度を比較し最尤復号信号19を出力する信頼度比較部
13とから構成されている。
【0013】なお、図4において図3に示す構成要素に
対応するものは同一の参照数字または符号を付し、その
説明を省略する。
【0014】次に動作を説明する。
【0015】信頼度判定部9は受信ビット信頼度情報1
6が指定するしきい値dよりも低いビットのみを誤り訂
正の対象とする。
【0016】ここで「受信ビットの信頼度」とは下記を
意味する。
【0017】今、ディジタル移動通信における変復調方
式であるπ/4シフトQPSKを例にとり、受信ビット
の信頼度について説明する。
【0018】送信ビット列「00」「01」「11」
「10」に対し搬送波の位相を+π/4,+3π/4,
−3π/4,−π/4ずらした変調波が送信され、受信
側では遅延検波により位相差を求めた結果、位相差が0
〜+π/2ならば「00」、+π/2〜+πならば「0
1」、−π〜−π/2ならば「11」、−π/2〜0な
らば「10」と復調する。
【0019】すなわち、sin(位相差)≧0ならば第
1のビットは「0」、sin(位相差)<0ならば第1
のビットは「1」、cos(位相差)≧0ならば第2の
ビットは「0」、cos(位相差)<0ならば第2のビ
ットは「1」と復調する。
【0020】上述のsin(位相差)およびcos(位
相差)の絶対値を信頼度と定義する。信頼度が1に近い
程より確からしい「0」または「1」であり、信頼度が
0に近い程よりあいまいな「0」または「1」となる。
【0021】また、しきい値dとは信頼度のしきい値を
示し、上述の定義から0≦d≦1の値をとる。信頼度が
dより小さいビットは誤っている可能性が高いと判断し
て、このようなビットを誤り訂正の対象とする。
【0022】誤っている可能性が高いと判断される対象
のビットが受信ブロック符号15の1ブロックの中にk
個存在すると、テストパターン発生部10で2K 通りの
ビット反転パターンを生成し復号時に軟判定情報として
用い復号の信頼性を向上させる。
【0023】受信ビット信頼度情報16は受信ブロック
符号15と同期して信頼度判定部9と信頼度演算部12
とに入力される。信頼度判定部9では各ビットの信頼度
すなわち|sin(位相差)|および|cos(位相
差)|の値としきい値dとの比較が行なわれ、信頼度の
小さいビットを抽出する。||は絶対値を示す。
【0024】信頼度がしきい値dより小さいビットがK
個あった場合、この判定情報をテストパターン発生部1
0に出力する。テストパターン発生部10はK個のビッ
トに対して信頼度が低いため、「0」でも「1」でもな
く不定扱いとし、000…00〜111…11の2K
りのパターンを生成し他の信頼度の高いビットと組合せ
て2K 通りのテストパターンを生成する。
【0025】例えば、受信ブロック符号15のビット列
【0026】
【0027】のうち、b1 ,b3 の信頼度がdより小さ
い場合のテストパターンは表1のように22 =4種類が
生成される。
【0028】
【表1】
【0029】テストパターン復号部11は、テストパタ
ーンが付加されたブロック符号の誤り訂正復号を行な
う。復号の結果、誤り無しと判定されたテストパターン
については復号ビット信号24として信頼度演算部12
に出力する。
【0030】信頼度演算部12は復号ビット信号24の
各ビットの信頼度の総和を求めてテストパターンの信頼
度を計算する。
【0031】ここで信頼度の計算は、例えば1ブロック
がnビットで構成されている場合、i番目(1≦i≦
n)のビット信頼度をqi としたときΣqi (信頼度の
総和)で行なう。
【0032】ただし、「0」に対する信頼度がqのとき
「1」に対する信頼度は−qになるため、受信ブロック
符号15および受信ビット信頼度情報16と誤り訂正後
の復号ビット信号24とを比較し、変化したビットの信
頼度をq→−qとしてテストパターンの信頼度を求め、
復号ビット信頼度情報25として信頼度比較部13に出
力する。信頼度比較部13は復号ビット信頼度情報25
の各々のパターンの信頼度を比較し、信頼度の高いパタ
ーンを最尤符号ビットバッファ14に格納する。
【0033】2K のすべてのパターンを比較した後、最
後に最尤符号ビットバッファ14に格納したものを読み
出す。最尤符号ビットバッファ14に格納されたパター
ンが最も信頼度が高いので、読み出したビット列を最尤
復号信号19として出力する。
【0034】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の符号誤
り訂正回路は、誤り訂正能力が低くブロック符号の復号
では、最小符号間距離dmin に対しdmin ≧2t+1を
満たすtビットまでの誤りしか正しく訂正できない。例
えば、dmin =3であるBCH(15,11)符号で
は、2ビット以上の誤りが訂正できないという欠点を有
している。
【0035】また、従来の符号誤り訂正回路の他の例の
ように、誤り訂正能力を高めるためにビット信頼度を用
いた場合、不定扱いビットが多い程膨大な演算量が必要
になるという欠点を有している。
【0036】さらに例えば、移動体通信のフェージング
特性下のような環境ではバースト誤りが発生するので、
ブロック内に信頼度の低いビットが多数発生し、膨大な
演算量が必要になる。このような場合でも演算処理によ
り、信号が遅延することのないよう最大演算量を想定し
た回路構成が必要となるので、回路規模の増大と処理の
複雑化を招くという欠点を有している。
【0037】本発明の目的は、軟判定情報の適用により
高い誤り訂正能力を持ちかつ演算量の削減が可能な符号
誤り訂正回路を提供することにある。
【0038】
【課題を解決するための手段】本発明の符号誤り訂正回
路は、受信符号のビット誤りを訂正する訂正手段と;受
信した軟判定情報を用いて前記訂正手段が出力する復号
候補の最尤度を計算する演算部と;この演算部が出力す
る復数の前記復号候補の最尤度を順位付けし、第1順位
の前記復号候補から誤り検出を行ない、誤りがなければ
最尤復号信号として出力し、誤りが検出されれば次の順
位の前記復号候補に取り替えて前記誤り検出動作を繰り
返えす復号手段と;を備えたことを特徴としている。
【0039】また、受信符号を入力しシンドロームを計
算するシンドローム演算部と;このシンドローム演算部
が出力するシンドロームから推定されるnビット(nは
1以上の整数)までのエラービットパターンを格納した
パターン格納部と;このパターン格納部が出力する推定
エラービットと前記受信符号とからエラービットを訂正
し復号候補を出力するエラービット訂正部と;受信した
軟判定情報を用いて前記復号候補の最尤度を計算する最
尤度演算部と;この最尤度演算部が出力する複数の最尤
度情報を順位付けする最尤度比較部と;この最尤度比較
部が出力する第1順位から第k順位(kは2以上の整
数)の最尤度情報を記憶処理する復号候補記憶部と;こ
の復号候補記憶部が出力する前記第1順位の最尤度情報
の誤り検出を行ない、誤りが検出されなかった場合は前
記第1順位の最尤度情報を最尤復号信号として出力し、
誤りが検出された場合前記復号候補記憶部が出力する第
2順位の最尤度情報の誤り検出を行ない、誤りが検出さ
れなかった場合は前記第2順位の最尤度情報を前記最尤
復号信号として出力し、これら動作を誤りが検出されな
くなるまで繰返し最尤復号信号を出力する誤り検出部
と;を備えたことを特徴としている。
【0040】前記シンドローム演算部、前記格納部、前
記エラービット訂正部、前記最尤度演算部、前記最尤度
比較部、前記復号候補記憶部、前記誤り検出部がマイク
ロコンピュータにより構成されたことを特徴としてい
る。
【0041】前記受信符号がブロック符号であることを
特徴としている。
【0042】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0043】図1は本発明の符号誤り訂正回路の一つの
実施の形態を示すブロック図である。
【0044】図1に示す本実施の形態は、受信ブロック
符号15からシンドロームを計算しシンドローム20を
出力するシンドローム演算部1と、シンドローム20か
ら推定されるエラービット21を出力するシンドローム
テーブル2と、推定されるエラービット21を訂正し復
号ブロック候補22を出力するエラービット訂正部3
と、復号ブロック候補22と受信ビット信頼度情報16
とから復号ブロック候補22の信頼度を計算し復号ブロ
ック信頼度情報23を出力する信頼度演算部4と、復号
ブロック信頼度情報23から複数のブロック候補22を
互いに比較して信頼度の高い順にランク付けし複数ブロ
ック候補26として出力する信頼度比較部5と、信頼度
の高い複数ブロック候補26を記憶しかつ最尤復号ブロ
ック27として出力する復号ブロック候補記憶処理部6
と、最尤復号ブロック27の誤り検出を行ない最尤復号
信号17を出力する誤り検出部7とから構成されてい
る。
【0045】なお、図1において図4に示す構成要素に
対応するものは同一の参照数字または符号を付し、その
説明を省略する。
【0046】次に、図1を参照して本実施の形態の動作
をより詳細に説明する。
【0047】受信ブロック符号15はシンドローム演算
部1でシンドロームが計算される。
【0048】計算されたシンドローム20はシンドロー
ムテーブル2に出力される。シンドロームテーブル2に
はnビットまでのエラーを想定したときのエラービット
パターンがシンドローム毎に格納されているので、求め
られた各々のシンドローム20にしたがって推定したエ
ラービット21をシンドローム毎にエラービット訂正部
3に出力する。
【0049】エラービット訂正部3ではエラービットで
あると推定されたビットを訂正し、シンドローム毎の復
号ブロック候補22を求め信頼度演算部4に出力する。
【0050】信頼度演算部4では復号ブロック候補22
の信頼度を受信ビット信頼度情報16が示す軟判定情報
を用いて計算し、復号ブロック信頼度情報23を信頼度
比較部5に出力する。信頼度比較部5ではシンドローム
毎の複数の復号ブロック信頼度情報23の各々の信頼度
を比較し信頼度の高い順にランク付けして並べた第k候
補までを復数ブロック候補26として、復号ブロック候
補記憶処理部6に記憶させる。上述の操作で推定される
全てのエラービットパターンに対して信頼度が計算され
たことになる。
【0051】複数のブロックから成るブロック符号の復
号を終了したならば、各ブロック毎の第1候補を最尤復
号ブロック27として復号ブロック候補記憶処理部6か
ら読み出し誤り検出部7に出力する。
【0052】誤り検出部7は各ブロック毎の第1候補を
示す最尤復号ブロック27を収集し、誤りの有無をチェ
ックする。誤りが無ければ各ブロック毎の第1候補であ
る最尤復号ブロック27を最尤復号信号17として出力
する。誤りが有れば該当ブロック毎に次のランクの第2
候補を示す最尤復号ブロック27を収集し、誤りの有無
をチェックする。誤りが無ければ選択した第2候補であ
る最尤復号ブロック27を最尤復号信号17として出力
するが、再度誤りが有れば次の第i(i=3〜k)候補
と取り替え同様の手順を繰り返す。全ブロックと全候補
について同様の手順を行なうことにより、復号結果とし
て最尤復号信号17を出力する。ここで全ブロック全候
補について誤りが検出されたならば誤り検出の通知を行
ない復号動作を終了する。
【0053】上述の受信ビット信頼度情報16に基づく
復号動作は、ブロック符号の軟判定復号を実施している
ことになる。一般に符号の復号は通常、硬判定(ハード
デシジョン)と云われる2値判定が行なわれる。この2
値判定に対してさらに細かいレベルで多値判定を行ない
復号の精度を上げるために、軟判定(ソフトデシジョ
ン)が行なわれる。
【0054】ブロック符号の硬判定による復号では、最
小符号間距離dmin ≧2t+1を満たすt(整数)個の
誤りまでしか訂正できない。例えば、BCH(15,1
1)符号では2ビット以上の誤りは原理的に訂正できな
い。軟判定では各ビットが信頼度と云う情報を有してい
るため、この信頼度を利用して2ビット以上の誤りを訂
正することができるようになる。
【0055】任意の1ビットを訂正するよりは、任意の
3ビットを訂正した方が復号ビット列の信頼度が高くな
るとすれば、3ビットの訂正動作は正しいことになり、
結果として3ビットの誤り訂正が行なえ、誤り訂正能力
が向上したことになる。
【0056】図2は本実施の形態の動作を示すフローチ
ャートである。
【0057】図2を参照して上述の動作を説明すると、
受信ブロック符号の復号はステップ1(S1)でシンド
ロームが計算される。ステップ2(S2)ではシンドロ
ームからエラービットパターンを推定する。このエラー
ビットパターンは何種類か存在するが、ステップ3(S
3)でエラービットを訂正して信頼度を計算する。ステ
ップ4(S4)ではエラービット全パターンに対して信
頼度の計算が終了したかを判定し、終了していなければ
ステップ3(S3)に戻るが、終了していればステップ
5(S5)の処理を行なう。
【0058】ステップ5では信頼度を求めたエラービッ
トパターンに対して、信頼度の高い順番にランク付けし
て、上位k候補までを記憶する。
【0059】ステップ6(S6)では全ブロックに対し
てステップ1〜ステップ5の手順が終了したかをチェッ
クし、チェックが終了していなければステップ1に戻る
が、終了していれば記憶した各々のブロックの第1候補
を先ず復号結果として順次出力する。
【0060】この第1候補の復号結果をステップ7(S
7)で誤り検出の有無をチェックし、ステップ8(S
8)で誤りが無ければ復号を終了するが、誤りが有れば
次のステップ9(S9)に進む。
【0061】ステップ9では、ステップ8での判定が全
ブロック全候補についてチェックが終了していない場合
はステップ10(S10)に進むが、チェックが終了し
すべてに誤りが有れば誤り検出の通知を出力して復号動
作を終了する。
【0062】ステップ10では次のランクのブロック候
補を取り替えてステップ7(S7)に進む。
【0063】ステップ7からステップ10の動作を全ブ
ロック全候補について行ない、復号動作を終了する。
【0064】図1に示す回路構成は各々がハードワイヤ
ーロジックやゲートアレイによる構成に限定されるもの
ではなく、マイクロプロセッサ、メモリ、周辺回路を有
するマイクロコンピュータにより構成することも可能で
ある。
【0065】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の符号誤り
訂正回路は、軟判定情報を用いてブロック符号の訂正能
力を越える符号誤りが訂正できるので、高い誤り訂正能
力を保有するという効果を有している。
【0066】また、シンドロームに対応するエラービッ
トパターンを予めテーブル化しているので、演算量が大
幅に削減できるという効果を有している。
【0067】さらに、演算量が回線環境による誤り特性
に無関係に設定できるので、回路の小型化、処理の簡略
化が行なえるという効果を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の符号誤り訂正回路の一つの実施の形態
を示すブロック図である。
【図2】本実施の形態の動作を示すフローチャートであ
る。
【図3】従来の符号誤り訂正回路を示すブロック図であ
る。
【図4】従来の符号誤り訂正回路の他の例を示すブロッ
ク図である。
【符号の説明】
1 シンドローム演算部 2 シンドロームテーブル 3 エラービット訂正部 4 信頼度演算部 5 信頼度比較部 6 復号ブロック候補記憶処理部 7 誤り検出部 8 エラーテーブル 9 信頼度判定部 10 テストパターン発生部 11 テストパターン復号部 12 信頼度演算部 13 信頼度比較部 14 最尤符号ビットバッファ 15 受信ブロック符号 16 受信ビット信頼度情報 17 最尤復号信号 18 復号信号 19 最尤復号信号 20 シンドローム 21 エラービット 22 復号ブロック候補 23 復号ブロック信頼度情報 24 復号ビット信号 25 復号ビット信頼度情報 26 複数ブロック候補 27 最尤復号ブロック

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受信符号のビット誤りを訂正する訂正手
    段と;受信した軟判定情報を用いて前記訂正手段が出力
    する復号候補の最尤度を計算する演算部と;この演算部
    が出力する復数の前記復号候補の最尤度を順位付けし、
    第1順位の前記復号候補から誤り検出を行ない、誤りが
    なければ最尤復号信号として出力し、誤りが検出されれ
    ば次の順位の前記復号候補に取り替えて前記誤り検出動
    作を繰り返えす復号手段と;を備えたことを特徴とする
    符号誤り訂正回路。
  2. 【請求項2】 受信符号を入力しシンドロームを計算す
    るシンドローム演算部と;このシンドローム演算部が出
    力するシンドロームから推定されるnビット(nは1以
    上の整数)までのエラービットパターンを格納したパタ
    ーン格納部と;このパターン格納部が出力する推定エラ
    ービットと前記受信符号とからエラービットを訂正し復
    号候補を出力するエラービット訂正部と;受信した軟判
    定情報を用いて前記復号候補の最尤度を計算する最尤度
    演算部と;この最尤度演算部が出力する複数の最尤度情
    報を順位付けする最尤度比較部と;この最尤度比較部が
    出力する第1順位から第k順位(kは2以上の整数)の
    最尤度情報を記憶処理する復号候補記憶部と;この復号
    候補記憶部が出力する前記第1順位の最尤度情報の誤り
    検出を行ない、誤りが検出されなかった場合は前記第1
    順位の最尤度情報を最尤復号信号として出力し、誤りが
    検出された場合前記復号候補記憶部が出力する第2順位
    の最尤度情報の誤り検出を行ない、誤りが検出されなか
    った場合は前記第2順位の最尤度情報を前記最尤復号信
    号として出力し、これら動作を誤りが検出されなくなる
    まで繰返し最尤復号信号を出力する誤り検出部と;を備
    えたことを特徴とする符号誤り訂正回路。
  3. 【請求項3】 前記シンドローム演算部、前記格納部、
    前記エラービット訂正部、前記最尤度演算部、前記最尤
    度比較部、前記復号候補記憶部、前記誤り検出部がマイ
    クロコンピュータにより構成されたことを特徴とする請
    求項2記載の符号誤り訂正回路。
  4. 【請求項4】 前記受信符号がブロック符号であること
    を特徴とした請求項1,2又は3記載の符号誤り訂正回
    路。
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