JP3256006B2 - 誤り訂正符復号化方式および誤り訂正符復号化装置 - Google Patents

誤り訂正符復号化方式および誤り訂正符復号化装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、デジタル自動車電話や
携帯電話等の信号伝送に用いられる誤り訂正符復号化方
式とその方式を実施する誤り訂正符復号化装置とに関
し、特に、誤り訂正能力を最大限に発揮しながらブロッ
ク符号単位の誤り検出が行なえるように構成したもので
ある。
【0002】
【従来の技術】伝送信号には、信号伝達の過程でのノイ
ズや伝送波形の歪み等が原因して、伝送誤りが発生す
る。この誤りを自動訂正するため、送信側では、誤り訂
正符号化回路によって送信データの誤り訂正符号化を行
ない、一方の受信側では、誤り訂正復号回路による誤り
訂正復号化を行なっている。
【0003】しかし、この誤り訂正符復号化回路の訂正
可能な誤りビット数は、それぞれの誤り訂正符復号化方
式等によってその上限が決まっており、伝送データのブ
ロック符号に上限を超える数の誤りビットが含まれる場
合には、誤り訂正復号回路は、誤訂正したり、誤り無し
として処理したりする。
【0004】こうした誤り訂正符復号化回路の訂正の不
確実性を補償するために、従来の誤り訂正符復号化装置
では、情報ビットにおける誤りの有無を検出する誤り検
出符復号化回路を併存させ、誤り訂正復号回路によって
訂正された情報ビットに誤りが検出できないかどうかを
重ねてチェックしている。
【0005】従来の誤り訂正符復号化装置は、図5に示
すように、送信側の誤り訂正符号化装置30には、入力情
報ビットにCRC(Cyclic Redundancy Check)符号等
の誤り検出符号を付加する誤り検出符号化回路32と、誤
り検出符号の付加された情報ビットを複数に分割した
後、それぞれに訂正用の検査ビットを付加してブロック
符号を形成する誤り訂正符号化回路33とを備えており、
一方の受信側の誤り訂正復号化装置31には、検査ビット
に基づいて、各ブロック符号の情報ビットおよび検査ビ
ットに含まれる誤りビットを自動訂正する誤り訂正復号
回路34と、誤り検出符号を用いて、誤り訂正復号回路34
から復号され組合わされて出力する情報ビットの誤りを
検出する誤り検出復号回路35とを備えている。
【0006】図6には、誤り訂正符号化装置30によって
形成されるブロック符号の一例として、情報ビット36
と、CRCビット38と、検査ビット37とから成る6つの
Golay符号を示している。
【0007】誤り訂正復号回路34は、受信データの各ブ
ロック符号を軟判定復号し、誤りビットを自動訂正す
る。この軟判定復号は、受信復調波形をアナログ的に多
レベルに判定し、この多レベルを用いて最も確からしい
復号を演算するもので、受信復調波形を0か1かの2値
レベルに判定して復号を行なう硬判定に比べて、高い精
度の復号を行なうことができる。
【0008】誤り検出復号回路35は、誤り訂正復号回路
34で復号され組合わされた情報ビットに誤りが無いかど
うかをCRCを用いて検査し、誤りが検査されたとき
は、CRC誤り検査フラグに1を表示して、復号データ
または受信データの硬判定値(2値判定値)をそのまま
出力する。
【0009】誤り検出復号回路35の検査結果は、組合わ
された情報ビット36のどこかに誤りがあることを教える
だけであって、そのビットがどのGolay符号に含ま
れていたものであるかは分からない。
【0010】一方、誤り訂正復号回路34は、誤り訂正の
ためにその能力の全てを振り向けるときは、誤りビット
を自動的に訂正するだけで、誤りビットの検出を行なう
ことはできないが、誤り訂正能力を最大誤り訂正可能ビ
ット数未満に制限することにより、誤りビットを含むブ
ロック符号単位を検出することが可能になる。ブロック
符号単位の誤り検出機能を持つように設定された誤り訂
正復号回路34は、誤りビットを含むブロック符号単位を
検出すると、該当するブロック符号単位の誤り検出フラ
グに1を入れて表示する。
【0011】誤り検出復号回路35で検出された誤りビッ
トは、この誤り訂正復号回路34の検出したブロック符号
単位のどれかに含まれることになる。
【0012】誤り訂正復号化装置31の出力する誤り検出
情報は、誤りデータを補正するための後続する信号処理
において活用される。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の誤り訂
正符復号化方式では、誤り訂正復号回路にブロック符号
の誤り検出能力を持たせるためには、誤り訂正能力を犠
牲にして、誤り訂正ビット数を最大誤り訂正可能ビット
数未満に制限しなければならない。そのため、ブロック
符号の軟判定において、誤り訂正能力を最大限に活かす
ことができないという問題点がある。
【0014】本発明は、こうした従来の問題点を解決す
るものであり、誤り訂正能力に制限を加えることなく、
ブロック符号単位の誤り検出を行なうことができる誤り
訂正符復号化方式およびその方式を実施するための誤り
訂正符復号化装置を提供することを目的としている。
【0015】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明は、送信
側では、誤り検出符号化したデータを複数に分割した
後、誤り訂正符号化したブロック符号に変換し、一方、
受信側では、各ブロック符号の誤り訂正復号を行なった
後、組合わされた復号データの誤り検出を行なう誤り訂
正符復号化方式において、複数の復号候補の内から復号
結果の確からしさを示すメトリックを尺度に復号データ
を決定する方式によって、ブロック符号の誤り訂正復号
を行ない、組合わされた復号データの誤り検出において
誤りが検出されたときは、前記メトリックを用いてブロ
ック符号単位の誤り検出を行なうようにしている。
【0016】また、前記メトリックとして、復号候補の
2値データとブロック符号の受信レベルに基づいて2値
化したデータとの相違するビット位置における受信レベ
ルの加算値を用いている。
【0017】また、送信側において、ブロック符号の一
部のデータを消去し、受信側において、消去したデータ
を復号するようにしている。
【0018】また、前記方式を実施するための装置に関
する発明では、送信側に、誤り検出符号化手段と、この
誤り検出符号化手段の出力データを複数に分割して誤り
訂正符号化したブロック符号を形成する誤り訂正符号化
手段とを備え、受信側に、各ブロック符号の誤り訂正復
号を行なう誤り訂正復号手段と、この誤り訂正復号手段
の出力する組合わされた復号データの誤り検出を行なう
誤り検出復号手段とを備える誤り訂正符復号化装置にお
いて、誤り訂正復号手段が複数の復号候補の内から復号
データを決定するために用いた復号結果の確からしさを
示すメトリックを記憶するメトリック記憶手段と、誤り
検出復号手段から誤り検出の情報を受信したとき、前記
メトリックを用いてブロック符号単位の誤り検出を行な
うブロック符号単位誤り検出手段とを設けている。
【0019】さらに、送信側に、誤り訂正符号化手段に
よって形成されたブロック符号の決められたビット位置
のデータを消去するビット選択消去手段を設け、受信側
に、前記ビット位置を記憶してその情報を誤り訂正復号
手段に出力する消去ビット位置記憶手段を設けている。
【0020】
【作用】そのため、誤り検出復号手段が情報ビットの内
に誤りがあることを検出すると、ブロック符号単位誤り
検出手段が、その情報ビットを含むブロック符号がどれ
であるかということをメトリックを用いて検出する。
【0021】また、送信側から伝送するブロック符号の
一部をビット選択消去手段が消去し、受信側の誤り訂正
復号手段が、この消去したデータを復号することによ
り、伝送データ量を減らすことが可能となり、伝送効率
を高めることができる。
【0022】
【実施例】本発明の誤り訂正符復号化方式では、ブロッ
ク符号に関する幾つかの復号候補の内から、復号結果の
確からしさを示すメトリック(尤度)を尺度に復号デー
タを決定する軟判定復号法を用いる。
【0023】実施例では、こうした軟判定復号法の一つ
であるチェイス第2アルゴリズムを用いた復号法によっ
て復号を行なっている。なお、この復号法の詳細は、電
子情報通信学会論文誌(Vol.J71-B,No.1,pp.33■40,
1988/01/25)“移動通信における受信波包絡線レベルを
用いたチェイス第2アルゴリズムによるブロック符号の
復号法”に記載されている。
【0024】この復号法では、受信したブロック符号の
中の受信信号レベルの低い幾つかのビットについて、そ
れが伝送過程で消失したものと見て、それらのビット位
置に、そのビットの取り得る値を挿入して誤り訂正を実
施する。そして、その結果を受信信号レベルと比べて、
最も確からしい値を復号データとして選択する。
【0025】例えば、図3に示すように、ブロック符号
が6ビットのデータから成る場合に、各ビットの受信レ
ベルγiを次式 γi=R2/2N0 ただし、R:受信信号エンベロープ(received signal
envelope) N0:平均雑音電力(average noise power) によって求めたとき、各ビットのγiが、それぞれ、
0.5、−0.2、0.1、−1.0、0.8および
0.9であったとする(a)。
【0026】この多値レベルのデータを、−のデータが
0に、+のデータが1となるように2値変換したものが
受信語Y(=y1、‥、y6)となる(b)。受信語の内
の2ビットを消失ビットKとする場合(K=2)には、
γiの絶対値が小さい2つのビット、即ち、第2ビット
および第3ビット、を消失したビットと見る。この第2
および第3ビットは、それぞれ0または1の値を取り得
るから、第2ビット位置および第3ビット位置には、
0、0、1、0、0、1および1、1の4通りのパタン
(2Kパタン)のデータが入る可能性がある(c)。
【0027】そこで、第2および第3ビット位置に各パ
タンのデータを挿入した、 1、0、0、0、1、1 1、1、0、0、1、1 1、0、1、0、1、1 1、1、1、0、1、1 の各ブロック符号が送信されたものとして、最小距離復
号法(minimum distancedecoding)により誤り訂正を行
なう。
【0028】この復号で、2Kパタンの各組合わせに対
応して、ブロック符号の復号候補としての符号語X1
2、X3およびX4のセットΩが得られる。この復号候
補の各々について、復号候補Xjと受信語Yとの間でシ
ンボル(xjiとyi)が相違しているビット位置を探
し、そのビット位置におけるγiを加算して事後確率(a
posteriori probability)を求める。
【0029】復号候補X1の場合には、受信語Yと相違
しているビット位置は第6ビットの位置であるため、事
後確率は、γ6の0.9という値となる。また、復号候
補X2の場合には、同様の計算によって、事後確率は、
第3ビット位置におけるγ3の値0.1となる。
【0030】この事後確率の数値は、各復号候補におい
て誤りがあるとしたビットの受信レベルの合計を表して
いるが、受信レベルが高いことは、受信レベルが低い場
合に比べて伝送誤りを含む確立が小さいと考えられるか
ら、この数値の小さい復号候補の方が、より確かな復号
ということになる。つまり、受信レベルが0.9の第6
ビットを誤りビットに指定した復号候補X1に比べて、
受信レベルが0.1の第3ビットを誤りビットに指定し
た復号候補X2の方が、確からしい復号であると判定で
きる。
【0031】こうした考え方により、復号候補の内から
事後確率の値が最も小さいものを選択して復号データに
決定する。事後確率の値が最小である復号候補が、正し
い復号である確率が最も高いことになる。そして、この
選択の基準となった最も小さい事後確率の値が、復号結
果の確からしさを示すメトリック(尤度)となる。
【0032】この復号法において、「誤り訂正ビット
数」、即ち、復号の際の最大誤り訂正可能ビット数をC
ビット、「消失ビット数」をKビット、「最小符号間距
離」を2d+1としたとき、前掲刊行物に記載されてい
るように、 (1)C≦「(2d−K)/2」のとき(ただし、
「x」はxを越えない最大の整数を表わす)には、Ωに
含まれる復号候補数が唯一となり、復号候補の1つを選
択する操作が不要になる。 (2)「(2d−K)/2」<C≦(2d−K)のとき
は、Ωに含まれる復号候補数が複数となり、復号候補の
1つを選択する操作が必要になる。
【0033】また、C>2d−Kのときは、適切な復号
候補を求めることができない。
【0034】この復号法を採るときには、受信側の消失
ビットの訂正能力を見越して、送信側において、予めデ
ータの一部のビットを消去して伝送することが可能にな
り、その結果、信号の伝送効率が向上する。受信側で
は、送信側が送らなかったビットを消失ビットKの一部
と見做して復号する。送信側で消去できるビット数は、
消失ビットKの値を超えることはできないから、消去で
きるビット数の最大値は、Kの最大値である2d−C、
即ち、[最小符号間距離−復号の際の最大誤り訂正可能
ビット数−1]となる。
【0035】図1には、本発明の誤り訂正符復号化方式
を実施する誤り訂正符復号化装置であって、送信側にお
いてデータの一部を消去して伝送することができる装置
の一例を示している。
【0036】この装置の送信側の誤り訂正符号化装置1
には、入力情報ビットにCRC等の誤り検出符号を付加
する誤り検出符号化回路3と、誤り検出符号の付加され
た情報ビットを複数に分割した後、それぞれに検査ビッ
トを付加してブロック符号を形成する誤り訂正符号化回
路4と、各ブロック符号の一部を消去するビット選択消
去回路5とを備えている。
【0037】一方の受信側の誤り訂正復号化装置2に
は、ビット選択消去回路5で消去されたビット位置を記
憶する消去ビット位置記憶回路6と、ブロック符号の軟
判定復号を行なう誤り訂正復号回路7と、各ブロック符
号の事後確率の値を記憶するメトリック記憶回路8と、
誤り検出符号を用いて誤り訂正復号回路7で復号された
情報ビットの誤り検出を行なう誤り検出復号回路9と、
誤り検出された情報ビットを含むブロック符号を検出す
るブロック符号単位誤り検出回路10とを備えている。
【0038】入力データは、誤り検出符号化回路3によ
ってCRCが付加され、次いで、誤り訂正符号化回路4
において、分割された後、検査ビットが付加されてブロ
ック符号に形成される。このブロック符号からは、ビッ
ト選択消去回路5において、[最小符号間距離−復号の
際の最大誤り訂正可能ビット数−1]以下の数のビット
が消去される。消去されるビット位置は、事前に決めら
れており、この情報は、誤り訂正復号化装置2の消去ビ
ット位置記憶回路6にも記憶される。
【0039】図2は、誤り訂正符号化装置1から送信さ
れるGolay符号を例示しており、検査ビット16の内
の1ビット18が消去されたことを表わしている。この消
去は、情報ビット15を対象に行なうこともできる。
【0040】送信データは、誤り訂正復号化装置2で受
信され、誤り訂正復号回路7に入力される。誤り訂正復
号回路7では、受信データから得られた、ビットの一部
が消去されたパンクチャド符号に対して、先に説明した
軟判定復号法を適用して復号を行なう。この復号におい
て、消去ビット位置を示す情報が消去ビット位置記憶回
路6から提供される。
【0041】誤り訂正復号回路7は、復号したブロック
符号を組合わせて誤り検出復号回路9に出力し、また、
復号したブロック符号における事後確率の値をメトリッ
ク記憶回路8に出力する。
【0042】誤り検出復号回路9では、誤り訂正復号回
路7で復号されたブロック符号の情報ビットに誤りが無
いかどうかをCRCを用いて検査し、誤りが検出された
ときは、CRC誤り検査フラグに1を表示して、復号デ
ータをそのまま出力する。
【0043】誤り検出復号回路9の出力するCRC誤り
検出の情報は、ブロック符号単位誤り検出回路10にも送
られ、このブロック符号単位誤り検出回路10は、メトリ
ック記憶回路8に記憶された各ブロック符号のメトリッ
ク(事後確率の値)を用いて、誤りの情報ビットを含ん
でいたブロック符号を検出する。
【0044】この検出は、次のように行なわれる。幾つ
かのブロック符号をシミュレーションしてプロットする
ことにより、図4に示すように、横軸にメトリックを表
示し、縦軸に確率を表示するグラフ上に、誤り情報ビッ
トを含むブロック符号の分布20と誤り情報ビットを含ま
ないブロック符号の分布21とを画くことができる。ここ
で、縦軸の確率は、横軸に示すそれぞれのメトリックの
値を有するブロック符号が存在する確率を示している。
誤りのないGolay符号のメトリック分布21は、それ
ぞれのブロック符号が有するメトリックに着目して、誤
り情報ビットを含まないブロック符号がどのように分布
しているかを表しており、また、誤りのあるGolay
符号のメトリック分布20は、それぞれのブロック符号が
有するメトリックに着目して、誤り情報ビットを含むブ
ロック符号がどのように分布しているかを表している。
このグラフから、誤り情報ビットを含むブロック符号を
区分けするためのメトリックの値を閾値22として設定す
ことにより、各ブロック符号のメトリックを閾値22と
比較して、そのブロック符号が誤り情報を含むブロック
符号であるか否かを判定することが可能になる。ブロッ
ク符号単位誤り検出回路10は、各ブロック符号のメトリ
ックを、設定した閾値22と比較し、そのメトリックが閾
値22を超えるとき(誤りのあるブロック符号のメトリッ
ク分布20の側にあるとき)は、そのブロック符号単位を
誤り情報ビットを含むブロック符号として判別し、検出
フラグに1を表示する。閾値22を超えない場合(誤りの
無いブロック符号のメトリック分布21の側にあるとき)
には、そのブロック符号単位は、誤り情報ビットを含ま
ないものと判別し、検出フラグに0を表示する。
【0045】このように、本発明の誤り訂正符復号化方
式では、情報ビットに誤りが検出されたとき、その情報
ビットを含むブロック符号がどれであるかを検出するこ
とができる。
【0046】なお、各ブロック符号のメトリックを比較
する閾値は、必ずしも固定値である必要はなく、回線状
態やCRC誤り検出率やこの装置を搭載した車の車速等
に応じて制御できるように構成してもよい。
【0047】
【発明の効果】以上の実施例の説明から明らかなよう
に、本発明の誤り訂正符復号化方式では、ブロック符号
の誤り訂正能力を制限したり、新たな検出符号を追加し
たりすることなく、ブロック符号単位の誤り検出を行な
うことができ、誤り情報ビットがどのブロック符号に含
まれるかを見出すことができる。
【0048】また、送信データの一部を消去して送信す
ることにより、データの伝送効率を高めることもでき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の誤り訂正符復号化装置における一実施
例の構成を示すブロック図、
【図2】実施例の装置において送信されるブロック符号
の一例を示す図、
【図3】本発明の誤り訂正符復号化方式の実施例におけ
る復号法を説明する説明図、
【図4】実施例の方式の下でのブロック符号のメトリッ
ク分布を示す図、
【図5】従来の誤り訂正符復号化装置の構成を示すブロ
ック図、
【図6】従来の誤り訂正符復号化装置の送信するブロッ
ク符号を示す図である。
【符号の説明】
1、30 誤り訂正符号化装置 2、31 誤り訂正復号化装置 3、32 誤り検出符号化回路 4、33 誤り訂正符号化回路 5 ビット選択回路 6 消去ビット位置記憶回路 7、34 誤り訂正復号回路 8 メトリック記憶回路 9、35 誤り検出復号回路 10 ブロック符号単位誤り検出回路 15、36 情報ビット 16、37 検査ビット 17、38 CRCビット 18 消去ビット 20 誤りビットのあるブロック符号のメトリック分布 21 誤りビットのないブロック符号のメトリック分布 22 閾値

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送信側では、誤り検出符号化したデータ
    を複数に分割した後、誤り訂正符号化したブロック符号
    に変換し、受信側では、各ブロック符号の誤り訂正復号
    を行なった後、組合わされた復号データの誤り検出を行
    なう誤り訂正符復号化方式において、 複数の復号候補の内から復号結果の確からしさを示すメ
    トリックを尺度に復号データを決定する方式によって前
    記ブロック符号の誤り訂正復号を行ない、前記組合わさ
    れた復号データの誤り検出において誤りが検出されたと
    きは、前記メトリックを用いてブロック符号単位の誤り
    検出を行なうことを特徴とする誤り訂正符復号化方式。
  2. 【請求項2】 前記メトリックとして、前記復号候補の
    2値データと前記ブロック符号の受信レベルに基づいて
    2値化したデータとの相違するビット位置における前記
    受信レベルの加算値を用いることを特徴とする請求項1
    に記載の誤り訂正符復号化方式。
  3. 【請求項3】 前記送信側において、ブロック符号の一
    部のデータを消去し、前記受信側において、消去した前
    記データを復号することを特徴とする請求項1または2
    に記載の誤り訂正符復号化方式。
  4. 【請求項4】 送信側に、誤り検出符号化手段と、該誤
    り検出符号化手段の出力データを複数に分割して誤り訂
    正符号化したブロック符号を形成する誤り訂正符号化手
    段とを備え、受信側に、各ブロック符号の誤り訂正復号
    を行なう誤り訂正復号手段と、該誤り訂正復号手段の出
    力する組合わされた復号データの誤り検出を行なう誤り
    検出復号手段とを備える誤り訂正符復号化装置におい
    て、 前記誤り訂正復号手段が複数の復号候補の内から復号デ
    ータを決定するために用いた、復号結果の確からしさを
    示すメトリックを記憶するメトリック記憶手段と、前記
    誤り検出復号手段から誤り検出の情報を受信したとき、
    前記メトリックを用いてブロック符号単位の誤り検出を
    行なうブロック符号単位誤り検出手段とを設けたことを
    特徴とする誤り訂正符復号化装置。
  5. 【請求項5】 前記送信側に、誤り訂正符号化手段によ
    って形成されたブロック符号の決められたビット位置の
    データを消去するビット選択消去手段を設け、前記受信
    側に、前記ビット位置を記憶してその情報を前記誤り訂
    正復号手段に出力する消去ビット位置記憶手段を設けた
    ことを特徴とする請求項4に記載の誤り訂正符復号化装
    置。
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JPH1093447A (ja) * 1996-09-17 1998-04-10 Uniden Corp 復号装置及び復号方法

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