JP3252477B2 - 誤り訂正符復号化方法、誤り訂正符復号化装置、誤り訂正復号化装置 - Google Patents

誤り訂正符復号化方法、誤り訂正符復号化装置、誤り訂正復号化装置

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JP3252477B2
JP3252477B2 JP25244092A JP25244092A JP3252477B2 JP 3252477 B2 JP3252477 B2 JP 3252477B2 JP 25244092 A JP25244092 A JP 25244092A JP 25244092 A JP25244092 A JP 25244092A JP 3252477 B2 JP3252477 B2 JP 3252477B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はディジタル自動車電話、
携帯電話等に用いられる誤り訂正符復号化方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般的に、パンクチャド符号は誤り訂正
符号の1つである畳み込み符号のうち、比較的復号の容
易な低符号化率の符号を原符号として符号化ビットの一
部を周期的に消去することで得られる、より高い符号化
率の符号として実用化が進められてきた。図6は従来の
畳み込み符号+ビタビ復号によって構成されたパンクチ
ャド符号の誤り訂正符復号化装置の概略ブロック図であ
る。
【0003】まず符号化装置1側で、入力データは原符
号符号化回路2で畳み込み符号化され、符号化データの
一部は、ビット選択消去回路3において消去パタンにし
たがって周期的に消去されパンクチャド符号化データと
して送信される。次に復号化装置4側で、上記パンクチ
ャド符号を復号する際に、ダミービット挿入回路5にお
いて、送信側で消去されたビット位置に応じて受信デー
タにダミーデータを挿入し、送信側でのビット消去前の
データ系列を再生した後、原符号用ビタビ復号回路6を
用いて復号する。このような畳み込み符号をもとにした
パンクチャド符号を用いた誤り訂正符復号化装置では、
符号化率を自由に選択でき、高符号化率符号を比較的容
易な復号器で実現できるため、さまざまな通信システム
に利用されてきた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の誤り訂正符復号化装置では、誤り訂正符号として使
用するパンクチャド符号はすべて畳み込み符号であり、
復号器としてビタビ復号器を使用していた。畳み込み符
号+ビタビ復号器は軟判定復号するときには、強力な誤
り訂正方式として知られているが、硬判定復号において
は同程度の符号化率のブロック符号に対して必ずしも誤
り訂正能力的に優位性があるとはいえない。条件や符号
によっては、むしろブロック符号の方が性能的に優れて
いる点もある。さらに、一般的にビタビ復号器のハード
ウェア規模はブロック符号の復号器に比べかなり大き
い。
【0005】しかし、畳み込み符号によるパンクチャド
符号は、符号化率を自由に選択でき、システムによく適
合するのに対し、いままでブロック符号をもとにしたパ
ンクチャド符号を用いた誤り訂正装置がなかったために
誤り訂正符号としてブロック符号が使用されにくいとい
う問題点があった。
【0006】本発明はこのような問題を解決するもので
あり、ブロック符号を畳み込み符号と同様にパンクチャ
ド符号化することにより、より高い符号化率においても
使用することができる優れた誤り訂正符復号化装置を提
供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、誤り訂正符号化装置においては、入力デー
タに誤り検出符号を付加した後に、これを複数に分割し
てブロック符号化し、さらに符号化ビットの一部を消去
して送信する。また、上記送信されたデータを受信し、
誤り訂正復号化装置においては、消去されたビットに対
して複数のビットパタンを挿入して誤り訂正符号の復号
を行い、このうち、ビット消去前のブロック符号化デー
タであると推定される候補データを選択し、各ブロック
符号の候補データを組み合わせて誤り検出符号の復号を
行うものである。
【0008】
【作用】したがって本発明によれば、ブロック符号を用
いた誤り訂正符復号化装置においても、パンクチャド符
号化することで原符号よりも高い符号化率においても使
用することができ、高いシステム適合性をもつことがで
きる。
【0009】
【実施例】(実施例1)まず、本発明の概要につき説明
する。パンクチャドブロック符号とは、ブロック符号の
符号化ビットを適当に消去したものであり、より高い符
号化率の符号である。本発明の誤り訂正符復号化方法の
アルゴリズムは、符号化側では、 1、入力データに誤り検出符号を付加する。
【0010】2、複数に分割してブロック符号による誤
り訂正符号化する。 3、符号化ビットのうち任意の箇所を消去して伝送す
る。 また、復号化側では、 4、各符号化ビットの消去ビットに対して組合せ可能な
すべてのビットパタンを挿入して受信データの誤り訂正
復号を行う。
【0011】5、復号時の各挿入ビットパタンでの誤り
訂正数情報、または誤り検出情報、および復号データ等
の復号結果からビット消去前のブロック符号化データで
あると推定される候補(複数の場合もあり得る)を選択
して記憶する。
【0012】6、各ブロック符号の候補を組み合わせて
誤り検出符号の復号を行う。 7、上記候補の中から正しい復号データを検出する。
【0013】次に、本発明の第1の実施例について図面
を参照しながら説明する。図1は本実施例における誤り
訂正符復号化装置を示す図であり、(a)は誤り訂正符
号化装置、(b)は誤り訂正復号化装置を示す。図2は
伝送される符号の一例として、ブロック符号の一つであ
るGolay符号6つと7ビットCRC符号からなる符
号を示す図、図3は本実施例における誤り訂正復号化装
置の動作を示すフローチャートである。
【0014】まず、誤り訂正符号化装置11では、誤り
検出符号化回路13において、入力データにCRC(Cy
clic Redundancy Check)符号等の誤り検出符号(図2
におけるCRCビット23)を付加する。次に、誤り訂
正符号化回路14において複数の情報ビット21に分割
した後、検査ビット22を付加し、ブロック符号化す
る。さらにビット選択消去回路15において、各ブロッ
ク符号の符号化ビットの一部を消去して送信する。この
とき、ビット選択消去回路15において消去する各ブロ
ック符号化ビットのビット数(Pビット)は、ブロック
符号の最大誤り訂正可能ビット数(Cビット)に対し、
P≦Cの関係が成立するように消去する。なお、本実施
例においては、P、Cともに2ビットとしている。つま
り、図2に示した構成からなる符号のうち、右端の2ビ
ットを消去した形で送信する。なお、図2に示したもの
は、検査ビット22から各Golay符号あたり2ビッ
ト消去しているが、情報ビット21から消去しても構わ
ない。
【0015】次に、誤り訂正復号化装置12では、受信
データより得られる各パンクチャド符号に対し、ビット
選択回路15によって消去したビットの位置を記憶する
消去ビット位置記憶回路16および消去したビット位置
にビットを挿入するビット挿入回路17により、消去ビ
ットに対して組合せ可能なすべてのビットパタンを挿入
した上で、誤り訂正復号回路18で誤り訂正の復号を行
う。このときの各挿入ビットパタンでの誤り訂正数情
報、誤り検出情報、および復号データなどの復号結果か
ら、ビット消去前のブロック符号化データであると推定
される候補(つまり誤り訂正符号化回路14の出力と推
定される候補であり、複数の場合もあり得る)が選択さ
れ、復号結果記憶回路19に記憶される。
【0016】このとき、6個のブロック符号Bi(1≦
i≦6)の誤り訂正数Ci(=2)とする。ここで、消
去ビット数をPi(=2)とすると、復号時、Biに挿入
するダミービットは、ビットパタンとして22=4個あ
り、これは(0,0)、(0,1)、(1,0)、
(1,1)である。
【0017】つまり、消去ビット2ビットに対してビッ
ト挿入回路17でビットを挿入し(ステップ33)、挿
入後の符号を誤り訂正復号回路18でGolay復号し
(ステップ34)、この復号結果を復号結果記憶回路1
9に一旦記憶する(ステップ35)。この動作を各ブロ
ック符号あたり22=4回繰り返す。次に、各挿入ビッ
トパタンでの誤り訂正数情報、誤り検出情報、および復
号データ等の復号結果から符号化装置11におけるビッ
ト消去前のブロック符号化データと推定される候補が選
択され、復号結果記憶回路19に記憶される(ステップ
38)。ここまでの動作をブロック符号の数だけ、つま
り本実施例では6回繰り返す。
【0018】ここで、上記ビット消去前のブロック符号
化データと推定される候補の数をK iとすると、各ブロ
ック符号の候補Kiを組み合わせて誤り検出符号の復号
を行うときの組合せの総数Mは、
【0019】
【数1】
【0020】となる。ここで、組合せの総数Mと適当に
設定される許容値L(例えばL=16)とを比較し(ス
テップ41)、組合せの総数Mが許容値L以上になった
場合には、誤り検出符号の復号によって正しい復号デー
タの選択をする動作をやめるようにする。これにより復
号処理回数を制限し、演算量を削減することができる。
また、誤った候補を過度に組み合わせることにより生じ
る誤り検出符号の誤成立の発生確率を制限することがで
きる。
【0021】次に、組合せの総数Mが許容値Lよりも小
さいときには、復号結果記憶回路19に記憶されている
ビット消去前のブロック符号化データと推定される候補
から各ブロック符号あたりそれぞれ1つずつを取り出し
て組み合せ(ステップ43)、ブロック符号化データ候
補選択回路20において、CRC誤り検出を行う(ステ
ップ44)。CRC誤り検出の結果、正しいデータが現
れるまで、もしくは組合せ総数M回だけこの動作を繰り
返し行い、正しいデータをブロック符号化データ候補選
択回路20から復号データとして出力する(ステップ4
6)。
【0022】なお、すべての組合せについて上記動作を
行ったにもかかわらず正しいデータが検出されなかった
場合には、単一候補のみ有するブロック符号については
誤り検出フラグを0としてその候補データを復号結果と
して出力し、複数候補を有するブロック符号については
これら候補データの1つを適当に選択し誤り検出フラグ
を1にした上で出力する。
【0023】本実施例では、Golay符号のパンクチ
ャド符号について考慮している。一例としてGolay
(23,12)符号は最小符号間距離が7の完全符号で
ある。このため、復号側では最大3ビット誤りまでを訂
正する(3C−Golay)ことが可能であるが、2ビ
ット訂正までに押さえて、3、4ビット誤りを検出(2
C4D−Golay)することも可能である。(表1)
は、図2に示す検査ビット22のうち2ビットを消去し
たGolay符号を2ビット訂正するときの、消去ビッ
トと復号結果との関係を示す表であり、m=6、P=
2、C=2のときに相当する。
【0024】
【表1】
【0025】また、(表1)はパンクチャド符号に誤り
が付加された状態で、消去ビット(P1、P0)にダミー
ビットを挿入し誤り訂正復号したときの符号語全体での
誤り訂正数および残留エラービット数、誤り訂正後の復
号出力パタンを示し、Aは正解、B、C、D、Eは誤り
のうち、それぞれ異なるパタンを示す。ただし、ブロッ
ク符号化データ候補選択回路20への入力時点では、こ
れらA〜Eは単にそれぞれ異なるパタンとしか認識され
ておらず、それぞれの特定はなされていない。
【0026】なお、(表1)において、エラービット数
は、誤り訂正符号化装置11から誤り訂正復号化装置1
2への伝送中に生じたエラービットの数を意味する。ま
た、消去した箇所に挿入するダミービットにおける0、
1は、 0…消去した送信データ自体(送信データと同一のデー
タ)を挿入したこと 1…消去した送信データ自体と反転したデータを挿入し
たこと を示すものである。また、誤り訂正数における0、1、
2、検出とは、 0…訂正する誤りビットがなかったこと 1…1ビット誤り訂正したこと 2…2ビット誤り訂正したこと 検出…3ビットまたは4ビットの誤りがあることを検出
したこと を示す。
【0027】(表1)においては、22=4通りの復号
結果からビット消去前の送信デ ータ候補をブロック符
号化データ候補選択回路20で選択するとき、伝送中に
起きたエラービット数が0〜2ビットの場合、いずれも
誤り訂正数および出力パタンから正解が一意に決まる。
よって、これらの場合、ビット消去前の送信データ候補
はすべて1通りである。したがって、2ビット訂正の場
合、いずれのエラービット数に対しても候補が1個のた
め、組合せ回数Mは常に1であり、許容値Lを設定する
必要がない。
【0028】しかしながら、(表1)より明らかなよう
に、2ビットエラーでは正解が一意に決まるものの、3
ビットエラーとの区別ができない。よって、図3に示す
復号アルゴリズムにおいて誤り検出(ステップ44、4
5)(この場合M=1ゆえ1回のみ)でNGのときに2
ビットエラーであるとして単一の候補を選んだBi(G
olay符号)の誤り検出フラグを0とすると、その中
には3ビットエラーである確率が高いために、結果とし
て残留ビットエラー率(BER)が高くなることが予想
される。よって図3に示す復号アルゴリズムにおいて誤
り検出(ステップ44、45)でNGのときには、2ビ
ットエラー訂正として選んだ単一の候補Biの誤り検出
フラグは0でなく1とする。
【0029】また、(表2)は図2に示す検査ビット2
ビットを消去したGolay符号を3ビット訂正すると
きの、消去ビットと復号結果との関係を示す表であり、
m=6、P=2、C=3のときに相当する。
【0030】
【表2】
【0031】(表2)に示す例では、伝送中に起きたエ
ラービット数が0または1ビットの場合、誤り訂正数お
よび出力パタンから正解が一意に決まる。これに対して
2ビットエラーでは、3ビットエラーの場合と区別がつ
かないため、A、Bで示され。2つ通りの出力パタンが
候補となる。そして、4つの出力パタンがすべて異な
り、かつすべて3ビット訂正した場合については、4通
り総てを候補として復号結果記憶回路19に記憶し、こ
れらすべてをブロック符号化データ候補選択回路20に
出力する。また、最大組合せ上限値Lは適当に(例えば
L=16)設定する。
【0032】また、消去ビット位置記憶回路16および
ビット挿入回路17によって、消去ビットに対して組合
せ可能なすべてのビットパタンを挿入した上で、誤り訂
正復号回路18で誤り訂正の復号を行う際に、ブロック
符号が線形符号である場合には、最初のビットパタンを
挿入してシンドロームの値を計算する過程において、計
算途中の値をメモリまたはレジスタに保持しておく。こ
こで、シンドロームとは、符号理論では受信語yに対
し、パリティ検査行列Hより、 s=HyT で定義されるm次元ベクトルである。この詳細について
は、″誤り訂正符号化技術の要点、株式会社日本工業技
術センター刊、昭和61年3月20日発行、第22頁″
に記載してある。Golay符号は線形符号であり、図
3に示すGolay復号(ステップ34)において、受
信語 y=(p2221・・・p10) に対し、シンドローム s=p22α22+p21α21+・・・+p0α0 を計算する。これは、列ベクトルα22,・・・,α0
22,・・・,p0を掛けることで得られる。また、列
ベクトルα22,・・・,α0は使用する線形符号によっ
て定まる。今、消去ビットをp10の2ビットとする
と、これら2ビット以外の受信語に対するシンドローム
の計算途中の値 s′=p22α22+p21α21+・・・+p2α2 は4通りの挿入ビットパタン (p1,p0)=(0,0)、(0,1)、(1,0)、
(1,1) とは無関係に同じ値である。よって、最初のビットパタ
ンを挿入してシンドロームの値を計算する過程におい
て、計算途中の値s′をメモリまたはレジスタに保持す
ることによって、他の3通りの演算過程で再度s′を計
算する必要がなく、演算量の削減を図ることができる。
【0033】(実施例2)図4は、本発明の第2の実施
例を示すブロック図であり、50は誤り訂正符号化装
置、51は誤り訂正復号化装置である。これらの構成
は、基本的に図1に示した構成と同様であるので、異な
る点のみ説明する。つまり、誤り訂正符号化装置50に
おける誤り検出符号化回路52、誤り訂正符号化回路5
3、ビット選択消去回路54は、それぞれ図1における
誤り検出符号化回路13、誤り訂正符号化回路14、ビ
ット選択消去回路15に対応する。また、誤り訂正復号
化装置51における消去ビット位置記憶回路56、ビッ
ト挿入回路57、誤り訂正復号回路58、復号結果記憶
回路59、ブロック符号化データ候補選択回路60は、
それぞれ消去ビット位置記憶回路16、ビット挿入回路
17、誤り訂正復号回路18、復号結果記憶回路19、
ブロック符号化データ候補選択回路20に対応する。
【0034】本実施例では、回線の誤り状態に応じて、
符号化側では誤り訂正符号化制御回路55により、誤り
検出符号化回路52、誤り訂正符号化回路53、ビット
選択消去回路54を制御することにより、ブロック符号
化したデータからの消去ビット位置および消去ビット数
を変化させ、これにより、使用する誤り訂正符号の数、
構成方法を変化させるものである。例えば、送受信器と
して用いる場合、送信側からの受信データを誤り訂正復
号化装置51で復号する際、誤り訂正復号回路58での
復号結果をもとにして回線誤り状態を推測する。この場
合、復号結果記憶回路59に記憶された復号結果を回線
誤り状態データとして誤り訂正符号化装置50へと送出
する。誤り訂正符号化装置50では、上記回線誤り状態
データをもとに、誤り訂正符号化制御回路55で誤り検
出符号化回路52、誤り訂正符号化回路53、ビット選
択消去回路54を制御して、複数の誤り訂正方法のうち
いずれかで誤り訂正符号化を行う。さらに、どの誤り訂
正方法を用いたかの情報を誤り訂正方法選択信号として
送信データとともに誤り訂正復号化装置51へと送出す
る。
【0035】受信側、すなわち誤り訂正復号化装置51
では、受信データとともに受信した上記誤り訂正方法選
択信号により、誤り訂正復号化制御回路61にて、消去
ビット位置記憶回路56、ビット挿入回路57、誤り訂
正復号回路58、復号結果記憶回路59、ブロック符号
化データ候補選択回路60を制御して、誤り訂正符号化
装置50で選択された誤り訂正方法に応じた復号方法に
て復号を行う。なお、各誤り訂正方法での手順自体につ
いては、第1の実施例で示した場合と変わらない。
【0036】また、上記の場合は、送信データとともに
送出される誤り訂正方法選択信号に基づいて復号方法を
変えているが、選択信号の送信は行わず、受信データだ
けから最適な復号方法を選択してもよい。つまり、送信
側で選択しうるすべての誤り訂正方法にそれぞれ対応す
る複数の復号方法にて復号を行い、複数の復号結果のう
ち、正しく復号できた方法を送信側で使用した誤り訂正
方法であると推測し、これを最適な復号データとして出
力してもよい。
【0037】図5は、本実施例において、回線状態に応
じて2通りに誤り訂正方法を変化させた場合の伝送され
る符号の一例を示したものである。ここでは、情報ビッ
トが12ビット、検査ビットが11ビットのGolay
(23,12)符号を用いている。音声データ等を伝送
する際、回線誤りが少ないときには、図5(a)の回線
誤り状態1のように、送信するデータのうち、情報ビッ
ト65のうち65ビット分を誤り訂正により保護するた
め、誤り訂正符号化装置の入力データとして、7ビット
のCRCビット67をを付加し、Golay符号を6個
用いて誤り訂正符号化し、そのうち4個は検査ビット6
6のうち2ビットを、そして2個は1ビットを消去して
(消去ビット68)送信する。
【0038】これに対し、回線誤り状態1よりも回線状
態が悪く、誤りが多いときには、図5(b)に示すよう
に、回線誤り状態2として、送信するデータのうち保護
するビットを65ビットから77ビットへと増やし、7
ビットのCRCビット71を付加した上で、今度はGo
lay符号を7個用いて誤り訂正符号化する。そしてこ
れら7個について、検査ビット70のうち3ビットを消
去して送信する。
【0039】このように、送信側では伝送回線路の誤り
状態に応じて、使用する誤り訂正符号の数や、ブロック
符号化したデータからの消去ビット位置および消去ビッ
ト数を変化させることにより、誤り訂正方法を切り換え
て送信する。このとき、使用する誤り訂正符号はすべて
同一のブロック符号である必要はなく、複数種類の符号
を組み合わせてもよい。
【0040】したがって、上記第2の実施例によれば、
伝送回線路の状態に応じて適切な誤り訂正方法を選択す
ることにより、より誤りの少ない伝送を行うことができ
る。
【0041】
【発明の効果】本発明は上記実施例から明らかなよう
に、ブロック符号を用いた誤り訂正符復号化装置におい
ても、パンクチャド符号化することで原符号よりも高い
符号化率においても使用することができる上、高いシス
テム適合性を与えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の第1の実施例における誤り訂
正符号化装置のブロック図 (b)は本発明の第1の実施例における誤り訂正復号化
装置のブロック図
【図2】第1の実施例において伝送される符号の一例を
示す図
【図3】第1の実施例における誤り訂正復号アルゴリズ
ムを示すフローチャート
【図4】(a)は本発明の第2の実施例における誤り訂
正符号化装置のブロック図 (b)は本発明の第2の実施例における誤り訂正復号化
装置のブロック図
【図5】(a)は回線誤り状態1において伝送される符
号の一例を示す図 (b)は回線誤り状態2において伝送される符号の一例
を示す図
【図6】従来の誤り訂正復号化装置のブロック図
【符号の説明】
11、50 誤り訂正符号化装置 12、51 誤り訂正復号化装置 13、52 誤り検出符号化回路 14、53 誤り訂正符号化回路 15、54 ビット選択消去回路 16、56 消去ビット位置記憶回路 17、57 ビット挿入回路 18、58 誤り訂正復号回路 19、59 復号結果記憶回路 20、60 ブロック符号化データ候補選択回路 55 誤り訂正符号化制御回路 61 誤り訂正復号化制御回路

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送信側では、入力データを誤り検出符号
    化し、誤り検出符号化後のデータをブロック符号により
    誤り訂正符号化し、誤り訂正符号化後のデータから少な
    くとも1つの符号化ビットを消去して伝送し、 受信側では、上記伝送されたデータにおいて消去された
    符号化ビットに複数のビットパタンを挿入して誤り訂正
    復号を行い、ビット消去前のブロック符号化データであ
    ると推定される候補データを選択し、各ブロック符号の
    候補データを組み合わせて誤り検出符号の復号を行うこ
    とを特徴とする誤り訂正符復号化方法。
  2. 【請求項2】 ブロック符号の最大誤り訂正可能ビット
    数以下のビット数を消去することを特徴とする請求項1
    記載の誤り訂正符復号化方法。
  3. 【請求項3】 誤り訂正符号化装置と、誤り訂正復号化
    装置とからなり、 上記誤り訂正符号化装置には、入力データを誤り検出符
    号化する手段と、上記誤り検出符号化されたデータをブ
    ロック符号により誤り訂正符号化する手段と、ブロック
    符号化されたデータのうち少なくとも1つのビットを消
    去して送信する手段とを備え、 上記誤り訂正復号化装置には、受信したデータのうち消
    去されたビット位置に複数のビットパタンを挿入して受
    信データの誤り訂正復号を行う手段と、誤り訂正復号を
    行ったデータのうち上記誤り訂正符号化装置におけるビ
    ット消去前のブロック符号化データであると推定される
    候補データを選択する手段と、上記候補データの中から
    正しい復号データを選択する手段とを備えた誤り訂正符
    復号化装置。
  4. 【請求項4】 ブロック符号の最大誤り訂正可能ビット
    数以下のビット数を消去することを特徴とする請求項3
    記載の誤り訂正符復号化装置。
  5. 【請求項5】 複数の候補データを組み合わせて誤り検
    出復号を行うことで正しい復号データを選択することを
    特徴とする請求項3記載の誤り訂正符復号化装置。
  6. 【請求項6】 複数の候補データの組み合わせが一定値
    以上になったときには、正しい復号データの選択動作を
    停止することを特徴とする請求項5記載の誤り訂正符復
    号化装置。
  7. 【請求項7】 誤り検出符号化およびブロック符号によ
    る誤り訂正符号化をされた上で少なくとも1つの符号化
    ビットを消去されたデータを受信して上記消去されたビ
    ット位置に複数のビットパタンを挿入して受信データの
    誤り訂正復号を行う手段と、誤り訂正復号を行ったデー
    タのうち誤り訂正符号化の過程におけるビット消去前の
    ブロック符号化データであると推定される候補データを
    選択する手段と、上記候補データの中から正しい復号デ
    ータを選択する手段とを備えた誤り訂正復号化装置。
  8. 【請求項8】 使用されるブロック符号が線形符号であ
    る場合、消去された複数のビット位置に複数通りのビッ
    トパタンを挿入した上で、上記ビットパタンを挿入した
    ブロック符号化データの誤り訂正復号を行う際に、最初
    に復号を行う符号化データのシンドロームの値の計算途
    中の値を保存することを特徴とする請求項7記載の誤り
    訂正復号化装置。
  9. 【請求項9】 送信側では、伝送回線路の誤り状態に応
    じて、ブロック符号化したデータからの消去ビット位置
    および消去ビット数を可変して誤り訂正符号方法を変え
    て送信し、 受信側では、送信側で使用された誤り訂正方法に対応し
    た復号を行うことを特徴とする誤り訂正符復号化方法。
  10. 【請求項10】 送信側からは使用した誤り訂正方法を
    示す情報を送信し、 受信側では、上記誤り訂正方法を示す情報を受信して、
    上記誤り訂正方法に対応した復号を行う事を特徴とする
    請求項9記載の誤り訂正符復号化方法。
  11. 【請求項11】 受信側では、送信側で用いられる複数
    の誤り訂正方法にそれぞれ対応する複数の復号方法にて
    復号を行い、複数の復号データを得ることを特徴とする
    請求項9記載の誤り訂正符復号化方法。
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