JP2013165408A - 積符号の復号装置、積符号の復号方法、及び、プログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】決定ベクトル算出部002C2は、軟入力ベクトルとの間のメトリック値が最小となる決定ベクトルを特定する。検索部002C3は、要素ビットに対応する反転パターンを取得する。反転決定ベクトル生成部002C4は、反転決定ベクトルを生成する。メトリック値算出部002C5は、反転決定ベクトルのメトリック値を算出する。コンカーレント符号語特定部002C6は、反転決定ベクトルのメトリック値の中から、最も値が小さいメトリック値を有する反転決定ベクトルを当該要素ビットのコンカーレント符号語として特定する。軟出力ベクトル算出部002C8は、決定ベクトルのメトリック値と各要素ビットのコンカーレント符号語のメトリック値を用いて、軟出力ベクトル[rr]を生成する。
【選択図】図1
Description
(数1)
rrk=(Mc−Md/4)・Cdk
(数2)
rrk=β・Cdk
線形符号により多次元積符号化された受信データを、軟出力ベクトルを求めることで復号する復号装置であって、
前記受信データの各配列に相当する受信ベクトルと初期設定が0ベクトルである訂正ベクトルとから生成される軟入力ベクトルと、軟入力ベクトルを硬判定することで得られる第1の決定ベクトルと、に基づいて、Chase復号により、前記軟入力ベクトルとの間のメトリック値が最小となる第2の決定ベクトルを特定する決定ベクトル算出部と、
前記第2の決定ベクトルの要素ビットごとに、(i)該要素ビットが反転対象であり、(ii)前記第2の決定ベクトルの反転対象の要素ビットを反転させることで得られる反転決定ベクトルが、前記受信ベクトルに対応する配列を符号化した前記線形符号の符号語となり、(iii)反転対象の要素ビットの個数が該線形符号の最小距離と一致する、という条件を満たすような、反転させる前記第2の決定ベクトルの要素ビットを特定するための1又は複数の反転パターンが対応付けられている第1の反転パターン情報テーブルを記憶する記憶部と、
前記第1の反転パターン情報テーブルに基づいて、前記第2の決定ベクトルの各要素ビットに対し、該要素ビットに対応する反転パターンにより特定される反転対象の前記第2の決定ベクトルの要素ビットを反転させることで生成される前記反転決定ベクトルのうちで、前記軟入力ベクトルとの間のメトリック値が最小となる反転決定ベクトルを該要素ビットのコンカーレント符号語として特定するコンカーレント符号語特定部と、
前記第2の決定ベクトルのメトリック値と、各要素ビットのコンカーレント符号語のメトリック値と、に基づいて、前記軟出力ベクトルを求める軟出力ベクトル算出部と、
を備えることを特徴とする。
こととしてもよい。
こととしてもよい。
こととしてもよい。
こととしてもよい。
こととしてもよい。
こととしてもよい。
線形符号により多次元積符号化された受信データを、軟出力ベクトルを求めることで復号する復号装置であって、
前記受信データの各配列に相当する受信ベクトルと初期設定が0ベクトルである訂正ベクトルとから生成される軟入力ベクトルと、軟入力ベクトルを硬判定することで得られる第1の決定ベクトルと、に基づいて、Chase復号により、前記軟入力ベクトルとの間のメトリック値が最小となる第2の決定ベクトルを特定する決定ベクトル算出部と、
前記第2の決定ベクトルの要素ビットごとに、(i)該要素ビットが反転対象であり、(ii)前記第2の決定ベクトルの反転対象の要素ビットを反転させることで得られる反転決定ベクトルが、前記受信ベクトルに対応する配列を符号化した前記線形符号の符号語となり、(iii)反転対象の要素ビットの個数が該線形符号の最小距離と一致する、という条件を満たすような、反転させる前記第2の決定ベクトルの要素ビットを特定するための1又は複数の反転パターンが対応付けられている反転パターン情報テーブルを記憶する記憶部と、
前記反転パターン情報テーブルに基づいて、処理対象の要素ビットに対応する反転パターンにより特定される反転対象の前記第2の決定ベクトルの各要素ビットと、該各要素ビットに対応する前記軟入力ベクトルの各構成要素と、に基づいて、前記軟出力ベクトルを求める軟出力ベクトル算出部と、
を備えることを特徴とする。
こととしてもよい。
こととしてもよい。
線形符号により多次元積符号化された受信データを、軟出力ベクトルを求めることで復号する復号方法であって、
前記受信データの各配列に相当する受信ベクトルと初期設定が0ベクトルである訂正ベクトルとから生成される軟入力ベクトルと、軟入力ベクトルを硬判定することで得られる第1の決定ベクトルと、に基づいて、Chase復号により、前記軟入力ベクトルとの間のメトリック値が最小となる第2の決定ベクトルを特定し、
前記第2の決定ベクトルの要素ビットごとに、反転させる前記第2の決定ベクトルの要素ビットを特定するための1又は複数の反転パターンが対応付けられている反転パターン情報テーブルに基づいて、前記第2の決定ベクトルの各要素ビットに対し、処理対象の要素ビットに対応する反転パターンにより特定される反転対象の前記第2の決定ベクトルの要素ビットを反転させることで生成される反転決定ベクトルのうちで、前記軟入力ベクトルとの間のメトリック値が最小となる反転決定ベクトルを該要素ビットのコンカーレント符号語として特定し、
前記第2の決定ベクトルのメトリック値と、前記特定された各要素ビットのコンカーレント符号語のメトリック値と、に基づいて、前記軟出力ベクトルを求める、
ことを特徴とする。
線形符号により多次元積符号化された受信データを、軟出力ベクトルを求めることで復号する復号方法であって、
前記受信データの各配列に相当する受信ベクトルと初期設定が0ベクトルである訂正ベクトルとから生成される軟入力ベクトルと、軟入力ベクトルを硬判定することで得られる第1の決定ベクトルと、に基づいて、Chase復号により、前記軟入力ベクトルとの間のメトリック値が最小となる第2の決定ベクトルを特定し、
前記第2の決定ベクトルの要素ビットごとに、反転させる前記第2の決定ベクトルの要素ビットを特定するための1又は複数の反転パターンが対応付けられている反転パターン情報テーブルに基づいて、処理対象の要素ビットに対応する反転パターンにより特定される反転対象の前記第2の決定ベクトルの各要素ビットと、該各要素ビットに対応する前記軟入力ベクトルの各構成要素と、に基づいて、前記軟出力ベクトルを求める、
ことを特徴とする。
線形符号により多次元積符号化された受信データを、軟出力ベクトルを求めることで復号する機能を備えるコンピュータに、
前記受信データの各配列に相当する受信ベクトルと初期設定が0ベクトルである訂正ベクトルとから生成される軟入力ベクトルと、軟入力ベクトルを硬判定することで得られる第1の決定ベクトルと、に基づいて、Chase復号により、前記軟入力ベクトルとの間のメトリック値が最小となる第2の決定ベクトルを特定する処理と、
前記第2の決定ベクトルの要素ビットごとに、反転させる前記第2の決定ベクトルの要素ビットを特定するための1又は複数の反転パターンが対応付けられている反転パターン情報テーブルに基づいて、前記第2の決定ベクトルの各要素ビットに対し、処理対象の要素ビットに対応する前記反転パターンにより特定される反転対象の前記第2の決定ベクトルの要素ビットを反転させることで生成される反転決定ベクトルのうちで、前記軟入力ベクトルとの間のメトリック値が最小となる反転決定ベクトルを該要素ビットのコンカーレント符号語として特定する処理と、
前記第2の決定ベクトルのメトリック値と、前記特定された各要素ビットのコンカーレント符号語のメトリック値と、に基づいて、前記軟出力ベクトルを求める処理と、
実行させることを特徴とする。
線形符号により多次元積符号化された受信データを、軟出力ベクトルを求めることで復号する機能を備えるコンピュータに、
前記受信データの各配列に相当する受信ベクトルと初期設定が0ベクトルである訂正ベクトルとから生成される軟入力ベクトルと、軟入力ベクトルを硬判定することで得られる第1の決定ベクトルと、に基づいて、Chase復号により、前記軟入力ベクトルとの間のメトリック値が最小となる第2の決定ベクトルを特定する処理と、
前記第2の決定ベクトルの要素ビットごとに、反転させる前記第2の決定ベクトルの要素ビットを特定するための1又は複数の反転パターンが対応付けられている反転パターン情報テーブルに基づいて、処理対象の要素ビットに対応する反転パターンにより特定される反転対象の前記第2の決定ベクトルの各要素ビットと、該各要素ビットに対応する前記軟入力ベクトルの各構成要素と、に基づいて、前記軟出力ベクトルを求める処理と、
を実行させることを特徴とする。
図1(a)は、デジタル通信システム1の構成を示すブロック図である。本実施形態におけるデジタル通信システム1は、無線送信装置001と無線受信装置002とから構成され、無線送信装置001は、積符号化部001Aと、変調部001Bと、無線通信部001Cとから構成される。
積符号化部001Aにより積符号化された情報系列K(積符号化情報行列{R})は、例えば、一行単位で上側から最終行(第N2番目の行)まで順次読み出される。ここで、順次読み出された行を積符号化行情報ベクトル[Ri](i=1,2,…,N2)ということとする。
(数3)
rrk=(Mck−Md)・Dk/4
(数4)
[Ri’]=[Ri]+α1・[Wi] (i=1,2,…、N2)
(数5)
Dik=sign(Ri’k) (k=1,2,…,N1)
なお、関数sign(x)は、x≧0の場合は、”+1”となり、x<0の場合は、”−1”となるシグネチャ関数である。
(数6)
Wik=rrik−Ri’k (k=1,2,…,N1)
要素ビットカウンタ002C12のカウンタ値kが”1”の場合(ステップS02)、検索部002C3は、図3(a)に例示する番号情報テーブルT1から要素ビット”1”に対応する反転パターンの個数M1、すなわち、”4”を取得する(ステップS03)。復号部002Cは、個数カウンタ002C11のカウンタ値m1を初期化、すなわち、m1=1とする(ステップS04)。
実施形態1においては、決定ベクトル[Cdi]([Di])の各要素ビットk(k=1,2,…,N1)に対応するコンカーレント符号語[Cki]を探索するに際し、予め記憶部002C1に格納されている個数情報テーブルT1と反転パターン情報テーブルT2を用いて、コンカーレント符号語[Cki]を特定した。
要素ビットカウンタ002C12のカウンタ値kが”1”の場合(ステップS102)、検索部002C3は、図3(a)に例示する番号情報テーブルT1から要素ビット”1”に対応する反転パターンの個数M1、すなわち、”4”を取得する(ステップS103)。復号部002Cは、個数カウンタ002C11のカウンタ値m1を初期化、すなわち、m1=1とする(ステップS104)。
実施形態2においては、要素ビットkと反転パターン群とが対応付けられている反転パターン情報テーブルT2をインデックス番号情報テーブルT4と反転パターン情報テーブルT5とに分割して記憶部002C1に格納すると共に、インデックス番号sと反転決定ベクトル[RDsi]と当該反転決定ベクトル[RDsi]のメトリック値Msiとが対応付けられているメトリック値情報テーブルT6を記憶部002C1に格納した。そして、検索部002C3は、インデックス番号情報テーブルT4から取得したインデックス番号sknと一致するインデックス番号sに対応する反転パターンPsを反転パターンテーブル情報テーブルT5から取得した。
(数7)
rrik==(Mck−Md)・Dk/4=minDk・Σ(Dipmk)x(Ri’pmk)(pmk∈(反転パターンPmkが反転を指示する各要素ビット位置))
また、プログラムをインターネット等の通信ネットワーク上の所定のサーバ装置が有するディスク装置等に格納しておき、例えば、搬送波に重畳させて、取得等するようにしてもよい。
001 無線送信装置
001A 積符号化部
001B 変調部
001C 無線通信部
CH 通信路
002 無線受信装置
002A 無線通信部
002B 復調部
002C 復号部
002C1 記憶部
002C2 決定ベクトル算出部
002C3 検索部
002C4 反転決定ベクトル生成部
002C5 メトリック値算出部
002C6 コンカーレント符号語特定部
002C7 判定部
002C8 軟出力ベクトル算出部
002C9 行(列)カウンタ
002C10 繰り返し回数カウンタ
002C11 個数カウンタ
002C12 要素ビットカウンタ
002C13 差分算出部
T1 個数情報テーブル
T2,T5 反転パターン情報テーブル
T3,T6 メトリック値情報テーブル
T4 インデックス番号情報テーブル
T7 差分情報テーブル
K 情報系列
Ri 積符号化行情報ベクトル
Drr 硬判定行列
Pm1 反転パターン
Pm17 反転パターン
M1,M17 反転パターン個数
s34,s171 インデックス番号
Claims (14)
- 線形符号により多次元積符号化された受信データを、軟出力ベクトルを求めることで復号する復号装置であって、
前記受信データの各配列に相当する受信ベクトルと初期設定が0ベクトルである訂正ベクトルとから生成される軟入力ベクトルと、軟入力ベクトルを硬判定することで得られる第1の決定ベクトルと、に基づいて、Chase復号により、前記軟入力ベクトルとの間のメトリック値が最小となる第2の決定ベクトルを特定する決定ベクトル算出部と、
前記第2の決定ベクトルの要素ビットごとに、(i)該要素ビットが反転対象であり、(ii)前記第2の決定ベクトルの反転対象の要素ビットを反転させることで得られる反転決定ベクトルが、前記受信ベクトルに対応する配列を符号化した前記線形符号の符号語となり、(iii)反転対象の要素ビットの個数が該線形符号の最小距離と一致する、という条件を満たすような、反転させる前記第2の決定ベクトルの要素ビットを特定するための1又は複数の反転パターンが対応付けられている第1の反転パターン情報テーブルを記憶する記憶部と、
前記第1の反転パターン情報テーブルに基づいて、前記第2の決定ベクトルの各要素ビットに対し、該要素ビットに対応する反転パターンにより特定される反転対象の前記第2の決定ベクトルの要素ビットを反転させることで生成される前記反転決定ベクトルのうちで、前記軟入力ベクトルとの間のメトリック値が最小となる反転決定ベクトルを該要素ビットのコンカーレント符号語として特定するコンカーレント符号語特定部と、
前記第2の決定ベクトルのメトリック値と、各要素ビットのコンカーレント符号語のメトリック値と、に基づいて、前記軟出力ベクトルを求める軟出力ベクトル算出部と、
を備えることを特徴とする復号装置。 - 前記第2の決定ベクトルの各要素ビットに対し、前記第1の反転パターンテーブルを検索して、処理対象の要素ビットに対応する反転パターンを順次取得する検索部と、
前記検索部により取得された反転パターンから生成される前記反転決定ベクトルと前記軟入力ベクトルとの間のメトリック値を順次算出し、処理対象の要素ビットに対応する反転パターンから生成される反転決定ベクトルごとに少なくとも該反転決定ベクトルのメトリック値を対応付けたメトリック値情報テーブルを生成し前記記憶部に格納するメトリック値算出部と、
をさらに備え、
前記コンカーレント符号語特定部は、前記記憶部に格納されている前記メトリック値情報テーブルに登録されている前記メトリック値のうちで、最小のメトリック値に対応する反転決定ベクトルを、処理対象の要素ビットのコンカーレント符号語として特定する、
ことを特徴とする請求項1に記載の復号装置。 - 前記第1の反転パターン情報テーブルは、前記第1の反転パターン情報テーブルに含まれる反転パターンのうちで、特定される反転対象が異なる反転パターンに対し一意に識別可能なインデックス番号をそれぞれ対応付けた第2の反転パターン情報テーブルと、前記第2の決定ベクトルの要素ビットごとに、該要素ビットに対応する各反転パターンを前記インデックス番号で表したインデックス番号情報テーブルと、から構成され、
前記インデックス番号情報テーブルを検索し、処理対象の要素ビットに対応するインデックス番号を取得し、前記第2の反転パターン情報テーブルを検索し、取得した前記インデックス番号に対応する反転パターンを特定することで、処理対象の要素ビットに対応する反転パターンを取得する検索部と、
前記検索部により取得された反転パターンから生成される前記反転決定ベクトルと前記軟入力ベクトルとの間のメトリック値を順次算出し、該反転パターンに対応するインデックス番号と少なくとも処理対象の要素ビットに対応する反転パターンから生成される反転決定ベクトルのメトリック値とを対応付けたメトリック値情報テーブルを生成し前記記憶部に格納するメトリック値算出部と、
をさらに備え、
前記コンカーレント符号語特定部は、前記記憶部に格納されている前記メトリック値情報テーブルに登録されている前記メトリック値のうちで、最小のメトリック値に対応する反転決定ベクトルを、処理対象の要素ビットのコンカーレント符号語として特定する、
ことを特徴とする請求項1に記載の復号装置。 - 前記メトリック値算出部が、前記検索部により取得された反転パターンから生成される反転決定ベクトルと前記軟入力ベクトルとの間のメトリック値を算出するのに先立って、前記メトリック値情報テーブルに登録されているインデックス番号を検索し、該反転パターンに対応するインデックス番号が登録されているか否かを判定する判定部を、さらに備え、
前記判定部により、該反転パターンに対応するインデックス番号が登録されていないと判定された場合のみ、前記メトリック値算出部は、該反転パターンから生成される反転決定ベクトルと前記軟入力ベクトルとの間のメトリック値を算出し、該反転パターンに対応するインデックス番号と少なくとも該反転パターンから生成される反転決定ベクトルのメトリック値とを対応付けて前記メトリック値情報テーブルに登録する、
ことを特徴とする請求項3に記載の復号装置。 - 前記線形符号は、ハミング符号である、
ことを特徴とする請求項1乃至4の何れか一に記載の復号装置。 - 前記受信データは、線形符号により2次元積符号化された受信データである、
ことを特徴とする請求項1乃至5の何れか一に記載の復号装置。 - 前記線形符号は、複数であり、
前記記憶部は、異なる線形符号それぞれに対応する前記第1の反転パターン情報テーブルを格納する、
ことを特徴とする請求項1乃至6の何れか一に記載の復号装置。 - 線形符号により多次元積符号化された受信データを、軟出力ベクトルを求めることで復号する復号装置であって、
前記受信データの各配列に相当する受信ベクトルと初期設定が0ベクトルである訂正ベクトルとから生成される軟入力ベクトルと、軟入力ベクトルを硬判定することで得られる第1の決定ベクトルと、に基づいて、Chase復号により、前記軟入力ベクトルとの間のメトリック値が最小となる第2の決定ベクトルを特定する決定ベクトル算出部と、
前記第2の決定ベクトルの要素ビットごとに、(i)該要素ビットが反転対象であり、(ii)前記第2の決定ベクトルの反転対象の要素ビットを反転させることで得られる反転決定ベクトルが、前記受信ベクトルに対応する配列を符号化した前記線形符号の符号語となり、(iii)反転対象の要素ビットの個数が該線形符号の最小距離と一致する、という条件を満たすような、反転させる前記第2の決定ベクトルの要素ビットを特定するための1又は複数の反転パターンが対応付けられている反転パターン情報テーブルを記憶する記憶部と、
前記反転パターン情報テーブルに基づいて、処理対象の要素ビットに対応する反転パターンにより特定される反転対象の前記第2の決定ベクトルの各要素ビットと、該各要素ビットに対応する前記軟入力ベクトルの各構成要素と、に基づいて、前記軟出力ベクトルを求める軟出力ベクトル算出部と、
を備えることを特徴とする復号装置。 - 前記第2の決定ベクトルの各要素ビットに対し、前記反転パターンテーブルを検索して、処理対象の要素ビットに対応する反転パターンを順次取得する検索部と、
前記検索部により取得された処理対象の要素ビットに対応する各反転パターンに対し、該反転パターンにより特定される前記第2の決定ベクトルの各要素ビットと、該各要素ビットに対応する前記軟入力ベクトルの各構成要素と、から、対応する要素ごとに乗算した値の和を算出し、処理対象の要素ビットに対応する反転パターンごとに、算出した和を対応付けた差分情報テーブルを生成する差分算出部と、
をさらに備え、
前記軟出力ベクトル算出部は、前記差分算出部により生成された前記差分情報テーブルを検索し、前記差分情報テーブルに登録されている前記和の中で、値が最小の和を用いて、前記軟出力ベクトルを算出する、
ことを特徴とする請求項8に記載の復号装置。 - 前記差分算出部が、前記検索部により取得された反転パターンから生成される反転決定ベクトルの各要素ビットと前記軟入力ベクトルの各構成要素と、から、対応する要素ごとに乗算した値の和を算出するのに先立って、前記差分情報テーブルに登録されている反転パターンを検索し、該反転パターンに対応する差分情報が登録されているか否かを判定する判定部を、さらに備え、
前記判定部により、該反転パターンに対応する差分情報が登録されていないと判定された場合のみ、前記差分算出部は、該反転パターンから生成される反転決定ベクトルの各要素ビットと前記軟入力ベクトルの各構成要素と、から、対応する要素ごとに乗算した値の和を算出し、該反転パターンに対応する反転パターンと該反転パターンから生成される差分情報とを対応付けて前記差分情報テーブルに登録する、
ことを特徴とする請求項9に記載の復号装置。 - 線形符号により多次元積符号化された受信データを、軟出力ベクトルを求めることで復号する復号方法であって、
前記受信データの各配列に相当する受信ベクトルと初期設定が0ベクトルである訂正ベクトルとから生成される軟入力ベクトルと、軟入力ベクトルを硬判定することで得られる第1の決定ベクトルと、に基づいて、Chase復号により、前記軟入力ベクトルとの間のメトリック値が最小となる第2の決定ベクトルを特定し、
前記第2の決定ベクトルの要素ビットごとに、反転させる前記第2の決定ベクトルの要素ビットを特定するための1又は複数の反転パターンが対応付けられている反転パターン情報テーブルに基づいて、前記第2の決定ベクトルの各要素ビットに対し、処理対象の要素ビットに対応する反転パターンにより特定される反転対象の前記第2の決定ベクトルの要素ビットを反転させることで生成される反転決定ベクトルのうちで、前記軟入力ベクトルとの間のメトリック値が最小となる反転決定ベクトルを該要素ビットのコンカーレント符号語として特定し、
前記第2の決定ベクトルのメトリック値と、前記特定された各要素ビットのコンカーレント符号語のメトリック値と、に基づいて、前記軟出力ベクトルを求める、
ことを特徴とする復号方法。 - 線形符号により多次元積符号化された受信データを、軟出力ベクトルを求めることで復号する復号方法であって、
前記受信データの各配列に相当する受信ベクトルと初期設定が0ベクトルである訂正ベクトルとから生成される軟入力ベクトルと、軟入力ベクトルを硬判定することで得られる第1の決定ベクトルと、に基づいて、Chase復号により、前記軟入力ベクトルとの間のメトリック値が最小となる第2の決定ベクトルを特定し、
前記第2の決定ベクトルの要素ビットごとに、反転させる前記第2の決定ベクトルの要素ビットを特定するための1又は複数の反転パターンが対応付けられている反転パターン情報テーブルに基づいて、処理対象の要素ビットに対応する反転パターンにより特定される反転対象の前記第2の決定ベクトルの各要素ビットと、該各要素ビットに対応する前記軟入力ベクトルの各構成要素と、に基づいて、前記軟出力ベクトルを求める、
ことを特徴とする復号方法。 - 線形符号により多次元積符号化された受信データを、軟出力ベクトルを求めることで復号する機能を備えるコンピュータに、
前記受信データの各配列に相当する受信ベクトルと初期設定が0ベクトルである訂正ベクトルとから生成される軟入力ベクトルと、軟入力ベクトルを硬判定することで得られる第1の決定ベクトルと、に基づいて、Chase復号により、前記軟入力ベクトルとの間のメトリック値が最小となる第2の決定ベクトルを特定する処理と、
前記第2の決定ベクトルの要素ビットごとに、反転させる前記第2の決定ベクトルの要素ビットを特定するための1又は複数の反転パターンが対応付けられている反転パターン情報テーブルに基づいて、前記第2の決定ベクトルの各要素ビットに対し、処理対象の要素ビットに対応する前記反転パターンにより特定される反転対象の前記第2の決定ベクトルの要素ビットを反転させることで生成される反転決定ベクトルのうちで、前記軟入力ベクトルとの間のメトリック値が最小となる反転決定ベクトルを該要素ビットのコンカーレント符号語として特定する処理と、
前記第2の決定ベクトルのメトリック値と、前記特定された各要素ビットのコンカーレント符号語のメトリック値と、に基づいて、前記軟出力ベクトルを求める処理と、
実行させることを特徴とするプログラム。 - 線形符号により多次元積符号化された受信データを、軟出力ベクトルを求めることで復号する機能を備えるコンピュータに、
前記受信データの各配列に相当する受信ベクトルと初期設定が0ベクトルである訂正ベクトルとから生成される軟入力ベクトルと、軟入力ベクトルを硬判定することで得られる第1の決定ベクトルと、に基づいて、Chase復号により、前記軟入力ベクトルとの間のメトリック値が最小となる第2の決定ベクトルを特定する処理と、
前記第2の決定ベクトルの要素ビットごとに、反転させる前記第2の決定ベクトルの要素ビットを特定するための1又は複数の反転パターンが対応付けられている反転パターン情報テーブルに基づいて、処理対象の要素ビットに対応する反転パターンにより特定される反転対象の前記第2の決定ベクトルの各要素ビットと、該各要素ビットに対応する前記軟入力ベクトルの各構成要素と、に基づいて、前記軟出力ベクトルを求める処理と、
を実行させることを特徴とするプログラム。
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