JPH10131972A - 密封型転がり軸受 - Google Patents
密封型転がり軸受Info
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- JPH10131972A JPH10131972A JP29048996A JP29048996A JPH10131972A JP H10131972 A JPH10131972 A JP H10131972A JP 29048996 A JP29048996 A JP 29048996A JP 29048996 A JP29048996 A JP 29048996A JP H10131972 A JPH10131972 A JP H10131972A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- inner ring
- shield
- rolling bearing
- ring
- diameter portion
- Prior art date
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- Pending
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-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C33/00—Parts of bearings; Special methods for making bearings or parts thereof
- F16C33/72—Sealings
- F16C33/76—Sealings of ball or roller bearings
- F16C33/78—Sealings of ball or roller bearings with a diaphragm, disc, or ring, with or without resilient members
- F16C33/784—Sealings of ball or roller bearings with a diaphragm, disc, or ring, with or without resilient members mounted to a groove in the inner surface of the outer race and extending toward the inner race
- F16C33/7843—Sealings of ball or roller bearings with a diaphragm, disc, or ring, with or without resilient members mounted to a groove in the inner surface of the outer race and extending toward the inner race with a single annular sealing disc
- F16C33/7846—Sealings of ball or roller bearings with a diaphragm, disc, or ring, with or without resilient members mounted to a groove in the inner surface of the outer race and extending toward the inner race with a single annular sealing disc with a gap between the annular disc and the inner race
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C33/00—Parts of bearings; Special methods for making bearings or parts thereof
- F16C33/72—Sealings
- F16C33/76—Sealings of ball or roller bearings
- F16C33/78—Sealings of ball or roller bearings with a diaphragm, disc, or ring, with or without resilient members
- F16C33/7816—Details of the sealing or parts thereof, e.g. geometry, material
- F16C33/782—Details of the sealing or parts thereof, e.g. geometry, material of the sealing region
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C19/00—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement
- F16C19/02—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows
- F16C19/04—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows for radial load mainly
- F16C19/06—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows for radial load mainly with a single row or balls
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 防塵性の向上を図ることができると共に、コ
ストを低く押さえることができる密封型転がり軸受を提
供する。 【解決手段】 密封型玉軸受1は、外輪の端面の環状溝
に(図示せず。)に外径部が取り付けられた鋼製シール
ド2を備える。シールド2の内径部3は内輪4の軸方向
内方に直角に屈曲されて円筒部3aを形成しており、該
円筒部3aの先端は内輪4に指向している。円筒部3a
には、断面円形のリング状のシール材5が外嵌されてい
る。シール材5は、耐油性等に優れ、且つ、内輪4に接
触した際に磨耗等の心配がない合成ゴムで形成されてお
り、内輪4を臨む側面部が円筒部3aの先端より該内輪
4に接近配置されている。
ストを低く押さえることができる密封型転がり軸受を提
供する。 【解決手段】 密封型玉軸受1は、外輪の端面の環状溝
に(図示せず。)に外径部が取り付けられた鋼製シール
ド2を備える。シールド2の内径部3は内輪4の軸方向
内方に直角に屈曲されて円筒部3aを形成しており、該
円筒部3aの先端は内輪4に指向している。円筒部3a
には、断面円形のリング状のシール材5が外嵌されてい
る。シール材5は、耐油性等に優れ、且つ、内輪4に接
触した際に磨耗等の心配がない合成ゴムで形成されてお
り、内輪4を臨む側面部が円筒部3aの先端より該内輪
4に接近配置されている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、密封型転がり軸受
に関する。
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の密封型転がり軸受としては、例え
ば図5〜図7に示すシールド形或いはシール形玉軸受が
知られている。
ば図5〜図7に示すシールド形或いはシール形玉軸受が
知られている。
【0003】図5に示すシールド形玉軸受aは、外輪b
にシールドcの外径部dを取り付けると共に、該シール
ドcの内径部e先端を内輪fに非接触で近接させ、該内
径部e先端と内輪fとの間にラビリンスを形成すること
により、軸受内部に塵埃等の異物が侵入しないようにし
たものである。
にシールドcの外径部dを取り付けると共に、該シール
ドcの内径部e先端を内輪fに非接触で近接させ、該内
径部e先端と内輪fとの間にラビリンスを形成すること
により、軸受内部に塵埃等の異物が侵入しないようにし
たものである。
【0004】図6に示す非接触シール形玉軸受gは、ゴ
ム等のシール材qに心金hを埋め込んで形成されたシー
ルiの外径部jを外輪bに取り付けると共に、内径部k
先端を内輪fに非接触で近接させ、該内径部k先端と内
輪fとの間にラビリンスを形成することにより、軸受内
部に塵埃等の異物が侵入しないようにしたものである。
ム等のシール材qに心金hを埋め込んで形成されたシー
ルiの外径部jを外輪bに取り付けると共に、内径部k
先端を内輪fに非接触で近接させ、該内径部k先端と内
輪fとの間にラビリンスを形成することにより、軸受内
部に塵埃等の異物が侵入しないようにしたものである。
【0005】図7に示す接触シール形玉軸受mは、ゴム
等のシール材rに心金hを埋め込んで形成されたシール
nの外径部oを外輪bに取り付けると共に、内径部p先
端を内輪fに接触させ、これにより、軸受内部に塵埃等
の異物が侵入しないようにしたものである。
等のシール材rに心金hを埋め込んで形成されたシール
nの外径部oを外輪bに取り付けると共に、内径部p先
端を内輪fに接触させ、これにより、軸受内部に塵埃等
の異物が侵入しないようにしたものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、塵埃等が侵
入しやすい条件で使用されるブラシモータやオルタネー
タ等の密封型転がり軸受では高い防塵性が要求される。
入しやすい条件で使用されるブラシモータやオルタネー
タ等の密封型転がり軸受では高い防塵性が要求される。
【0007】この場合、図5に示すシールド形玉軸受a
については、シールドcの内径部e先端を内輪fにさら
に近づけてラビリンスを狭くすることにより防塵性を向
上させることが考えられるが、シールドcは、通常、鋼
製であるため内径部e先端を内輪fにさらに近づけると
該内径部e先端が内輪fに接触して磨耗するおそれがあ
るため実際問題として困難である。
については、シールドcの内径部e先端を内輪fにさら
に近づけてラビリンスを狭くすることにより防塵性を向
上させることが考えられるが、シールドcは、通常、鋼
製であるため内径部e先端を内輪fにさらに近づけると
該内径部e先端が内輪fに接触して磨耗するおそれがあ
るため実際問題として困難である。
【0008】これに対し、図6に示す非接触シール玉軸
受gでは、シールiの内径部k先端が加工容易且つ内輪
fに接触可能なゴムであるため、内径部k先端を内輪f
に近づけると共に該内径部k先端の形状を複雑にしてラ
ビリンスに絞りすき間を形成し、これにより防塵性の向
上を図ることができ、また、図7に示す接触シール玉軸
受mについては、ゴムからなる内径部p先端を内輪fに
接触させているので速度制限はあるものの防塵性につい
ては上述した軸受の中では最も優れたものとなる。
受gでは、シールiの内径部k先端が加工容易且つ内輪
fに接触可能なゴムであるため、内径部k先端を内輪f
に近づけると共に該内径部k先端の形状を複雑にしてラ
ビリンスに絞りすき間を形成し、これにより防塵性の向
上を図ることができ、また、図7に示す接触シール玉軸
受mについては、ゴムからなる内径部p先端を内輪fに
接触させているので速度制限はあるものの防塵性につい
ては上述した軸受の中では最も優れたものとなる。
【0009】しかしながら、このように防塵性に優れた
シール形玉軸受g,mにおいては、心金hの大部分をゴ
ム材q,rで覆ったシールi,nを用いているため、シ
ールi,nのコストが高くついて軸受コストを低くする
妨げになっている。
シール形玉軸受g,mにおいては、心金hの大部分をゴ
ム材q,rで覆ったシールi,nを用いているため、シ
ールi,nのコストが高くついて軸受コストを低くする
妨げになっている。
【0010】本発明はかかる不都合を解消するためにな
されたものであり、防塵性の向上を図ることができると
共に、コストを低く押さえることができる密封型転がり
軸受を提供することを目的とする。
されたものであり、防塵性の向上を図ることができると
共に、コストを低く押さえることができる密封型転がり
軸受を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、本発明に係る密封型転がり軸受は、外輪の端面に
設けられた環状溝にシールドが嵌着された密封型転がり
軸受において、前記シールドの内径周縁部にのみ内輪に
接触可能な素材で形成されたシール材を該内輪に接近さ
せて設けたことを特徴とする。ここで、シール材として
は、例えばゴム等の弾性体が好ましいが、内輪に接触し
た際に磨耗等の心配がないものであれば特に限定されな
い。
めに、本発明に係る密封型転がり軸受は、外輪の端面に
設けられた環状溝にシールドが嵌着された密封型転がり
軸受において、前記シールドの内径周縁部にのみ内輪に
接触可能な素材で形成されたシール材を該内輪に接近さ
せて設けたことを特徴とする。ここで、シール材として
は、例えばゴム等の弾性体が好ましいが、内輪に接触し
た際に磨耗等の心配がないものであれば特に限定されな
い。
【0012】
【作用】本発明では、シールドの内径周縁部に内輪に接
触可能な素材で形成されたシール材を該内輪に接近させ
て設けることにより、該シール材を内輪に近づけてラビ
リンスをできるだけ狭くすること又は必要により接触さ
せることを可能にする。
触可能な素材で形成されたシール材を該内輪に接近させ
て設けることにより、該シール材を内輪に近づけてラビ
リンスをできるだけ狭くすること又は必要により接触さ
せることを可能にする。
【0013】また、シールドの内径周縁部にのみシール
材を設けることにより、従来に比べてシール材の量を少
なくすることを可能にする。
材を設けることにより、従来に比べてシール材の量を少
なくすることを可能にする。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図1
〜図4を参照して説明する。尚、図1〜図4において
は、本発明の要部であるシール材を分かりやすく説明す
るために内輪の一部及びシールドの内径部のみを図示
し、その他の図示は省略してある。
〜図4を参照して説明する。尚、図1〜図4において
は、本発明の要部であるシール材を分かりやすく説明す
るために内輪の一部及びシールドの内径部のみを図示
し、その他の図示は省略してある。
【0015】図1は本発明の第1の実施の形態である密
封型玉軸受を説明するための説明的断面図であり、該密
封型玉軸受1は、外輪の端面の環状溝(図示せず。)に
外径部が取り付けられた鋼製シールド2を備える。
封型玉軸受を説明するための説明的断面図であり、該密
封型玉軸受1は、外輪の端面の環状溝(図示せず。)に
外径部が取り付けられた鋼製シールド2を備える。
【0016】シールド2の内径部3は内輪4の軸方向内
方に直角に屈曲されて円筒部3aを形成しており、該円
筒部3aの先端は内輪4に指向している。円筒部3aに
は、断面円形のリング状のシール材5が外嵌されてい
る。
方に直角に屈曲されて円筒部3aを形成しており、該円
筒部3aの先端は内輪4に指向している。円筒部3aに
は、断面円形のリング状のシール材5が外嵌されてい
る。
【0017】シール材5は、耐油性等に優れ、且つ、内
輪4に接触した際に磨耗等の心配がない合成ゴム等の弾
性体で形成されており、内輪4を臨む側面部が円筒部3
aの先端より該内輪4に接近配置されている。これによ
り、ラビリンスを狭くして防塵性の向上を図るようにし
ている。
輪4に接触した際に磨耗等の心配がない合成ゴム等の弾
性体で形成されており、内輪4を臨む側面部が円筒部3
aの先端より該内輪4に接近配置されている。これによ
り、ラビリンスを狭くして防塵性の向上を図るようにし
ている。
【0018】また、シール材5は内径部3の周縁部にの
み設ければ足りるので、従来に比べてシール材の量を大
幅に減らすことができ、軸受コストの低減を図ることが
できる。
み設ければ足りるので、従来に比べてシール材の量を大
幅に減らすことができ、軸受コストの低減を図ることが
できる。
【0019】図2は本発明の第2の実施の形態である密
封型玉軸受を説明するための説明的断面図であり、該密
封型玉軸受10は、外輪の端面の環状溝(図示せず。)
に外径部が取り付けられた鋼製シールド11を備える。
封型玉軸受を説明するための説明的断面図であり、該密
封型玉軸受10は、外輪の端面の環状溝(図示せず。)
に外径部が取り付けられた鋼製シールド11を備える。
【0020】シールド11の内径部12は、内輪4の軸
方向内方に屈曲されてその先端が内輪4の環状溝13に
指向している。内径部12の先端には、断面が環状溝1
3に向けて延びる長方形をなすリング状のシール材14
が取り付けられている。
方向内方に屈曲されてその先端が内輪4の環状溝13に
指向している。内径部12の先端には、断面が環状溝1
3に向けて延びる長方形をなすリング状のシール材14
が取り付けられている。
【0021】シール材14は、耐油性等に優れ、且つ、
内輪4に接触した際に磨耗等の心配がない合成ゴム等の
弾性体で形成されており、その先端は内径部12の先端
より該内輪4に接近配置されている。これにより、ラビ
リンスを狭くして防塵性の向上を図るようにしている。
内輪4に接触した際に磨耗等の心配がない合成ゴム等の
弾性体で形成されており、その先端は内径部12の先端
より該内輪4に接近配置されている。これにより、ラビ
リンスを狭くして防塵性の向上を図るようにしている。
【0022】また、シール材14は内径部12の周縁部
にのみ設ければ足りるため、従来に比べてシール材の量
を大幅に減らすことができ、軸受のコスト低減を図るこ
とができる。
にのみ設ければ足りるため、従来に比べてシール材の量
を大幅に減らすことができ、軸受のコスト低減を図るこ
とができる。
【0023】図3は本発明の第3の実施の形態である密
封型玉軸受を説明するための説明的断面図であり、密封
型玉軸受20は、外輪の端面の環状溝(図示せず。)に
外径部が取り付けられた鋼製シールド21を備える。
封型玉軸受を説明するための説明的断面図であり、密封
型玉軸受20は、外輪の端面の環状溝(図示せず。)に
外径部が取り付けられた鋼製シールド21を備える。
【0024】シールド21の内径部22は内輪4の軸方
向内方に直角に屈曲されて円筒部22aを形成してお
り、該円筒部22aの先端は内輪4に指向している。こ
こで、この実施の形態では、内輪4の円筒部22aの内
周面を臨む面は平坦面とされており、図2に示すような
環状溝13は形成されていない。円筒部22aの外周部
にはシール材23が周方向に沿って全周に貼着されてい
る。
向内方に直角に屈曲されて円筒部22aを形成してお
り、該円筒部22aの先端は内輪4に指向している。こ
こで、この実施の形態では、内輪4の円筒部22aの内
周面を臨む面は平坦面とされており、図2に示すような
環状溝13は形成されていない。円筒部22aの外周部
にはシール材23が周方向に沿って全周に貼着されてい
る。
【0025】シール材23は、耐油性等に優れ、且つ、
内輪4に接触した際に磨耗等の心配がない合成ゴム等の
弾性体で形成されており、円筒部22aの先端より内輪
4側に膨出して設けられて該内輪4に接近配置されてい
る。これにより、ラビリンスを狭くすると共に、内輪4
と、円筒部22aの内周面及び該内周面に連続するシー
ル材23の膨出部23aとの間に長いラビリンスを形成
して防塵性の向上を図るようにしている。
内輪4に接触した際に磨耗等の心配がない合成ゴム等の
弾性体で形成されており、円筒部22aの先端より内輪
4側に膨出して設けられて該内輪4に接近配置されてい
る。これにより、ラビリンスを狭くすると共に、内輪4
と、円筒部22aの内周面及び該内周面に連続するシー
ル材23の膨出部23aとの間に長いラビリンスを形成
して防塵性の向上を図るようにしている。
【0026】また、シール材23は内径部22の周縁部
にのみ設ければ足りるので、従来に比べてシール材の量
を大幅に減らすことができ、しかも、内径部22周縁へ
のシール材の貼着が容易なため軸受コストの更なる低減
を図ることができる。
にのみ設ければ足りるので、従来に比べてシール材の量
を大幅に減らすことができ、しかも、内径部22周縁へ
のシール材の貼着が容易なため軸受コストの更なる低減
を図ることができる。
【0027】図4は本発明の第4の実施の形態である密
封型玉軸受を説明するための説明的断面図であり、密封
型玉軸受30は、外輪の環状溝(図示せず。)に外径部
が取り付けられた鋼製シールド31を備える。
封型玉軸受を説明するための説明的断面図であり、密封
型玉軸受30は、外輪の環状溝(図示せず。)に外径部
が取り付けられた鋼製シールド31を備える。
【0028】シールド31は断面直線状に形成されてお
り、内輪4の内径部32の先端面を臨む面は図3の場合
と同様に平坦面とされている。内径部32の先端の軸方
向内側面にはシール材33が周方向に沿って全周に貼着
されている。
り、内輪4の内径部32の先端面を臨む面は図3の場合
と同様に平坦面とされている。内径部32の先端の軸方
向内側面にはシール材33が周方向に沿って全周に貼着
されている。
【0029】シール材33は、耐油性等に優れ、且つ、
内輪4に接触した際に磨耗等の心配がない合成ゴム等の
弾性体で形成されており、内輪4側に膨出して設けられ
て該内輪4に接近配置されている。これにより、ラビリ
ンスを狭くすると共に、内輪4と、内径部32の先端面
及び該先端面に連続するシール材33の膨出部33aと
の間に長いラビリンスを形成して防塵性の向上を図るよ
うにしている。
内輪4に接触した際に磨耗等の心配がない合成ゴム等の
弾性体で形成されており、内輪4側に膨出して設けられ
て該内輪4に接近配置されている。これにより、ラビリ
ンスを狭くすると共に、内輪4と、内径部32の先端面
及び該先端面に連続するシール材33の膨出部33aと
の間に長いラビリンスを形成して防塵性の向上を図るよ
うにしている。
【0030】また、シール材33は内径部32の周縁部
にのみ設ければ足りるので、従来に比べてシール材の量
を大幅に減らすことができ、しかも、内径部32周縁へ
のシール材の貼着が容易なため軸受コストの更なる低減
を図ることができる。
にのみ設ければ足りるので、従来に比べてシール材の量
を大幅に減らすことができ、しかも、内径部32周縁へ
のシール材の貼着が容易なため軸受コストの更なる低減
を図ることができる。
【0031】更に、図3に示す第3の実施の形態と比較
してシール材の貼着が簡単であると共に、該貼着時にお
いてシール材を径方向に広げずに膨出部33aの高さを
出しやすく、しかも、ラビリンスの長さは図3のものよ
り若干短くなるものの使用するシール材の量を少なくす
ることができる。
してシール材の貼着が簡単であると共に、該貼着時にお
いてシール材を径方向に広げずに膨出部33aの高さを
出しやすく、しかも、ラビリンスの長さは図3のものよ
り若干短くなるものの使用するシール材の量を少なくす
ることができる。
【0032】尚、上述した各実施の形態では、シール材
を内輪4に非接触で設けているが、シール材を内輪4に
接触(公差の最悪条件近傍)させて設けてもよい。ま
た、シール材としては、コストやシール性又は取扱い易
さ等の点からアクリルゴムやニトリルゴム、フッ素ゴム
等の合成ゴムが好ましい。
を内輪4に非接触で設けているが、シール材を内輪4に
接触(公差の最悪条件近傍)させて設けてもよい。ま
た、シール材としては、コストやシール性又は取扱い易
さ等の点からアクリルゴムやニトリルゴム、フッ素ゴム
等の合成ゴムが好ましい。
【0033】更に、上述した各実施の形態では、玉軸受
を例に採って説明したが、ころ軸受にも本発明を適用で
きるのは勿論である。更に、上述した各実施の形態で
は、片シールドの場合を例に採ったが、両シールドタイ
プにも本発明を適用できるのは勿論である。
を例に採って説明したが、ころ軸受にも本発明を適用で
きるのは勿論である。更に、上述した各実施の形態で
は、片シールドの場合を例に採ったが、両シールドタイ
プにも本発明を適用できるのは勿論である。
【0034】更に、シールドの内径部を内輪に固定して
該シールドの外径部にのみシール材を設けて外輪との間
でシールすることもできる。
該シールドの外径部にのみシール材を設けて外輪との間
でシールすることもできる。
【0035】
【発明の効果】上記の説明から明らかなように、本発明
によれば、ラビリンスをできるだけ狭くすることができ
るので、防塵性の向上を図ることができるという効果が
得られる。
によれば、ラビリンスをできるだけ狭くすることができ
るので、防塵性の向上を図ることができるという効果が
得られる。
【0036】また、従来に比べてシール材の量を少なく
することができるので、軸受コストの低減を図ることが
できるという効果が得られる。
することができるので、軸受コストの低減を図ることが
できるという効果が得られる。
【図1】本発明の第1の実施の形態である密封型転がり
軸受を説明するための説明的断面図である。
軸受を説明するための説明的断面図である。
【図2】本発明の第2の実施の形態である密封型転がり
軸受を説明するための説明的断面図である。
軸受を説明するための説明的断面図である。
【図3】本発明の第3の実施の形態である密封型転がり
軸受を説明するための説明的断面図である。
軸受を説明するための説明的断面図である。
【図4】本発明の第4の実施の形態である密封型転がり
軸受を説明するための説明的断面図である。
軸受を説明するための説明的断面図である。
【図5】従来の密封型転がり軸受を説明するための説明
的断面図である。
的断面図である。
【図6】従来の密封型転がり軸受を説明するための説明
的断面図である。
的断面図である。
【図7】従来の密封型転がり軸受を説明するための説明
的断面図である。
的断面図である。
1…密封型玉軸受 2…シールド 3…内径部 4…内輪 5…シール材
Claims (1)
- 【請求項1】 外輪の端面に設けられた環状溝にシール
ドが嵌着された密封型転がり軸受において、前記シール
ドの内径周縁部にのみ内輪に接触可能な素材で形成され
たシール材を該内輪に接近させて設けたことを特徴とす
る密封型転がり軸受。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29048996A JPH10131972A (ja) | 1996-10-31 | 1996-10-31 | 密封型転がり軸受 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29048996A JPH10131972A (ja) | 1996-10-31 | 1996-10-31 | 密封型転がり軸受 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10131972A true JPH10131972A (ja) | 1998-05-22 |
Family
ID=17756691
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29048996A Pending JPH10131972A (ja) | 1996-10-31 | 1996-10-31 | 密封型転がり軸受 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10131972A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN114413051A (zh) * | 2022-01-20 | 2022-04-29 | 苏州市旺斯特机械制造有限公司 | 一种具有耐腐蚀防水功能的阀门用零部件及加工方法 |
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1996
- 1996-10-31 JP JP29048996A patent/JPH10131972A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN114413051A (zh) * | 2022-01-20 | 2022-04-29 | 苏州市旺斯特机械制造有限公司 | 一种具有耐腐蚀防水功能的阀门用零部件及加工方法 |
CN114413051B (zh) * | 2022-01-20 | 2024-04-16 | 苏州市旺斯特机械制造有限公司 | 一种具有耐腐蚀防水功能的阀门用零部件及加工方法 |
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