JPH10129893A - 給紙制御装置 - Google Patents

給紙制御装置

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JPH10129893A
JPH10129893A JP8302434A JP30243496A JPH10129893A JP H10129893 A JPH10129893 A JP H10129893A JP 8302434 A JP8302434 A JP 8302434A JP 30243496 A JP30243496 A JP 30243496A JP H10129893 A JPH10129893 A JP H10129893A
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JP
Japan
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paper
transfer paper
transfer
stepping motor
thickness
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JP8302434A
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English (en)
Inventor
Yoshiyuki Tanimoto
義幸 谷本
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 基準の転写紙よりも薄い紙や厚い紙が給紙さ
れた場合でも、レジスト部における転写紙のたわみ過ぎ
などを防止し、転写紙の先端合わせ確実に行って給紙で
きる給紙制御装置を提供する。 【解決手段】 CPU6はセンサ8からの検知信号によ
り手差しトレイが開かれたかどうかを常時監視し、手差
しトレイが開かれた状態で、操作部7のコピーボタンが
押下されると、使用者に厚紙モード又は薄紙モードへの
設定変更を促す。薄紙モードへの設定変更指示がなされ
ると、STM4のスタートパルスレートの周波数を通常
のレジスト動作の場合よりも上げてレジスト動作を行な
って転写紙のたわみ過ぎを防止する。また、厚紙モード
への設定変更指示がなされた場合には、STM4のスタ
ートパルスを通常よりも所定時間だけ早期に出力するこ
とで、STM4を通常よりも早めにホールド状態として
レジストローラ1を固定した状態で転写紙Pの到来を待
ち、転写紙がレジスト部を突き抜けるというような不具
合を防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、ファクシ
ミリ装置、プリンター装置などの電子写真方式の画像形
成装置における給紙制御技術に関し、特に、給紙部から
給紙された転写紙を互いに圧接した一対のローラの圧接
部に当接させて感光体の手前で一旦停止させた後、前記
ローラを回転させて、前記転写紙を前記感光体に形成さ
れたトナー像と同期させて紙転写部へ送り込むようにな
した給紙制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、電子写真方式を用いた画像形成
装置では、感光体から転写紙へトナー像を転写する際、
感光体の表面に形成されたトナー像と転写紙とを同期さ
せるために、図1に示すように、紙転写部の手前の転写
紙搬送経路を挟んでレジストローラと呼ばれる駆動ロー
ラ1と従動ローラ2とを設け、駆動を停止した状態で両
ローラ間の圧接部(レジスト部)に転写紙の先端部を当
接させることにより、転写紙Pを若干たわませて姿勢修
正した後、感光体10の外周面に形成されたトナー像の
先端部と転写紙Pの先端部とを一致させるタイミングで
駆動ローラ1の駆動を開始して紙転写部へ転写紙Pを送
り込むようにしている。従来、上記駆動ローラ1への駆
動力の伝達及び伝達解除はローラ駆動軸の途中に介設し
た電磁クラッチを連結及び連結解除することにより行わ
れていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、電磁クラッチ
は立ち上がり時間のばらつきが大きいため、駆動ローラ
1の駆動タイミングが一定とならず、最低でも0〜10
mSくらいのばらつきがが生じるため、コピースピード
の遅い機械ではさほど問題にならないが、高速機になる
と、例えば線速が600mm/Sの機種の場合、レジス
ト(転写紙と画像との位置合せ)が0〜6mmもずれて
しまうことになる。このような不具合を回避するため
に、特開昭60−41060号公報等において、駆動ロ
ーラ1をステッピンぐモータ(以下、STMという。)
もしくはパルスモータで駆動することが提案され、実用
化も進められてきた。これによりレジスト精度を格段に
高くすることができた。しかし、依然、手差しトレイな
どから給紙を行った場合には、給紙時のスリップ分離の
状態等の影響により駆動ローラ1への到達時間にばらつ
きがあるため、特に基準の転写紙よりも薄い転写紙が給
紙され、その転写紙が通常のたわみ量ができるタイミン
グよりも早くレジスト部に到達すると、転写紙が柔らか
いため通常よりもたわみが大きくなり過ぎ、転写紙がロ
ーラに巻き付くなどの搬送ミスが生じやすい。また、駆
動ローラ1と従動ローラ2は、搬送されてきた転写紙の
進行を停止状態の両ローラの圧接部で妨げることができ
る程度の圧力で圧着されているが、基準の転写紙よりも
厚い転写紙が搬送されてきた場合には、転写紙が硬いた
め上記のようなたわみが形成されず、転写紙がレジスト
部を若干(数ミリ)突き抜けて停止し、そのために感光
体10表面のトナー像と転写紙Pとの位置合わせに狂い
が生じることがある。上記のようなレジスト部での転写
紙のわみ量などの調整はサービスマンが行う作業であ
り、基準より薄い転写紙を使用する際にユーザーがそれ
にあわせて調整することは困難である。
【0004】本発明は、上述した事情に鑑みて創案され
たものであり、請求項1及び2では、基準の転写紙より
も薄い転写紙が給紙された場合でも、レジスト部におけ
る転写紙のたわみ過ぎを防止し、転写紙の先端合わせを
確実に行って給紙を行うことができる給紙制御装置を提
供することを目的とする。また、請求項3では、基準の
転写紙よりも厚い転写紙が給紙された場合でも、転写紙
がレジスト部を突き抜けるというような不具合を防止
し、転写紙の先端合わせを確実に行って給紙を行うこと
ができる給紙制御装置を提供することを目的とする。ま
た、請求項4では、手差し給紙装置の使用時には、基準
の転写紙よりも薄い転写紙或いは厚い転写紙に適した給
紙制御状態に自動的に設定される給紙制御装置を提供す
ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、給紙部から給紙された転写
紙を互いに圧接した一対のローラの圧接部に当接させて
感光体の手前で一旦停止させた後、前記ローラ対を回転
させることにより、前記転写紙を前記感光体に形成され
たトナー像と同期させて給紙するようになした給紙制御
装置において、前記ローラ対の駆動源にSTMを用い、
前記転写紙の厚みが基準の転写紙の厚みよりも薄いとき
には、当該STMのスタートパルスレートを前記転写紙
の厚みが基準の転写紙の厚みのときより高くするように
したことを特徴とする。請求項1記載の発明では、転写
紙の厚みが基準の転写紙の厚みよりも薄いときには、前
記ローラ対の駆動源であるSTMのスタートパルスレー
ト(駆動開始時のパルスレート)を転写紙の厚みが基準
の転写紙の厚みのときより高くするようにしたことによ
り、基準の転写紙の厚みよりも薄い転写紙が通常のたわ
み量ができるタイミングよりも早くレジスト部に到達し
た場合でも、通常よりも高速でローラ対が回転して転写
紙の余分なたわみ量を吸収するので、レジスト部におけ
る転写紙のたわみ過ぎを防止し、転写紙がローラに巻き
付くことなどによる搬送ミスを防止できる。また、請求
項2記載の発明は、請求項1において、前記スタートパ
ルスレートに応じて前記ローラの駆動タイミングを変更
する制御手段を備えたことを特徴とする。請求項2記載
の発明では、前記STMのスタートパルスレートに応じ
て前記ローラ対の駆動タイミングを変更する制御手段を
備えたことにより、基準の転写紙の厚みよりも薄い転写
紙が給紙されたときに、スタートパルスレートを高くし
て転写紙の余分なたわみを吸収するとともに、両ローラ
の圧接部への転写紙の到達予定時間からローラ駆動開始
までの待機時間、すなわち転写紙にたわみを生じさせる
ためのローラ停止時間をたわみ吸収量に合わせて変更で
きるので、転写紙のたわみを常に通常のたわみ量に自動
調整し、転写紙がローラに巻き付くことなどによる搬送
ミスを確実に防止できる。
【0006】また、請求項3記載の発明は、給紙部から
給紙された転写紙を互いに圧接した一対のローラの圧接
部に当接させて感光体の手前で一旦停止させた後、前記
ローラ対を回転させることにより、前記転写紙を前記感
光体に形成されたトナー像と同期させて給紙するように
なした給紙制御装置において、前記ローラ対の駆動源に
STMを用い、前記転写紙の厚みが基準の転写紙の厚み
よりも厚いときには、当該STMのスタートパルスを通
常より早期に出力し、通常の出力タイミングまでステッ
ピングモータをホールド状態にするようにしたことを特
徴とする。請求項3記載の発明では、転写紙の厚みが基
準の転写紙の厚みよりも厚いときには、前記ローラ対の
駆動源であるSTMのスタートパルスを通常より早期に
出力し、通常の出力タイミングまでSTMをホールド状
態、すなわち励磁されているが回転はしていない状態に
するようにしたので、基準の転写紙よりも厚い転写紙が
給紙された場合でも、STMの制動トルクにより前記ロ
ーラを固定して、転写紙がレジスト部を突き抜けるとい
うような不具合を防止でき、レジスト部で正確に転写紙
を姿勢調整した後に、感光体に形成されたトナー像と同
期させて給紙を行うことができる。また、請求項4記載
の発明は、給紙部から給紙された転写紙を互いに圧接し
た一対のローラの圧接部に当接させて感光体の手前で一
旦停止させた後、前記ローラ対を回転させることによ
り、前記転写紙を前記感光体に形成されたトナー像と同
期させて給紙するようになした給紙制御装置において、
前記ローラ対の駆動源にSTMを用い、手差し給紙装置
の使用時には、 前記STMのスタートパルスレートを
前記転写紙の厚みが基準の転写紙の厚みのときより高く
する制御と、前記STMのスタートパルスを通常より早
期に出力し、通常の出力タイミングまでSTMをホール
ド状態、すなわち励磁されているが回転していないはに
する制御のうちのどちらか一方を実行するようにしたこ
とを特徴とする。請求項4記載の発明では、手差し給紙
装置の使用時には、前記STMスタートパルスレートを
前記転写紙の厚みが基準の転写紙の厚みのときより高く
する制御と、前記STMのスタートパルスを通常より早
期に出力し、通常の出力タイミングまでSTMをホール
ド状態、すなわち励磁されているが回転していないはに
する制御のうちのどちらか一方を実行するようにしたの
で、手差し給紙する転写紙が薄紙であるか厚紙であるか
によって使用者が設定変更をおこなうことなく、請求項
1及び2、又は3に記載の発明と同様安定した給紙を行
うことができる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下に本発明の給紙制御装置の実
施の形態について説明する。この実施の形態の給紙制御
装置の駆動部の基本的な構成は、図1に示した装置の構
成と同様である。すなわち、この実施の形態の給紙制御
装置は、感光体10紙転写部の手前の転写紙搬送経路を
挟んで駆動ローラ(ここではレジストローラという。)
1と従動ローラ2とを設け、駆動を停止した両ローラ
1、2の圧接部(レジスト部)に転写紙Pの先端部を当
接させることにより、転写紙Pを若干たわませて姿勢修
正した後、感光体10の外周面に形成されたトナー像の
先端部と転写紙Pの先端部とを一致させるタイミングで
レジストローラ1の駆動を開始して紙転写部へ転写紙P
を送り込むように構成されている。なお、図1中の3
a、3bは、転写紙Pの上下の動きを規制して紙転写部
へ安定に導くために設けられたガイド板である。図2は
本発明に係る給紙制御装置の実施の形態の一例を示すブ
ロック図である。図示するように、この実施の形態の給
紙制御装置は、上記レジストローラ1及び従動ローラ2
と、レジストローラ1の駆動源であるSTM4と、ST
M4を駆動させる定電流ドライバ回路5と、この定電流
ドライバ回路5に対し、操作部7からの指示及び手差し
トレイ開放センサ8からの検知信号に基づいてスタート
/ストップ信号(START/STOP)及びクロック
信号(CLK)を与えるCPU6とで概略構成されてい
る。CPU6は、図示しないROMに格納されたプログ
ラムに従ってこの給紙制御装置を含む画像形成装置のシ
ステム全体を統括制御するものである。操作部7は、操
作者が画像形成装置に対して指示を与えるための各種キ
ー群と画像形成装置が操作者に対し各種操作上の情報を
表示する表示手段とを備えている。手差しトレイ開放セ
ンサ8は、画像形成装置の本体側部に開閉自在に設けら
れた手差しトレイ(図示せず)の近傍に設置されてお
り、手差しトレイが開放されるとそれを示す信号をCP
U6に与えるようになっている。
【0008】次に、この実施の形態の給紙制御装置の動
作について説明する。図3は通常のレジスト動作におけ
るタイミング図である。CPU6は、給紙部(図示せ
ず)から転写紙Pが搬送開始されると、その転写紙Pが
レジスト部に到達する予定時間を計算する。そして、転
写紙Pがレジスト部に到達してから(実際には上記予定
時間に達してから)所定時間(Tr)経過した後にレジ
スト動作を開始し、定電流ドライバ回路5にスタート信
号とクロック(CLK)信号を送る。スタート信号によ
りSTM4に励磁がかかり、CLK信号によりSTM4
は回転を開始する。この例ではスローアップ制御をおこ
なっており、Ps(Hz)のスタートパルスレート(ス
タート時の駆動パルスレート)から開始し、ts時間後
からはPE (Hz)に保ってSTM4を一定速度で回転
させ、転写紙Pを送り終わると、駆動パルスレートをP
E (Hz)からPs(Hz)に下げてSTM4を駆動停
止させる。
【0009】以上の動作により、基準の厚さの転写紙で
あればほぼ確実に先端揃えを行なうことができる。しか
し、前述したように、基準の転写紙よりも薄い転写紙が
給紙された場合や、厚い転写紙が給紙された場合には、
基準の転写紙との堅さ(こしの強さ)の違いにより、レ
ジスト部において転写紙がたわみ過ぎたり、転写紙がレ
ジスト部を突き抜けたりして、給紙ミスが発生しやす
い。そこで、この実施の形態の給紙制御装置では、通常
の給紙トレイにない薄紙や厚紙の転写紙が使用される場
合が特に多い手差しトレイ使用時に、薄紙と厚紙のそれ
ぞれに対応した給紙制御を行なえるようになっている。
上記の場合の動作について、図4及び図5に示す駆動タ
イミング図と図6に示すフローチャートを参照して説明
する。CPU6は、手差しトレイ開放センサ8からの検
知信号により手差しトレイが開かれたかどうかを常時監
視しており(S1)、手差しトレイが開かれた状態で
(S1でYes)、コピーボタンが押下されると(S
2)、操作部7の表示画面に「厚紙ですか? 薄紙です
か?」等のメッセージを表示させて、使用者に厚紙モー
ド又は薄紙モードへの設定変更を促す。そして、使用者
より薄紙モードへの設定変更指示がなされると(S3で
No)、薄紙モードにてコピー動作を行う(S5)。薄
紙モードでは、図4に示すように、STM4のスタート
パルスレートの周波数を図3に示した通常のレジスト動
作の場合のPs(Hz)よりも高いPs′(Hz)に上
げてレジスト動作を行なう。このとき、STM4のスタ
ートパルスレートを通常よりも高くしたことにより増加
するたわみ吸収量(両ローラ1、2による転写紙搬送距
離)に合わせて、STM4の駆動タイミング、すなわ
ち、転写紙Pがレジスト部に到達してからSTM4を駆
動させるまでの待機時間も変更し、通常のレジスト動作
の場合のTrからTr′に短縮する。なお、上記Ps′
及びTr′は薄紙モードのときに自動的に選ばれるデフ
ォルト値である。
【0010】上記薄紙モードでの給紙動作により、手差
しトレイから基準の転写紙の厚みよりも薄い転写紙Pが
給紙された場合でも、転写紙Pのたわみを常に通常のた
わみ量に自動調整し、転写紙Pがローラ1、2に巻き付
くことなどによる搬送ミスを防止し、レジスト部で確実
に先端合わせを行うことができる。また、上記ステップ
S3において厚紙モードへの設定変更指示がなされた場
合には(S3でYes)、厚紙モードにてコピー動作を
行う(S4)。厚紙モードでは、図5に示すように、S
TM4のスタートパルスを通常よりも所定時間Thだけ
早期に出力することで、STM4を通常よりも早めにホ
ールド状態とし、Th+Tr時間経過後、通常の場合
(図3)と同にスタートパルスレートの周波数Ps(H
z)でSTM4を回転させる。なお、上記Thは厚紙モ
ードのときに自動的に選ばれるデフォルト値である。上
記のように厚紙モードでは、STM4が通常よりも早め
にホールド状態となり、レジストローラ1を固定した状
態で転写紙Pの到来を待つので、基準の転写紙よりも厚
くこしのある転写紙Pが給紙された場合でも、転写紙P
がレジスト部を突き抜けるというような不具合を防止で
き、レジスト部で確実に先端合わせを行うことができ
る。この厚紙モードは、レジスト部への転写紙の進入衝
撃に対する余裕度を通常の転写紙の場合より高めたもの
であり、厚紙モードのときに通常の転写紙を給紙しても
なんら問題はない。以上のようにして薄紙モード又は厚
紙モードでコピー動作を行った後(S6)、通常モード
に戻り、操作部7の表示画面を通常モード(通常薄紙を
使用する場合は薄紙モード)の表示状態に戻した後(S
7)、処理を終了する。なお、上記の実施の形態では、
手差しトレイを開いた後に、厚紙モードと薄紙モードの
どちらかを使用者が指定するようにしているが、手差し
トレイを開くと厚紙モードと薄紙モードのどちらかに自
動的に設定されるようにしておけば、操作者は操作部の
表示内容を確認し、そのままのモードでよければ直ぐに
コピー動作に入ることができる。
【0011】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は以下のよ
うな優れた効果を奏する。請求項1記載の発明では、転
写紙の厚みが基準の転写紙の厚みよりも薄いときには、
ローラの駆動源であるSTMのスタートパルスレートを
転写紙の厚みが基準の転写紙の厚みのときより高くする
ようにしたことにより、基準の転写紙の厚みよりも薄い
転写紙が通常のたわみ量ができるタイミングよりも早く
レジスト部に到達した場合でも、通常よりも高速でロー
ラが回転して転写紙の余分なたわみ量を吸収するので、
レジスト部における転写紙のたわみ過ぎを防止して転写
紙がローラに巻き付くことなどによる搬送ミスを防止
し、感光体の手前で確実に先端合わせを行って給紙を行
うことができる。また、請求項2記載の発明では、請求
項1において、STMのスタートパルスレートに応じて
ローラの駆動タイミングを変更する制御手段を備えたこ
とにより、基準の転写紙の厚みよりも薄い転写紙が給紙
されたときに、スタートパルスレートを高くして転写紙
の余分なたわみを吸収するとともに、両ローラの圧接部
への転写紙の到達予定時間からローラ駆動開始までの待
機時間、すなわち転写紙にたわみを生じさせるためのロ
ーラ停止時間をたわみ吸収量に合わせて変更できるの
で、転写紙のたわみを常に通常のたわみ量に自動調整
し、転写紙がローラに巻き付くことなどによる搬送ミス
をより確実に防止できる。また、請求項3記載の発明で
は、転写紙の厚みが基準の転写紙の厚みよりも厚いとき
には、ローラの駆動源であるSTMのスタートパルスを
通常より早期に出力し、通常の出力タイミングまでST
Mをホールド状態にするようにしたので、基準の転写紙
よりも厚い転写紙が給紙された場合でも、STMの制動
トルクによりローラを固定して、転写紙がレジスト部を
突き抜けるというような不具合を防止でき、感光体の手
前で確実に先端合わせを行って給紙を行うことができ
る。また、請求項4記載の発明では、手差し給紙装置の
使用時には、STMのスタートパルスレートを転写紙の
厚みが基準の転写紙の厚みのときより高くする制御と、
STMのスタートパルスを通常より早期に出力し、通常
の出力タイミングまでSTMをホールド状態にする制御
のうちのどちらか一方を実行するようにしたので、手差
し給紙する転写紙が薄紙であるか厚紙であるかによって
使用者が設定変更をおこなうことなく、請求項1及び
2、又は3に記載の発明と同様搬送ミスを防止して安定
した給紙を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】感光体及び紙制御装置を示す部分側面図。
【図2】本発明に係る給紙制御装置の実施の形態の一例
を示すブロック図である。
【図3】本発明の実施の形態の通常モードでのレジスト
動作のタイミング図。
【図4】本発明の実施の形態の薄紙モードでのレジスト
動作のタイミング図。
【図5】本発明の実施の形態の厚紙モードでのレジスト
動作のタイミング図。
【図6】本発明の実施の形態の動作内容を示すフローチ
ャート。
【符号の説明】
10 感光体、1 レジストローラ(駆動ローラ)、2
従動ローラ、P 転写紙、4 ステッピングモータ
(STM)、5 定電流ドライバ回路、7 操作部、8
手差しトレイ開放センサ、6 CPU(制御手段)。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 給紙部から給紙された転写紙を互いに圧
    接した一対のローラの圧接部に当接させて感光体の手前
    で一旦停止させた後、前記ローラ対を回転させることに
    より、前記転写紙を前記感光体に形成されたトナー像と
    同期させて搬送するようになした給紙制御装置におい
    て、 前記ローラ対の駆動源にステッピングモータを用い、前
    記転写紙の厚みが基準の転写紙の厚みよりも薄いときに
    は、当該ステッピングモータのスタートパルスレートを
    前記転写紙の厚みが基準の転写紙の厚みのときより高く
    するようにしたことを特徴とする給紙制御装置。
  2. 【請求項2】 前記スタートパルスレートに応じて前記
    ローラ対の駆動タイミングを変更する制御手段を備えた
    ことを特徴とする請求項1記載の給紙制御装置。
  3. 【請求項3】 給紙部から給紙された転写紙を互いに圧
    接した一対のローラの圧接部に当接させて感光体の手前
    で一旦停止させた後、前記ローラ対を回転させることに
    より、前記転写紙を前記感光体に形成されたトナー像と
    同期させて搬送するようになした給紙制御装置におい
    て、 前記ローラ対の駆動源にステッピングモータを用い、前
    記転写紙の厚みが基準の転写紙の厚みよりも厚いときに
    は、当該ステッピングモータのスタートパルスを通常よ
    り早期に出力し、通常の出力タイミングまでステッピン
    グモータをホールド状態にするようにしたことを特徴と
    する給紙制御装置。
  4. 【請求項4】 給紙部から給紙された転写紙を互いに圧
    接した一対のローラの圧接部に当接させて感光体の手前
    で一旦停止させた後、前記ローラ対を回転させることに
    より、前記転写紙を前記感光体に形成されたトナー像と
    同期させて搬送するようになした給紙制御装置におい
    て、 前記ローラ対の駆動源にステッピングモータを用い、手
    差し給紙装置の使用時には、前記ステッピングモータの
    スタートパルスレートを前記転写紙の厚みが基準の転写
    紙の厚みのときより高くする制御と、前記ステッピング
    モータのスタートパルスを通常より早期に出力し、通常
    の出力タイミングまでステッピングモータをホールド状
    態にする制御のうちのどちらか一方を実行するようにし
    たことを特徴とする給紙制御装置。
JP8302434A 1996-10-28 1996-10-28 給紙制御装置 Pending JPH10129893A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003005469A (ja) * 2001-06-20 2003-01-08 Canon Inc 画像形成装置
US7734243B2 (en) 2005-01-24 2010-06-08 Sharp Kabushiki Kaisha Image forming apparatus

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