JPH10129826A - 穀類搬送装置 - Google Patents

穀類搬送装置

Info

Publication number
JPH10129826A
JPH10129826A JP28705396A JP28705396A JPH10129826A JP H10129826 A JPH10129826 A JP H10129826A JP 28705396 A JP28705396 A JP 28705396A JP 28705396 A JP28705396 A JP 28705396A JP H10129826 A JPH10129826 A JP H10129826A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pushing blade
flexible pipe
coil spring
pushing
blade member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP28705396A
Other languages
English (en)
Inventor
Kinroku Asano
金六 浅野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
HOKUETSU BUSSAN KK
Original Assignee
HOKUETSU BUSSAN KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by HOKUETSU BUSSAN KK filed Critical HOKUETSU BUSSAN KK
Priority to JP28705396A priority Critical patent/JPH10129826A/ja
Publication of JPH10129826A publication Critical patent/JPH10129826A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Screw Conveyors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 作業場に配置する際の制約が少なく、籾をい
ためないとともに籾の搬送量の大きい穀類搬送装置を提
供する。 【解決手段】 ホッパー1の排出口5に接続される供給
部材12と、前記供給部材12に連続して設けられた可撓性
パイプ14とを有する。前記可撓性パイプ14の先端に設け
られた排出筒15と、前記可撓性パイプ14内の軸方向に設
けられた引っ張りコイルばね17とを有する。この引っ張
りコイルばね17に遊嵌して複数の押込み羽根部材18,18
…が連設されている。前記引っ張りコイルばね17の先端
側には、前記押込み羽根部材18,18…のストッパ部材23
が設けられている。前記供給部材12には押込み羽根部材
18,18…を回動するモータ25が付設されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば籾などの穀
類を乾燥機などに張り込むときなどに使用する穀類搬送
装置に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】従来、この種の穀類搬
送装置としては、一端に籾などの穀類の導入口を他端に
放出口を設けた金属製の長尺な円筒体の内部に全長にわ
たり押込み羽根を装着したスクリューコンベアを軸装
し、このスクリューコンベアをモータにより回動するよ
うに構成し、円筒体の導入口を籾を充填したホッパーの
排出口に接続して、スクリューコンベアの回動により籾
を螺旋状の押込み羽根の沿って運動させながら円筒体内
に深く押し込んでいき、放出口から放出するものが知ら
れている。
【0003】しかしながら、このような穀類搬送装置
は、籾の搬送量は大きいものの円筒体が金属製であるの
で可撓性がないため設置の際の自由度が小さく、作業場
に配置する場合に制約があり、作業性にも劣るという問
題点があった。
【0004】そこで、このような問題点を解決した穀類
搬送装置として、一端に穀類などの導入口を他端に放出
口を設けた合成樹脂製の可撓性を有するパイプの内部に
全長にわたり間隔の広い螺旋状のコイルばねを装着し、
このコイルばねをモータにより回動するように構成し、
パイプの屈曲に応じてコイルばねも湾曲するので設置状
況に応じてパイプを配置することの可能なものも用いら
れている。このような穀類搬送装置では、円筒体の導入
口を籾を充填したホッパーの排出口に接続して、コイル
ばねの回動により籾が円筒体内に深く送り込まれてい
き、放出口から放出する。
【0005】しかしながら、このような可撓性を有する
パイプの内部にコイルばねを装着した穀類搬送装置で
は、コイルばねは螺旋状の押込み羽根と異なり、籾を押
し出すものではなく、その回動力により籾を強制的に送
り出すものであるので、回転速度が小さいと籾の放出が
なされない。このため、十分に速い回転速度でコイルば
ねを回転させる必要があるが、この際、高速で回動する
コイルばねと籾とがこすれるため籾をいためやすいとい
う問題点があった。また、コイルばねは、スクリューよ
りも籾を押し出す面積が小さいので、十分な籾の搬送量
を確保することができないという問題点があった。
【0006】本発明は上記課題に基いてなされたもので
あり、作業場に配置する際の制約が少なく、籾をいため
ないとともに籾の搬送量の大きい穀類搬送装置を提供す
ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
穀類搬送装置は、穀類供給タンクの排出口に接続される
供給部と、前記供給部に連続して設けられた可撓性パイ
プと、前記前記可撓性パイプの先端に設けられた排出部
と、前記可撓性パイプ内の軸方向に設けられた可撓性の
軸部材と、この軸部材に遊嵌して連設された複数の押込
み羽根部材と、前記軸部材の先端側に設けられた前記押
込み羽根部材のストッパと、前記供給部に付設された前
記押込み羽根部材の回動機構とからなり、前記押込み羽
根部材は筒状部と羽根部とを有し、前記押込み羽根部材
の筒状部には隣接する押込み羽根部材と相補的に係合段
部が形成されているものである。
【0008】そして、回動機構を駆動することによっ
て、供給部側の押込み羽根部材が回転すると前記複数の
押込み羽根部材は係合段部で係合しているので、全ての
押込み羽根部材が回動する。このため供給部に供給され
た被搬送体たる穀類は押込み羽根部材の回転により可撓
性パイプの排出部側に押し込まれて、排出部より排出さ
れる。また、前記複数の押込み羽根部材は係合段部で係
合しており、またその中心には可撓性の軸部材が配置さ
れているので、可撓性の軸部材が湾曲して隣接する押込
み羽根部材の方向が多少変位しても係合段部での係合が
はずれないため回動力は伝達される。これにより押込み
羽根部の接合部において可撓性パイプを湾曲させても、
押込み羽根部を同時に回動させて穀類の排出が可能とな
っている。また、穀類は押込み羽根部材により該羽根部
材の羽根部に沿って押し込まれることにより、可撓性パ
イプの基端側から先端側へと移動し排出されるので、穀
類を籾を痛めることがない。しかも、籾は螺旋状の押込
み羽根部材に沿って押し込むまれながら搬送されるるの
で、籾の搬送量を大きくすることができる。
【0009】
【発明の実施形態】以下、本発明の第1実施例について
図1から図5を参照して詳細に説明する。図1におい
て、1は穀類供給タンクたるホッパーであり、このホッ
パー1は、枠体2内に略四角錐形状の側壁部3が組みつ
けられており、この側壁部3の底部には矩形の開口部4
が形成されていて、この開口部4に筒状部材5が設けら
れている。そして、この筒状部材5の先端が排出口6と
なっている。
【0010】このようなホッパー1の排出口5に穀類搬
送装置11が取り付けられる。この穀類搬送装置11は、前
記排出口6に接続される導入部13が立設された供給部た
る円筒状で金属製の供給部材12と、この供給部材12の一
側に接続された可撓性パイプ14と、この可撓性パイプ14
の先端に接続された排出部たる金属製の排出筒15とを有
する。この排出筒15の下面側には吐出口16が形成されて
いるとともに側面部に開口していて、この開口部に透明
性シート15Aが設けられている。なお、前記可撓性パイ
プ14は、硬質で耐摩耗性に富む合成樹脂製あるいはゴム
製の帯状体14Aと、柔軟製に富む合成樹脂製あるいはゴ
ム製の帯状体14Bとをそれぞれ並列して螺旋状に巻装し
たものであり、そのピッチは後述する押込み羽根部材の
ピッチと同じものとなっている。
【0011】また、可撓性パイプ14内には該可撓性パイ
プ14よりも長い可撓性の軸部材たるコイルを円形に巻装
して引っ張りコイルばね17が基端側を前記供給部材12の
他側で保持され、先端側が前記排出筒15の先端に保持さ
れることにより軸方向に設けられている。そして、この
引っ張りコイルばね17の外周には、押込み羽根部材18,
18…が遊嵌している。押込み羽根部材18は、図4に示す
ように前記引っ張りコイルばね17の外径より、わずかい
大きい内径を有する筒状部19と羽根部20とからなる。前
記筒状部19は周方向に長軸部19Aと短軸部19Bとに分割
されており、この長軸部19A側に1/2ピッチの螺旋を
なすように羽根部20が形成されている。このような長軸
部19Aと短軸部19Bとにより筒状部19の先端及び基端に
係合段部21,21Aが形成されるが、この係合段部21,21
Aは、羽根部20の厚さとほぼ同じか、もしくはそれより
も大きいのが望ましい。なお、22は前記羽根部20の先端
に突出形成されたガイド片である。そして、押込み羽根
部材18は、図5(a) に示すように前記ガイド片22側を先
端とするとともに係合段部21,21Aを相補的に係合させ
ることにより、いずれか1個の押込み羽根部材18が回動
すると全ての押込み羽根部材18が回動し、全体で1本の
押込み羽根を装着したスクリューとして機能するように
構成されている。
【0012】上述したような押込み羽根部材18は、引っ
張りコイルばね17の先端側の所定の位置にストッパたる
ストッパ部材23を固定しておき、複数個、具体的には押
込み羽根部材18,18…を組んだ際にその長さが供給部材
12と可撓性パイプ14とを合計した長さとほぼ同じ長さと
なる個数を引っ張りコイルばね17の基端側から挿入する
とともに、さらに円筒状でその先端に前記係合段部21A
と係合可能な段部24Aを有する伝達部材24を挿入して、
隣接する押込み羽根部材18の係合段部21,21Aを係合さ
せるとともに、基端側の押込み羽根部材18の係合段部21
Aと伝達部材24の段部24Aとを係合させることにより、
引っ張りコイルばね17に遊嵌状態で連設されている。そ
して、前記伝達部材24の基端部は供給部材12の他側から
突き出していて、この供給部材12に付設された回動機構
たるモータ25に連結されている。このモータ25は、図示
しない制御機構により始動、停止あるいは作動時間など
を制御される。なお、押込み羽根部材18,18…は、該隣
接する押込み羽根部材18,18…が係合しすることにより
羽根部20が全体として螺旋状に形成されるが、この羽根
部20による螺旋と可撓性パイプ14を構成する螺旋状に巻
装された帯状体14Aとは一致している。
【0013】前記構成につきその作用について説明す
る。ホッパー1の筒状部材5のフランジ部5Aと供給部
材12の導入部13のフランジ部13Aとを当接させて、ボル
ト31及びナット32で固定することにより、排出口6と供
給部材12とを接続する。また、排出筒15は乾燥機(図示
せず)の受入口などに合わせておく。そして制御機構に
よりモータ25を始動すると伝達部材24が回動し、段部24
Aと係合段部21Aとの係合により基端側の押込み羽根部
材18が回動し、隣接する係合段部21と係合段部21Aとの
係合により全ての押込み羽根部材18が回動する。そし
て、ホッパー1内の粒状の穀類である籾(図示せず)は
排出口6から導入部13に落下すると、回動する押込み羽
根部材18により導入部13から可撓性パイプ14へ送りこま
れる。このようにして可撓性パイプ14に送り込まれた籾
は、さらに回動する押込み羽根部材18により該羽根部材
18の羽根部20に沿って押し込まれ、可撓性パイプ14の基
端側から先端側へと移動する。そして、排出筒15に送り
出され、吐出口16から外部の乾燥機(図示せず)の受入
口などに排出される。
【0014】上述したような籾の搬送に際して、籾の搬
送路として可撓性パイプ14を用いているが、この可撓性
パイプ14内には引っ張りコイルばね17を軸として複数の
押込み羽根部材18,18…が遊嵌しており、この押込み羽
根部材18,18…の先端及び基端の係合段部21,21Aによ
り、隣接する押込み羽根部材18,18が係合しているの
で、この押込み羽根部材18,18…の接合部において引っ
張りコイルばね17の湾曲する分だけ可撓性パイプ14を湾
曲させることができる。そして、図5(b) に示すように
可撓性パイプ14が湾曲しても係合段部21,21Aで係合し
ているので、引っ張りコイルばね17の湾曲可能な範囲で
は、係合段部21,21Aでの係合ははずれないためモータ
ー25に回動力が伝達されることになる。これにより、籾
の搬送路を自由に設定することができる。
【0015】以上詳述したとおり第1実施例の穀類搬送
装置11は、ホッパー1の排出口5に接続される供給部材
12と、前記供給部材12に連続して設けられた可撓性パイ
プ14と、前記前記可撓性パイプ14の先端に設けられた排
出筒15と、前記可撓性パイプ14内の軸方向に設けられた
引っ張りコイルばね17と、この引っ張りコイルばね17に
遊嵌して連設された複数の押込み羽根部材18,18…と、
前記引っ張りコイルばね17の先端側に設けられた前記押
込み羽根部材18,18…のストッパ部材23と、前記供給部
材12に付設された前記押込み羽根部材18,18…を回動す
るモータ25とからなり、前記押込み羽根部材18は筒状部
19と羽根部20とを有し、前記押込み羽根部材18の筒状部
19には隣接する押込み羽根部材18と相補的に係合段部2
1,21Aが形成されているので、モータ25を駆動するこ
とによって、供給部材12側の押込み羽根部材18が回転す
ると前記複数の押込み羽根部材18は係合段部21,21Aで
係合しているので、全ての押込み羽根部材18が回動す
る。このため供給部材12に供給された籾は押込み羽根部
材18の回転により可撓性パイプ14の排出筒15側に押し込
まれて、吐出口16より排出される。また、前記複数の押
込み羽根部材18,18…は係合段部21,21Aで係合してお
り、またその中心には引っ張りコイルばね17が配置され
ているので、引っ張りコイルばね17が湾曲して隣接する
押込み羽根部材18,18…の接続方向が多少変位しても係
合段部21,21Aでの係合がはずれないため回動力は伝達
されることができる。これにより押込み羽根部18,18…
の接合部におい可撓性パイプ14を湾曲させることができ
るので、作業場に配置する際の自由度が向上している。
また、籾は押込み羽根部材18により該羽根部材18の羽根
部20に沿って押し込まれることにより、可撓性パイプ14
の基端側から先端側へと移動し排出されるので、籾を痛
めることがない。さらに、籾は螺旋状の押込み羽根部材
18の羽根部20に沿って押し込むまれながら搬送されるの
で、スクリューコンベアと同じく籾の搬送量を大きくす
ることができる。
【0016】特に羽根部材18の先端に形成されたガイド
片22により係合段部21,21Aでの係合させるのをガイド
することができるので、可撓性パイプ14が隣接する押込
み羽根部材18,18の接合部で湾曲して、図5(b) に示す
ようにその接合部に隙間Sが生じた後、再度可撓性パイ
プ14が復元する場合にも、羽根部材18,18…がずれたり
することがないようになっている。しかも、このガイド
片22は、押込み羽根部材18,18…を引っ張りコイルばね
17に順次貫挿して、係合段部21,21Aを係合させる際の
作業性も良好である。
【0017】また、本実施例においては、羽根部材18,
18…の位置を羽根部20による螺旋と可撓性パイプ14を構
成する帯状体14Aの螺旋とが一致しているので、羽根部
材18が回動すると帯状体14Aと摩擦することになるが、
この帯状体14Aは硬質で耐摩耗性に富む合成樹脂あるい
はゴム製であるので可撓性パイプ14が擦り切れたりしに
くくなっている。しかも帯状体14Aに、柔軟製に富む合
成樹脂あるいはゴム製の帯状体14Bが並列して螺旋状に
巻装されているので、可撓性パイプ14の柔軟性を損なう
ことがない。
【0018】次に本発明の第2実施例について図6から
図9を参照して説明する。第2実施例の穀類搬送装置11
は、引っ張りコイルばね17Aとして、図6及び図7に示
すようにコイルを矩形に巻装したものを用い、押込み羽
根部材18として図8に示すように前記引っ張りコイルば
ね17Aの外径よりわずかい大きい内径を有する角型の筒
状部19と羽根部20とからなるものを使用する。これに伴
い、引っ張りコイルばね17Aの基端が伝達部材24を介し
てモータ25に連結されていて、引っ張りコイルばね17A
の基端部には押込み羽根部材18の基端側の位置を規定す
るストッパ部材23Aが固定されている以外前述した第1
実施例と同じ構成を有する。
【0019】前記構成につきその作用について説明す
る。ホッパー1の筒状部材5のフランジ部5Aと供給部
材12の導入部13のフランジ部13Aとを当接させて、ボル
ト31及びナット32で固定することにより、排出口6と供
給部材12とを接続する。また、排出筒15は乾燥機(図示
せず)の受入口などに合わせておく。そして制御機構に
よりモータ25を始動すると引っ張りコイルばね17Aが回
動する。そして、図8に示すようにこの引っ張りコイル
ばね17Aはコイルを矩形に巻装したものであり、押込み
羽根部材18の筒状部19がこの引っ張りコイルばね17Aの
外径よりわずかい大きい内径を有する角型であるので、
引っ張りコイルばね17Aとともに全ての押込み羽根部材
18が回動する。そして、ホッパー1内の粒状の穀類であ
る籾は排出口6から導入部13に落下すると、回動する押
込み羽根部材18により導入部13から可撓性パイプ14へ送
りこまれる。このようにして可撓性パイプ14に送り込ま
れた籾は、さらに回動する押込み羽根部材18により該羽
根部材18の羽根部20に沿って押し込まれ、可撓性パイプ
14の基端側から先端側へと移動する。そして、排出筒15
に送り出され、吐出口16から外部の乾燥機(図示せず)
の受入口などに排出される。
【0020】以上詳述したとおり第2実施例の穀類搬送
装置11は、引っ張りコイルばね17Aとして、コイルを矩
形に巻装したものを用いているので、モータ25を駆動す
ることによって、引っ張りコイルばね17Aが駆動すると
これとともに全ての複数の押込み羽根部材18,18…が回
動する。このように引っ張りコイルばね17Aは可撓性を
有していればコイルを円形に巻装したものである必要は
なく、矩形など他の形状であってもよい。
【0021】以上、本発明の穀類搬送装置11について説
明してきたが、本発明はこれに限定されず、本発明の思
想を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。例え
ば、係合段部21,21Aの形状は前記各実施例の形状に限
定されず、一方の先端部と他方の基端部とが相補的に係
合可能で、いずれか1個の押込み羽根部材18が回動する
と全ての押込み羽根部材18が回動可能な形状であればよ
い。なお、前記実施例においては、粒状の穀類として籾
を搬送したが、これに限定されず、豆類や種子類などの
他の粒状の穀類にも応用可能である。さらに、前記各実
施例においては、押込み羽根部材18は1/2ピッチの螺
旋をなす羽根部20を有するものとなっているが、これに
限定されず、任意のピッチ、例えば1個の押込み羽根部
材18が1ピッチの螺旋をなす羽根部20を有するものとす
るなど種々変更可能であり、また、可撓性パイプ14の径
及び長さ、押込み羽根部材18の大きさなどは、粒状の穀
類の大きさなどに応じて適宜変更可能である。さらに前
記実施例においては、穀類供給タンクとしてホッパー1
を例示したが、これに限定されず荷箱や底部にスクリュ
ーを有するいわゆる螺旋ホッパーなど種々の穀類供給タ
ンクに適用可能である。
【0022】
【発明の効果】本発明の請求項1の穀類搬送装置は、穀
類供給タンクの排出口に接続される供給部と、前記供給
部に連続して設けられた可撓性パイプと、前記前記可撓
性パイプの先端に設けられた排出部と、前記可撓性パイ
プ内の軸方向に設けられた可撓性の軸部材と、この軸部
材に遊嵌して連設された複数の押込み羽根部材と、前記
軸部材の先端側に設けられた前記押込み羽根部材のスト
ッパと、前記供給部に付設された前記押込み羽根部材の
回動機構とからなり、前記押込み羽根部材は筒状部と羽
根部とを有し、前記押込み羽根部材の筒状部には隣接す
る押込み羽根部材と相補的に係合段部が形成されている
ものであるので、回動機構を駆動することによって、供
給部に供給された被搬送体たる穀類は押込み羽根部材の
回転により可撓性パイプの排出部側に押し込まれて、排
出部より排出される。また、前記複数の押込み羽根部材
は係合段部で係合しており、またその中心には可撓性の
軸部材が配置されているので、可撓性の軸部材が湾曲し
て隣接する押込み羽根部材の方向が多少変位しても係合
段部での係合がはずれないため回動力は伝達される。こ
れにより押込み羽根部の接合部において可撓性パイプを
湾曲させても、押込み羽根部を同時に回動させて穀類の
排出が可能となっている。また、穀類は押込み羽根部材
により該羽根部材の羽根部に沿って押し込まれることに
より、可撓性パイプの基端側から先端側へと移動し排出
されるので、穀類を籾を痛めることがない。しかも、籾
は螺旋状の押込み羽根部材に沿って押し込むまれながら
搬送されるるので、籾の搬送量を大きくすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例による穀類搬送装置を示す
部分切欠き斜視図である。
【図2】前記第1実施例における供給部材を示す部分切
欠き正面図である。
【図3】前記第1実施例における排出筒を示す部分切欠
き正面図である。
【図4】前記第1実施例における押込み羽根部材を示す
斜視図である。
【図5】前記第1実施例における押込み羽根部材の接合
状態を示し、(a) は直線時、(b) は湾曲時をそれぞれ示
す。
【図6】本発明の第2実施例による穀類搬送装置を示す
部分切欠き斜視図である。
【図7】前記第2実施例における供給部材を示す部分切
欠き正面図である。
【図8】前記第2実施例における押込み羽根部材を示す
斜視図である。
【図9】前記第2実施例における押込み羽根部材の回動
状態を示し、(a) は横断面図、(b) は正面図をそれぞれ
示す。
【符号の説明】
1 ホッパー(穀類供給タンク) 6 排出口 11 穀類搬送装置 12 供給部材(供給部) 14 可撓性パイプ 15 排出筒(排出部) 17,17A 引っ張りコイルばね(可撓性の軸部材) 18 押込み羽根部材 19 筒状部 20 羽根部 21,21A 係合段部 23 ストッパ部材(ストッパ) 24 伝達部材(回動機構) 25 モータ(回動機構)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 穀類供給タンクの排出口に接続される供
    給部と、前記供給部に連続して設けられた可撓性パイプ
    と、前記前記可撓性パイプの先端に設けられた排出部
    と、前記可撓性パイプ内の軸方向に設けられた可撓性の
    軸部材と、この軸部材に遊嵌して連設された複数の押込
    み羽根部材と、前記軸部材の先端側に設けられた前記押
    込み羽根部材のストッパと、前記供給部に付設された前
    記押込み羽根部材の回動機構とからなり、前記押込み羽
    根部材は筒状部と羽根部とを有し、前記押込み羽根部材
    の筒状部には隣接する押込み羽根部材と相補的に係合段
    部が形成されていることを特徴とする穀類搬送装置。
JP28705396A 1996-10-29 1996-10-29 穀類搬送装置 Pending JPH10129826A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28705396A JPH10129826A (ja) 1996-10-29 1996-10-29 穀類搬送装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28705396A JPH10129826A (ja) 1996-10-29 1996-10-29 穀類搬送装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10129826A true JPH10129826A (ja) 1998-05-19

Family

ID=17712451

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP28705396A Pending JPH10129826A (ja) 1996-10-29 1996-10-29 穀類搬送装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10129826A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008079672A (ja) * 2006-09-26 2008-04-10 Newgin Corp 吸殻等移送用スクリュー体、およびこれを構成するスクリュー部品
JP2008079663A (ja) * 2006-09-26 2008-04-10 Newgin Corp 吸殻等回収装置
WO2015019642A1 (ja) * 2013-08-08 2015-02-12 富士電機株式会社 商品収納装置
JP2020042246A (ja) * 2018-09-13 2020-03-19 富士ゼロックス株式会社 粉体搬送装置、着脱ユニットおよび画像形成装置

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008079672A (ja) * 2006-09-26 2008-04-10 Newgin Corp 吸殻等移送用スクリュー体、およびこれを構成するスクリュー部品
JP2008079663A (ja) * 2006-09-26 2008-04-10 Newgin Corp 吸殻等回収装置
WO2015019642A1 (ja) * 2013-08-08 2015-02-12 富士電機株式会社 商品収納装置
WO2015020021A1 (ja) * 2013-08-08 2015-02-12 富士電機株式会社 商品収納装置
CN104584088A (zh) * 2013-08-08 2015-04-29 富士电机株式会社 商品收纳装置
JP2020042246A (ja) * 2018-09-13 2020-03-19 富士ゼロックス株式会社 粉体搬送装置、着脱ユニットおよび画像形成装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7694669B2 (en) Paintball loader feed mechanism
US5629758A (en) Toner transporting and loosening device
JP2008537099A (ja) 計量装置
US4842126A (en) Auger flight section
US4701093A (en) Sweep auger apparatus
JPH10129826A (ja) 穀類搬送装置
EP3363754A1 (en) Bin sweep assembly and method
US2830695A (en) Flexible screw conveyor
KR102068693B1 (ko) 캡슐 이송장치
US9963301B2 (en) Dry granular material feeder/conveyor for near-vertical lifting
WO2022247210A1 (zh) 一种风送式投料机
US7025555B2 (en) Sweep auger with drive assembly
US9302854B2 (en) Outlet valve for a cable conveyor
KR20030052229A (ko) 사료 공급 장치
US20200354154A1 (en) Agricultural device for transferring seed or grain
WO2006007626A1 (en) A grain and fertiliser conveyor
US3351181A (en) Conveyors of granular material
WO1989002406A1 (en) Device for dosing granular material
RU1787648C (ru) Устройство дл перемешивани и выдачи сыпучих материалов
AU2001100641B4 (en) Dual directional granular dispenser
RU2204255C1 (ru) Устройство для подачи хлебопекарной муки в тестомесильную машину
JP4322026B2 (ja) 部品の定量取出装置
KR200239933Y1 (ko) 디스크 컨베이어용 이송물 투입장치.
CN113545302B (zh) 一种养猪智能饲养器
GB2281494A (en) Portable dry feed despenser