JPH10129547A - 突起駆動型ゴムクロ−ラ装置 - Google Patents

突起駆動型ゴムクロ−ラ装置

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JPH10129547A
JPH10129547A JP30090096A JP30090096A JPH10129547A JP H10129547 A JPH10129547 A JP H10129547A JP 30090096 A JP30090096 A JP 30090096A JP 30090096 A JP30090096 A JP 30090096A JP H10129547 A JPH10129547 A JP H10129547A
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JP
Japan
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rubber
sprocket
projection
projections
rubber crawler
Prior art date
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Pending
Application number
JP30090096A
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English (en)
Inventor
Yasuaki Fujita
靖章 藤田
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Bridgestone Corp
Original Assignee
Bridgestone Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明はゴムクロ−ラの内周面に連続して形成
したゴム突起をスプロケットにて係合した駆動する突起
駆動型ゴムクロ−ラ装置に関するものである。 【解決手段】スプロケットとアイドラ−との間に巻き掛
けされるゴムクロ−ラの内周面に一定間隔をもって隆起
するゴム突起と、このゴム突起にスプロケット歯を係合
させて駆動力を付与する突起駆動型ゴムクロ−ラ装置で
あって、隣り合うゴム突起間のピッチをPとした時、n
×P(n=2、3、4‥‥)なるピッチを有するスプロ
ケット歯を備えた突起駆動型ゴムクロ−ラ装置。1‥ゴ
ムクロ−ラ、2、21 、22 ‥ゴム突起、3‥ゴムラ
グ、11‥スプロケット、12‥駆動用ピン、13‥円
盤状プレ−ト、14‥円盤状プレ−トの外縁のフラン
ジ、15‥円盤状プレ−トの内向きのフランジ、16‥
内向きフランジの固定用孔、P‥隣り合うゴム突起のピ
ッチ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ゴムクロ−ラの内
周面に連続して形成したゴム突起をスプロケットにて係
合した駆動する突起駆動型ゴムクロ−ラ装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来より建設機械、土木作業用機械、農
業用機械、レジャ−用車輛、雪上車等に用いられる走行
装置のうち、ゴムクロ−ラの内周面にゴム突起を一定ピ
ッチをもって隆起させ、このゴム突起をスプロケット歯
と係合させて駆動力を付与するいわゆる突起駆動型ゴム
クロ−ラ装置がある。
【0003】図4はこの種ゴムクロ−ラ装置の主要部の
概念図である。又、図5はこのスプロケットの正面図で
あり、図6はその中央断面図である。図中、21はスプ
ロケットであり、その外縁にピン(歯)22が植設さ
れ、このピン22に対してゴムクロ−ラ30の内周面に
隆起させたゴム突起31が係合し、この係合によって駆
動力が伝達されるものである。
【0004】尚、符号23はスプロケット21の外縁に
形成したフランジであり、これがゴムクロ−ラ30の内
周面に接することによりゴム中に埋設されたスチ−ルコ
−ドに張力が均等に分配され、かつ、両者の摩擦によっ
ても駆動力が伝達されることになる。又、24は内フラ
ンジであり、ここにボルト固定用孔25が穿孔されてお
り、駆動軸に連結される図示しないハブにボルト及びナ
ットにて固定されることになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】さて、ゴムクロ−ラの
ゴム突起とスプロケットピン(歯)との係合は理想的に
は図7に示すようにゴム突起の基底部に向かって矢印X
の方向よりピンが挿入され、矢印の方向に抜けることに
なる。しかるに、現実にはスプロケット歯(ピン)とゴ
ムクロ−ラのゴム突起との係合はこの理想的な奇跡を採
ることは少なく、特にスプロケットの先端に備えたフラ
ンジ部とゴムクロ−ラのゴム突起をはさんだ両側の内周
面とが接触して摩擦駆動が加わるために、これとピンと
ゴム突起との係合による駆動とが干渉を起こし、このた
めゴムクロ−ラ中に内部抵抗を生じて発熱の原因とな
り、更にはゴム突起の基底部、傾斜部、ゴム突起間のゴ
ムクロ−ラの内周面に亀裂の発生等があり、いわゆるゴ
ム突起の周辺にガウジングを生じてしまう。
【0006】このように、全てのゴムクロ−ラのゴム突
起はゴムクロ−ラが一周する毎に一度スプロケットのピ
ンから駆動を受けることになる。そのために、もしこの
ゴムクロ−ラのゴム突起とスプロケットのピンの噛み合
いよってガウジングが発生した場合、早期にゴムクロ−
ラの寿命に至ることになる。
【0007】本発明はゴムクロ−ラのゴム突起とスプロ
ケット歯との係合を特定することによりゴムクロ−ラの
寿命を向上させることを課題としたものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の課題を達
成するためになされたものであり、その要旨はスプロケ
ットとアイドラ−との間に巻き掛けされるゴムクロ−ラ
の内周面に一定間隔をもって隆起するゴム突起と、この
ゴム突起にスプロケット歯を係合させて駆動力を付与す
る突起駆動型ゴムクロ−ラ装置であって、隣り合うゴム
突起間のピッチをPとした時、n×P(n=2、3、4
‥‥)なるピッチを有するスプロケット歯を備えたこと
を特徴とする突起駆動型ゴムクロ−ラ装置にかかるもの
である。そして、好ましくは、スプロケットの外縁にゴ
ムクロ−ラの内周面に接するフランジを備えたものであ
る。
【0009】
【発明の実施の態様】ここでn=2の場合をもって本発
明の実施の態様について更に説明すると、スプロケット
のピンはゴム突起に対して一つ置きに設置されることに
なる。しかるに、ゴムクロ−ラのゴム突起の数が偶数の
場合には、ゴムクロ−ラが一周回転する毎に一回駆動を
受けるゴム突起と、駆動を受けないゴム突起とが交互に
配置されることになる。このため、駆動を受けているゴ
ム突起が寿命になってもテンションをゆるめてゴム突起
を一つづらし、新しいゴム突起とピンとを係合させるこ
とによりゴムクロ−ラ全体のゴム突起の寿命が2倍とな
る。
【0010】一方、ゴムクロ−ラのゴム突起の数が奇数
の場合には、一つのゴム突起はゴムクロ−ラが2周する
毎に一度スプロケットのピンから駆動を受けることにな
り、ゴム突起の寿命が2倍になる。
【0011】そして、このように形成した特徴として
は、スプロケットの軽量化、生産性の向上にもなる。
又、今までピンが1ピッチ毎に取り付いていたために、
泥詰まり、わらの巻き付き防止のためのゴム突起側面側
の空間を大きくできなかったが、本発明にあっては一つ
置きにピンを取り付けない部分があり、このため、空間
を大きく取れるので泥詰まりやわら巻き付きの防止もで
きることになる。
【0012】
【実施例】以下、本発明を図面をもって更に詳細に説明
する。図1は本発明のゴムクロ−ラ装置の概念図、図2
は本発明のゴムクロ−ラ装置に使用されるスプロケット
の正面図、図3はその中央断面図である。図中、符号1
はゴムクロ−ラであり、その内周面の中央にゴム突起2
が一定ピッチPをもって突出形成してあり、外周面には
ゴムラグ3が形成されている。尚、ゴムクロ−ラ1の長
手方向には図示はしないがスチ−ルコ−ドが列状をなし
て埋設されている。
【0013】さて、スプロケット11にあっては駆動用
ピン12が円盤状プレ−ト13、13間にその外縁に沿
って2Pのピッチをもって備えられたものである。更
に、この円盤状プレ−ト13、13の外縁に外向きにフ
ランジ14、14が形成され、これがゴムクロ−ラ1の
内周面に当接されて駆動に供されるものであり、両者の
接触摩擦力によっても駆動力を伝達できることになる。
【0014】図中、15は内向きフランジであり、これ
には固定用孔16が穿孔されており図示しないハブとの
間でボルト及びナットにて固定されて走行に供されるこ
とになる。
【0015】このスプロケット11とゴムクロ−ラ1と
は図1にて示すようにゴム突起2に対して1つおきに駆
動用ピン12が係合することになる。このため、ゴムク
ロ−ラ1のゴム突起2が偶数の場合には走行中は駆動用
ピン13の影響を受ける(係合状態となる)ゴム突起2
1 と、影響を受けないゴム突起22 とが生ずることとな
るが、もしゴム突起21 にガウジングが発生した場合に
はゴムクロ−ラ1のテンションをゆるめて駆動用ピン1
3と係合するゴム突起をゴム突起22 とすることによ
り、結果としてゴムクロ−ラの寿命が延びることとな
る。
【0016】又、ゴムクロ−ラ1に備えられたゴム突起
2が奇数の場合にあっては、走行中のゴムクロ−ラのゴ
ム突起2はゴムクロ−ラが2周する毎に1度だけ駆動用
ピン13と係合することとなりゴム突起2の寿命が2倍
となり、結果としてゴムクロ−ラ1の寿命が延びること
となる。
【0017】以上の実施例で分かるように、スプロケッ
トにおけるフランジ14とゴムクロ−ラ1の内周面が接
触し、この接触により駆動力を伝達されるという構造と
なっているためにnが2以上であっても駆動力の伝達の
低下はほとんどなく、結果としてゴムクロ−ラの寿命が
延びることとなるのである。
【0018】
【発明の効果】本発明のゴムクロ−ラ装置は以上の構造
となっているためゴムクロ−ラの寿命が延び、しかもス
プロケットの軽量化及び生産コストの低減にも寄与する
ことになる。更に、スプロケット歯(ピン)の本数を少
なくするために泥詰りやワラ等の繊維質の巻き付き対策
にも寄与することとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明のゴムクロ−ラの装置の概念図で
ある。
【図2】図2は本発明に用いられたスプロケットの正面
図である。
【図3】図3は図2のスプロケットの中央断面図であ
る。
【図4】図4は従来のゴムクロ−ラ装置の概念図であ
る。
【図5】図5は従来のゴムクロ−ラ装置に用いられたス
プロケットの正面図である。
【図6】図6は図5のスプロケットの中央断面図であ
る。
【図7】図7は従来のゴムクロ−ラ装置の突起とピンと
の関係を示す概念図である。
【符号の説明】
1‥‥ゴムクロ−ラ、 2、21 、22 ‥‥ゴム突起、 3‥‥ゴムラグ、 11‥‥スプロケット、 12‥‥駆動用ピン、 13‥‥円盤状プレ−ト、 14‥‥円盤状プレ−トの外縁のフランジ、 15‥‥円盤状プレ−トの内向きのフランジ、 16‥‥内向きフランジの固定用孔、 P‥‥隣り合うゴム突起のピッチ。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スプロケットとアイドラ−との間に巻き
    掛けされるゴムクロ−ラの内周面に一定間隔をもって隆
    起するゴム突起と、このゴム突起にスプロケット歯を係
    合させて駆動力を付与する突起駆動型ゴムクロ−ラ装置
    であって、隣り合うゴム突起間のピッチをPとした時、
    n×P(n=2、3、4‥‥)なるピッチを有するスプ
    ロケット歯を備えたことを特徴とする突起駆動型ゴムク
    ロ−ラ装置。
  2. 【請求項2】 スプロケットの外縁にゴムクロ−ラの内
    周面に接するフランジを備えた請求項第1項記載の突起
    駆動型ゴムクロ−ラ装置。
JP30090096A 1996-10-24 1996-10-24 突起駆動型ゴムクロ−ラ装置 Pending JPH10129547A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018531171A (ja) * 2016-09-21 2018-10-25 蘇州瑞得恩光能科技有限公司Suzhou Radiant Photovoltaic Technology Co., Ltd 履帯緊張装置及び履帯式走行装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018531171A (ja) * 2016-09-21 2018-10-25 蘇州瑞得恩光能科技有限公司Suzhou Radiant Photovoltaic Technology Co., Ltd 履帯緊張装置及び履帯式走行装置
US10300968B2 (en) 2016-09-21 2019-05-28 Suzhou Radiant Photovoltaic Technology Co., Ltd Track tension device and track moving device

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