JPH10129215A - 更生タイヤ - Google Patents

更生タイヤ

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Publication number
JPH10129215A
JPH10129215A JP8285557A JP28555796A JPH10129215A JP H10129215 A JPH10129215 A JP H10129215A JP 8285557 A JP8285557 A JP 8285557A JP 28555796 A JP28555796 A JP 28555796A JP H10129215 A JPH10129215 A JP H10129215A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
side plate
tire
product
segment
mold
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP8285557A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Yoshida
剛 吉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bridgestone Corp
Original Assignee
Bridgestone Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Bridgestone Corp filed Critical Bridgestone Corp
Priority to JP8285557A priority Critical patent/JPH10129215A/ja
Publication of JPH10129215A publication Critical patent/JPH10129215A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 市場の更生タイヤに対する要求性能と、適用
する台タイヤが従来のスペックに適合しない場合に、市
場要求又は適用台タイヤ別にクラウンRが異なるセグメ
ントを用意することなく、一つのセグメントでクラウン
Rを調整する方法を提供する。 【解決手段】 適用台タイヤが与えられ、これに市場要
求に適合した未加硫ゴムを成型、加硫するにあたり、ク
ラウンモールドのセグメントを一種類とし、これに組み
合わせるサイドプレート形状を変化させて、目的のクラ
ウンRに調整する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】トレッドの消耗した台タイヤ
に、未加硫ゴムを肉盛して成型、加硫する更生タイヤ及
びその調製方法に関する。
【0002】
【従来の技術】更生タイヤの設計において、そのタイヤ
パターンの市場要求性能に応じて、タイヤのクラウン半
径(R)を設定し、その設計値を満足するモールドクラ
ウンR(CR)を設計する。しかしながら、市場によっ
ては、そのタイヤの最初の設計目標性能とは異なる性能
を期待するユーザーもあり、その場合ユーザーの期待に
応えるべく製品のCRを変更するのは非常に困難であ
る。
【0003】何故ならば、更生タイヤの場合、加硫済の
台タイヤの上に、未加硫ゴムを成型し、加硫するため、
加硫時のゴム流動部が少なく、またケースラインも決ま
っているため、製品のCRは、モールドのCRに大きく
依存していて、製品CRをコントロールしにくい。従っ
て、CRを市場の要求性能に合わせて適正化するには、
CRが異なるセグメントを別途多数作製しなければなら
ない。また、適用する台タイヤが、例えば他社製の台タ
イヤで、設計条件が自社の設計条件と異なるものである
場合、製品へ内圧充填した時のクラウン部の内圧による
成長分布が異なる場合があり、目標とするクラウンRス
ペックを満足出来ないことがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記の如く、市場の更
生製品タイヤに対する要求性能及び適用台タイヤが、従
来のスペックに適合しない場合、市場要求もしくは適用
台タイヤ別にCRが異なるセグメントを製作しなければ
ならない。しかし、セグメントはモールド製作の中で最
も高価であり、製造原価への負担となるだけでなく、保
有面数が増えることにより、モールド保管スペースをよ
り大きく必要とすることになる。
【0005】製造上、前記の高価なセグメントを多数保
有することや、その保管スペースの増大を避けようとす
れば、適用する更生用トレッドコンターを変更してCR
をコントロールする手段が考えられるが、この変更の自
由度は少ない上に、過剰に変更を加えると、バックリン
グやベア(エア溜り)等の製品不良が発生する。バック
リングは図4に示す様に、タイヤ内部へ膨れることであ
る。即ち製品クラウンRをトレッドコンター変更によっ
て、コントロールしようとする場合、ショルダーゲージ
up又はセンターラインゲージdownとするとCR
upとなり、ショルダーゲージdown又はセンターラ
インゲージupとするとCR downとなるが、自由
度が少ない為、製造不良になる懸念が大きい。即ち、過
剰なゲージアップをすると、トレッド容量オーバーによ
り、タイヤ内面にバックルを発生するおそれがあり、過
剰なゲージダウンをすると、トレッド容量低下により、
モールドの接地不良やベアの発生が起る危険性がある。
【0006】本発明の課題は、前記の市場の更生タイヤ
に対する要求性能と適用する台タイヤが従来のスペック
に適用しない場合に、市場要求又は適用台タイヤ別にC
Rが異なるセグメントを用意することなく、又自由度の
狭いトレッドコンターに頼ることなく、CRを調整する
方法を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者は前記の課題を
解決するため鋭意研究を行った結果、市場要求性能、も
しくは適用台タイヤに対応して、製品更生タイヤの製品
CRを適正化する必要がある場合に、セグメントを一種
類とし、それに組み合わせるサイドプレート形状(断面
周)を変化させる様にサイドプレートを取り替え、製品
CRを適正化できることを見出し、本発明を完成した。
即ち本発明は適用台タイヤが与えられ、これに市場要求
に適合した未加硫ゴムを成型、加硫するに当り、クラウ
ンモールドのセグメントを一種類とし、これに組み合わ
せるサイドプレート形状を変化させてなる更生タイヤで
あり、また市場要求の高い領域に対応したクラウンモー
ルド規格のセグメント一種類を定め、市場要求の低い領
域に対しては別立てのサイドプレートを適用してモール
ド断面周を変更することを特徴とする更生タイヤのクラ
ウンR調整方法である。サイドプレートは、セグメント
に比較し、1/4〜1/5の値段で安価であるので、製
品CRスペックを複数設定する場合でも、コストメリッ
トが高い。
【0008】サイドプレート断面周長を変化させること
により、加硫時のモールド内でのタイヤ形状が変化し、
結果的にタイヤクラウン部のトレッドゲージ分布が変化
することにより、製品CRをコントロールすることが可
能になる。
【0009】図1によって、更に詳細に説明する。図1
において、セグメント形状(CR)は1種類とし、サイ
ドプレートを破線のごとく変更する。加硫時、モールド
内で、タイヤに内圧がかかると、タイヤはサイドプレー
ト形状に沿って巾方向へ拡張する。同時に、ショルダー
部分は、引き込まれる形となり、図1の破線の様にな
る。その結果、更生用トレッドゴムのショルダー部へ向
う流動が促進され、製品CRは大きくなる。この様に、
サイドプレート断面周を変化させることにより、製品C
Rをコントロールすることが可能になる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下に実施例によって、本発明を
更に具体的に説明するが、本発明はこの実施例によって
何等限定されるものではない。 (実施例1)図2に示すように、発熱耐久性重視、ワン
ダリング性重視の市場要求の高い場合は、それに合わせ
たCR規格を設定する。この規格を満足するようにモー
ルドのCR、サイドプレート形状を設計する。市場要求
レベルの低い領域(例えば、耐偏摩耗性重視市場)へ対
応する場合は、別立てのサイドプレートで、モールド断
面周を変更し、CRをコントロールする。モールド(セ
グメント)CRを最小に設定しておけば、サイドプレー
ト断面周にいくつかのバリエーションを設け、CRを適
宜コントロールすることができる。
【0011】(実施例2) 更生を適用する台タイヤに
よるCRの違い。今、セグメント、サイドプレートを一
種類に限定した場合のCRをCR*とすると適用台タイ
ヤによって モールドCR=400,製品CRスペック=500とし
た場合 図3の様に、B社台に対しては、水準1のサイドプレー
ト断面周を、BS台に対しては、水準2のサイドプレー
ト断面周を、A社台に対しては、水準3のサイドプレー
ト断面周を適用することによって製品CRを500に夫
々調整できる。即ち、適用台タイヤにより適宜サイドプ
レートを組み替えることにより、適正な製品CRにコン
トロールできる。
【0012】
【発明の効果】市場要求もしくは適用する被更生タイヤ
などにより、製品CRを適正化する必要がある場合に、
本発明によればセグメントを一種類とし、それに組み合
わせるサイドプレート形状(断面周)を変化させること
により、いかなる台タイヤに対しても、製品CRを市場
要求に沿って適正化できる。又高価なセグメントを増や
す必要がなく、又モールド保管スペースも小さくてよ
い、サイドプレートはセグメントの1/4〜1/5と安
価であるので、コストメリットが大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のセグメントを1種類とし、サイドプレ
ートを変化させた場合の更生トレッド部の変化を示し
た、タイヤ加硫時のタイヤ断面の変化を示した図であ
る。
【図2】市場要求性能によって、CR要求が変化(斜線
区域)する事を示した図である。
【図3】モールドCR=400,製品CRスペック=5
00の場合のサイドプレートの断周面の水準を示した図
である。
【図4】トレッドコンター変更により、CR upとし
た場合、加硫時にタイヤ内面にバックリングを生ずる可
能性を示した図である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 適用台タイヤが与えられ、これに市場要
    求に適合した未加硫ゴムを成型、加硫するに当り、クラ
    ウンモールドのセグメントを一種類とし、これに組み合
    わせるサイドプレート形状を変化させてなる更生タイ
    ヤ。
  2. 【請求項2】 市場要求の高い領域に対応したクラウン
    モールド規格のセグメント一種類を定め、市場要求の低
    い領域に対しては別立てのサイドプレートを適用してモ
    ールド断面周を変更することを特徴とする請求項1記載
    の更生タイヤのクラウンR調整方法。
JP8285557A 1996-10-28 1996-10-28 更生タイヤ Withdrawn JPH10129215A (ja)

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JP8285557A JPH10129215A (ja) 1996-10-28 1996-10-28 更生タイヤ

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JP8285557A JPH10129215A (ja) 1996-10-28 1996-10-28 更生タイヤ

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JPH10129215A true JPH10129215A (ja) 1998-05-19

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JP8285557A Withdrawn JPH10129215A (ja) 1996-10-28 1996-10-28 更生タイヤ

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Effective date: 20040414