JPH10127527A

JPH10127527A - 便器フタを肘掛けとして使用できる洋式便器

Info

Publication number: JPH10127527A
Application number: JP32206896A
Authority: JP
Inventors: Takeshi Wanibuchi; 健鰐渕
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1996-10-28
Filing date: 1996-10-28
Publication date: 1998-05-19

Abstract

(57)【要約】【目的】便器フタを跳ね上げたときに、その便器フタ
を肘掛けとして利用することにより、コンパクトな形状
となり、梱包、輪送等に有利であり、一体感に優れ、美
観もよく、設置場所に困らないようにした。【構成】便器フタ（１）の内側に、肘掛け部分となる
凸部（２）を設けて、便座（３）とあわせて、側方部の
ヒンジ（４）で便器本体（５）に連結され、便器フタ
（１）を側方へ跳ね上げることにより、内側の凸部
（２）が肘掛けに利用できるようにした、洋式便器。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、便器フタ（１）の内側
に肘掛け部分となる凸部（２）を設けて、便座（３）と
あわせて、側方部のヒンジ（４）で便器本体（５）に連
結され、便器フタ（１）を側方へ跳ね上げることによ
り、内側の凸部（２）が肘掛けに利用できる、洋式便器
に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来のものは、ポータブルトイレ等にお
いて、固定された肘掛けのついたものがあった、また、
別置きで、パイプ組みによる肘掛けとしたものもあっ
た。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】固定された肘掛けのも
のに関しては、その部分だけ容量が大きいため、梱包、
輸送等において、かさばり不利であった。また、別置き
でパイプ組みとした肘掛けのものに関しては、便器との
一体感がなく、美観を感じるものではなく、また、設置
する場所が必要であった。

【０００４】

【課題を解決するための手段】便器フタ（１）の内側に
肘掛け部分となる凸部（２）を設けて、便座（３）とあ
わせて、側方部のヒンジ（４）で、便器本体（５）に連
結され、便器フタ（１）を側方へ跳ね上げることによ
り、内側の凸部（２）が肘掛けに利用できるようにし
た、洋式便器。あるいは、便器フタが左右に分割され、
それぞれの便器フタ（６）と（７）の内側部分（８）と
（９）が、肘掛け部分となるようにしたもので、便器本
体（１０）とそれぞれ左右のヒンジ（１１）と（１２）
で連結され、どちらか一方と連結された便座（１３）か
らなり、便器フタ（６）と（７）をそれぞれ左右側方に
跳ね上げることにより、それぞれの内側部分（８）と
（９）が、肘掛けにできるようにした、洋式便器。

【０００５】

【発明の実施の形態】本発明を使用する場合、便器フタ
（１）を側方へ跳ね上げ、その内側の凸部（２）に肘を
掛け、便座（３）に腰を掛けて使用する。あるいは、便
器フタ（６）と（７）をそれぞれ左右側方へ跳ね上げ、
その内側部分（８）と（９）に肘を掛け、便座（１３）
に腰を掛けて使用する。

【０００６】

【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。（イ）、便器フタ（１）が右側方、左側方どちらへも任
意に、跳ね上げられるようにした、切替ヒンジ（１４）
と（１５）を設けた、請求項１のもの。（ロ）、便器本体（５）の下部（１６）を大きくえぐっ
たようにして、和式便器にかぶせるようにした、請求項
１、または、実施例（イ）のもの。（ハ）、便器本体（５）の下部に、引出型の汚物容器
（１７）を設けて、携帯可能とした、請求項１、また
は、実施例（イ）のもの。（ニ）、便器本体（１０）に背の部分（１８）を設け、
便座（１３）と便器フタ（６）と（７）をそれに合致す
る形状にした、請求項２のもの。（ホ）、便器本体（１０）の下部（１９）を、大きくえ
ぐったようにして、和式便器にかぶせるようにした、請
求項２、または、実施例（ニ）のもの。（ヘ）、便器本体（１０）の下部に引出型の汚物容器
（２０）を設けて、携帯可能とした、請求項２、また
は、実施例（ニ）のもの。

【０００７】

【発明の効果】便器フタを跳ね上げたときに、その便器
フタを肘掛けとして利用することにより、コンパクトな
形状となり、梱包、輸送等に有利であり、後付けタイプ
のものにくらべ、一体感に優れ、美観もよく、設置場所
にも困らない。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明請求項１の斜視図である。

【図２】本発明請求項２の斜視図である。

【図３】本発明実施例（イ）の斜視図である。

【図４】本発明実施例（ロ）の斜視図である。

【図５】本発明実施例（ハ）の斜視図である。

【図６】本発明実施例（ニ）の斜視図である。

【図７】本発明実施例（ホ）の斜視図である。

【図８】本発明実施例（ヘ）の斜視図である。

【符号の説明】

（１）便器フタ（２）凸部（３）便座（４）側方部のヒンジ（５）便器本体（６）左便器フタ（７）右便器フタ（８）左内側部分（９）右内側部分（１０）便器本体（１１）左のヒンジ（１２）右のヒンジ（１３）便座（１４）左切替ヒンジ（１５）右切替ヒンジ（１６）下部（１７）汚物容器（１８）背の部分（１９）下部（２０）汚物容器

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】便器フタの内側に肘掛け部分となる凸部
を設け、便器フタと便器本体が、側方部のヒンジで連結
されることにより、便器フタを側方に跳ね上げたとき、
便器フタの内側の凸部が肘掛けとなる、洋式便器。
【請求項２】便器フタが左右に分割できる構造とし、
それぞれの内側部分が、肘掛けとなるようにしたモノ
で、便器本体とそれぞれが、左右のヒンジで連結され、
便器フタをそれぞれ左右側方に跳ね上げたとき、それぞ
れの便器フタの内側部が肘掛けとなる、洋式便器。