JPH10126991A - 集中巻回転電機及びそれを用いた電動車両 - Google Patents

集中巻回転電機及びそれを用いた電動車両

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JPH10126991A JP28219696A JP28219696A JPH10126991A JP H10126991 A JPH10126991 A JP H10126991A JP 28219696 A JP28219696 A JP 28219696A JP 28219696 A JP28219696 A JP 28219696A JP H10126991 A JPH10126991 A JP H10126991A
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    • B60L2240/00Control parameters of input or output; Target parameters
    • B60L2240/10Vehicle control parameters
    • B60L2240/36Temperature of vehicle components or parts

Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明の目的は、高効率な集中巻回転電機及び
それを用いた電動車両を提供することにある。 【解決手段】固定子20は、複数個の固定子巻線突極部
222のぞれぞれに固定子巻線24を集中的に巻回した
固定子鉄心22を有している。この固定子20の内周に
回転子30が回転可能に保持され、回転子30は、ほぼ
等間隔に永久磁石36が固定されている。そして、一つ
の上記固定子巻線突極部222に巻回される固定子巻線
24は、予めコイル状に成形された複数の成形コイル2
41,242から構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、集中巻回転電機及
びそれを用いた電動車両に関する。
【0002】
【従来の技術】電動車両,特に、電気自動車において使
用される駆動電動機は、電気自動車として積載されるバ
ッテリーの量が限定され、かつ、そのバッテリー容量で
十分な一充電走行距離を確保することが必要なために、
小型軽量、高効率であることが望まれている。
【0003】電動機を小型軽量化するためには、高速回
転に適していることが要望される。また、高効率電動機
としては、直流電動機や誘導電動機よりも永久磁石式が
適している。さらに、リラクタンスを利用したブラシレ
スモ−タが最適である。
【0004】小型機の分野では、ブラシレスモータ等
は、例えば、特開平7−298522号公報に記載され
ているように、固定子巻線突極部に固定子巻線を巻回す
る集中巻方式を採用している。
【0005】さらに、電気自動車用駆動電動機として
は、例えば、実開昭61―72063号公報に記載され
ているように、電動機を水冷却することが知られてい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】特開平7−29852
2号公報に記載されているようなブラシレスモータにお
いては、周方向に分割された固定子磁極に固定子巻線を
集中的に巻回することによって固定子巻線のコイルエン
ド部も短く、従って電動機の体格を小さくすることがで
きる。
【0007】しかし、固定子巻線突極部に直接固定子巻
線を巻回するため、コイル巻回に要する時間が長く、か
つ、一つ固定子巻線突極部に巻回するターン数が多いた
め、コイルを整列に巻回するのが困難であり、占積率を
低下する。一つ固定子巻線突極部に巻回する固定子巻線
のターン数を一定とし、かつ、固定子巻線を巻回できる
スペースが一定とすると、占積率が低下する場合には、
固定子巻線の径を小さくせざるを得ないものである。固
定子巻線の径が小さくなると、固定子巻線の抵抗値が大
きくなるため、回転電機の効率が低下するという第1の
問題があった。
【0008】また、実開昭61―72063号公報に記
載されている水冷却の方式は、回転電機のフレーム内を
冷媒である水を通すためにフレーム及び固定子鉄心間の
熱抵抗が大きくなって、冷却効果を十分に得ることがで
きないため、回転電機の小型軽量化が十分ではないとい
う第2の問題があった。
【0009】本発明の第1の目的は、高効率な集中巻回
転電機を提供し、また、かかる手中巻回転電機を用いる
ことにより、一充電走行距離の長い電動車両を提供する
ことにある。
【0010】本発明の第2の目的は、小型軽量な集中巻
回転電機を提供し、また、かかる手中巻回転電機を用い
ることにより、一充電走行距離の長い電動車両を提供す
ることにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るために、本発明は、複数個の固定子巻線突極部のぞれ
ぞれに固定子巻線を集中的に巻回した固定子鉄心を有す
る固定子と、この固定子の内周に回転可能に保持され、
ほぼ等間隔に極性を有する回転子とから構成された集中
巻回転電機において、一つの上記固定子巻線突極部に巻
回される上記固定子巻線は、予めコイル状に成形された
複数の成形コイルによって構成するようにしたものであ
り、かかる構成により、集中巻回転電機の効率を向上し
得るものとなる。
【0012】上記集中巻回転電機において、好ましく
は、上記回転子は、周方向にほぼ等間隔の極性を有する
永久磁石で構成するようにしたものである。
【0013】上記集中巻回転電機において、好ましく
は、上記複数の成形コイルは、それぞれ、上記固定子鉄
心に形成された複数の固定子巻線収納スロット内に収納
するようにしたものであり、かかる構成により、脈動ト
ルクを低減し得るものとなる。
【0014】上記集中巻回転電機において、好ましく
は、上記複数の成形コイルは、上記固定子鉄心に形成さ
れた固定子巻線収納スロット内に収納されているととも
に、上記固定子鉄心は、上記固定子巻線収納スロットの
入口を狭くする形状の突出部を備えるようにしたもので
あり、かかる構成により、脈動トルクを低減し得るもの
となる。
【0015】上記集中巻回転電機において、好ましく
は、上記固定子鉄心は、分割部において上記固定子巻線
突極部を複数単位で分割して構成するとともに、分割し
た上記固定子巻線突極部を同相に接続するようにしたも
のであり、かかる構成により、作業性を向上し得るもの
となる。
【0016】上記集中巻回転電機において、好ましく
は、上記固定子鉄心は、円環状の固定子ヨ−クと、この
固定子ヨークの内周側に位置するとともに、その内周側
をブリッジ部で結合された固定子巻線突極部から構成す
るようにしたものであり、かかる構成により、作業性を
向上し得るものとなる。
【0017】上記集中巻回転電機において、好ましく
は、上記固定子巻線は、断面形状がほぼ方形状を有する
整形コイルにより構成するようにしたものであり、かか
る構成により、占積率を向上し得るものとなる。
【0018】上記第2の目的を達成するために、本発明
は、複数個の固定子巻線突極部のぞれぞれに固定子巻線
を集中的に巻回した固定子鉄心を有する固定子と、この
固定子の内周に回転可能に保持され、ほぼ等間隔に極性
を有する回転子とから構成された集中巻回転電機におい
て、上記固定子鉄心の内部に配設された冷却パイプを備
えるようにしたものであり、かかる構成により、冷却効
果を向上し得るものとなる。
【0019】上記集中巻回転電機において、好ましく
は、上記冷却パイプは、上記固定子鉄心のヨーク部の中
心径より内周側に設けるようにしたものである。
【0020】上記集中巻回転電機において、好ましく
は、上記冷却パイプは、上記固定子鉄心に形成された固
定子巻線収納スロット内に設けるようにしたものであ
る。
【0021】上記集中巻回転電機において、好ましく
は、上記固定子鉄心は、上記固定子巻線の巻回されない
補助突極部を有し、上記冷却パイプは、上記補助突極部
に設けるようにしたものである。
【0022】また、上記第1の目的を達成するために、
本発明は、複数個の固定子巻線突極部のぞれぞれに固定
子巻線を集中的に巻回した固定子鉄心を有する固定子
と、この固定子の内周に回転可能に保持され、ほぼ等間
隔に極性を有する固定された回転子とから構成された集
中巻回転電機において、上記固定子巻線は、断面形状が
ほぼ方形状を有する整形コイルによって構成するように
したものであり、かかる構成により、集中巻回転電機の
効率を向上し得るものとなる。
【0023】さらに、上記第1の目的を達成するため
に、本発明は、複数個の固定子巻線突極部のぞれぞれに
固定子巻線を集中的に巻回した固定子鉄心を有する固定
子と、この固定子の内周に回転可能に保持され、ほぼ等
間隔に極性を有する回転子とから構成された集中巻回転
電機を備え、この永久磁石回転電機により車輪の駆動さ
れる永久磁石回転電機を用いた電動車両において、上記
回転電機の一つの上記固定子巻線突極部に巻回される上
記固定子巻線は、予めコイル状に成形された複数の成形
コイルから構成するようにしたものであり、かかる構成
により、電動車両の一充電走行距離を長くし得るものと
なる。
【0024】また、上記第2の目的を達成するために、
本発明は、複数個の固定子巻線突極部のぞれぞれに固定
子巻線を集中的に巻回した固定子鉄心を有する固定子
と、この固定子の内周に回転可能に保持され、ほぼ等間
隔に極性を有する回転子とから構成された集中巻回転電
機を備え、この永久磁石回転電機により車輪の駆動され
る永久磁石回転電機を用いた電動車両において、上記回
転電機の上記固定子鉄心の内部に配設された冷却パイプ
を備えるようにしたものであり、かかる構成により、電
動車両の一充電走行距離を長くし得るものとなる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図4を用いて、本発
明の一実施形態による集中巻回転電機について、説明す
る。最初に、図1及び図2を用いて、本発明の一実施形
態による集中巻回転電機の全体的な構成について説明す
る。図1は、本発明の一実施形態による集中巻回転電機
の正面側から見た部分断面図であり、図2は、本発明の
一実施形態による集中巻回転電機の固定子及び回転子を
側面から見た図であり、図1のA−A矢視図である。
【0026】図1において、回転電機10の固定子20
は、固定子鉄心22と、この固定子鉄心22に巻回され
た多相の固定子巻線24とから構成されている。回転子
30は、回転子鉄心32と、回転子鉄心32に固定され
た永久磁石36と、シャフト38とから構成されてい
る。シャフト38は、ベアリング42,44によって回
転自在に保持されている。ベアリング42,44は、エ
ンドブラケット46,48によって支持されており、エ
ンドブラケット46,48は、固定子鉄心22の両端に
それぞれ固定されている。
【0027】固定子鉄心22の内部には、複数の冷却パ
イプ52が配設されている。複数の冷却パイプ52の一
端は、冷却水を蓄えるための水箱54に接続され、他端
も、水箱56に接続されている。回転電機10の外部か
ら流入した冷却水は、一旦、水箱54に溜まった後、複
数の冷却パイプ52にそれぞれ並列的に分配される。固
定子巻線24に通電した時に発生する熱は、固定子鉄心
22を介して、冷却パイプ52中の冷却水に伝達され
る。加熱された冷却水は、水箱56に溜まった後、回転
電機10の外部に流出する。
【0028】また、回転子30の永久磁石36の位置を
検出する磁極位置検出器PS及び回転子30の位置を検
出するエンコーダEが、回転子30の側面側に配置され
ている。回転電機10は、磁極位置検出器PSの信号
と、エンコーダEの出力信号によって、図示しない制御
装置によって運転制御される。
【0029】図2は、図1のA−A矢視の断面図である
が、エンドブラケットの図示は省略してある。図2にお
いて、回転電機10は、固定子20と回転子30とから
構成されている。回転子30は、高透磁率磁性材料であ
る,例えば、複数枚の珪素鋼板が積層されている回転子
鉄心32と、極性が互いに反対方向になるように、回転
子鉄心32の周方向に等間隔で配置されている10個の
永久磁石36と、シャフト38から構成されている。
【0030】固定子20は、固定子鉄心22と固定子巻
線24から構成される。固定子鉄心22は、円環状の固
定子ヨ−ク部221と9個の固定子突極部222とから
なり、固定子突極部222には、固定子巻線24が集中
的に巻回される構成である。各固定子巻線24は、空隙
面での磁路を共有することのない構成である。
【0031】固定子巻線を集中巻とする固定子構造とす
ることにより、エンドコイル部の長さを短くすることが
できるため、回転電機の体格を小さくすることができ
る。エンドコイル部は、図1において、固定子鉄心22
の左右から固定子巻線24が飛び出ている部分であり、
このエンドコイル部を短くできるため、回転電機の長さ
を短くでき、小型化できる。また、大型機で使用されて
いる分布巻構造の固定子に対して、コイル数を少なくで
きるため、回転電機の体格を小さくすることができる。
【0032】固定子巻線24のU相には、U1+,U1-,
U2+がそれぞれ接続され、V相には、V1+,V1-,V2+
がそれぞれ接続され、W相には、W1+,W1-,W2+がそ
れぞれ接続される。ここで、添字の数字は固定子巻線番
号を示し、+、―は固定子巻線24の巻き方向を示すも
のである。
【0033】ここで、本実施形態においては、一つの固
定子巻線24は、二つの固定子巻線コイルによって構成
されている。例えば、V2+の固定子巻線突極部222に
巻回される固定子巻線24は、二つの固定子巻線コイル
241,242によって構成されている。固定子巻線コ
イル241,242は、予め、所定のターン数だけ巻回
されて矩形のコイル形状に成形されている成形コイルで
ある。
【0034】また、一つの固定子巻線突極部222の両
側には、それぞれ、固定子巻線収納スロット223が形
成されている。固定子巻線収納スロット223は、二つ
の固定子巻線収納スロットによって構成されている。例
えば、V1-の固定子巻線突極部222の両側には、それ
ぞれ、二つの固定子巻線収納スロット2231,223
2が形成されている。
【0035】予め成形された固定子巻線コイル241
は、固定子巻線収納スロット2231に収納され、固定
子巻線コイル242は、固定子巻線収納スロット223
2に収納される。
【0036】ここで、図3を用いて、固定子巻線突極部
222に対する固定子巻線収納スロット2231,22
32と固定子巻線コイル241、242との関係につい
て説明する。図3は、本発明の一実施形態による集中巻
回転電機における固定子巻線の収納状態を示す説明図で
あり、図2のB矢視図である。
【0037】一つの固定子巻線突極部222の両側に
は、それぞれ、二つの固定子巻線収納スロット223
1,2232が形成されている。固定子巻線コイル24
1は、図示するように、予め、所定のターン数だけ巻回
されて矩形のコイル形状に成形されている。固定子巻線
コイル242は、図示するように、予め、所定のターン
数だけ巻回されており、固定子巻線コイル241より矩
形のコイル形状に成形されている。
【0038】予め成形された固定子巻線コイル241
は、固定子巻線収納スロット2231に収納され、固定
子巻線コイル242は、固定子巻線収納スロット223
2に収納される。
【0039】同じ固定子巻線突極部222に巻回される
固定子巻線コイル24のうち、中心側の固定子巻線コイ
ル241を小さく、外側の固定子巻線コイル242を大
きくすると両者は重なることなく配置することが可能で
ある。
【0040】以上説明したように、一つの固定子巻線2
4を、予め巻回成形した二つの固定子巻線コイル24
1,242から構成することによって、一つの固定子巻
線24を一つの固定子巻線コイルで構成する場合に比較
して、固定子巻線の製作精度を向上させることができ
る。即ち、コイル形状に製作する場合に、製作に要する
力が小さくて済むため、製作が容易となり、固定子巻線
の製作精度が向上するものである。従って、固定子巻線
収納スロット223の断面積が同じであれば、固定子巻
線24の占積率を高めることができる。従って、必要な
ターン数の固定子巻線を巻回する際に、径の小さい巻線
を使用することができるため、抵抗を小さくでき、回転
電機の効率を向上することができる。
【0041】さらに、固定子巻線収納スロット2231
と固定子巻線収納スロット2232との間には、固定子
巻線収納スロット2231と固定子巻線収納スロット2
232との隔壁部となる補助突極224が形成されてい
る。この補助突極224は、補助磁極として作用するこ
とになるため、脈動トルクを低減することができる。
【0042】一方、図2において説明したように、固定
子巻線コイル241,242の固定子巻線収納スロット
223を二つに分散して配置することによって、第1に
は、巻線を分布して配置するために、合計の高調波成分
が少なくなって脈動トルクが小さくすることができる。
また、第2には、コギングトルクについても分散される
ので小さくすることができる。さらに、第3には、コイ
ルを分散配置しているので、固定子コイルと固定子鉄心
間の熱抵抗が小さくすることができ、固定子巻線で発生
する熱を効果的に移動させることができる。
【0043】次に、図4を用いて、固定子巻線の断面形
状について説明する。図4は、本発明の一実施形態によ
る集中巻回転電機の固定子巻線の断面図であり、図3の
C−C矢視断面図である。なお、図4においては、所定
のターン数の巻線が層状に成形されている内の一層分だ
けを図示している。
【0044】本実施形態においては、集中巻固定子巻線
を整形コイルとしている。ここで、整形コイルとは、例
えば,断面形状が円形の線材を、図4に示すように、形
状を変化せしめて、ほぼ方形状にまで変形させたものを
意味している。
【0045】整形コイルを製作する際には、固定子巻線
241,242としては自己融着線等を使用し、巻回し
た後、固定子巻線収納スロットに入る部分のみを型に入
れて、図4に示した形状に圧力を加えて変形させるよう
にしている。さらに加熱することによって、図示する5
本の固定子巻線を、一体に固着させることができる。こ
れを固定子巻線収納スロットに装着することによって、
固定子巻線突極部への固定子巻線の巻回組立が終了す
る。
【0046】以上のように、断面形状がほぼ方形状の整
形コイルを使用することによって、固定子巻線収納スロ
ットの面積にしめる導体断面の大きさが大きくなり、占
積率が向上する。占積率は、断面形状が円形の場合に比
べて、約20%向上する。占積率が向上することによっ
て、固定子巻線抵抗の低減と固定子巻線と固定子鉄心間
の熱抵抗も低減し、高効率,小型軽量,温度上昇の少な
い回転電機を提供することができる。
【0047】なお、組立終了後、固定子巻線の左右のコ
イルエンド部を、両側から回転子の軸方向に押圧するこ
とによって、回転電機は一層コンパクトにすることがで
きる。
【0048】ここで、図2に戻って、本発明の一実施形
態による回転電機の冷却構造について説明する。図2に
示したように、本実施形態においては、冷却パイプ52
は、各固定子巻線突極部222の中心に配置するように
している。冷却パイプ52は、固定子ヨーク部221の
中心径よりも内周側に設けられている。このように固定
子鉄心22の中に冷却パイプ52を配置することによっ
て、固定子巻線24の冷却効果を高めることができる。
【0049】従来の分布巻の回転電機においては、固定
子巻線がコイルエンド部において重ねる必要があるた
め、固定子巻線のコイルエンド部が半径方向に膨らむ構
造となっていた。その結果、従来の分布巻の回転電機に
おいては、固定子鉄心の中に冷却パイプを配置すること
ができないものであった。
【0050】それに対して、本実施形態においては、集
中巻回転電機とすることにより、固定子巻線24の接続
に場所をとらず、また、固定子巻線がコイルエンド部に
おいて重ならないために、固定子巻線のコイルエンド部
が半径方向に膨らむことがなくなる。このため、冷却パ
イプ52を、固定子鉄心22のより内周側に配置するこ
とが可能となり、冷却効果を一層高めることができる。
特に、冷却パイプ52を固定子鉄心22の固定子ヨーク
部221の中心位置より内径側に配置することで、より
固定子巻線24の位置に冷却パイプの位置が近くなり、
冷却効果を高めることができるものである。
【0051】次に、図5を用いて、本発明の第2の実施
形態による回転電機について説明する。図5は、本発明
の第2の実施形態による集中巻回転電機の固定子及び回
転子を側面から見た図である。本実施形態による集中巻
回転電機の全体構成は、図1に示したとおりである。ま
た、図2と同一符号は、同一部分を示している。
【0052】本実施形態においても、一つの固定子巻線
24は、二つの固定子巻線コイル241,242によっ
て構成している。固定子巻線コイル241,242は、
予め、所定のターン数だけ巻回されて矩形のコイル形状
に成形されている成形コイルである。また、本実施形態
による集中巻回転電機は、永久磁石回転電機で、かつ、
永久磁石の極数が10個であり、固定子巻線突極部が9
個の構成としている。
【0053】図2に示した実施形態と相違する点は、固
定子巻線24の固定子巻線コイル241,242が、同
一の固定子巻線収納スロット223に配置された点にあ
る。固定子巻線突極部222の先端の両側には、突出部
225が設けられている。従って、固定子巻線収納スロ
ット223の入口は、狭くなっている構造となってい
る。
【0054】固定子巻線収納スロット223の入口の幅
は、固定子巻線収納スロット223に挿入される固定子
巻線コイル241,242の幅よりも、僅かに広く形成
してある。従って、固定子巻線コイル241,242
は、それぞれ、固定子巻線収納スロット223の入口か
ら固定子巻線収納スロット223内に順次挿入すること
ができる。
【0055】以上説明したように、一つの固定子巻線2
4を、予め巻回成形した二つの固定子巻線コイル24
1,242から構成することによって、一つの固定子巻
線24を一つの固定子巻線コイルで構成する場合に比較
して、固定子巻線の製作精度を向上させることができ、
固定子巻線24の占積率を高めることができる。従っ
て、必要なターン数の固定子巻線を巻回する際に、径の
小さい巻線を使用することができるため、抵抗を小さく
でき、回転電機の効率を向上することができる。
【0056】さらに、固定子巻線収納スロット223の
入口の両側には、突出部225が形成されている。この
突出部225は、補助磁極として作用することになるた
め、脈動トルクを低減することができる。
【0057】なお、図5に示す例においては、永久磁石
の極数が10個であり、固定子巻線突極部が9個の構成
について示している。しかしながら、永久磁石の極数と
固定子巻線突極数とは前記の例に限るものでなく、例え
ば、永久磁石の極数が10個、固定子巻線突極部が12
個の構成でも可能である。
【0058】また、図5に示す例においては、一つの固
定子巻線収納スロット223に偶数(4個)の固定子巻
線コイルを収納する例について示している。しかしなが
ら、固定子巻線収納スロット223に配置される固定子
巻線コイルは奇数でも良い。例えば、V2+の固定子巻線
突極部222には、2つの固定子巻線コイルを挿入し、
V1-の固定子巻線突極部222には、3つの固定子巻線
コイルを挿入する場合には、V2+の固定子巻線突極部2
22とV1-の固定子巻線突極部222の間に位置する固
定子巻線収納スロット223には、5個の固定子巻線コ
イルが挿入されることになる。この場合、固定子巻線収
納スロット223に挿入される固定子巻線コイルの中
で、最後に挿入される固定子巻線コイルは固定子巻線収
納スロット223の中心に配置されるので入れやすくな
るものである。もちろんこの場合には、すべての固定子
巻線突極部222が同数の固定子巻線コイルを巻回する
構成にはならないが、それは特性に悪い影響は与えない
ものである。
【0059】次に、図6を用いて、本発明の第3の実施
形態による回転電機について説明する。図6は、本発明
の第3の実施形態による集中巻回転電機の固定子及び回
転子を側面から見た図である。本実施形態による集中巻
回転電機の全体構成は、図1に示したとおりである。ま
た、図2と同一符号は、同一部分を示している。
【0060】本実施形態においても、一つの固定子巻線
24は、二つの固定子巻線コイル241,242によっ
て構成している。固定子巻線コイル241,242は、
予め、所定のターン数だけ巻回されて矩形のコイル形状
に成形されている成形コイルである。また、本実施形態
による集中巻回転電機は、永久磁石回転電機で、かつ、
永久磁石の極数が10個であり、固定子巻線突極部が9
個の構成としている。
【0061】図2に示した実施形態と相違する点は、固
定子鉄心22Aが、円環状の固定子ヨ−ク221Aと、
内周側をブリッジ部226で結合された固定子巻線突極
部222Aとから構成されている点にある。固定子巻線
突極部222Aには、その外周側の固定子巻線スロット
223Aに固定子巻線コイルを挿入して固定子巻線24
が集中的に巻回される構成であり、固定子巻線24は固
定子巻線コイル241,242から構成されている。固
定子巻線24の巻回された固定子巻線突極部222A
を、固定子鉄心22Aの内側に挿入することによって、
固定子鉄心22Aを形成する。
【0062】以上説明したように、一つの固定子巻線2
4を、予め巻回成形した二つの固定子巻線コイル24
1,242から構成することによって、一つの固定子巻
線24を一つの固定子巻線コイルで構成する場合に比較
して、固定子巻線の製作精度を向上させることができ、
固定子巻線24の占積率を高めることができる。従っ
て、必要なターン数の固定子巻線を巻回する際に、径の
小さい巻線を使用することができるため、抵抗を小さく
でき、回転電機の効率を向上することができる。
【0063】また、固定子巻線24は、固定子巻線突出
部222Aの外周側から固定子巻線コイル241,24
2を固定子巻線スロット223Aに挿入する構成として
いるため、固定子巻線挿入の作業性が向上するものであ
る。
【0064】さらに、固定子巻線突極部222Aの内周
側はブリッジ部226で結合されているため、このブリ
ッジ部226は、補助磁極として作用することになるた
め、脈動トルクを低減することができる。
【0065】また、固定子鉄心22Aの内部には、冷却
パイプ52が配設される。ここで、冷却パイプ52は、
固定子巻線24の外周に位置し、かつ固定子鉄心22A
の固定子ヨーク部221Aの中心より内径側に配置した
構成である。したがって、冷却効果を向上することがで
きる。
【0066】次に、図7を用いて、本発明の第4の実施
形態による回転電機について説明する。図7は、本発明
の第4の実施形態による集中巻回転電機の固定子及び回
転子を側面から見た図である。本実施形態による集中巻
回転電機の全体構成は、図1に示したとおりである。ま
た、図5と同一符号は、同一部分を示している。
【0067】本実施形態においても、一つの固定子巻線
24は、二つの固定子巻線コイル241,242によっ
て構成している。固定子巻線コイル241,242は、
予め、所定のターン数だけ巻回されて矩形のコイル形状
に成形されている成形コイルである。また、本実施形態
による集中巻回転電機は、永久磁石回転電機で、かつ、
永久磁石の極数が10個であり、固定子巻線突極部が9
個の構成としている。
【0068】図5に示した実施形態と相違する点は、固
定子鉄心22が、分割部227A,227B,227C
において3分割された固定子鉄心22H,22I,22
Jから構成されている点にある。固定子鉄心22は、固
定子巻線突極部を複数単位で分割してある。図7に示す
ように、全周を3分割しており、それぞれ,U相のU1
+,U2-,U3+,V相のV1+,V2-,V3+,W相のW1
+,W2-,W3+単位として分割してある。さらに、分割
した固定子巻線突極部を同相に接続してある。
【0069】以上のように構成することによって,固定
子巻線コイル241,242を、それぞれ外部で分割さ
れた固定子鉄心の固定子巻線スロット223内に挿入し
た後、分割された固定子鉄心を組み合わせることによっ
て固定子鉄子を構成することができるため、作業性を向
上することができる。
【0070】以上説明したように、一つの固定子巻線2
4を、予め巻回成形した二つの固定子巻線コイル24
1,242から構成することによって、一つの固定子巻
線24を一つの固定子巻線コイルで構成する場合に比較
して、固定子巻線の製作精度を向上させることができ、
固定子巻線24の占積率を高めることができる。従っ
て、必要なターン数の固定子巻線を巻回する際に、径の
小さい巻線を使用することができるため、抵抗を小さく
でき、回転電機の効率を向上することができる。
【0071】さらに、固定子巻線収納スロット223の
入口の両側には、突出部225が形成されている。この
突出部225は、補助磁極として作用することになるた
め、脈動トルクを低減することができる。
【0072】次に、図8を用いて、本発明の第5の実施
形態による回転電機について説明する。図8は、本発明
の第5の実施形態による集中巻回転電機の固定子及び回
転子を側面から見た図である。本実施形態による集中巻
回転電機の全体構成は、図1に示したとおりである。ま
た、図5と同一符号は、同一部分を示している。
【0073】本実施形態においても、一つの固定子巻線
24は、二つの固定子巻線コイル241,242によっ
て構成している。固定子巻線コイル241,242は、
予め、所定のターン数だけ巻回されて矩形のコイル形状
に成形されている成形コイルである。また、本実施形態
による集中巻回転電機は、永久磁石回転電機で、かつ、
永久磁石の極数が10個であり、固定子巻線突極部が9
個の構成としている。
【0074】図5に示した実施形態と相違する点は、固
定子鉄心に、固定子巻線を持たない補助突極部28A,
28B,28Cを設けた点にある。本実施形態において
は、補助突極部28A,28B,28Cを設け,補助突
極部28A,28B,28Cの分割部227D,227
E,227Fにおいて、固定子鉄心を分割し、固定子鉄
心22K,22L,22Mから構成するようにしてい
る。分割部227D,227E,227Fの周方向の接
する面が広くなり,分割による磁束量の減少を抑えるこ
とができる。
【0075】また、分割した固定子巻線突極部を同相に
接続してある。即ち、全周を3分割しており、それぞ
れ,U相のU1+,U2-,U3+,V相のV1+,V2-,V3
+,W相のW1+,W2-,W3+単位として分割してある。
【0076】以上のように構成することによって,固定
子巻線コイル241,242を、それぞれ外部で分割さ
れた固定子鉄心の固定子巻線スロット223内に挿入し
た後、分割された固定子鉄心を組み合わせることによっ
て固定子鉄子を構成することができるため、作業性を向
上することができる。
【0077】以上説明したように、一つの固定子巻線2
4を、予め巻回成形した二つの固定子巻線コイル24
1,242から構成することによって、一つの固定子巻
線24を一つの固定子巻線コイルで構成する場合に比較
して、固定子巻線の製作精度を向上させることができ、
固定子巻線24の占積率を高めることができる。従っ
て、必要なターン数の固定子巻線を巻回する際に、径の
小さい巻線を使用することができるため、抵抗を小さく
でき、回転電機の効率を向上することができる。
【0078】さらに、固定子巻線収納スロット223の
入口の両側には、突出部225が形成されている。この
突出部225は、補助磁極として作用することになるた
め、脈動トルクを低減することができる。
【0079】次に、図9を用いて、本発明の第6の実施
形態による回転電機について説明する。図9は、本発明
の第6の実施形態による集中巻回転電機の固定子及び回
転子を側面から見た図である。本実施形態による集中巻
回転電機の全体構成は、図1に示したとおりである。ま
た、図5と同一符号は、同一部分を示している。
【0080】本実施形態においても、一つの固定子巻線
24は、二つの固定子巻線コイル241,242によっ
て構成している。固定子巻線コイル241,242は、
予め、所定のターン数だけ巻回されて矩形のコイル形状
に成形されている成形コイルである。また、本実施形態
による集中巻回転電機は、永久磁石回転電機で、かつ、
永久磁石の極数が10個であり、固定子巻線突極部が1
2個の構成としている。
【0081】図5に示した実施形態と相違する点は、固
定子鉄心22が、分割部227G,227H,227
I,227J,227K,227Lにおいて6分割され
た固定子鉄心22N,22O,22P,22Q,22
R,22Sから構成されている点にある。固定子鉄心2
2は、固定子巻線突極部を複数単位で分割してある。図
9に示すように、全周を6分割しており、それぞれ,U
相のU1+,U1-及びU2+,U2-,V相のV1+,V1-及び
V2+,V2-,W相のW1+,W1-及びW2+,W2-として分
割してある。さらに、分割した固定子巻線突極部を同相
に接続してある。
【0082】以上のように構成することによって,固定
子巻線コイル241,242を、それぞれ外部で分割さ
れた固定子鉄心の固定子巻線スロット223内に挿入し
た後、分割された固定子鉄心を組み合わせることによっ
て固定子鉄子を構成することができるため、作業性を向
上することができる。
【0083】以上説明したように、一つの固定子巻線2
4を、予め巻回成形した二つの固定子巻線コイル24
1,242から構成することによって、一つの固定子巻
線24を一つの固定子巻線コイルで構成する場合に比較
して、固定子巻線の製作精度を向上させることができ、
固定子巻線24の占積率を高めることができる。従っ
て、必要なターン数の固定子巻線を巻回する際に、径の
小さい巻線を使用することができるため、抵抗を小さく
でき、回転電機の効率を向上することができる。
【0084】さらに、固定子巻線収納スロット223の
入口の両側には、突出部225が形成されている。この
突出部225は、補助磁極として作用することになるた
め、脈動トルクを低減することができる。
【0085】次に、図10を用いて、本発明の第7の実
施形態による回転電機について説明する。図10は、本
発明の第7の実施形態による集中巻回転電機の固定子及
び回転子を側面から見た図である。本実施形態による集
中巻回転電機の全体構成は、図1に示したとおりであ
る。また、図6と同一符号は、同一部分を示している。
【0086】本実施形態による集中巻回転電機は、永久
磁石回転電機で、かつ、永久磁石の極数が10個であ
り、固定子巻線突極部が9個の構成としている。
【0087】固定子鉄心22Aが、円環状の固定子ヨ−
ク221Aと、内周側をブリッジ部226で結合された
固定子巻線突極部222Aとから構成されている。固定
子巻線突極部222Aには、その外周側の固定子巻線ス
ロット223Aに固定子巻線コイルを挿入して固定子巻
線24Aが集中的に巻回される構成である。
【0088】図6に示した実施形態と相違する点は、固
定子巻線24Aは、ここでは一つの固定子巻線コイルよ
り構成されている。そして、固定子巻線24Aの巻回さ
れた固定子巻線突極部222Aを、固定子鉄心22Aの
内側に挿入することによって、固定子鉄心22Aを形成
する。
【0089】さらに、固定子巻線収納スロット223A
内に冷却パイプ52を配置してあり、冷却効果がさらに
向上している。冷却パイプ52の挿入位置は、固定子巻
線突極部222に巻回された固定子巻線24Aの間であ
り、軸方向に冷却パイプ52を配設するのになんら障害
とはならない構成とすることができる。なお、固定子巻
線24Aは、予め所定のターン数だけ巻回して成形され
る時に、予め冷却パイプ52が挿入できるだけの断面が
半円形状の空間が形成されるように成形される。従っ
て、固定子巻線突極部222Aの外周側の固定子巻線ス
ロット223Aに固定子巻線コイルを挿入することによ
り、冷却パイプ52を挿入できる穴が形成されている。
【0090】以上説明したように、固定子巻線24は、
固定子巻線突出部222Aの外周側から固定子巻線コイ
ル241,242を固定子巻線スロット223Aに挿入
する構成としているため、固定子巻線挿入の作業性が向
上するものである。さらに、固定子巻線突極部222A
の内周側はブリッジ部226で結合されているため、こ
のブリッジ部226は、補助磁極として作用することに
なるため、脈動トルクを低減することができる。また、
冷却パイプは、固定子巻線の中に挿入される構造となっ
ているため、さらに、冷却効果を高めることができる。
【0091】次に、図11を用いて、 本発明の第8の
実施形態による回転電機について説明する。図11は、
本発明の第8の実施形態による集中巻回転電機の固定子
及び回転子を側面から見た図である。本実施形態による
集中巻回転電機の全体構成は、図1に示したとおりであ
る。また、図2と同一符号は、同一部分を示している。
【0092】本実施形態による集中巻回転電機は、永久
磁石回転電機で、かつ、永久磁石の極数が10個であ
り、固定子巻線突極部が9個の構成としている。
【0093】固定子鉄心22Tが、円環状の固定子ヨ−
ク221Bと、固定子巻線突極部222Bとから構成さ
れている。固定子巻線突極部222Bには、固定子巻線
スロット223Bに固定子巻線コイルを挿入して固定子
巻線24Bが集中的に巻回される構成である。
【0094】図2に示した実施形態と相違する点は、固
定子巻線24Aは、ここでは一つの固定子巻線コイルよ
り構成されている。
【0095】さらに、固定子鉄心22Aは、固定子巻線
を持たない補助突極部224Bが3個設けられている。
冷却パイプ52は、固定子巻線を持たない補助突極部2
24Bの中に設けられている。この構成によって、固定
子ヨーク部221Bに冷却パイプ52が無いこと、及び
より内部に冷却パイプ52を設けることによって冷却効
果が高まり、軽量化が図れる。
【0096】以上説明したように、冷却パイプは、補助
突極の中に挿入される構造となっているため、冷却効果
を高めることができ、また、軽量化を図ることができ
る。
【0097】次に、図12及び図13を用いて、 本発
明の第9の実施形態による回転電機について説明する。
図12は、本発明の第9の実施形態による集中巻回転電
機の固定子及び回転子を側面から見た図である。本実施
形態による集中巻回転電機の全体構成は、図1に示した
とおりである。また、図8と同一符号は、同一部分を示
している。
【0098】本実施形態による集中巻回転電機は、永久
磁石回転電機で、かつ、永久磁石の極数が10個であ
り、固定子巻線突極部が9個の構成としている。
【0099】図8に示した実施形態と相違する点は、固
定子巻線24Cは、ここでは一つの固定子巻線コイルよ
り構成されている。
【0100】次に、図13を用いて、固定子巻線24C
として使用する固定子巻線コイルの形状について説明す
る。図13は、本発明の第9の実施形態による集中巻回
転電機の固定子巻線コイルの形状の説明図である。
【0101】図13(A)に示すように、固定子巻線コ
イル24Cは、予め、所定のターン数だけ巻回されて長
円のコイル形状に成形されている成形コイルである。固
定子巻線コイル24Cは、3個の固定子巻線突極部に巻
回できるだけの長さを有している。固定子巻線コイル2
4Cの全体の内の6箇所は、予め整形治具を当てて、断
面形状が、図13(C)に示すように、ほぼ方形の形状
の整形コイル部24C1としてある。固定子巻線コイル
24Cの全体の内の残りの6箇所は、断面形状が、図1
3(D)に示すように、円形の形状のままの円形コイル
部24C2である。
【0102】図13(A)に示す固定子巻線コイル24
Cをひねって、図13(B)に示す形状とする。即ち、
固定子巻線収納スロット223に入る直線部は整形し、
コイルエンド部でひねる行程を設ける。その後、3個の
固定子巻線突極部に対する固定子巻線収納スロット22
3に、固定子巻線コイル24Cの整形コイル部24C1
を順次挿入することによって、固定子鉄心22の各固定
子巻線突極部に巻回する。
【0103】以上説明したように、固定子巻線コイル2
4Cに整形コイル部と円形コイル部を設け、これをひね
って3個の連続した輪状の固定子巻線コイル24Cを形
成し、整形コイル部を順次固定子巻線収納スロット22
3に挿入することによって、固定子巻線の作業性を向上
することができる。
【0104】以上は、集中巻回転電機で、特に永久磁石
回転子構造を有する永久磁石回転電機について説明した
が、リラクタンス回転子でも本発明の効果を発揮するこ
とができる。また、電動機だけでなく、発電機もよく、
外転型、内転型回転子、クローポール型回転子を用いた
回転電機にも適用可能である。また、回転電機のみなら
ず、リニアモータ等への適用も可能である。
【0105】次に、図14を用いて、本発明の各実施形
態による永久磁石回転電機を用いた電気自動車について
説明する。図14は、本発明の各実施形態による永久磁
石回転電機を搭載した電気自動車のブロック構成図であ
る。
【0106】電気自動車の車体100は、4つの車輪1
10,112,114,116によって支持されてい
る。この電気自動車は、前輪駆動であるため、前方の車
軸154には、永久磁石回転電機120が直結して取り
付けられている。永久磁石回転電機120の構成は、図
1,図2,図5,図6,図7,図8,図9,図10,図
11,図12に示したような構成となっている。永久磁
石回転電機120は、制御装置130によって駆動トル
クが制御される。制御装置130の動力源としては、バ
ッテリ140が備えられ、このバッテリ140から電力
が制御装置130を介して、永久磁石回転電機120に
供給され、永久磁石回転電機120が駆動されて、車輪
110,114が回転する。ハンドル150の回転は、
ステアリングギア152及びタイロッド,ナックルアー
ム等からなる伝達機構を介して、2つの車輪110,1
14に伝達され、車輪の角度が変えられる。
【0107】なお、以上の実施例では、永久磁石回転電
機を電気自動車の車輪の駆動に用いるものとして説明し
たが、電気機関車等の車輪の駆動にも使用できるもので
ある。
【0108】本実施形態によれば、永久磁石回転電機を
電動車両、特に電気自動車に適用すれば、小型軽量高効
率の永久磁石回転電機駆動装置を搭載でき、一充電走行
距離の長い電気自動車を提供することができる。
【0109】
【発明の効果】本発明によれば、集中巻回転電機の効率
を向上することができる。
【0110】また、集中巻回転電機を小型軽量化するこ
とができる。
【0111】また、電動車両の一充電走行距離の長くす
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態による集中巻回転電機の正
面側から見た部分断面図である。
【図2】本発明の一実施形態による集中巻回転電機の固
定子及び回転子を側面から見た図であり、図1のA−A
矢視図である。
【図3】本発明の一実施形態による集中巻回転電機にお
ける固定子巻線の収納状態を示す説明図であり、図2の
B矢視図である。
【図4】本発明の一実施形態による集中巻回転電機の固
定子巻線の断面図であり、図3のC−C矢視断面図であ
る。
【図5】本発明の第2の実施形態による集中巻回転電機
の固定子及び回転子を側面から見た図である。
【図6】本発明の第3の実施形態による集中巻回転電機
の固定子及び回転子を側面から見た図である。
【図7】本発明の第4の実施形態による集中巻回転電機
の固定子及び回転子を側面から見た図である。
【図8】本発明の第5の実施形態による集中巻回転電機
の固定子及び回転子を側面から見た図である。
【図9】本発明の第6の実施形態による集中巻回転電機
の固定子及び回転子を側面から見た図である。
【図10】本発明の第7の実施形態による集中巻回転電
機の固定子及び回転子を側面から見た図である。
【図11】本発明の第8の実施形態による集中巻回転電
機の固定子及び回転子を側面から見た図である。
【図12】本発明の第9の実施形態による集中巻回転電
機の固定子及び回転子を側面から見た図である。
【図13】本発明の第9の実施形態による集中巻回転電
機の固定子巻線コイルの形状の説明図である。
【図14】本発明の各実施形態による永久磁石回転電機
を搭載した電気自動車のブロック構成図である。
【符号の説明】
10…永久磁石回転電機 20…固定子 22…固定子鉄心 22…固定子鉄心 221…固定子ヨーク部 222…固定子巻線突極部 223…補助突極部 224…固定子巻線収納スロット 24…固定子巻線 241,242…固定子巻線コイル 30…回転子 32…回転子鉄心 36…永久磁石 38…シャフト 46,48…エンドブラケット 42,44…ベアリング 52…冷却パイプ 54,56…水箱 100…車体 110,112,114,116…車輪 130…制御装置 140…バッテリ 150…ハンドル 152…ステアリングギア 154…車軸 PS…位置検出器 E…エンコーダ
フロントページの続き (72)発明者 渋川 末太郎 茨城県ひたちなか市大字高場2520番地 株 式会社日立製作所自動車機器事業部内 (72)発明者 小泉 修 茨城県ひたちなか市大字高場2520番地 株 式会社日立製作所自動車機器事業部内 (72)発明者 種田 幸記 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所生産技術研究所内

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数個の固定子巻線突極部のぞれぞれに
    固定子巻線を集中的に巻回した固定子鉄心を有する固定
    子と、 この固定子の内周に回転可能に保持され、ほぼ等間隔に
    極性を有する回転子とから構成された集中巻回転電機に
    おいて、 一つの上記固定子巻線突極部に巻回される上記固定子巻
    線は、予めコイル状に成形された複数の成形コイルから
    なることを特徴とする集中巻回転電機。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の集中巻回転電機におい
    て、 上記回転子は、周方向にほぼ等間隔の極性を有する永久
    磁石で構成されていることを特徴とする集中巻回転電
    機。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の集中巻回転電機におい
    て、 上記複数の成形コイルは、それぞれ、上記固定子鉄心に
    形成された複数の固定子巻線収納スロット内に収納され
    ていることを特徴とする集中巻回転電機。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の集中巻回転電機におい
    て、 上記複数の成形コイルは、上記固定子鉄心に形成された
    固定子巻線収納スロット内に収納されているとともに、 上記固定子鉄心は、上記固定子巻線収納スロットの入口
    を狭くする形状の突出部を備えることを特徴とする集中
    巻回転電機。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の集中巻回転電機におい
    て、 上記固定子鉄心は、分割部において上記固定子巻線突極
    部を複数単位で分割して構成するとともに、分割した上
    記固定子巻線突極部を同相に接続することを特徴とする
    集中巻回転電機。
  6. 【請求項6】 請求項1記載の集中巻回転電機におい
    て、 上記固定子鉄心は、円環状の固定子ヨ−クと、この固定
    子ヨークの内周側に位置するとともに、その内周側をブ
    リッジ部で結合された固定子巻線突極部から構成されて
    いることを特徴とする集中巻回転電機。
  7. 【請求項7】 請求項1記載の集中巻回転電機におい
    て、 上記固定子巻線は、断面形状がほぼ方形状を有する整形
    コイルであることを特徴とする集中巻回転電機。
  8. 【請求項8】 複数個の固定子巻線突極部のぞれぞれに
    固定子巻線を集中的に巻回した固定子鉄心を有する固定
    子と、 この固定子の内周に回転可能に保持され、ほぼ等間隔に
    極性を有する回転子とから構成された集中巻回転電機に
    おいて、 上記固定子鉄心の内部に配設された冷却パイプを備えた
    ことを特徴とする集中巻回転電機。
  9. 【請求項9】 請求項8記載の集中巻回転電機におい
    て、 上記冷却パイプは、上記固定子鉄心のヨーク部の中心径
    より内周側に設けられたことを特徴とする集中巻回転電
    機。
  10. 【請求項10】 請求項8記載の集中巻回転電機におい
    て、 上記冷却パイプは、上記固定子鉄心に形成された固定子
    巻線収納スロット内に設けられたことを特徴とする集中
    巻回転電機。
  11. 【請求項11】 請求項8記載の集中巻回転電機におい
    て、 上記固定子鉄心は、上記固定子巻線の巻回されない補助
    突極部を有し、 上記冷却パイプは、上記補助突極部に設けられたことを
    特徴とする集中巻回転電機。
  12. 【請求項12】 複数個の固定子巻線突極部のぞれぞ
    れに固定子巻線を集中的に巻回した固定子鉄心を有する
    固定子と、 この固定子の内周に回転可能に保持され、ほぼ等間隔に
    極性を有する固定された回転子とから構成された集中巻
    回転電機において、 上記固定子巻線は、断面形状がほぼ方形状を有する整形
    コイルであることを特徴とする集中巻回転電機。
  13. 【請求項13】 複数個の固定子巻線突極部のぞれぞ
    れに固定子巻線を集中的に巻回した固定子鉄心を有する
    固定子と、この固定子の内周に回転可能に保持され、ほ
    ぼ等間隔に極性を有する回転子とから構成された集中巻
    回転電機を備え、 この永久磁石回転電機により車輪の駆動される永久磁石
    回転電機を用いた電動車両において、 上記回転電機の一つの上記固定子巻線突極部に巻回され
    る上記固定子巻線は、予めコイル状に成形された複数の
    成形コイルからなることを特徴とする電動車両。
  14. 【請求項14】 複数個の固定子巻線突極部のぞれぞ
    れに固定子巻線を集中的に巻回した固定子鉄心を有する
    固定子と、この固定子の内周に回転可能に保持され、ほ
    ぼ等間隔に極性を有する回転子とから構成された集中巻
    回転電機を備え、 この永久磁石回転電機により車輪の駆動される永久磁石
    回転電機を用いた電動車両において、 上記回転電機の上記固定子鉄心の内部に配設された冷却
    パイプを備えたことを特徴とする電動車両。
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