JPH10125997A - 半導体レーザモジュール - Google Patents

半導体レーザモジュール

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JPH10125997A
JPH10125997A JP8279524A JP27952496A JPH10125997A JP H10125997 A JPH10125997 A JP H10125997A JP 8279524 A JP8279524 A JP 8279524A JP 27952496 A JP27952496 A JP 27952496A JP H10125997 A JPH10125997 A JP H10125997A
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semiconductor laser
bridge plate
bonding wire
microstrip line
laser
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Naoki Takenaka
直樹 竹中
Yasushi Matsui
康 松井
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 半導体レーザがパッケージの外部の温度及び
温度変化の影響を受けることなく、変調信号入力ライン
に対応するグランドラインの長さを短くする。 【解決手段】 パッケージ101の内部には、半導体レ
ーザ105を保持したレーザマウント104が収納され
ている。パッケージ101の側壁に設けられた第1の絶
縁板130及び第2の絶縁板131にはセラミックより
なる架橋板110が架設されている。架橋板110の表
面にはマイクロストリップライン111が形成され、マ
イクロストリップライン111の一端部と半導体レーザ
105とはレーザ用ボンディングワイヤ112により接
続されており、マイクロストリップライン111の他端
部と入力用リードパターン113の一端部とは入力用ボ
ンディングワイヤ114により接続されている。架橋板
110の裏面には架橋板導電膜122が形成され、架橋
板導電膜122の一端部はコンタクトホールを介してグ
ランドパッド120に接続され、架橋板導電膜122の
他端部は接地用リードパターン123に接続されてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、直接変調方式の光
ファイバ通信システムの光源として用いられる半導体レ
ーザモジュールに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、CATVや移動体通信の分野にお
いては、伝送設備の簡素化及び低コスト化を図るため
に、高周波信号を直接変調信号としての光信号に変換す
る直接変調方式の導入及び実用化が進んでいる。このよ
うな直接変調方式を用いる光ファイバ通信システムの実
用化の進展に伴って、使用される周波数帯域は10GH
z以上まで要求されるようになってきており、光源であ
る半導体レーザモジュールに対しても一層の広帯域化が
求められている。
【0003】以下、従来の半導体レーザモジュールにつ
いて図13を参照しながら説明する。図13は従来の半
導体レーザモジュールの平面構造及び変調信号入力時の
回路構成を示している。
【0004】図13に示すように、パッケージ11の底
面にハンダ付けされたペルチェ素子12の上にレンズマ
ウント13が載置されている。レンズマウント13の上
における中央部にはレーザマウント14がハンダ付けさ
れ、該レーザマウント14の上に半導体レーザ15が保
持されている。レンズマウント13の上における半導体
レーザ15のレーザ出射方向後方側(図13における左
側)にはモニタマウント16がハンダ付けされ、該モニ
タマウント16の前面にモニタ用受光素子17が保持さ
れている。レンズマウント13の上における半導体レー
ザ15のレーザ出射方向前方側(図13における右側)
には光アイソレータ18が保持されている。尚、レンズ
マウント13の上におけるレーザマウント14と光アイ
ソレータ18との間には半導体レーザ15から出射され
たレーザ光を集光する集光レンズが設けられているが、
図示は省略している。
【0005】レーザマウント14の上に形成された変調
信号入力用ボンディングパッド19とパッケージ11の
側壁の突出部に形成された金メッキ層よりなる入力用リ
ードパターン20とは入力用ボンディングワイヤ21に
より接続され、入力用リードパターン20はパッケージ
11の側壁の外部に延びて変調信号入力用リードピン2
2と接続されている。
【0006】変調信号を生成して変調信号入力用リード
ピン22に出力する変調信号入力回路23には、高周波
カット用のインダクタンスコイル24、DCカット用の
チップコンデンサ25及び入力インピーダンス整合用の
チップ抵抗26がそれぞれ接続されている。尚、変調信
号入力用ボンディングパッド19と半導体レーザ15と
はレーザ用ボンディングワイヤ27により接続されてい
る。
【0007】レンズマウント13と、パッケージ11の
側壁の突出部に形成された金メッキ層よりなる接地用リ
ードパターン28とは接地用ボンディングワイヤ29に
より接続され、接地用リードパターン28はパッケージ
11の外部に延びて接地用リードピン30と接続されて
いる。
【0008】以下、前記のように構成された半導体レー
ザモジュールの動作について説明する。
【0009】高周波カット用のインダクタンスコイル2
4を介して供給される半導体レーザ15を励起するため
のDC駆動電流と、DCカット用のチップコンデンサ及
び25入力インピーダンス整合用のチップ抵抗26を介
して入力される変調信号とは、パッケージ11の外部に
おいて多重化されて変調信号入力用リードピン22に入
力される。変調信号入力用リードピン22に入力された
変調信号は、入力用リードパターン20、入力用ボンデ
ィングワイヤ21、変調信号入力用ボンディングパッド
19及びレーザ用ボンディングワイヤ27を介して半導
体レーザ15に伝えられる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】前記のように構成され
た従来の半導体レーザモジュールにおいては、以下に説
明するような問題点を有している。
【0011】まず、第1の問題点について説明する。
【0012】変調信号入力ラインに対応する第1のグラ
ンドラインは、半導体レーザ15、レーザマウント1
4、レンズマウント13、接地用ボンディングワイヤ2
9、接地用リードパターン28及び接地用リードピン3
0の順に延びているので、第1のグランドラインの電気
長は長くなり、このため、第1のグランドラインには多
数の寄生インダクタンスや寄生コンダクタンスが複雑に
存在する。
【0013】また、変調信号入力ラインに対応する第2
のグランドラインが、半導体レーザ15、レーザマウン
ト14、レンズマウント13、ペルチェ素子12、パッ
ケージ11の底面及び接地用リードピン30の順に長く
延びており、電気長の長い第2のグランドラインが第1
のグランドラインと並列に存在している。ペルチェ素子
12の基板が大きなコンデンサ容量をもっているため、
第2のグランドラインが支配的になるが、該第2のグラ
ンドラインは、長い電気長を持つと共に大きな寄生イン
ダクタンスや寄生コンダクタンスを持っているので、周
波数応答特性に共振状ディップが生じるという問題が発
生する。
【0014】この問題を解決するため、図14に示すよ
うに、パッケージ11の側壁に取り付けられた絶縁板3
2の上に出力用リードパターン28を形成し、該出力用
リードパターン28とレーザマウント14との間に、表
面にマイクロストリップライン33aを有すると共に裏
面に導電膜33bを有するセラミック板33を設けるこ
とが考慮される。尚、図14においては、図13と同一
の部材については同一の符号を付すことにより説明を省
略する。この場合、導電膜33bの一端部とレーザマウ
ント14、導電膜33bの他端部と出力用リードパター
ン28とはそれぞれハンダ付けされる。また、マイクロ
ストリップライン33aの一端部と半導体レーザ15と
はレーザ用ボンディングワイヤ27により接続されると
共に、マイクロストリップライン33aの他端部と入力
用リードパターン20とは図示しないボンディングワイ
ヤにより接続される。
【0015】このようにすると、グランドラインの電気
長は短くなるが、パッケージ11とレーザマウント14
とがセラミック板33を介して直接に接続されるため、
パッケージ11から半導体レーザ15への熱還流を招
く。このため、半導体レーザ15がパッケージ11の外
部の環境温度及び温度変化の影響を直接に受け、半導体
レーザ15の光出力特性が変化したり劣化したりすると
いう新たな問題が発生する。
【0016】そこで、パッケージ11から半導体レーザ
15への熱還流を防ぐために、セラミック板33の一端
部(レーザマウント14側の端部)をレーザマウント1
4から浮かせると共に、セラミック板33の他端部をパ
ッケージ11の側壁に設けられた絶縁板32に固定する
構造が考慮される。ところが、セラミック板33の一端
部をレーザマウント14から浮かせると、セラミック板
33は他端部のみにおいて保持された片持ち梁となり、
衝撃試験等の信頼性試験をクリアできないという新たな
問題が発生する。
【0017】また、セラミック板33の他端部をパッケ
ージ11の側壁に設けられた絶縁板32に固定すると、
ペルチェ素子12の実装工程又はレンズマウント13の
実装工程においてスクラブが十分に行えない等のモジュ
ール組立工法上の制約も生じる。
【0018】次に、図13に示す従来の半導体レーザモ
ジュールの第2の問題点について説明する。
【0019】従来の半導体レーザモジュールにおいて
は、変調信号入力ラインは、入力用リードパターン2
0、入力用ボンディングワイヤ21及び変調信号入力用
ボンディングパッド19の順に延びており、変調信号入
力用ボンディングパッド19と半導体レーザ15とはレ
ーザ用ボンディングワイヤ27により接続されている。
このため、レーザ用ボンディングワイヤ27がインダク
タンスとして作用し、長さが1mmのレーザ用ボンディ
ングワイヤ27はほぼ1nHのインダクタンスに相当す
る。従来の半導体レーザモジュールにおいては、レーザ
用ボンディングワイヤ27のワイヤ長が数mm以上にも
なるため、数nH以上のインダクタンスが変調信号入力
ラインに直列に挿入されていることになる。このため、
所望の周波数においてインピーダンス整合を実現するこ
とは困難である。
【0020】前記に鑑み、本発明は、半導体レーザがパ
ッケージの外部の温度及び温度変化の影響を受けること
なく、変調信号入力ラインに対応するグランドラインの
長さを短くすることを第1の目的とし、所望の周波数に
おいてインピーダンス整合をとることができるようにす
ることを第2の目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】前記の第1の目的を達成
するため、請求項1の発明が講じた解決手段は、半導体
レーザモジュールを、半導体レーザと、前記半導体レー
ザを保持しており、該半導体レーザの接地側と電気的に
接続されているレーザマウントと、前記レーザマウント
を収納しているパッケージと、前記パッケージの対向す
る一対の側壁の一方に設けられた変調信号入力端子及び
接地端子と、前記一対の側壁同士の間に架設された絶縁
性の架橋板と、前記架橋板の上面に形成されており、一
端部が前記半導体レーザの入力側とボンディングワイヤ
により接続され且つ他端部が前記変調信号入力端子と電
気的に接続されているマイクロストリップラインと、前
記架橋板の下面に形成されており、一端部が前記レーザ
マウントと電気的に接続され且つ他端部が前記接地端子
と電気的に接続されている架橋板導電膜とを備えている
構成とするものである。
【0022】請求項1の構成により、パッケージの対向
する一対の側壁同士の間に架設された絶縁性の架橋板の
裏面に、一端部がレーザマウントと電気的に接続され且
つ他端部が接地端子と電気的に接続されている架橋板導
電膜を形成したため、変調信号入力ラインに対するグラ
ンドラインの長さを短くすることができるので、周波数
応答特性における共振状ディップが生じ難くなる。ま
た、架橋板は対向する一対の側壁同士の間に架設されて
いると共に、該架橋板の上に形成されたマイクロストリ
ップラインと半導体レーザとはボンディングワイヤによ
って接続されているため、パッケージと半導体レーザと
は熱的に遮断されているので、パッケージから半導体レ
ーザへの熱還流は生じない。
【0023】請求項2の発明は、請求項1の構成に、前
記パッケージの対向する一対の側壁にそれぞれ内側へ突
出するように設けられた一対の絶縁板をさらに備えてお
り、前記架橋板は前記一対の絶縁板同士の間に架設され
ている構成を付加するものである。
【0024】請求項3の発明は、請求項2の構成に、前
記一対の絶縁板の各上面には凹部又は凸部よりなる架橋
板載置部がそれぞれ形成されており、前記架橋板の各端
部は前記架橋板載置部にそれぞれ凹凸嵌合されている構
成を付加するものである。
【0025】請求項4の発明は、請求項2の構成に、前
記一対の絶縁板の各内面には内側に突出する突出部がそ
れぞれ形成されており、前記架橋板の各端部は前記突出
部にそれぞれ載置支持されている構成を付加するもので
ある。
【0026】請求項5の発明は、請求項4の構成に、前
記接地端子は前記一対の絶縁板のうちの一方の上に複数
個形成されており、前記接地端子が複数個形成されてい
る前記絶縁板における前記突出部を含む表面のうちの少
なくとも一部分を覆うように形成され、前記架橋板導電
膜と前記複数個の接地端子とを電気的に接続する絶縁板
導電膜をさらに備えている構成を付加するものである。
【0027】請求項6の発明は、請求項1〜5の構成
に、前記架橋板導電膜は、前記パッケージ及び前記一対
の側壁の他方に形成されている端子のいずれとも電気的
に接続されていない構成を付加するものである。
【0028】請求項7の発明は、請求項1〜6の構成
に、前記半導体レーザから出射されるレーザ光をモニタ
するモニタ用受光素子を保持するモニタマウントをさら
に備えており、前記モニタマウントは前記架橋板の上に
固定されている構成を付加するものである。
【0029】請求項8の発明は、請求項1〜6の構成
に、前記架橋板の上面に該架橋板と一体に形成された凸
状部よりなり、前記半導体レーザから出射されるレーザ
光をモニタするモニタ用受光素子を保持するモニタマウ
ントをさらに備えている構成を付加するものである。
【0030】請求項9の発明は、請求項1〜8の構成
に、前記架橋板には前記半導体レーザに向かって突出す
る突出部が設けられており、前記マイクロストリップラ
インは、その一端部が前記架橋板の突出部の上に延びる
ように形成されている構成を付加するものである。
【0031】請求項10の発明は、請求項1〜9の構成
に、前記架橋板は、該架橋板の上面と前記半導体レーザ
の上面とがほぼ同じ高さになるように前記一対の側壁同
士の間に架設されている構成を付加するものである。
【0032】前記第2の目的を達成するため、請求項1
1の発明が講じた解決手段は、半導体レーザモジュール
を、半導体レーザと、前記半導体レーザを保持してお
り、該半導体レーザの接地側と電気的に接続されている
レーザマウントと、前記レーザマウントを収納している
パッケージと、前記パッケージの対向する一対の側壁の
一方に設けられた変調信号入力端子と、前記一対の側壁
同士の間に架設された絶縁性の架橋板と、前記架橋板の
上面に形成されており、一端部が前記半導体レーザの入
力側とレーザ用ボンディングワイヤにより接続され且つ
他端部が前記変調信号入力端子と入力用ボンディングワ
イヤにより接続されているマイクロストリップライン
と、前記マイクロストリップラインの一端部と接地側と
の間に接続された第1のコンダクタンス素子と、前記変
調信号入力端子と接地側との間に接続された第2のコン
ダクタンス素子とを備え、前記マイクロストリップライ
ン、レーザ用ボンディングワイヤ、入力用ボンディング
ワイヤ、第1のコンダクタンス素子及び第2のコンダク
タンス素子によって入力インピーダンス回路が構成され
ている構成とするものとする。
【0033】請求項11の構成により、マイクロストリ
ップライン、レーザ用ボンディングワイヤ、入力用ボン
ディングワイヤ、第1のコンダクタンス素子及び第2の
コンダクタンス素子によって入力インピーダンス回路が
構成されているため、変調信号入力ラインに入力インピ
ーダンス回路を内蔵することができる。
【0034】前記の第2の目的を達成するため、請求項
12の発明が講じた解決手段は、半導体レーザモジュー
ルを、半導体レーザと、前記半導体レーザを保持してお
り、該半導体レーザの接地側と電気的に接続されている
レーザマウントと、前記レーザマウントを収納している
パッケージと、前記パッケージの対向する一対の側壁の
一方に設けられた変調信号入力端子と、前記一対の側壁
同士の間に架設された絶縁性の架橋板と、前記架橋板の
上面に形成されており、一端部が前記半導体レーザの入
力側とボンディングワイヤにより接続され且つ他端部が
前記変調信号入力端子と電気的に接続されているマイク
ロストリップラインと、前記マイクロストリップライン
と接地側との間に接続されたインダクタンス素子及びコ
ンダクタンス素子とを備え、前記マイクロストリップラ
イン、ボンディングワイヤ、インダクタンス素子及びコ
ンダクタンス素子によって入力インピーダンス回路が構
成されている構成とするものである。
【0035】請求項12の構成により、マイクロストリ
ップライン、ボンディングワイヤ、インダクタンス素子
及びコンダクタンス素子によって入力インピーダンス回
路が構成されているため、変調信号入力ラインに入力イ
ンピーダンス回路を内蔵することができる。
【0036】前記の第2の目的を達成するため、請求項
13の発明が講じた解決手段は、半導体レーザモジュー
ルを、半導体レーザと、前記半導体レーザを保持してお
り、該半導体レーザの接地側と電気的に接続されている
レーザマウントと、前記レーザマウントを収納している
パッケージと、前記パッケージの対向する一対の側壁の
一方に設けられた変調信号入力端子と、前記一対の側壁
同士の間に架設された絶縁性の架橋板と、前記架橋板の
上面に形成されており、一端部が前記半導体レーザの入
力側とボンディングワイヤにより接続され且つ他端部が
前記変調信号入力端子と電気的に接続されているマイク
ロストリップラインと、前記マイクロストリップライン
の一部分の断面が縮小されてなるインダクタンス素子
と、前記マイクロストリップラインの一部分の断面が拡
大されてなるコンダクタンス素子とを備え、前記マイク
ロストリップライン、ボンディングワイヤ、インダクタ
ンス素子及びコンダクタンス素子は入力インピーダンス
回路を構成している構成とするものである。
【0037】請求項13の構成により、マイクロストリ
ップライン、ボンディングワイヤ、インダクタンス素子
及びコンダクタンス素子によって入力インピーダンス回
路が構成されているため、変調信号入力ラインに入力イ
ンピーダンス回路を内蔵することができる。
【0038】請求項14の発明は、請求項12又は13
の構成に、前記マイクロストリップラインの他端部と前
記変調信号入力端子との間に接続された抵抗素子をさら
に備え、前記マイクロストリップライン、ボンディング
ワイヤ、インダクタンス素子、コンダクタンス素子及び
抵抗素子よりなる入力インピーダンス回路が構成されて
いる構成を付加するものである。
【0039】請求項15の発明は、請求項12又は13
の構成に、前記マイクロストリップラインの一部分に形
成された抵抗素子をさらに備えており、前記マイクロス
トリップライン、ボンディングワイヤ、インダクタンス
素子、コンダクタンス素子及び抵抗素子によって前記入
力インピーダンス回路が構成されている構成を付加する
ものである。
【0040】
【発明の実施の形態】
(第1の実施形態)以下、本発明の第1の実施形態に係
る半導体レーザモジュールについて、図1及び図2を参
照しながら説明する。
【0041】図1は第1の実施形態に係る半導体レーザ
モジュールの平面構造を示し、図2は第1の実施形態に
係る半導体レーザモジュールの断面構造を示している。
【0042】図1及び図2に示すように、パッケージ1
01の底面にハンダ付けされたペルチェ素子102の上
にレンズマウント103が載置されており、該レンズマ
ウント103は接地されている。レンズマウント103
の上における中央部にはレーザマウント(ステム)10
4がハンダ付けされ、該レーザマウント104の上に半
導体レーザ105が保持されている。レンズマウント1
03の上における半導体レーザ105のレーザ出射方向
後方側(図1における左側)にはモニタマウント106
がハンダ付けされ、該モニタマウント106の前面に
は、半導体レーザ105から出射されるレーザ光をモニ
タするモニタ用受光素子107が保持されている。レン
ズマウント103の上における半導体レーザ105のレ
ーザ出射方向前方側(図11における右側)には光アイ
ソレータ108が保持されている。尚、レンズマウント
103の上におけるレーザマウント104と光アイソレ
ータ108との間には、半導体レーザ105から出射さ
れたレーザ光を集光する図示しない集光レンズが設けら
れていると共に、レーザマウント104の上にはプロー
ブ針接触用パッド109が形成されている。
【0043】第1の実施形態の特徴として、パッケージ
101の側壁に設けられた第1の絶縁板130及び第2
の絶縁板131には、モニタマウント106の領域が切
り欠かれたセラミックよりなる架橋板110が架設され
ている。
【0044】架橋板110の表面にはマイクロストリッ
プライン111が形成されており、該マイクロストリッ
プライン111の一端部と半導体レーザ105とはレー
ザ用ボンディングワイヤ112により接続されている。
また、マイクロストリップライン111の他端部と第1
の絶縁板130の上に形成された金メッキ層よりなる入
力用リードパターン113の一端部とは入力用ボンディ
ングワイヤ114により接続されており、入力用リード
パターン113の他端部は、パッケージ101の側壁を
貫通して外部に延びて、変調信号入力用リードピン11
5と接続されている。
【0045】変調信号を生成して変調信号入力用リード
ピン115に出力する変調信号入力回路116には、高
周波カット用のインダクタンスコイル117、DCカッ
ト用のチップコンデンサ118及び入力インピーダンス
整合用のチップ抵抗119がそれぞれ接続されている。
【0046】また、架橋板110の表面にはグランドパ
ッド120が形成されており、該グランドパッド120
とレーザマウント104とは接地用ボンディングワイヤ
121により接続されている。
【0047】また、第1の実施形態の特徴として、架橋
板110の裏面には架橋板導電膜122が形成されてい
る。架橋板導電膜122の一端部はコンタクトホールを
介してグランドパッド120に接続され、架橋板導電膜
122の他端部は、第1の絶縁板130の上に形成され
た金メッキ層よりなる接地用リードパターン123の一
端部に接続されている。接地用リードパターン123の
他端部は接地用リードピン124に接続されている。
【0048】一方、第2の絶縁板131の上には、ペル
チェ素子102及びモニタ用受光素子107を駆動する
ための金メッキ層よりなるDCバイアス用リードパター
ン125が形成されている。
【0049】架橋板110の一端部はDCバイアス用リ
ードパターン125にハンダ付けされていると共に、架
橋板110の他端部は接地用リードパターン123にハ
ンダ付けされており、これによって、架橋板110の両
端部はパッケージ101にそれぞれ固定されている。
【0050】以下、第1の実施形態に係る半導体レーザ
モジュールの動作について説明する。
【0051】高周波カット用のインダクタンスコイル1
17を介して供給される半導体レーザ105を駆動する
ためのDC駆動電流と、DCカット用のチップコンデン
サ118及び入力インピーダンス整合用のチップ抵抗1
19を介して入力される変調信号は、パッケージ101
の外部において多重化されて変調信号入力用リードピン
115に伝えられた後、入力用リードパターン113、
入力用ボンディングワイヤ114、マイクロストリップ
ライン111及びレーザ用ボンディングワイヤ112を
介して半導体レーザ105に入力される。
【0052】前記のように、架橋板110の両端部がパ
ッケージ101に保持された構造であるため、図1に示
すように、架橋板110の一部分を半導体レーザ105
の近傍まで突出させることができるので、マイクロスト
リップライン111を半導体レーザ105の近傍にまで
延ばすことができる。このため、レーザ用ボンディング
ワイヤ112の長さを短くすることができる。
【0053】一方、変調信号入力ラインに対応するグラ
ンドラインは、半導体レーザ105、レーザマウント1
04、接地用ボンディングワイヤ121、グランドパッ
ド120、架橋板導電膜122、接地用リードパターン
123及び接地用リードピン124の順に延びている。
【0054】前記のように、架橋板110の両端部がパ
ッケージ101に保持された構造であるため、図1に示
すように、架橋板110の上における半導体レーザ10
5の近傍にグランドパッド120を形成し、該グランド
パッド120と架橋板110の裏面に形成された架橋板
導電膜122の一端部とをコンタクトで接続し、架橋板
導電膜122の他端部と接地用リードパターン123と
を直接に接続することができるので、短い電気長で強固
なグランドラインを形成することができ、これにより高
周波特性を向上させることができる。
【0055】また、半導体レーザ105及びレーザマウ
ント104とパッケージ101とが熱的に接続されてい
ないため、パッケージ101から半導体レーザ105へ
の熱還流を招くことがないので、半導体レーザ105が
パッケージ101の外部の環境温度及び温度変化の影響
を直接に受けることがない。
【0056】従って、第1の実施形態によると、従来の
構造において高周波特性とトレードオフの関係にあった
温度制御能力特性を損なうことなく、周波数応答特性に
おける共振状ディップに起因する帯域制限がない半導体
レーザモジュールを実現することができる。
【0057】また、マイクロストリップライン111が
形成された架橋板110は、パッケージ101の壁部の
第1の絶縁板130に形成された接地用リードパターン
123及びパッケージ101の壁部の第2の絶縁板13
1に形成されたDCバイアス用リードパターン125に
それぞれハンダ付けされているので、衝撃試験等に対す
る信頼性を確保することができる。
【0058】さらに、パッケージ101の底面にペルチ
ェ素子102をハンダにより固定した後、該ペルチェ素
子102の上に少なくともレンズマウント103、レー
ザマウント104及びモニタマウント106をハンダ付
けし、その後、第1の絶縁板130と第2の絶縁板13
1との間に架橋板110を架設することができるので、
ペルチェ素子102の実装工程やレンズマウント実装工
程におけるスクラブに支障をきたすことなく、簡便なモ
ジュール組立工法を実現できる。
【0059】(第1の実施形態の第1変形例)図3は第
1の実施形態の第1変形例に係る半導体モジュールの一
部分の構造を示しており、図3においては、図1及び図
2に示す第1の実施形態と同一の部材については同一の
符号を付すことにより説明を省略する。
【0060】第1変形例においては、第1及び第2の絶
縁板130,131における架橋板110が取り付けら
れる位置には凹部がそれぞれ形成されており、架橋板1
10の各端部は第1及び第2の絶縁板130,131の
凹部にそれぞれ嵌合されている。
【0061】これにより、第1及び第2の絶縁板13
0,131に形成された接地用リードパターン123及
びDCバイアス用リードパターン125に対する架橋板
110の位置精度が向上するため、架橋板110の裏面
に形成された架橋板導電膜122と入力用リードパター
ン113とが電気的に接続してしまう恐れが低減すると
共に、レーザ用ボンディングワイヤ112、接地用ボン
ディングワイヤ121及び入力用ボンディングワイヤ1
14の長さのバラツキが低減して各ボンディングワイヤ
の持つインダクタンスLの値を安定にすることができる
ので、変調信号入力ラインにおけるインピーダンス整合
を確実にとることができる。
【0062】また、架橋板110の高さ調整は凹部の深
さを調節することにより容易に行なうことができる。す
なわち、第1及び第2の絶縁板130,131の高さが
半導体レーザ105が載置されるレーザマウント104
の高さよりも高いときでも、架橋板110を半導体レー
ザ105とほぼ同じ高さに設けることができる。尚、第
1及び第2の絶縁板130,131の高さがレーザマウ
ント104の高さよりも低いときには、第1及び第2の
絶縁板130,131における架橋板110が取り付け
られる位置に凸部を設けることが好ましい。
【0063】(第1の実施形態の第2変形例)図4は第
1の実施形態の第2変形例に係る半導体モジュールの断
面構造を示しており、図4においては、図1及び図2に
示す第1の実施形態と同一の部材については同一の符号
を付すことにより説明を省略する。
【0064】第2変形例においては、第1及び第2の絶
縁板130,131の各内側の側面に、第1及び第2の
絶縁板130,131よりも薄い厚さの突出部が形成さ
れている。突出部を除く第1の絶縁板130には入力用
リードパターン113が形成され、突出部を含む第1の
絶縁板130には接地用リードパターン123が形成さ
れ、突出部を含む第2の絶縁板131にはDCバイアス
用リードパターン125が形成されている。架橋板11
0の一端部は第2の絶縁板131に形成されたDCバイ
アス用リードパターン125に載置され、架橋板110
の他端部は第1の絶縁板130に形成された接地用リー
ドパターン123に載置され、それぞれハンダ付けされ
ている。
【0065】このようにすると、架橋板110の高さ調
整は突出部の位置を調節することにより容易に行なうこ
とができるので、第1及び第2の絶縁板130,131
の高さがレーザマウント104の高さよりも高いときで
も、架橋板110を半導体レーザ105とほぼ同じ高さ
に設けることができる。
【0066】尚、図示は省略しているが、入力用リード
パターン113、接地用リードパターン123及びDC
バイアス用リードパターン125を突出部を除く第1及
び第2の絶縁板130,131にのみ形成してもよい。
このようにすると、第1の絶縁板130に形成される入
力用リードパターン113と架橋板導電膜122とが電
気的に接続される事態を防止するべく入力用リードパタ
ーン113を架橋板110が取り付けられる位置を避け
て形成する必要がなくなるので、入力用リードパターン
113を第1の絶縁板130における所望の位置に形成
することができる。また、架橋板110をハンダ付けす
る際に、架橋板110の近傍のリードパターンに誤って
ハンダが付着する事態を回避できる。
【0067】(第1の実施形態の第3変形例)図5は第
1の実施形態の第3変形例に係る半導体モジュールの断
面構造を示しており、図5においては、図1及び図2に
示す第1の実施形態と同一の部材については同一の符号
を付すことにより説明を省略する。
【0068】第3変形例においても、第2変形例と同様
に、第1及び第2の絶縁板130,131の各内側の側
面に、第1及び第2の絶縁板130,131の厚さより
も薄い厚さを持つ突出部が形成されている。
【0069】第3変形例の特徴として、第1の絶縁板1
30側のリードピンのうち入力用リードピンを除くすべ
てのリードピンが接地用リードピンに設定されていると
共に、第1の絶縁板130における入力用リードパター
ン113が形成される領域を除くすべての領域を囲むよ
うに、接地用リードパターンとなる絶縁板導電膜132
が形成されている。また、第2の絶縁板131において
は、突出部を含む第2の絶縁板131にDCバイアス用
リードパターン125が形成されているが、接地用リー
ドパターンは形成されていない。
【0070】架橋板110の一端部は第2の絶縁板13
1に形成されたDCバイアス用リードパターン125に
載置され、架橋板110の他端部は第1の絶縁板130
の突出部に形成された絶縁板導電膜132に載置され、
それぞれハンダ付けされている。
【0071】このようにすることにより、接地用リード
パターンの面積が増加するため、電気長の短い強固なグ
ランドラインを形成できるので、高周波特性とトレード
オフの関係にあった温度制御能力特性を損なうことな
く、周波数応答特性における共振状ディップに起因する
帯域制限のない半導体レーザモジュールを実現すること
ができる。
【0072】また、架橋板110に裏面に形成された架
橋板導電膜122と、第2の絶縁板131に形成された
すべてのリードパターンとは電気的に接続されていな
い。
【0073】これにより、パッケージ101を迂回する
電気長の長い第2のグランドラインが形成されないた
め、第2のグランドラインに寄生するインダクタンス:
Lやコンダクタンス:Cの影響を排除することができ
る。
【0074】(第1の実施形態の第4変形例)図6は第
1の実施形態の第4変形例に係る半導体モジュールの平
面構造を示し、図7は第4変形例に係る半導体モジュー
ルの一部分の側面構造を示している。図6及び図7にお
いては、図1及び図2に示す第1の実施形態と同一の部
材については同一の符号を付すことにより説明を省略す
る。
【0075】第4変形例においては、第1の実施形態と
同様、架橋板110は第1の絶縁板130と第2の絶縁
板131との間に架設されている。架橋板110の上に
はモニタマウント106が載置された状態でハンダ付け
されており、モニタマウント106の前面にはモニタ用
受光素子107が保持されている。
【0076】このようにすることにより、架橋板110
にモニタマウント106の領域を切り欠く必要がないた
め、架橋板110の形状をシンプルにできるので、モジ
ュール構成及びモジュール組立て上の制約が低減すると
共に、マイクロストリップライン111をモニタマウン
ト106を迂回するように形成する必要がない。
【0077】(第1の実施形態の第5変形例)図8は第
1の実施形態の第5変形例に係る半導体モジュールの平
面構造を示し、図9は第5変形例に係る半導体モジュー
ルの一部分の側面構造を示している。図8及び図9にお
いては、図1及び図2に示す第1の実施形態と同一の部
材については同一の符号を付すことにより説明を省略す
る。
【0078】第5変形例においては、架橋板110にお
ける半導体レーザ105のレーザ出射方向後方側の領域
に凸状部110aを架橋板110と一体に形成してお
き、該凸状部110aにモニタ用受光素子107を保持
させている。すなわち、凸状部110aがモニタマウン
トの役割を担っている。
【0079】このようにすると、モニタマウント106
をレンズマウント103の上にハンダ付けする場合に比
べて以下のような効果を得ることができる。すなわち、
モニタマウント106が不要になるため、半導体レーザ
モジュールの薄型化を図ることができると共にモジュー
ル組立工程数を低減できるので、半導体レーザモジュー
ルの低コスト化を図ることができ、また、半導体レーザ
105とモニタ用受光素子107との位置精度を向上で
きるので、モニタ用受光素子107のモニタ電流値の安
定化を図ることができる。
【0080】(第2の実施形態)以下、本発明の第2の
実施形態に係る半導体レーザモジュールについて、図1
0を参照しながら説明する。
【0081】図10は本発明の第2の実施形態に係る半
導体レーザモジュールの平面構造を示している。
【0082】第2の実施形態においては、第1の実施形
態と同様、パッケージ101の底面にハンダ付けされた
ペルチェ素子102の上にレンズマウント103が載置
されて、該レンズマウント103の上における中央部に
はレーザマウント104がハンダ付けされ、該レーザマ
ウント104の上に半導体レーザ105が保持されてい
る。レンズマウント103の上における半導体レーザ1
05のレーザ出射方向後方側(図10における左側)に
はモニタマウント106がハンダ付けされ、該モニタマ
ウント106の前面にモニタ用受光素子107が保持さ
れている。レンズマウント103の上における半導体レ
ーザ105のレーザ出射方向前方側(図10における右
側)には光アイソレータ108が保持されている。尚、
レンズマウント103の上におけるレーザマウント10
4と光アイソレータ108との間には、半導体レーザ1
05から出射されたレーザ光を集光する図示しない集光
レンズが設けられていると共に、レーザマウント104
の上にはプローブ針接触用パッド109が形成されてい
る。
【0083】また、パッケージ101の側壁に設けられ
た第1の絶縁板130及び第2の絶縁板131には、モ
ニタマウント106の領域が切り欠かれたセラミックよ
りなる架橋板110が架設されており、該架橋板110
の上にはマイクロストリップライン111が形成されて
いる。
【0084】第2の実施形態の特徴として、レーザマウ
ント104の上には第1のチップコンデンサ140が設
けられており、該第1のチップコンデンサ140の一端
部は第1のチップ用ボンディングワイヤ141を介して
半導体レーザ105に接続されていると共にマイクロス
トリップライン111の一端部と直接に接続され、第1
のチップコンデンサ140の他端部は接地状態のレーザ
マウント104に接続されている。
【0085】マイクロストリップライン111の他端部
と入力用リードパターン113の一端部とは入力用ボン
ディングワイヤ114により接続されており、入力用リ
ードパターン113の他端部は、パッケージ101の側
壁を貫通して外部に延びて、変調信号入力用リードピン
115と接続されている。
【0086】変調信号を生成して変調信号入力用リード
ピン115に出力する変調信号入力回路116には、高
周波カット用のインダクタンスコイル117、DCカッ
ト用のチップコンデンサ118及び入力インピーダンス
整合用のチップ抵抗119がそれぞれ接続されている。
【0087】架橋板110の表面にはグランドパッド1
20が形成されており、該グランドパッド120とレー
ザマウント104とは接地用ボンディングワイヤ121
により接続されている。グランドパッド120はコンタ
クトホールを介して架橋板110の裏面に形成された架
橋板導電膜の一端部に接続され、該架橋板導電膜の他端
部は接地用リードパターン123の一端部に接続され、
該接地用リードパターン123の他端部は接地用リード
ピン124に接続されている。
【0088】また、第2の実施形態の特徴として、第1
の絶縁板130の上には第2のチップコンデンサ142
が設けられており、該第2のチップコンデンサ142の
一端部は入力用リードパターン113に接続され、第2
のチップコンデンサ142の他端部は第2のチップ用ボ
ンディングワイヤ143を介して接地用リードパターン
123に接続されている。
【0089】以下、第2の実施形態に係る半導体レーザ
モジュールの動作について説明する。
【0090】高周波カット用のインダクタンスコイル1
17を介して供給される半導体レーザ105を駆動する
ためのDC駆動電流と、DCカット用のチップコンデン
サ118及び入力インピーダンス整合用のチップ抵抗1
19を介して入力される変調信号は、パッケージ101
の外部において多重化されて変調信号入力用リードピン
115に伝えられた後、入力用リードパターン113、
入力用ボンディングワイヤ114、マイクロストリップ
ライン111、第1のチップコンデンサ140及びレー
ザ用ボンディングワイヤ141を介して半導体レーザ1
05に入力される。
【0091】一方、変調信号入力ラインに対応するグラ
ンドラインは、半導体レーザ105、レーザマウント1
04、接地用ボンディングワイヤ121、グランドパッ
ド120、架橋板導電膜、接地用リードパターン123
及び接地用リードピン124の順に延びている。
【0092】変調信号入力用リードピン115から半導
体レーザ105に延びる変調信号入力ラインは、入力用
リードパターン113、インダクタンスLとして直列に
挿入され入力用ボンディングワイヤ114及びレーザ用
ボンディングワイヤ141、コンダクタンスCとして並
列に挿入された第1のチップコンデンサ140及び第2
のチップコンデンサ142よりなる入力インピーダンス
整合回路を有している。従って、これらの回路定数を選
択することによって、所望の周波数で入力インピーダン
ス整合をとる入力インピーダンス整合回路を実現するこ
とができる。
【0093】尚、図10に示すように、架橋板110に
突出部を設け、マイクロストリップライン111の一端
部を半導体レーザ105の近傍に延伸させて、第1のチ
ップ用ボンディングワイヤ141の長さを短くすると、
第1のチップ用ボンディングワイヤ141に寄生するイ
ンダクタンスLを低減することができる。このようにす
ると、第1のチップ用ボンディングワイヤ141の長さ
のバラツキを低減できるため、第1のチップ用ボンディ
ングワイヤ141が持つインダクタンスLの値を安定化
できるので、入力インピーダンス整合を容易にとること
ができる。
【0094】(第2の実施形態の第1変形例)図11は
第2の実施形態の第1変形例に係る半導体モジュールの
平面構造を示しており、図11においては、図10に示
す第2の実施形態と同一の部材については同一の符号を
付すことにより説明を省略する。
【0095】第1変形例の特徴として、マイクロストリ
ップライン111とレーザマウント104との間にチッ
プインダクタンス145が挿入され、マイクロストリッ
プライン111とレンズマウント103との間にチップ
コンデンサ146が挿入され、マイクロストリップライ
ン111と入力用リードパターン113との間にチップ
抵抗147が挿入されている。
【0096】これによって、チップインダクタンス14
5及びチップコンデンサ146が並列に接続され且つチ
ップ抵抗147が直列に接続された入力インピーダンス
回路を半導体レーザモジュールに内蔵することができる
ので、半導体レーザモジュールが実装される伝送ユニッ
ト基板を簡素化することができる。
【0097】(第2の実施形態の第2変形例)図12は
第2の実施形態の第2変形例に係る半導体モジュールの
平面構造を示しており、図12においては、図10に示
す第2の実施形態と同一の部材については同一の符号を
付すことにより説明を省略する。
【0098】第2変形例の特徴として、マイクロストリ
ップライン111には、マイクロストリップライン11
1の断面が縮小した部分よりなるインダクタンス111
a、マイクロストリップライン111の断面が拡大した
部分よりなるコンダクタンス111b及びマイクロスト
リップライン111にタングステン等が蒸着された部分
よりなる抵抗素子111cがそれぞれ直列に接続されて
いる。
【0099】これによって、インダクタンス111a、
コンダクタンス111b及び抵抗素子111cが直列に
接続された入力インピーダンス回路を半導体レーザモジ
ュールに内蔵することができるため、負荷抵抗及びイン
ピーダンス整合素子の定数精度が向上すると共に、半導
体レーザモジュールが実装される伝送ユニット基板を簡
素化することができる。
【0100】以上説明した第2の実施形態、第2の実施
形態の第1変形例及び第2変形例において、所望の複数
の周波数帯域における伝送が可能になる回路定数を持つ
入力インピーダンス整合回路を備えることにより、複数
の周波数帯域における伝送が可能になるため、伝送帯域
数に対応する数の半導体レーザモジュールを備える必要
がなくなる。これにより、半導体レーザモジュールの数
を低減できるので、光ファイバ通信システムの伝送コス
トを低減することができる。
【0101】
【発明の効果】請求項1の発明に係る半導体レーザモジ
ュールによると、変調信号入力ラインに対するグランド
ラインの長さを短くすることができるため、周波数応答
特性における共振状ディップが生じ難くなり、また、パ
ッケージと半導体レーザとは熱的に遮断されているた
め、パッケージから半導体レーザへの熱還流が生じない
ので、高周波特性とトレードオフの関係にあった温度制
御能力特性を損なうことなく、周波数応答特性における
共振状ディップに起因する帯域制限がない半導体レーザ
モジュールを実現することができる。
【0102】また、マイクロストリップライン及び架橋
板導電膜が形成されている架橋板は対向する一対の側壁
同士の間に架設されているので、衝撃試験等に耐える信
頼性も確保することができる。
【0103】さらに、架橋板はパッケージの対向する一
対の側壁同士の間に架設される構造であるため、パッケ
ージの底面に半導体レーザの温度制御を行なうためのペ
ルチェ素子を固定するペルチェ素子実装工程や、ペルチ
ェ素子の上にレンズマウントを固定するレンズマウント
実装工程を行なった後に、架橋板をパッケージに固定で
きるので、ペルチェ素子実装工程やレンズマウント実装
工程におけるスクラブを十分に行なうことができる。
【0104】請求項2の発明に係る半導体レーザモジュ
ールによると、架橋板はパッケージの各側壁に内側へ突
出するように設けられた一対の絶縁板同士の間に架設さ
れているため、架橋板の取付工程は容易になる。
【0105】請求項3の発明に係る半導体レーザモジュ
ールによると、架橋板は一対の絶縁板の各上面に形成さ
れた凹部又は凸部よりなる架橋板載置部に凹凸嵌合され
ているため、架橋板の位置決めが容易且つ確実になり、
架橋板の位置精度が向上するので、マイクロストリップ
ラインと半導体レーザとを接続するボンディングワイヤ
の長さのバラツキを低減できる。このため、ボンディン
グワイヤの持つインダクタンスの値を安定化できるの
で、インピーダンス整合を容易にとることができる。
【0106】また、架橋板は一対の絶縁板の各上面に形
成された凹部又は凸部よりなる架橋板載置部に凹凸嵌合
される構造のため、絶縁板の上面の高さとレーザマウン
トの上面の高さとが異なる場合でも、架橋板ひいてはマ
イクロストリップラインの高さとレーザマウントの高さ
とを等しくすることができるので、ボンディングワイヤ
の長さを短くして、該ボンディングワイヤのインダクタ
ンスを低減することができる。このため、所望の周波数
におけるインピーダンス整合を実現することが可能にな
る。
【0107】請求項4の発明に係る半導体レーザモジュ
ールによると、架橋板は一対の絶縁板から内側に突出す
る突出部に載置支持される構造のため、絶縁板の上面の
高さとレーザマウントの上面の高さとが異なる場合で
も、架橋板ひいてはマイクロストリップラインの高さと
レーザマウントの高さとを等しくすることができるの
で、ボンディングワイヤの長さを短くして、該ボンディ
ングワイヤのインダクタンスを低減することができる。
このため、所望の周波数におけるインピーダンス整合を
実現することが可能になる。
【0108】また、絶縁板から突出する突出部に変調入
力用端子や接地端子を形成しない場合には、架橋板を突
出部にハンダ付けする際に誤ってハンダが変調入力用端
子や接地端子に付着する事態を回避することができる。
【0109】請求項5の発明に係る半導体レーザモジュ
ールによると、絶縁板における突出部を含む表面のうち
の少なくとも一部分を覆うように形成され、架橋板導電
膜と複数個の接地端子とを電気的に接続する絶縁板導電
膜を備えているため、変調信号入力ラインに対するグラ
ンドラインを短い電気長で且つ強固にできるので、周波
数応答特性における共振状ディップを一層低減でき、帯
域制限を一層解消することができる。
【0110】請求項6の発明に係る半導体レーザモジュ
ールによると、架橋板導電膜は、パッケージ及び一対の
側壁の他方に形成されている端子のいずれとも電気的に
接続されていないため、パッケージを経由する長いグラ
ンドラインに寄生するインダクタンス及びコンダクタン
スをなくすことができる。
【0111】請求項7の発明に係る半導体レーザモジュ
ールによると、モニタ用受光素子を保持するモニタマウ
ントは架橋板の上に固定されているため、架橋板をモニ
タマウントの部分が切り欠かれた形状にしなくてもよい
ので、架橋板をシンプルな形状で且つ小型化できるの
で、モジュール構成上及びモジュールの組立て上の制約
を排除することができる。
【0112】請求項8の発明に係る半導体レーザモジュ
ールによると、架橋板の上面に該架橋板と一体に形成さ
れた凸状部よりなるモニタマウントを備えているため、
モニタマウントを固定する工程が不要になると共にモニ
タマウントの小型化することができるので、半導体レー
ザモジュールの低コスト化及び小型化を図ることができ
る。また、半導体レーザとモニタ用受光素子との間の位
置精度が向上するので、モニタ用受光素子のモニタ電流
を安定化することができる。
【0113】請求項9の発明に係る半導体レーザモジュ
ールによると、架橋板には半導体レーザに向かって突出
する突出部が設けられ、マイクロストリップラインの一
端部は架橋板の突出部の上に延びているため、マイクロ
ストリップラインと半導体レーザとを接続するボンディ
ングワイヤの長さを短くできるので、該ボンディングワ
イヤのインダクタンスを低減することができる。また、
ボンディングワイヤの長さのバラツキを低減できるの
で、ボンディングワイヤの持つインダクタンスの値を安
定化でき、これによりインピーダンス整合を容易にとる
ことができる。
【0114】請求項10の発明に係る半導体レーザモジ
ュールによると、架橋板の上面と半導体レーザの上面と
がほぼ同じ高さであるため、請求項9の発明と同様、ボ
ンディングワイヤのインダクタンスを低減できると共に
安定化できるので、インピーダンス整合を容易にとるこ
とができる。
【0115】請求項11の発明に係る半導体レーザモジ
ュールによると、変調信号入力ラインに、マイクロスト
リップライン、レーザ用ボンディングワイヤ、入力用ボ
ンディングワイヤ、第1のコンダクタンス素子及び第2
のコンダクタンス素子よりなる入力インピーダンス回路
が内蔵されているため、レーザ用及び入力用のボンディ
ングワイヤの長さを短くして寄生インダクタンス値を低
減すると共に、第1及び第2のコンダクタンス素子のコ
ンダクタンス値を選択することによって、所望の周波数
においてインピーダンス整合をとることができる。
【0116】請求項12の発明に係る半導体レーザモジ
ュールによると、変調信号入力ラインに、マイクロスト
リップライン、ボンディングワイヤ、インダクタンス素
子及びコンダクタンス素子よりなる入力インピーダンス
回路が内蔵されているため、ボンディングワイヤの長さ
を短くして寄生インダクタンス値を低減すると共に、イ
ンダクタンス素子のインダクタンス値及びコンダクタン
ス素子のコンダクタンス値を選択することによって、所
望の周波数においてインピーダンス整合をとることがで
きる。
【0117】請求項13の発明に係る半導体レーザモジ
ュールによると、変調信号入力ラインに、マイクロスト
リップライン、ボンディングワイヤ、インダクタンス素
子及びコンダクタンス素子よりなる入力インピーダンス
回路が内蔵されているため、ボンディングワイヤの長さ
を短くして寄生インダクタンス値を低減すると共に、イ
ンダクタンス素子のインダクタンス値及びコンダクタン
ス素子のコンダクタンス値を選択することによって、所
望の周波数においてインピーダンス整合をとることがで
きる。この場合、インダクタンス素子及びコンダクタン
ス素子はマイクロストリップラインの一部分により形成
されているため、インピーダンス整合素子の定数精度が
向上すると共に架橋板をシンプルな形状で且つ小型にす
ることができる。
【0118】請求項14の発明に係る半導体レーザモジ
ュールによると、抵抗素子が入力インピーダンス回路に
挿入されているため、半導体レーザモジュールが実装さ
れる伝送ユニット基板の構造を簡素化することができ
る。
【0119】請求項15の発明に係る半導体レーザモジ
ュールによると、抵抗素子が入力インピーダンス回路に
挿入されているため、半導体レーザモジュールが実装さ
れる伝送ユニット基板の構造を簡素化することができ
る。この場合、抵抗素子はマイクロストリップラインの
一部分により形成されているため、抵抗値の精度が向上
するので、インピーダンス整合素子の定数の許容度を増
加させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る半導体レーザモ
ジュールの平面図である。
【図2】前記第1の実施形態に係る半導体レーザモジュ
ールの断面図である。
【図3】前記第1の実施形態の第1変形例に係る半導体
レーザモジュールの一部分の斜視図である。
【図4】前記第1の実施形態の第2変形例に係る半導体
レーザモジュールの断面図である。
【図5】前記第1の実施形態の第3変形例に係る半導体
レーザモジュールの断面図である。
【図6】前記第1の実施形態の第4変形例に係る半導体
レーザモジュールの平面図である。
【図7】前記第1の実施形態の第4変形例に係る半導体
レーザモジュールの一部分の側面図である。
【図8】前記第1の実施形態の第5変形例に係る半導体
レーザモジュールの平面図である。
【図9】前記第1の実施形態の第5変形例に係る半導体
レーザモジュールの一部分の側面図である。
【図10】本発明の第2の実施形態に係る半導体レーザ
モジュールの平面図である。
【図11】前記第2の実施形態の第1変形例に係る半導
体レーザモジュールの平面図である。
【図12】前記第2の実施形態の第2変形例に係る半導
体レーザモジュールの平面図である。
【図13】従来の半導体レーザモジュールの平面図であ
る。
【図14】本発明の前提となる半導体レーザモジュール
の断面図である。
【符号の説明】
101 パッケージ 102 ペルチェ素子 103 レンズマウント 104 レーザマウント 105 半導体レーザ 106 モニタマウント 107 モニタ用受光素子 108 光アイソレータ 109 プローブ針接触用パッド 110 架橋板 110a 凸状部 111 マイクロストリップライン 111a インダクタンス 111b コンダクタンス 111c 抵抗素子 112 レーザ用ボンディングワイヤ 113 入力用リードパターン 114 入力用ボンディングワイヤ 115 変調信号入力用リードピン 116 変調信号入力回路 117 インダクタンスコイル 118 チップコンデンサ 119 チップ抵抗 120 グランドパッド 121 接地用ボンディングワイヤ 122 架橋板導電膜 123 接地用リードパターン 124 接地用リードピン 125 DCバイアス用リードパターン 130 第1の絶縁板 131 第2の絶縁板 132 絶縁板導電膜 140 第1のチップコンデンサ 141 第1のチップ用ボンディングワイヤ 142 第2のチップコンデンサ 143 第2のチップ用ボンディングワイヤ 145 チップインダクタンス 146 チップコンデンサ 147 チップ抵抗

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体レーザと、 前記半導体レーザを保持しており、該半導体レーザの接
    地側と電気的に接続されているレーザマウントと、 前記レーザマウントを収納しているパッケージと、 前記パッケージの対向する一対の側壁の一方に設けられ
    た変調信号入力端子及び接地端子と、 前記一対の側壁同士の間に架設された絶縁性の架橋板
    と、 前記架橋板の上面に形成されており、一端部が前記半導
    体レーザの入力側とボンディングワイヤにより接続され
    且つ他端部が前記変調信号入力端子と電気的に接続され
    ているマイクロストリップラインと、 前記架橋板の下面に形成されており、一端部が前記レー
    ザマウントと電気的に接続され且つ他端部が前記接地端
    子と電気的に接続されている架橋板導電膜とを備えてい
    ることを特徴とする半導体レーザモジュール。
  2. 【請求項2】 前記パッケージの対向する一対の側壁に
    それぞれ内側へ突出するように設けられた一対の絶縁板
    をさらに備えており、 前記架橋板は前記一対の絶縁板同士の間に架設されてい
    ることを特徴とする請求項1に記載の半導体レーザモジ
    ュール。
  3. 【請求項3】 前記一対の絶縁板の各上面には凹部又は
    凸部よりなる架橋板載置部がそれぞれ形成されており、 前記架橋板の各端部は前記架橋板載置部にそれぞれ凹凸
    嵌合されていることを特徴とする請求項2に記載の半導
    体レーザモジュール。
  4. 【請求項4】 前記一対の絶縁板の各内面には内側に突
    出する突出部がそれぞれ形成されており、 前記架橋板の各端部は前記突出部にそれぞれ載置支持さ
    れていることを特徴とする請求項2に記載の半導体レー
    ザモジュール。
  5. 【請求項5】 前記接地端子は前記一対の絶縁板のうち
    の一方の上に複数個形成されており、 前記接地端子が複数個形成されている前記絶縁板におけ
    る前記突出部を含む表面のうちの少なくとも一部分を覆
    うように形成され、前記架橋板導電膜と前記複数個の接
    地端子とを電気的に接続する絶縁板導電膜をさらに備え
    ていることを特徴とする請求項4に記載の半導体レーザ
    モジュール。
  6. 【請求項6】 前記架橋板導電膜は、前記パッケージ及
    び前記一対の側壁の他方に形成されている端子のいずれ
    とも電気的に接続されていないことを特徴とする請求項
    1〜5のいずれか1項に記載の半導体レーザモジュー
    ル。
  7. 【請求項7】 前記半導体レーザから出射されるレーザ
    光をモニタするモニタ用受光素子を保持するモニタマウ
    ントをさらに備えており、 前記モニタマウントは前記架橋板の上に固定されている
    ことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の
    半導体レーザモジュール。
  8. 【請求項8】 前記架橋板の上面に該架橋板と一体に形
    成された凸状部よりなり、前記半導体レーザから出射さ
    れるレーザ光をモニタするモニタ用受光素子を保持する
    モニタマウントをさらに備えていることを特徴とする請
    求項1〜6のいずれか1項に記載の半導体レーザモジュ
    ール。
  9. 【請求項9】 前記架橋板には前記半導体レーザに向か
    って突出する突出部が設けられており、 前記マイクロストリップラインは、その一端部が前記架
    橋板の突出部の上に延びるように形成されていることを
    特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の半導体
    レーザモジュール。
  10. 【請求項10】 前記架橋板は、該架橋板の上面と前記
    半導体レーザの上面とがほぼ同じ高さになるように前記
    一対の側壁同士の間に架設されていることを特徴とする
    請求項1〜9のいずれか1項に記載の半導体レーザモジ
    ュール。
  11. 【請求項11】 半導体レーザと、 前記半導体レーザを保持しており、該半導体レーザの接
    地側と電気的に接続されているレーザマウントと、 前記レーザマウントを収納しているパッケージと、 前記パッケージの対向する一対の側壁の一方に設けられ
    た変調信号入力端子と、 前記一対の側壁同士の間に架設された絶縁性の架橋板
    と、 前記架橋板の上面に形成されており、一端部が前記半導
    体レーザの入力側とレーザ用ボンディングワイヤにより
    接続され且つ他端部が前記変調信号入力端子と入力用ボ
    ンディングワイヤにより接続されているマイクロストリ
    ップラインと、 前記マイクロストリップラインの一端部と接地側との間
    に接続された第1のコンダクタンス素子と、 前記変調信号入力端子と接地側との間に接続された第2
    のコンダクタンス素子とを備え、 前記マイクロストリップライン、レーザ用ボンディング
    ワイヤ、入力用ボンディングワイヤ、第1のコンダクタ
    ンス素子及び第2のコンダクタンス素子によって入力イ
    ンピーダンス回路が構成されていることを特徴とする半
    導体レーザモジュール。
  12. 【請求項12】 半導体レーザと、 前記半導体レーザを保持しており、該半導体レーザの接
    地側と電気的に接続されているレーザマウントと、 前記レーザマウントを収納しているパッケージと、 前記パッケージの対向する一対の側壁の一方に設けられ
    た変調信号入力端子と、 前記一対の側壁同士の間に架設された絶縁性の架橋板
    と、 前記架橋板の上面に形成されており、一端部が前記半導
    体レーザの入力側とボンディングワイヤにより接続され
    且つ他端部が前記変調信号入力端子と電気的に接続され
    ているマイクロストリップラインと、 前記マイクロストリップラインと接地側との間に接続さ
    れたインダクタンス素子及びコンダクタンス素子とを備
    え、 前記マイクロストリップライン、ボンディングワイヤ、
    インダクタンス素子及びコンダクタンス素子によって入
    力インピーダンス回路が構成されていることを特徴とす
    る半導体レーザモジュール。
  13. 【請求項13】 半導体レーザと、 前記半導体レーザを保持しており、該半導体レーザの接
    地側と電気的に接続されているレーザマウントと、 前記レーザマウントを収納しているパッケージと、 前記パッケージの対向する一対の側壁の一方に設けられ
    た変調信号入力端子と、 前記一対の側壁同士の間に架設された絶縁性の架橋板
    と、 前記架橋板の上面に形成されており、一端部が前記半導
    体レーザの入力側とボンディングワイヤにより接続され
    且つ他端部が前記変調信号入力端子と電気的に接続され
    ているマイクロストリップラインと、 前記マイクロストリップラインの一部分の断面が縮小さ
    れてなるインダクタンス素子と、 前記マイクロストリップラインの一部分の断面が拡大さ
    れてなるコンダクタンス素子とを備え、 前記マイクロストリップライン、ボンディングワイヤ、
    インダクタンス素子及びコンダクタンス素子は入力イン
    ピーダンス回路を構成していることを特徴とする半導体
    レーザモジュール。
  14. 【請求項14】 前記マイクロストリップラインの他端
    部と前記変調信号入力端子との間に接続された抵抗素子
    をさらに備え、 前記マイクロストリップライン、ボンディングワイヤ、
    インダクタンス素子、コンダクタンス素子及び抵抗素子
    によって前記入力インピーダンス回路が構成されている
    ことを特徴とする請求項12又は13に記載の半導体レ
    ーザモジュール。
  15. 【請求項15】 前記マイクロストリップラインの一部
    分に形成された抵抗素子をさらに備えており、 前記マイクロストリップライン、ボンディングワイヤ、
    インダクタンス素子、コンダクタンス素子及び抵抗素子
    によって前記入力インピーダンス回路が構成されている
    ことを特徴とする請求項12又は13に記載の半導体レ
    ーザモジュール。
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