JPH10125663A - 共通のrf端子を有する対称並列多重コイルを備えた誘導結合型プラズマリアクタ - Google Patents

共通のrf端子を有する対称並列多重コイルを備えた誘導結合型プラズマリアクタ

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JPH10125663A
JPH10125663A JP9267404A JP26740497A JPH10125663A JP H10125663 A JPH10125663 A JP H10125663A JP 9267404 A JP9267404 A JP 9267404A JP 26740497 A JP26740497 A JP 26740497A JP H10125663 A JPH10125663 A JP H10125663A
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ceiling
common conductor
coil antenna
radially
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Xue-Yu Qian
チェン シュー−ユ
Arthur Sato
サト アーサー
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
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    • H01J37/00Discharge tubes with provision for introducing objects or material to be exposed to the discharge, e.g. for the purpose of examination or processing thereof
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    • H01J37/32009Arrangements for generation of plasma specially adapted for examination or treatment of objects, e.g. plasma sources
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    • H01J37/321Radio frequency generated discharge the radio frequency energy being inductively coupled to the plasma
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 最小限の容量結合で、高電力時にウェーハ面
上で高度に均一なプラズマを提供するコイルアンテナを
有する誘導結合型プラズマリアクタを実現する。 【解決手段】 本発明は、真空チャンバ内で半導体ウェ
ーハを処理する誘導結合型プラズマリアクタの真空チャ
ンバ内にRF電源によって供給されるRF電力を放射す
るためのコイルアンテナを中心としている。リアクタ
は、処理ガスを真空チャンバ内に供給するガス供給口を
有しており、コイルアンテナは、各巻線のら旋の頂点近
傍に内端を有するとともに各巻線のら旋の周辺部に外端
を有する同心ら旋状導電性巻線を複数有するとともに、
同心ら旋状の複数の巻線の内端に接続される共通端子を
有している。また、RF電源は、端子と各巻線の外端と
を跨いで接続されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、誘導結合型RFプ
ラズマリアクタを用いる超小形集積回路の製造に関し、
特に、高度に均一なプラズマ分布を提供するRFコイル
アンテナを有するリアクタに関する。
【0002】
【従来の技術】誘導結合型プラズマリアクタは、半導体
ウェーハを処理するために高密度の誘導結合プラズマが
必要な場合に使用される。このような処理としては、エ
ッチングや化学的気相成長などが挙げられる。誘導結合
型リアクタは、通常、反応室(reactor chamber)の一
部分の周囲あるいは近傍に巻き付けられRF電源に接続
されたコイルアンテナを使用している。ウェーハの表面
全体にわたって均一なエッチング速度や堆積速度を提供
するためには、コイルアンテナが提供するプラズマ密度
が、半導体ウェーハの表面にわたって均一でなければな
らない。このように均一な場を提供するひとつの試み
は、オグルに与えられた米国特許第4,948,458
号に開示されているように、ウェーハの上方に平行に重
なる平円板(フラットディスク)状にコイルアンテナを
巻くことである。この考え方を図1に示す。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】図1のフラットコイル
アンテナが伴う問題のひとつは、アンテナの中心と周縁
部との間に大きな電位差が存在し、その結果、プラズマ
がウェーハの中心の上方で高いイオン密度、すなわち
「ホットスポット」を有し、ウェーハの周辺で低いイオ
ン密度を有することである。これによって、エッチング
速度−−あるいは堆積速度−−が、ウェーハ面内で不均
一になる。この問題を改善するひとつの方法は、アンテ
ナコイルに加える電力を数百ワットに制限してプラズマ
の不均一性を最小限に抑えることである。このアプロー
チは必ずしも満足すべきものではない。というのは、エ
ッチング速度(または堆積速度)が制限されてしまい、
これによってリアクタのスループットや生産性が低下
し、その上、ウェーハ面内での処理不均一性の問題は解
決しないからである。
【0004】誘導結合型リアクタに伴う別の問題は、ア
ンテナコイルに誘起される高電圧によってプラズマへの
RF電力の容量結合がもたらされる点である。つまり、
コイルアンテナからプラズマへのRF電力の容量結合
は、コイルアンテナ上の電圧と共に増加する。このよう
な容量結合はイオンの運動エネルギーを増大させるの
で、利用者は、イオン運動エネルギーを精密に制御する
ことが難しくなり、ひいてはスパッタリング速度やエッ
チング速度を精密に制御することも困難になる。容量結
合は、特に、図1のフラットディスクコイルアンテナで
著しい。
【0005】従って、最小限の容量結合で、高電力時に
ウェーハ面上で高度に均一なプラズマを提供するコイル
アンテナを有する誘導結合型プラズマリアクタが必要と
されている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、真空チャンバ
内で半導体ウェーハを処理する誘導結合型プラズマリア
クタの真空チャンバ内にRF電源によって供給されるR
F電力を放射するコイルアンテナに具体化されている。
このリアクタは、処理用ガスを真空チャンバ内に供給す
るガス供給口と、同心のら旋導電性巻線であって巻線の
ら旋の頂点近傍に内端を有し、巻線のら旋の周囲に外端
を有する巻線を複数有するコイルアンテナと、これらの
同心ら旋巻線の内端に接続された共通端子と、を有して
いる。また、この端子と各巻線の外端とを跨ぐようにR
F電源が接続されている。好ましい態様では、RF電源
は2つの端子を備えていて、その2つの端子の一方はR
F電力端子であり、他方の端子は接地されるRFリター
ン端子であり、複数の同心ら旋導電性巻線の共通端子は
RF電源端子の一方に接続され、複数の同心ら旋導電性
巻線の外端は他方のRF電源端子に接続される。
【0007】一つの態様では、同心ら旋巻線の内端は、
径方向内向きに頂点端子に接続されるのではなく、径方
向外向きに共通の導体に接続される。別の態様では、各
同心ら旋巻線は、径方向内端と径方向外端との中間点で
電力を供給される。この態様の一例では、個別に制御さ
れる複数のRF電源がこれら2つの端部に接続され、中
間点は共通RFリターンである。更に別の態様では、径
方向に分離された複数グループの同心ら旋巻線が存在
し、それぞれが個別制御RF電源に接続されているの
で、プラズマイオン密度の径方向分布を調節することが
できる。更に別の実施例では、ら旋同心巻線はチャンバ
天井と形状合致しておらず、天井の上方に延在すること
ができる。これに関連する態様では、リアクタがドーム
形の天井を備えており、アンテナコイルもドーム形で、
ドーム形天井から離れるように頂部で上方に延在してい
る。
【0008】
【発明の実施の形態】反応室(リアクタチャンバ)に近
接するRFアンテナコイルを有する誘導結合型プラズマ
リアクタにおいて、コイルに加わる電圧を低減すること
が本発明の目的である。コイル電圧を低減する可能性の
あるひとつのアプローチは、コイルアンテナの巻線のイ
ンダクタンス量を減らすことである。これにより、各巻
線の両端の電位差Vが低減することになり(なぜならV
=Ldi/dtだからである。ここで、Lは巻線インダ
クタンス、iは巻線電流である。)、この電位差の低下
により、プラズマへの容量結合が減少する。図2は、コ
イル巻線10、12、14のすべてを導線20、22を
介してRF電源16、18の両端に並列に接続すること
によって上記を達成するひとつの方法を示している。各
巻線の一端10a、12a、14aは導線20に接続さ
れ、他端10b、12b、14bは他方の導線22に接
続されている。問題は、導線20、22の間の間隙24
がウェーハ上のRF場に不連続をもたらすことである。
従って、例えば、図2のコイルアンテナを使用するプラ
ズマエッチングリアクタ内では、コイルのこの不連続
が、ウェーハ表面でのプラズマ密度の方位の非対称性を
引き起こす場合が多い。このため、図2のコイルアンテ
ナは、均一なプラズマ密度を形成しないので、前記のニ
ーズを満たさない。
【0009】図3(a)および図4に示されるように、
コンデンサ62およびRF電源64の両端に並列に接続
された複数の同心ら旋巻線32、34、36を有するコ
イルアンテナ30が、反応室31の天井の上に重なって
いる。巻線32、34、36は、ら旋の中心近傍に内端
32a、34a、36aを有し、ら旋の周囲に外端32
b、34b、36bを有している。内端32a、34
a、36aは、ともに共通の頂点端子38に接続されて
いる。好ましい態様では、共通頂点端子38は接地さ
れ、巻線の外端32b、34b、36bは、RF電源6
4に接続される。図4に示すように、巻線32、34、
36の直線状中央内部アームは、リアクタ上面から頂点
端子38まで約2cmという垂直距離vだけ離れて垂直
上方に延びている。図3(b)は、図3(a)のコイル
アンテナの5巻きの形態を示している。このコイルアン
テナは、内端32a、33a、34a、35a、36a
および外端32b、33b、34b、35b、36bを
有する同心巻線32、33、34、35、36を備えて
いる。
【0010】図5は、円筒真空チャンバ50を備えた誘
導結合型プラズマリアクタを示している。このチャンバ
50は、平円板絶縁天井52、接地された導電性円筒側
壁54、ガス供給口56およびウェーハペデスタル58
を有している。真空ポンプ60は、真空チャンバの外へ
ガスを圧送する。図3(a)のコイルアンテナ30は、
天井52の上に置かれる。RF電源64は、コンデンサ
62を介して巻線外端32、34、36に電力を加える
が、共通端子38は接地される。バイアスRF電源6
6、68は、イオン運動エネルギーを制御するために、
ウェーハペデスタル58に接続される。
【0011】図5の形態の好適な実施例では、これらの
円形巻線は、頂点端子38で終わる直線放射状アームと
なり、これらのアームは約2.5cmの半径r(図5)
に沿って延びている。ウェーハ直径d(図5)が約20
cmの場合、巻線32、34、36の最外巻線は、約3
5cmという半径R(図5)を有している。ウェーハか
ら上方のコイルアンテナまでの高さh(図5)は、約
5.0cm〜7.5cmが望ましい。コイル巻線32、
34、36は、それぞれ1.5巻きであることが望まし
い。半径の長さ当りの巻線の本数は、図5の実施例では
1.5本/26cm-1だが、これはウェーハ面上のプラ
ズマ密度分布を希望通りに調節するために変更すること
ができる。
【0012】図6は、図3(a)のコイルアンテナ30
の円筒形タイプ60を示すが、この仕様も、図5のリア
クタの円筒側壁54の絶縁部分にそれぞれ巻きつけられ
た複数の同心ら旋巻線32′、34′、36′を有して
いる。複数の同心巻線32′、34′、36′は、共通
頂点端子38aで終端する内端32a′、34a′、3
6a′と、反応室の下部側壁の周囲で相互に等距離で終
端する外端32b′、34b′、36b′とをそれぞれ
有している。図7は、円筒アンテナ60の別の仕様を示
している。ここで、アンテナ60の内端32a′、34
a′、36a′は、図5のような形でリアクタ上部を横
切って共通頂点端子38bまでら旋状に連続しており、
このため、円筒壁54の一定部分を覆うように延在する
ばかりでなくリアクタの天井52を覆うようにも延在す
る連続した単一の円筒コイルアンテナ70を形成してい
る。各巻線32′、34′、36′は、天井と円筒側壁
の間のコーナー部で、図示のように滑らかに移行するこ
とが望ましい。図8は、図5のリアクタの天井52がド
ーム形であるタイプと共に使用するための、図3(a)
のコイルアンテナ30のドーム形タイプを示している。
図9は、ドーム形コイルアンテナ80が、どのように円
筒形コイルアンテナ60と一体化されて、図8の形態の
リアクタのドーム形天井および円筒側壁の両者を覆う単
一のアンテナ90を形成するかを示す。巻線は、ドーム
形天井から円筒側壁まで図示のように滑らかに移行して
いる。図10は、図8のコイル80の変形例を示してい
る。ここでは、ドーム形天井は、頂部が平坦となるよう
に切頭されている。図11は、図9のコイルの変形例を
示している。ここでも、ドーム形天井は、頂部が平坦と
なるように切頭されている。
【0013】巻線32、34、36は、相互間のアーク
放電を防ぐのに充分な間隔で互いに離間されている。方
位が対称なRF電力供給を実現するとともに、全長にわ
たって隣接する巻線との間に最小の電位差を形成するた
めには、すべての巻線32、34、36が同一の長さを
有していることが望ましい。図示の形態では、各巻線間
の間隔は等しく、アンテナコイル全体にわたって均一で
ある。しかしながら、本発明は、異なる場所で間隔が異
なるように、あるいは異なる巻線対の間で間隔が異なる
ように、巻線間の間隔を変えて変形を加えても良い。
【0014】ここまで、本発明を3本の同心ら旋巻線3
2、34、36を有する好適な形態に関して説明してき
たが、アーク放電の回避に必要な巻線間の間隔が維持さ
れる限り、本発明の他の形態を、希望する任意の数の巻
線を用いて作製することができる。ら旋巻線の本数が多
くなるほど、より均一なRF場が形成され、場合によっ
てはウェーハ面にわたって均一なプラズマイオン密度が
形成される。
【0015】図12は、図10の実施形態の変形を示し
ている。ここで、天井52は、環状面取り部52bに囲
まれた中央平坦領域52aを有している。この環状面取
り部52bは、水平な平坦領域52aから垂直側壁54
への滑らかな移行をもたらす。これは、結果として巻線
32、33、34、35、36の滑らかな移行にも同じ
ように役立つ。コイルアンテナの環状部は、コーナー面
取り部を覆うと共にその形状に合致する。更に、図12
の実施形態は、外端32b、33b、34b、35b、
36bを備える5本の同心巻線32、33、34、3
5、36を有している。図13は、図12の実施形態の
変形例を示している。ここで、同心巻線32′、3
3′、34′、35′、36′は、コーナー面取り部に
おいて天井52の平坦部分から円筒側壁まで滑らかに移
行しており、これらの巻線はそれぞれ、天井52の平坦
中央部分52aに重なる第1の部分、天井52のコーナ
ー面取り部52bに重なる第2の部分、および円筒側壁
54の周りに巻き付けられた第3の部分を含んでいる。
コイルアンテナの底部を形成する巻線外端32b′、3
3b′、34b′、35b′、36b′は、ウェーハペ
デスタル58の上面とほぼ同じ高さに配置され、コンデ
ンサ62を介してRF電源の出力端子に接続されてい
る。
【0016】図14は、平坦化されたドーム形天井を有
する図12の実施形態の変形例を示しており、その弧は
事実上180°未満、例えば約90°の角度をなしてい
る。これに対し、例えば、図10のドーム形天井は約1
80°の弧をなす。図15は、これも平坦化されたドー
ム形天井を有する図13の実施形態の変形例を示してお
り、その弧は実質的に180°未満、例えば約90°の
角度をなす。
【0017】図16は、図14のような平坦化中央ドー
ム52a′を、図12のような外側コーナー面取り部5
2b′と組み合せた実施形態を示している。図17は、
図16の実施形態の変形例を示している。ここで、巻線
は、コーナー面取り部52bにおいて天井52から円筒
側壁54まで滑らかに移行している。図12〜17の実
施形態は、図3〜11の実施形態の3本の同心巻線と対
照的に、それぞれ5本の同心巻線を有するように示され
ている。本発明は、任意の適切な本数の同心巻線を用い
て実施することができる。
【0018】以下、本発明の利点を説明する。図3
(a)のコイルアンテナ30の巻線32、34、36を
並列に配置することにより、例えば一本の巻線だけを使
用する場合に比べて、各巻線の両端の電位差が減少する
ので、容量結合が減少する(図2に関する上記説明の通
り)。その上、図3(a)のコイルアンテナは、例えば
従来技術と比較して、図2に関して上記で検討した類の
不連続が存在しないので、ウェーハ上に均一なプラズマ
密度を形成する。更に、図1と比較して、各巻線の両端
の電位差が減少するばかりでなく、本発明の並列巻線中
の電流の流れは反応容積全体にわたってはるかに均一に
空間分布する。
【0019】各巻線32、34、36は同じ長さで、こ
れらの外端32b、34b、36bが、円対称の反応室
の周りで互いに等距離の位置で終わることが望ましく、
これが均一性を一層向上させる。巻線内端32a、34
a、36aは、頂上がコイルの幾何学中心に位置するこ
とから、コイルアンテナの幾何学中心で終わっているこ
とが望ましく、ここで、コイルは、幾何学的円対称性を
有していることが望ましい。また、アンテナの幾何学中
心を、円対称反応室の対称軸に一致させることが望まし
い。また、巻線内端32a、34a、36aは、これら
が頂点端子38aに近付くにつれて、限られた径方向距
離にわたって互いから等間隔に離間される。更に、少な
くとも図3(a)の実施形態のような本発明の平坦構成
では、巻線は、できるだけ均一に互いから離間される。
これに対し、図8の実施形態のような非平坦構成では、
幾何学中心からの半径の変化と間隔をなめらかにするこ
とでチャンバの幾何学的形状を補償することができる。
【0020】結果として、図1のコイルアンテナの場合
と異なり、図3(a)のコイルアンテナに加えるRF電
力を制限する必要がない。実際、図3(a)のコイルア
ンテナは、13.56MHzにおいて3000ワットの
RF電力で作動できるが、図1のコイルアンテナは、不
均一なフィールドカバレッジによる故障を防ぐために約
300ワットに制限しなければならない。図3(a)の
コイルアンテナによって与えられるRF電力の増加によ
り、プラズマエッチングリアクタではより高いエッチン
グ速度が得られ、化学的気相成長リアクタではより高い
堆積速度が得られる、といった効果が得られる。このよ
うに、本発明は、ウェーハ表面上での処理の均一性を高
めるばかりでなく、スループットや生産性も高める。
【0021】本発明によれば、ウェーハ面上のイオン密
度の均一性が高まるという重要な利点が得られる。これ
を、図18の重ね合わせグラフに示す。A1、A2、A
3、A4の符号で示される図18の曲線は、図3(a)
に記載された本発明のコイルアンテナを使用するリアク
タに関して、ウェーハ表面におけるイオン電流の測定値
(単位mA/cm2 )をウェーハ中心からの距離(単位
cm)の関数として表している。ここで、反応室には、
アンテナコイルに2000ワットのRF電力レベルを加
えた状態で塩素ガスが供給され、RFバイアス電力を加
えずにチャンバをそれぞれ、2mTorr、6.2mTorr、10mTor
r、および4mTorrの圧力に維持した。イオン密度の最小
偏差、すなわちA1で示される曲線での2%、は、2mT
orrで得られた。均一性パーセンテージは、ウェーハ上
の電流密度(縦軸)をその範囲の平均電流密度の2倍で
除した値の変化を表す。これに対して、メーカー#1が
販売するリアクタ(この性能を符号Bの曲線で図18に
示す)は、同一の印加RF電力レベルでRFバイアス電
力は加えず塩素50とヘリウム20の混合ガスを用いた
場合、ウェーハ面上でのプラズマイオン密度の偏差は
4.5%であった。メーカー#2が販売するリアクタ
(その性能を符号Cの曲線で図18に示す)は、同様の
条件下で9%のプラズマイオン密度偏差を有していた。
メーカー#3が販売するリアクタ(その性能を符号Dの
曲線で図18に示す)のウェーハ面上でのプラズマイオ
ン密度偏差は11%であった。メーカー#4が販売する
リアクタ(その性能を符号Eの曲線で図18に示す)の
ウェーハ面上のプラズマイオン密度の偏差は、アンテナ
コイルに対して900ワットの電力レベルを加えた場合
に26%であった。上記のデータを次の表にまとめる。
【0022】 表1 プラズマリアクタ イオン電流密度 印加電力 圧力 ガス (mA/cm2) (ワット) (mTorr) 偏差 本発明 12.8 2000 2 Cl 2% メーカー#1 17 2000 1.2 50Cl/20He 4.5% メーカー#2 11.4 2000 2 Cl 9% メーカー#3 7.6 1450 2 Cl 11% メーカー#4 11.5 900 5 Cl 26% 本発明の重要な利点は、広範囲のチャンバ圧力にわたっ
て、より安定したイオン密度を提供することである。メ
ーカー#2と#3が販売する従来技術の2つのプラズマ
リアクタの性能を、それぞれ符号CおよびDで表される
重ね合わせ曲線で図19に示す。縦軸は、ウェーハ表面
における正規化された測定イオン電流値であり、横軸は
チャンバ圧力(単位mTorr)である。メーカー#2のリ
アクタ(曲線C)は、2〜5mTorrの圧力範囲にわたっ
てイオン電流で23%という偏差を有している。メーカ
ー#3のリアクタ(曲線D)は、同一の圧力範囲にわた
ってイオン電流で40%という偏差を有している。図3
(a)に係る本発明の性能、および他の従来技術のリア
クタの性能を、図20の重ね合わせグラフに示す。符号
A1、A2、A3およびA4の曲線は、それぞれウェー
ハ中心から0cm、2.9cm、5.9cmおよび8.8cmの距
離で本発明のリアクタ中のウェーハ面において測定され
たイオン電流を示している。これらの曲線が示すよう
に、本発明のリアクタを使用した場合のイオン密度の偏
差は、同一の圧力範囲で10%以下である。メーカー#
1が販売するリアクタ(その性能は、符号Bの曲線で図
20に示されている)は、はるかに狭い圧力範囲で22
%という偏差を有している。メーカー#5が販売するリ
アクタ(その性能は、符号Fの曲線で図20に示されて
いる)は、同様の圧力範囲(2〜5mTorr)で45とい
うイオン密度の偏差を有している。メーカー#4が販売
するリアクタ(その性能は、図21に符号Eで示されて
いる)は、0.5〜2.0mTorrというより狭い圧力範
囲で25%というイオン密度の偏差を有している。チャ
ンバの圧力変化に対するイオン密度の安定性に関する前
記の実測値を、次の表にまとめる。
【0023】 表2 プラズマリアクタ イオン電流密度 印加電力 圧力 ガス (mA/cm2) (ワット) (mTorr) 偏差 本発明 10% 10 2000 2-10 Cl メーカー#1 17 2000 0.7-2 50Cl/20He 22% メーカー#2 11.4 2500 2-5 Cl 23% メーカー#3 7.6 1000 2-5 Cl 40% メーカー#4 11.5 300 W (電源) 2-10 Cl 25% 30 W (ハ゛イアス) メーカー#5 15 1000 2-5 N 45% 上記実験データは、本発明における圧力変化に対するイ
オン密度の安定性が、従来技術の最良のリアクタに比べ
て2倍であり、従来技術の他のリアクタに比べて少なく
とも4倍であることを示している。
【0024】図22に示されるように、図3(a)の多
重ら旋コイルは、巻線内端32a、34a、36aが径
方向外向きに共通バス105に接続されるように変形が
加えられており、これにより頂点端子38を除去できる
ようになっている。RF電源64と整合素子62は、図
3(a)に示されるように巻線外端32b、34b、3
6bに接続することができるが、図22に示される別の
変形例によれば、電源64と整合素子62を、代わりに
巻線内端32a、34a、36aに接続し、巻線外端3
2b、34b、36bを接地するか、あるいはRF共通
リターンに接続することができる。
【0025】図23および図24は、図4を参照して前
述した頂点端子38へ向かう巻線32、34、36の内
部アームの垂直上方への延在が、どのようにドーム形天
井およびこれに形状合致する多重ら旋コイルに組み合わ
されるかを示している。図5に示されるように、上方へ
の延在は、頂点端子38から放射状に広がる径方向アー
ムによって形成される多重ら旋コイル中の半径rの中央
開口の機能を拡張する。このような開口は、ウェーハ1
6の表面上のプラズマ密度の径方向分布を調節する一つ
の方法を与える。特に、上記中央開口のないオーバーヘ
ッドコイル構成では、ウェーハ中心上に顕著なピークを
持った、ウェーハ面上でのプラズマ密度の不均一な径方
向分布を生成しがちである。半径rの開口が存在するこ
とにより、オーバーヘッドコイル巻線32、34、36
に加わるRFプラズマ電力の大きさと半径rとに応じ
て、そのピークが好適に低減され、あるいは除去され
る。RFプラズマ電力は、(図4を参照して既に述べた
ように)巻線外端、または図23および図24に示され
るように頂点端子38に印加してもよい。
【0026】図25は、図24に対応する実施形態を示
している。ここで、オーバーヘッド多重巻線32、3
4、36は、円筒側部巻線32′、34′、36′とし
て、チャンバの円筒側壁54に沿って続いている。
【0027】図26は、オーバーヘッド導体を全く持た
ず(すなわち、天井の上に重なる導体がない)、円筒多
重ら旋側部巻線32′、34′、36′のみを持つ本発
明の実施形態を示している。図26の実施形態では、頂
点端子が除去されており、その代わりに巻線32′、3
4′、36′の上端32a′、34a′、36a′が径
方向外向きに共通バス105に接続されている。上端3
2a′、34a′、36a′を接地し、RF電力を下端
32b′、34b′、36b′に印加してもよいが(図
6と同様)、図26は、その代わりに、RF電力がどの
ように上端32a′、34a′、36a′に印加され
て、下端32b′、34b′、36b′が接地されるか
を示している。図26ではオーバーヘッド導体(すなわ
ち天井52の上に重なる導体)が存在しないので、天井
52は、多重ら旋コイルに影響を及ぼすことなく、図2
6に示すフラット形状や、ドーム形状や円錐台形状等を
含む任意の適切な形をとることができる。
【0028】図27は、図9に対応する実施形態を示す
が、図9と異なり、平坦な天井および天井と形状合致し
て天井の上に重なる多重ら旋コイルの部分を有してい
る。
【0029】図28は、図24に対応する実施形態を示
すが、そのドーム天井を切頭した中央部分、つまり平坦
な中央部分を有している。図29は、図25に対応する
実施形態を示すが、そのドーム天井を切頭した、つまり
平坦な、中央部分を有している。図28および図29の
いずれの実施形態でも、巻線32、34、36の上端ま
たは中央端は、(図28に示されるように)頂点端子3
8に径方向内向きに接続することができ、あるいは(図
29に示されるように)バス105に径方向外向きに接
続することができる。図28および図29の実施形態の
いずれにおいても、頂部38またはバス105を(図2
8および図29に示すように)接地し、あるいはRF電
源に接続することができる。
【0030】図30は、天井52の上に重なる多重ら旋
コイルをどのように2本の多重ら旋コイル、すなわち径
方向内側多重ら旋コイル110および径方向外側多重ら
旋コイル115、に径方向に分割できるかを示してい
る。2本のコイル110、115に異なるRF電力レベ
ルを印加できるように、この2本の多重ら旋コイル11
0、115のそれぞれに加えられるRF電力は独立して
制御される。このようにすることの利点は、上記の特徴
によってウェーハ面上におけるプラズマ密度の径方向分
布のより広範な制御または調節が可能になることであ
る。具体的には、例えば、ウェーハ16の表面上におけ
るプラズマイオン密度の径方向分布は、中心付近で最大
となり、縁部付近で最小となる。このとき、中心部と縁
部との間のプラズマ密度の不均一性を減少させるため
に、外側コイル115に加えるRF電力に対して内側コ
イル110に加えるRF電力を削減できるので、プラズ
マイオン密度の径方向分布がより均一になる。
【0031】図30の実施形態では、各多重ら旋コイル
(内側コイル110および外側コイル115)は、下記
の3本の同心ら旋導電性巻線からなる。すなわち、内側
多重ら旋コイルは、径方向内側終端111a、112
a、113aと、径方向外側終端111b、112b、
113bとを持つ同心ら旋巻線111、112、113
を有している。また、外側多重ら旋コイル115は、径
方向内側終端116a、117a、118aと、径方向
外側終端116b、117b、118bとを持つ同心ら
旋巻線116、117、118を有している。各巻線に
ついて言えば、その内側終端および外側終端の一方は接
地されるが、他方は独立して調節可能な2つのRF電源
120、125の一方に接続される。電源120は内側
コイル110を駆動し、電源125は外側コイル115
を駆動する。例えば、内側および外側コイル110、1
15のすべての外側終端が接地される場合は、図30に
示すように、内側端111a、112a、113aが電
源120に接続され、内側端116a、117a、11
8aは電源125に接続される。
【0032】図31は、チャンバの天井と側壁の両方を
覆う多重ら旋コイルを、どのように2本の個別のコイ
ル、すなわちチャンバ天井を覆うオーバーヘッド多重ら
旋コイル130およびチャンバ側壁を覆う側部多重ら旋
コイル135、に分割できるかを示している。各コイル
130、135は、RF電源120、125によって個
別に駆動される。図30の実施形態と同様、これら2本
の別個のコイルは、ウェーハ18上の異なる径方向区域
におけるプラズマ密度に影響を与え、オーバーヘッドコ
イル130は主として中心部上のプラズマ密度に影響を
与え、側部コイル135は、ウェーハ18の周縁部上の
プラズマ密度に影響を与える。このように、2本のコイ
ル130、135を独立して駆動することにより、ウェ
ーハ面上におけるプラズマ密度の径方向分布を調節、あ
るいは最適化する方法が実現され、図30の実施形態に
関して既に述べた利点が得られる。
【0033】図31に示される概念は様々な形で実施可
能だが、図示の実施例では、オーバーヘッドコイル13
0が、径方向内側終端131a、132a、133a
と、径方向外側終端131b、132b、133bとを
備える3本の同心ら旋導線131、132、133(こ
れらは、互いにほぼ水平方向にずれている)を有してお
り、側部コイル135は、内側終端136a、137
a、138aと外側終端136b、137b、138b
とを備える3本の同心ら旋導線136、137、138
(これらは、互いに垂直方向にずれている)を有してい
る。個々のら旋導線の各々について、その内側終端およ
び外側終端の一方が接地される場合、他方は2つのRF
電源120、125のうちの対応するひとつに接続され
る。例えば、すべての外側終端が接地される場合、図示
のように、RF電源120は内側終端131a、132
a、133aに接続され、電源125は内側終端136
a、137a、138aに接続される。
【0034】図3(a)〜図31を参照して上述した実
施形態は、下に位置するチャンバ天井や側壁の形状とほ
ぼ合致する形状の多重ら旋コイルを取り上げて説明した
が、このような形状合致は必ずしも必要ではなく、実
際、本発明の様々な実施形態は、下のチャンバ表面(天
井や側壁)の形状に合致しない形状を持つ多重ら旋同心
コイルを想定している。図32および図33に示される
ように、3本の同心ら旋巻線141、142、143か
ら成る略円筒形の多重ら旋コイル140がドーム形天井
に隣接するように並置されている。図32では、巻線1
41、142、143の内側終端141a、142a、
143aが径方向外向きに共通バス105に接続され、
共通バスはRF電源164に接続される。外側終端14
1b、142b、143bは接地されるが、極性を逆に
して、内側終端を接地し、外側終端をRF電源164に
接続してもよい。図32の有利な特徴のひとつは、バス
105と巻線内側終端とを径方向外向きに接続すること
により、これ以外の場合はチャンバ天井を上から覆うこ
とになるすべての導線を排除できることである。図33
の実施形態は、この点で異なる。というのも、巻線内側
終端が径方向内向きに頂点端子38に接続されており、
導線経路の何本かがチャンバ天井を覆っているからであ
る。
【0035】図34は、図33に対応する実施形態を示
すが、この実施形態は、天井の上に直接重なるオーバー
ヘッド多重ら旋コイル150をさらに含んでいる。この
オーバーヘッド多重ら旋コイル150は、平坦形として
ドーム形天井の上に重ねてもよいし(図示の通り)、あ
るいはそれ自体をドーム形状としたり、別の適切な形状
にしても良い。円筒形の側部コイル140とオーバーヘ
ッドコイル150は共に、同一のRF電源に電気的に接
続してもよいし、図31の実施形態のように電気的に分
離したコイルとして、別々のRF電源によって独立に駆
動してもよい。図30の実施形態のように、図32〜図
34の非形状合致多重ら旋コイルのそれぞれを、個別に
駆動される内側および外側コイルに分割しても良い。
【0036】図3A〜図34を参照して上述した実施形
態は、各巻線の2つの端部の何れか一方にRF電力を加
えているが、図35に示すように、実際にはRF電力を
2つの端部間の適切な中間点に加えてもよい。図35の
実施形態は、図9の実施形態に対応しているが、各巻線
の両終端が接地され、3本の同心ら旋巻線32、34、
36の各々に沿った中間点160、165、170でR
F電力が加えられる点が異なる。各中間点160、16
5、170の位置は、望ましいRF調整効果やRF整合
効果が得られるように選択することができる。この点
は、ハナワヒロジ(Hiroji Hanawa)らにより出願され
た米国特許出願に開示されている。図36は、図35の
実施形態に対応する概略図であり、RF電力は巻線3
2、34、36に沿った中間点160、165、170
に印加され、各巻線の両端は接地されている。図36の
概略図の多重ら旋コイルは、特定の形状に限定されるも
のではなく、平坦形、ドーム形、円錐形または円筒形の
ようなコイルであってもでよい。
【0037】図37は、これらの接続をどのように反転
して、巻線に沿った中間点160、165、170を接
地し、RF電力を各巻線32、34、36の両端に印加
させるかを示している。接地される中間点160、16
5、170は、先に記載した実施形態と同様に、図37
の多重ら旋コイルを径方向内側および径方向外側セクシ
ョン80a、80bに分割する。図37では、2つの異
なる電源120、125を使用することによって、コイ
ルの径方向内側および外側セクションに加わるRF電力
の差分制御が容易になる。これにより、上述したように
ウェーハ面上のプラズマイオン密度の径方向分布の調
節、あるいは最適化が可能になる。
【0038】チャンバ天井52は、通常、石英(quart
z)その他の適切な材料から構成される。特に、天井の
上に重なるオーバーヘッドコイルを有し、この天井を貫
通してRF誘導場が結合しなければならないような実施
形態では、これらの材料が使用される。しかしながら、
オーバーヘッドコイルを持たない実施形態では、電力が
天井を貫通して結合する必要がないので、天井はアルミ
ニウム等の導体でよい。導電性の天井の利点は、ウェー
ハ18の表面全体にわたって均一な電位を形成できるこ
とである。代わって天井が半導体の場合、オーバーヘッ
ドコイルから誘導場を結合することができるし、制御さ
れた電位をウェーハ表面上に形成することもできる。こ
のように、天井の上に重なるオーバーヘッド同心多重ら
旋コイルを有する実施形態(すなわち、図3(a)、図
3(b)、図4、図5、図7〜17、図22〜25、図
27〜31および図34〜37の実施形態)では、天井
を、誘導場の窓および電極として働くシリコン等の半導
体とすることができる。このような特徴的事項は、ケネ
ス・S・コリンズ(Kenneth S. Collins)による米国特
許出願第08/597,557号(1996年2月2日
出願)、「平行プレート電極を介して電力を結合する誘
導アンテナを有する平行板電極プラズマリアクタ」に開
示されている。
【0039】図38を参照すると、多重同心ら旋コイル
32、34、36は、図14〜17の天井と同様に、プ
ラズマ反応室の平坦化天井または多重半径ドーム形天井
52と形状合致している。コイルは、中心部でのプラズ
マイオン密度の集中を緩和するために、天井の中心の上
方に中央開口300を有している。図39では、コイル
アンテナのいずれの導線も天井52の中心部に接近しな
いように、多重ら旋コイルの内側導線端32a、34
a、36aが、大径の環状またはリング状の共通導体3
10に、径方向外向きに、かつ天井から離れるようにや
や上方に接続されている。共通導体310のこの大きな
直径は、天井52の直径のオーダである。図40では、
共通導体310の直径がより小さく、したがって導体3
10は開口300に径方向でより接近しているが、これ
を補償するために、共通導体310はチャンバ天井52
上のより高い位置(図39よりも高い位置)にあり、そ
れに接続される導線とチャンバ中心部に近いプラズマと
の間の相互作用を減少させている。
【0040】以上、好適な実施形態に即して本発明を詳
細に説明してきたが、本発明の真の趣旨と範囲から逸脱
することなく変更や修正を加えることが可能であること
は言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 従来技術の誘導結合型プラズマリアクタ用の
コイルアンテナの概略図である。
【図2】 RF電源の両端に並列に接続された巻線を有
するコイルアンテナの概略図である。
【図3】 (a)は、本発明の第1の実施形態に係るプ
ラズマリアクタ用のフラットディスクコイルアンテナの
平面図であり、(b)は、図3Aに対応するフラットデ
ィスクコイルアンテナであって巻線の数が多いものの平
面図である。
【図4】 図3(a)に対応する側面図である。
【図5】 図3(a)の実施形態のコイルアンテナを使
用する誘導結合型プラズマリアクタの切欠斜視図であ
る。
【図6】 本発明の第2の実施形態に係る円筒コイルア
ンテナの斜視図である。
【図7】 図6の円筒コイルアンテナを変形した本発明
の第3実施形態に係るコイルアンテナの斜視図であり、
ここでは円筒コイルがリアクタの天井を覆うように連続
している。
【図8】 本発明の第4実施形態に係るドーム形コイル
アンテナの斜視図である。
【図9】 図6の円筒コイルアンテナおよび図8のドー
ムアンテナの変形である第5の実施形態に係る変形コイ
ルアンテナの斜視図である。
【図10】 プラズマリアクタの切頭ドーム形天井に重
なる切頭ドーム形を備えた第6実施形態に係るコイルア
ンテナの斜視図である。
【図11】 切頭ドーム形リアクタ天井に重なる切頭ド
ーム形部分とリアクタ側壁を囲む円筒部分とを備えた第
7実施形態に係るコイルアンテナの斜視図である。
【図12】 天井の周囲に沿って面取りコーナーを形成
する切頭ドーム天井を備えた本発明の一実施形態の斜視
図である。
【図13】 円筒巻線を有する図12の実施形態の一変
形例の斜視図である。
【図14】 浅い、つまり部分的にドーム形を成す天井
を備えた本発明の一実施形態の斜視図である。
【図15】 円筒巻線を有する図14の実施形態の一変
形例の斜視図である。
【図16】 天井の周囲に沿って面取りコーナーを持つ
浅いドーム形天井を備えた本発明の一実施形態の斜視図
である。
【図17】 円筒巻線を有する図16の実施形態の一変
形例の斜視図である。
【図18】 従来技術の各種タイプのリアクタについて
ウェーハ中心からの径方向位置の関数としてウェーハ表
面で測定されたイオン電流の重ね合わせグラフと、本発
明を組み込んだリアクタについての同グラフである。
【図19】 従来技術の種々のリアクタについて反応室
圧力の関数としてウェーハ表面で測定されたイオン電流
の重ね合わせグラフである。
【図20】 従来技術の各種リアクタについて反応室圧
力の関数としてウェーハ表面で測定されたイオン電流の
重ね合わせグラフと、本発明を組み込んだリアクタにつ
いての同グラフである。
【図21】 従来技術の各種リアクタについて、反応室
圧力の関数としてウェーハ表面で測定されたイオン電流
の重ね合わせグラフである。
【図22】 径方向外向きに導体バスに接続された内端
を有する同心多重ら旋コイルを示す概略図である。
【図23】 頂点終端に向かう上方芯部を有するドーム
形同心多重ら旋コイルの側面図である。
【図24】 内側頂点端子で電力が供給されるドーム形
多重ら旋同心コイルを示す図である。
【図25】 内側頂点端子で電力が供給されるドーム形
多重ら旋同心コイルであって、チャンバの円筒側壁に沿
って下方に延在しているコイルを示す図である。
【図26】 共通導体バスに径方向外向きに接続された
内端を有する円筒形多重ら旋コイルを示す図である。
【図27】 図26に対応する実施形態であって、オー
バーヘッド多重ら旋同心コイルを更に有する実施形態を
示す図である。
【図28】 図26に対応する実施形態であって、切頭
ドーム形状を有する実施形態の図である。
【図29】 図27に対応する実施形態であって、切頭
ドーム形状を有する実施形態の図である。。
【図30】 個別のRF電源により独立して駆動される
個別の内側および外側多重ら旋コイルに分割された多重
ら旋同心コイルを示す図である。
【図31】 図30に対応する実施形態であって、内側
および外側コイルがそれぞれオーバーヘッドコイルとサ
イドコイルである実施形態を示す図である。
【図32】 ドーム形天井と同形でなく、天井の上方に
導体を何ら持たない円筒同心多重ら旋コイルを示す図で
ある。
【図33】 図32に対応する実施形態であって、各巻
線の径方向内端が中央頂点端子で終わる実施形態を示す
図である。
【図34】 図33に対応する実施形態であって、円筒
同心多重ら旋コイルをさらに有する実施形態を示す図で
ある。
【図35】 RF電力がコイルの各同心ら旋巻線に沿っ
た中間点に印加される実施形態を示す図である。
【図36】 図35に対応する概略図である。
【図37】 図36に対応する概略図であり、ここで
は、中間点が接地されてRF電力が各巻線の端部に印加
されるように極性が逆になっている。
【図38】 天井の形状に一致し、チャンバ中央へのプ
ラズマイオン密度の集中を緩和するための中央開口また
は穴を有する同心多重ら旋コイルを備えた実施形態を示
す図である。
【図39】 図38の実施形態の実施例であって、多重
ら旋導体の内端が、天井の外径に少なくともほぼ等しい
か、それ以上の直径を有する円環状共通コネクタに径方
向外向きに接続されている実施例を示す図である。
【図40】 図38の実施形態の実施例であって、多重
ら旋導体の内端が、天井の外径より小さい直径を有する
円環状共通導体に径方向外向きに、かつ天井から離れる
ように上方へ向かって接続されている実施例を示す図で
ある。
【符号の説明】
30…コイルアンテナ、31…反応室、32、34およ
び36…コイル巻線、32a、34aおよび36a…巻
線内端、32b、34bおよび36b…巻線外端、38
…頂点端子、62…整合素子、64…電源。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI // H05H 1/46 H05H 1/46 L (72)発明者 アーサー サト アメリカ合衆国, カリフォルニア州, サン ノゼ, イースタス ドライヴ 4733

Claims (56)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体ウェーハを処理するプラズマリア
    クタであって、 真空チャンバと、 前記真空チャンバ内に処理用ガスを導入する手段と、 前記真空チャンバの内側で前記半導体ウェーハを支持す
    るウェーハペデスタルと、 RF電源と、 前記真空チャンバ近傍のコイルアンテナと、を備え、 前記コイルアンテナは、径方向内端および径方向外端を
    各々が有する複数の同心ら旋導電性巻線と、前記複数の
    同心ら旋巻線の前記径方向内端に接続された第1の共通
    導体、および前記複数の同心ら旋巻線の前記径方向外端
    に接続された第2の共通導体と、を備え、前記RF電源
    は、前記第1および第2共通導体の一方に接続されてい
    るプラズマリアクタ。
  2. 【請求項2】 前記RF電源は2つの端子を備えてお
    り、前記2つの端子のうちの一方がRF電力端子であ
    り、前記2つの端子のうちの他方がRFグランドに接続
    されたRFリターン端子であり、前記第1および第2共
    通導体のうちの一方の共通導体が前記RF電力端子に接
    続され、他方の共通導体がグランドに接続されている、
    請求項1記載のプラズマリアクタ。
  3. 【請求項3】 前記一方の共通導体が前記第1の共通導
    体であり、前記他方の共通導体が前記第2の共通導体で
    あり、これにより、RF電力が前記内端に印加され、前
    記外端がRFグランドに接続されるようになっている、
    請求項2記載のプラズマリアクタ。
  4. 【請求項4】 前記一方の共通導体が前記第2の共通導
    体であり、前記他方の共通導体が前記第1の共通導体で
    あり、これにより、RF電力が前記外端に印加され、前
    記内端がグランドに接続されるようになっている、請求
    項2記載のプラズマリアクタ。
  5. 【請求項5】 前記第2の共通導体が前記コイルアンテ
    ナの周囲に隣接しており、前記外端が径方向外向きに前
    記第2の共通導体に接続されている、請求項1記載のプ
    ラズマリアクタ。
  6. 【請求項6】 前記第1の共通導体が前記巻線の周囲付
    近に配置されており、前記内端が径方向外向きに前記第
    1の共通導体に接続されている、請求項1記載のプラズ
    マリアクタ。
  7. 【請求項7】 前記第1共通導体は、前記アンテナコイ
    ルに対して径方向内側に配置された端子を備えており、
    前記内端は、径方向内向きに前記端子に接続されてい
    る、請求項1記載のプラズマリアクタ。
  8. 【請求項8】 前記第2の共通導体は、前記アンテナコ
    イルに対して径方向内側に配置されており、前記外端は
    径方向内向きに前記第2の共通導体に接続されている、
    請求項1記載のプラズマリアクタ。
  9. 【請求項9】 前記第2の共通導体は、前記コイルアン
    テナの周囲に隣接し、前記外端は、径方向外向きに前記
    第2の共通導体に接続され、 前記第1の共通導体は、前記巻線の周囲付近に配置さ
    れ、前記内端は、径方向外向きに前記第1の共通導体に
    接続されている、請求項1記載のプラズマリアクタ。
  10. 【請求項10】 前記コイルアンテナは、前記チャンバ
    の隣接する表面の形状と合致している、請求項9記載の
    プラズマリアクタ。
  11. 【請求項11】 前記コイルアンテナは、前記チャンバ
    の隣接する表面の形状と非合致である、請求項9記載の
    プラズマリアクタ。
  12. 【請求項12】 前記チャンバは、三次元形状を有する
    天井を備えており、前記コイルアンテナは、前記天井を
    包囲するとともに、前記天井から離れるように上方にず
    れた三次元形状を有している、請求項11記載のプラズ
    マリアクタ。
  13. 【請求項13】 前記チャンバ天井はドーム形であり、
    前記コイルアンテナは円筒形であって前記天井を包囲し
    ている、請求項12記載のプラズマリアクタ。
  14. 【請求項14】 前記天井の上に重なる前記コイルアン
    テナの導線が存在しないように、前記内端が径方向外向
    きに前記第1の共通導体に接続されている、請求項13
    記載のプラズマリアクタ。
  15. 【請求項15】 前記反応室は平面天井を備えており、
    前記アンテナコイルは平面円板形状であって前記天井の
    外面上に配置されている、請求項1記載のプラズマリア
    クタ。
  16. 【請求項16】 前記反応室は円筒側壁を備えており、
    前記アンテナコイルは円筒形であって前記円筒壁の一部
    分の上に配置されている、請求項1記載のプラズマリア
    クタ。
  17. 【請求項17】 前記リアクタはドーム形天井を備えて
    おり、前記アンテナコイルはドーム形であって、前記ド
    ーム形天井の少なくとも一部分の上に配置されてこの部
    分に形状合致している、請求項1記載のプラズマリアク
    タ。
  18. 【請求項18】 前記第1の共通導体は、前記ドーム形
    天井の中心軸の上方に頂点端子を備えており、この頂点
    端子は、前記ドーム形天井の頂点から垂直上方に配置さ
    れ、前記同心ら旋巻線の前記内端は、径方向内向きに、
    かつ前記ドーム天井から離れて上方で前記頂上端子に接
    続されていて、これにより、前記ドームの頂点を包囲し
    前記コイルアンテナの導線を含まない前記ドームの中央
    領域が形成されている、請求項17記載のプラズマリア
    クタ。
  19. 【請求項19】 前記天井の前記ドーム形状は切頭形状
    であり、これにより前記ドーム形天井の中央領域が平面
    となっている、請求項17記載のプラズマリアクタ。
  20. 【請求項20】 前記反応室は天井および円筒側壁を備
    えており、前記アンテナコイルの一部が前記天井の上に
    重なるとともに、前記アンテナコイルの他の部分は円筒
    形であって前記円筒側壁の少なくとも一部分の上に位置
    している、請求項1記載のプラズマリアクタ。
  21. 【請求項21】 前記内端が周方向で互いに等間隔に離
    間されており、前記外端が周方向で互いに等間隔に離間
    されている、請求項2記載のプラズマリアクタ。
  22. 【請求項22】 前記チャンバは、側壁およびこの側壁
    の上に重なる天井を備えており、前記コイルアンテナの
    第1の部分は、前記側壁の上に形状合致して重なり、前
    記アンテナの第2の部分は、前記天井の上に形状合致し
    て重なり、前記アンテナの前記第1の部分と前記第2の
    部分との間が滑らかに移行している、請求項1記載のプ
    ラズマリアクタ。
  23. 【請求項23】 前記リアクタは、前記コイルアンテナ
    の下に位置するドーム形天井を備えており、複数の前記
    の巻線の前記内端は、前記天井の対称軸から径方向外向
    きに離間されていて、対称的に離間された対応する直線
    状導体によって前記第1の共通導体に接続されている、
    請求項2記載のプラズマリアクタ。
  24. 【請求項24】 前記第1の共通導体は、複数の前記巻
    線の前記内端からなる平面の垂直上方に配置されてお
    り、前記直線状導体は、前記共通端子に向かって前記内
    端から離れるように上方に延在している、請求項23記
    載のプラズマリアクタ。
  25. 【請求項25】 前記コイルアンテナは、径方向内側コ
    イルアンテナを備えており、前記リアクタは、前記径方
    向内側コイルアンテナと同心の径方向外側コイルアンテ
    ナをさらに備えており、前記径方向内側および径方向外
    側コイルアンテナは互いに電気的に分離しており、前記
    プラズマリアクタは、前記内側および外側コイルアンテ
    ナの対応するアンテナに個々に接続された独立RF電源
    を備えていて、これにより、前記各コイルアンテナに送
    られるRF電力が個別に制御可能になっている、請求項
    1記載のプラズマリアクタ。
  26. 【請求項26】 前記反応室は天井を備えており、前記
    径方向内側コイルアンテナおよび前記径方向外側コイル
    アンテナが前記天井を包囲している、請求項25記載の
    プラズマリアクタ。
  27. 【請求項27】 前記反応室は天井および円筒側壁を備
    えており、前記径方向内側コイルアンテナは前記天井の
    上に重なっており、前記径方向外側コイルアンテナは前
    記円筒側壁を包囲している、請求項26記載のプラズマ
    リアクタ。
  28. 【請求項28】 前記内側コイルアンテナは、前記天井
    と形状合致しており、前記外側コイルアンテナは、前記
    側壁と形状合致している、請求項27記載のプラズマリ
    アクタ。
  29. 【請求項29】 前記径方向内側および外側コイルアン
    テナは、前記天井と非形状合致である、請求項27記載
    のプラズマリアクタ。
  30. 【請求項30】 前記天井は三次元形状を有し、前記径
    方向内側および外側コイルアンテナは、前記天井の三次
    元形状と非形状合致の対応する三次元形状を有してい
    る、請求項29記載のプラズマリアクタ。
  31. 【請求項31】 前記天井はドーム形であり、前記内側
    および外側コイルアンテナは、それぞれ平面形および円
    筒形である、請求項30記載のプラズマリアクタ。
  32. 【請求項32】 前記RF電源は2つの端子を備えてお
    り、前記2つの端子のうちの一方がRF電力端子であ
    り、前記2つの端子のうちの他方がRFグランドに接続
    されたRFリターン端子であり、前記第1および第2共
    通導体のうちの一方の共通導体が前記2つの端子の一方
    に接続され、他方の共通導体が前記2つの端子の他方に
    接続されている、請求項1記載のプラズマリアクタ。
  33. 【請求項33】 半導体ウェーハを処理するプラズマリ
    アクタであって、 真空チャンバと、 前記真空チャンバ内に処理用ガスを導入する手段と、 前記真空チャンバの内部で前記半導体ウェーハを支持す
    るウェーハペデスタルと、 第1のRF電源と、 前記真空チャンバ付近のコイルアンテナと、を備え、 前記コイルアンテナは、 径方向内端および径方向外端を各々が有する複数の同心
    ら旋導電性巻線と、前記複数の同心ら旋巻線の前記径方
    向内端に接続された第1の共通導体、前記複数の同心ら
    旋巻線の前記径方向外端に接続された第2の共通導体、
    および前記巻線の各々の前記内端と外端の中間に位置す
    る中間点に接続された第3の共通導体と、を備え、前記
    第1のRF電源が、前記第3共通導体と、前記第1およ
    び第2共通導体の少なくとも一方とを跨いで接続されて
    いる、プラズマリアクタ。
  34. 【請求項34】 前記第1のRF電源は、RFグランド
    と前記第3共通導体との間に接続されており、前記第1
    および第2共通導体は、RF接地されている、請求項3
    3記載のプラズマリアクタ。
  35. 【請求項35】 前記第1のRF電源は、前記第1およ
    び第2共通導体のうちの少なくとも一方とRFグランド
    とを跨いで接続されており、前記第3共通導体は、RF
    グランドに接続されている、請求項33記載のプラズマ
    リアクタ。
  36. 【請求項36】 前記第1および第2共通導体のうちの
    他方とRFグランドとを跨いで接続された第2のRF電
    源をさらに備え、前記第1および第2のRF電源は独立
    して制御可能であり、これにより、前記コイルアンテナ
    が、前記第3共通導体に接続された前記中間点によって
    内側コイルアンテナ部および外側コイルアンテナ部に分
    割されている、請求項35記載のプラズマリアクタ。
  37. 【請求項37】 真空チャンバ内で半導体ウェーハを処
    理するプラズマリアクタの前記真空チャンバ内に電源か
    らの電力を放射するコイルアンテナであって、前記リア
    クタは、前記真空チャンバ内へ処理用ガスを供給するガ
    ス供給口を有しており、 前記コイルアンテナは、第1グループの複数の同心ら旋
    導電性巻線を備えており、この第1グループの前記巻線
    の各々は内端および外端を有し、各前記巻線は前記内端
    から前記外端まで径方向外向きにら旋に巻いているコイ
    ルアンテナ。
  38. 【請求項38】 前記第1グループの複数の同心ら旋導
    電性巻線と同軸である第2グループの複数の同心ら旋導
    電性巻線をさらに備え、前記第2グループの前記巻線の
    各々は、外端と、前記第1グループの周囲に位置する内
    端とを有しており、各前記巻線は、前記内端から前記外
    端まで径方向外向きにら旋を巻いており、前記第1およ
    び第2グループの巻線は電気的に分離していて独立に制
    御可能になっている請求項37記載のコイルアンテナ。
  39. 【請求項39】 半導体ウェーハを処理するプラズマリ
    アクタであって、三次元形状の天井を有する真空チャン
    バと、 前記真空チャンバへの処理用ガス供給口と、 前記真空チャンバの内部で前記半導体ウェーハを支持す
    るウェーハペデスタルと、 RF電源と、 前記RF電源から電力を受け取り、かつ、前記天井の上
    に重なるコイルアンテナと、を備え、 前記コイルアンテナは、径方向内端および径方向外端を
    各々が有する複数の同心ら旋導電性巻線と、前記複数の
    同心ら旋巻線の前記径方向内端に接続された第1の共通
    導体、および前記複数の同心ら旋巻線の前記径方向外端
    に接続された第2の共通導体と、を備えており、前記第
    1共通導体は、前記複数の同心ら旋導電性巻線の中心付
    近に中心端子を備えており、前記中心端子は、前記天井
    の中央部分の上に一定の高さをもって配置されており、
    前記内端は、径方向内向き上方に前記中心端子に接続さ
    れており、これにより、前記天井の中央部分が前記コイ
    ルアンテナの導線から離間されているプラズマリアク
    タ。
  40. 【請求項40】 前記コイルアンテナは、前記中央部分
    の付近を除いて、前記天井とほぼ形状合致している、請
    求項39記載のプラズマリアクタ。
  41. 【請求項41】 前記RF電源は、前記第1および第2
    共通導体の少なくとも一方に結合されている、請求項3
    9記載のプラズマリアクタ。
  42. 【請求項42】 前記RF電源は、前記第1および第2
    共通導体を跨いで結合されている、請求項41記載のプ
    ラズマリアクタ。
  43. 【請求項43】 前記RF電源は、前記第1および第2
    共通導体のうちの一方と、各巻線の前記内端と外端の中
    間点と、を跨いで結合されている、請求項41記載のプ
    ラズマリアクタ。
  44. 【請求項44】 前記中間点と、前記第1および第2共
    通導体のうちの他方と、を跨いで接続された第2の電源
    をさらに備えている請求項43記載のプラズマリアク
    タ。
  45. 【請求項45】 放射中心領域に開口を有する複数の並
    列ら旋同心巻線からなる放射対称三次元形状アレイを備
    えた誘導結合型プラズマリアクタ。
  46. 【請求項46】 前記巻線のアレイはドーム形である、
    請求項45記載のプラズマリアクタ。
  47. 【請求項47】 前記ドーム形は多重半径ドーム形であ
    る、請求項46記載のプラズマリアクタ。
  48. 【請求項48】 半導体ウェーハを処理するプラズマリ
    アクタであって、 多重半径ドーム形天井を有する真空チャンバと、 前記真空チャンバ内への処理用ガス供給口と、 前記真空チャンバの内部で前記半導体ウェーハを支持す
    るウェーハペデスタルと、 RF電源と、 前記RF電源から電力を受け取り、前記多重半径ドーム
    形天井の上に重なるとともにその天井と形状が少なくと
    もほぼ合致するコイルアンテナと、を備え、 前記コイルアンテナは、径方向内端および径方向外端を
    各々が有する複数の同心ら旋導電性巻線を備えており、
    前記径方向内端は、前記コイルアンテナが内部に導線が
    存在しない中央開口を有するように配置されているプラ
    ズマリアクタ。
  49. 【請求項49】 前記径方向内端が接続される共通導体
    をさらに備える請求項48記載のプラズマリアクタ。
  50. 【請求項50】 前記共通導体は、前記開口の直径より
    も大きい直径を有す環状導体を備えており、これによ
    り、前記径方向内端が径方向外向きに前記環状導体に接
    続されるようになっている請求項49記載のプラズマリ
    アクタ。
  51. 【請求項51】 前記共通導体は、前記天井のオーダの
    直径を有している、請求項50のプラズマリアクタ。
  52. 【請求項52】 前記共通導体は、前記天井から垂直上
    方に離間した位置に配置されており、これにより、前記
    径方向内端は、径方向外向きでかつ垂直上向きに前記共
    通導体に接続されるようになっている、請求項51記載
    のプラズマリアクタ。
  53. 【請求項53】 前記共通導体への前記径方向内端の前
    記接続は、垂直上向きの経路に沿った後、径方向外向き
    の経路に沿って進む、請求項48記載のプラズマリアク
    タ。
  54. 【請求項54】 前記共通導体は、前記天井のオーダの
    直径を有している、請求項52記載のプラズマリアク
    タ。
  55. 【請求項55】 前記共通導体は、前記天井の直径より
    小さな直径を有している、請求項53記載のリアクタ。
  56. 【請求項56】 前記共通導体は、前記径方向内端が径
    方向内向きに接続される頂点端子を備えている、請求項
    48記載のリアクタ。
JP9267404A 1996-09-30 1997-09-30 共通のrf端子を有する対称並列多重コイルを備えた誘導結合型プラズマリアクタ Withdrawn JPH10125663A (ja)

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