JPH10125161A - キー操作部構造 - Google Patents

キー操作部構造

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JPH10125161A
JPH10125161A JP8276420A JP27642096A JPH10125161A JP H10125161 A JPH10125161 A JP H10125161A JP 8276420 A JP8276420 A JP 8276420A JP 27642096 A JP27642096 A JP 27642096A JP H10125161 A JPH10125161 A JP H10125161A
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JP
Japan
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key
sheet
light emitting
light
emitting member
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Application number
JP8276420A
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English (en)
Inventor
Toshikazu Sawai
俊和 沢井
Shigeru Kato
茂 加藤
Hidekatsu Hamashima
秀豪 濱島
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Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電子機器に適用されるキー操作部構造におい
て、発光機能を具備させることで、暗い所でのキー操作
が確実に行えるようにする。 【解決手段】 各キー部11上に機能名称・図柄12を
表示した半透明のキーボード部材8と、このキーボード
部材8の直下に配置され、各キー部11に対応して開口
する穴部16を有し、かつ、その各穴部16の近傍に対
応する機能名称・図柄17を、キーボード部材8と同系
色で印刷した発光部材15と、この発光部材15の直下
に配設され、キーボード部材8の各キー部11が押圧操
作されるのに対応して導通する接点部14を設けた接点
部材9と、を備えてなる。従って、暗い所でキー部11
を押すと、各キー部11に対応した各穴部16を除き発
光部材15が発光して、発光部材15に印刷した機能名
称・図柄17が、半透明のキーボード部材8を通して各
キー部11の近傍に浮かび上がって見える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、発光機能を具備す
るキー操作部構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電子手帳やページャー等の電子機器に適
用されるキー操作部としてシートキーがある。従来のシ
ートキーとしては、例えば、PET(ポリエチレンテレ
フタレート)フィルム等によるシートにカーボン等の導
電材を印刷して、回路基板上との接点構造を持った電極
シートを構成し、フロントシートのキー部を押すことに
より、電極シートと回路基板上の接点とを導通させて、
キーとして使えるようになっている。また、例えば、回
路基板上にメカニカルスイッチを実装して、フロントシ
ートのキー部を押すことにより、回路基板上のメカニカ
ルスイッチを作動させるようにした構成のものもある。
【0003】図8は従来のキー操作部の一例を示すもの
で、電子機器(ページャー)の使用状態を示した平面図
であり、図9はそのキー操作部の構成を示すもので、フ
ロントシート及び電極シートを分解して示した分解斜視
図である。また、図10はフロントシートを拡大して示
す正面図、図11は電極シートを拡大して示す正面図で
ある。これらの図8から図11において、1は本体部、
2は蓋体部、3はヒンジ部、4は表示画面、5はダイア
ルキー、6はキー操作部、7は回路基板、8はフロント
シート(キーボード部材)、9は電極シート(接点部
材)、11はキー部、12は機能名称・図柄、13は電
極パターン、14は接点部である。
【0004】この図示例のページャーは、ダイアラー機
能や電話番号メモリーを内蔵しているため、入力のため
のキー数が多くなっており、キー操作部6を有する本体
部1と表示画面4及びダイアルキー5を有する蓋体部2
とを回動自在に接続するヒンジ部3の内部には、電気配
線が通されて、本体部1と蓋体部2が電気的につなげら
れている。そして、表示画面4は、本体部1側のキー操
作部6の操作性を良くするために、蓋体部2側に配置さ
れており、この表示画面4は、例えば、暗い所で表示画
面4を見ようとしてキー操作部6のキー部11を押した
時に、表示照明が点灯するような構成となっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】以上のように従来は、
暗い所において、蓋体部2側の表示画面4だけが明るく
なるものであり、本体部1側のキー操作部6は、押すべ
きキー部11の位置が良く見えないため、手探り状態と
なってキー操作が大変行いにくいという問題があった。
【0006】本発明の課題は、電子機器に適用されるキ
ー操作部構造において、発光機能を具備させることで、
暗い所でのキー操作が確実に行えるようにすることであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決すべく
請求項1記載の発明は、例えば、ページャー等の電子機
器に適用されるキー操作部の構造であって、フィルム等
の半透明部材により形成されたシートキー等のキーボー
ド部材と、このキーボード部材の直下に配置され、前記
キーボード部材の前記各キー部に対応して開口する円形
等の穴部がそれぞれ形成されると共に、その各穴部の近
傍に対応する文字や数字やマーク等の機能名称・図柄が
それぞれ印刷された、例えば、ELシート等の発光部材
と、この発光部材の直下に配設され、前記キーボード部
材の前記各キー部が押圧操作されるのに対応してそれぞ
れ導通する、例えば、電極パターンとして形成される櫛
刃状等の接点部がそれぞれ設けられた電極シート等の接
点部材と、を備えてなる構成を特徴としている。
【0008】このように、半透明のキーボード部材とそ
の下の接点部材との間に、各キー部に対応する各穴部の
近傍に機能名称・図柄を印刷した発光部材が介装された
キー操作部構造なので、例えば、暗い所において、各キ
ー部に対応する各穴部を除いて発光部材が発光すること
により、発光部材に印刷した機能名称・図柄が、半透明
のキーボード部材を通して各キー部の近傍に浮かび上が
って見える。
【0009】そして、請求項2記載の発明は、請求項1
記載のキー操作部構造であって、前記発光部材の前記各
機能名称・図柄が、半透明の前記キーボード部材と同系
色で印刷されている構成を特徴としている。
【0010】このように、請求項1記載の発光部材の各
機能名称・図柄を半透明のキーボード部材と同系色で印
刷したキー操作部構造なので、発光部材の非発光時にお
いては、発光部材に印刷した機能名称・図柄が、キーボ
ード部材上の各キー部の近傍に浮かび上がって見えるこ
とはない。
【0011】さらに、請求項3記載の発明は、請求項1
または2の何れかに記載のキー操作部構造であって、前
記接点部材と前記発光部材との間に、前記各キー部に対
応して開口する穴部を備えた遮光部材と、この遮光部材
の直下に前記発光部材とは異なる色で発光する第2の発
光部材と、をさらに備えた構成を特徴としている。
【0012】このように、請求項1または2の何れかに
記載の各キー部は、第2の発光部材により、第1の前記
発光部材とは異なる発光色で発光するので、例えば、一
つのキーに複数の機能を持たせている電子機器であって
も、前記発光部材と第2の発光部材とを選択的に、或い
は、両方を発光させることで、その機能を認識しやすく
することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下に、本発明に係るキー操作部
構造の実施の各形態例を図1から図7に基づいて説明す
る。先ず、図1は本発明を適用した発光部材の一例とし
てのELシートを示す正面図であり、図2は本発明を適
用した電子機器(ページャー)のキー操作部の構成を示
すもので、キーボード部材(フロントシート)、発光部
材(ELシート)及び接点部材(電極シート)とを分解
して示した分解斜視図である。そして、図3は本発明を
適用した電子機器(ページャー)における発光部材の発
光時の使用状態を示した平面図である。
【0014】これらの図1から図3において、前述した
従来例(図8から図11参照)のものと同様に、1は本
体部、2は蓋体部、3はヒンジ部、4は表示画面、5は
ダイアルキー、6はキー操作部、7は回路基板、8はフ
ロントシート(キーボード部材)、9は電極シート(接
点部材)、11はキー部、12は機能名称・図柄、13
は電極パターン、14は接点部であり、15はELシー
ト(発光部材)、16は穴部、17は機能名称・図柄で
ある。この実施の形態例のページャーにおいて、表示画
面4及びダイアルキー5を有する蓋体部2がヒンジ部3
により回動自在に接続された本体部1側に設けるキー操
作部6は、表側のキーボード部材としてのフロントシー
ト8と、本体部1底部に設置された回路基板7上に重ね
られる接点部材としての電極シート9との間に、発光部
材としてのELシート15を介装した構成となってい
る。
【0015】先ず、フロントシート8は、表面がシボ加
工された透明シートや透明シート表面にUV(紫外線)
インクでシボを形成させた半透明部材からなるもので、
図2に示すように、その縦横方向に並べて押し釦部とし
ての円形のキー部11,11,11,…を形成してな
る。これらの各キー部11,11,11,…の表面に
は、通常の使用状態(後述するELシート15の未発光
状態)で各々の機能を認識させるため、その機能を各々
表す文字「ON」,「OFF」,「フリー」,「固
定」,「TEL」,「設定」,「消去」,「復帰」,
「入力」,「実行」や数字「0」,「1」,「2」,
「3」,「4」,「5」,「6」,「7」,「8」,
「9」やマーク「△」,「▽」等の機能名称・図柄1
2,12,12,…を印刷によりそれぞれ表示している
(図10も参照)。
【0016】以上のフロントシート8において、各機能
名称・図柄12,12,12,…を表示した各キー部1
1,11,11,…を除いた部分は、通常の使用状態
(ELシート15の未発光状態)の色が背景色となる。
また、電極シート9は、硬質基板やフィルム上に金属や
カーボン等の導電材を印刷することによって、図2に示
すように、表面に電極パターン13を形成してなるもの
である。この電極パターン13は、フロントシート8の
各キー部11,11,11,…に対応する箇所に、回路
基板7上の接点と導電させるための櫛刃状の接点部1
4,14,14,…を有している(図11も参照)。
【0017】そして、ELシート15は、一般的にはE
L(Electroluminescence:エレク
トロルミネセンス)パネルと呼ばれるもので、即ち、発
光体(蛍光体)としてZnS半導体をベースに、活性剤
としてCu,Mn等を加え、さらに、蛍光体粉末(希土
類ふっ化物)を柔軟性に富んだ絶縁性フィルムの中に埋
め込んでなるものであり、さらにその底面には薄い反射
板を有している。そして、図1に拡大して示すように、
その縦横方向に並べて前記フロントシート8の各キー部
11,11,11,…に対応する円形の穴部16,1
6,16,…を形成してなる。さらに、このELシート
15の表面には、各穴部16,16,16,…の横隣
(図示例では右横隣)に、ELシート15の未発光状態
で後述する如く表示が見えなくなる各キー部11,1
1,11,…の各々の機能を認識させるため、その各表
面に表示したものと同じ文字「ON」,「OFF」,
「フリー」,「固定」,「TEL」,「設定」,「消
去」,「復帰」,「入力」,「実行」や数字「0」,
「1」,「2」,「3」,「4」,「5」,「6」,
「7」,「8」,「9」やマーク「△」,「▽」等の機
能名称・図柄17,17,17,…を、ELシート15
が発光すると浮かび上がるインクを用いた印刷によりそ
れぞれ表示している。そのインクの色はフロントシート
8と同色、或いは、同系色のものを使用する。
【0018】以上のような構成のELシート15を、本
体部1底部に設置された回路基板7上に重ねられる接点
部材としての電極シート9と、表側のキーボード部材と
してのフロントシート8との間に介装してなるキー操作
部6を本体部1側に有して、表示画面4及びダイアルキ
ー5を有する蓋体部2を備えたページャーは、図示しな
いが、外部の明暗を検出するセンサを内蔵すると共に、
そのセンサにより外部が暗い状態にあることが検出され
た際には、各キー部11,11,11,…の何れかを押
圧操作すると、表示画面4の照明を点灯させると同時
に、ELシート15を通電して発光させる回路構成を具
備している。従って、暗い所において、フロントシート
8の各キー部11,11,11,…の何れかを押圧操作
すれば、ELシート15が発光して、キー操作部6は図
3に示すような外観状態となる。
【0019】即ち、各キー部11,11,11,…に対
応する各穴部16,16,16,…を除いたELシート
15が発光するため、キー操作部6は、図3に示したよ
うに、下にELシート15の各穴部16,16,16,
…が一致する各キー部11,11,11,…が暗くてそ
の表面の各機能名称・図柄12,12,12,…は見え
ないが、フロントシート8の各キー部11,11,1
1,…を除いた部分が明るく見えて、ELシート15に
各キー部11,11,11,…の横隣に印刷した文字
「ON」,「OFF」,「フリー」,「固定」,「TE
L」,「設定」,「消去」,「復帰」,「入力」,「実
行」や数字「0」,「1」,「2」,「3」,「4」,
「5」,「6」,「7」,「8」,「9」やマーク
「△」,「▽」等の各機能名称・図柄17,17,1
7,…が、フロントシート8を通し浮かび上がって全て
見える。従って、暗い所でもキー操作部6の各キー部1
1,11,11,…を識別しながら確実にキー操作する
ことができる。
【0020】また、明るい所においては、フロントシー
ト8の下のELシート15の各機能名称・図柄12,1
2,12,…は、フロントシート8と同系色であること
から、ぼやけてしまって殆ど見えなくなる。従って、明
るい所では、フロントシート8の各キー部11,11,
11,…の表面に印刷した文字「ON」,「OFF」,
「フリー」,「固定」,「TEL」,「設定」,「消
去」,「復帰」,「入力」,「実行」や数字「0」,
「1」,「2」,「3」,「4」,「5」,「6」,
「7」,「8」,「9」やマーク「△」,「▽」等の各
機能名称・図柄12,12,12,…を見ながらキー操
作できる(図8参照)。
【0021】以上の実施の形態例によれば、ページャー
のキー操作部6において、フロントシート8と電極シー
ト9との間にELシート15を介装したことにより、製
品を厚くせずに、キー照明を付加することができる。と
ころで、以上の実施の形態例では、蓋付きタイプのペー
ジャーとしたが、次に変形例として説明するカードタイ
プのページャーでも良い。
【0022】<変形例(その1)>図4は本発明を適用
した変形例としての電子機器(ページャー)のキー操作
部を示すもので、発光部材の未発光時の使用状態を示し
た平面図であり、図5はそのキー操作部において、発光
部材の発光時の使用状態を示した平面図である。これら
の図4及び図5において、21は本体部、22は表示画
面、23はキー操作部、24はフロントシート(キーボ
ード部材)、25はキー部、26は機能名称・図柄、2
7はELシート(発光部材)の機能名称・図柄である。
この変形例のページャーにおいて、カードタイプの本体
部21に表示画面22と共に設けるキー操作部23は、
表側のキーボード部材としてのフロントシート24と、
図示しないが、前述した実施の形態例と同様にして、本
体部21底部に設置される回路基板上に重ねられる接点
部材としての電極シートとの間に、発光部材としてのE
Lシートを介装した構成となっている。
【0023】先ず、フロントシート24は、前述した実
施の形態例と同様に、表面がシボ加工された透明シート
や透明シート表面にUV(紫外線)インクでシボを形成
させた半透明部材からなるもので、図4に示すように、
表示画面22を内部に有していて、その表示画面22の
下の横方向に並べて図示例では3個の押し釦部としての
円形のキー部25,25,25を形成してなる。これら
の各キー部25,25,25の表面には、通常の使用状
態(ELシートの未発光状態)で各々の機能を認識させ
るため、その機能を各々表す文字や数字やマーク、即
ち、図示例では、マーク「□」,「▽」等の機能名称・
図柄26,26,26を印刷によりそれぞれ表示してい
る。
【0024】以上のフロントシート24においても、前
述した実施の形態例と同様に、各機能名称・図柄26,
26,26を表示した各キー部25,25,25を除い
た部分は、通常の使用状態(ELシートの未発光状態)
の色が背景色となる。また、図示しない電極シートは、
前述した実施の形態例と同様に、硬質基板やフィルム上
に金属やカーボン等の導電材の印刷により表面に電極パ
ターンを形成してなるもので、その電極パターンは、フ
ロントシート24の各キー部25,25,25に対応す
る箇所に、櫛刃状の接点部を有している。
【0025】そして、図示しないELシートは、前述し
た実施の形態例と同様に、フロントシート24の各キー
部25,25,25に対応する円形の穴部を形成すると
共に、そのELシート表面には、図5に示すように、各
穴部の図示例では上側に、ELシートの未発光状態で後
述する如く表示が見えなくなる各キー部25,25,2
5の各々の機能を認識させるため、その各表面に表示し
たものと同じ文字や数字やマーク、即ち、図示例では、
マーク「□」,「▽」等の機能名称・図柄27,27,
27を、ELシートが発光すると浮かび上がるインクを
用いた印刷によりそれぞれ表示している。そのインクの
色も、前述した実施の形態例と同様に、フロントシート
24と同色、又は、同系色のものを使用する。
【0026】以上のような構成のELシートを、本体部
21底部に設置された回路基板上に重ねられる接点部材
としての電極シートと、表側のキーボード部材としての
フロントシート24との間に介装してなるキー操作部2
3を表示画面22と共に本体部21に有したカードタイ
プのページャーも、図示しないが、前述した実施の形態
例と同様に、外部の明暗を検出するセンサを内蔵すると
共に、そのセンサにより外部が暗い状態にあることが検
出された際には、各キー部25,25,25の何れかを
押圧操作すると、表示画面22の照明を点灯させると同
時に、ELシートを通電して発光させる回路構成を具備
している。従って、暗い所において、フロントシート2
4の各キー部25,25,25の何れかを押圧操作すれ
ば、ELシートが発光して、キー操作部23は図5に示
すような外観状態となる。
【0027】即ち、各キー部25,25,25に対応す
る各穴部を除いたELシートが発光するため、キー操作
部23は、図5に示したように、下にELシートの各穴
部が一致する各キー部25,25,25が暗くてその表
面の各機能名称・図柄26,26,26は見えないが、
フロントシート24の各キー部25,25,25を除い
た部分が明るく見えて、ELシートに各キー部25,2
5,25の上側に印刷した文字や数字やマーク、即ち、
図示例では、マーク「□」,「▽」等の各機能名称・図
柄27,27,27が、フロントシート24を通し浮か
び上がって全て見える。従って、前述した実施の形態例
と同様に、暗い所でもキー操作部23の各キー部25,
25,25を識別しながら確実にキー操作することがで
きる。
【0028】また、明るい所においては、前述した実施
の形態例と同様に、フロントシート24の下のELシー
トの各機能名称・図柄27,27,27は、フロントシ
ート24と同系色であることから、ぼやけてしまって殆
ど見えなくなる。従って、明るい所では、図4に示した
ように、フロントシート24の各キー部25,25,2
5の表面に印刷した文字や数字やマーク、即ち、図示例
では、マーク「□」,「▽」等の各機能名称・図柄2
6,26,26を見ながらキー操作できる。
【0029】<変形例(その2)>図6は本発明を適用
したその他の変形例として発光部材の変形例としてのE
Lシートを示す正面図であり、図7はこの変形例のEL
シートを適用した電子機器(ページャー)のキー操作部
の構成を示すもので、キーボード部材(フロントシート
8)、第1の発光部材(ELシート15)、遮光部材
(遮光シート28)、第2の発光部材(ELシート3
0)、及び接点部材(電極シート9)を分解して示した
分解斜視図である。なお、図7では、ページャーの本体
部1、蓋体部2、ヒンジ部3、表示画面4、ダイアルキ
ー5、キー操作部6、回路基板7については前述した実
施の形態例と同様なので省略し、図6及び図7の両図面
において、前述した実施の形態例と同一符号のところは
内容が同じなので説明を省略する。
【0030】この変形例において、図6に示されるよう
に、ELシート15の表面には、各穴部16,16,1
6,…の横隣(図示例では右横隣)に、ELシート15
の未発光状態で後述するが如く表示が見えなくなる各キ
ー部11,11,11,…の各々のその他の機能、例え
ば、フロントシート8の各機能名称・図柄12,12,
12,…に描かれる数字の入力操作以外に、アルファベ
ット、カナ文字を指定して入力する際に使用される各キ
ー部11,11,11,…に対応した各機能名称・図柄
171,171,171,…をELシート15が発光す
ると浮かび上がるインクを用いた印刷によりそれぞれ表
示している。なお、そのインクの色はフロントシート8
と同色のものを用いる。
【0031】また、遮光シート28は、後述するELシ
ート30の発光による光を遮断するためのものであり、
ELシート15に対して十分薄い素材でできている。ま
た、この遮光シート28は、前記フロントシート8の各
キー部11,11,11,…に対応する箇所に円形の穴
部29,29,29,…を形成している。そして、EL
シート30は、前記ELシート15と同じ素材で構成さ
れ、ELシート15の発光色の補色で発光するものであ
る。さらに、このELシート30の底面に設けられる反
射シート301の前記電極シート9に対向する面には、
図示しないが、前記フロントシート8の各キー部11,
11,11,…の各箇所に対応して凸状のモールドが形
成されている。
【0032】以上に説明した各部材を、図7に示すよう
に、本体部1の回路基板7側より電極シート9、ELシ
ート30、遮光シート28、ELシート15、フロント
シート8の順に積層してなるキー操作部6を本体側に有
し、さらに、表示画面4及びダイアルキー5を有する蓋
体部2を備えたページャーは、前述した実施の形態例と
同様に、外部の明暗を検出するセンサを内蔵すると共
に、そのセンサにより外部が暗い状態にあることが検出
された際には、各キー部11,11,11,…を選択的
に操作すれば、ELシート15、ELシート30の何れ
か、または、両方とも発光して、各キー部11,11,
11,…のその時の機能種別の認識がしやすくなる。従
って、一つのキーに複数の機能を持たせている電子機器
であっても、キー部そのものの発光か、または、キー部
周囲の発光かで機能を分けて発光させることができるの
で、暗い所においてもキーの各機能が認識しやすくな
る。
【0033】なお、以上の実施の各形態例においては、
ページャーとしたが、本発明はこれに限定されるもので
はなく、キー操作部を有する電子機器であれば何でもよ
い。また、実施の形態例では、シートキーの下にELシ
ートを配置したが、その他、立体形状による樹脂キーや
ゴムキーの下にELシートを配置しても、同様の機能が
得られる。そして、実施の形態例では、電極シートを使
用したが、接点部としてのメカニカルスイッチを持った
接点部材を採用してもよい。また、実施の形態例では、
発光部材の発光素子として、ELとしたが、その他に、
拡散反射板を使用したLED(Light Emitt
ing Diode:発光ダイオード)としてもよく、
或いは、ランプを用いてもよい。さらに、その他、具体
的な細部構造等についても適宜に変更可能であることは
勿論である。
【0034】
【発明の効果】以上のように、請求項1記載の発明に係
るキー操作部構造によれば、半透明のキーボード部材と
その下の接点部材との間に、各キー部に対応する各穴部
の近傍に機能名称・図柄を印刷した発光部材を介装した
ため、例えば、暗い所において、各キー部に対応する各
穴部を除いて発光部材が発光することによって、発光部
材に印刷した機能名称・図柄が、半透明のキーボード部
材を通して各キー部の近傍に浮かび上がって見える。従
って、暗い所でのキー操作を確実に行うことができる。
【0035】そして、請求項2記載の発明に係るキー操
作部構造によれば、発光部材の各機能名称・図柄を半透
明のキーボード部材と同系色で印刷したため、請求項1
記載の発明により得られる効果に加えて、発光部材の非
発光時においては、発光部材に印刷した機能名称・図柄
が、キーボード部材上の各キー部の近傍に浮かび上がっ
て見えることはない。
【0036】さらに、請求項3記載の発明に係るキー操
作部構造によれば、各キー部が第2の発光部材により第
1の前記発光部材とは異なる発光色で発光するため、請
求項1または2の何れかに記載の発明により得られる効
果に加えて、例えば、一つのキーに複数の機能を持たせ
ている電子機器であっても、前記発光部材と第2の発光
部材とを選択的に、或いは、両方を発光させることで、
その機能を認識しやすくすることができるといった利点
が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した発光部材の一例としてのEL
シートを示す正面図である。
【図2】本発明を適用した電子機器(ページャー)のキ
ー操作部の構成を示すもので、キーボード部材(フロン
トシート)、発光部材(ELシート)及び接点部材(電
極シート)とを分解して示した分解斜視図である。
【図3】本発明を適用した電子機器(ページャー)にお
ける発光部材の発光時の使用状態を示した平面図であ
る。
【図4】本発明を適用した変形例としての電子機器(ペ
ージャー)のキー操作部を示すもので、発光部材の未発
光時の使用状態を示した平面図である。
【図5】図4の電子機器(ページャー)のキー操作部に
おいて、発光部材の発光時の使用状態を示した平面図で
ある。
【図6】本発明を適用したその他の変形例として発光部
材の変形例としてのELシートを示す正面図である。
【図7】本発明を適用したその他の変形例の電子機器
(ページャー)のキー操作部の構成を示すもので、キー
ボード部材(フロントシート)、発光部材(ELシー
ト)、遮光部材(遮光シート)、第2の発光部材(EL
シート)、接点部材(電極シート)を分解して示した分
解斜視図である。
【図8】従来のキー操作部の一例を示すもので、電子機
器(ページャー)の使用状態を示した平面図である。
【図9】図8のキー操作部の構成を示すもので、フロン
トシート及び電極シートを分解して示した分解斜視図で
ある。
【図10】図9のフロントシートを拡大して示す正面図
である。
【図11】図9の電極シートを拡大して示す正面図であ
る。
【符号の説明】
1 本体部 2 蓋体部 3 ヒンジ部 4 表示画面 5 ダイアルキー 6 キー操作部 7 回路基板 8 キーボード部材 9 接点部材 11 キー部 12 キーボード部材の機能名称・図柄 13 電極パターン 14 接点部 15 発光部材 16 穴部 17 発光部材の機能名称・図柄 21 本体部 22 表示画面 23 キー操作部 24 キーボード部材 25 キー部 26 キーボード部材の機能名称・図柄 27 発光部材の機能名称・図柄 28 遮光部材 29 穴部 30 第2の発光部材 171 発光部材の機能名称・図柄 301 反射部材

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子機器に適用されるキー操作部の構造
    であって、 半透明部材により形成されたキーボード部材と、 このキーボード部材の直下に配置され、前記キーボード
    部材の前記各キー部に対応して開口する穴部がそれぞれ
    形成されると共に、その各穴部の近傍に対応する機能名
    称・図柄がそれぞれ印刷された発光部材と、 この発光部材の直下に配設され、前記キーボード部材の
    前記各キー部が押圧操作されるのに対応してそれぞれ導
    通する接点部がそれぞれ設けられた接点部材と、を備え
    てなることを特徴とするキー操作部構造。
  2. 【請求項2】 前記発光部材の前記各機能名称・図柄
    が、前記キーボード部材と同系色で印刷されていること
    を特徴とする請求項1記載のキー操作部構造。
  3. 【請求項3】 前記接点部材と前記発光部材との間に、 前記各キー部に対応して開口する穴部を備えた遮光部材
    と、 この遮光部材の直下に前記発光部材とは異なる色で発光
    する第2の発光部材と、をさらに備えたことを特徴とす
    る請求項1または2の何れかに記載のキー操作部構造。
JP8276420A 1996-10-18 1996-10-18 キー操作部構造 Pending JPH10125161A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002313168A (ja) * 2001-04-13 2002-10-25 Dainippon Jochugiku Co Ltd 発光表示スイッチ装置
US8540384B2 (en) 1998-08-26 2013-09-24 Andrew J. Katrinecz, Jr. Low power low cost illuminated keyboards and keypads

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