JPH10124458A - パスワード照合方式 - Google Patents

パスワード照合方式

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JPH10124458A
JPH10124458A JP27826896A JP27826896A JPH10124458A JP H10124458 A JPH10124458 A JP H10124458A JP 27826896 A JP27826896 A JP 27826896A JP 27826896 A JP27826896 A JP 27826896A JP H10124458 A JPH10124458 A JP H10124458A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】利用者が覚えやすく、セキュリティ機能と利用
者の利便性とを両立させることができるパスワード照合
方式を提供する。 【解決手段】入力操作部11の画面上に表示された絵の
一点を指示すると、その座標データが制御部14を介し
て拡大処理部13に渡され、拡大処理部13は表示する
絵の階層構造関係の管理テーブルを参照して指示した点
を含む部分の拡大画像を画像データ格納部12から読み
出して表示する。この操作を複数回繰り返して最終の絵
の一点が指示されると、パスワード入力手段10の処理
が終了して表示した最終の絵の識別情報と共に座標デー
タがパスワード照合手段20に渡される。比較照合部2
2は、受け取った識別情報と座標データをパスワード格
納部21に格納されている登録パスワードの識別情報と
位置座標範囲と比較し、識別情報が一致し座標データが
範囲内にあれば正しく照合されたと判断する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はパスワード照合方式
に関し、特にキー入力を利用しないパスワード照合方式
に関する。
【0002】
【従来の技術】コンピュータシステムにおける利用承認
や現金自動支払機などの本人確認のために、従来からパ
スワードや暗証番号(以下、暗証番号も含めて単にパス
ワードという)が用いられている。パスワードは、一般
に複数の文字や数字を組み合わせた文字列で構成されて
おり、利用者がキーボードやタッチパネルに表示された
仮想キーボードを使用して入力したパスワードと、あら
かじめ登録されているパスワードとを照合し、両者の一
致が確認されたときに装置やサービスの利用が認められ
るものである。
【0003】このため、利用者はパスワードとして使用
する複数の文字から成る文字列を覚えておき、キーボー
ドから正しく入力する必要がある。文字列から成る従来
のパスワードは、不正使用を防止するセキュリティ機能
を重視して文字種(使用するキーの数)や文字列の文字
数(キーの操作回数)を増やせば、利用者にとっては覚
えにくく忘れたり入力ミスを犯しやすくなり、セキュリ
ティ機能と利用者の利便性とは一致しない難点がある。
【0004】これに対して、特開平4―98389号公
報には文字やキーボードを使用しないパスワード方式が
提案されている。この方式は、画面に表示された絵パタ
ーンの所定部分を指で触れることによりパスワードを入
力するものであり、(1)画面に表示された一つの絵の
複数箇所を順に指定するもの、(2)指定の度に絵が変
わるもの、すなわち複数の絵から1箇所ずつを指定する
もの、(3)固定の絵の一部に動画が表示され、動画の
動くタイミングに合わせて固定の絵の同一箇所を所定回
数指定するものが記載されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した特開平4―9
8389号公報記載のパスワード方式は、キーボードを
使用しないため文字列を記憶する必要はないが、いくつ
かの絵の指定位置を複数覚えておく必要があるという点
では同様の難点がある。すなわち、(1)の場合には、
一つの絵の全体のイメージとその中の複数の対象物をど
の順序で指定するかを記憶しておく必要があり、(2)
の場合には、順次表示される絵のイメージとその中の一
つの対象物とを関連付けて複数記憶する必要がある。
又、(3)の場合には、固定の絵の一つの対象物と動画
の複数の状態とを記憶しておく必要がある。従って、利
用者がパスワードとして複数の情報を記憶しておかなけ
ればならないという問題点と共に、セキュリティ機能を
重視して操作回数を増やすと記憶しておくべき情報の数
が増え、利用者の利便性と両立しないという問題点は解
決されていない。
【0006】本発明の目的は、利用者が複数の情報を記
憶する必要がなく、セキュリティ機能を重視して操作回
数を増やしても記憶すべき情報の数が変化せず、上述の
問題点を解決できるパスワード照合方式を提供すること
である。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1のパスワード照
合方式は、画面上に表示された絵の中の対象物の一点を
ポインティングデバイスにより指定すると、指定された
点を含む対象物部分の拡大された絵が表示され、その拡
大された絵の中の一点をポインティングデバイスにより
指定するという操作を複数回繰り返すことによりパスワ
ードを入力するパスワード入力手段と、前記パスワード
入力手段により入力されたパスワードをあらかじめ設定
されている登録パスワードと比較照合するパスワード照
合手段とを備えて構成されている。
【0008】請求項2のパスワード照合方式は、請求項
1記載のパスワード照合方式において、前記パスワード
入力手段が、画面に表示された絵の一点をポインティン
グデバイスにより位置指定する入力操作部と、前記入力
操作部の画面上に順次段階的に表示する初期の絵および
最終の絵を含む各段階の絵の画像データを識別情報と共
に格納した画像データ格納部と、前記画像データ格納部
に格納されている画像データの階層関係を管理し位置座
標情報により前記画像データ格納部から次に表示すべき
画像データを選択し送出する拡大処理部と、前記拡大処
理部からの画像データを前記入力操作部に転送し表示さ
せると共に表示中の絵が最終の絵か否かを判断し最終の
絵でないとき前記入力操作部からの位置座標情報を前記
拡大処理部に転送し最終の絵のときは識別情報と位置座
標情報とを前記パスワード照合手段に出力する制御部と
を備え、前記パスワード照合手段が、あらかじめ設定さ
れている登録パスワードの情報として最終の絵の識別情
報と位置座標範囲とを格納したパスワード格納部と、前
記制御部から取得した識別情報と位置座標情報とを前記
パスワード格納部に格納されている登録パスワードの情
報と比較して識別情報が一致し位置座標情報が登録され
ている位置座標範囲内にあれば正しく照合されたと判断
する比較照合部とを備えたことを特徴としている。
【0009】請求項3のパスワード照合方式は、請求項
2記載のパスワード照合方式において、最終の絵を前記
入力操作部に表示するまでの段階数が初期の絵の各部で
等しく設定されていることを特徴としている。
【0010】請求項4のパスワード照合方式は、請求項
2記載のパスワード照合方式において、最終の絵を前記
入力操作部に表示するまでの段階数が初期の絵の部分に
より異なるよう設定されていることを特徴としている。
【0011】請求項5のパスワード照合方式は、請求項
2,3又は4記載のパスワード照合方式において、前記
パスワード格納部には最終の絵の位置指定範囲の情報が
対応するコード情報として格納され、前記比較照合部に
コード情報を位置指定範囲の情報に変換する機能を備え
たことを特徴としている。
【0012】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0013】図1は、本発明のパスワード照合方式の一
実施形態の構成を示すブロック図である。
【0014】本実施形態のパスワード照合方式は、図1
に示すように、入力操作部11,画像データ格納部1
2,拡大処理部13及び制御部14から成り、画面上に
表示された絵の中の対象物の一点をポインティングデバ
イスにより指定すると、指定された点を含む対象物部分
の拡大された絵が表示され、その拡大された絵の中の一
点をポインティングデバイスにより指定するという操作
を複数回繰り返すことによりパスワードを入力するパス
ワード入力手段10と、パスワード格納部21及び比較
照合部22から成り、パスワード入力手段10により入
力されたパスワードをあらかじめ設定されている登録パ
スワードと比較照合するパスワード照合手段20とを備
えて構成されている。
【0015】入力操作部11は、画面に表示された絵の
一点をポインティングデバイスにより位置指定してパス
ワードを入力するためのマンマシンインタフェースであ
り、制御部14から転送される画像データを画面に表示
し、ポインティングデバイスにより指定された点の位置
座標情報(座標データ)を制御部14に返却する。
【0016】画像データ格納部12は、入力操作部11
の画面上に順次段階的に表示する初期の絵および最終の
絵を含む各段階の絵の画像データが識別情報(画像デー
タを識別するための識別番号などのコードデータ)と共
に格納されている画像データベースであり、拡大処理部
13を介し画像データを制御部14に出力する。
【0017】拡大処理部13は、画像データ格納部12
に格納されている各段階の絵の階層関係を管理テーブル
により管理しており、現在表示中の絵の位置座標情報を
制御部14から受けると、管理テーブルを参照して次に
表示すべき直下の階層の絵の識別情報を検索し、画像デ
ータ格納部12から該当する識別情報の画像データを読
み出し、識別情報と共に制御部14に出力する。
【0018】制御部14は、拡大処理部13からの画像
データを入力操作部11に転送して表示させると共に、
表示中の絵が最終の絵か否かを判断し、最終の絵でない
ときは入力操作部11からの位置座標情報を拡大処理部
13に返送し、最終の絵のときは位置座標情報と共に表
示中の絵の識別情報をパスワード照合手段20の比較照
合部22に出力する。最終の絵か否かの判断は、拡大処
理部13から転送される識別情報に付加されているフラ
グ等によるか、制御部14に最終の絵の識別情報のリス
トを備えて行えばよい。
【0019】パスワード格納部21は、あらかじめ設定
されている登録パスワードの情報として、最終の絵の識
別情報とポインティングすべき位置座標範囲とが格納さ
れている記憶部である。
【0020】比較照合部22は、制御部14から取得し
た識別情報と位置座標情報とをパスワード格納部21に
格納されている登録パスワードの情報と比較し、識別情
報が一致し位置座標情報が登録されている位置座標範囲
内にあれば正しく照合されたと判断する。
【0021】図2は、上記のように構成された本実施形
態の動作を示すフローチャートである。以下、図1を参
照しながら図2の動作について説明する。
【0022】パスワード照合方式が起動されると、ま
ず、ステップS1において、画像データ格納部12から
初期の絵の画像データが拡大処理部13,制御部14を
介して入力操作部11に転送され画面に表示される。次
に、ステップS2において、利用者が入力操作部11に
表示された絵からパスワードとして記憶している対象物
をポインティングデバイスで指定する。指定された位置
座標情報は制御部14に伝えられ、ステップS3におい
て、位置指定が行われた現在表示中の絵が最終の絵か否
かが判断され、最終の絵でない場合はステップS4に、
最終の絵の場合はステップS5に進む。初期の絵に対し
て位置指定が行われた場合は、最終の絵でないのでステ
ップS4に進み、位置座標情報を拡大処理部13に伝達
し、拡大処理部13が管理テーブルを参照して拡大した
絵の画像データを画像データ格納部12から取り込み入
力操作部11に表示する。
【0023】そして、再度ステップS2に戻って利用者
から位置指定を受け、ステップS3において最終の絵と
判断されるまでステップS2からステップS4までの処
理を繰り返す。ステップS3において最終の絵と判断さ
れた場合には、ステップS5において、最終の絵の位置
座標情報は表示中の最終の絵の識別情報と共に制御部1
4から比較照合部22に渡され、ステップS6におい
て、取得した識別情報と位置座標情報とをパスワード格
納部21に格納されている登録パスワードの情報と比較
し、識別情報が一致し位置座標情報が登録されている位
置座標範囲内にあれば正しく照合されたと判断し、ステ
ップS7に進みパスワード照合完了の処理を行い終了す
る。ステップS6における照合の結果が不一致の場合
は、ステップS1に戻り初期の絵を表示してパスワード
の入力を最初からやり直す。
【0024】図3は、本発明における画面遷移の一例を
示した説明図である。以下、図1,図2を参照しながら
図3の画面遷移について詳細に説明する。
【0025】図3の例は、パスワードとして「電話機の
“5”のボタン」があらかじめ設定されており、利用者
がそのパスワードを入力する際の画面遷移を示してい
る。図3に示すように、パスワードである「電話機の
“5”のボタン」の入力は、2回の拡大表示を経て、画
面A,画面B,画面Cに対する3回のポインティング操
作により行われる。
【0026】まず、図2のステップS1において、初期
の絵として画面Aが表示される。画面Aは部屋をイメー
ジした絵であり、オーディオ機器,観葉植物,テーブ
ル,ソファー,デスクなどが配置されている。利用者は
パスワードを「電話機の“5”のボタン」と記憶してお
り、部屋のイメージの絵の中から電話機が置かれている
デスクをポインティングする(ステップS2)。画面A
は最終の絵ではないため(ステップS3)、指定された
座標データは拡大処理部13に転送され、指定したデス
クの拡大された絵である画面Bが表示される(ステップ
S4)。画面Aの部屋の絵ではデスク及びその近辺は一
つの領域として設定されており、デスクの任意の位置が
指定されるとデスク全体の拡大された絵が表示される。
すなわち、位置指定はデスクの上の電話機を正確に指定
しなくても、電話機が置かれているデスクの付近(画面
A内の破線の枠内)を指定すればよい。
【0027】画面Bはデスク全体の拡大された絵であ
り、デスクの上に本,電話機,パーソナルコンピュータ
本体,CRT,キーボード,マウス,便箋,万年筆が置
かれ、デスクには引き出しがついている。利用者は、再
び画面Bからデスク上の電話機をポインティングし位置
を指定する(ステップS2)。画面Bもまだ最終の絵で
はないため(ステップS3)、画面Cに示す電話機の拡
大された絵が最終の絵として表示される(ステップS
4)。画面Bの中では電話機全体が一つの領域として設
定されており、破線の枠内の電話機の任意の位置が指定
されると画面Cの電話機の拡大された絵となる。
【0028】画面Cの電話機の拡大された絵には、電話
機本体の上に受話器,1〜0の数字ボタン,#ボタン,
*ボタン,保留ボタン,フックボタン,短縮ボタン,モ
ニタボタン,音量アップボタン,留守番セットボタンな
どがある。利用者は、この中からパスワードの“5”の
ボタンをポインティングし位置を指定する(ステップS
2)。画面Cは最終の絵と判断されるので(ステップS
3)、指定位置の座標データは拡大処理部13からの画
面Cの識別情報と共に比較照合部22に渡される(ステ
ップS5)。パスワード格納部21には登録パスワード
の情報として画面Cの識別情報と“5”のボタンの絵の
領域に相当する位置座標範囲とが格納されており、識別
情報が一致し且つ座標データが位置座標範囲内にあるこ
とを確認すると(ステップS6)、パスワードの照合が
完了する(ステップS7)。
【0029】この例の場合、利用者はパスワードとして
最終の絵の中の指定する対象物である「電話機の“5”
のボタン」を覚えておけばよく、電話機がデスクの上に
あるという途中の指定条件については、画面A,画面B
を見れば電話機を認識できるので必ずしも正確に覚えて
いる必要はない。
【0030】図4は、本発明における画面遷移の他の例
を示した説明図であり、図3と同様な初期の絵から始ま
り、セキュリティ機能を高めるために4回の拡大表示を
経て5回のポインティング操作を行う場合である。この
例のパスワードは「パーソナルコンピュータのCRT画
面に表示されたスケジュール帳に描かれたバット」と設
定されている。
【0031】図3の場合と同様に、まず、初期の絵とし
て画面Aが表示される。続いて、利用者は、パスワード
が「パーソナルコンピュータのCRT画面に表示された
スケジュール帳に描かれたバット」であるため、部屋の
イメージの絵からパーソナルコンピュータが置かれてい
るデスクを指定する。これにより図3の場合と同様に画
面Bのデスク全体の拡大された絵が表示される。利用者
は、画面Bの絵の中からパーソナルコンピュータをポイ
ンティングして位置を指定する。画面Bは最終の絵でな
いため、パーソナルコンピュータの拡大した絵を示す画
面Dが表示される。画面Dには、パーソナルコンピュー
タの本体上にCDROMドライブ,FDドライブ,機種
名が描かれており、CRT画面上にはワープロ,アナロ
グ時計,各種アイコン,スケジュール帳が描かれてい
る。
【0032】引き続き同様な処理を繰り返し、利用者が
画面Dに表示されているCRT画面上のスケジュール帳
を指定すると、スケジュール帳が拡大表示された画面E
が表示され、画面Eの中からスポーツ大会の案内を指定
すと、最終の絵であるスポーツ大会の案内が拡大表示さ
れた画面Fが表示されるので、その中からバットを指定
する。その座標データが画面Fの識別情報と共に比較照
合部22に渡され、識別情報が一致し且つ座標データが
範囲内であることを確認するとパスワードの照合が完了
する。
【0033】この例の場合は、最終の絵が表示されるま
での画面遷移の回数が多いため、利用者はパスワードと
して「パーソナルコンピュータのCRT画面に表示され
たスケジュール帳に描かれたバット」を覚えておく必要
がある。すなわち、画面A,画面Bではスケジュール帳
やバットを明確に認識できないので、これらが表示され
ている場所として「パーソナルコンピュータのCRT画
面」を記憶しておく必要がある。しかしながら、関連の
ある一連のものとして記憶すればよいので、関連のない
複数の物を記憶する従来の一般的な例と比較すると、遥
かに覚えやすいことになる。
【0034】以上、パスワードを入力して既に登録済み
の登録パスワードと比較する場合について説明したが、
パスワードを新規に登録する場合の操作も同様である。
すなわち、登録の場合には、最終の絵から登録しようと
する対象物を指定した後、確定の指示を行うことによ
り、指定した対象物の絵に対応する位置座標範囲が最終
の絵の識別情報と共に登録される。
【0035】なお、上述した実施の形態では、最終の絵
が表示されるまでの表示画面数が3画面の場合と5画面
の場合とを同じ初期の絵について説明した。同じ初期の
絵に表示されているパスワードとして指定できるすべて
の対象物について、最終の絵が表示されるまでの画面遷
移回数は同一としてもよく、図3,図4に例示したよう
に対象物によって異なるように設定することもできる。
【0036】又、パスワード格納部には、登録パスワー
ドの情報として最終の絵の識別情報と位置座標範囲とが
格納されているものとしたが、位置座標範囲を符号化し
て符号情報として登録しておき、比較照合部に符号情報
と位置座標範囲との対応表を保持して判定するように構
成することもできる。このように構成すると、登録パス
ワードは文字または数字から成る従来のパスワードと同
様な文字列として表示でき、磁気データとして外部記憶
やカードに記録する際に便利である。なお、登録パスワ
ードはあらかじめパスワード格納部に登録されているも
のとして説明したが、照合を行うときに外部記憶やカー
ドなどから読み込んでもよく、更に、入力されたパスワ
ードを転送し、転送先で比較照合を行う構成とすること
も可能である。
【0037】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明のパ
スワード照合方式は、画面上に表示された絵の中の対象
物の一点を指定すると、その点を含む対象物の拡大され
た絵が順次表示され、最終の絵の一点を指定してパスワ
ードを入力する方式のため、利用者はパスワードを一つ
の指定場所として覚えるだけでよく、パスワードとして
複数の情報を記憶する必要がなくなる効果がある。
【0038】又、登録パスワードの情報として最終の絵
の識別情報と位置座標範囲とを登録すればよく、中間段
階で階層的に表示する絵の識別情報等を記憶しておく必
要がないため、パスワードを複雑化させたり簡易化させ
るために拡大表示回数を変更しても、最終の絵(識別情
報を含め)を変更しなければ、比較照合部は変更する必
要がなく、柔軟性の高いシステムを構成することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の構成を示すブロック図で
ある。
【図2】図1の実施形態の動作手順を示すフローチャー
トである。
【図3】本発明の画面操作の一例を示す説明図である。
【図4】本発明の画面操作の他の例を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
10 パスワード入力手段 11 入力操作部 12 画像データ格納部 13 拡大処理部 14 制御部 20 パスワード照合手段 21 パスワード格納部 22 比較照合部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画面上に表示された絵の中の対象物の一
    点をポインティングデバイスにより指定すると、指定さ
    れた点を含む対象物部分の拡大された絵が表示され、そ
    の拡大された絵の中の一点をポインティングデバイスに
    より指定するという操作を複数回繰り返すことによりパ
    スワードを入力するパスワード入力手段と、前記パスワ
    ード入力手段により入力されたパスワードをあらかじめ
    設定されている登録パスワードと比較照合するパスワー
    ド照合手段とを備えたことを特徴とするパスワード照合
    方式。
  2. 【請求項2】 前記パスワード入力手段が、画面に表示
    された絵の一点をポインティングデバイスにより位置指
    定する入力操作部と、前記入力操作部の画面上に順次段
    階的に表示する初期の絵および最終の絵を含む各段階の
    絵の画像データを識別情報と共に格納した画像データ格
    納部と、前記画像データ格納部に格納されている画像デ
    ータの階層関係を管理し位置座標情報により前記画像デ
    ータ格納部から次に表示すべき画像データを選択し送出
    する拡大処理部と、前記拡大処理部からの画像データを
    前記入力操作部に転送し表示させると共に表示中の絵が
    最終の絵か否かを判断し最終の絵でないとき前記入力操
    作部からの位置座標情報を前記拡大処理部に転送し最終
    の絵のときは識別情報と位置座標情報とを前記パスワー
    ド照合手段に出力する制御部とを備え、前記パスワード
    照合手段が、あらかじめ設定されている登録パスワード
    の情報として最終の絵の識別情報と位置座標範囲とを格
    納したパスワード格納部と、前記制御部から取得した識
    別情報と位置座標情報とを前記パスワード格納部に格納
    されている登録パスワードの情報と比較して識別情報が
    一致し位置座標情報が登録されている位置座標範囲内に
    あれば正しく照合されたと判断する比較照合部とを備え
    たことを特徴とする請求項1記載のパスワード照合方
    式。
  3. 【請求項3】 最終の絵を前記入力操作部に表示するま
    での段階数が初期の絵の各部で等しく設定されているこ
    とを特徴とする請求項2記載のパスワード照合方式。
  4. 【請求項4】 最終の絵を前記入力操作部に表示するま
    での段階数が初期の絵の部分により異なるよう設定され
    ていることを特徴とする請求項2記載のパスワード照合
    方式。
  5. 【請求項5】 前記パスワード格納部には最終の絵の位
    置指定範囲の情報が対応するコード情報として格納さ
    れ、前記比較照合部にコード情報を位置指定範囲の情報
    に変換する機能を備えたことを特徴とする請求項2,3
    又は4記載のパスワード照合方式。
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