JPH10124393A - データ処理装置 - Google Patents

データ処理装置

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JPH10124393A
JPH10124393A JP8273656A JP27365696A JPH10124393A JP H10124393 A JPH10124393 A JP H10124393A JP 8273656 A JP8273656 A JP 8273656A JP 27365696 A JP27365696 A JP 27365696A JP H10124393 A JPH10124393 A JP H10124393A
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Yasuhiro Kuroda
康弘 黒田
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 キャッシュメモリの無効化要求を効率的に供
給することにより主記憶へのアクセスを効率よく行える
データ処理装置を提供する。 【解決手段】 ベクトルユニット2を主記憶アクセス制
御部6−0〜6−3を介して主記憶装置5−00〜5−
31に接続し、スカラユニット3をシステム制御装置7
を介して主記憶アクセス制御部に接続し、主記憶アクセ
ス制御部にベクトルユニット2から主記憶装置へのアク
セスに応じてスカラユニット3のキャッシュメモリの同
一ラインのデータを無効化する要求を生成するととも
に、生成した無効化要求のうち同一の要求を削除する機
能を有する無効化要求制御回路13を設け、システム制
御装置7に主記憶アクセス制御部から供給される無効化
要求のうちスカラユニット3のキャッシュメモリの同一
ラインのデータの無効化要求を一つの要求に削減する機
能と同一の無効化要求が再び供給されたときには、2回
目以降の要求を削除する機能を有する制御回路を設け
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はデータ処理装置に係
り、特に、複数の主記憶装置とキャッシュメモリとのデ
ータの同一性を管理する管理ユニットを有するデータ処
理装置に関する。近年、ベクトル演算機能を有する計算
機が開発されている。ベクトル計算機にはベクトル計算
を行うためのベクトルユニットの他に、通常のスカラ計
算を行うためのスカラユニットも設けられているの一般
的である。このとき、使用するメモリはベクトルユニッ
トとスカラユニットとで共有されていた。
【0002】スカラユニットにはキャッシュメモリが設
けられている。このキャッシュメモリの内容はメモリの
内容と一致している必要がある。しかし、このような装
置では、メモリをベクトルユニットとスカラユニットと
で共有するため、ベクトルユニットがメモリにアクセス
した場合に、スカラユニットのキャッシュメモリとメモ
リに格納されたデータとが相違することになるため、キ
ャッシュメモリのデータを無効化する等の処理が必要さ
れている。
【0003】
【従来の技術】図8にベクトル計算機のブロック構成図
を示す。従来のベクトル計算機を含むデータ処理装置4
0は、ベクトル計算を行うベクトルユニット41、スカ
ラ計算を行うスカラユニット42、入出力制御装置4
3、共有された主記憶装置44、主記憶装置44へのア
クセスを制御するメモリコントロールユニット45、シ
ステム制御部46から構成される。
【0004】主記憶装置44は複数の主記憶装置44−
0〜44−1から構成され、主記憶装置44−0〜44
−1は、すべてメモリコントロールユニット45に接続
されており、ベクトルユニット41、スカラユニット4
2、IO制御装置43、システム記憶装置46から主記
憶装置44−0〜44−3への主記憶アクセスリクエス
トは、メモリコントロールユニット45が全て管理して
いた。メモリコントロールユニット45は、主記憶装置
44をベクトルユニット41とスカラユニット42と共
有しているため、順序の保障やスカラユニット42内の
キャッシュメモリと主記憶装置44内のデータの一致性
保障を行っていた。
【0005】このため、ベクトルユニット41やシステ
ム制御部46の連続アクセスの結果、データか書き換え
られたときには、メモリコントロールユニット45から
スカラユニット42に対してキャッシュのラインサイズ
に応じて無効化要求(CI)を送出することによりスカ
ラユニット42内のキャッシュメモリと主記憶装置44
−0〜44−3内のデータの一致性保障を行っていた。
【0006】ところが、近年、プロセッサやIOの性能
向上が激しく、メモリサイクルタイム、アクセスタイム
の性能向上を上回るため、効率な処理を行うためクロッ
クサイクル当たりのバンド幅を拡張する必要がある。こ
の結果、物理的な制約から全ての主記憶アクセスリクエ
ストをメモリコンロトールユニットの一カ所で管理する
ことが困難になってきている。
【0007】そこで、ベクトルユニットからのアクセス
は直接主記憶装置MSUまたはMACに接続する形態を
取るようになってきている。図9に従来の他の一例のブ
ロック構成図を示す。図9に示すデータ処理装置50
は、ベクトル計算を行うベクトルユニット51、スカラ
計算を行うスカラユニット52、入出力制御装置53、
共有された主記憶装置54、主記憶装置54へのアクセ
スを制御する主記憶アクセス制御部55−0〜55−
3、システム記憶装置56、スカラユニット52、入出
力制御装置53、システム記憶装置56から主記憶アク
セス制御部55へのアクセスを制御するシステム制御装
置57から構成される。
【0008】主記憶装置54は、複数の主記憶装置54
−00〜54−31が複数のブロックに分割された構成
とされており、クロックサイクル当たりにアクセス可能
なバンド幅が拡張されている。複数の主記憶装置54−
00〜54−31はブロック毎に主記憶アクセス制御部
55−0〜55−3に接続されている。
【0009】ベクトルユニット51は、主記憶アクセス
制御部55に直接接続され、拡張された主記憶装置54
に効率よくアクセス可能とされている。また、スカラユ
ニット52、入出力制御装置53、システム記憶装置5
6はシステム制御装置57を介して主記憶装置54とス
カラユニット52とのデータの一致性等を保障する構成
とされている。
【0010】しかしながら、上記構成のデータ処理装置
50では、各主記憶装置54−00〜54−31または
主記憶アクセス制御部55毎にリクエストの順序を保障
することは容易でも、主記憶装置54−00〜54−3
1と主記憶アクセス制御部55との間で保障を行うこと
が困難になる。そこで、主記憶装置54−00〜54−
31と主記憶アクセス制御部55との間ではアーキテク
チャ等で定められている程度以上の保障は行わない構成
とされていた。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、従来の図9
に示す形態のデータ処理装置では、上記のように、各主
記憶装置または主記憶アクセス制御部毎にリクエストの
順序を保障することは容易でも、主記憶装置と主記憶ア
クセス制御部との間で保障を行うことが困難になり、主
記憶装置と主記憶アクセス制御部との間ではアーキテク
チャ等で定められている程度以上の保障は行わない構成
とされていた。
【0012】一方、ベクトル計算機のメモリインタリー
ブは、ベクトルユニットのバンド幅が広いため、スカラ
ユニットのキャッシュの1ラインが複数の主記憶装置に
またがっている。そのため、順序保障では、どの要素
(エレメント)が最後にアクセスされるか不定となり、
無効化要求を発生するタイミングを一意に決定すること
が困難になる。例えば、各主記憶装置または主記憶アク
セス制御部が無効化要求を発生する場合に、各主記憶装
置間または各主記憶アクセス制御部間でタイミングを調
整していなければ、ベクトルユニットやシステム制御装
置の連続アクセスの場合でも、複数の無効化要求がスカ
ラユニットの同一キャッシュラインに対して発生してし
まう。
【0013】このため、スカラユニットの同一キャッシ
ュラインへの無効化要求は一回でよいにもかかわらず、
他の多くの不要な無効化要求が発生してしまうという問
題点があった。本発明は上記の点に鑑みてなされたもの
で、無効化要求を効率的に供給することにより主記憶へ
のアクセスを効率よく行えるデータ処理装置を提供する
ことを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1は、複
数の主記憶装置からなる複数の記憶装置群と、該記憶装
置群毎に接続され、接続された複数の記憶装置へのちア
クセスを制御する複数のアクセス制御手段と、前記複数
のアクセス制御手段に接続された第1の処理手段と、前
記アクセス制御手段に接続され前記アクセス制御手段へ
のアクセスを振り分けるシステム制御手段と、該システ
ム制御手段に接続された第2の処理手段とを有するデー
タ処理装置において、前記複数のアクセス制御手段に設
けられ、前記第1の処理手段の前記記憶装置群へのアク
セスに応じて前記アクセスに対応した前記第2の処理手
段のデータを無効化する無効化要求を生成する無効化要
求生成手段と、前記複数のアクセス制御手段に設けら
れ、前記無効化要求生成手段で生成された前記無効化要
求のうち同一の無効化要求を削除する第1の無効化要求
削減手段と有することを特徴とする。
【0015】請求項1によれば、第1の無効化要求削減
手段により無効化要求生成手段で生成された無効化要求
のうち同一の無効化要求は削除されるため、同一の無効
化要求がシステム制御手段に供給されることがなく、し
たがって、システム制御手段での処理を効率的に行える
とともに、第2の処理手段での処理を効率的に行える。
【0016】請求項2は、前記システム制御手段に設け
られ、前記複数のアクセス制御手段から供給される複数
の無効化要求のうち前記第2の処理手段に保持された同
一のデータに対する複数の無効化要求を一つの無効化要
求に削減する第2の無効化要求削減手段を有することを
特徴とする。
【0017】請求項2によれば、第2の無効化要求削減
手段により複数のアクセス制御手段から供給される複数
の無効化要求のうち同一を一つの無効化要求に削減する
ことにより複数のアクセス制御手段から供給される同一
の無効化要求を一つに削減できるため、同一の無効化要
求が第2の処理手段に供給されることがなく、第2の処
理手段での処理が効率的にできる。
【0018】請求項3は、前記システム制御手段に設け
られ、前記複数のアクセス制御手段から供給される複数
の無効化要求のうち同一の無効化要求が再び供給された
ときには2回目以降の無効化要求を削除する第3の無効
化要求削減手段を有することを特徴とする。
【0019】請求項3によれば、第3の無効化要求削減
手段により複数のアクセス制御手段から供給される無効
化要求のうち同一の無効化要求が再び供給されたときに
は2回目の無効化要求を削除することにより、同一の無
効化要求が第2の処理手段に何回も供給されることがな
くなるため、第2の処理手段での処理が効率的にでき
る。
【0020】
【発明の実施の形態】図1に本発明の一実施例のブロッ
ク構成図を示す。本実施例のデータ処理装置1は、ベク
トル計算機を構成しており、特許請求の範囲の第1の処
理手段に相当し、ベクトル処理を行うベクトルユニット
(VU)2、特許請求の範囲の第2の処理手段に相当
し、スカラ処理を行うスカラユニット(SU)3、外部
装置との接続を行う入出力(IO)制御装置(IOP)
4を有し、ベクトルユニット2及びスカラユニット3
は、共通の主記憶装置(MSU)5−00〜5−31に
アクセス可能な構成とされている。
【0021】特許請求の範囲の主記憶装置群を構成する
主記憶装置5−00及び5−01、主記憶装置5−10
及び5−11、主記憶装置5−20及び5−21、主記
憶装置5−30及び5−31の4つのグループにグルー
プ分けされている。主記憶装置5−00及び主記憶装置
5−01は、特許請求の範囲のアクセス制御手段に相当
する主記憶アクセス制御部(MAC)6−0によりアク
セスが制御され、主記憶装置5−10及び主記憶装置5
−11は、主記憶アクセス制御部6−1によりアクセス
が制御され、主記憶装置5−20及び主記憶装置5−2
1は、主記憶アクセス制御部6−2によりアクセスが制
御され、主記憶装置5−30及び主記憶装置5−31
は、主記憶アクセス制御部6−3によりアクセスが制御
される。
【0022】ベクトルユニット2は、主記憶アクセス制
御部6−0〜6−3に直接接続され、主記憶装置5−0
0〜5−31に直接アクセス可能な構成とされている。
また、スカラユニット3、及び、IO制御装置4は、特
許請求の範囲のシステム制御手段に相当するシステム制
御装置(SCU)7及びシステム記憶装置(SSU)8
を介して主記憶アクセス制御装置6−0〜6−3に接続
され、システム制御装置(SCU)7及びシステム記憶
装置(SSU)8を介して主記憶装置5−00〜5−3
1にアクセス可能な構成とされている。
【0023】図2に本発明の一実施例の主記憶アクセス
制御装置のブロック構成図を示す。主記憶アクセス制御
部6−1〜6−3は、特許請求の範囲の無効化要求生成
手段に相当し、ベクトルユニット2又はシステム制御装
置7からの主記憶アクセスリクエストを保持する主記憶
アクセスリクエスト保持部9−0、9−1、10、主記
憶装置5−00及び5−01、主記憶装置5−10及び
5−11、主記憶装置5−20及び5−21、主記憶装
置5−30及び5−31のバンク及びバスの状態を管理
し、主記憶アクセスリクエストの優先順位を決定するプ
ライオリティ回路(PRIO)11、主記憶装置5−0
0及び5−01、主記憶装置5−10及び5−11、プ
ライオリティ回路11により決定された順位に応じて対
応する主記憶装置5−20及び5−21、主記憶装置5
−30及び5−31への主記憶アクセス要求を発信する
とともに、ベクトルユニット2及びシステム制御装置7
を介してスカラユニット3から供給されたデータを対応
する主記憶装置5−00及び5−01、主記憶装置5−
10及び5−11、主記憶装置5−20及び5−21、
主記憶装置5−30及び5−31にプライオリティ回路
11により決定された順位に応じて送信し、また、対応
する主記憶装置5−00及び5−01、主記憶装置5−
10及び5−11、主記憶装置5−20及び5−21、
主記憶装置5−30及び5−31からプライオリティ回
路11により決定された順位に応じてロードされたロー
ドデータをベクトルユニット2及びシステム制御装置7
を介してスカラユニット3に供給するパイプライン回路
(PIPE)12、特許請求の範囲の第1の無効化要求
削減手段に相当し、ベクトルユニット2及びシステム制
御装置7からの主記憶アクセスリクエストに応じて無効
化要求(CI)を生成するとともに、不要な無効化要求
の削除を行う無効化要求制御回路(CIC)13から構
成される。
【0024】主記憶アクセスリクエスト保持部(VUR
Q0)9−0は、ベクトルユニット2に接続され、ベク
トルユニット2から主記憶装置5−00、5−10、5
−20、5−30への主記憶アクセスリクエストを保持
するとともに、プライオリティ回路11に主記憶アクセ
スリクエストを供給する。また、主記憶アクセスリクエ
スト保持部(VURQ1)9−1は、ベクトルユニット
2に接続され、ベクトルユニット2から主記憶装置5−
01、5−11、5−21、5−31への主記憶アクセ
スリクエストを保持するとともに、プライオリティ回路
11に主記憶アクセスリクエストを供給する。さらに、
主記憶アクセスリクエスト保持部10は、システム制御
装置7に接続され、システム制御装置7から主記憶装置
5−00及び5−01、主記憶装置5−10及び5−1
1、主記憶装置5−20及び5−21、主記憶装置5−
30及び5−31への主記憶アクセスリクエストを保持
するとともに、プライオリティ回路11に主記憶アクセ
スリクエストを供給する。
【0025】図3に本発明の一実施例の無効化要求制御
回路のブロック構成図を示す。無効化要求制御回路13
は、プライオリティ回路11と接続されており、プライ
オリティ回路11から供給される無効化要求及びブロッ
クフェッチリクエストを受信する受信レジスタ14、受
信レジスタ14に保持された無効化要求又はブロックフ
ェッチリクエストはシステム制御装置7に供給すべき形
式に変換する変換回路15、、変換回路15で変換され
た要求を保持し、システム制御装置7に送出する送出レ
ジスタ16、送出レジスタ16から送出された要求を保
持する要求保持レジスタ17、送出レジスタ16と要求
保持レジスタ17との出力を比較して、無効化要求の有
効・無効を決定する無効化要求無効回路18から構成さ
れる。 プライオリティ回路11は、受信レジスタ14
に対して無効化要求及びブロックフェッチリクエストと
して、TAGのシステム制御装置7のway0 への書き
込み有効時にオンする書き込み有効ビットB0 、TAG
のシステム制御装置7のway1 への書き込み有効時に
オンする書き込み有効ビットB1 、無効化要求CIのと
きオンする無効化有効ビットC、無効化要求を行うアド
レスを示すCIアドレスAdr、無効化要求の発信元装
置を識別する識別番号IDを供給する。プライオリティ
回路11から供給される要求のうち無効化有効ビットC
がオンのとき無効化要求であり、オフのときはブロック
フェッチリクエストである。
【0026】受信レジスタ14は、プライオリティ回路
11からの上記書き込み有効ビットB0 、B1 、無効化
要求有効ビットC、CIアドレスAdr、識別番号ID
を保持する。受信レジスタ14に保持された無効化要求
又はブロックフェッチリクエストはSCUに供給すべき
形式に変換する変換回路14に供給される。
【0027】変換回路14は、TAG15a、15b、
コンペア回路15c、15d、ANDゲート15e、1
5fから構成される。TAG15aは、受信レジスタ1
4のway0 への書き込みを有効にする書き込み有効ビ
ットB0 、及び、CIアドレスAdrが供給され、有効
ビットB0 がオンのときに、供給されたCIアドレスA
drをライン番号LINEに登録する。
【0028】また、TAG15bは、受信レジスタ14
のway1 への書き込みを有効にする書き込み有効ビッ
トB1 、及び、CIアドレスAdrが供給され、有効ビ
ットB1 がオンのときに、供給されたCIアドレスAd
rをライン番号LINEに登録する。
【0029】コンペア回路15cは、受信レジスタ14
のCIアドレスAdrのライン番号に相当する部分以外
の部分とTAG15aに登録されているアドレスとの一
致・不一致を比較し、一致でオン、不一致でオフを出力
し、ANDゲート15eに供給する。
【0030】コンペア回路15dは、受信レジスタ14
のCIアドレスAdrのライン番号に相当する部分以外
の部分とTAG15aに登録されているアドレスとの一
致・不一致を比較し、一致でオン、不一致でオフを出力
し、ANDゲート15fに供給する。
【0031】ANDゲート15eには、受信レジスタ1
4の無効化有効ビットC及びコンペア回路15cの出力
が供給され、無効化有効ビットCがオンのときに、コン
ペア回路15cの出力をway0 への無効化要求を有効
にするCI有効ビットV0 としてCI送出レジスタ16
に供給する。
【0032】ANDゲート15fには、受信レジスタ1
4の無効化有効ビットC及びコンペア回路15dの出力
が供給され、無効化有効ビットCがオンのときに、コン
ペア回路15dの出力をway1 への無効化要求を有効
にする無効化要求有効ビットV1 としてCI送出レジス
タ16に供給する。
【0033】CI送出レジスタ16には、変換回路14
で変換されたライン番号LINE、無効化要求有効ビッ
トV1 、V2 、及び、受信レジスタ14に保持された装
置IDが供給され、供給された情報を保持する。CI送
出レジスタ16は、CI送出レジスタ16に保持された
要求情報を保持し、保持した情報のうち、ライン番号L
INE、及び、装置IDをそのままシステム制御装置7
に送出し、無効化要求有効ビットV1 、V2 を無効化要
求無効回路18を介してシステム制御装置7に供給す
る。
【0034】また、CI送出レジスタ16に保持された
情報は、CI保持レジスタ17に供給される。CI保持
レジスタ17は、CI送出レジスタ16に次回の情報が
供給されたときに無効化要求無効回路18に前回の情報
を出力する。なお、CI送出レジスタ16及びCI保持
レジスタ17は、TAGのway0への無効化要求を有
効にするビットV0 、TAGのway1 への無効化要求
を有効にするビットV1 、要求のあったラインを示すラ
イン番号LINE、無効化要求の発信元の装置を識別す
る装置IDから構成される。
【0035】無効化要求無効回路18は、コンペア回路
18a、18b、ORゲート18c、NANDゲート1
8e、ANDゲート18e、18f、18g、18hか
ら構成される。コンペア回路18aには、CI送出レジ
スタ16及びCI保持レジスタ17からライン番号情報
LINEが供給される。コンペア回路18aは、CI送
出レジスタ16に保持されたライン番号情報とCI保持
レジスタ17に保持されたライン番号情報とを比較し、
一致すればオン信号をNANDゲート18dに供給す
る。
【0036】コンペア回路18bには、CI送出レジス
タ16及びCI保持レジスタ17から装置ID情報が供
給される。コンペア回路18bは、CI送出レジスタ1
6に保持された装置IDとCI保持レジスタ17に保持
された装置IDとを比較し、一致すればオン信号をNA
NDゲート18dに供給する。
【0037】ANDゲート18gには、CI送出レジス
タ16から無効化有効ビットV0 が供給され、CI保持
レジスタ17から無効化要求有効ビットV0 が供給さ
れ、CI送出レジスタ16の無効化有効ビットV0 とC
I保持レジスタ17の無効化要求有効ビットV0 との論
理積をとり、ORゲート18cに供給する。
【0038】また、ANDゲート18hには、CI送出
レジスタ16から無効化有効ビットV1 が供給され、C
I保持レジスタ17から無効化要求有効ビットV1 が供
給され、CI送出レジスタ16の無効化有効ビットV1
とCI保持レジスタ17の無効化要求有効ビットV1 と
の論理積をとり、ORゲート18cに供給する。
【0039】ORゲート18cには、ANDゲート18
gの出力論理及びANDゲート18hの出力論理が供給
され、ANDゲート18gの出力論理とANDゲート1
8hの出力論理との論理和をとり、NANDゲート18
dに供給する。NANDゲート18dは、コンペア回路
18a、18b、ORゲート18cから出力論理を受け
て、コンペア回路18a、18b、ORゲート18cの
出力論理が全てオンのとき、すなわち、CI送出レジス
タ16に保持された今回のライン番号、及び、装置ID
とCI保持レジスタ17に保持された前回のライン番
号、及び、装置IDとが一致し、かつ、CI保持レジス
タ17に保持された前回の無効化有効ビットV1 、V2
がオンのとき、出力をオフする。
【0040】NANDゲート18dの出力は、ANDゲ
ート18e、及び、ANDゲート18fに供給される。
ANDゲート18eにはNANDゲート18dの出力及
びCI送出レジスタ16からway0 への無効化要求を
有効にする無効化有効ビットV0 が供給される。AND
ゲート18eは、NANDゲート18dの出力がオンの
ときCI送出レジスタ16に保持された無効化有効ビッ
トV0 を出力する。また、ANDゲート18fにはNA
NDゲート18dの出力及びCI送出レジスタ16から
way1 への無効化要求を有効にする無効化有効ビット
V1 が供給される。ANDゲート18fは、NANDゲ
ート18dの出力がオンのときCI送出レジスタ16に
保持された無効化有効ビットV1 を出力する。
【0041】以上により、同一ラインへの無効化要求が
供給された場合に、システム制御装置7に供給される無
効化要求のラインへの無効化有効ビットV0 、V1 がと
もにオフされ、無効化されるため、同一ラインへの無効
化要求を重複して供給することがなくなる。
【0042】なお、本実施例では、説明を容易にするた
めに前回供給された無効化要求だけをCI保持レジスタ
17に保持し、直前の無効化要求とだけ比較を行う構成
としたが、これに限ることはなく、複数回分の無効要求
を保持しておき、複数の無効化要求と比較を行う構成と
してよいことは言うまでもない。
【0043】図4に本発明の一実施例のシステム制御装
置のブロック構成図を示す。システム制御装置7は、ス
カラユニット3と接続され、スカラユニット3から主記
憶アクセスリクエストが供給され、スカラユニット3か
らの主記憶アクセスリクエストを保持するリクエスト保
持回路(SURQ)19、IO制御装置4と接続され、
IO制御装置4から主記憶アクセスリクエストが供給さ
れ、IO制御装置4からの主記憶アクセスリクエストを
保持するリクエスト保持回路(IOPRQ)20、シス
テム記憶装置8に接続され、システム記憶装置8から主
記憶装置アクセスリクエストが供給され、システム記憶
装置8からの主記憶アクセスリクエストを保持するリク
エスト保持回路(SSURQ)21、上記リクエスト保
持回路19、20、21に保持された主記憶アクセスリ
クエストを主記憶アクセス制御部6−0、6−1、6−
2に対応するリクエストに変換するリクエスト生成回路
22、リクエスト生成回路22から主記憶アクセスリク
エストを受け取り、対応する主記憶アクセス制御部6−
0〜6−3に供給するとともに、対応する主記憶アクセ
ス制御部6−0〜6−3からロードデータを受け取り、
主記憶アクセスリクエストに応じて割り振るリクエスト
制御回路23−0〜23−3、リクエスト制御回路23
−0〜23−3からリクエスト制御回路23−0〜23
−3でスカラユニット3に割り振られたロードデータが
供給され、供給されたロードデータをまとめてスカラユ
ニット3に供給するロードデータ制御回路24、リクエ
スト制御回路23−0〜23−3からリクエスト制御回
路23−0〜23−3でIO制御装置4に割り振られた
ロードデータが供給され、供給されたロードデータをま
とめてIO制御装置4に供給するロードデータ制御回路
25、リクエスト制御回路23−0〜23−3からリク
エスト制御回路23−0〜23−3でシステム記憶装置
8に割り振られたロードデータが供給され、供給された
ロードデータをまとめてシステム記憶装置8に供給する
ロードデータ制御回路26、無効化要求に応じてスカラ
ユニット3を制御する無効化制御回路(CMC)27か
ら構成される。
【0044】図5に本発明の一実施例の無効化制御回路
のブロック構成図を示す。無効化制御回路27は、主記
憶アクセス制御部6−0〜6−3の送出レジスタ16か
ら直接及び無効化要求無効回路18を介して送出された
ライン番号、装置ID、及び、書き込み有効ビットV0
、V1 からなる無効化要求を保持する無効化要求保持
回路28−0〜28−3、特許請求の範囲の第2の無効
化要求削減手段に相当し、主記憶アクセス制御部6−0
〜6−3の送出レジスタ16から直接及び無効化要求無
効回路18を介して送出されたライン番号、装置ID、
及び、書き込み有効ビットV0 、V1 からなる無効化要
求が供給され、供給された無効化要求を比較し、同一の
無効化要求を削除する削除信号を生成し、無効化要求保
持回路28−0〜28−3に供給する削除信号生成回路
29、特許請求の範囲の第3の無効化要求削減手段に相
当し、無効化要求保持回路28−0〜28−3に保持さ
れた無効化要求をスカラユニット3に送出する無効化要
求送出回路30から構成される。
【0045】無効化要求保持回路28−0〜28−3に
は、主記憶アクセス制御部6−0〜6−3の無効化要求
制御回路13から重複なく出力された無効化要求が供給
されるとともに、削除信号生成回路29から削除信号が
供給される。無効化要求保持回路28−0〜28−3
は、保持された無効化要求を無効化要求送出回路30に
出力する。このとき、無効化要求保持回路28−0〜2
8−3は、削除信号生成回路29の削除信号がオンのと
きには保持した出力を削除し、出力しない構成とされて
いる。
【0046】図6に本発明の一実施例の削除信号生成回
路のブロック構成図を示す。削除信号生成回路29は、
各主記憶アクセス制御部6−0〜6−3からの無効化要
求を比較し、一致・不一致を検出するコンペア回路29
a〜29f、コンペア回路29a〜29fの比較結果に
応じて削減する無効化要求を判定する無効化要求削減判
定回路29gから構成される。
【0047】コンペア回路29aには、主記憶アクセス
制御部6−0及び6−1の出力無効化要求が供給され
る。コンペア回路29aは、主記憶アクセス制御部6−
0の出力無効化要求の内容と主記憶アクセス制御部6−
1の出力無効化要求の内容とが一致したときオン信号を
出力する。
【0048】コンペア回路29bには、主記憶アクセス
制御部6−0及び6−2の出力無効化要求が供給され
る。コンペア回路29bは、主記憶アクセス制御部6−
0の出力無効化要求の内容と主記憶アクセス制御部6−
2の出力無効化要求の内容とが一致したときオン信号を
出力する。
【0049】コンペア回路29cには、主記憶アクセス
制御部6−0及び6−3の出力無効化要求が供給され
る。コンペア回路29cは、主記憶アクセス制御部6−
0の出力無効化要求の内容と主記憶アクセス制御部6−
3の出力無効化要求の内容とが一致したときオン信号を
出力する。
【0050】コンペア回路29dには、主記憶アクセス
制御部6−1及び6−2の出力無効化要求が供給され
る。コンペア回路29dは、主記憶アクセス制御部6−
1の出力無効化要求の内容と主記憶アクセス制御部6−
2の出力無効化要求の内容とが一致したときオン信号を
出力する。
【0051】コンペア回路29eには、主記憶アクセス
制御部6−1及び6−3の出力無効化要求が供給され
る。コンペア回路29eは、主記憶アクセス制御部6−
1の出力無効化要求の内容と主記憶アクセス制御部6−
3の出力無効化要求の内容とが一致したときオン信号を
出力する。
【0052】コンペア回路29fには、主記憶アクセス
制御部6−2及び6−3の出力無効化要求が供給され
る。コンペア回路29fは、主記憶アクセス制御部6−
2の出力無効化要求の内容と主記憶アクセス制御部6−
3の出力無効化要求の内容とが一致したときオン信号を
出力する。
【0053】コンペア回路29a〜29fの比較結果は
無効化要求削除判定回路29gに供給される。無効化要
求削除判定回路29gは、コンペア回路29a〜29f
の比較結果に応じて削減信号I0 〜I4 を生成する。削
除信号I0 は、無効化要求保持回路28−0に供給さ
れ、オン時に無効化要求保持回路28−0に保持された
無効化要求を削除する。
【0054】また、削除信号I1 は、無効化要求保持回
路28−1に供給され、オン時に無効化要求保持回路2
8−1に保持された無効化要求を削除する。削除信号I
2 は、無効化要求保持回路28−2に供給され、オン時
に無効化要求保持回路28−2に保持された無効化要求
を削除する。削除信号I3 は、無効化要求保持回路28
−3に供給され、オン時に無効化要求保持回路28−3
に保持された無効化要求を削除する。
【0055】無効化要求削除判定回路29gは、コンペ
ア回路29a〜29cの比較結果がオンのとき、すなわ
ち、主記憶アクセス制御部6−0の出力無効化要求の内
容と主記憶アクセス制御部6−1、6−2、6−3の出
力無効化要求の内容とが一致したとき、無効化要求保持
回路28−0の内容を削減する削減信号I0 をオンし、
無効化要求保持回路28−0に供給する。また、無効化
要求削除判定回路29gは、コンペア回路29d、29
eの比較結果がオンのとき、すなわち、主記憶アクセス
制御部6−1の出力無効化要求の内容と主記憶アクセス
制御部6−2、6−3の出力無効化要求の内容とが一致
したとき、無効化要求保持回路28−1の内容を削減す
る削減信号I1 をオンし、無効化要求保持回路28−1
に供給する。さらに、無効化要求削除判定回路29g
は、コンペア回路29fの比較結果がオンのとき、すな
わち、主記憶アクセス制御部6−2の出力無効化要求の
内容と主記憶アクセス制御部6−3の出力無効化要求の
内容とが一致したとき、無効化要求保持回路28−2の
内容を削減する削減信号I2 をオンし、無効化要求保持
回路28−2に供給する。
【0056】なお、削除する際に上位の番号の無効化要
求保持回路がフルになる場合には、下位の番号の無効化
要求を削除する。例えば、コンペア回路29a〜29c
の比較結果がオンで、主記憶アクセス制御部6−0の出
力無効化要求の内容と主記憶アクセス制御部6−1、6
−2、6−3の出力無効化要求の内容とが一致したと
き、無効化要求保持回路28−1、28−2、28−3
がフルの状態であれば、無効化要求保持回路28−1、
28−2、28−3の内容を削減する削減信号I1 、I
2 、I3 をオンし、無効化要求保持回路28−1に供給
する。
【0057】以上により、他の主記憶アクセス制御部6
−0〜6−3から供給された無効化要求に同一のものが
あっても削除されるため、重複する無効化要求がスカラ
ユニット3に供給されることがなくなる。無効化要求保
持回路28−0、28−1、28−2、28−3に保持
された主記憶アクセス制御部6−0〜6−3で重複なく
出力された無効化要求は、無効化要求送出回路30に供
給される。
【0058】図7に本発明の一実施例の無効化要求送出
回路のブロック構成図を示す。無効化要求送出回路30
は、無効化要求保持回路28−0、28−1、28−
2、28−3の出力から一つの無効化要求を選択するセ
レクタ31、セレクタ31で選択された無効化要求を保
持し、スカラユニット3に送出する送出レジスタ32、
送出レジスタ32に保持された無効化要求を保持する保
持レジスタ33、送出レジスタ32に保持された今回供
給された無効化要求と前回保持された無効化要求とを比
較し、一致・不一致に応じて書き込み有効ビットV0 、
V1 を無効にする同一要求無効回路34から構成され
る。
【0059】送出レジスタ32には、セレクタ31で選
択されたライン番号LINE、無効化要求有効ビットV
1 、V2 、及び、受信レジスタ14に保持された装置I
Dからなる無効化要求が供給され、供給された情報を保
持する。送出レジスタ32は、保持した情報のうち、ラ
イン番号LINE、及び、装置IDをそのままスカラユ
ニット3に送出し、無効化要求有効ビットV1 、V2 を
同一要求無効回路34を介してスカラユニット3に供給
する。
【0060】また、送出レジスタ32に保持された情報
は、保持レジスタ33に供給される。保持レジスタ33
は、送出レジスタ32に次回の情報が供給されたときに
同一要求無効回路34に前回の情報を出力する。同一要
求無効回路34は、コンペア回路34a、34b、OR
ゲート34c、NANDゲート34e、ANDゲート3
4e、34f、34g、34hから構成される。
【0061】コンペア回路34aには、送出レジスタ3
2及び保持レジスタ33からライン番号情報LINEが
供給される。コンペア回路34aは、送出レジスタ32
に保持されたライン番号情報と保持レジスタ34に保持
されたライン番号情報とを比較し、一致すればオン信号
をNANDゲート34dに供給する。
【0062】コンペア回路34bには、送出レジスタ3
2及び保持レジスタ33から装置ID情報が供給され
る。コンペア回路34bは、送出レジスタ32に保持さ
れた装置IDと保持レジスタ33に保持された装置ID
とを比較し、一致すればオン信号をNANDゲート34
dに供給する。
【0063】ANDゲート34gには送出レジスタ32
の無効化要求有効ビットV0 、及び、保持レジスタ33
の無効化要求有効ビットV0 が供給され、送出レジスタ
32の無効化要求有効ビットV0 と保持レジスタ33の
無効化要求有効ビットV0 との論理積をとり、ORゲー
ト34cに供給する。
【0064】ANDゲート34hには送出レジスタ32
の無効化要求有効ビットV1 、及び、保持レジスタ33
の無効化要求有効ビットV1 が供給され、送出レジスタ
32の無効化要求有効ビットV1 と保持レジスタ33の
無効化要求有効ビットV1 との論理積をとり、ORゲー
ト34cに供給する。
【0065】ORゲート34cには、ANDゲート18
g、及び、ANDゲート18hの出力論理が供給され、
ANDゲート18gの出力論理とANDゲート18hの
出力論理との論理和をとり、NANDゲート34dに供
給する。NANDゲート34dは、コンペア回路34
a、34b、ORゲート34cから出力論理を受けて、
コンペア回路34a、34b、ORゲート34cの出力
論理が全てオンのとき、すなわち、送出レジスタ32に
保持された今回のライン番号、及び、装置IDと保持レ
ジスタ33に保持された前回のライン番号、及び、装置
IDとが一致し、かつ、保持レジスタ33に保持された
前回の無効化有効ビットV1 、V2 がオンのとき、出力
をオフする。
【0066】NANDゲート34dの出力は、ANDゲ
ート34e、及び、ANDゲート34fに供給される。
ANDゲート34eにはNANDゲート34dの出力及
び送出レジスタ32からスカラユニット3のキャッシュ
way0 への無効化要求を有効にする無効化要求有効ビ
ットV0 が供給される。ANDゲート34eは、NAN
Dゲート34dの出力がオンのとき送出レジスタ33に
保持された無効化要求有効ビットV0 を出力する。
【0067】また、ANDゲート34fにはNANDゲ
ート34dの出力及び送出レジスタ32からスカラユニ
ット3のキャッシュのway1 への無効化要求を有効に
する無効化要求有効ビットV1 が供給される。ANDゲ
ート34fは、NANDゲート34dの出力がオンのと
き送出レジスタ32に保持された無効化要求有効ビット
V1 を出力する。
【0068】なお、無効化要求送出回路30にはリクエ
スト生成回路22からブロックフェッチリクエストが供
給され、リクエスト生成回路22から供給されたブロッ
クフェッチリクエストと保持レジスタ33に保持された
無効化要求とのライン番号を比較しており、リクエスト
生成回路22から供給されたブロックフェッチリクエス
トと保持レジスタ33に保持された無効化要求とのライ
ン番号が一致したときには保持レジスタ33の無効化要
求有効ビットV1 、V2 をオフして、スカラユニット3
に供給する。
【0069】このため、各主記憶アクセス制御部6−0
〜6−3から送られてくる無効化要求が比較され、先行
する無効化要求をスカラユニットへ送出してから同一ラ
インに対するスカラユニットからのフェッチリクエスト
を主記憶アクセス制御部へ送出するまでの間は、装置I
Dとライン番号が等しい無効化要求は無視され、無効化
要求が削減される。
【0070】以上により、同一ラインへの無効化要求が
供給された場合に、システム制御装置7に供給される無
効化要求のラインへの無効化要求有効ビットV0 、V1
がともにオフされ、無効化されるため、同一ラインへの
無効化要求を重複してスカラユニット3に供給すること
がなくなり、スカラユニット3で不要な無効化を行うこ
とがない。
【0071】なお、本実施例では、説明を容易にするた
めに前回供給された無効化要求だけを保持レジスタ33
に保持し、直前の無効化要求とだけ比較を行う構成とし
たが、これに限ることはなく、複数回分の無効要求を保
持しておき、複数の無効化要求と比較を行う構成として
よいことは言うまでもない。
【0072】以上本実施例によれば、無効化要求に、C
Mライン番号及びどの装置からのリクエストかを識別す
る装置IDが付与され、両者が等しい無効化要求は、先
行する無効化要求がシステム制御装置7内部の無効化要
求CIQに存在する場合、及び、同一ラインに対するス
カラユニットからのフェッチリクエストが主記憶アクセ
ス制御部で処理されていない場合に消滅されるため、無
効化がすでに行われたり、重複する無効化要求などの不
要な無効化要求が削除されるため、効率のよい無効化要
求が可能となり、スカラユニット3から主記憶装置5−
00〜5−31へのアクセスを効率よく行える。
【0073】本実施例によれば、不要な無効化要求をス
カラユニットに送出する可能性が大幅に削減するため、
主記憶アクセス制御部−システム制御装置間でタイミン
グを調整するための多数の無効化要求用バスを設ける必
要がなくなるため、装置構成が簡単になる。また、多数
の無効化要求を処理しなくて済むため、無効化処理性能
を向上でき、主記憶アクセス性能を向上させることがで
きる。
【0074】
【発明の効果】上述の如く、本発明の請求項1によれ
ば、第1の無効化要求削減手段により無効化要求生成手
段で生成された無効化要求のうち同一の無効化要求は削
除されるため、同一の無効化要求がシステム制御手段に
供給されることがなく、したがって、システム制御手段
での処理を効率的に行えるとともに、第2の処理手段で
の処理を効率的に行える等の特長を有する。
【0075】請求項2によれば、第2の無効化要求削減
手段により複数のアクセス制御手段から供給される複数
の無効化要求のうち同一を一つの無効化要求に削減する
ことにより複数のアクセス制御手段から供給される同一
の無効化要求を一つに削減できるため、同一の無効化要
求が第2の処理手段に供給されることがなく、第2の処
理手段での処理が効率的にできる等の特長を有する。
【0076】請求項3によれば、第3の無効化要求削減
手段により複数のアクセス制御手段から供給される無効
化要求のうち同一の無効化要求が供給された場合、2回
目の無効化要求を削除することにより、同一の無効化要
求が第2の処理手段に何回も供給されることがなくなる
ため、第2の処理手段での処理が効率的にできる等の特
長を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のブロック構成図である。
【図2】本発明の一実施例の主記憶アクセス制御部のブ
ロック構成図である。
【図3】本発明の一実施例の無効化要求制御回路のブロ
ック構成図である。
【図4】本発明の一実施例のシステム制御装置のブロッ
ク構成図である。
【図5】本発明の一実施例の無効化制御回路のブロック
構成図である。
【図6】本発明の一実施例の削除信号生成回路のブロッ
ク構成図である。
【図7】本発明の一実施例の無効化要求送出回路のブロ
ック構成図である。
【図8】従来の一例のブロック構成図である。
【図9】従来の他の一例のブロック構成図である。
【符号の説明】
1 データ処理装置 2 ベクトルユニット 3 スカラユニット 4 入出力制御装置 5−00〜5−31 主記憶装置(MSU) 6−0〜6−3 主記憶アクセス制御部(MAC) 7 システム制御装置(SCU) 8 システム記憶装置(SSU)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の主記憶装置からなる複数の記憶装
    置群と、該記憶装置群毎に接続され、接続された複数の
    記憶装置へのアクセスを制御する複数のアクセス制御手
    段と、前記複数のアクセス制御手段に接続された第1の
    処理手段と、前記アクセス制御手段に接続され前記アク
    セス制御手段へのアクセスを振り分けるシステム制御手
    段と、該システム制御手段に接続された第2の処理手段
    とを有するデータ処理装置において、 前記複数のアクセス制御手段に設けられ、前記第1の処
    理手段の前記記憶装置群へのアクセスに応じて前記アク
    セスに対応した前記第2の処理手段のデータを無効化す
    る無効化要求を生成する無効化要求生成手段と、 前記複数のアクセス制御手段に設けられ、前記無効化要
    求生成手段で生成された前記無効化要求のうち同一の無
    効化要求を削除する第1の無効化要求削減手段と有する
    ことを特徴とするデータ処理装置。
  2. 【請求項2】 前記システム制御手段に設けられ、前記
    複数のアクセス制御手段から供給される複数の無効化要
    求のうち前記第2の処理手段に保持された同一のデータ
    に対する複数の無効化要求を一つの無効化要求に削減す
    る第2の無効化要求削減手段を有することを特徴とする
    請求項1記載のデータ処理装置。
  3. 【請求項3】 前記システム制御手段に設けられ、前記
    複数のアクセス制御手段から供給される複数の無効化要
    求のうち同一の無効化要求が再び供給されたときには、
    2回目以降の無効化要求を削除する第3の無効化要求削
    減手段を有することを特徴とする請求項2記載のデータ
    処理装置。
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