JPH10123928A - 疑似体験具 - Google Patents
疑似体験具Info
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Abstract
着時の安全性を高めた身体的機能の低下や心理的変化を
再現するための疑似体験具を提供する。 【解決手段】 疑似体験具には、開口部14が重り15
で開口しない閉塞部材18によって閉塞される収納部1
3を前面に設けた上着本体11に重り15を収納して上
半身に装着する疑似体験具10と、肘当て部22と固着
部材を備えた固定バンド部24,26とを肘関節および
肘関節近傍に巻付け固定して肘関節に装着する疑似体験
具20と、重り34を収納したバンド本体32を重り3
4に近接させて取付けられたリング部材に紐状部材36
を挿通,固着させて手首に装着する疑似体験具30と、
膝当て部材42と固定部材44とを膝関節および膝関節
近傍に巻付け固定して膝関節に装着する疑似体験具40
と、固着部材53A,53B又は固着補助部材58で仮
止めした後巻着部材56で巻着固定して足首に装着する
装着者の足のサイズを問わない疑似体験具50とがあ
る。
Description
的機能の低下やそれに伴う心理的変化を疑似的に体験す
るための疑似体験具に関する。
つあり、殊に先進諸国では高齢化に対して国や企業がい
かに取り組むべきかという問題が浮上している。すでに
身体的機能が低下しつつある高齢者であっても、公的あ
るいは民間による福祉事業により生活を援助してもらう
ことが可能である。
の身体的な障害に合わせて腕や足等の動作を補助する補
助具が利用されている。これらの器具の中には日々改良
されるものや新しく考案されて登場したものまで様々で
ある。
事業にしても器具の開発にしても、高齢化等による身体
的機能の低下を経験していない人にとっては無縁のもの
であり、これに対して一般の人が積極的に関心をもつと
いうことは期待できなかった。最近では、新聞や雑誌等
のメディアを通して福祉の重要性を問いかける等人々の
関心を引きつける努力がなされている。しかしながら、
高齢化等による障害がどの程度生活に不具合を及ぼすも
のなのかは実際に体験しないと実感することは困難であ
り、疑似的な体験を通じてでないと上述の福祉事業にし
ても器具の開発にしても柔軟な発想や新しい発想を得る
ことは困難であった。
平7−137379号において、高齢者の身体的機能の
低下を疑似的に再現するための高齢者疑似体験用キット
について提案している。しかしながら、この高齢者疑似
体験用キットの構成要件である各器具の中には、以下の
ような問題点が考えられるに至った。
するための荷重用上着については、重りを収納する収納
部および上着本体の前合わせに対して、重りの重量への
対策が何らなされていなかった。従って、図24に示す
ように、上着本体101の前面に設けた収納部102に
重り103を収納すると、重り103の重さに収納部1
02の開口部104を閉塞するボタン105が耐えられ
ず、開口部104が開口してしまう場合があった。この
とき、装着者は前屈姿勢が再現された状態で歩行等の動
作を行うため、収納部102から重り103が脱落して
しまう危険性があった。また、図25に示すように、装
着しながら歩行等の動作を行った場合には重り103の
重量によって、上着本体101の前合わせ106を挟ん
だ左右が位相してしまい、このとき前合わせ106が開
いてしまうこともあった。
再現するための肘固定具については、まず凹部が手のひ
ら側にくるようにして肘当て部材を肘当て部材の裏面に
設けられた固着面で仮止めし、紐状部材をリングに挿通
して折返し適度に絞り込んだところで先端の固着部材を
固着させ、さらに紐状部材を交差させて巻付けるという
何段階にもおよぶ装着作業を必要とした。
と、片手だけでの装着作業となるにもかかわらず複雑な
工程での装着が必要となるため、自分一人で装着するこ
とが難しかった。また、装着に時間を要するため、積極
的に疑似体験を行ってもらうことは困難であった。さら
に、疑似体験は、装着の仕方等によって装着者の体験の
内容や感じ方が異なってくるので正確な装着が必要とな
るが、上記の複雑な装着工程では、時間を要すると同時
に装着に正確さを欠いてしまうこともあった。その結
果、例えば金属板が腕を挟持する位置とは異なる位置に
装着されてしまう等、不快感を覚えるような装着になっ
てしまい、発明者が想定した本来の疑似体験空間を常に
作りだすことが困難であった。
再現するための手首荷重用バンドについては、図26に
示すように、固着部材308を被固着部材309に固着
して手首Sにバンド本体302を装着しようとするとき
は被固着部材309が上方にくることになるので、バン
ド本体302の長手方向に収納した複数の重り303,
304,305,306,307のすべてが落下しやす
い位置にきてしまう。従って、一人で装着しようとすれ
ば片手が使えない関係上バンド本体302を支持してお
くことができず、各重りの重さでバンド本体302は落
下してしまった。また、仮に手首Sにバンド本体302
を巻付けすることができても、疑似体験を行うのに好適
な固着状態(手首にバンド本体302がフィットした固
着状態)にしようとするときには、やはりバンド本体3
02が落下してしまう可能性があった。その結果、装着
者自身が一人で容易に、しかも再現性の高い疑似体験を
可能とする正確な装着は困難であった。
再現するための膝固定具については、凹部が膝裏にくる
ようにして膝当て部材を膝当て部材の裏面に設けられた
固着面で仮止めし、その後紐状部材をリングに挿通して
折返し適度に絞り込んだところで先端の固着部材を固着
させ、さらに紐状部材を交差させて巻付けし、最後に、
紐状部材をリングに挿通して折返し適度に絞り込んだと
ころで先端の固着部材を固着させるという何段階にもお
よぶ装着作業を必要とした。
て時間を要するため、積極的に疑似体験を行ってもらう
ことは困難であった。また、疑似体験は、装着の仕方等
によって装着者の体験の内容や感じ方が異なってくるの
で正確な装着が必要となるが、上記の複雑な装着工程で
は、肘固定具と同様、時間を要すると同時に装着に正確
さを欠いてしまうこともあった。その結果、例えば金属
板が膝を挟持するような位置と異なる位置に装着されて
しまう等、却って不快感を覚え、発明者が想定した本来
の疑似体験空間を常に作りだすことが困難であった。
現するための足首半固定具については、図27に示すよ
うに、靴を履いたまま足首当て部材502を足首および
足首近傍に被着させ展開形状部位504を筒状にして固
着部材508で仮止めしようとすると、足のサイズが大
きかったり、又は外形の大きい靴を履いていた場合に
は、靴に当接する展開形状部位504のかかと側の両端
505,506が届かず固着部材508で仮止めするの
が困難であった。従って、この場合には足首当て部材5
02の足首へのフィット感が不十分となり、結果として
装着に正確さを欠くことになるので、発明者が想定した
本来の疑似体験空間を作りだすことが困難であった。
分一人で装着するのが困難な場合には他人の手助けを得
て装着することになる。従って、装着した際に例えば締
付けが強かったり、緩かったりする等して、本来の疑似
体験空間を再現できず、また装着者自身にとって最適な
状態での疑似体験が困難であった。
て、以上のような問題点を解決するために提案されたも
のであって、装着者自身が一人で容易に装着することが
でき、より快適かつ最適な状態で高い再現性をもった疑
似体験を可能とするための疑似体験具を提供すること目
的とする。
め、請求項1記載の疑似体験具は、身体的機能の低下を
再現するために上半身に装着される疑似体験具であっ
て、上半身に被着され前合わせを有する上着本体と、上
着本体の左右前面に設けられた収納部と、前屈姿勢保持
のため収納部に収納される重りとから成り、前合わせと
収納部の開口部とが重りによって開口しない閉塞部材に
よって閉塞される。
利用して上半身に被着され、左右前面の収納部には重り
が収納される。上着本体の前合わせを閉塞部材で閉塞
し、収納部の開口部を閉塞部材で閉塞すると、重りの収
納状態が維持され重りによっても各開口部は開口しな
い。装着者には、疑似体験具によって強制的に前屈姿勢
が再現される。
似体験具において、閉塞部材が、金属製のファスナーか
ら成ることを特徴とする。
よって収納部の開口部は収納された重りが脱落せずに閉
塞される。また、上着本体の前合わせも重りによって開
口せずに閉塞される。
の低下を再現するために肘関節に装着される疑似体験具
であって、肘関節に被着される肘当て部と、伸縮性を有
し肘当て部の左右両端から二股状に延設され肘近傍に固
定される一対の固定バンド部とから成り、左右いずれか
一端の固定バンド部は肘近傍に対して巻付け可能な長さ
を有し長さ方向一面に固着部材が設けられ、他端の固定
バンド部は長さ方向他面の自由端側に固着部材が仮止め
される仮止め面が設けられ基端側に固着部材が固着され
る固着面とが設けられる。
着させた後、二股状に延設された一対の固定バンド部を
肘近傍に対して巻付けながら、固着部材を他端の固定バ
ンド部の仮止め面に仮止めさせる。そして、一対の固定
バンド部のうち一方を伸張させながら固着部材を固着面
に固着させ、他方の固着部材も同様に伸張させながら固
着面に固着させると、疑似体験具が肘関節に被着され
る。装着者には、肘当て部によって強制的に肘関節の屈
曲の規制された状態が再現される。
似体験具において、肘当て部には、中芯部材が長さ方向
に直交して設けられていることを特徴とする。
装着すると、中芯部材が肘当て部の巻付け方向に対して
直交して装着され、より肘関節の屈曲が規制される。
の低下を再現するために手首に装着される疑似体験具で
あって、手首への巻付け方向に連接された袋状の収納部
に重りが収納されて成るバンド本体と、バンド本体表面
の巻付け方向一端で重りに近接して設けられるリング部
材と、バンド本体表面の巻付け方向の他端から延設され
リング部材に挿通する紐状部材と、紐状部材の一面に設
けられ紐状部材の先端部を折り返すと自身の任意の位置
に固着してバンド本体を環状にする固着部材とから成
り、固着部材の固着位置を移動させることによって環状
にしたバンド本体を手首の挿通する大きさから絞り込み
可能にする。
ング部材に他端から延設された紐状部材を挿通させ、こ
のリング部材を軸として紐状部材の先端部を折り返し、
固着部材を自身の任意の位置に固着させる。これによ
り、バンド本体は手首が挿通する大きさの環状に形成さ
れる。バンド本体を手首に装着させた後、重りに近接す
るリング部材を軸として固着部材の固着位置を移動させ
ると、バンド本体は手首に対して緩みのない状態まで絞
り込みされる。装着者には、バンド本体を構成する重り
の重さによって、腕の筋力の低下が再現される。
の低下を再現するために膝関節に装着される疑似体験具
であって、伸縮性を有し膝関節に対して固定部材の上か
ら重ねて巻着可能な長さを有する帯状の膝当て部材と、
伸縮性を有し表面略中央部に膝当て部材が取付けされる
膝裏を被着するための膝裏当て部と膝裏当て部の左右両
端から二股状に延設され膝近傍に対して巻付け固定する
一対の固定バンド部とから成る展開形状略エ字状を呈す
る固定部材とから成る。
を膝裏に被着させた後、固定バンド部を伸張させながら
膝近傍に巻付け固定させる。そして、膝当て部材を伸張
させながら膝裏当て部の上から膝関節に対して重ねて巻
付けすると、疑似体験具は膝関節に装着される。装着者
には、膝関節に重ねて巻付けられる膝当て部材によって
強制的に膝関節の屈曲が規制された状態が再現される。
載の疑似体験具において、前記膝当て部材の表面には、
膝関節への巻付け具合を調整するための目盛りが表示さ
れていることを特徴とする。
て膝当て部材を巻着させることによって、膝当て部材へ
の巻付け状態が調整される。
の低下を再現するために足首に装着される疑似体験具で
あって、靴型形状を呈し足首から爪先方向に向かって筒
状に設けられた筒状部と足首から膝方向に向かって展開
形状に設けられた展開部とから成る足首当て部材と、足
首当て部材の左右両側面に取付けされる足首当板と、足
首当て部材に取付けされ足首当て部材の表面に巻着固定
される巻着部材とから成り、上記展開部の左右いずれか
一端には展開部を筒状にして固着する固着部材が取付け
され、固着部のかかと側に位置する端部からはこの固着
部が固着しなかった場合に足首当て部材の表面に固着さ
れる固着補助部材が延設されている。
を靴の上から装着して足首を足首当板に挟持させた後、
展開部の固着部材の膝側の部分を固着させる。そして、
かかと側の固着部材を固着させる、又はかかと側の固着
部材の端部から延設された固着補助部材を足首当て部材
の表面に固着させて展開部を筒状にする。この後、巻着
部材を足首当て部材の表面に巻着固定させて疑似体験具
を足首に固定させる。装着者には、足首当て部材に取付
けされた足首当板によって足首の屈曲を規制された状態
が再現される。
係る疑似体験具の一実施の形態を説明する。なお、各疑
似体験具は、それぞれ個別に装着して疑似体験をするこ
とは勿論のこと、各疑似体験具のすべてを同時に装着す
る等、組合わせて装着することもできる。
等に生じる前屈姿勢を疑似体験するための疑似体験具の
一実施の形態を示す。
上半身に被着される上着本体11と、重りを収納するた
めの収納部13と、この収納部に収納される重り15と
から概略構成される。
手首用の疑似体験具を同時に装着する場合を考慮して袖
の部分をなくしたチョッキタイプが採用される。上着本
体11は、前合わせ12を閉塞部材17によって閉塞し
て装着するものであって、この閉塞部材17には、収納
部13に収納した重り15によって前合わせ12が開口
しないような部材が用いられる。閉塞部材17には、例
えばガイド具17aによって凹凸の噛み込みを自在とす
る金属製のファスナーが好適である。なお、後面(背中
側の面)11bには、暑い日等の疑似体験もできる限り
快適なものとするため、メッシュ等通気性の良い素材を
用いることができる。
であって前合わせ12を挟んだ左右いずれにも設けら
れ、図示するように、収納部13として上段ポケット1
3a,13bと下段ポケット13c,13dが設けられ
ている。収納部13は重り15を収納した状態で歩行等
の動作を行ってもその重さで破損することがないような
生地から成り、重り15が上着本体11から脱落しない
ように設けられている。各ポケット13a,13b,1
3c,13dの開口部14a,14b,14c,14d
にはそれぞれ収納した重りの脱落を防止するための閉塞
部材18a,18b,18c,18dが設けられ、前述
の閉塞部材17と同様、重り15によって開口部が開口
しないように、金属製のファスナーを用いるのが好適で
ある。
の前屈姿勢を保持するためのものであって、上着本体1
1の左右前面に設けられた収納部13に左右均等に荷重
を掛けて収納するため、複数の重り151,152,1
53,154が設けられている。この重り15は、これ
に限定されるものではないが、例えばデニム生地のカバ
ーに鉛を詰込んで成形される。また、重り15は重量の
異なるものを複数用意するのが好ましく、本実施の形態
においては、重り151,152はそれぞれ500g
(グラム)程度であり、重り153,154はそれぞれ
1kg(キログラム)程度のものを採用している。
説明する。まず、装着者は重り15を収納していない状
態の上着本体11を装着し、より人体のバランスに近い
状態での疑似体験を可能とするために、前合わせ12の
閉塞部材17を閉塞させる。そして、その上着本体11
を装着した状態で、上段ポケット13a,13bあるい
は下段ポケット13c,13dの各々に収納後の装着者
のバランスを考慮して荷重が左右均等になるように重り
151,152あるいは重り153,154を収納させ
る。なお、本実施の形態においては、1kgの重り15
3,154を下段ポケット13c,13dに収納させる
(図2)。そして、重り153,154を収納させた
ら、下段ポケット13c,13dの開口部14c,14
dを閉塞部材18c,18dで閉塞させる。これによ
り、装着者は重り153,154によって上半身に荷重
がかけられることから、装着者には強制的に前屈姿勢が
再現される(角度α)。この状態で装着者が歩行等の動
作を行おうとした場合であっても、前合わせ12および
開口部14c,14dはいずれも金属製のファスナーか
ら成る閉塞部材17,18c,18dで閉塞されている
ので、重り15によって開口することはない。なお、重
り15は上着本体11を装着する前に収納部13に収納
させておくこともできる。
者は上着本体11の前面11aの閉塞部材17を閉塞さ
せるだけで疑似体験具10を装着することができ、また
重り15も閉塞部材18を閉塞させるだけで収納部13
に収納させることができるので、高齢者等に特有の前屈
姿勢の疑似体験を容易に行うことができる。
せ12、収納部13の開口部14をそれぞれ重り15に
よって開口することのない部材を用いて閉塞するように
し、さらに収納部13も重り15の重さで破損しないよ
うにしたので、装着後の重りの脱落を防止することがで
きる。
意しておくことで、性別,体型(体重),年齢等に応じ
た疑似体験を行うことができる。例えば、上着本体のサ
イズに合わせて重り15を収納させるとした場合、男性
であればLLサイズが合計4kgの荷重、Lサイズが約
3kgの荷重、Mサイズが約2kgの荷重、Sサイズが
約1kgの荷重の如くである。また、女性であれば、L
Lサイズが約3kgである等、男性の同じサイズの荷重
より一サイズ分ずつ下げて荷重することができる。これ
により、体型を問わず、多くの人に上記高齢者特有の姿
勢を体験してもらうことができる。また、装着者の体重
に関係なく重量を増やした重り15を収納部13に収納
させることによって前屈の角度が増してくるので、これ
により疑似体験の対象とする年齢を変えることができ
る。
置を腹部から胸部に近づけることによって、収納部13
に収納される重り15の重さは同じであっても、胸部側
のポケットに重り15を収納させることで前屈の角度は
腹部のポケット13dに収納した場合の角度αから角度
βまで増してくるので、重り15の重量を変えることな
く疑似体験の対象年齢を変えることができる。
の曲がり難さを疑似体験するための疑似体験具の一実施
の形態を示す。
される肘当て部22と、肘近傍に固定される一対の固定
バンド部24,26とから概略構成される。なお、疑似
体験具20(21)は、特に固定バンド部24,26に
おいて適度の伸縮が得られ、長時間の使用においても持
続性,適応性の低下がないようにするため、ポリウレタ
ン弾性繊維の不織布構造により成形されるのが好まし
い。
の屈曲を規制するためのものであって、積層構造にして
設けることができる。かかる積層構造は、ポリウレタン
弾性繊維から成る同一素材の部材を積層させることもで
きるが、図7に示すように、中芯部材27として天然ス
ポンジラバーを長さ方向に直交させて設けることもでき
る。
部の左右両端から二股状に延設された延設部24a,2
4b、延設部26a,26bが組となって構成されるも
のであって、延設部24aと延設部26a、延設部24
bと延設部26bのそれぞれの間には凹部22a,22
aが設けられている。延設部24a,26aは、肘近傍
に対して伸張させながら巻付けすることのできる程度の
長さを有し、裏面241,261には他端から延設され
た延設部24b,26bに固着するための固着部材2
5,25が長さ方向に沿って設けられている。本実施の
形態においては、自由端側241a,261aと基端側
241b,261bのそれぞれに設けられ、例えばマジ
ックテープ等が採用される。
2,262の自由端側242a,262aには前述の固
着部材25,25が仮止めされる仮止め面27,27が
設けられている。また、基端側242b,262bに
は、前述の固着部材25が延設部24a,26aを肘近
傍に対して巻付けた状態で固着される固着面28,28
が設けられている。本実施の形態においては固着部材2
5,25の固着面積を大きくするために、延設部24
b,26bの基端側242b,262bについては連接
した状態にしておき、その連接部29にも固着面28が
設けられている。
由性を持たせるため、仮止め面27および固着面28を
設ける代わりに、肘当て部22,固定バンド部24,2
6の表地にナイロンパイル等を採用し、固着部材25,
25を直接固着させることもできる。
説明する。まず、手のひらを上に向け、腕の裏側から肘
当て部22の裏面が肘関節に被着されるようにして巻付
け、丁度腕の曲がる位置に凹部22a,22aが当接し
て円形状の穴Hが形成される。この状態で延設部24
a,26aの固着部材25,25を仮止め面27,27
に仮止めする。このとき固着部材25,25について
は、自由端側241a,261aと基端側241b,2
61bのいずれの固着部材を用いてもよいが、仮止めが
緩すぎると固着面28,28に固着させるときに穴Hの
位置が移動してしまう場合も生ずるので、基端側241
b,261bの固着部材25,25で仮止めするのが好
ましい。なお、装着者の腕の太さによっては、仮止め面
27,27が固着部材25,25の固着面として機能す
ることもある。
部24aの固着部材25を仮止め面27から脱着させ、
伸張させながらさらに肘近傍に対して巻付けて固着面2
8で固着させる。つぎに、延設部26aの固着部材25
についても同様にして仮止め面27から脱着させ、伸張
させながら肘近傍に対して巻付けて固着面28で固着さ
せる。なお、固着部材25は延設部24a,26aのい
ずれを先に固着面28に固着させてもよいが、肘関節か
らの疑似体験具20の脱落を防止するため、必ず一方が
仮止め面27又は固着面28に固着しているようにして
いる。このように疑似体験具20(21)を装着した状
態で腕を動かそうとすると、積層構造の肘当て部22が
肘関節に被着し、固定バンド部24,26が肘近傍に対
して巻付けされた状態となるので、肘関節の屈曲度が規
制され、腕の曲がり難さが再現される。
者は肘当て部22の両端から二股状にして延設された一
対の固定バンド部24,26を固着させながら、しかも
仮止め,巻付け状態での固着と、多くても二段階で固着
させることができるので、一人で容易に装着することが
できる。また、装着者自身で装着することができ、かつ
伸縮性を有する部材を巻付けていることから、肘近傍へ
の巻付け具合等、疑似体験を最適な状態で行うことがで
きる。
筋力の低下を疑似体験するための疑似体験具の一実施の
形態を示す。
バンド本体32と、バンド本体32の巻付け方向一端に
設けられたリング部材35と、バンド本体32の他端か
ら延設された紐状部材36と、紐状部材36の一面に設
けられた固着部材38とから概略構成される。
33b,33c,33dが手首Sの巻付け方向に連接さ
れ、各収納部33a,33b,33c,33dの間には
各収納部を連接するとともにバンド本体32を環状にす
る際に湾曲させ易くするための連接部32A,32B,
32Cが設けられている。この各収納部33には重り3
4として粒状の鉛が詰込まれている。そして、重り34
は各収納部33a,33b,33c,33dに対して均
一の重量となるように収納され、手首Sに装着した際に
手首の回りで均等の荷重を加えて手首のバランスを良好
に保持することができ、例えば重り34の全体を約0.
75kgとするのが好適である。
(手首Sに装着した際に外側にくる面)32aの巻付け
方向一端に短寸紐状の連結部材39を介して重り34に
近接させた状態で取付けされている。また、紐状部材3
6は、装着者の手首の太さに応じてバンド本体32の手
首Sへの巻付け具合を調整できる長さを有し、リング部
材35に挿通しうる大きさであって、バンド本体32の
表面32aの巻付け方向他端から延設されている。
aから略中央の位置に掛けて取付けされる固着部38a
と、紐状部材36の後端36bから略中央の位置に掛け
て取付けされる被固着部38bとから成り、例えばマジ
ックテープ等を採用することができる。この固着部材3
8は、紐状部材36の表面36cに取付けされる。
説明する。まず、バンド本体32を表面32aを外側に
して環状にし、紐状部材36をリング部材35に挿通さ
せる。そして、先端36a側で折り返し、バンド本体3
2の環状内径が手首Sを挿通し得る大きさにして固着部
38aを被固着部38bに固着させる。この状態でバン
ド本体32を手首Sに挿通させた後、固着部38aを被
固着部38bから脱着し、紐状部材36を矢印B方向に
引張して、バンド本体32が手首Sに対して巻付け固定
されるように環状内径の大きさを縮径させる。このと
き、紐状部材36の折り返しの軸となるリング部材35
が重り34に近接させて設けられているため、リング部
材35が取付けされた収納部33aに収納された重り3
4aがバンド本体32を手首Sの上で支持する役割を果
たすことになる。そして、この状態を維持したままで紐
状部材36をリング部材35を軸として折り返し、固着
部38aを被固着部38bに固着させ、手首Sにフィッ
トした状態で装着させる。このように疑似体験具30を
装着した状態で腕を動かそうとすると、手首Sに装着さ
れた重り34を収納したバンド本体32の重さで、筋力
の低下による腕の緩慢な動きが再現される。
グ部材35に近接する収納部33に収納された重り34
がバンド本体32を手首Sの上で支持する役割を果たす
ことになるので、装着者は一度環状にしたバンド本体3
2を手首に装着し、リング部材35を軸として固着部材
38の固着位置を移動させるだけでバンド本体32を手
首にフィットさせ、片手でも一人で容易に装着すること
ができる。
関節の曲がり難さを疑似体験するための疑似体験具の一
実施の形態を示す。
される膝当て部材42と、膝裏当て部45と膝近傍に固
定される一対の固定バンド部46,48とから成る固定
部材44とから概略構成される。なお、疑似体験具40
(41)は、適度の伸縮が得られ、長時間の使用におい
ても持続性,適応性の低下がないようにするため、全体
がポリウレタン弾性繊維の不織布構造により成形される
のが好ましい。そして本実施の形態においては、表地を
ナイロンパイルにより成形する。
対して固定部材44の上から巻着可能な長さに形成され
る。具体的には、図14に示すように、固定部材44の
左右方向の幅Wを略等倍させた程度の長さにすることが
できる。膝当て部材42の裏面42bの左右両端42
c,42dには、膝関節に対する巻着固定を可能とする
ための固着部材43,43が設けられている。また、表
面42aの略中央には長さ方向に沿って、膝当て部材4
2の巻付け具合を調整する際の目安となる目盛り400
が表示されている(図14)。この目盛り400には、
例えば「S,M,L,・・」等の体型に応じた表示や、
疑似体験の対象年齢に合わせた表示として「70歳,8
0歳,90歳,・・」等の表示を付すことができる。
部45と、膝裏当て部45の左右両端から二股状に延設
され、膝近傍に対して巻付け固定する一対の固定バンド
部46,48とから形成され、展開形状略エ字状を呈し
ている。固定バンド部46,48は膝裏当て部45の左
右両端から二股状に延設された固定バンド部46a,4
6b、固定バンド部48a,48bがそれぞれ組となっ
て構成されるものであって、固定バンド部46aと固定
バンド部48a、固定バンド部46bと固定バンド部4
8bのそれぞれの間には凹部47,47が設けられてい
る。そして、膝裏当て部45の略中央には凹部47,4
7にが重なるようにして、また固定部材44の一端から
膝当て部材42の右端42dを延設させた状態にして膝
当て部材42が取付けされている。
対して伸張させながら巻付けすることのできる程度の長
さを有し、裏面462,482の先端側には他端から延
設された固定バンド部46b,48bに固着するための
固着部材49,49が長さ方向に沿って設けられてい
る。また、固定バンド部46aの表面461には端部側
に位置して、膝近傍への巻付けの際の目安となるマーク
表示部Mが設けられている。
説明する。まず、固定部材44を膝の裏側から膝裏当て
部45の裏面が膝裏に被着されるようにし、固定バンド
部46aの表面に表示させたマーク表示部Mが膝方向に
くるように伸張させて巻付け、丁度膝の曲がる位置に凹
部47,47が当接して円形状の穴Hが形成される。こ
の状態で固定バンド部46a,48aの固着部材49,
49をそれぞれ固定バンド部46b,48bに固着す
る。次に、膝当て部材42の左端42cを膝関節に巻付
けて、固着部材43で固定部材44に固着させ、さらに
右端42dをその上から重ねるようにして伸張させなが
ら巻付けて、膝当て部材42の表面42aに固着させ
る。このとき、膝当て部材42に表示させた目盛り40
0のいずれかに右端42dを合わせて固着させる。この
ように疑似体験具40(41)を装着して膝を曲げよう
とすると、膝関節の上から膝当て部材42を重ね巻きし
て被着しているので、膝関節の屈曲度が規制され、膝の
曲がり難さが再現される。なお、膝当て部材42,固定
部材44の表地はナイロンパイルで成形されていること
から、各固着部材を直接固着させることができ、各装着
者にとっての好適な位置で固着させることができる。
ば、装着者は固定バンド部46,48と膝当て部材42
とを、それぞれ膝近傍および膝関節に巻付けするだけで
装着することができるので、一人で容易に装着すること
ができる。また、装着者自身で装着することができ、か
つ伸縮性を有する部材を巻付けていることから、肘近傍
への巻付け具合等、疑似体験を最適な状態で行うことが
できる。さらに、膝当て部材42,固定部材44の表地
には固着部材を直接固着させることができる素材を用い
たので、装着者の体型等に応じて疑似体験をより快適に
行うことができる位置に固着させることができる。
た目盛り400に合わせて膝当て部材42の巻付け具合
を調整することができるので、装着者の体型に応じた装
着や、疑似体験の対象年齢に合わせた装着をすることが
できる。
者等に生じる足首関節の曲がり難さを疑似体験するため
の疑似体験具の一実施の形態を示す。
た如く、横から見るとくの字に屈曲した靴型形状を有し
ている。疑似体験具50(51)は、靴型形状の足首当
て部材52と、この足首当て部材52の左右両側面に取
付けられる足首当板54,54と、足首当て部材52を
足首に固定する巻着部材56,56と,足首当て部材の
固定を補助する固着補助部材58とから概略構成され
る。
(足首から爪先方向)に向かって筒状に設けられた筒状
部521と、他端(足首から膝方向)に向かって展開形
状に設けられた展開部522とから成る。この展開部5
22には左右両端522a,522bから上下方向略中
間の位置にそれぞれのスリット522A,522Bが設
けられ、展開部522の右端522bには、足首当て部
材52を足首に装着する際に展開部522を足首に巻回
し筒状にして固定するための固着部材53A,53Bが
このスリット522A,522Bを挟んだ上下に設けら
れている。また、くの字の屈曲部位には穴Hが設けら
れ、筒状部521の先端には開口部521aが形成され
ている。なお、足首当て部材52は、適度の伸縮が得ら
れて長時間の使用においても持続性,適応性の低下がな
いようにするため、ポリウレタン弾性繊維の不織布構造
により成形するのが好ましい。
足首に装着した際に足首関節の屈曲を規制するためのも
のであって、合成樹脂等から成り、足首を両側面から挟
みこむように足首当て部材52の筒状部521と展開部
522に亘って取付けされる。この際、足首当板54,
54の取付面54a,54aにマジックテープ等の掛着
部材を設けておけば、足首当板54,54を単独で足首
当て部材52に取付けすることができる。
を足首に固定させるためのものであって、足首当て部材
52を少なくとも一周以上巻回できる長さを有する帯状
を呈し、先端の一面には足首当て部材52の表面52a
に巻回した状態で固着するための巻着面57,57が設
けられている。そして、この巻着部材56,56はそれ
ぞれ足首当て部材52の筒状部521の下面521bか
ら延設されている。
に設けられた固着部材53A,53Bのうち、かかと側
に位置する固着部材53Bから延設され、裏面58aの
略全面が固着面とされ、例えばマジックテープ等が設け
られている。そして、固着補助部材58は、展開部52
2の固着部材53Bを延設させた状態となるように取付
けされている。
説明する。まず、装着者は靴を履いたままで、足首当て
部材52の筒状部521に足の爪先から挿入して足の甲
に筒状部521をフィットさせ、足首の曲がる部分が穴
Hに位置し、さらに開口部521aから爪先部分が露出
するようにする。この状態で、先ず展開部522の上側
に位置する固着部材53Aを展開部522の左端522
aの上側に固着させ、つぎに下側の固着部材53Bを左
端522aの下側に固着させるか又は固着補助部材58
を足首当て部材52の表面52aに巻付けるようにして
固着させる。このとき、装着者の足や靴のサイズが用意
した疑似体験具50(51)の大きさに適合すれば固着
部材53Bと固着補助部材58の双方で仮止め可能であ
る(図20)。一方、足や靴のサイズが大きい等の理由
により固着部材53Bが他端522aに届かなかった場
合には、固着補助部材58によって仮止めが行われるこ
とになる(図21)。これにより、展開部522は筒状
を形成し、仮止めが完了する。
材56,56を足の甲に向かって穴Hのあたりで交差す
るように巻付け、足首当て部材52の表面52aに巻着
面57で固定させる。これで、装着者は疑似体験具50
を装着した後そのまま行動を起こすことができ、足首を
曲げようとすると足首当板54,54によって足首関節
の屈曲度が規制され、足首の曲がり難さが再現される。
部材53A,53B、固着補助部材58、巻着部材5
6,56をそれぞれ巻付けて固定するだけで容易且つ迅
速に装着することができる。特に、装着者の靴のサイズ
が大きい等の理由によって固着部材53Bによる展開部
522への仮止めが不可能な場合であっても、固着補助
部材58を足首当て部材52の表面52aに巻付けする
ようにして固着させるだけで、装着者を選ぶことなく、
しかも容易に装着することができる。
いて説明する。装着者が上記各疑似体験具を装着して歩
行する場合、図23に示す如く、足首の動きに遊びが殆
ど得られないのでつま先が十分に上がらず、また胸部に
荷重がかけられていることからも全体的に前屈姿勢とな
り、なお一層つま先の上がりを困難にする。さらに足首
に荷重をかけて膝を十分に曲げることができないように
したことからもつま先の上げにくさを助長する。本来、
背筋は角度θ1程度の起き上がりがあり、膝も角度θ2
程度の曲がりが得られ、さらに爪先はあと角度θ3程度
の上がりが得られるが、上記各疑似体験具により、身体
的機能の低下を再現することで安全な歩行が困難とな
る。これは身体的機能の低下を実感していない体験者に
とって心理的な不安を募らせることはもちろん、いかに
高齢者等が困難な歩行をしいられているかを理解するの
に十分な体験である。
疑似体験具によれば、前屈姿勢を保持するために容易に
装着することができ、また、上着本体の前合わせ、収納
部の開口部をそれぞれ重りの重さによって開口すること
のない部材を用いて閉塞するようにしたので、装着後の
重りの脱落を防止することができ、疑似体験についての
安全性を向上させることができる。
れば、装着者は肘当て部の両端から延設された一対の固
定バンド部を固着させながら、しかも仮止め,巻付け状
態での固着と、多くても二段階で固着させることができ
るので、一人でかつ短時間で容易に装着することがで
き、その結果装着の煩わしさを解消してより多くの人に
疑似体験の機会を与えることが可能となる。また、装着
者自身で装着することができ、伸縮性を有する部材を巻
付けていることから、肘近傍への巻付け具合等、装着者
にとってより最適な状態での疑似体験をすることができ
る。
ば、リング部材の近接する重りが手首の上で支持する役
割を果たすことになり、装着者は固着部材の固着位置を
片手で移動させるだけでバンド本体を手首に対して絞り
込みすることができるので、片手であっても一人で容易
に装着することができ、しかも手首にフィットした好適
な疑似体験空間にすることができる。
れば、装着者は固定部材と膝当て部材とを、それぞれ膝
近傍および膝関節に巻付けするだけで装着することがで
きるので、一人で短時間のうちに装着することができ、
その結果装着の煩わしさを解消してより多くの人に疑似
体験の機会を与えることが可能となる。また、装着者自
身で装着することができ、伸縮性を有する部材を巻付け
ていることから、膝近傍への巻付け具合等、装着者にと
ってより最適な状態で疑似体験をすることができる。
ば、固着補助部材を設けることによって、装着者の足や
靴のサイズが大きくても、固着補助部材を巻着させるだ
けで、装着者を選ぶことなく、しかも容易に装着するこ
とができる。従って、より多くの人に疑似体験の機会を
与えることができる。
示す正面図である。
図である。
拡大断面図である。
である。
側面図である。
示す正面図である。
斜視図である。
斜視図である。
示す断面図である。
する断面図である。
斜視図である。
を示す正面図である。
する背面図である。
する斜視図である。
する斜視図である。
示す正面斜視図である。
する斜視図である。
す斜視図である。
を示す斜視図である。
斜視図である。
る。
要部拡大断面図である。
面図である。
視図である。
Claims (8)
- 【請求項1】 身体的機能の低下を再現するために上半
身に装着される疑似体験具であって、 上半身に被着され前合わせを有する上着本体と、上着本
体の左右前面に設けられた収納部と、前屈姿勢保持のた
め収納部に収納される重りとから成り、前合わせと収納
部の開口部とが重りによって開口しない閉塞部材によっ
て閉塞される疑似体験具。 - 【請求項2】 前記閉塞部材が、金属製のファスナーか
ら成ることを特徴とする請求項1記載の疑似体験具。 - 【請求項3】 身体的機能の低下を再現するために肘関
節に装着される疑似体験具であって、 肘関節に被着される肘当て部と、伸縮性を有し肘当て部
の左右両端から二股状に延設され肘近傍に固定される一
対の固定バンド部とから成り、左右いずれか一端の固定
バンド部は肘近傍に対して巻付け可能な長さを有し長さ
方向一面に固着部材が設けられ、他端の固定バンド部は
長さ方向他面の自由端側に固着部材が仮止めされる仮止
め面が設けられ基端側に固着部材が固着される固着面と
が設けられる疑似体験具。 - 【請求項4】 前記肘当て部には、中芯部材が長さ方向
に直交して設けられていることを特徴とする請求項3記
載の疑似体験具。 - 【請求項5】 身体的機能の低下を再現するために手首
に装着される疑似体験具であって、 手首への巻付け方向に連接された袋状の収納部に重りが
収納されて成るバンド本体と、バンド本体表面の巻付け
方向一端で重りに近接して設けられるリング部材と、バ
ンド本体表面の巻付け方向の他端から延設されリング部
材に挿通する紐状部材と、紐状部材の一面に設けられ先
端部を折り返すと自身の任意の位置に固着してバンド本
体を環状にする固着部材とから成り、固着部材の固着位
置を移動させることによって環状にしたバンド本体を手
首の挿通する大きさから絞り込み可能にする疑似体験
具。 - 【請求項6】 身体的機能の低下を再現するために膝関
節に装着される疑似体験具であって、 伸縮性を有し膝関節に対して固定部材の上から重ねて巻
着可能な長さを有する帯状の膝当て部材と、伸縮性を有
し表面略中央部に膝当て部材が取付けされる膝裏を被着
するための膝裏当て部と膝裏当て部の左右両端から二股
状に延設され膝近傍に対して巻付け固定する一対の固定
バンド部とから成る展開形状略エ字状を呈する固定部材
とから成る疑似体験具。 - 【請求項7】 前記膝当て部材の表面には、膝関節への
巻付け具合を調整するための目盛りが表示されているこ
とを特徴とする請求項6記載の疑似体験具。 - 【請求項8】 身体的機能の低下を再現するために足首
に装着される疑似体験具であって、 靴型形状を呈し足首から爪先方向に向かって筒状に設け
られた筒状部と足首から膝方向に向かって展開形状に設
けられた展開部とから成る足首当て部材と、足首当て部
材の左右両側面に取付けされる足首当板と、足首当て部
材に取付けされ足首当て部材の表面に巻着固定される巻
着部材とから成り、上記展開部の左右いずれか一端には
展開部を筒状にして固着する固着部材が取付けされ、固
着部のかかと側に位置する端部からはこの固着部が固着
しなかった場合に足首当て部材の表面に固着される固着
補助部材が延設されている疑似体験具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8274868A JPH10123928A (ja) | 1996-10-17 | 1996-10-17 | 疑似体験具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8274868A JPH10123928A (ja) | 1996-10-17 | 1996-10-17 | 疑似体験具 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004324044A Division JP3720041B2 (ja) | 2004-11-08 | 2004-11-08 | 疑似体験具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10123928A true JPH10123928A (ja) | 1998-05-15 |
Family
ID=17547688
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8274868A Pending JPH10123928A (ja) | 1996-10-17 | 1996-10-17 | 疑似体験具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10123928A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009501849A (ja) * | 2005-07-20 | 2009-01-22 | シーティーイー ピーティーワイ リミテッド | 品物を保管および/または携帯する衣服 |
JP2016112364A (ja) * | 2014-12-11 | 2016-06-23 | 龍野コルク工業株式会社 | 姿勢保持用衣服 |
-
1996
- 1996-10-17 JP JP8274868A patent/JPH10123928A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009501849A (ja) * | 2005-07-20 | 2009-01-22 | シーティーイー ピーティーワイ リミテッド | 品物を保管および/または携帯する衣服 |
JP2016112364A (ja) * | 2014-12-11 | 2016-06-23 | 龍野コルク工業株式会社 | 姿勢保持用衣服 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A911 | Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi) |
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A912 | Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board |
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