JPH10123527A - 液晶素子の製造方法 - Google Patents

液晶素子の製造方法

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JPH10123527A
JPH10123527A JP28201396A JP28201396A JPH10123527A JP H10123527 A JPH10123527 A JP H10123527A JP 28201396 A JP28201396 A JP 28201396A JP 28201396 A JP28201396 A JP 28201396A JP H10123527 A JPH10123527 A JP H10123527A
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smectic
electrodes
isotropic
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JP28201396A
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Shinjiro Okada
伸二郎 岡田
Katsuhiko Shinjo
克彦 新庄
Hirohide Munakata
博英 棟方
Tomoko Maruyama
朋子 丸山
Hiroyuki Kitayama
宏之 北山
Hirokatsu Miyata
浩克 宮田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高温相にコレステリック相を持たずカイラル
スメクティックC相を有する液晶を用いた液晶素子の駆
動特性を向上させる。 【解決手段】 一対の電極基板12の一方又は両方の電
極11に電流を流して加熱し、等方相からスメクティッ
ク相への相転移時の温度変化を制御する。 【効果】 スメクティック相での配向を改善することが
でき、配向欠陥の発生を防ぐことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、文字や画像を表示
するための表示装置等に用いられる液晶素子に係り、詳
しくは、カイラルスメクティック液晶の配向技術に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、液晶セルの内面にマトリックス状
に画素を構成するための電極(マトリックス電極)を有
し、一方の基板上に電極群を走査電極群とし他方の基板
上の電極群として、これらの電極間に液晶化合物を充填
し、画像情報の表示を行う液晶表示素子が知られてい
る。また、液晶自体が自発分極をもち電界に対して高速
に応答する特性をもち、且つ二つの液晶分子配向状態を
安定に実現できる強誘電性液晶素子は、1980年代か
ら研究開発が盛んに行われており、例えば、特開昭56
−107216号公報等に提案されている。
【0003】また、液晶の配向を変える技術として、
「Mol.Cryst.Liq.Crist.,198
3.Vol.94,pp167−189」に示された熱
と電界による方法が知られている。この方法は、走査時
に液晶層を等方相に相転移するまで加熱して、冷却時に
電界を印加するかしないかで、液晶層の配向状態を制御
するものである。即ち、電界を印加しない場合にはラン
ダム配向になり、電界を印加する場合には垂直配向にな
ると言うものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】強誘電性液晶を対向す
る2枚の基板間に挟むと、双安定性をもつ二状態が形成
されることが知られており、このときの液晶相はカイラ
ルスメクティックC相である。かかるカイラルスメクテ
ィックC相は等方相からの冷却によって得られるものな
ので、等方相とカイラルスメクティックC相の間にある
相系列が配向形成に大きく影響する。熱力学的な安定性
から相転移系列としては次のものが知られている。
【0005】(1)Iso→Ch→SmA→Sm* C (2)Iso→SmA→Sm* C (3)Iso→Ch→Sm* C (4)Iso→Sm*
【0006】ここでIsoは等方液体相を示し、Chは
コレステリック相を示し、SmAはスメクティックA相
を示し、Sm* CはカイラルスメクティックC相を示
す。図3はこれら各相をモデル化して示したものであ
る。(1)の相転移系列を有する液晶組成物は、Iso
→Ch転移において液晶分子の長軸方向秩序が形成さ
れ、Ch→SmA転移において液晶分子の位置の秩序で
ある層構造が形成され、SmA→Sm* C転移によって
液晶分子の層法線方向からの傾き(チルト角)が発現す
るというように、無秩序状態から段階を経て徐々に高次
の秩序が形成されるため、スメクティックC相での配向
欠陥の無い均一配向が得られやすい。
【0007】しかしながら、上記(1)以外の相転移系
列をもつ液晶化合物の場合には、高次の秩序を同時に形
成しなければならない。即ち、(2)の場合には、液晶
分子の長軸方向秩序の形成と液晶分子の位置の秩序であ
る層構造の形成が同時に発生する。(3)の場合には、
液晶分子の位置の秩序である層構造の形成と液晶分子の
層法線方向からの傾き(チルト角)の発現が同時に発生
する。(4)の場合には、液晶分子の長軸方向秩序の形
成と液晶分子の位置の秩序である層構造の形成さらには
液晶分子の層法線方向からの傾き(チルト角)の発現が
同時に発生する。このために、上記(2)〜(4)の相
転移系列を有する液晶化合物では、スメクティックC相
での配向欠陥の無い均一配向が得られにくく、駆動特性
に優れた液晶素子が得にくかった。
【0008】本発明は、上記問題点に鑑み、特に上記
(2)若しくは(4)のように高温相にコレステリック
相を持たずカイラルスメクティックC相を有するスメク
ティック相での配向を改善し、駆動特性の優れた液晶素
子を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく成
された本発明の構成は、以下の通りである。
【0010】即ち、本発明は、一対の電極基板間に、カ
イラルスメクティック相を有しその高温相にコレステリ
ック相を持たないカイラルスメクティック液晶を挟持し
てなる液晶素子の製造方法であって、前記一対の電極基
板の一方又は両方の電極を加熱して、等方相からスメク
ティック相への相転移時の温度変化を制御することを特
徴とする液晶素子の製造方法にある。
【0011】本発明の液晶素子の製造方法では、好まし
くは、「前記電極の加熱は、該電極に所定の条件で電流
を流すことにより行われる」こと、「前記等方相からス
メクティック相への相転移時の温度変化の制御は、等方
相の状態において前記電極に流した電流を切って急冷す
ることにより行われる」こと、「前記等方相からスメク
ティック相への相転移時の温度変化の制御により、1画
素内において、等方相からスメクティック相への温度勾
配が生じている」こと、「前記等方相からスメクティッ
ク相への温度勾配は、前記一対の電極基板の一方又は両
方に形成された一軸配向処理の方向と一致する」こと、
「前記一対の電極基板に異なる配向膜が形成されてい
る」こと、「前記カイラルスメクティック相がカイラル
スメクティックC相である」ことを採用する。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明は、カイラルスメクティッ
ク相を有しその高温相にコレステリック相を持たないカ
イラルスメクティック液晶における配向欠陥の発生が、
無秩序状態(等方相状態)から層構造秩序(スメクティ
ック相状態)が形成される過程に大きな要因があること
に着目して成されたもので、以下この点について説明す
る。
【0013】例えば、前記(2)の相転移系列を有する
液晶のIso→SmA転移過程は、図4に示すように、
Iso状態からSmA相への転移ではほぼ楕円形のSm
A相の島状領域(以後「バトネ」と記す。)が発生(核
発生)し、それが成長して接合することによって相転移
が完了する。このときバトネの成長方向がランダムであ
ったり、バトネが成長して接合するときのバトネ間の層
構造が不整合であると、バトネ成長時の「しわ」となっ
てあらわれ、かかる「しわ」は従来一般に行われていた
セル全体を等方相の温度から徐冷(0.2℃/min程
度)していく過程で発生し易い。このことは、バトネ発
生から成長の過程を偏光顕微鏡により観察することで確
認された。
【0014】バトネの成長方向がランダムである原因
は、一軸配向性の規制力が弱いことが考えられるが、こ
の規制力はバトネの成長と共に均一性を失っていく。つ
まりバトネが発生した段階では全てのバトネの結晶方向
は配向処理と同一方向にほとんど揃っているが、バトネ
の成長と共にバトネ間の軸性に差を生じるようになって
くる。また、一つのバトネの中においても軸方向が成長
と共に不均一になってくる。
【0015】上記のように、等方相からの相転移時に核
発生した当初はラビングによって形成された方向性の秩
序を持っていると考えられるが、一旦核が形成されてか
ら成長が始まるときには、界面の秩序(ラビングによる
秩序)と等方相中に形成された液晶層からの秩序、更に
はそれに起因するバトネの成長方向の不均一性などによ
り、界面の秩序の反映は核の発生時とは異なるものにな
るため、バトネ成長後のバトネ間接合は、配向欠陥を伴
う確率が高いものとなる。
【0016】従って、上記のような配向欠陥の発生を防
止するための方法の一つとしては、バトネの数を増や
し、バトネが不均一に成長しないうちにバトネどうしを
結合させることが考えられる。
【0017】本発明は、液晶の相転移時の温度変化をコ
ントロールすることで、バトネ間の接合をバトネが成長
する以前に行い、コレステリック相を経由しないスメク
ティック相の形成過程において配向欠陥を形成させずに
均一な配向状態を得ることができるものである。従っ
て、液晶セル内にスペーサーエッジのような特定の核発
生部位を作り込むことなく、面状の配向制御法(ラビン
グ等)をそのまま適用することができる。
【0018】以下、本発明の製造方法を図1を用いて説
明する。
【0019】図1において、11はITO等の透明電
極、12はガラス基板、13は定電流源、14は駆動電
源である。透明電極11が形成されている2枚のガラス
基板12は、透明電極11を内面側にして対向配置され
ており、これらの間に高温相にコレステリック相を持た
ずにカイラルスメクティックC相を有する液晶材料が挟
持されている。
【0020】本発明においては、定電流源13から同一
基板上の透明電極11の両端に電流(直流でも交流でも
よい)を流して透明電極11を加熱し、上記液晶材料を
等方相にした後、所定の条件で電流を遮断して液晶に直
接的に加わる熱量を制御して急冷することによって相転
移時のバトネ密度を増加させることができる。このた
め、バトネが成長し不均一性を発生する以前にバトネ間
の接合が行われ、均一な配向状態が形成されるものであ
る。
【0021】バトネ密度は10μm平方あたり1個以上
あることが望ましく、バトネ形状は円に近いものが配向
性が良く、バトネ形状を楕円と見た場合にその楕円率の
逆数(長軸/短軸)が平均的に8以下であることが特に
望ましい。この楕円率が40を超えると、配向欠陥が発
生し易い。
【0022】また、相転移の過程においては、各画素内
において等方相と液晶相の夫々の領域が無秩序に混在し
て相転移するのではなく、一定方向に、具体的にはラビ
ング方向に、転移が進んでいくのが好ましい。即ち、等
方相からスメクティック相への温度勾配が、各画素内に
おいてラビング方向に生じており、画素の端部から順に
且つ急激に等方相からスメクティック相への相転移が生
じていくことが好ましい。
【0023】各画素内において無秩序で大きな温度分布
が生じると、相転移の過程において等方相と液晶相の混
在領域が大きくなる。その結果、バトネ形状の分布を生
じ、バトネ形状に大小のばらつきを生じやすく、このば
らつきは部分的な配向欠陥を発生させる要因となる。
【0024】
【実施例】以下、具体的な実施例を示し本発明を詳細に
説明する。
【0025】[実施例1]本実施例において用いたカイ
ラルスメクティック液晶の物性データを表1に示す。
【0026】
【表1】
【0027】この液晶材料の組成は次のようになってい
る。
【0028】
【化1】
【0029】重量比はA:B:C:D:E=46.4:
15.5:30.9:5.2:2.0である。
【0030】この液晶組成物の相転移温度は融点が3.
0℃、スメクティックC相からスメクティックA相への
相転移温度(Tc)が41.1℃、スメクティックA相
から等方相への相転移温度は77℃である。
【0031】液晶セルはセル厚を2.0μmとして、マ
トリックス電極基板上に配向処理を行った。配向膜は片
側にNylon66(アルドリッチ社製)を用いてナイ
ロンの植毛布(毛足が2〜3mm)でラビング処理した
ものを用いて、その対向側の配向膜として「ODS−
E」(チッソ株式会社製)を用いた。
【0032】Nylon66の被膜形成はスピンナー2
000rpmで20秒、0.5wt%の蟻酸溶液を塗布
し膜厚は10nmに調整した。ODS−Eの被膜形成は
0.5wt%の溶液をスピンナー2000rpmで20
秒、で塗布形成した。接触角で表面張力を測定すると、
Nylon66のラビング処理後の表面張力が約48d
yne/cmでODS−Eの表面張力は約35dyne
/cmであった。
【0033】ラビング処理はNylon66側だけに行
い、ODS−E側には行わなかった。このような片側の
み一軸配向処理した場合に、配向性はより向上すること
がわかった。
【0034】液晶セルは30℃に保持しておいて、OD
S−E側の基板の電極に電流源を接続した。電極を加熱
する方法として100Vの交流電源をスライダックによ
って50Vに減圧して、液晶セルの電極を加熱して液晶
層が等方相になってからスライダックの出力電圧を徐々
に減圧して2秒後に0Vにした。
【0035】このような配向手法をとることによってバ
トネ接合部の配向欠陥を200μm平方あたりで完全に
除去することができた。従来の徐冷法によったものでは
縦筋が多く認められるが、これは相転移時のバトネ接合
部の配向欠陥である。
【0036】次に、本実施例の素子と上記従来の徐冷法
による素子について、駆動特性を比較した。図2はこの
とき用いた駆動波形を示したもので、(A)は選択時の
走査線信号波形、(B)は非選択時の走査線信号波形、
(C)は白書き込み時の情報信号波形、(D)は黒書き
込み時の情報信号波形である。この波形は線順次書き込
み方式で一ラインごとに消去(黒書き込みと同じ:
(A)のV1パルスで行う)して(A)のV2パルスで
白に書き込むかどうかを情報信号の選択((C)か
(D))によって行うものである。この方式の場合に
は、ある時間に書き込む走査線は一本である。駆動時の
電圧条件はV1=20V、V2=−15V、V3=6.
7V、V4=−6.1V、V5=6.1Vとした。
【0037】上記条件による駆動特性の測定結果を表2
に示す。
【0038】
【表2】
【0039】表2に示したように、本実施例による素子
では、白書き込み時の画素内の一部が反転するパルス幅
と全てが反転するパルス幅の比(表中のγ)が、従来の
徐冷法による素子よりもかなり小さくなっており、これ
は画素内の欠陥部分に存在するしきい値異常部分が除去
されたことによる効果である。このために本実施例によ
る素子では、駆動可能なパルス幅が、従来の徐冷法によ
る素子よりも広がり、素子全体としてみればセル厚や温
度など各種の素子内条件のばらつきに対して駆動できる
範囲が広がったことになり、駆動特性が改善されてい
る。
【0040】[実施例2]本実施例において用いた液晶
材料は実施例1と同じである。
【0041】液晶セルはセル厚を2.0μmとして、マ
トリックス電極基板上に配向処理を行った。配向膜は片
側にLP−64(東レ株式会社製)を用いてナイロンの
植毛布(毛足が2〜3mm)でラビング処理したものを
用いて、その対向側の配向膜として「ODS−E」(チ
ッソ株式会社製)を用いた。
【0042】L−64の被膜形成はスピンナー2000
rpmで20秒、1.0wt%の溶液を塗布し膜厚は1
0nmに調整した。ODS−Eの被膜形成は0.5wt
%の溶液をスピンナー2000rpmで20秒、で塗布
形成した。接触角で表面張力を測定すると、LP−64
のラビング処理後の表面張力が約48dyne/cmで
ODS−Eの表面張力は約35dyne/cmであっ
た。ラビング処理はLP−64側だけに行い、ODS−
E側には行わなかった。
【0043】液晶セルは30℃に保持しておいて、OD
S−E側の基板の電極に電流源を接続した。電極を加熱
する方法として100Vの交流電源をスライダックによ
って50Vに減圧して、液晶セルの電極を加熱して液晶
層が等方相になってからスライダックの出力電圧を徐々
に減圧して2秒後の0Vにした。最大電圧時の定常電流
値は約150mAであった。
【0044】このような配向手法をとることによってバ
トネ接合部の配向欠陥を200μm平方あたり10個か
ら5個に減らすことができた。
【0045】[実施例3]本実施例においては液晶セル
の上下両側の電極を同時に加熱することで画素内の配向
欠陥を除去することができることを示す。液晶セルの構
成及び使用した液晶材料は実施例1で使用したものと同
じである。
【0046】液晶セルは30℃に保持しておいて、両方
の基板の電極に電流源を続した。電極を加熱する方法と
して100Vの交流電源をスライダックによって40V
に減圧して、両方の基板の電極に同時に電流を流すこと
により上下電極を同時に加熱して液晶層が等方相になっ
てからスライダックの出力電圧を徐々に減圧して2秒後
の0Vにした。最大電圧時の定常電流値は約150mA
であった。
【0047】本実施例においてもバトネ接合部の配向欠
陥を200μm平方あたりで完全に除去することができ
た。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
液晶の相転移時の温度変化をコントロールすることで、
バトネ間の接合をバトネが成長する以前に行うことがで
きる。このため、高温相にコレステリック相を持たずカ
イラルスメクティックC相を有するスメクティック相で
の配向を改善することができ、駆動特性の優れた液晶素
子が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の製造方法における電極基板の電極に電
流を流して加熱する様子を説明するための模式図であ
る。
【図2】本発明の実施例において液晶素子の駆動に用い
た駆動波形を説明するための図である。
【図3】液晶の各相をモデル化して示した図である。
【図4】等方相からスメクティック相への転移過程を示
した模式図である。
【符号の説明】
11 透明電極 12 ガラス基板 13 定電流源 14 駆動電源
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 丸山 朋子 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 北山 宏之 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 宮田 浩克 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の電極基板間に、カイラルスメクテ
    ィック相を有しその高温相にコレステリック相を持たな
    いカイラルスメクティック液晶を挟持してなる液晶素子
    の製造方法であって、前記一対の電極基板の一方又は両
    方の電極を加熱して、等方相からスメクティック相への
    相転移時の温度変化を制御することを特徴とする液晶素
    子の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記電極の加熱は、該電極に所定の条件
    で電流を流すことにより行われることを特徴とする請求
    項1に記載の液晶素子の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記等方相からスメクティック相への相
    転移時の温度変化の制御は、等方相の状態において前記
    電極に流した電流を切って急冷することにより行われる
    ことを特徴とする請求項2に記載の液晶素子の製造方
    法。
  4. 【請求項4】 前記等方相からスメクティック相への相
    転移時の温度変化の制御により、1画素内において、等
    方相からスメクティック相への温度勾配が生じているこ
    とを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の液晶素
    子の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記等方相からスメクティック相への温
    度勾配は、前記一対の電極基板の一方又は両方に形成さ
    れた一軸配向処理の方向と一致することを特徴とする請
    求項4に記載の液晶素子の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記一対の電極基板に異なる配向膜が形
    成されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか
    に記載の液晶素子の製造方法。
  7. 【請求項7】 前記カイラルスメクティック相がカイラ
    ルスメクティックC相であることを特徴とする請求項1
    〜6のいずれかに記載の液晶素子の製造方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20170001396A (ko) * 2015-06-26 2017-01-04 주식회사 엘지화학 액정셀
KR20170085816A (ko) * 2016-01-15 2017-07-25 주식회사 엘지화학 액정셀
US20190121191A1 (en) * 2017-10-24 2019-04-25 Palo Alto Research Center Incorporated Liquid crystal temperature control by resistive heating

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