JPH10123394A - レンズ鏡筒とその製造方法 - Google Patents

レンズ鏡筒とその製造方法

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Publication number
JPH10123394A
JPH10123394A JP8273534A JP27353496A JPH10123394A JP H10123394 A JPH10123394 A JP H10123394A JP 8273534 A JP8273534 A JP 8273534A JP 27353496 A JP27353496 A JP 27353496A JP H10123394 A JPH10123394 A JP H10123394A
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JP
Japan
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lens barrel
optical axis
positioning
rotating
rotating member
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Application number
JP8273534A
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English (en)
Inventor
Tsuneo Watanabe
常雄 渡邉
Satoshi Yamazaki
聡 山崎
Daisuke Satani
大助 佐谷
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Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カムリングなどの回転部材の光軸方向のガタ
を解消するとともに、回転部材の回転軸線と光軸とを一
致させ、光軸に対して光学系が傾斜するのを防止しする
ことができるレンズ鏡筒とその製造方法を提供する。 【解決手段】 位置決め基準面19aは、接触面4e,
2eと直角に位置決め部材19を旋削加工して形成され
る。そして、カムリング4の端面4fを位置決め基準面
19aに当接させた状態で、周溝4aの端面41aとの
間に所定の間隔が形成されるように、固定筒2にピン9
が取り付けられる。ピン9の取付穴の位置が光軸I方向
に相互にずれていても、直径寸法の異なる数種類のピン
から適当なものを選択し、端面41aとピン9の間隙を
一定にすることができる。その結果、光軸I方向のガタ
が小さくなり、カムリング4が光軸Iに対して傾いて回
転したり、撮影光学系L3が光軸Iに対して倒れるのを
防止することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、カムリン
グなどの回転部材を固定筒により回転自在に支持するレ
ンズ鏡筒とその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図5は、従来のレンズ鏡筒の断面図であ
る。図5に示ように、従来のレンズ鏡筒は、図示しない
ビスにより一体に締結された固定筒1,2,3と、撮影
光学系L1,L2,L3と、カムリング4と、摺動枠5
と、距離操作環6などを備えている。固定筒1は、撮影
光学系L1,L2を保持するための部材である。固定筒
1の内周部には、撮影光学系L1と、撮影光学系L2と
が取り付けられており、固定筒1には、後述する距離操
作環6を回転自在に支持する係合部1aが形成されてい
る。
【0003】固定筒2は、後述するカムリング4、距離
操作環6を回転自在に支持するとともに、後述する摺動
枠5を光軸I方向に移動自在に支持するための部材であ
る。固定筒2には、この固定筒2を貫通し、光軸Iと平
行に直進溝2aが形成されている。固定筒2の内周部に
は、光軸I方向に移動自在に摺動枠5が嵌め込まれてい
る。固定筒2の外周部には、光軸I回りに回転自在のカ
ムリング4と、このカムリング4の周溝4aに移動自在
に嵌め込まれたピン11とが取り付けられている。固定
筒2の撮影光学系L2側の端部には、フランジ部2bが
形成されている。このフランジ部2bの先端部には、距
離操作環6の内周部を回転自在に支持する支持部2cが
形成されており、このフランジ部2bには、カムリング
4の回転量及び回転方向を検出するためのパルスエンコ
ーダ7が取り付けられている。
【0004】固定筒3は、図示しない超音波モータの回
転体13を覆う部材である。固定筒3には、図示しない
カメラボディにレンズ鏡筒を装着するためのバヨネット
マウント部3aと、距離操作環6を回転自在に支持する
係合部3bとが形成されている。
【0005】摺動枠5は、撮影光学系L3とともに光軸
I方向に移動し、合焦操作を行う部材である。摺動枠5
の内周部には、撮影光学系L3が取り付けられており、
摺動枠5の外周部には、固定筒2の直進溝2aを貫通
し、カムリング4に形成されたカム溝(リード溝)4b
に嵌め込まれたピン10が取り付けられている。
【0006】カムリング4は、回転することにより、摺
動枠5を光軸I方向に沿って駆動する駆動力を付与する
ための部材である。カムリング4には、ピン10の先端
部を移動自在に嵌め込むための曲線状のカム溝4bが形
成されている。カムリング4の内周部には、このカムリ
ング4の円周方向に沿って周溝4aが形成されている。
カムリング4の外周部には、このカムリング4の回転量
及び回転方向を検出するためのパルスエンコーダ8が取
り付けられている。また、カムリング4の外周部には、
距離操作環6の突起部6dと係合する係合部4dが形成
されており、この係合部4dには、超音波モータの回転
体13が取り付けられている。
【0007】ピン11は、カムリング4が光軸I方向に
移動するのを規制し、光軸I回りに回転するのを許容す
るための部材である。ピン11は、固定筒2の外周部に
対して、周方向に3ヶ所設けられている。ピン11は、
カムリング4の周溝4aに嵌め込まれているために、こ
のカムリング4は、光軸I回りに回転することができる
が、光軸I方向に移動することはできない。ピン11
は、周溝4aに嵌め込まれたときに、この周溝4aの幅
に対して一定の隙間が形成されるように取り付けられて
いる。このために、ピン11は、直径寸法の異なる複数
本から任意に選択されたものが取り付けられている。ピ
ン11は、周溝4aに対して一定の隙間が形成されるよ
うに、直径寸法が管理されているために、カムリング4
が回転したときに、このカムリング4の作動調子を落と
さず、光軸I方向のガタを極力小さなものに調整してい
る。
【0008】距離操作環6は、図示しない結像面に被写
体の像を結ぶ焦点調整をするときに操作される部材であ
る。距離操作環6の内周部には、固定筒2の支持部2c
及び固定筒3の係合部3bと回転摺動が可能なように、
それぞれ係合部6c,6bが形成されている。距離操作
環6の内周部には、この距離操作環6の回転による操作
力をカムリング4に伝達し、このカムリング4を回転す
るための突起部6dが形成されている。カムリング4の
外周部には、固定筒1の係合部1aと回転摺動が可能な
ように、係合部6aが形成されている。
【0009】板バネ20は、撮影光学系L1側を上向き
又は下向きにしたときに、撮影光学系L3の自重により
カムリング4が回転し、超音波モータ駆動時の位置制御
の精度劣化を防止するために、カムリング4に回転負荷
を付与する部材である。板バネ20は、固定筒2のフラ
ンジ部2bに取り付けられた金物の部材であり、そのバ
ネ部は、カムリング4の端面と加圧接触している。
【0010】次に、従来のレンズ鏡筒の動作を説明す
る。手動合焦時には、撮影者が距離操作環6を回転する
と、この距離操作環6の突起部6dがカムリング4の係
合部4dと係合し、カムリング4は、光軸I回りに回転
する。自動合焦時には、超音波モータの回転体13が回
転し、この回転体を係合部4dに取り付けたカムリング
4は、光軸I回りに回転する。カムリング4の周溝4a
には、ピン11が嵌め込まれているために、カムリング
4は、光軸I方向への移動が規制されている。カムリン
グ4が回転すると、このカム溝4bに移動自在に嵌め込
まれたピン10を、カム溝4bの側面が光軸I方向に押
し出す。ピン10は、固定筒2に形成された直進溝2a
に嵌め込まれているために、このピン10を取り付けた
摺動枠5は、光軸I回りに回転することなく光軸I方向
に直進移動し、撮影光学系L3により合焦が行われる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】従来のレンズ鏡筒で
は、カムリング4の光軸I方向のガタを所定範囲内とす
るために、カムリング4の周溝4aにピン11を嵌め込
んだときに、この周溝4aの幅に対して一定の隙間が形
成されるようなピン11を選択している。そして、固定
筒2の周方向に3ヶ所形成された取付穴に選択したピン
11を取り付けている。しかし、この取付穴の光軸I方
向の相互位置は、加工精度を上げてもずれることがあ
り、光軸Iに垂直な平面内に各取付穴が形成されていな
いときには、カムリング4は、光軸Iに対して傾いた状
態で固定筒2に取り付けられてしまう。このために、カ
ムリング4の端部が固定筒2の外周面と接触し、カムリ
ング4の作動調子が低下したり、レンズ鏡筒の組立上の
良品率が上がらなかった。また、傾いた状態でカムリン
グ4が固定筒2に取り付けられると、カム溝4bに嵌め
込まれたピン10を取り付けた摺動筒5も光軸Iに対し
て傾斜してしまう。その結果、摺動筒5に取り付けられ
た撮影光学系L3も光軸Iに対して傾斜し、光学性能を
劣化させてしまうおそれがあった。
【0012】また、従来のレンズ鏡筒では、カムリング
4に回転負荷を与えている金物の板バネ20がカムリン
グ4の端面と加圧接触しているために、部品の摩耗によ
り耐久性が低下していた。さらに、板バネ20とカムリ
ング4の端面とが接触しているために、これらの摺動時
に音が発生するという問題があった。
【0013】本発明の課題は、カムリングなどの回転部
材の光軸方向のガタを解消するとともに、回転部材の回
転軸線と光軸とを一致させ、光軸に対して光学系が傾斜
するのを防止し、回転部材と接触する部品に耐摩耗性と
摺動性を確保することができるレンズ鏡筒とその製造方
法を提供することである。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、以下のような
解決手段により、前記課題を解決する。なお、理解を容
易にするために、本発明の実施形態に対応する符号を付
して説明するが、これに限定されるものではない。すな
わち、請求項1記載の発明は、光学系(L3)を保持す
る保持枠(5)と、前記保持枠を光軸(I)方向に移動
自在に支持する固定筒(2)と、回転することにより前
記保持枠を移動する回転部材(4)とを含むレンズ鏡筒
において、前記回転部材が光軸回りに回転するように位
置決めする位置決め部材(19)と、前記位置決め部材
により位置決めされて取り付けられ、前記回転部材が光
軸方向に移動するのを規制する移動規制部材(9)とを
備えることを特徴とする。
【0015】請求項2の発明は、請求項1に記載のレン
ズ鏡筒において、前記回転部材は、前記固定筒の接触面
(2e)上に回転自在に設けられており、前記位置決め
部材には、前記接触面に対して垂直な位置決め基準面
(19a)が形成され、前記回転部材は、前記位置決め
基準面と当接する第1の面(4f)と、前記移動規制部
材と所定の間隙をあけて当接する第2の面(41a)と
を含むことを特徴としている。
【0016】請求項3の発明は、請求項1又は請求項2
に記載のレンズ鏡筒において、前記回転部材と加圧接触
し、この回転部材に回転負荷を生じさせる回転負荷付与
部材(20,21)とを含むことを特徴とする。
【0017】請求項4の発明は、請求項1に記載のレン
ズ鏡筒において、前記回転部材は、前記固定筒の接触面
上に回転自在に設けられており、前記位置決め部材に
は、前記接触面に対して垂直な位置決め基準面が形成さ
れ、前記回転部材は、前記位置決め基準面と当接する第
1の面と、前記移動規制部材と当接する第2の面とを含
み、前記第1及び第2の面は、前記位置決め部材及び前
記移動規制部材により、前記回転部材に回転負荷を生じ
るように挟まれていることを特徴とする。
【0018】請求項5の発明は、請求項1から請求項4
までのいずれか1項に記載のレンズ鏡筒において、前記
位置決め部材、前記移動規制部材又は前記回転負荷付与
部材の少なくとも一つが耐摩耗性及び摺動性を備えた樹
脂材料であることを特徴とする。
【0019】請求項6の発明は、請求項5に記載のレン
ズ鏡筒において、前記樹脂材料は、ポリアセタール樹脂
であることを特徴とする。
【0020】請求項7の発明は、請求項5に記載のレン
ズ鏡筒において、前記樹脂材料は、四フッ化エチレン樹
脂と芳香族ポリエステル樹脂との複合材料であることを
特徴とする。
【0021】請求項8の発明は、請求項7に記載のレン
ズ鏡筒において、前記複合材料における前記芳香族ポリ
エステル樹脂の混合割合が10から40重量パーセント
であることを特徴とする。
【0022】請求項9の発明は、光学系を保持する保持
枠と、前記保持枠を光軸方向に移動自在に支持する固定
筒と、回転することにより前記保持枠を移動する回転部
材とを含むレンズ鏡筒の製造方法において、前記回転部
材が光軸回りに回転するように位置決めする位置決め部
材に、位置決め基準面を形成する第1の工程と、前記回
転部材の第1の面を前記位置決め基準面に当接させ、こ
の回転部材を前記固定筒に回転自在に取り付ける第2の
工程と、前記位置決め基準面により位置決めされ、前記
回転部材が光軸方向に移動するのを規制する移動規制部
材を取り付ける第3の工程とを含むことを特徴とする。
【0023】請求項10の発明は、請求項9に記載のレ
ンズ鏡筒の製造方法において、前記第1の工程は、前記
固定筒に回転自在に設けられた前記回転部材とこの固定
筒との接触面に対して、前記位置決め基準面を垂直に形
成する工程であることを特徴とする。
【0024】請求項11の発明は、請求項9又は請求項
10に記載のレンズ鏡筒の製造方法において、前記第3
の工程は、前記移動規制部材を前記第2の面と所定の間
隙をあけて取り付ける工程であることを特徴とする。
【0025】請求項12の発明は、請求項11に記載の
レンズ鏡筒の製造方法において、前記回転部材と加圧接
触し、この回転部材に回転負荷を生じさせる回転負荷付
与部材を取り付ける工程を含むことを特徴とする。
【0026】請求項13の発明は、請求項9又は請求項
10に記載のレンズ鏡筒の製造方法において、前記第3
の工程は、前記位置決め部材及び前記移動規制部材によ
り、前記第1及び第2の面を挟むように、この移動規制
部材を取り付ける工程であることを特徴とする。
【0027】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)以下、図面を参照して、本発明の第1
実施形態について、さらに詳しく説明する。なお、以下
の説明において、従来の技術において説明した部材と同
一の部材は、同一の符号を付して説明し、その部分の詳
細な説明については省略する。図1は、本発明の第1実
施形態に係るレンズ鏡筒の断面図である。図2は、図1
のII−II線で切断した状態を示す断面図である。
【0028】本発明の第1実施形態では、図1に示すよ
うに、固定筒2のフランジ部2bとカムリング4の撮影
光学系L2側の端面4fとのスラスト方向の隙間部に
は、位置決め部材19が接着された板材18と、摺動部
材21が接着された板バネ20とが挿入されている。
【0029】位置決め部材19は、カムリング4の回転
軸線を光軸Iと一致させ、このカムリング4が光軸I回
りに回転するように位置決めするための部材であり、摩
擦係数が安定し、摩耗の少ない摺動性の良い樹脂材料か
らなる。位置決め部材19には、カムリング4の内周部
と固定筒2の外周部との間に形成された接触面4e,2
eと垂直な位置決め基準面19aが形成されている。位
置決め部材19は、図2に示すように、円周方向に等間
隔で3ヶ所設けられている。本発明の第1実施形態で
は、位置決め部材19として、耐摩耗性及び摺動性を備
えたポリアセタール樹脂又は四フッ化エチレン樹脂と芳
香族ポリエステル樹脂との複合材料から選択することが
好ましい。特に、四フッ化エチレン樹脂と芳香族ポリエ
ステル樹脂との複合材料を選択したときには、複合材料
における芳香族ポリエステル樹脂の混合割合を10から
40重量パーセント(wt%)とすることが好ましい。
【0030】板材18は、この板材18に貼り付けられ
た位置決め部材19を支持するための部材である。金物
の板材18のカムリング4側の表面には、位置決め部材
19が一体的に接着されており、カムリング4側とは反
対側の板材18の表面は、固定筒2のフランジ部2bに
接着されている。
【0031】ピン9は、位置決め基準面19aにより位
置決めされたカムリング4が光軸I方向に移動するのを
規制し、光軸I回りの回転するのを許容するための部材
である。ピン9は、固定筒2の外周部の周方向に3ヶ所
設けられており、カムリング4の周溝4aに嵌め込むこ
とにより、カムリング4の光軸I回りの回転を許容し、
光軸I方向の移動を規制している。ピン9は、フランジ
部2b側の周溝4aの端面41aとの間に一定の隙間が
形成されるように嵌め込まれており、このピン9は、直
径寸法の異なる複数本から任意に選択されたものが取り
付けられている。ピン9は、周溝4aに対して一定の隙
間が形成されるように、直径寸法が管理されているため
に、カムリング4が回転したときに、このカムリング4
の作動調子を落とさず、光軸I方向のガタを極力小さな
ものに調整している。
【0032】摺動部材21は、撮影光学系L1側を上向
き又は下向きにしたときに、撮影光学系L3の自重によ
りカムリング4が回転し、超音波モータ駆動時の位置制
御の精度劣化を防止するために、カムリング4に回転負
荷を付与する部材である。摺動部材21には、フランジ
部2bに取り付けられた金物の板バネ20が、このフラ
ンジ部2b側の表面に取り付けられている。このため
に、摺動部材21は、そのカムリング4側の表面が端面
4fと加圧接触している。
【0033】次に、本発明の第1実施形態に係るレンズ
鏡筒の製造方法を説明する。先ず、位置決め部材19を
接着した板材18が、固定筒2のフランジ部2bに接着
され固定される。そして、カムリング4側の位置決め部
材19の表面が、例えば、旋盤などにより旋削加工され
る。この旋削加工は、カムリング4及び固定筒2に形成
された接触面4e,2eに対して、位置決め部材19の
表面を直角に加工し、その表面に位置決め基準面19a
を形成するものである。これにより、フランジ部2bの
周方向に3ヶ所設けられた位置決め基準面19aは、光
軸Iに垂直な平面内に揃う。
【0034】次に、カムリング4に固定筒2が嵌め込ま
れ、カムリング4の端面4fを位置決め基準面19aに
当接し、カムリング4の端面4f側の位置規制が行われ
る。そして、カムリング4の端面4fを位置決め基準面
19aに当接させた状態において、周溝4aの端面41
aとの間に所定の間隙を形成し、周溝4aの幅よりも小
さい径のピン9が取り付けられる。カムリング4の外周
面と周溝4bとの間には、図示しないピン9の取付用孔
が形成されており、この取付用孔を介してピン9が挿入
される。固定筒2の外周部に3ヶ所形成されたピン9の
取付穴は、光軸Iに垂直な平面内に形成され、光軸I方
向の相互の位置が揃っていることが好ましいが、光軸I
方向の相互の位置は、加工精度によりずれることがあ
る。このために、周溝4aの端面41aとの間に所定の
間隙が形成されるようなピン9を選択することにより、
このピン9の直径寸法を管理する。
【0035】次に、本発明の第1実施形態に係るレンズ
鏡筒の動作を説明する。手動合焦時に撮影者が距離操作
環6を回転すると、この距離操作環6の突起部6dがカ
ムリング4の係合部4dと係合し、カムリング4は、光
軸I回りに回転する。一方、自動合焦時には、超音波モ
ータの回転体13が回転し、カムリング4は、光軸I回
りに回転する。カムリング4の周溝4aには、位置決め
基準面19aから所定の間隙をあけて位置決めされ、周
溝4aの端面41aとの間に一定の間隙を形成したピン
9が嵌め込まれている。このために、カムリング4は、
光軸I方向への移動が規制されるとともに、光軸Iに対
して傾斜することなく光軸I回りに回転する。カムリン
グ4の回転軸線は、光軸Iと一致しているために、カム
溝4b及び直進溝2aに移動自在に嵌め込まれたピン1
0が取り付けられた摺動枠5は、光軸I方向に傾くこと
なく直進移動し、撮影光学系L3により合焦が行われ
る。
【0036】本発明の第1実施形態では、位置決め基準
面19aは、位置決め部材19及び板材18を固定筒2
のフランジ部2bに接着した後に、カムリング4及び固
定筒2に形成された接触面4e,2eに対して、直角に
旋削加工されている。したがって、カムリング4の回転
軸線を光軸Iと一致させるための基準面を旋削加工によ
り簡単に形成することができ、カムリング4の端面4f
側の位置規制を確実に行うことができる。また、本発明
の第1実施形態では、カムリング4の端面4fを位置決
め基準面19aに端面4fを当接させた状態において、
周溝4aの端面41aとの間に所定の間隙が形成される
ように、ピン9が取り付けられている。3ヶ所設けられ
たピン9の取付穴は、光軸I方向の相互の位置が加工精
度によりずれることがあるが、直径寸法の異なる数種類
のピンから適当なピンを選択することにより、端面41
aとピン9との間隙を一定にすることができる。このよ
うに、ピン9の直径寸法を管理して、取付穴の位置ずれ
の影響を排除するとともに、カムリング4の回転による
作動調子を落とすことなく、光軸I方向のガタを極力小
さく調整することができる。また、カムリング4が光軸
Iに対して傾いて回転したり、撮影光学系L3が光軸I
に対して倒れるのを防止することができる。さらに、カ
ムリング4の傾斜や撮影光学系L3の倒れに起因する光
学性能の劣化を防止することができる。
【0037】本発明の第1実施形態では、位置決め基準
面19a及び端面4fは、それぞれカムリング4及び固
定筒2の接触面4e,2eに対して直角となるように、
旋削加工が容易な形状となっている。このために、位置
決め基準面19aにカムリング4を当接させることによ
り、カムリング4の光軸Iに対する傾きを非常に小さく
することができる。また、本発明の第1実施形態では、
位置決め部材19、摺動部材21及びピン9は、それぞ
れポリアセタール樹脂、或いは、四フッ化エチレン樹脂
と芳香族ポリエステル樹脂との複合材から選択すること
が好ましい。このために、カムリング4の作動調子を良
好なものとすることができ、回転摺動時における消音効
果を図ることができる。また、本発明の第1実施形態で
は、摺動部材21は、そのカムリング4側の面がカムリ
ング4の端面4fと加圧接触している。したがって、撮
影光学系L1側を上向き又は下向きにしても、撮影光学
系L3の自重によりカムリング4が回転するのを防止す
ることができ、超音波モータ駆動時の位置制御の精度劣
化を防止することができる。摺動部材21には、摺動特
性の優れた樹脂材料が用いられているために、部材間の
接触による摩耗を低減し、耐久性の向上を図ることがで
きるとともに、回転摺動時における消音効果を図ること
もできる。
【0038】(第2実施形態)以下、図面を参照して、
本発明の第2実施形態についてさらに詳しく説明する。
なお、以下の説明において、第1実施形態において説明
した部材と同一の部材は、同一の符号を付して説明し、
その部分の詳細な説明については省略する。図3は、本
発明の第2実施形態に係るレンズ鏡筒の断面図である。
図3は、図1のIV−IV線で切断した状態を示す断面
図である。
【0039】本発明の第2実施形態では、図3に示すよ
うに、カムリング4は、その端面4f及び周溝4aの端
面41aが、それぞれ位置決め基準面19a及びピン9
と当接しており、この位置決め基準面19a及びピン9
により挟まれている。本発明の第2実施形態では、カム
リング4の端面4fを位置決め基準面19aに当接させ
た状態において、周溝4aの端面41aと接触するよう
なピン9が、直径寸法の異なる数種類から適当に選択さ
れている。このために、カムリング4には、位置決め基
準面19a及びピン9により、回転負荷が付与されてい
る。その結果、本発明の第2実施形態では、図3及び図
4に示すように、板バネ20及び摺動部材21が省略さ
れている。
【0040】本発明の第2実施形態では、位置決め基準
面19a及びピン9により、カムリング4を挟み付けて
いるために、カムリング4の光軸I方向のガタをなくす
ことができる。このために、カムリング4の光軸I方向
の位置が安定し、撮影光学系L3の位置も安定し、合焦
状態を確実に維持することができる。また、撮影光学系
L1側を上向き又は下向きにしても、撮影光学系L3の
自重によりカムリング4が回転するのを防止することが
でき、超音波モータ駆動時の位置制御の精度劣化を防止
することができる。さらに、板バネ20及び摺動部材2
1を設けることなく、位置決め基準面19a及びピン9
により、カムリング4のブレーキ効果を図ることができ
る。
【0041】(他の実施形態)以上説明した実施形態に
限定されることはなく、本発明の技術思想によれば、種
々の変形又は変更が可能であり、それらも本発明の均等
の範囲内である。例えば、本発明の実施形態において、
四フッ化エチレン樹脂と芳香族ポリエステル樹脂との複
合材料を位置決め部材19、摺動部材21及びピン9の
材料として選択するときには、カーボンファイバー若し
くはこの粉末又は二硫化モリブデンを添加することが好
ましい。これらの材料を添加することにより、位置決め
部材19、摺動部材21及びピン9の摺動性をより一層
図ることができる。また、四フッ化エチレン樹脂と芳香
族ポリエステル樹脂との複合材料に、カーボンファイバ
ー若しくはグラスファィバー又はこれらの粉末を添加す
ることにより、位置決め部材19、摺動部材21及びピ
ン9の機械的強度を図ることができる。
【0042】板材18は、フランジ部2bの別部材とし
て接着せずに、フランジ部2bと一体とし、このフラン
ジ部2bの一部としてもよい。この場合には、フランジ
部2bの一部に位置決め部材19を接着した後に、この
位置決め部材19を旋削加工して位置決め基準面19a
を形成することができる。また、フランジ部2bの一部
を旋削加工した後に、均一の厚さの位置決め部材19を
接着して位置決め基準面19aを形成することもでき
る。板材18及びフランジ部2bを別部材とするときに
は、フランジ部2bの一部を旋削加工した後に、均一の
厚さの板材18及び位置決め部材19を接着して位置決
め基準面19aを形成することができる。また、位置決
め部材19を旋削加工して位置決め基準面19aを形成
した後に、フランジ部2に接着することもできる。
【0043】板材18及び位置決め部材19は、着脱自
在の治具としてもよい。この場合には、位置決め基準面
19aを基準としてピン9を取り付け、光軸I回りにカ
ムリング4が回転するように位置決めした後に、この板
材18及び位置決め部材19を取り外すことができる。
また、本発明の実施形態では、カムリング4により合焦
操作を行うときを例に説明したが、カムリング4により
変倍操作を行うときにも適用することができる。さら
に、位置決め部材19、摺動部材21又はピン9の少な
くとも一つが耐摩耗性及び摺動性を備えた部材であって
もよい。
【0044】
【発明の効果】以上詳しく説明したように、請求項1記
載の発明によれば、位置決め部材は、光軸回りに回転部
材が回転するように位置決めし、この位置決め部材によ
り位置決めされて取り付けられた移動規制部材は、回転
部材が光軸方向に移動するのを規制するので、回転部材
の光軸方向のガタをなくし、回転部材の回転軸線と光軸
とを一致させることができる。
【0045】請求項2記載の発明によれば、位置決め部
材は、回転部材が回転自在に設けられた固定筒の接触面
に対し、垂直な位置決め基準面を備えており、回転部材
の第1の面は、この位置決め基準面と当接し、回転部材
の第2の面は、移動規制部材と所定の間隙をあけて当接
しているので、回転部材の作動調子を落とさずに、回転
部材の光軸方向のガタを所定量に制限することができる
とともに、回転部材の回転軸線と光軸とを一致させ、回
転部材の光軸に対する傾きを防止することができる。
【0046】請求項3記載の発明によれば、回転部材と
加圧接触する回転負荷部材を含むので、回転部材に回転
負荷を生じさせ、この回転部材が不用意に回転するのを
防止することができる。
【0047】請求項4記載の発明によれば、位置決め部
材は、回転部材が回転自在に設けられた固定筒の接触面
に対し、垂直な位置決め基準面を備えており、回転部材
の第1の面は、この位置決め基準面と当接し、回転部材
の第2の面は、移動規制部材と当接しているので、回転
部材に回転負荷を生じさせ、この回転部材が不用意に回
転するのを防止することができるとともに、回転部材の
光軸方向のガタをなくし、回転部材の光軸に対する傾き
を防止することができる。
【0048】請求項5記載の発明によれば、位置決め部
材、前記移動規制部材又は前記回転負荷付与部材の少な
くとも一つは、耐摩耗性及び摺動性を備えた樹脂材料で
あるので、これらの部材と回転部材との間の摩擦係数が
安定し、摩耗を軽減し、摺動特性を向上させることがで
きる。
【0049】請求項6記載の発明によれば、樹脂材料
は、ポリアセタール樹脂であるので、回転部材の作動調
子を良好なものとすることができ、回転部材との摺動時
における消音効果を図ることができる。
【0050】請求項7記載の発明によれば、樹脂材料
は、四フッ化エチレン樹脂と芳香族ポリエステル樹脂と
の複合材料であるので、回転部材の作動調子を良好なも
のとすることができ、回転部材との摺動時における消音
効果を図ることができる。
【0051】請求項8記載の発明によれば、樹脂材料に
おける芳香族ポリエステル樹脂の混合割合が10から4
0重量パーセントであるので、回転部材の作動調子をよ
り良好なものとすることができ、回転部材との摺動時に
おける消音効果をより一層図ることができる。
【0052】請求項9記載の発明によれば、第1の工程
では、回転部材が光軸回りに回転するように、位置決め
基準面を位置決め部材に形成し、第2の工程では、回転
部材の第1の面と位置決め基準面とが当接するように、
回転部材を固定筒に回転自在に取り付け、第3の工程で
は、位置決め基準面により位置決めされた移動規制部材
により、回転部材が光軸方向に移動するのを規制するの
で、回転部材の光軸方向のガタをなくし、回転部材の回
転軸線と光軸とを一致させることができる。
【0053】請求項10記載の発明によれば、第1の工
程は、回転部材が回転自在に設けられた固定筒の接触面
に対し、位置決め基準面を垂直に形成する工程であるの
で、回転部材の回転軸線と光軸とを一致させ、回転部材
の光軸に対する傾きを防止することができる。
【0054】請求項11記載の発明によれば、第3の工
程は、第2の面と所定の間隙をあけて移動規制部材を取
り付ける工程であるので、回転部材の作動調子を落とさ
ずに、回転部材の光軸方向のガタを所定量に制限するこ
とができる。
【0055】請求項12記載の発明によれば、回転部材
と加圧接触する回転負荷部材を取り付ける工程を含むの
で、回転部材に回転負荷を生じさせ、この回転部材が不
用意に回転するのを防止することができる。
【0056】請求項13記載の発明によれば、第3の工
程は、位置決め部材及び移動規制部材により、第1及び
第2の面を挟むように、この移動規制部材を取り付ける
工程であるので、回転部材に回転負荷を生じさせ、この
回転部材が不用意に回転するのを防止することができる
とともに、回転部材の光軸方向のガタをなくし、回転部
材の光軸に対する傾きを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係るレンズ鏡筒の断面
図である。
【図2】図1のII−II線で切断した状態を示す断面
図である。
【図3】本発明の第2実施形態に係るレンズ鏡筒の断面
図である。
【図4】図3のVI−VI線で切断した状態を示す断面
図である。
【図5】従来のレンズ鏡筒の断面図である。
【符号の説明】
1,2,3 固定筒 2a 直進溝 2b フランジ部 2e,4e 接触面 4 カムリング 4a 周溝 4b カム溝 4f 端面 41a 端面 5 摺動筒 6 距離操作環 9,10,11 ピン 18 板材 19 位置決め部材 21 摺動部材 20 板バネ L1,L2,L3 撮影光学系 I 光軸

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光学系を保持する保持枠と、 前記保持枠を光軸方向に移動自在に支持する固定筒と、 回転することにより前記保持枠を移動する回転部材と、 を含むレンズ鏡筒において、 前記回転部材が光軸回りに回転するように位置決めする
    位置決め部材と、 前記位置決め部材により位置決めされて取り付けられ、
    前記回転部材が光軸方向に移動するのを規制する移動規
    制部材と、 を備えることを特徴とするレンズ鏡筒。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のレンズ鏡筒において、 前記回転部材は、前記固定筒の接触面上に回転自在に設
    けられており、 前記位置決め部材には、前記接触面に対して垂直な位置
    決め基準面が形成され、 前記回転部材は、 前記位置決め基準面と当接する第1の面と、 前記移動規制部材と所定の間隙をあけて当接する第2の
    面と、 を含むことを特徴とするレンズ鏡筒。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載のレンズ鏡
    筒において、 前記回転部材と加圧接触し、この回転部材に回転負荷を
    生じさせる回転負荷付与部材と、 を含むことを特徴とするレンズ鏡筒。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載のレンズ鏡筒において、 前記回転部材は、前記固定筒の接触面上に回転自在に設
    けられており、 前記位置決め部材には、前記接触面に対して垂直な位置
    決め基準面が形成され、 前記回転部材は、 前記位置決め基準面と当接する第1の面と、 前記移動規制部材と当接する第2の面とを含み、 前記第1及び第2の面は、前記位置決め部材及び前記移
    動規制部材により、前記回転部材に回転負荷を生じるよ
    うに挟まれていること、 を特徴とするレンズ鏡筒。
  5. 【請求項5】 請求項1から請求項4までのいずれか1
    項に記載のレンズ鏡筒において、 前記位置決め部材、前記移動規制部材又は前記回転負荷
    付与部材の少なくとも一つが耐摩耗性及び摺動性を備え
    た樹脂材料であること、 を特徴とするレンズ鏡筒。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載のレンズ鏡筒において、 前記樹脂材料は、ポリアセタール樹脂であること、 を特徴とするレンズ鏡筒。
  7. 【請求項7】 請求項5に記載のレンズ鏡筒において、 前記樹脂材料は、四フッ化エチレン樹脂と芳香族ポリエ
    ステル樹脂との複合材料であること、 を特徴とするレンズ鏡筒。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載のレンズ鏡筒において、 前記複合材料における前記芳香族ポリエステル樹脂の混
    合割合が10から40重量パーセントであること、 を特徴とするレンズ鏡筒。
  9. 【請求項9】 光学系を保持する保持枠と、 前記保持枠を光軸方向に移動自在に支持する固定筒と、 回転することにより前記保持枠を移動する回転部材と、 を含むレンズ鏡筒の製造方法において、 前記回転部材が光軸回りに回転するように位置決めする
    位置決め部材に、位置決め基準面を形成する第1の工程
    と、 前記回転部材の第1の面を前記位置決め基準面に当接さ
    せ、この回転部材を前記固定筒に回転自在に取り付ける
    第2の工程と、 前記位置決め基準面により位置決めされ、前記回転部材
    が光軸方向に移動するのを規制する移動規制部材を取り
    付ける第3の工程と、 を含むことを特徴とするレンズ鏡筒の製造方法。
  10. 【請求項10】 請求項9に記載のレンズ鏡筒の製造方
    法において、 前記第1の工程は、前記固定筒に回転自在に設けられた
    前記回転部材とこの固定筒との接触面に対して、前記位
    置決め基準面を垂直に形成する工程であること、 を特徴とするレンズ鏡筒の製造方法。
  11. 【請求項11】 請求項9又は請求項10に記載のレン
    ズ鏡筒の製造方法において、 前記第3の工程は、前記移動規制部材を前記第2の面と
    所定の間隙をあけて取り付ける工程であること、 を特徴とするレンズ鏡筒の製造方法。
  12. 【請求項12】 請求項11に記載のレンズ鏡筒の製造
    方法において、 前記回転部材と加圧接触し、この回転部材に回転負荷を
    生じさせる回転負荷付与部材を取り付ける工程を含むこ
    と、 を特徴とするレンズ鏡筒の製造方法。
  13. 【請求項13】 請求項9又は請求項10に記載のレン
    ズ鏡筒の製造方法において、 前記第3の工程は、前記位置決め部材及び前記移動規制
    部材により、前記第1及び第2の面を挟むように、この
    移動規制部材を取り付ける工程であること、 を特徴とするレンズ鏡筒の製造方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012103347A (ja) * 2010-11-08 2012-05-31 Canon Inc レンズ鏡筒および撮像装置
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