JPH10123393A - レンズ駆動機構 - Google Patents
レンズ駆動機構Info
- Publication number
- JPH10123393A JPH10123393A JP8273657A JP27365796A JPH10123393A JP H10123393 A JPH10123393 A JP H10123393A JP 8273657 A JP8273657 A JP 8273657A JP 27365796 A JP27365796 A JP 27365796A JP H10123393 A JPH10123393 A JP H10123393A
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- JP
- Japan
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- lens
- rotor shaft
- optical axis
- ring
- driving mechanism
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 カム筒やヘリコイドネジを用いずに、レンズ
を移動させるものにおいて、レンズの移動量を撮影者に
認識させる。 【解決手段】 モータ5のロータ軸57は、モータケー
シングの一方の端部から突出している第1の出力部57
aと、他方の端部から突出している第2の出力部57b
とを有している。固定筒1の外周には、光軸回りに回転
可能の指標環7が配されている。この指標環7の外周に
は、レンズ4の各移動量を示す目盛72が表示されてい
る。第1の出力部57aには、光軸Cと平行な方向に伸
びている送りネジ59が固定され、レンズ枠3には、送
りネジ59に螺合するナット部材58が埋め込まれてい
る。第2の出力部57bには、指標環駆動用ギヤ61が
固定され、このギヤ61に係合するギヤ71が指標環7
に形成されている。
を移動させるものにおいて、レンズの移動量を撮影者に
認識させる。 【解決手段】 モータ5のロータ軸57は、モータケー
シングの一方の端部から突出している第1の出力部57
aと、他方の端部から突出している第2の出力部57b
とを有している。固定筒1の外周には、光軸回りに回転
可能の指標環7が配されている。この指標環7の外周に
は、レンズ4の各移動量を示す目盛72が表示されてい
る。第1の出力部57aには、光軸Cと平行な方向に伸
びている送りネジ59が固定され、レンズ枠3には、送
りネジ59に螺合するナット部材58が埋め込まれてい
る。第2の出力部57bには、指標環駆動用ギヤ61が
固定され、このギヤ61に係合するギヤ71が指標環7
に形成されている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レンズをその光軸
方向に移動させるレンズ駆動機構に関する。
方向に移動させるレンズ駆動機構に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のレンズ駆動機構としては、例え
ば、図12に示すようなものがある。このレンズ駆動機
構は、レンズ4を保持するレンズ枠3と、レンズ枠3を
レンズ4の光軸方向に移動可能に案内するガイド軸2
と、回転するロータ軸を有するモータ5と、光軸Cと平
行な方向に伸び、外周に雄ネジが形成されている送りネ
ジ59と、この送りネジ59に螺合する雌ネジが形成さ
れているナット部材58と、これらを覆う固定筒1とを
備えている。ナット部材58は、レンズ枠3に埋め込ま
れており、レンズ4及びレンズ枠3と一体的に移動す
る。モータ5の駆動で送りネジ59が回転すると、ナッ
ト部材58が光軸Cと平行な方向に移動し、これに伴っ
てレンズ枠3及びレンズ4が光軸方向に移動する。
ば、図12に示すようなものがある。このレンズ駆動機
構は、レンズ4を保持するレンズ枠3と、レンズ枠3を
レンズ4の光軸方向に移動可能に案内するガイド軸2
と、回転するロータ軸を有するモータ5と、光軸Cと平
行な方向に伸び、外周に雄ネジが形成されている送りネ
ジ59と、この送りネジ59に螺合する雌ネジが形成さ
れているナット部材58と、これらを覆う固定筒1とを
備えている。ナット部材58は、レンズ枠3に埋め込ま
れており、レンズ4及びレンズ枠3と一体的に移動す
る。モータ5の駆動で送りネジ59が回転すると、ナッ
ト部材58が光軸Cと平行な方向に移動し、これに伴っ
てレンズ枠3及びレンズ4が光軸方向に移動する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来のレンズ
駆動機構は、カム筒やヘリコイドネジを用いてレンズを
移動させるものと異なり、レンズ駆動の際に光軸回りに
回転する筒状のものがないため、これにレンズ移動量を
表示することができず、結果として、レンズ移動量を表
示していない。このレンズ移動量は、撮影者が認識しな
くても、特殊な撮影を除いて支障がないため、大きな問
題ではないものの、レンズ移動量の表示を望む者も多
い。
駆動機構は、カム筒やヘリコイドネジを用いてレンズを
移動させるものと異なり、レンズ駆動の際に光軸回りに
回転する筒状のものがないため、これにレンズ移動量を
表示することができず、結果として、レンズ移動量を表
示していない。このレンズ移動量は、撮影者が認識しな
くても、特殊な撮影を除いて支障がないため、大きな問
題ではないものの、レンズ移動量の表示を望む者も多
い。
【0004】本発明は、このような従来技術に対する要
望に応えるべく、カム筒やヘリコイドネジを用いずにレ
ンズを移動させるものにおいて、レンズ移動量を撮影者
に認識させることができるレンズ駆動機構を提供するこ
とを目的とする。
望に応えるべく、カム筒やヘリコイドネジを用いずにレ
ンズを移動させるものにおいて、レンズ移動量を撮影者
に認識させることができるレンズ駆動機構を提供するこ
とを目的とする。
【0005】なお、本明細書において、レンズ移動量
は、実際にレンズが移動した量の他、レンズの移動で焦
点距離が変わった場合のレンズ焦点距離や、レンズの移
動でピントが合った被写体までの撮影距離等、実際にレ
ンズが移動した量と相関関係のある量も含む意味であ
る。
は、実際にレンズが移動した量の他、レンズの移動で焦
点距離が変わった場合のレンズ焦点距離や、レンズの移
動でピントが合った被写体までの撮影距離等、実際にレ
ンズが移動した量と相関関係のある量も含む意味であ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
のレンズ駆動機構は、レンズを保持するレンズ枠と、回
転するロータ軸を有するモータと、カメラ本体に取り付
けられる固定筒とを備え、該ロータ軸の回転でレンズ枠
と共にレンズを光軸方向に移動させるレンズ駆動機構に
おいて、前記モータの前記ロータ軸は、前記光軸と平行
な方向に伸び、モータケーシングの一方の端部から突出
している第1の出力部と、モータケーシングの他方の端
部から突出している第2の出力部とを有し、前記固定
筒、又は該固定筒に相対回転不能に取り付けられている
部材の外部露出面に、前記レンズの前記光軸方向におけ
る各移動量と、各移動量のうち実際の移動量がどれかを
示す印とのうち、いずれか一方が表示され、前記光軸回
りに回転可能に前記固定筒の外周側に配され、前記レン
ズの前記光軸方向における各移動量と、各移動量のうち
実際の移動量がどれかを示す印とのうち、前記一方と近
接する位置の外周面に、他方が表示されている指標環
と、前記モータの駆動で前記レンズ枠が光軸方向に移動
するよう、前記ロータ軸の前記第1の出力部と該レンズ
枠とを直接又は間接的に係合させるレンズ駆動用係合手
段と、前記ロータ軸の前記第2の出力部に係合し、該ロ
ータ軸の回転力を前記指標環に伝えて、該指標環を前記
光軸回りに回転させる指標環用動力伝達手段と、を備え
ていることを特徴とするものである。
のレンズ駆動機構は、レンズを保持するレンズ枠と、回
転するロータ軸を有するモータと、カメラ本体に取り付
けられる固定筒とを備え、該ロータ軸の回転でレンズ枠
と共にレンズを光軸方向に移動させるレンズ駆動機構に
おいて、前記モータの前記ロータ軸は、前記光軸と平行
な方向に伸び、モータケーシングの一方の端部から突出
している第1の出力部と、モータケーシングの他方の端
部から突出している第2の出力部とを有し、前記固定
筒、又は該固定筒に相対回転不能に取り付けられている
部材の外部露出面に、前記レンズの前記光軸方向におけ
る各移動量と、各移動量のうち実際の移動量がどれかを
示す印とのうち、いずれか一方が表示され、前記光軸回
りに回転可能に前記固定筒の外周側に配され、前記レン
ズの前記光軸方向における各移動量と、各移動量のうち
実際の移動量がどれかを示す印とのうち、前記一方と近
接する位置の外周面に、他方が表示されている指標環
と、前記モータの駆動で前記レンズ枠が光軸方向に移動
するよう、前記ロータ軸の前記第1の出力部と該レンズ
枠とを直接又は間接的に係合させるレンズ駆動用係合手
段と、前記ロータ軸の前記第2の出力部に係合し、該ロ
ータ軸の回転力を前記指標環に伝えて、該指標環を前記
光軸回りに回転させる指標環用動力伝達手段と、を備え
ていることを特徴とするものである。
【0007】ここで、前記レンズ駆動用係合手段は、前
記光軸と平行に配され、外周に雄ネジが形成されている
送りネジと、前記送りネジの前記雄ネジが螺合する雌ネ
ジが形成されているナット部材と、を有し、前記ロータ
軸の前記第1の出力部には、該ロータ軸の回転に伴って
回転するよう、前記送りネジが取り付けられ、前記レン
ズ枠には、前記ナット部材が固定されているものであっ
てもよい。
記光軸と平行に配され、外周に雄ネジが形成されている
送りネジと、前記送りネジの前記雄ネジが螺合する雌ネ
ジが形成されているナット部材と、を有し、前記ロータ
軸の前記第1の出力部には、該ロータ軸の回転に伴って
回転するよう、前記送りネジが取り付けられ、前記レン
ズ枠には、前記ナット部材が固定されているものであっ
てもよい。
【0008】また、前記レンズ駆動機構において、前記
モータのロータ軸は、外周に雄ネジが形成され、前記モ
ータは、前記ロータ軸に対して相対回転不能で且つ光軸
と平行な方向に相対移動可能に、該ロータ軸に取り付け
られているロータと、前記ロータの外周に配され、該ロ
ータを回転させるステータと、前記ロータ及びステータ
を覆うモータケーシングと、前記モータケーシングに固
定され、前記ロータ軸の雄ネジに螺合する雌ネジが形成
されているナット部材と、を有し、前記レンズ駆動用係
合手段は、前記光軸と平行な方向に関し、前記ロータ軸
の前記第1の出力部と前記レンズ枠とを相対移動不能に
直接又は間接的に係合させる手段であるものであっても
よい。
モータのロータ軸は、外周に雄ネジが形成され、前記モ
ータは、前記ロータ軸に対して相対回転不能で且つ光軸
と平行な方向に相対移動可能に、該ロータ軸に取り付け
られているロータと、前記ロータの外周に配され、該ロ
ータを回転させるステータと、前記ロータ及びステータ
を覆うモータケーシングと、前記モータケーシングに固
定され、前記ロータ軸の雄ネジに螺合する雌ネジが形成
されているナット部材と、を有し、前記レンズ駆動用係
合手段は、前記光軸と平行な方向に関し、前記ロータ軸
の前記第1の出力部と前記レンズ枠とを相対移動不能に
直接又は間接的に係合させる手段であるものであっても
よい。
【0009】このモータケーシングにナット部材が固定
されているレンズ駆動機構は、前記レンズ枠には、前記
第1の出力部の端部と接触する接触面が形成され、前記
レンズ駆動用係合手段は、前記光軸と平行な方向であっ
て、前記レンズ枠の前記接触面と前記第1の出力部の端
部とが接触し合う向きに、該レンズ枠を付勢する付勢手
段を有しているものであってもよい。
されているレンズ駆動機構は、前記レンズ枠には、前記
第1の出力部の端部と接触する接触面が形成され、前記
レンズ駆動用係合手段は、前記光軸と平行な方向であっ
て、前記レンズ枠の前記接触面と前記第1の出力部の端
部とが接触し合う向きに、該レンズ枠を付勢する付勢手
段を有しているものであってもよい。
【0010】また、以上の各レンズ駆動機構において、
前記指標環用動力伝達手段は、前記第2の出力部に固定
されている指標環駆動用ギヤと、前記指標環に形成さ
れ、前記指標環駆動用ギヤに係合するギヤと、を有して
いるものであってもよい。
前記指標環用動力伝達手段は、前記第2の出力部に固定
されている指標環駆動用ギヤと、前記指標環に形成さ
れ、前記指標環駆動用ギヤに係合するギヤと、を有して
いるものであってもよい。
【0011】また、以上の各レンズ駆動機構において、
前記指標環用動力伝達手段は、一部が前記第2の出力部
に巻き付き、他の一部が前記指標環に巻き付いている指
標環駆動用ベルトを有しているものであってもよい。
前記指標環用動力伝達手段は、一部が前記第2の出力部
に巻き付き、他の一部が前記指標環に巻き付いている指
標環駆動用ベルトを有しているものであってもよい。
【0012】また、以上の各レンズ駆動機構において、
前記光軸回りに回転可能に前記固定筒の外周に配されて
いるレンズ操作環と、前記ロータ軸の前記第2の出力部
に係合し、前記レンズ操作環の前記光軸回りの回転力を
該ロータ軸の該第2の出力部に伝えて、該ロータ軸を回
転させる操作環用動力伝達手段と、を備えていてもよ
い。
前記光軸回りに回転可能に前記固定筒の外周に配されて
いるレンズ操作環と、前記ロータ軸の前記第2の出力部
に係合し、前記レンズ操作環の前記光軸回りの回転力を
該ロータ軸の該第2の出力部に伝えて、該ロータ軸を回
転させる操作環用動力伝達手段と、を備えていてもよ
い。
【0013】ここで、このレンズ操作環を備えているレ
ンズ駆動機構において、前記操作環用動力伝達手段は、
前記第2の出力部に固定されているレンズ駆動用ギヤ
と、前記操作環に形成され、前記レンズ駆動用ギヤに係
合するギヤと、を有しているものであってもよい。
ンズ駆動機構において、前記操作環用動力伝達手段は、
前記第2の出力部に固定されているレンズ駆動用ギヤ
と、前記操作環に形成され、前記レンズ駆動用ギヤに係
合するギヤと、を有しているものであってもよい。
【0014】また、レンズ操作環を備えているレンズ駆
動機構において、前記操作環用動力伝達手段は、一部が
前記第2の出力部に巻き付き、他の一部が前記操作環に
巻き付いているレンズ駆動用ベルトを有しているもので
あってもよい。
動機構において、前記操作環用動力伝達手段は、一部が
前記第2の出力部に巻き付き、他の一部が前記操作環に
巻き付いているレンズ駆動用ベルトを有しているもので
あってもよい。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る各種実施形態
としてのレンズ駆動機構について、図1〜図11を用い
て説明する。
としてのレンズ駆動機構について、図1〜図11を用い
て説明する。
【0016】まず、本発明に係る第1の実施形態として
のレンズ駆動機構について、図1を用いて説明する。第
1の実施形態としてのレンズ駆動機構は、レンズ4を保
持するレンズ枠3と、レンズ枠3をレンズ4の光軸方向
に移動可能に案内するガイド軸2と、回転するロータ軸
57を有するステッピングモータ5と、光軸Cと平行な
方向に伸び、外周に雄ネジが形成されている送りネジ5
9と、この送りネジ59に螺合する雌ネジが形成されて
いるナット部材58と、これらを覆う固定筒1と、この
固定筒1の外周側に光軸回りに回転可能に配されている
指標環7と、ロータ軸57の回転力を指標環7に伝えて
指標環7を光軸回りに回転させる指標環駆動用ギヤ61
と、この指標環駆動ギヤ61等を覆うために固定筒1の
外周側に固定されている伝達部材カバー8とを備えてい
る。
のレンズ駆動機構について、図1を用いて説明する。第
1の実施形態としてのレンズ駆動機構は、レンズ4を保
持するレンズ枠3と、レンズ枠3をレンズ4の光軸方向
に移動可能に案内するガイド軸2と、回転するロータ軸
57を有するステッピングモータ5と、光軸Cと平行な
方向に伸び、外周に雄ネジが形成されている送りネジ5
9と、この送りネジ59に螺合する雌ネジが形成されて
いるナット部材58と、これらを覆う固定筒1と、この
固定筒1の外周側に光軸回りに回転可能に配されている
指標環7と、ロータ軸57の回転力を指標環7に伝えて
指標環7を光軸回りに回転させる指標環駆動用ギヤ61
と、この指標環駆動ギヤ61等を覆うために固定筒1の
外周側に固定されている伝達部材カバー8とを備えてい
る。
【0017】ステッピングモータ5のロータ軸57は、
モータケーシングの一方の端部から突出している第1の
出力部57aと、モータケーシングの他方の端部から突
出している第2の出力部57bとを有している。このモ
ータ5は、ロータ軸7が光軸Cと平行になるよう、固定
筒1に固定されている。ロータ軸57の第1の出力部5
7aには、ロータ軸57と同一直線上になるよう、送り
ネジ59が固定されている。なお、ここでは、ロータ軸
57と送りネジ59とを同一直線上に配しているが、両
者を同一直線上に配することなく、両者を光軸Cと平行
に配し、ロータ軸57の第1の出力部57aにギヤを設
けると共に、送りネジ59の端部にもギヤを設けて、第
1の出力部57aにギヤを介して送りネジ59を接続す
るようにしてもよい。ロータ軸57の第2の出力部57
bには、指示環駆動用ギヤ61が固定されている。
モータケーシングの一方の端部から突出している第1の
出力部57aと、モータケーシングの他方の端部から突
出している第2の出力部57bとを有している。このモ
ータ5は、ロータ軸7が光軸Cと平行になるよう、固定
筒1に固定されている。ロータ軸57の第1の出力部5
7aには、ロータ軸57と同一直線上になるよう、送り
ネジ59が固定されている。なお、ここでは、ロータ軸
57と送りネジ59とを同一直線上に配しているが、両
者を同一直線上に配することなく、両者を光軸Cと平行
に配し、ロータ軸57の第1の出力部57aにギヤを設
けると共に、送りネジ59の端部にもギヤを設けて、第
1の出力部57aにギヤを介して送りネジ59を接続す
るようにしてもよい。ロータ軸57の第2の出力部57
bには、指示環駆動用ギヤ61が固定されている。
【0018】複数のガイド軸2は、光軸Cと平行な方向
に伸び、その両端部で固定筒1に固定されている。レン
ズ枠3には、内周側に凹み且つ光軸Cと平行な方向に伸
びガイド軸2が嵌まり込むガイド溝31と、外周方向に
突出しモータ5からの駆動力が作用する駆動力作用部3
3とが形成されている。この駆動力作用部33に、送り
ネジ59が螺合するナット部材58が埋め込まれてい
る。
に伸び、その両端部で固定筒1に固定されている。レン
ズ枠3には、内周側に凹み且つ光軸Cと平行な方向に伸
びガイド軸2が嵌まり込むガイド溝31と、外周方向に
突出しモータ5からの駆動力が作用する駆動力作用部3
3とが形成されている。この駆動力作用部33に、送り
ネジ59が螺合するナット部材58が埋め込まれてい
る。
【0019】固定筒1の外周側に配されている指標環7
の外周側には、モータ5の第2の出力部57aに固定さ
れている指示環駆動用ギヤ61に係合するギヤ71と、
レンズ4の光軸方向における各移動量を示す目盛72が
形成されている。この目盛72は、指標環7の外周面
に、レンズ4の光軸方向における各移動量を示す複数の
線が周方向に並んでいるものである。
の外周側には、モータ5の第2の出力部57aに固定さ
れている指示環駆動用ギヤ61に係合するギヤ71と、
レンズ4の光軸方向における各移動量を示す目盛72が
形成されている。この目盛72は、指標環7の外周面
に、レンズ4の光軸方向における各移動量を示す複数の
線が周方向に並んでいるものである。
【0020】伝達部材カバー8は、固定筒1の外周側の
部分であって、指示環駆動用ギヤ61及び指示環7のギ
ヤ71を覆える位置に、固定されている。この伝達部材
カバー8には、指示環7に形成されている目盛72と向
かい合う位置に、目盛72が示すレンズ4の各移動量の
うち、実際のレンズ移動量がどれかを示す矢印82が形
成されている。なお、ここでは、目盛72を指標環7に
形成し、矢印82を固定筒側に形成したが、両者は相対
的なものであるので、目盛72を固定筒側に形成し、矢
印82を指標環7に形成するようにしてもよい。
部分であって、指示環駆動用ギヤ61及び指示環7のギ
ヤ71を覆える位置に、固定されている。この伝達部材
カバー8には、指示環7に形成されている目盛72と向
かい合う位置に、目盛72が示すレンズ4の各移動量の
うち、実際のレンズ移動量がどれかを示す矢印82が形
成されている。なお、ここでは、目盛72を指標環7に
形成し、矢印82を固定筒側に形成したが、両者は相対
的なものであるので、目盛72を固定筒側に形成し、矢
印82を指標環7に形成するようにしてもよい。
【0021】ところで、本実施形態において、レンズ駆
動用係合手段は、送りネジ59とナット部材58とを有
して構成され、指標環用動力伝達手段は、指標環駆動用
ギヤ61と指標環7に形成されたギヤ71とを有して構
成されている。
動用係合手段は、送りネジ59とナット部材58とを有
して構成され、指標環用動力伝達手段は、指標環駆動用
ギヤ61と指標環7に形成されたギヤ71とを有して構
成されている。
【0022】次に、本実施形態におけるレンズ駆動機構
の動作について説明する。モータ5が駆動して、ロータ
軸57が回転すると、これの第1の出力部57aに連結
されている送りネジ59も回転する。この送りネジ59
には、レンズ枠3に埋め込まれているナット部材58が
螺合しているため、レンズ枠3及びレンズ4は、送りネ
ジ59が伸びている方向、言い換えると光軸Cと平行な
方向に移動する。また、ロータ軸57が回転すると、こ
れの第2の出力部57bに固定されている指標環駆動用
ギヤ61も回転する。この指標環駆動用ギヤ61には、
指標環7に形成されているギヤ71が係合しているた
め、指標環7は、光軸回りに回転する。この結果、指標
環7の外周面に形成されている目盛72が、伝達部材カ
バー8に形成されている矢印82に対して相対移動し、
レンズ4の光軸方向の移動量が示される。
の動作について説明する。モータ5が駆動して、ロータ
軸57が回転すると、これの第1の出力部57aに連結
されている送りネジ59も回転する。この送りネジ59
には、レンズ枠3に埋め込まれているナット部材58が
螺合しているため、レンズ枠3及びレンズ4は、送りネ
ジ59が伸びている方向、言い換えると光軸Cと平行な
方向に移動する。また、ロータ軸57が回転すると、こ
れの第2の出力部57bに固定されている指標環駆動用
ギヤ61も回転する。この指標環駆動用ギヤ61には、
指標環7に形成されているギヤ71が係合しているた
め、指標環7は、光軸回りに回転する。この結果、指標
環7の外周面に形成されている目盛72が、伝達部材カ
バー8に形成されている矢印82に対して相対移動し、
レンズ4の光軸方向の移動量が示される。
【0023】以上のように、本実施形態では、固定筒1
の外周に指標環7を回転可能に配し、モータ5に第2の
出力部57bの回転力で指標環7を回転させるという比
較的簡単な構成で、レンズ移動量を撮影者に認識させる
ことができる。
の外周に指標環7を回転可能に配し、モータ5に第2の
出力部57bの回転力で指標環7を回転させるという比
較的簡単な構成で、レンズ移動量を撮影者に認識させる
ことができる。
【0024】次に、本発明に係る第2の実施形態として
のレンズ駆動機構について、図2及び図3を用いて説明
する。第1の実施形態では、指標環用動力伝達手段とし
て指標環駆動用ギヤ61等を用いたが、この実施形態
は、指標環用動力伝達手段として指標環駆動用ベルト6
3を用いたもので、その他に関しては第1の実施形態と
同様である。
のレンズ駆動機構について、図2及び図3を用いて説明
する。第1の実施形態では、指標環用動力伝達手段とし
て指標環駆動用ギヤ61等を用いたが、この実施形態
は、指標環用動力伝達手段として指標環駆動用ベルト6
3を用いたもので、その他に関しては第1の実施形態と
同様である。
【0025】図2に示すように、指標環7の外周面に
は、ベルト巻付き部73が形成されている。図2及び図
3に示すように、モータ5の第2の出力部57bと指標
環7のベルト巻付き部73とには、指標環駆動用無端丸
ベルト63が8字状に巻き付いている。このため、モー
タ5が駆動して、第2の出力部57bが回転すると、第
1の実施形態と同様に、指標環7が光軸回りに回転し
て、レンズ移動量が撮影者に示される。
は、ベルト巻付き部73が形成されている。図2及び図
3に示すように、モータ5の第2の出力部57bと指標
環7のベルト巻付き部73とには、指標環駆動用無端丸
ベルト63が8字状に巻き付いている。このため、モー
タ5が駆動して、第2の出力部57bが回転すると、第
1の実施形態と同様に、指標環7が光軸回りに回転し
て、レンズ移動量が撮影者に示される。
【0026】このように、モータ5の駆動力をベルト6
3で指標環7に伝達すると、ギヤ列が不要になり、伝達
部材カバー8を小さくすることができる。さらに、指標
環7の回転時における動作音を小さくすることができ
る。
3で指標環7に伝達すると、ギヤ列が不要になり、伝達
部材カバー8を小さくすることができる。さらに、指標
環7の回転時における動作音を小さくすることができ
る。
【0027】次に、本発明に係る第3の実施形態として
のレンズ駆動機構について、図4〜図6を用いて説明す
る。以上の各実施形態は、ステッピングモータ5のロー
タ軸57が回転のみするものであるが、この実施形態で
は、ロータ軸51が回転しつつ、ロータ軸51自身が伸
びている方向に移動するステッピングモータ5aを用い
ている。
のレンズ駆動機構について、図4〜図6を用いて説明す
る。以上の各実施形態は、ステッピングモータ5のロー
タ軸57が回転のみするものであるが、この実施形態で
は、ロータ軸51が回転しつつ、ロータ軸51自身が伸
びている方向に移動するステッピングモータ5aを用い
ている。
【0028】この実施形態におけるステッピングモータ
5aは、図5に示すように、一方の端部側の外周に雄ネ
ジが形成されているロータ軸51と、このロータ軸51
に取り付けられているロータ52と、このロータ52の
外周に配されているステータ55と、ロータ52及びス
テータ55を覆う中空円筒状のケーシング56aと、中
空円筒状のケーシング56aの一方の端部側の開口を塞
ぐフランジ56bと、ロータ軸51を支持する軸受54
と、ロータ軸51の雄ネジが螺合する雌ネジが形成され
ているナット部材53とを有している。ロータ軸51の
一方の端部は、ケーシング56aの一方の端部から突出
し、そこが第1の出力部51aを構成している。第1の
出力部51aの端部は、球面形状を成している。ロータ
軸51の他方の端部も、ケーシング56aの他方の端部
から突出し、そこが第2の出力部51bを構成してい
る。この第2の出力部51bには、第2の実施形態と同
様に、指標環駆動用無端丸ベルト63が巻き付けられ
る。ロータ軸51の中間部分には、外周方向に突出し、
このロータ軸51が伸びている方向に伸びたキー51c
が形成されている。ロータ52は、図6に示すように、
円筒状を成し、その軸回り方向にN極とS極とが交互に
規則正しく励磁されている。すなわち、このステッピン
グモータ5aは、永久磁石型(PM型)である。このロ
ータ52には、ロータ軸51が挿通される貫通孔52b
が形成されている。この貫通孔52bの内周面には、貫
通孔52bが貫通している方向に伸び、ロータ軸51の
キー51cが嵌まり込めるキー溝52cが形成されてい
る。このため、ロータ軸51をロータ52の貫通孔52
bに通すと共に、ロータ軸51のキー51cをロータ5
2のキー溝52cに係合させると、ロータ軸51は、ロ
ータ52に対して相対回転不能で且つロータ軸51が伸
びている方向に相対移動可能に、ロータ52に取り付け
られることになる。ステータ55は、ロータ52の外周
面と対向するように、中空円筒状のケーシング56aの
内周面に固定されている。このステータ55は、2相コ
イルで、ロータ52がロータ軸回りに回転するよう、励
磁される。ナット部材53は、ケーシング56aの一方
の端部側に固定されているフランジ56bに固定されて
いる。軸受54は、ケーシング56aの他方の端部側に
固定されている。この軸受54は、ロータ軸51を回転
可能に且つロータ軸51が伸びている方向に移動可能に
支持するものである。このモータ5aは、ロータ軸51
が光軸Cとほぼ平行になるよう、固定筒1に固定されて
いる。
5aは、図5に示すように、一方の端部側の外周に雄ネ
ジが形成されているロータ軸51と、このロータ軸51
に取り付けられているロータ52と、このロータ52の
外周に配されているステータ55と、ロータ52及びス
テータ55を覆う中空円筒状のケーシング56aと、中
空円筒状のケーシング56aの一方の端部側の開口を塞
ぐフランジ56bと、ロータ軸51を支持する軸受54
と、ロータ軸51の雄ネジが螺合する雌ネジが形成され
ているナット部材53とを有している。ロータ軸51の
一方の端部は、ケーシング56aの一方の端部から突出
し、そこが第1の出力部51aを構成している。第1の
出力部51aの端部は、球面形状を成している。ロータ
軸51の他方の端部も、ケーシング56aの他方の端部
から突出し、そこが第2の出力部51bを構成してい
る。この第2の出力部51bには、第2の実施形態と同
様に、指標環駆動用無端丸ベルト63が巻き付けられ
る。ロータ軸51の中間部分には、外周方向に突出し、
このロータ軸51が伸びている方向に伸びたキー51c
が形成されている。ロータ52は、図6に示すように、
円筒状を成し、その軸回り方向にN極とS極とが交互に
規則正しく励磁されている。すなわち、このステッピン
グモータ5aは、永久磁石型(PM型)である。このロ
ータ52には、ロータ軸51が挿通される貫通孔52b
が形成されている。この貫通孔52bの内周面には、貫
通孔52bが貫通している方向に伸び、ロータ軸51の
キー51cが嵌まり込めるキー溝52cが形成されてい
る。このため、ロータ軸51をロータ52の貫通孔52
bに通すと共に、ロータ軸51のキー51cをロータ5
2のキー溝52cに係合させると、ロータ軸51は、ロ
ータ52に対して相対回転不能で且つロータ軸51が伸
びている方向に相対移動可能に、ロータ52に取り付け
られることになる。ステータ55は、ロータ52の外周
面と対向するように、中空円筒状のケーシング56aの
内周面に固定されている。このステータ55は、2相コ
イルで、ロータ52がロータ軸回りに回転するよう、励
磁される。ナット部材53は、ケーシング56aの一方
の端部側に固定されているフランジ56bに固定されて
いる。軸受54は、ケーシング56aの他方の端部側に
固定されている。この軸受54は、ロータ軸51を回転
可能に且つロータ軸51が伸びている方向に移動可能に
支持するものである。このモータ5aは、ロータ軸51
が光軸Cとほぼ平行になるよう、固定筒1に固定されて
いる。
【0029】レンズ枠3aには、第1の実施形態と同様
に、外周側へ突出した駆動力作用部33aが形成されて
いる。この駆動力作用部33aには、カメラ本体側(モ
ータ側)に光軸Cに対して垂直なロータ軸接触面34が
形成されていると共に、被写体側(カメラ本体側の反対
側)に光軸Cに対して垂直なバネ接触面35が形成され
ている。駆動力作用部33aのロータ軸接触面34に
は、ロータ軸51の第1の出力部51aの端部が接触し
ている。また、駆動力作用部33aのバネ接触面35
と、固定筒1の被写体側内面との間には、レンズ枠3a
をカメラ本体側に付勢するためのコイルバネ(付勢手
段)69が配されている。なお、この実施形態におい
て、レンズ駆動用係合手段は、このコイルバネ69を有
して構成されている。
に、外周側へ突出した駆動力作用部33aが形成されて
いる。この駆動力作用部33aには、カメラ本体側(モ
ータ側)に光軸Cに対して垂直なロータ軸接触面34が
形成されていると共に、被写体側(カメラ本体側の反対
側)に光軸Cに対して垂直なバネ接触面35が形成され
ている。駆動力作用部33aのロータ軸接触面34に
は、ロータ軸51の第1の出力部51aの端部が接触し
ている。また、駆動力作用部33aのバネ接触面35
と、固定筒1の被写体側内面との間には、レンズ枠3a
をカメラ本体側に付勢するためのコイルバネ(付勢手
段)69が配されている。なお、この実施形態におい
て、レンズ駆動用係合手段は、このコイルバネ69を有
して構成されている。
【0030】次に、この実施形態におけるレンズ駆動機
構の動作について説明する。モータ5aのステータ55
に電流を流すと、ロータ52をロータ軸回りに回転させ
る電磁力が発生して、ロータ52は回転する。ロータ軸
51には、ロータ52が相対回転不能に取り付けられて
いるため、ロータ52が回転すると、これに伴ってロー
タ軸51も回転する。また、ロータ軸51は、フランジ
56bに固定されているナット部材53に螺合している
ため、この回転に伴って、ロータ軸51が伸びている方
向、言い換えると光軸Cと平行な方向に移動する。
構の動作について説明する。モータ5aのステータ55
に電流を流すと、ロータ52をロータ軸回りに回転させ
る電磁力が発生して、ロータ52は回転する。ロータ軸
51には、ロータ52が相対回転不能に取り付けられて
いるため、ロータ52が回転すると、これに伴ってロー
タ軸51も回転する。また、ロータ軸51は、フランジ
56bに固定されているナット部材53に螺合している
ため、この回転に伴って、ロータ軸51が伸びている方
向、言い換えると光軸Cと平行な方向に移動する。
【0031】レンズ枠3aは、コイルバネ69でカメラ
本体側に付勢されているため、ロータ軸51が、光軸C
と平行な方向であって、カメラ本体の向きに移動して
も、被写体側の向きに移動しても、レンズ枠3aのロー
タ接触面34とロータ軸51の端部とは、常に接触して
いる。このため、ロータ軸51が光軸Cと平行な方向に
移動すると、これに伴ってレンズ枠3a及びレンズ4も
光軸方向に移動する。
本体側に付勢されているため、ロータ軸51が、光軸C
と平行な方向であって、カメラ本体の向きに移動して
も、被写体側の向きに移動しても、レンズ枠3aのロー
タ接触面34とロータ軸51の端部とは、常に接触して
いる。このため、ロータ軸51が光軸Cと平行な方向に
移動すると、これに伴ってレンズ枠3a及びレンズ4も
光軸方向に移動する。
【0032】また、モータ5aが駆動して、第2の出力
部51bが回転すると、第2の実施形態と同様に、指標
環7が光軸回りに回転して、レンズ移動量が撮影者に示
される。なお、ロータ軸51の光軸Cと平行な方向への
移動に伴って、指標環駆動用丸ベルト63も光軸Cと平
行な方向への移動しないよう、ロータ軸51の雄ネジピ
ッチと、指標環駆動用丸ベルト63の径とを等しくし、
ロータ軸51が一回転した際における、ロータ軸51の
絶対的な移動量と、ロータ軸51に対するベルト63の
相対移動量とを等しくしている。
部51bが回転すると、第2の実施形態と同様に、指標
環7が光軸回りに回転して、レンズ移動量が撮影者に示
される。なお、ロータ軸51の光軸Cと平行な方向への
移動に伴って、指標環駆動用丸ベルト63も光軸Cと平
行な方向への移動しないよう、ロータ軸51の雄ネジピ
ッチと、指標環駆動用丸ベルト63の径とを等しくし、
ロータ軸51が一回転した際における、ロータ軸51の
絶対的な移動量と、ロータ軸51に対するベルト63の
相対移動量とを等しくしている。
【0033】以上のように、この実施形態では、先の実
施形態における送りネジ59やナット部材58に相当す
るものがモータ5aに内蔵されているので、これら送り
ネジ59やナット部材58を別途準備する必要がなく、
部品点数を少なくすることができると共に、これらを精
度良く組み立てる必要がないため、組立て工数を削減す
ることができる。
施形態における送りネジ59やナット部材58に相当す
るものがモータ5aに内蔵されているので、これら送り
ネジ59やナット部材58を別途準備する必要がなく、
部品点数を少なくすることができると共に、これらを精
度良く組み立てる必要がないため、組立て工数を削減す
ることができる。
【0034】ところで、レンズ枠3aは、ガイド軸2に
より正確に光軸Cと平行な方向に移動可能に案内されて
いるため、レンズ枠3aの駆動力が光軸Cと平行な方向
の成分を含む方向に作用すれば、レンズ枠3aは正確に
光軸方向に移動する。このため、この実施形態では、レ
ンズ枠3aを光軸方向に移動させるロータ軸51は、ほ
ぼ光軸Cと平行であればよく、さらに、レンズ枠3aと
ロータ軸51とは単に接触するのみであるから、モータ
5aを高い位置精度で固定筒1に固定しなくてもよい。
従って、部品点数の減少と相俟って、より組立て工数を
削減することができる。
より正確に光軸Cと平行な方向に移動可能に案内されて
いるため、レンズ枠3aの駆動力が光軸Cと平行な方向
の成分を含む方向に作用すれば、レンズ枠3aは正確に
光軸方向に移動する。このため、この実施形態では、レ
ンズ枠3aを光軸方向に移動させるロータ軸51は、ほ
ぼ光軸Cと平行であればよく、さらに、レンズ枠3aと
ロータ軸51とは単に接触するのみであるから、モータ
5aを高い位置精度で固定筒1に固定しなくてもよい。
従って、部品点数の減少と相俟って、より組立て工数を
削減することができる。
【0035】なお、この実施形態では、レンズ枠3aを
カメラ本体側、言い換えると、ロータ軸51側へ付勢す
るために、コイルバネ69を用いたが、本発明は、これ
に限定されるものではなく、その他の弾性部材を用いて
もよい。また、この実施形態では、レンズ枠3aに対し
てロータ軸51を光軸Cと平行な方向に相対移動不能に
するために、レンズ駆動用係合手段としてコイルバネ6
9を用いたが、この換わりに、ロータ軸51に固定さ
れ、光軸Cと平行な方向に相対移動不能にレンズ枠と係
合する連結具を用いたもよい。
カメラ本体側、言い換えると、ロータ軸51側へ付勢す
るために、コイルバネ69を用いたが、本発明は、これ
に限定されるものではなく、その他の弾性部材を用いて
もよい。また、この実施形態では、レンズ枠3aに対し
てロータ軸51を光軸Cと平行な方向に相対移動不能に
するために、レンズ駆動用係合手段としてコイルバネ6
9を用いたが、この換わりに、ロータ軸51に固定さ
れ、光軸Cと平行な方向に相対移動不能にレンズ枠と係
合する連結具を用いたもよい。
【0036】また、この実施形態において用いたモータ
は、永久磁石型のステッピングモータ5aであるが、本
発明は、これに限定されるものではなく、例えば、可変
リアクタンス型(VR型)や複合型(ハイブリッド型)
のステッピングモータを用いてもよい。また、ステッピ
ングモータに限定されるものでもなく、ロータ軸に雌ネ
ジを形成し、これに螺合するナット部材を設けることが
できるものであれば、例えば、DCモータでも、超音波
モータでもよい。
は、永久磁石型のステッピングモータ5aであるが、本
発明は、これに限定されるものではなく、例えば、可変
リアクタンス型(VR型)や複合型(ハイブリッド型)
のステッピングモータを用いてもよい。また、ステッピ
ングモータに限定されるものでもなく、ロータ軸に雌ネ
ジを形成し、これに螺合するナット部材を設けることが
できるものであれば、例えば、DCモータでも、超音波
モータでもよい。
【0037】次に、本発明に係る第4の実施形態として
のレンズ駆動機構について、図7及び図8を用いて説明
する。この実施形態は、第3の実施形態における指標環
7及びモータ5aの第2の出力部51bに対する指標環
駆動用丸ベルト63の巻付型を変えたもので、その他は
基本的に第3の実施形態と同様である。
のレンズ駆動機構について、図7及び図8を用いて説明
する。この実施形態は、第3の実施形態における指標環
7及びモータ5aの第2の出力部51bに対する指標環
駆動用丸ベルト63の巻付型を変えたもので、その他は
基本的に第3の実施形態と同様である。
【0038】モータ5aの第2の出力部51bには、図
7に示すように、プーリ65が固定されている。このプ
ーリ65には、図8に示すように、指標環駆動用ベルト
63aの中間部を固定するためのベルト取付溝65aが
形成されている。また、指標環7には、ベルト63aの
両端部をそれぞれ固定するためのベルト取付溝75a,
75bが形成されている。指標環駆動用ベルト63a
は、一方の端部が指標環7の一方のベルト取付溝75a
に嵌まり込んでここに固定され、指標環7の外周の一部
に巻き付いた後、プーリ65に数回巻き付けられ、ベル
ト中間部がプーリ65のベルト取付溝65aに嵌まり込
んでここに固定され、さらにプーリ65に数回巻き付け
られてから、指標環7の外周の一部に巻き付き、ベルト
63aの他方の端部が指標環7の他方のベルト取付溝7
5bに嵌まり込んでここに固定されている。この指標環
駆動用ベルト63aのプーリへの巻数Nは、指標環7に
設定した回転角度A°分、確実に回転できるよう、以下
の式を満たすように設定している。
7に示すように、プーリ65が固定されている。このプ
ーリ65には、図8に示すように、指標環駆動用ベルト
63aの中間部を固定するためのベルト取付溝65aが
形成されている。また、指標環7には、ベルト63aの
両端部をそれぞれ固定するためのベルト取付溝75a,
75bが形成されている。指標環駆動用ベルト63a
は、一方の端部が指標環7の一方のベルト取付溝75a
に嵌まり込んでここに固定され、指標環7の外周の一部
に巻き付いた後、プーリ65に数回巻き付けられ、ベル
ト中間部がプーリ65のベルト取付溝65aに嵌まり込
んでここに固定され、さらにプーリ65に数回巻き付け
られてから、指標環7の外周の一部に巻き付き、ベルト
63aの他方の端部が指標環7の他方のベルト取付溝7
5bに嵌まり込んでここに固定されている。この指標環
駆動用ベルト63aのプーリへの巻数Nは、指標環7に
設定した回転角度A°分、確実に回転できるよう、以下
の式を満たすように設定している。
【0039】N>D/d×A/360 なお、以上の式において、Dは指標環7の径、dはプー
リ65の径である。
リ65の径である。
【0040】以上のように、指標環駆動用丸ベルト63
aを、指標環7及びモータ5aの第2の出力部51aに
巻き付けても、基本的には、第3の実施形態と同様に、
ロータ軸51の回転で指標環7を光軸回りに回転させる
ことができる。
aを、指標環7及びモータ5aの第2の出力部51aに
巻き付けても、基本的には、第3の実施形態と同様に、
ロータ軸51の回転で指標環7を光軸回りに回転させる
ことができる。
【0041】次に、本発明に係る第5の実施形態として
のレンズ駆動機構について、図9を用いて説明する。こ
の実施形態は、第1の実施形態における固定筒1の外周
にレンズ4を手動で移動させるためのレンズ操作環9を
光軸回りに回転可能に配し、ロータ軸57にレンズ操作
環9の回転でロータ軸57を回転させるための操作環用
ギヤ(操作環用動力伝達手段)62を設けたもので、そ
の他に関しては、第1の実施形態と同様である。
のレンズ駆動機構について、図9を用いて説明する。こ
の実施形態は、第1の実施形態における固定筒1の外周
にレンズ4を手動で移動させるためのレンズ操作環9を
光軸回りに回転可能に配し、ロータ軸57にレンズ操作
環9の回転でロータ軸57を回転させるための操作環用
ギヤ(操作環用動力伝達手段)62を設けたもので、そ
の他に関しては、第1の実施形態と同様である。
【0042】レンズ操作環9の外周には、指標環7が光
軸回りに回転可能に配されている。この指標環7には、
ロータ軸57の第2の出力部57bに固定されている指
標環駆動用ギヤ(指標環用動力伝達手段)61と係合す
るギヤ71が形成されている。ロータ軸57の第2の出
力部57bには、前述した操作環用ギヤ62も固定され
ている。レンズ操作環9の外周には、この操作環用ギヤ
62と係合するギヤ92が形成されている。操作環用ギ
ヤ62とレンズ操作環9に形成されているギヤ92との
ギヤ比は、ロータ軸57の一回転当たりのレンズ操作環
9の回転角度が、ロータ軸57の一回転当たりの指標環
7の回転角度よりも大きくなるよう設定されている。
軸回りに回転可能に配されている。この指標環7には、
ロータ軸57の第2の出力部57bに固定されている指
標環駆動用ギヤ(指標環用動力伝達手段)61と係合す
るギヤ71が形成されている。ロータ軸57の第2の出
力部57bには、前述した操作環用ギヤ62も固定され
ている。レンズ操作環9の外周には、この操作環用ギヤ
62と係合するギヤ92が形成されている。操作環用ギ
ヤ62とレンズ操作環9に形成されているギヤ92との
ギヤ比は、ロータ軸57の一回転当たりのレンズ操作環
9の回転角度が、ロータ軸57の一回転当たりの指標環
7の回転角度よりも大きくなるよう設定されている。
【0043】モータ5が駆動して、ロータ軸57が回転
すると、第1の実施形態と同様に、レンズ4及びレンズ
枠3が光軸方向に移動すると共に、指標環7が光軸回り
に回転する。さらに、ロータ軸57の第2の出力部57
aに固定されている操作環用ギヤ62が、レンズ操作環
9の外周に形成されているギヤ92と係合しているた
め、レンズ操作環9も光軸回りに回転する。
すると、第1の実施形態と同様に、レンズ4及びレンズ
枠3が光軸方向に移動すると共に、指標環7が光軸回り
に回転する。さらに、ロータ軸57の第2の出力部57
aに固定されている操作環用ギヤ62が、レンズ操作環
9の外周に形成されているギヤ92と係合しているた
め、レンズ操作環9も光軸回りに回転する。
【0044】レンズ操作環9を撮影者が操作して、光軸
回りに回転させると、レンズ操作環9の外周に形成され
ているギヤ92と係合している操作環用ギヤ62が回転
する。この操作環用ギヤ62が回転すると、この操作環
用ギヤ62が固定されているロータ軸57が回転して、
レンズ4及びレンズ枠3が光軸方向に移動する。さら
に、指標環7も光軸回りに回転する。
回りに回転させると、レンズ操作環9の外周に形成され
ているギヤ92と係合している操作環用ギヤ62が回転
する。この操作環用ギヤ62が回転すると、この操作環
用ギヤ62が固定されているロータ軸57が回転して、
レンズ4及びレンズ枠3が光軸方向に移動する。さら
に、指標環7も光軸回りに回転する。
【0045】以上のように、この実施形態では、レンズ
操作環9を設けたので、レンズ4を手動で移動させるこ
とができる。しかも、レンズ操作環9の回転に伴って指
標環7も回転するので、撮影者は、手動操作時において
もレンズ移動量を認識することができる。なお、レンズ
操作環9を設けていない第1の実施形態においても、撮
影者が指標環7を回転させれば、レンズ4を手動で移動
することができる。しかしながら、この場合、指標環7
の比較的小さい回転角でレンズ4を比較的大きく移動さ
せることになるので、撮影者は比較的大きな力を必要と
する。これに対して、この実施形態では、前述したよう
に、指標環駆動用ギヤ61と指標環7に形成されている
ギヤ71とのギヤ比に対して、操作環用ギヤ62とレン
ズ操作環9に形成されているギヤ92とのギヤ比を変え
ているので、撮影者は比較的小さな力でレンズ4を移動
させることができる。
操作環9を設けたので、レンズ4を手動で移動させるこ
とができる。しかも、レンズ操作環9の回転に伴って指
標環7も回転するので、撮影者は、手動操作時において
もレンズ移動量を認識することができる。なお、レンズ
操作環9を設けていない第1の実施形態においても、撮
影者が指標環7を回転させれば、レンズ4を手動で移動
することができる。しかしながら、この場合、指標環7
の比較的小さい回転角でレンズ4を比較的大きく移動さ
せることになるので、撮影者は比較的大きな力を必要と
する。これに対して、この実施形態では、前述したよう
に、指標環駆動用ギヤ61と指標環7に形成されている
ギヤ71とのギヤ比に対して、操作環用ギヤ62とレン
ズ操作環9に形成されているギヤ92とのギヤ比を変え
ているので、撮影者は比較的小さな力でレンズ4を移動
させることができる。
【0046】次に、本発明に係る第6の実施形態として
のレンズ駆動機構について、図10を用いて説明する。
先の第5の実施形態では、指標環用動力伝達手段として
指標環駆動用ギヤ61等を用い、操作環用動力伝達手段
として操作環用ギヤ62等を用いたが、この実施形態
は、指標環用動力伝達手段として指標環駆動用ベルト6
3を用い、操作環用動力伝達手段として操作環用ベルト
64を用いたもので、その他に関しては第5の実施形態
と同様である。但し、ロータ軸57の第2の出力部57
bにおいて、指標環駆動用ベルト63が巻き付いている
部位57b1の径に対して、操作環用ベルト64が巻き
付いてる部位57b2の径の方が、第5の実施形態にお
けるギヤ比の設定と同様の理由で、大きく設定されてい
る。
のレンズ駆動機構について、図10を用いて説明する。
先の第5の実施形態では、指標環用動力伝達手段として
指標環駆動用ギヤ61等を用い、操作環用動力伝達手段
として操作環用ギヤ62等を用いたが、この実施形態
は、指標環用動力伝達手段として指標環駆動用ベルト6
3を用い、操作環用動力伝達手段として操作環用ベルト
64を用いたもので、その他に関しては第5の実施形態
と同様である。但し、ロータ軸57の第2の出力部57
bにおいて、指標環駆動用ベルト63が巻き付いている
部位57b1の径に対して、操作環用ベルト64が巻き
付いてる部位57b2の径の方が、第5の実施形態にお
けるギヤ比の設定と同様の理由で、大きく設定されてい
る。
【0047】この実施形態では、第2の実施形態と同様
に、ギヤ列が不要になり、伝達部材カバー8を小さくす
ることができる。さらに、指標環7の回転時における動
作音を小さくすることができる。
に、ギヤ列が不要になり、伝達部材カバー8を小さくす
ることができる。さらに、指標環7の回転時における動
作音を小さくすることができる。
【0048】次に、本発明に係る第7の実施形態として
のレンズ駆動機構について、図11を用いて説明する。
この実施形態は、第3の実施形態における固定筒1の外
周にレンズ4を手動で移動させるためのレンズ操作環9
を光軸回りに回転可能に配し、ロータ軸51にレンズ操
作環9の回転でロータ軸51を回転させるための操作環
用ベルト(操作環用動力伝達手段)64を設けたもの
で、その他に関しては、第3の実施形態と同様である。
のレンズ駆動機構について、図11を用いて説明する。
この実施形態は、第3の実施形態における固定筒1の外
周にレンズ4を手動で移動させるためのレンズ操作環9
を光軸回りに回転可能に配し、ロータ軸51にレンズ操
作環9の回転でロータ軸51を回転させるための操作環
用ベルト(操作環用動力伝達手段)64を設けたもの
で、その他に関しては、第3の実施形態と同様である。
【0049】レンズ操作環9の外周には、指標環7が光
軸回りに回転可能に配されている。ロータ軸51の第2
の出力部51bには、第6の実施形態と同様に、指標環
駆動用ベルト63及び操作環用ベルト64が巻き付いて
いる。指標環駆動用ベルト63は、指標環7にも巻き付
いており、操作環用ベルト64は、レンズ操作環9にも
巻き付いている。ロータ軸51の第2の出力部51b
は、指標環駆動用ベルト63が巻き付いている部位51
b1の径に対して、操作環用ベルト64が巻き付いてる
部位51b2の径の方が、第6の実施形態と同様に、大
きく設定されている。
軸回りに回転可能に配されている。ロータ軸51の第2
の出力部51bには、第6の実施形態と同様に、指標環
駆動用ベルト63及び操作環用ベルト64が巻き付いて
いる。指標環駆動用ベルト63は、指標環7にも巻き付
いており、操作環用ベルト64は、レンズ操作環9にも
巻き付いている。ロータ軸51の第2の出力部51b
は、指標環駆動用ベルト63が巻き付いている部位51
b1の径に対して、操作環用ベルト64が巻き付いてる
部位51b2の径の方が、第6の実施形態と同様に、大
きく設定されている。
【0050】この実施例では、第3の実施形態と同様
に、第6の実施形態に対して部品点数が少なくなると共
に、組立て工数を削減することができる。
に、第6の実施形態に対して部品点数が少なくなると共
に、組立て工数を削減することができる。
【0051】
【発明の効果】本発明によれば、レンズ移動量が表示さ
れている指標環を固定筒の外周側に光軸回りに回転可能
に配し、モータのロータ軸の第1の出力部でレンズを移
動させる一方で、ロータ軸の第2の出力部で指標環を回
転させているので、比較的簡単な構造で、撮影者にレン
ズ移動量を認識させることができる。
れている指標環を固定筒の外周側に光軸回りに回転可能
に配し、モータのロータ軸の第1の出力部でレンズを移
動させる一方で、ロータ軸の第2の出力部で指標環を回
転させているので、比較的簡単な構造で、撮影者にレン
ズ移動量を認識させることができる。
【図1】本発明に係る第1の実施形態としてのレンズ駆
動機構の断面図である。
動機構の断面図である。
【図2】本発明に係る第2の実施形態としてのレンズ駆
動機構の断面図である。
動機構の断面図である。
【図3】図2におけるIII−III線断面図である。
【図4】本発明に係る第3の実施形態としてのレンズ駆
動機構の断面図である。
動機構の断面図である。
【図5】本発明に係る第3の実施形態としてのレンズ駆
動機構のモータの断面図である。
動機構のモータの断面図である。
【図6】図5に示すモータにおけるロータの斜視図であ
る。
る。
【図7】本発明に係る第4の実施形態としてのレンズ駆
動機構の断面図である。
動機構の断面図である。
【図8】図7におけるVIII−VIII線断面図である。
【図9】本発明に係る第5の実施形態としてのレンズ駆
動機構の断面図である。
動機構の断面図である。
【図10】本発明に係る第6の実施形態としてのレンズ
駆動機構の断面図である。
駆動機構の断面図である。
【図11】本発明に係る第7の実施形態としてのレンズ
駆動機構の断面図である。
駆動機構の断面図である。
【図12】従来のレンズ駆動機構の断面図である。
1…固定筒、2…ガイド軸、3,3a…レンズ枠、3
3,33a…駆動力作用部、34…ロータ軸接触面、4
…レンズ、5,5a…ステッピングモータ、51,57
…ロータ軸、51a,57a…第1の出力部、51b,
57b…第2の出力部、52…ロータ、53…ナット部
材、55…ステータ、56a…モータケーシング、56
b…フランジ、58…ナット部材、59…送りネジ、6
1…指標環駆動用ギヤ、62…操作環用ギヤ、63…指
標環駆動用ベルト、64…操作環用ベルト、65…プー
リ、69…コイルバネ、7…指標環、71…(指標環
の)ギヤ、72…目盛、8…伝達部材カバー、82…矢
印、9…レンズ操作環、92…(レンズ操作環の)ギ
ヤ。
3,33a…駆動力作用部、34…ロータ軸接触面、4
…レンズ、5,5a…ステッピングモータ、51,57
…ロータ軸、51a,57a…第1の出力部、51b,
57b…第2の出力部、52…ロータ、53…ナット部
材、55…ステータ、56a…モータケーシング、56
b…フランジ、58…ナット部材、59…送りネジ、6
1…指標環駆動用ギヤ、62…操作環用ギヤ、63…指
標環駆動用ベルト、64…操作環用ベルト、65…プー
リ、69…コイルバネ、7…指標環、71…(指標環
の)ギヤ、72…目盛、8…伝達部材カバー、82…矢
印、9…レンズ操作環、92…(レンズ操作環の)ギ
ヤ。
Claims (9)
- 【請求項1】レンズを保持するレンズ枠と、回転するロ
ータ軸を有するモータと、カメラ本体に取り付けられる
固定筒とを備え、該ロータ軸の回転でレンズ枠と共にレ
ンズを光軸方向に移動させるレンズ駆動機構において、 前記モータの前記ロータ軸は、前記光軸と平行な方向に
伸び、モータケーシングの一方の端部から突出している
第1の出力部と、モータケーシングの他方の端部から突
出している第2の出力部とを有し、 前記固定筒、又は該固定筒に相対回転不能に取り付けら
れている部材の外部露出面に、前記レンズの前記光軸方
向における各移動量と、各移動量のうち実際の移動量が
どれかを示す印とのうち、いずれか一方が表示され、 前記光軸回りに回転可能に前記固定筒の外周側に配さ
れ、前記レンズの前記光軸方向における各移動量と、各
移動量のうち実際の移動量がどれかを示す印とのうち、
前記一方と近接する位置の外周面に、他方が表示されて
いる指標環と、 前記モータの駆動で前記レンズ枠が光軸方向に移動する
よう、前記ロータ軸の前記第1の出力部と該レンズ枠と
を直接又は間接的に係合させるレンズ駆動用係合手段
と、 前記ロータ軸の前記第2の出力部に係合し、該ロータ軸
の回転力を前記指標環に伝えて、該指標環を前記光軸回
りに回転させる指標環用動力伝達手段と、 を備えていることを特徴とするレンズ駆動機構。 - 【請求項2】請求項1記載のレンズ駆動機構において、 前記レンズ駆動用係合手段は、 前記光軸と平行に配され、外周に雄ネジが形成されてい
る送りネジと、 前記送りネジの前記雄ネジが螺合する雌ネジが形成され
ているナット部材と、 を有し、 前記ロータ軸の前記第1の出力部には、該ロータ軸の回
転に伴って回転するよう、前記送りネジが取り付けら
れ、前記レンズ枠には、前記ナット部材が固定されてい
ることを特徴とするレンズ駆動機構。 - 【請求項3】請求項1記載のレンズ駆動機構において、 前記モータのロータ軸は、外周に雄ネジが形成され、 前記モータは、 前記ロータ軸に対して相対回転不能で且つ光軸と平行な
方向に相対移動可能に、該ロータ軸に取り付けられてい
るロータと、 前記ロータの外周に配され、該ロータを回転させるステ
ータと、 前記ロータ及びステータを覆うモータケーシングと、 前記モータケーシングに固定され、前記ロータ軸の雄ネ
ジに螺合する雌ネジが形成されているナット部材と、 を有し、 前記レンズ駆動用係合手段は、前記光軸と平行な方向に
関し、前記ロータ軸の前記第1の出力部と前記レンズ枠
とを相対移動不能に直接又は間接的に係合させる手段で
あることを特徴とするレンズ駆動機構。 - 【請求項4】請求項3記載のレンズ駆動機構において、 前記レンズ枠には、前記第1の出力部の端部と接触する
接触面が形成され、 前記レンズ駆動用係合手段は、前記光軸と平行な方向で
あって、前記レンズ枠の前記接触面と前記第1の出力部
の端部とが接触し合う向きに、該レンズ枠を付勢する付
勢手段を有していることを特徴とするレンズ駆動機構。 - 【請求項5】請求項1、2、3又は4記載のレンズ駆動
機構において、 前記指標環用動力伝達手段は、 前記第2の出力部に固定されている指標環駆動用ギヤ
と、 前記指標環に形成され、前記指標環駆動用ギヤに係合す
るギヤと、 を有していることを特徴とするレンズ駆動機構。 - 【請求項6】請求項1、2、3又は4記載のレンズ駆動
機構において、 前記指標環用動力伝達手段は、 一部が前記第2の出力部に巻き付き、他の一部が前記指
標環に巻き付いている指標環駆動用ベルトを有している
ことを特徴とするレンズ駆動機構。 - 【請求項7】請求項1、2、3、4、5又は6記載のレ
ンズ駆動機構において、 前記光軸回りに回転可能に前記固定筒の外周に配されて
いるレンズ操作環と、 前記ロータ軸の前記第2の出力部に係合し、前記レンズ
操作環の前記光軸回りの回転力を該ロータ軸の該第2の
出力部に伝えて、該ロータ軸を回転させる操作環用動力
伝達手段と、 を備えていることを特徴とするレンズ駆動機構。 - 【請求項8】請求項7記載のレンズ駆動機構において、 前記操作環用動力伝達手段は、 前記第2の出力部に固定されているレンズ駆動用ギヤ
と、 前記操作環に形成され、前記レンズ駆動用ギヤに係合す
るギヤと、 を有していることを特徴とするレンズ駆動機構。 - 【請求項9】請求項7記載のレンズ駆動機構において、 前記操作環用動力伝達手段は、 一部が前記第2の出力部に巻き付き、他の一部が前記操
作環に巻き付いているレンズ駆動用ベルトを有している
ことを特徴とするレンズ駆動機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8273657A JPH10123393A (ja) | 1996-10-16 | 1996-10-16 | レンズ駆動機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8273657A JPH10123393A (ja) | 1996-10-16 | 1996-10-16 | レンズ駆動機構 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10123393A true JPH10123393A (ja) | 1998-05-15 |
Family
ID=17530746
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8273657A Pending JPH10123393A (ja) | 1996-10-16 | 1996-10-16 | レンズ駆動機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10123393A (ja) |
-
1996
- 1996-10-16 JP JP8273657A patent/JPH10123393A/ja active Pending
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