JPH10122529A - 回転式溶融炉設備 - Google Patents

回転式溶融炉設備

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Publication number
JPH10122529A
JPH10122529A JP8272766A JP27276696A JPH10122529A JP H10122529 A JPH10122529 A JP H10122529A JP 8272766 A JP8272766 A JP 8272766A JP 27276696 A JP27276696 A JP 27276696A JP H10122529 A JPH10122529 A JP H10122529A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
burner
furnace
fuel
waste
fluff
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8272766A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshitoshi Sekiguchi
善利 関口
Kunio Sasaki
邦夫 佐々木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Zosen Corp
Original Assignee
Hitachi Zosen Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Zosen Corp filed Critical Hitachi Zosen Corp
Priority to JP8272766A priority Critical patent/JPH10122529A/ja
Publication of JPH10122529A publication Critical patent/JPH10122529A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P40/00Technologies relating to the processing of minerals
    • Y02P40/10Production of cement, e.g. improving or optimising the production methods; Cement grinding
    • Y02P40/125Fuels from renewable energy sources, e.g. waste or biomass

Abstract

(57)【要約】 【課題】 回転式溶融炉の運転コストを低減する。 【解決手段】 炉本体11に着火の安定と炉内の高温化
のために設けたバーナーを粉体を燃料として燃焼させる
粉体バーナー15とし、固体廃棄物を粗篩器22で選別
して、粉砕機23で粉砕し、さらにこの粉砕物を細篩器
23により25mm以下のフラフ粉砕物を分離してフラ
フ燃料定量供給装置28により粉体バーナー25に供給
するように構成した。廃棄処理する固体燃料をバーナー
の燃料に使用して運転コストを低減する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シュレッダダスト
などの産業廃棄物を焼却および溶融処理する回転式溶融
炉設備に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の回転式溶融炉、溶融ロータリキル
ンは、図2に示すように、回転される炉本体1の一端側
入口部のフードに、二重ゲート付の投入口2が形成さ
れ、この投入口2から医療排気物などの有害物を含むス
ラッジ、廃塗料などを容器から取り出さず容器のままプ
ッシャーにより炉本体1内に投入される。またこの投入
口2からシュレッダダストなどのように粉砕された固形
廃棄物がスクリュフィーダにより炉本体内1に定量供給
される。また炉本体1内では、着火の安定化と炉内の高
温化の為に、バーナー3により補助燃料である灯油を燃
焼させて、投入される廃棄物を1200〜1400℃の
高温で燃焼および溶融処理を行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、補助燃料とし
て灯油を使用することで、運転コストが高くなるという
問題があった。
【0004】なお灯油に代えて廃油を補助燃料として使
用する場合もあるが、この場合には廃油の安定供給が困
難である点で問題があった。本発明のうち請求項1記載
の発明は、上記問題点を解決して、運転コストを低減で
きる回転式溶融炉設備を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の請求項1記載の発明は、横方向の軸心回りに
回転される炉本体の一端側入口部に、固体廃棄物の投入
口および液体廃棄物供給筒の少なくとも一方と、燃焼用
空気の供給口と、炉本体内を加熱するバーナーとを備
え、炉本体内を高温に加熱して廃棄物を焼却および溶融
処理する回転式溶融炉設備であって、前記バーナーを粉
体を燃料として燃焼させる粉体バーナーとし、固体廃棄
物を選別する粗選別機と、この粗選別機で選別された細
廃棄物を粉砕する粉砕機と、この粉砕機で粉砕された破
砕物から、前記粉体バーナーで燃焼可能なフラフ破砕物
を取り出す細選別機と、この細選別機で分離されたフラ
フ破砕物を前記粉体バーナに供給するフラフ燃料定量供
給装置とを具備したものである。
【0006】上記構成によれば、固体廃棄物を粉砕して
選別したフラフ破砕物を、炉本体における着火の安定化
と炉内の高温化をはかるバーナーの燃料として使用する
ので、運転コストを大幅に低減することができる。
【0007】
【発明の実施の形態】ここで、本発明に係る回転式溶融
炉設備の実施の形態を図1に基づいて説明する。図1に
おいて、11は他端出口側が幾分下方に傾斜するように
回転自在に支持された回転式溶融炉の円筒状炉本体で、
炉本体11の一端側入口部に設けられた前フード11a
には、1次燃焼空気が供給される燃焼空気口12と、ス
クリュフィーダ13aにより固体燃料を炉本体11内に
定量ずつ供給する固形廃棄物供給フィーダ13と、液体
廃棄物を炉本体11に供給する液体廃棄物供給筒(ラン
ス)14と、粉体を燃料として炉本体11内で着火の安
定化と炉内の高温化をはかる粉体バーナー(フラフバー
ナー)15とが設けられている。
【0008】また炉本体11の他端側には、炉本体11
から排出される燃焼ガスを2次燃焼バーナー16により
2次燃焼させる2次燃焼室17と、2次燃焼された排ガ
スから排熱を回収する廃熱ボイラ18と、炉本体11か
ら排出される溶融スラグを冷却して水砕スラグを生成す
る冷却水槽19が配設されている。
【0009】さらに回転式溶融炉の支援設備として、ま
ず燃焼空気口12に1次燃焼空気を供給する1次空気フ
ァン20が配置されている。また固体廃棄物供給ライン
21には、廃棄物を小廃棄物と大廃棄物とに選別する粗
選別機である粗篩器22と、粗篩器22で分離された小
廃棄物を粉砕する粉砕機23と、粉砕機23で粉砕され
た粉砕物を25mm角以下のフラフ粉砕物と、25mm
角を越える大きさの被粉砕物とに分離する細分別機であ
る細篩器24と、細篩器24で分離された比較的大きい
粗粉砕物を固形廃棄物供給ライン21に戻す廃棄物戻し
ライン25と、前記フラフ粉砕物を一旦貯留する貯留ホ
ッパ26と、この貯留ホッパ26からフラフ粉砕物をフ
ラフ燃料配管27に一定量ずつ切り出すフラフ燃料定量
供給装置28が具備されている。
【0010】また、エア供給ライン31から炉本体11
の出口にクリーニングエアを供給するキルンクリーニン
グファン32と、2次燃焼バーナー16に燃料の灯油を
供給する2次燃料ライン33が配設されている。
【0011】上記構成において、固形廃棄物供給フィー
ダ13および液体廃棄物供給筒14から軸心回りに回転
される炉本体11に廃棄物が供給され、燃焼空気口12
から1次燃焼空気が供給されて粉体バーナー15により
着火されるとともに加熱昇温され、焼却および溶融され
る。炉本体11で生成された溶融スラグは冷却水槽19
に排出されて水砕スラグが生成される。炉本体11で発
生された燃焼ガスは2次燃焼室17で2次燃焼バーナー
16によりさらに燃焼され、排熱ボイラ18で熱回収さ
れた後、処理されて排出される。
【0012】一方、固体廃棄物供給ライン21から送ら
れる固形廃棄物は、粗篩器22により小廃棄物と大廃棄
物とに選別されたうち、小廃棄物が粉砕機23に供給さ
れて粉砕され、細篩器24に送られる。そして細篩器2
4で、25mm角以下のフラフ粉砕物と、25mm角を
越える大きさの粗粉砕物とに分離される。ここで、25
mm角で分離したのは、粉体バーナーの能力に対して効
率よく燃焼可能な大きさを選択しているからである。そ
して大きい被粉砕物は固体廃棄物供給ライン21に戻さ
れて大廃棄物に合流され固形廃棄物供給フィーダ13に
送られる。またフラフ粉砕物は一旦貯留ホッパ26に供
給された後、フラフ燃料定量供給装置28を介して気送
ファン29から供給される気送空気により、フラフ燃料
配管27を介して粉体バーナー15に供給され、炉本体
11の補助燃料として燃焼される。
【0013】上記実施の形態によれば、従来では炉本体
11内で着火の安定化と炉内の高温化をはかるバーナー
の燃料としていた灯油に代えて、固形廃棄物を粉砕分離
したフラフ粉砕物を粉体バーナー15により燃焼させる
ので、炉の運転コストを大幅に低減することができる。
【0014】
【発明の効果】以上に述べたごとく本発明の請求項1記
載の発明によれば、固体廃棄物を粉砕して選別したフラ
フ粉砕物を、炉本体における着火の安定化と炉内の高温
化をはかるバーナーの燃料として使用するので、運転コ
ストを大幅に低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る回転式溶融炉設備の実施の形態を
示す構成図である。
【図2】従来の回転式溶融炉設備を示す構成図である。
【符号の説明】
11 炉本体 11a 前フード 13 固形廃棄物供給フィーダ 14 液体廃棄物供給筒 15 粉体バーナー 16 2次燃焼バーナー 17 2次燃焼室 21 固形廃棄物供給ライン 22 粗篩器(粗選別機) 23 粉砕機 24 細篩器(細選別機) 25 廃棄物戻しライン 26 貯留ホッパ 27 フラフ燃料配管 28 フラフ燃料定量供給装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI F27B 7/32 F27B 7/32 7/33 7/33

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】横方向の軸心回りに回転される炉本体の一
    端側入口部に、固体廃棄物の投入口および液体廃棄物供
    給筒の少なくとも一方と、燃焼用空気の供給口と、炉本
    体内を加熱するバーナーとを備え、炉本体内を高温に加
    熱して廃棄物を焼却および溶融処理する回転式溶融炉設
    備であって、 前記バーナーを粉体を燃料として燃焼させる粉体バーナ
    ーとし、 固体廃棄物を選別する粗選別機と、この粗選別機で選別
    された細廃棄物を粉砕する粉砕機と、この粉砕機で粉砕
    された破砕物から、前記粉体バーナーで燃焼可能なフラ
    フ破砕物を取り出す細選別機と、この細選別機で分離さ
    れたフラフ破砕物を前記粉体バーナに供給するフラフ燃
    料定量供給装置とを具備したことを特徴とする回転式溶
    融炉設備。
  2. 【請求項2】フラフ破砕物を25mm角以下としたこと
    を特徴とする請求項1記載の回転式溶融炉設備。
JP8272766A 1996-10-16 1996-10-16 回転式溶融炉設備 Pending JPH10122529A (ja)

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JP8272766A JPH10122529A (ja) 1996-10-16 1996-10-16 回転式溶融炉設備

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JP (1) JPH10122529A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006038439A (ja) * 2004-07-28 2006-02-09 Tsukishima Nittetsu Chemical Engineering Ltd 廃液焼却処理方法
JP2018040509A (ja) * 2016-09-05 2018-03-15 Jx金属株式会社 燃焼処理装置及びその操業方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006038439A (ja) * 2004-07-28 2006-02-09 Tsukishima Nittetsu Chemical Engineering Ltd 廃液焼却処理方法
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