JPH10121856A - 仮設戸および出入口戸の施工方法 - Google Patents
仮設戸および出入口戸の施工方法Info
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- JPH10121856A JPH10121856A JP27825396A JP27825396A JPH10121856A JP H10121856 A JPH10121856 A JP H10121856A JP 27825396 A JP27825396 A JP 27825396A JP 27825396 A JP27825396 A JP 27825396A JP H10121856 A JPH10121856 A JP H10121856A
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- Japan
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- door
- temporary
- temporary door
- construction
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 施工途中の建物の出入口に取付けられて、工
事関係者以外の侵入を阻止すると共に、工事用電源コー
ドの接続や配置、さらには資材,工具の搬入・搬出の障
害になりにくい仮設戸を提供する。 【解決手段】 工事用電源コードを通すための挿通部4
と施錠装置5を備え、外周部に水平基準線2および鉛直
基準線3をマーキングした仮設戸11をドア枠F1 に取
付け、工事終了時に正規のドアに取り換える。
事関係者以外の侵入を阻止すると共に、工事用電源コー
ドの接続や配置、さらには資材,工具の搬入・搬出の障
害になりにくい仮設戸を提供する。 【解決手段】 工事用電源コードを通すための挿通部4
と施錠装置5を備え、外周部に水平基準線2および鉛直
基準線3をマーキングした仮設戸11をドア枠F1 に取
付け、工事終了時に正規のドアに取り換える。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば一般住宅の
建築施工に際して、ドアや引き戸として玄関などの出入
り口に取付けられて、工事期間中の不法侵入を防止する
一方、工事の終了間際に、新しい正規のドアや引き戸に
取り換えられる仮設戸と、このような仮設戸を利用した
出入口戸の施工方法に関するものである。
建築施工に際して、ドアや引き戸として玄関などの出入
り口に取付けられて、工事期間中の不法侵入を防止する
一方、工事の終了間際に、新しい正規のドアや引き戸に
取り換えられる仮設戸と、このような仮設戸を利用した
出入口戸の施工方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般住宅の建築施工に際して、玄関を始
めとする出入口のドアや引き戸については、保安の関係
上、棟上げ直後に取付けるのが一般的である。
めとする出入口のドアや引き戸については、保安の関係
上、棟上げ直後に取付けるのが一般的である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ように、出入口のドアや引き戸を棟上げ直後という、比
較的早い段階で取付けた場合には、その後の内装工事な
どに伴う資材や工具の搬入・搬出、あるいは各種工具の
電源コードの接続に際して、ドアや引き戸の開閉が繁雑
となって、作業の円滑な進行に支障が生じるばかりでな
く、保護材によりカバーを施したとしても、資材や工具
の搬入・搬出時に、ドアや引き戸を傷付けてしまう可能
性がないとは言えない。
ように、出入口のドアや引き戸を棟上げ直後という、比
較的早い段階で取付けた場合には、その後の内装工事な
どに伴う資材や工具の搬入・搬出、あるいは各種工具の
電源コードの接続に際して、ドアや引き戸の開閉が繁雑
となって、作業の円滑な進行に支障が生じるばかりでな
く、保護材によりカバーを施したとしても、資材や工具
の搬入・搬出時に、ドアや引き戸を傷付けてしまう可能
性がないとは言えない。
【0004】また、通常、玄関ドアや引き戸のデザイン
は、図面やカタログを参照して選択することになるの
で、完成時点における建物全体とのバランスが選択時の
イメージと一致しないこともあり、このような観点から
は工事の最終段階においてドアや引き戸を取付けること
が望ましいという、保安上の問題とは相容れない問題点
があり、このような問題点を解決することが住宅等、従
来の建築施工における課題となっていた。
は、図面やカタログを参照して選択することになるの
で、完成時点における建物全体とのバランスが選択時の
イメージと一致しないこともあり、このような観点から
は工事の最終段階においてドアや引き戸を取付けること
が望ましいという、保安上の問題とは相容れない問題点
があり、このような問題点を解決することが住宅等、従
来の建築施工における課題となっていた。
【0005】
【発明の目的】本発明は、従来の建築施工における上記
課題に着目してなされたものであって、建築途中の建物
の出入口に取付けられて、工事関係者以外の侵入を阻止
すると共に、工事用電源コードの接続や配置、さらには
資材,工具の搬入・搬出の障害になりにくい仮設戸と、
このような仮設戸を用いることにより、正規のドアや引
き戸の傷や汚れを防止することのできる出入口戸の施工
方法を提供することを目的としている。
課題に着目してなされたものであって、建築途中の建物
の出入口に取付けられて、工事関係者以外の侵入を阻止
すると共に、工事用電源コードの接続や配置、さらには
資材,工具の搬入・搬出の障害になりにくい仮設戸と、
このような仮設戸を用いることにより、正規のドアや引
き戸の傷や汚れを防止することのできる出入口戸の施工
方法を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係わ
る仮設戸は、工事用の電源コードを通すための挿通部を
備えた構成としたことを特徴としており、このような仮
設戸の構成を前述した従来の課題を解決するための手段
としている。
る仮設戸は、工事用の電源コードを通すための挿通部を
備えた構成としたことを特徴としており、このような仮
設戸の構成を前述した従来の課題を解決するための手段
としている。
【0007】本発明に係わる仮設戸の実施態様として請
求項2に係わる仮設戸においては、さらに施錠装置を備
えた構成とし、同じく実施態様として請求項3に係わる
仮設戸においては、水平基準線および鉛直基準線のマー
キングが施してある構成とし、請求項4に係わる仮設戸
においては、電源コードを通す挿通部が下端側に位置し
ている構成とし、請求項5に係わる仮設戸においては、
引き戸であって、電源コードを通す挿通部が戸先側に位
置している構成とし、さらに実施態様として請求項6に
係わる仮設戸においては、ドアであって、ドア枠との間
にアームストッパを備えている構成としており、このよ
うな仮設戸の構成を前述した従来の課題を解決するため
の手段としたことを特徴としている。
求項2に係わる仮設戸においては、さらに施錠装置を備
えた構成とし、同じく実施態様として請求項3に係わる
仮設戸においては、水平基準線および鉛直基準線のマー
キングが施してある構成とし、請求項4に係わる仮設戸
においては、電源コードを通す挿通部が下端側に位置し
ている構成とし、請求項5に係わる仮設戸においては、
引き戸であって、電源コードを通す挿通部が戸先側に位
置している構成とし、さらに実施態様として請求項6に
係わる仮設戸においては、ドアであって、ドア枠との間
にアームストッパを備えている構成としており、このよ
うな仮設戸の構成を前述した従来の課題を解決するため
の手段としたことを特徴としている。
【0008】また、本発明の請求項7に係わる出入口戸
の施工方法においては、棟上げ後の建物の出入口用開口
部に配設した戸枠に取付けた仮設戸を内装工事終了後に
取外し、戸枠に組込み可能な複数の戸の中から選択した
戸に取換える構成としたことを特徴としており、本発明
の請求項7に係わる出入口戸の施工方法の実施態様とし
て請求項8に係わる施工方法においては、請求項1〜請
求項6のいずれかに記載した仮設戸を用いる構成とした
ことを特徴としており、出入口戸の施工方法におけるこ
のような構成を前述した従来の課題を解決するための手
段としている。
の施工方法においては、棟上げ後の建物の出入口用開口
部に配設した戸枠に取付けた仮設戸を内装工事終了後に
取外し、戸枠に組込み可能な複数の戸の中から選択した
戸に取換える構成としたことを特徴としており、本発明
の請求項7に係わる出入口戸の施工方法の実施態様とし
て請求項8に係わる施工方法においては、請求項1〜請
求項6のいずれかに記載した仮設戸を用いる構成とした
ことを特徴としており、出入口戸の施工方法におけるこ
のような構成を前述した従来の課題を解決するための手
段としている。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明に係わる仮設戸は、その本
体部分に、施錠装置と電源コード挿通用の挿通部を設け
たものであるが、仮設戸本体の構造としては、コストお
よび軽量化の観点から、例えば木枠に合板パネルを張り
合わせたものを用いることができる。また、施錠装置と
しては、装置自体のコストや、各種の内装工事業者に配
布するためのスペアキーが容易に作成できることなどを
考慮して、簡単な構造のものを採用することが望まし
い。
体部分に、施錠装置と電源コード挿通用の挿通部を設け
たものであるが、仮設戸本体の構造としては、コストお
よび軽量化の観点から、例えば木枠に合板パネルを張り
合わせたものを用いることができる。また、施錠装置と
しては、装置自体のコストや、各種の内装工事業者に配
布するためのスペアキーが容易に作成できることなどを
考慮して、簡単な構造のものを採用することが望まし
い。
【0010】なお、工事が終了して取り外された仮設戸
は、廃棄することなく、次の建築施工に繰り返し利用す
ることができる。
は、廃棄することなく、次の建築施工に繰り返し利用す
ることができる。
【0011】
【発明の作用】本発明の請求項1に係わる仮設戸は、工
事用電源コードを通す挿通部を備えた構成のものである
から、建築途中の建物の出入口用開口部に取付け、挿通
部に工事用の電源コードを通すことにより、仮設戸を閉
めた場合でも電源コードの接続や配置が容易なものとな
ると共に、戸枠との間に挟まれることがなくなるので電
源コードの損傷が防止される。さらに仮設戸は工事の最
終段階において取り外され、正規のドアや引き戸に取り
換えられることになるので、工事期間中に仮設戸に傷や
汚れがついたとしても支障がなく、ドアや引き戸のデザ
インを事前に決めておく必要もなくなる。
事用電源コードを通す挿通部を備えた構成のものである
から、建築途中の建物の出入口用開口部に取付け、挿通
部に工事用の電源コードを通すことにより、仮設戸を閉
めた場合でも電源コードの接続や配置が容易なものとな
ると共に、戸枠との間に挟まれることがなくなるので電
源コードの損傷が防止される。さらに仮設戸は工事の最
終段階において取り外され、正規のドアや引き戸に取り
換えられることになるので、工事期間中に仮設戸に傷や
汚れがついたとしても支障がなく、ドアや引き戸のデザ
インを事前に決めておく必要もなくなる。
【0012】本発明に係わる仮設戸の実施態様として請
求項2に係わる仮設戸においては、さらに施錠装置を備
えているので、例えば夜間や休日に施錠しておくことに
より、建物内部への不法な侵入が阻止される。また、同
じく実施態様として請求項3に係わる仮設戸には、水平
基準線および鉛直基準線のマーキングが施してあるの
で、万一施工ミスがあったとしても、ドア枠や引き戸枠
の傾きや位置ずれの発見が容易なものとなり、同じく実
施態様として請求項4に係わる仮設戸においては、電源
コード用の挿通部が仮設戸の下端側に位置しているの
で、工事用電源コードの挿通や電源への接続が容易なも
のとなり、請求項5に係わる仮設戸においては、電源コ
ード用の挿通部が引き戸である仮設戸の戸先側に位置し
ているので、同様に工事用電源コードの挿通や電源への
接続が容易なものとなり、請求項6に係わる仮設戸にお
いては、ドアとして使用され、ドア枠との間にアームス
トッパを備えているので、仮設戸を開放状態に保持して
おくことにより、資材や工具の搬入・搬出および作業者
の通行の障害にならなくなる。
求項2に係わる仮設戸においては、さらに施錠装置を備
えているので、例えば夜間や休日に施錠しておくことに
より、建物内部への不法な侵入が阻止される。また、同
じく実施態様として請求項3に係わる仮設戸には、水平
基準線および鉛直基準線のマーキングが施してあるの
で、万一施工ミスがあったとしても、ドア枠や引き戸枠
の傾きや位置ずれの発見が容易なものとなり、同じく実
施態様として請求項4に係わる仮設戸においては、電源
コード用の挿通部が仮設戸の下端側に位置しているの
で、工事用電源コードの挿通や電源への接続が容易なも
のとなり、請求項5に係わる仮設戸においては、電源コ
ード用の挿通部が引き戸である仮設戸の戸先側に位置し
ているので、同様に工事用電源コードの挿通や電源への
接続が容易なものとなり、請求項6に係わる仮設戸にお
いては、ドアとして使用され、ドア枠との間にアームス
トッパを備えているので、仮設戸を開放状態に保持して
おくことにより、資材や工具の搬入・搬出および作業者
の通行の障害にならなくなる。
【0013】また、本発明の請求項7に係わる出入口戸
の施工方法においては、棟上げ後に、仮設戸を出入口用
開口部に配設した戸枠に取付け、内装工事が終了した時
点で、この仮設戸を戸枠から取外し、この戸枠に組込み
可能な戸の中から選択した戸に取換えるようにしている
ので、正規のドアや引き戸への傷や汚れが防止されると
共に、デザインを事前に決めておく必要がなくなる。
の施工方法においては、棟上げ後に、仮設戸を出入口用
開口部に配設した戸枠に取付け、内装工事が終了した時
点で、この仮設戸を戸枠から取外し、この戸枠に組込み
可能な戸の中から選択した戸に取換えるようにしている
ので、正規のドアや引き戸への傷や汚れが防止されると
共に、デザインを事前に決めておく必要がなくなる。
【0014】さらに、本発明の請求項7に係わる出入口
戸の施工方法の実施態様として請求項8に係わる施工方
法においては、仮設戸として請求項1ないし請求項6に
係わる仮設戸を使用するようにしているので、工事用電
源コードの挿通や接続、戸枠の施工ミスの発見が容易な
ものになり、資材・工具の運搬や作業員の通行の支障に
なりにくいものとなる。
戸の施工方法の実施態様として請求項8に係わる施工方
法においては、仮設戸として請求項1ないし請求項6に
係わる仮設戸を使用するようにしているので、工事用電
源コードの挿通や接続、戸枠の施工ミスの発見が容易な
ものになり、資材・工具の運搬や作業員の通行の支障に
なりにくいものとなる。
【0015】
【実施例】以下、本発明を図面に基づいて具体的に説明
する。
する。
【0016】実施例1 図1は、本発明に係わる仮設戸の第1の実施例を示すも
のであって、この実施例では仮設戸を玄関ドアに適用し
た例について説明する。
のであって、この実施例では仮設戸を玄関ドアに適用し
た例について説明する。
【0017】すなわち、図に示す仮設戸1は、木枠の両
面に合板パネルを張り付けた構造を有し、外周縁に沿っ
て水平基準線2,2および鉛直基準線3,3がマーキン
グしてあると共に、下端側には工事用の電源コードを通
して電源に接続するための挿通部4が下端側に開口した
状態に形成されている。
面に合板パネルを張り付けた構造を有し、外周縁に沿っ
て水平基準線2,2および鉛直基準線3,3がマーキン
グしてあると共に、下端側には工事用の電源コードを通
して電源に接続するための挿通部4が下端側に開口した
状態に形成されている。
【0018】さらに、仮設戸1の戸先側となる位置に
は、施錠装置を内蔵したドアノブ5が設けてある。
は、施錠装置を内蔵したドアノブ5が設けてある。
【0019】このような構造の仮設戸1は、建築途中の
建物の棟上げ後に、玄関開口部に取付けられたドア枠F
1 内に嵌め込まれ、蝶番H,Hによってドア枠F1 に回
動自在に支持されると共に、吊元側上部の室内側におい
て、一端側をドア枠F1 に固定したアームストッパー6
の他端側が接続される。
建物の棟上げ後に、玄関開口部に取付けられたドア枠F
1 内に嵌め込まれ、蝶番H,Hによってドア枠F1 に回
動自在に支持されると共に、吊元側上部の室内側におい
て、一端側をドア枠F1 に固定したアームストッパー6
の他端側が接続される。
【0020】このようにして、玄関開口部に取付けられ
た仮設戸1は、工事期間中、施錠状態において工事関係
者以外の不法な侵入を防止して、建築途中の建物の保安
に寄与すると共に、挿通部4に電源コードを通すように
することにより、仮設戸1を閉めた状態でも工事用工具
などの電源コードの接続が可能になり、電源コードがド
ア枠F1 との間に挟まれることがなくなるので、その損
傷を防止することができる。
た仮設戸1は、工事期間中、施錠状態において工事関係
者以外の不法な侵入を防止して、建築途中の建物の保安
に寄与すると共に、挿通部4に電源コードを通すように
することにより、仮設戸1を閉めた状態でも工事用工具
などの電源コードの接続が可能になり、電源コードがド
ア枠F1 との間に挟まれることがなくなるので、その損
傷を防止することができる。
【0021】さらに、仮設戸1には水平基準線2および
鉛直基準線3がマーキングしてあるので、ドア枠F1 の
傾きや位置ずれなどの施工ミスを容易に見出だすことが
でき、早期の修正が可能になると共に、アームストッパ
ー6によって仮設戸1を開放状態に保持することができ
るので、資材の運搬や通行の妨げにならない。
鉛直基準線3がマーキングしてあるので、ドア枠F1 の
傾きや位置ずれなどの施工ミスを容易に見出だすことが
でき、早期の修正が可能になると共に、アームストッパ
ー6によって仮設戸1を開放状態に保持することができ
るので、資材の運搬や通行の妨げにならない。
【0022】内装工事が終了すると、仮設戸1は、施主
への引き渡しの直前に、ドア枠F1から取外され、この
ドア枠F1 に組込み可能な種々のドアの中から選択され
た正規のドアに取り換えられる。
への引き渡しの直前に、ドア枠F1から取外され、この
ドア枠F1 に組込み可能な種々のドアの中から選択され
た正規のドアに取り換えられる。
【0023】したがって、工事期間中に仮設戸1に傷や
汚れがついたとしても支障はなく、無傷の状態のドアを
施主に引き渡すことができると共に、建物の完成状態を
見極めたうえでドアを選択することができるようにな
る。
汚れがついたとしても支障はなく、無傷の状態のドアを
施主に引き渡すことができると共に、建物の完成状態を
見極めたうえでドアを選択することができるようにな
る。
【0024】一般に、建物の建築施工は、棟上げ後、外
装工事から内装工事へと進み、内装工事が終了したの
ち、クリーニングが行なわれ、網戸や手摺などが取付け
られるが、仮設戸1の取換えは、この網戸や手摺の取付
工事と同時に行うことができる。
装工事から内装工事へと進み、内装工事が終了したの
ち、クリーニングが行なわれ、網戸や手摺などが取付け
られるが、仮設戸1の取換えは、この網戸や手摺の取付
工事と同時に行うことができる。
【0025】実施例2 図2は、本発明に係わる仮設戸の第2の実施例を示すも
のであって、この実施例においては、仮設戸を玄関引き
戸に適用した例について説明する。
のであって、この実施例においては、仮設戸を玄関引き
戸に適用した例について説明する。
【0026】図に示す仮設戸11は、実施例1に係わる
仮設戸1と同様に、木枠と合板パネルからなる木製のも
のであって、外周縁に沿って水平基準線12,12と、
鉛直基準線13,13がマーキングしてあると共に、戸
先側には工事用の電源コードを通して電源に接続するた
めの挿通部14が戸先側に開口した状態に形成してあ
る。
仮設戸1と同様に、木枠と合板パネルからなる木製のも
のであって、外周縁に沿って水平基準線12,12と、
鉛直基準線13,13がマーキングしてあると共に、戸
先側には工事用の電源コードを通して電源に接続するた
めの挿通部14が戸先側に開口した状態に形成してあ
る。
【0027】このような構造の仮設戸11,11は、建
築途中の建物の棟上げ後に、玄関開口部に取付けられた
引き戸枠F2 内に、それぞれ引き違い状態に建て込まれ
ると共に、両仮設戸11,11の召し合わせ部にねじこ
みタイプの錠15が取付けられる。
築途中の建物の棟上げ後に、玄関開口部に取付けられた
引き戸枠F2 内に、それぞれ引き違い状態に建て込まれ
ると共に、両仮設戸11,11の召し合わせ部にねじこ
みタイプの錠15が取付けられる。
【0028】そして、引き戸枠F2 に取付けられた仮設
戸11,11は、建築工事期間中、実施例1に係わる仮
設戸1と同様に、施錠状態において玄関開口部を閉鎖
し、建物内への工事関係者以外の不法な侵入を防止す
る。
戸11,11は、建築工事期間中、実施例1に係わる仮
設戸1と同様に、施錠状態において玄関開口部を閉鎖
し、建物内への工事関係者以外の不法な侵入を防止す
る。
【0029】また、この実施例においても、同様に基準
線12,13や挿通部14が設けてあるので、引き戸枠
F2 の傾きや位置ずれがあった場合には容易に視認する
ことができると共に、電源コードの接続を容易に行うこ
とができる。
線12,13や挿通部14が設けてあるので、引き戸枠
F2 の傾きや位置ずれがあった場合には容易に視認する
ことができると共に、電源コードの接続を容易に行うこ
とができる。
【0030】内装工事が終了すると、仮設戸11,11
は、例えば網戸や手摺の取付工事と同時に、引き戸枠F
2 から取外され、この引き戸枠F2 に組込み可能な種々
の引き戸の中から選択された正規の引き戸に取り換えら
れる。
は、例えば網戸や手摺の取付工事と同時に、引き戸枠F
2 から取外され、この引き戸枠F2 に組込み可能な種々
の引き戸の中から選択された正規の引き戸に取り換えら
れる。
【0031】したがって、実施例1に係わる仮設戸1と
同様に、最終的に交換される引き戸に対する傷や汚れの
発生を防止することができると共に、建物の完成状態を
実際に確認したうえで引き戸を選択することができるよ
うになる。
同様に、最終的に交換される引き戸に対する傷や汚れの
発生を防止することができると共に、建物の完成状態を
実際に確認したうえで引き戸を選択することができるよ
うになる。
【0032】なお、この実施例においては、仮設戸1
1,11の召し合わせ部にねじこみタイプの錠15を設
置した例を示したが、この他に、例えば図3(a)に示
すようなフック16と受け金17からなる掛け金タイプ
の簡易ロックを戸先側に取付けて施錠するようになすこ
ともできる。
1,11の召し合わせ部にねじこみタイプの錠15を設
置した例を示したが、この他に、例えば図3(a)に示
すようなフック16と受け金17からなる掛け金タイプ
の簡易ロックを戸先側に取付けて施錠するようになすこ
ともできる。
【0033】すなわち、フック16は、先端部に引き戸
枠F2 に設けたストライク18(図3(b)参照)に係
合する鎌部16aを備えると共に、基端側に挿通孔16
bを有する突起片16cを備え、図3(b)に示すよう
に、ボルト16dによって仮設戸11,11の戸先側に
回動自在に取付けられる。一方、受け金17は、略
「コ」の字形断面のものであって、挿通孔17aを有す
る突片17bを備え、フック16のさらに戸先側に固定
される。
枠F2 に設けたストライク18(図3(b)参照)に係
合する鎌部16aを備えると共に、基端側に挿通孔16
bを有する突起片16cを備え、図3(b)に示すよう
に、ボルト16dによって仮設戸11,11の戸先側に
回動自在に取付けられる。一方、受け金17は、略
「コ」の字形断面のものであって、挿通孔17aを有す
る突片17bを備え、フック16のさらに戸先側に固定
される。
【0034】このような掛け金タイプの簡易ロックを施
錠するに際しては、仮設戸11を閉めた状態においてフ
ック16の鎌部16aを引き戸枠F2 のストライク18
に係止し、フック16の挿通孔16bと受け金17の挿
通孔17aに南京錠19のボルト19aを通すことによ
って施錠することができる。なお、南京錠19をダイヤ
ル式のものや、番号合わせ式のものにすることにより、
各種の工事業者にスペアキーを前もって配布しておく煩
わしさが解消される。
錠するに際しては、仮設戸11を閉めた状態においてフ
ック16の鎌部16aを引き戸枠F2 のストライク18
に係止し、フック16の挿通孔16bと受け金17の挿
通孔17aに南京錠19のボルト19aを通すことによ
って施錠することができる。なお、南京錠19をダイヤ
ル式のものや、番号合わせ式のものにすることにより、
各種の工事業者にスペアキーを前もって配布しておく煩
わしさが解消される。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
に係わる仮設戸は、工事用電源コードを通す挿通部を備
えたものであるから、建築途中の建物の出入口に取付け
ることにより、仮設戸を閉めた状態でも工事用の電源コ
ードの接続や配置を容易に行うことができ、工事の最終
段階において正規のものに取り換えられるので、工事に
伴う傷や汚れの発生が回避されると共に、建物の完成状
態を見極めたうえでドアや引き戸のデザインを選択する
ことができるようになるという極めて優れた効果をもた
らすものである。
に係わる仮設戸は、工事用電源コードを通す挿通部を備
えたものであるから、建築途中の建物の出入口に取付け
ることにより、仮設戸を閉めた状態でも工事用の電源コ
ードの接続や配置を容易に行うことができ、工事の最終
段階において正規のものに取り換えられるので、工事に
伴う傷や汚れの発生が回避されると共に、建物の完成状
態を見極めたうえでドアや引き戸のデザインを選択する
ことができるようになるという極めて優れた効果をもた
らすものである。
【0036】本発明に係わる仮設戸の実施態様として請
求項2に係わる仮設戸は、施錠装置を備えているので、
建築途中の建物の出入口に取付けて施錠しておくことに
より、建物内部への人の侵入を阻止して保安性を向上さ
せることができ、同じく実施態様として請求項3に係わ
る仮設戸においては、水平基準線および鉛直基準線のマ
ーキングが施してあるので、ドア枠や引き戸枠の取付け
ミスの確認を容易に行うことができるようになり、同じ
く実施態様として請求項4に係わる仮設戸においては、
仮設戸の下端側に挿通部が位置しているので、工事用電
源コードの挿通や電源への接続を容易に行うことがで
き、請求項5に係わる仮設戸においては、引き戸用の仮
設戸として戸先側に挿通部が位置しているので、請求項
4に係わる仮設戸と同様に、工事用電源コードの挿通お
よび電源への接続を容易に行うことができるようにな
り、さらに請求項5に係わる仮設戸においては、ドア用
の仮設戸としてドア枠との間にアームストッパが設けて
あるので、これによって仮設戸を開放状態に保持してお
くことができ、資材や工具の搬入・搬出,作業者の通行
の障害にならなくなって、作業の進行がより円滑なもの
となるというさらに優れた効果がもたらされる。
求項2に係わる仮設戸は、施錠装置を備えているので、
建築途中の建物の出入口に取付けて施錠しておくことに
より、建物内部への人の侵入を阻止して保安性を向上さ
せることができ、同じく実施態様として請求項3に係わ
る仮設戸においては、水平基準線および鉛直基準線のマ
ーキングが施してあるので、ドア枠や引き戸枠の取付け
ミスの確認を容易に行うことができるようになり、同じ
く実施態様として請求項4に係わる仮設戸においては、
仮設戸の下端側に挿通部が位置しているので、工事用電
源コードの挿通や電源への接続を容易に行うことがで
き、請求項5に係わる仮設戸においては、引き戸用の仮
設戸として戸先側に挿通部が位置しているので、請求項
4に係わる仮設戸と同様に、工事用電源コードの挿通お
よび電源への接続を容易に行うことができるようにな
り、さらに請求項5に係わる仮設戸においては、ドア用
の仮設戸としてドア枠との間にアームストッパが設けて
あるので、これによって仮設戸を開放状態に保持してお
くことができ、資材や工具の搬入・搬出,作業者の通行
の障害にならなくなって、作業の進行がより円滑なもの
となるというさらに優れた効果がもたらされる。
【0037】本発明の請求項7に係わる出入口戸の施工
方法においては、仮設戸を棟上げ後に、出入口用開口部
に配設した戸枠に取付けると共に、この仮設戸を内装工
事が終了した時点で戸枠から取外して、この戸枠に組込
み可能な複数の戸の中から選択した戸に取換えるように
しているので、最終的に組込まれた正規のドアや引き戸
への傷や汚れを防止することができると共に、デザイン
を事前に決めておく必要がなく、建物の完成状態を実際
に確認したうえで選択することができるようになるとい
う極めて優れた効果がもたらされる。
方法においては、仮設戸を棟上げ後に、出入口用開口部
に配設した戸枠に取付けると共に、この仮設戸を内装工
事が終了した時点で戸枠から取外して、この戸枠に組込
み可能な複数の戸の中から選択した戸に取換えるように
しているので、最終的に組込まれた正規のドアや引き戸
への傷や汚れを防止することができると共に、デザイン
を事前に決めておく必要がなく、建物の完成状態を実際
に確認したうえで選択することができるようになるとい
う極めて優れた効果がもたらされる。
【0038】さらに、本発明に係わる出入口戸の施工方
法の実施態様として請求項8に係わる施工方法において
は、仮設戸として請求項1ないし請求項6に係わる仮設
戸を使用するようにしているので、工事用電源コードの
挿通や接続、戸枠の施工ミスの発見を容易に行うことが
でき、資材,工具の搬入・搬出や作業員の通行をしやす
くするなど、それぞれの仮設戸の利点を享受することが
できる。
法の実施態様として請求項8に係わる施工方法において
は、仮設戸として請求項1ないし請求項6に係わる仮設
戸を使用するようにしているので、工事用電源コードの
挿通や接続、戸枠の施工ミスの発見を容易に行うことが
でき、資材,工具の搬入・搬出や作業員の通行をしやす
くするなど、それぞれの仮設戸の利点を享受することが
できる。
【図1】本発明に係わる仮設戸の第1の実施例として玄
関ドアに適用した例を示す正面図である。
関ドアに適用した例を示す正面図である。
【図2】本発明に係わる仮設戸の第2の実施例として玄
関引き戸に適用した例を示す正面図である。
関引き戸に適用した例を示す正面図である。
【図3】(a) 引き戸用の仮設戸に取付けられる施錠
装置の他の形状例を示す斜視図である。(b) 図3
(a)に示した施錠装置による施錠状態を示す説明図で
ある。
装置の他の形状例を示す斜視図である。(b) 図3
(a)に示した施錠装置による施錠状態を示す説明図で
ある。
1,11 仮設戸 2,12 水平基準線 3,13 鉛直基準線 4,14 挿通部 5,15,16,17 施錠装置 6 アームストッパー F1 ドア枠(戸枠) F2 引き戸枠(戸枠)
Claims (8)
- 【請求項1】 工事用の電源コードを通すための挿通部
を備えていることを特徴とする仮設戸。 - 【請求項2】 施錠装置を備えていることを特徴とする
請求項1記載の仮設戸。 - 【請求項3】 水平基準線および鉛直基準線のマーキン
グが施してあることを特徴とする請求項1または請求項
2記載の仮設戸。 - 【請求項4】 電源コードを通す挿通部が下端側に位置
していることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれ
かに記載の仮設戸。 - 【請求項5】 引き戸であって、電源コードを通す挿通
部が戸先側に位置していることを特徴とする請求項1な
いし請求項4のいずれかに記載の仮設戸。 - 【請求項6】 ドアであって、ドア枠との間にアームス
トッパを備えていることを特徴とする請求項1ないし請
求項4のいずれかに記載の仮設戸。 - 【請求項7】 棟上げ後の建物の出入口用開口部に配設
した戸枠に取付けた仮設戸を内装工事終了後に取外し、
戸枠に組込み可能な複数の戸の中から選択した戸に取換
えることを特徴とする出入口戸の施工方法。 - 【請求項8】 請求項1〜請求項6のいずれかに記載し
た仮設戸を用いることを特徴とする請求項7記載の出入
口戸の施工方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27825396A JPH10121856A (ja) | 1996-10-21 | 1996-10-21 | 仮設戸および出入口戸の施工方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27825396A JPH10121856A (ja) | 1996-10-21 | 1996-10-21 | 仮設戸および出入口戸の施工方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10121856A true JPH10121856A (ja) | 1998-05-12 |
Family
ID=17594766
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27825396A Pending JPH10121856A (ja) | 1996-10-21 | 1996-10-21 | 仮設戸および出入口戸の施工方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10121856A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010255396A (ja) * | 2008-08-26 | 2010-11-11 | Asahi Kasei Homes Co | 仮設扉 |
-
1996
- 1996-10-21 JP JP27825396A patent/JPH10121856A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010255396A (ja) * | 2008-08-26 | 2010-11-11 | Asahi Kasei Homes Co | 仮設扉 |
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