JPH10121821A - 羽根板の使用勝手が選択出来る調節機構付旗蝶番 - Google Patents

羽根板の使用勝手が選択出来る調節機構付旗蝶番

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JPH10121821A
JPH10121821A JP29934996A JP29934996A JPH10121821A JP H10121821 A JPH10121821 A JP H10121821A JP 29934996 A JP29934996 A JP 29934996A JP 29934996 A JP29934996 A JP 29934996A JP H10121821 A JPH10121821 A JP H10121821A
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JP
Japan
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adjusting mechanism
hinge
flag hinge
flag
blade
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JP29934996A
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English (en)
Inventor
Tokumitsu Nishimura
徳光 西村
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NISHIMURA PLASTICS PACKAGING
Nishimura KK
Original Assignee
NISHIMURA PLASTICS PACKAGING
Nishimura KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 調節機構付旗蝶番1において、羽根板3に対
する調節機構の取付け位置を、該調節機構の機能に変化
と取付に加工を伴うことなく容易に変更可能な構造とす
る。 【解決手段】 少なくとも一方向の調節機構を備えた旗
蝶番1において、羽根板3の羽根14の一面に左・右方
向の調節機構9を取付けるための長孔14Bと、該長孔
と同一形状の長孔14Cを長孔14Bの裏側に相当した
他面の位置に備え、調節機構9を該調節機構の機能と構
造を変えることなく、羽根14の表裏のいずれの面にも
取付けを可能とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、扉と扉枠からなる二つ
の部材を組合せて、該部材の間に取付けて動きを円滑に
する継手として使用される旗蝶番に関する。
【0002】
【従来の技術】蝶番は、二つの部材の間を回動自在に接
続する役目を担う部品として独立した機能を持ち、その
構成は回転軸と該回転軸を中心に左・右に配置された羽
根板とを基本とし、その多くは板金加工と切削加工の組
合せにより製造され、用途に合わせ構造面や機能面また
は外観面に改良が加えられて、非常に多種類の蝶番が製
造されるようになり利用者の選択肢が広まった。
【0003】蝶番は、比較的人目に触れ易い位置で使用
される小さな部品の故に、建築等の工事の中では取付時
期も遅く、その際の取付作業も好ましい姿勢とはいえ
ず、特に蝶番は一対で使用されるので、前記一対の蝶番
の取付け状態を同一に保つことが難しいために、一対の
蝶番の何れかを他方の蝶番に対する上・下と前・後と左
・右の三方向を対象にした調節機能付蝶番として取付作
業の改善を計ったものが使用されるようになつた。
【0004】このような調節機能付蝶番に関する出願の
うち、本願の出願人が調整蝶番の名称で出願した次の例
があり、その一つの実開平8−422号には前・後方向
に対する調節機能付蝶番が開示され、実開平8−101
9号では上・下と左・右の二方向に対する調節機能付蝶
番が開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】蝶番機能の改善がすす
むに従い、使用目的に合わせて多品種の蝶番が用意され
るので、需要者にとって選択肢が増えて便利にはなる
が、その反面では価格面で不満を感じ、供給者にとって
は市場が広がる利点があるが、例えば調節機能付蝶番は
部品点数の増加が避け難く、大きな生産量の増加も期待
できないので、生産コストの引下げを難しくする問題を
生み出す。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の課題を
解決するため、蝶番の種類の中で回転軸と羽根板の関係
が旗竿と旗に見立てられる形状を有するところから、旗
蝶番と呼ばれる種類を対象として、蝶番に付した各次元
の調節機構の内、少なくとも一つの調節機構を移動可能
とし、前記旗蝶番に要求される勝手違いを一つの種類で
対応することを可能とした羽根板の使用勝手を選択出来
る旗蝶番の技術に関する。
【0007】回転軸4を中心に左・右に配置された羽根
板2,3の大きさが、該回転軸4の長さの略中心点を境
として、いずれか一方を該境より上方に配置し、他方を
前記境より下方に配置した略半分づつの羽根板でなり、
前記回転軸4を中心に回転して一方へ片寄せた際に、左
・右羽根板2,3が重なることなく一枚の板状に配列出
来る構成とし、少なくとも羽根板の一方向の位置の調整
を単独で可能とする調節機構を備えた構造に加え、羽根
板に備えた前記調節機構の構造と機能に変化を伴うこと
なく、前記調節機構の位置変えを可能としたことを特徴
とする羽根板の使用勝手を選択出来る調節機構付旗蝶番
である。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明は、少なくとも一対で使用
される旗蝶番の回転軸同士の軸芯のズレを修正するため
に、何れか一方の旗蝶番を対象として、該旗蝶番の回転
軸と該回転軸を中心に、回動可能に配置された左・右羽
根板に備えた前記回転軸の軸芯の調整機構の取付位置を
変えることにより、旗蝶番本体の形状に関わりなく勝手
違いの旗蝶番として使用を可能とするものである。
【0009】一般的形状の蝶番の場合、回転軸を中心に
左・右に配された羽根板の外形は、ほぼ対称形状である
ことが多く、該回転軸を中心に何れかの羽根板を片方の
羽根板上に重ねることが出来るが、旗蝶番の場合は左・
右に配された羽根板は、夫々高さ方向が短く非対称形状
であるために、何れかの羽根板を片方の羽根板方向に回
転せしめると、羽根板同士は形状の相互補完をするよう
に一枚の羽根板様に並べることが出来る。
【0010】本発明は、上記の旗蝶番の構造の特徴を捉
えて、回転軸と羽根板の基本構造を変えることなく、軸
芯の調節機構を羽根板の前後の何れの側にも容易に取付
可能とする構造としたので、例えば開閉方向が夫々異な
る複数の扉と扉枠が存在しても、一種類の手持ちの旗蝶
番で前記調節機構の取付位置を変えることで、勝手違い
に対応可能としたものである。
【0011】
【作用】本発明になる調節機構付旗蝶番は、取付対象物
により旗蝶番の基本構成と調節機能に変化を伴うことな
く、迅速に仕様を変更し勝手違いの調節機構付旗蝶番と
して使用することができる。
【0012】
【実施例】図1は調節機構付旗蝶番1の正面図で、羽根
板2,3と回転軸4と軸受付スリーブ5とぎぼし6,7
の基本部品からなる構成に加えて、羽根板2に取付けら
れた上・下と左・右各方向の調節機構8,9と羽根板3
に取付けられた前・後方向の調節機構10とによって構
成され、図2は調節機構付旗蝶番1の背面図を図3はそ
の側面図を示す。
【0013】羽根板2,3は、何れも方形状の板の端を
丸めて管部11,12と羽根13,14とし、管部1
1,12の中心を通る中心線に沿う平面と、該各管部の
内面の延長上にある羽根13,14の各面が一致するよ
うに加工され、羽根14は調節機構9の調節台24と嵌
合しあうように上・下が平行で僅かに削り込まれ、羽根
13,14の各面には取付孔が設けられる。
【0014】羽根板2の管部11の上端には、穴付ネジ
とナットからなる上・下方向の調節機構8(詳細図示せ
ず)を内蔵したぎぼし6が装着され、羽根板3の管部1
2の下端には、単にぎぼし7のみが装着され、管部11
の下端には軸受付スリーブ5を介して回転軸4の上端が
着脱可能に遊合され、回転軸4の下端は羽根板3の管部
12の上端に圧入により嵌装された後、回り止めのピン
が打ち込まれる。
【0015】このような部品で組立られた旗蝶番の特徴
は、回転軸4の上・下方向の中間を境として、羽根板2
が回転軸4の回りに回動自在にまた回転軸4に固定され
た羽根板3が、夫々上・下各半分を占めるように配置さ
れるので、一般的な形状の蝶番のように左・右の羽根板
が重なることがなく、本発明はこの特徴を巧みに利用
し、一つの型から容易に勝手違いに改造を可能とした旗
蝶番の製造に成功したものである。
【0016】図4は、左・右方向の調節機構9を中心と
した展開図で、羽根板3の羽根14の面に取付けられた
調節台24は樹脂製からなり、調節カム21を内蔵する
収納孔23付で、金属製台座22を格納する窪み25と
多数の共用孔26と調節カム案内孔27を持ち、金属製
台座22の反対面に摺動面28を有する構成の調節機構
9が取付けられるので、羽根14の面上には、調節カム
21の頭部が突出する孔14Aと、羽根板3が調節カム
21の動きに合わせ摺動面28に沿う移動代と見合う長
孔14Bが備えられ、同長孔は皿頭付ネジ15を使用す
るので孔周囲が斜めに加工されている。
【0017】本発明では、羽根14の一面に開けた長孔
14Bと同一寸法で、羽根14の他面にも長孔14Cを
備えるもので、この加工によって調節機構9は皿頭付ネ
ジ15を除くと容易に羽根14から取外せるので、他面
に移動し何の加工も伴うことなく再取付けすることが可
能となり、この作業により図5(A)から図5(B)に
示すように使用勝手を変えることができる。
【0018】尚、調節機構10についても、調節機構9
と同様の手段により取付位置の変更を可能としてもよい
が、調節機構9,10の双方に備える必要性は少なく、
優先する対象を調節機構9とするのが好ましく、また調
節機構の構造からして上・下方向の調節機構8は旗蝶番
の特徴である羽根板2が、回転軸4に対して着脱自在の
構造からして位置の変更を必要とするものではない。
【0019】
【効果】本発明の羽根板の使用勝手が選択出来る調整機
構付旗蝶番の使用により下記の効果をもたらした。 調整機構付旗蝶番の勝手違いを別々に製作する必要が
なく、共用できるので製造コストの低減に役立った。 調整機構付旗蝶番は、現場施工の際に特別の加工を加
えることなく調整機構の位置を変更するだけで使用勝手
の変更が出来るので、前記調整機構付旗蝶番の調達の際
に、形式識別の要がなくなった。 調整機構の位置変更による使用勝手の変更は、前記調
整機構の能力と取扱いの手間に何ら変化をもたらすこと
はなかった。
【図面の簡単な説明】
【図1】 調整機構付旗蝶番の正面図である。
【図2】 調整機構付旗蝶番の背面図である。
【図3】 調整機構付旗蝶番の側面図である。
【図4】 左・右方向用調節機構の展開図である。
【図5】 (A)は図1通りの調節機構付旗蝶番、
(B)は図1とは逆付けの調節機構付旗蝶番の各斜視図
である。
【符号の説明】
1 旗蝶番 2,3 羽根板 4 回転軸 8 上・下方向調整機構 9 左・右方向調整機構 10 前・後方向調整機構 21 調節カム 22 金属製台座 24 樹脂製調節台

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転軸(4)を中心に左・右に配置され
    た羽根板(2,3)の大きさが、回転軸(4)の長さの
    略中心点を境として、いずれか一方を該境より上方に配
    置し、他方を前記境より下方に配置した略半分づつの羽
    根板でなり、回転軸(4)を中心に回転して一方へ片寄
    せた際に、左・右羽根板(2,3)が重なることなく一
    枚の板状に配列出来る構成とし、少なくとも羽根板の一
    方向の位置の調整を単独で可能とする調節機構を備えた
    構造に加え、 羽根板に備えた前記調節機構の構造と機能に変化を伴う
    ことなく、前記調節機構の位置変えを可能としたことを
    特徴とする羽根板の使用勝手を選択出来る調節機構付旗
    蝶番。
  2. 【請求項2】 単独で位置の調整を可能とする調節機構
    が、左・右方向の調節機構(9)であることを特徴とす
    る請求項1に記載の羽根板の使用勝手を選択出来る調節
    機構付旗蝶番。
  3. 【請求項3】 単独で位置の調整を可能とする調節機構
    が、前・後と左・右の二方向の調節機構(9,10)で
    あることを特徴とする請求項1に記載の羽根板の使用勝
    手を選択出来る調節機構付旗蝶番。
JP29934996A 1996-10-22 1996-10-22 羽根板の使用勝手が選択出来る調節機構付旗蝶番 Pending JPH10121821A (ja)

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ID=17871410

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012097407A (ja) * 2010-10-29 2012-05-24 Sanyo Electric Co Ltd ヒンジ装置及びそれを用いた超低温フリーザ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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