JPH10121161A - アルミニウム等の炉の炉壁堆積物除去方法 - Google Patents
アルミニウム等の炉の炉壁堆積物除去方法Info
- Publication number
- JPH10121161A JPH10121161A JP31253596A JP31253596A JPH10121161A JP H10121161 A JPH10121161 A JP H10121161A JP 31253596 A JP31253596 A JP 31253596A JP 31253596 A JP31253596 A JP 31253596A JP H10121161 A JPH10121161 A JP H10121161A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- furnace
- aluminum
- deposit
- furnace wall
- wall
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Waste-Gas Treatment And Other Accessory Devices For Furnaces (AREA)
- Manufacture And Refinement Of Metals (AREA)
- Furnace Charging Or Discharging (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】本発明はアルミニウム等の炉の炉壁に付着した
アルミニウム酸化物系の堆積物を容易にしかもほぼ完全
に除去することの出来るアルミニウム等の炉の炉壁堆積
物除去方法の提供を目的とする。 【構成】本発明のアルミニウム等の炉の炉壁堆積物除去
方法は不活性ガスを用いてフラックスを吹付けるため堆
積物の表面は広範囲に還元されもろくなり容易にしかも
ほぼ完全に炉壁堆積物を除去することが出来、溶湯を抜
き取る等の操業停止をする必要がなく及び除去後に炉壁
堆積物の混入した溶湯はのろを取り除き脱酸処理を行な
えば再度使用することが可能であるい。
アルミニウム酸化物系の堆積物を容易にしかもほぼ完全
に除去することの出来るアルミニウム等の炉の炉壁堆積
物除去方法の提供を目的とする。 【構成】本発明のアルミニウム等の炉の炉壁堆積物除去
方法は不活性ガスを用いてフラックスを吹付けるため堆
積物の表面は広範囲に還元されもろくなり容易にしかも
ほぼ完全に炉壁堆積物を除去することが出来、溶湯を抜
き取る等の操業停止をする必要がなく及び除去後に炉壁
堆積物の混入した溶湯はのろを取り除き脱酸処理を行な
えば再度使用することが可能であるい。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はアルミニウム溶解炉、反
射炉等のアルミニウム等の炉の炉壁に付着したアルミニ
ウム酸化物系の堆積物を容易に除去するアルミニウム等
の炉の炉壁堆積物除去方法に関するものである。
射炉等のアルミニウム等の炉の炉壁に付着したアルミニ
ウム酸化物系の堆積物を容易に除去するアルミニウム等
の炉の炉壁堆積物除去方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来においてアルミニウム等の炉の炉壁
に付着したアルミニウム酸化物系の堆積物を容易にしか
も完全に除去する方法はなかった。
に付着したアルミニウム酸化物系の堆積物を容易にしか
も完全に除去する方法はなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は以上の従来の
課題を解決しアルミニウム等の炉の炉壁に付着したアル
ミニウム酸化物系の堆積物を容易にしかもほぼ完全に除
去することの出来るアルミニウム等の炉の炉壁堆積物除
去方法の提供を目的とする。
課題を解決しアルミニウム等の炉の炉壁に付着したアル
ミニウム酸化物系の堆積物を容易にしかもほぼ完全に除
去することの出来るアルミニウム等の炉の炉壁堆積物除
去方法の提供を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は以上の目的達成
のために還元反応に発熱を伴わないフラックスであって
各成分の純度の高いものを不活性ガスと共にアルミニウ
ム等の炉の炉壁堆積物の表面に吹き付けた後その表面を
削り取るアルミニウム等の炉の炉壁堆積物除去方法等を
提案するものである。
のために還元反応に発熱を伴わないフラックスであって
各成分の純度の高いものを不活性ガスと共にアルミニウ
ム等の炉の炉壁堆積物の表面に吹き付けた後その表面を
削り取るアルミニウム等の炉の炉壁堆積物除去方法等を
提案するものである。
【0005】
【実施例】以下本発明のアルミニウム等の炉の炉壁堆積
物除去方法を図面に示す実施例に従い説明する。図1は
本発明のアルミニウム等の炉の炉壁堆積物除去方法を示
し、該除去方法はアルミニウム溶解炉、反射炉等のアル
ミニウム等の炉の炉壁(1)に付着したアルミニウム酸
化物系の堆積物(3)を除去するためのものである。
物除去方法を図面に示す実施例に従い説明する。図1は
本発明のアルミニウム等の炉の炉壁堆積物除去方法を示
し、該除去方法はアルミニウム溶解炉、反射炉等のアル
ミニウム等の炉の炉壁(1)に付着したアルミニウム酸
化物系の堆積物(3)を除去するためのものである。
【0006】まず炉の加熱を停止することが望ましいが
炉内の温度は650乃至750℃程度が望ましい。溶湯
(2)は出来るだけ堆積物(3)が露出する程度のレベ
ルまで下げる必要があるが溶湯(2)を抜き取る必要は
ない。以上の状態で吹付け装置(5)によりアルゴン、
チッ素等の望ましくは水分をほとんど含有しない不活性
ガス(7)と共に還元反応に発熱を伴わないフラックス
(6)を吹付け口(8)から吹付ける。
炉内の温度は650乃至750℃程度が望ましい。溶湯
(2)は出来るだけ堆積物(3)が露出する程度のレベ
ルまで下げる必要があるが溶湯(2)を抜き取る必要は
ない。以上の状態で吹付け装置(5)によりアルゴン、
チッ素等の望ましくは水分をほとんど含有しない不活性
ガス(7)と共に還元反応に発熱を伴わないフラックス
(6)を吹付け口(8)から吹付ける。
【0007】フラックス(6)の化学成分は例えばN
a:2乃至6%、K:32乃至40%、CL:8乃至1
3%、F:35乃至43%、Al:8乃至13%の場
合、K:35乃至43%、CL:3乃至7%、F:40
乃至48%及びAl:9乃至14%の場合がある。フラ
ックス(6)の成分は以下の通り: 食塩 10〜21%(望ましくは15〜16%) 塩化カリウム 3〜10%(望ましくは 4〜 5%) カリ氷晶石 70〜90%(望ましくは78〜82%) 該フラックス(6)はアルミニウム酸化物を還元反応に
発熱を伴わず還元してアルミニウムにするものである。
a:2乃至6%、K:32乃至40%、CL:8乃至1
3%、F:35乃至43%、Al:8乃至13%の場
合、K:35乃至43%、CL:3乃至7%、F:40
乃至48%及びAl:9乃至14%の場合がある。フラ
ックス(6)の成分は以下の通り: 食塩 10〜21%(望ましくは15〜16%) 塩化カリウム 3〜10%(望ましくは 4〜 5%) カリ氷晶石 70〜90%(望ましくは78〜82%) 該フラックス(6)はアルミニウム酸化物を還元反応に
発熱を伴わず還元してアルミニウムにするものである。
【0008】フラックス(6)を不活性ガス(7)と共
に吹付け口(8)からアルミニウム等の炉の炉壁(1)
の堆積物(3)の表面に吹付ける。これによりフラック
ス(6)は堆積物(3)の表面に広範囲に付着する。付
着したフラックス(6)は堆積物(3)の主成分である
アルミニウム酸化物を還元しアルミニウムにする。この
還元作用は炉内温度が650乃至750℃程度であれば
反応が促進される。
に吹付け口(8)からアルミニウム等の炉の炉壁(1)
の堆積物(3)の表面に吹付ける。これによりフラック
ス(6)は堆積物(3)の表面に広範囲に付着する。付
着したフラックス(6)は堆積物(3)の主成分である
アルミニウム酸化物を還元しアルミニウムにする。この
還元作用は炉内温度が650乃至750℃程度であれば
反応が促進される。
【0009】吹付け後エヤーブレーカー等で堆積物
(3)の表面を削ることによりもろくなっている堆積物
(3)は容易に削り取られていく。アルミニウム酸化物
がβ結晶の内は表面乃至内部まで柔らかくなり比較的ス
ムーズに除去されていく。アルミニウム酸化物がα結晶
にまで進行し安定した化合物になっている場合にはフラ
ックス(6)を不活性ガス(7)と共に吹付けた後でも
表面は固いが内部は柔らかくなっているため表面は割れ
易くその殻を突き破った後はβ結晶の場合ほどではない
が削ることが出来る(従来はこの様なことが全く出来な
かった)。以上の結果堆積物(3)は容易にしかもほぼ
完全に除去されていく。次に処理をしようとしている場
所の雰囲気温度が例えば炉の扉の近くで650乃至75
0℃程度より低い場合はアルミニウム等の炉の炉壁堆積
物をプロパン等の燃焼炎で局所的に加熱した後還元反応
に発熱を伴わないフラックスを不活性ガスと共に前記炉
壁堆積物の表面に吹き付ける。更に除去が困難な場合に
ついては前述の通り燃焼炎で局所的に加熱すると共にブ
レーカー等を用いて堆積物(3)を削り取ることも可能
である。一方フラックス(6)についてであるが以下の
成分: 食塩 10〜21%(望ましくは15〜16%) 塩化カリウム 3〜10%(望ましくは 4〜 5%) カリ氷晶石 70〜90%(望ましくは78〜82%) 以上の各成分は純度の高いものを用いるものであり不活
性ガスと共にアルミニウム等の炉の炉壁堆積物の表面に
吹き付けることにより効果がより発揮される。。
(3)の表面を削ることによりもろくなっている堆積物
(3)は容易に削り取られていく。アルミニウム酸化物
がβ結晶の内は表面乃至内部まで柔らかくなり比較的ス
ムーズに除去されていく。アルミニウム酸化物がα結晶
にまで進行し安定した化合物になっている場合にはフラ
ックス(6)を不活性ガス(7)と共に吹付けた後でも
表面は固いが内部は柔らかくなっているため表面は割れ
易くその殻を突き破った後はβ結晶の場合ほどではない
が削ることが出来る(従来はこの様なことが全く出来な
かった)。以上の結果堆積物(3)は容易にしかもほぼ
完全に除去されていく。次に処理をしようとしている場
所の雰囲気温度が例えば炉の扉の近くで650乃至75
0℃程度より低い場合はアルミニウム等の炉の炉壁堆積
物をプロパン等の燃焼炎で局所的に加熱した後還元反応
に発熱を伴わないフラックスを不活性ガスと共に前記炉
壁堆積物の表面に吹き付ける。更に除去が困難な場合に
ついては前述の通り燃焼炎で局所的に加熱すると共にブ
レーカー等を用いて堆積物(3)を削り取ることも可能
である。一方フラックス(6)についてであるが以下の
成分: 食塩 10〜21%(望ましくは15〜16%) 塩化カリウム 3〜10%(望ましくは 4〜 5%) カリ氷晶石 70〜90%(望ましくは78〜82%) 以上の各成分は純度の高いものを用いるものであり不活
性ガスと共にアルミニウム等の炉の炉壁堆積物の表面に
吹き付けることにより効果がより発揮される。。
【0010】
【発明の効果】本発明のアルミニウム等の炉の炉壁堆積
物除去方法は以上の通りでありその効果を次に列記す
る。 (1)本発明のアルミニウム等の炉の炉壁堆積物除去方
法は特に不活性ガスでアルミニウム酸化物にフラックス
を吹付けるため堆積物は広範囲に還元されもろくなる。 (2)本発明のアルミニウム等の炉の炉壁堆積物除去方
法は特に不活性ガスで吹付けるため溶湯を抜き取る等の
操業停止をする必要がない。 (3)本発明のアルミニウム等の炉の炉壁堆積物除去方
法は特に除去後に炉壁堆積物の混入した溶湯はのろを取
り除き脱酸処理を行なえば再度使用することが可能であ
る。
物除去方法は以上の通りでありその効果を次に列記す
る。 (1)本発明のアルミニウム等の炉の炉壁堆積物除去方
法は特に不活性ガスでアルミニウム酸化物にフラックス
を吹付けるため堆積物は広範囲に還元されもろくなる。 (2)本発明のアルミニウム等の炉の炉壁堆積物除去方
法は特に不活性ガスで吹付けるため溶湯を抜き取る等の
操業停止をする必要がない。 (3)本発明のアルミニウム等の炉の炉壁堆積物除去方
法は特に除去後に炉壁堆積物の混入した溶湯はのろを取
り除き脱酸処理を行なえば再度使用することが可能であ
る。
【図1】本発明のアルミニウム等の炉の炉壁堆積物除去
方法の概念図
方法の概念図
1 炉壁 2 溶湯 3 堆積物 5 吹付け装置 6 フラックス 7 不活性ガス
Claims (2)
- 【請求項1】還元反応に発熱を伴わないフラックスであ
って各成分の純度の高いものを不活性ガスと共にアルミ
ニウム等の炉の炉壁堆積物の表面に吹き付けた後その表
面を削り取るアルミニウム等の炉の炉壁堆積物除去方法 - 【請求項2】アルミニウム等の炉の炉壁堆積物をプロパ
ン等の燃焼炎で局所的に加熱した後還元反応に発熱を伴
わないフラックスを不活性ガスと共に前記炉壁堆積物の
表面に吹き付けその表面を削り取るアルミニウム等の炉
の炉壁堆積物除去方法
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31253596A JPH10121161A (ja) | 1996-10-17 | 1996-10-17 | アルミニウム等の炉の炉壁堆積物除去方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31253596A JPH10121161A (ja) | 1996-10-17 | 1996-10-17 | アルミニウム等の炉の炉壁堆積物除去方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10121161A true JPH10121161A (ja) | 1998-05-12 |
Family
ID=18030400
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31253596A Pending JPH10121161A (ja) | 1996-10-17 | 1996-10-17 | アルミニウム等の炉の炉壁堆積物除去方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10121161A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104797721A (zh) * | 2012-11-14 | 2015-07-22 | 奥图泰(芬兰)公司 | 在悬浮熔炼炉中熔炼有色金属硫化物的方法和悬浮熔炼炉 |
-
1996
- 1996-10-17 JP JP31253596A patent/JPH10121161A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104797721A (zh) * | 2012-11-14 | 2015-07-22 | 奥图泰(芬兰)公司 | 在悬浮熔炼炉中熔炼有色金属硫化物的方法和悬浮熔炼炉 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20040210 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |