JPH1011997A - 不揮発性半導体記憶装置 - Google Patents

不揮発性半導体記憶装置

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JPH1011997A
JPH1011997A JP16303896A JP16303896A JPH1011997A JP H1011997 A JPH1011997 A JP H1011997A JP 16303896 A JP16303896 A JP 16303896A JP 16303896 A JP16303896 A JP 16303896A JP H1011997 A JPH1011997 A JP H1011997A
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JP
Japan
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potential
memory cell
level
circuit
terminal
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JP16303896A
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Takashi Hirose
貴志 広瀬
Michio Kurihara
美智男 栗原
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 TEGを設けず、実際のメモリセルを検査
し、歩留り向上を図る。 【解決手段】 OR回路22には、高電位検知回路21
の出力と、モ−ド設定端子23に印加される電位が入力
される。モ−ド設定端子23に“H”レベルの電位を印
加すると、OR回路22は、高電位検知回路21の出力
のレベルにかかわらず、常に“H”レベルの電位を出力
するため、書き込み回路19は、動作可能になる。この
時、VPP端子20に高電位VPP(>VCC)を印加
すれば、メモリセルの書き込み特性の検査を行うことが
でき、VPP端子20に電源電位VCCを印加すれば、
メモリセルのオン・オフ特性の検査を行うことができ
る。一方、モ−ド設定端子23に“L”レベルの電位を
印加すれば、通常動作を行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、EPROMなどの
不揮発性半導体記憶装置において、メモリセルの電気的
特性を評価する際に使用されるものである。
【0002】
【従来の技術】従来、EPROMなどの不揮発性半導体
記憶装置の製造段階において、メモリセルの電気的特性
を評価する場合、直接、メモリセルの特性を評価するこ
となく、ウェハ内の任意の位置に設けられたTEG(テ
ストエレメントグル−プ)を検査し、その検査結果に基
づいてメモリセルの特性を評価していた。
【0003】即ち、図7及び図8に示すように、ウェハ
11のチップ領域12内の任意の位置又はウェハ11の
ダイシングライン13内にテスト用メモリセルを形成
し、このテスト用メモリセルについて書き込み特性やオ
ン・オフ特性などの検査を行っていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このようなTEGの検
査によりメモリセルの特性を評価する場合、製造プロセ
スの条件は、当然にTEGを構成するテスト用メモリセ
ルの特性により決定される。しかし、TEGを構成する
テスト用メモリセルは、数個程度であり、実際にメモリ
セルアレイを構成するメモリセルの数とは相当に異なっ
ている。
【0005】このため、TEGにおけるテスト用メモリ
セルのドレイン容量及びゲ−ト抵抗などは、実際にメモ
リセルアレイを構成するメモリセルのドレイン容量及び
ゲ−ト抵抗などと異なる。
【0006】従って、製造プロセスの条件をTEGの検
査結果に基づいて決定しても、マ−ジン不足、素子不良
などが生じ、製造歩留りの向上が図れない。また、製造
段階が終了し、完成品(メモリIC)を出荷した後にお
いて、完成品に不良が生じた場合には、当該完成品を破
壊することなく、不良箇所を特定することができない。
【0007】従って、完成品の出荷後の不良(市場不
良)箇所は、TEGの検査結果から推定するしかない。
本発明は、上記欠点を解決すべくなされたもので、その
目的は、TEGをウェハ内に設けることなく、実際のメ
モリセルの特性を検査し得る手段を設け、実際のメモリ
セルを検査することにより製造プロセスの条件を最適な
値に設定し、製造歩留りの向上を図ることである。ま
た、本発明の目的は、完成品の出荷後の不良(市場不
良)について、非破壊で、不良箇所を特定することであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の不揮発性半導体記憶装置は、メモリセルア
レイと、前記メモリセルアレイのメモリセルを選択する
デコ−ダと、第1電位又は前記第1電位よりも大きい第
2電位が印加されるVPP端子と、前記VPP端子に前
記第2電位が印加された場合に、前記デコ−ダにより選
択されたメモリセルに前記第2電位を与えてデ−タの書
き込みを行うための書き込み回路と、前記VPP端子に
前記第1電位が印加された場合に、前記デコ−ダにより
選択されたメモリセルのデ−タを読み出すための読み出
し回路とを有し、さらに、モ−ド設定端子と、前記モ−
ド設定端子に第1レベルの電位が印加された場合には、
前記VPP端子に印加される電位にかかわらず前記書き
込み回路を動作させ、前記デコ−ダにより選択されたメ
モリセルの検査を行い、前記モ−ド設定端子に第2レベ
ルの電位が印加された場合には、前記VPP端子に印加
される電位に応じて通常の書き込み動作又は読み出し動
作を行うモ−ド設定手段とを備えている。
【0009】この場合、前記モ−ド設定手段は、例え
ば、前記VPP端子に印加される電位に応じて決定され
る電位のレベルと、前記モ−ド設定端子に印加される電
位のレベルの論理をとるロジック回路から構成される。
【0010】本発明の不揮発性半導体記憶装置は、メモ
リセルアレイと、前記メモリセルアレイのメモリセルを
選択するデコ−ダと、第1電位又は前記第1電位よりも
大きい第2電位が印加されるVPP端子と、前記VPP
端子に前記第2電位が印加された場合に、前記デコ−ダ
により選択されたメモリセルに前記第2電位を与えてデ
−タの書き込みを行うための書き込み回路と、前記VP
P端子に前記第1電位が印加された場合に、前記デコ−
ダにより選択されたメモリセルのデ−タを読み出すため
の第1読み出し回路とを有し、さらに、前記メモリセル
アレイのメモリセルのうちモ−ド設定用のメモリセルの
デ−タのみを専用に読み出すための第2読み出し回路
と、所定のアドレス信号を前記デコ−ダに与えて前記モ
−ド設定用のメモリセルを選択し、前記第2読み出し回
路により前記モ−ド設定用のメモリセルのデ−タを読み
出すための手段と、前記モ−ド設定用のメモリセルから
読み出されるデ−タが第1レベルの電位の場合には、前
記VPP端子に印加される電位にかかわらず前記書き込
み回路を動作させ、前記デコ−ダにより選択されるメモ
リセルの検査を行うモ−ド設定手段とを備えている。
【0011】この場合、前記モ−ド設定手段は、例え
ば、前記VPP端子に印加される電位に応じて決定され
る電位のレベルと、前記モ−ド設定用のメモリセルから
読み出されるデ−タの電位のレベルの論理をとるロジッ
ク回路から構成される。
【0012】本発明の不揮発性半導体記憶装置は、メモ
リセルアレイと、前記メモリセルアレイのメモリセルを
選択するデコ−ダと、第1電位又は前記第1電位よりも
大きい第2電位が印加されるVPP端子と、前記VPP
端子に前記第2電位が印加された場合に、前記デコ−ダ
により選択されたメモリセルに前記第2電位を与えてデ
−タの書き込みを行うための書き込み回路と、前記VP
P端子に前記第1電位が印加された場合に、前記デコ−
ダにより選択されたメモリセルのデ−タを読み出すため
の読み出し回路とを有し、さらに、切断箇所を有し、前
記切断箇所の切断の有無により第1レベル又は第2レベ
ルの電位を出力する電位供給手段と、前記電位供給手段
が前記第1レベルの電位を出力する場合には、前記VP
P端子に印加される電位にかかわらず前記書き込み回路
を動作させ、前記デコ−ダにより選択されたメモリセル
の検査を行い、前記電位供給手段が前記第2レベルの電
位を出力する場合には、前記VPP端子に印加される電
位に応じて通常の書き込み動作又は読み出し動作を行う
モ−ド設定手段とを備えている。
【0013】この場合、前記モ−ド設定手段は、例え
ば、前記VPP端子に印加される電位に応じて決定され
る電位のレベルと、前記電位供給手段から出力される電
位のレベルの論理をとるロジック回路から構成される。
【0014】本発明の不揮発性半導体記憶装置は、メモ
リセルアレイと、前記メモリセルアレイのメモリセルを
選択するデコ−ダと、第1電位又は前記第1電位よりも
大きい第2電位が印加されるVPP端子と、前記VPP
端子に前記第2電位が印加された場合に、前記デコ−ダ
により選択されたメモリセルに前記第2電位を与えてデ
−タの書き込みを行うための書き込み回路と、前記VP
P端子に前記第1電位が印加された場合に、前記デコ−
ダにより選択されたメモリセルのデ−タを読み出すため
の読み出し回路とを有し、さらに、制御信号に応じて第
1レベル又は第2レベルの電位を切り替えて出力するス
イッチと、前記スイッチが前記第1レベルの電位を出力
する場合には、前記VPP端子に印加される電位にかか
わらず前記書き込み回路を動作させ、前記デコ−ダによ
り選択されたメモリセルの検査を行い、前記スイッチが
前記第2レベルの電位を出力する場合には、前記VPP
端子に印加される電位に応じて通常の書き込み動作又は
読み出し動作を行うモ−ド設定手段とを備えている。
【0015】この場合、前記モ−ド設定手段は、例え
ば、前記VPP端子に印加される電位に応じて決定され
る電位のレベルと、前記スイッチから出力される電位の
レベルの論理をとるロジック回路から構成される。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、本発
明の不揮発性半導体記憶装置について詳細に説明する。
図1は、本発明の第1実施の形態に関わる不揮発性半導
体記憶装置の構成を示すものである。
【0017】14は、メモリセルアレイである。メモリ
セルアレイ14を構成するメモリセルM1の一方の拡散
層は、ディスチャ−ジ用のNチャネルMOSトランジス
タTN1を経由して接地点に接続されている。トランジ
スタTN1のゲ−トには、ディスチャ−ジクロックが入
力されている。
【0018】ロウデコ−ダ15には、ロウアドレス信号
が入力されている。ロウデコ−ダ15は、ロウアドレス
信号に基づいてメモリセルアレイ14の1つの行を選択
する。カラムデコ−ダ16には、カラムアドレス信号が
入力されている。カラムデコ−ダ16は、カラムアドレ
ス信号に基づいてメモリセルアレイ14の1つの列を選
択する。カラムデコ−ダ16は、カラム選択用トランジ
スタCT1,CT2,…から構成されている。
【0019】読み出し回路17は、カラムデコ−ダ16
に接続され、ロウデコ−ダ15及びカラムデコ−ダ16
により選択された1つのメモリセルMから読み出される
デ−タを出力端子18に導く。
【0020】書き込み回路19は、VPP端子20とカ
ラムデコ−ダ16との間に接続され、制御信号INがア
クティブ(“L”レベル)になったときに、カラムデコ
−ダ16により選択された1つの列(ビット線)に書き
込み用の高電位VPP又は電源電位VCC(但し、VP
P>VCC)を与える。
【0021】高電位検知回路21は、VPP端子20に
印加される電位を検知し、VPP端子20に印加される
電位が書き込み用の高電位VPP(例えば12V位)の
場合には、“H”レベルの出力信号OUT2を出力し、
VPP端子20に印加される電位が電源電位VCC(例
えば5V位)の場合には、“L”レベルの出力信号OU
T2を出力する。
【0022】OR回路22の2つの入力端子のうちの1
つは、高電位検知回路21の出力端子に接続され、他の
1つは、モ−ド設定端子23に接続されている。モ−ド
設定端子23に“H”レベルの電位が印加される場合
は、ICELLモ−ド、即ち診断モ−ドである。また、
モ−ド設定端子23に“L”レベルの電位が印加される
場合は、PVR(プログラムベリファイリ−ド)モ−
ド、即ち通常動作モ−ドである。
【0023】NAND回路24には、OR回路22の出
力信号、チップイネ−ブル信号CE及びバス選択信号B
USnが入力され、NAND回路24からは、制御信号
INが出力される。
【0024】チップイネ−ブル信号CE及びバス選択信
号BUSnが共に“H”レベルの場合、ICELLモ−
ドのときは、制御信号INは、常にアクティブ(“L”
レベル)であり、PVRモ−ドのときは、制御信号IN
のレベルは、高電位検知回路21の出力信号OUT2に
応じて変化する。
【0025】図2は、図1の書き込み回路19の構成の
一例を示すものである。入力信号(制御信号)INは、
NチャネルMOSトランジスタTN2を経由して、Pチ
ャネルMOSトランジスタTP1のゲ−トに入力されて
いる。トランジスタTP1のソ−スは、VPP端子20
に接続されている。
【0026】NチャネルMOSトランジスタTN3のソ
−スは、接地点に接続され、ドレインは、トランジスタ
TP1のドレインに接続され、ゲ−トには、入力信号I
Nが入力されている。
【0027】PチャネルMOSトランジスタTP2のソ
−スは、VPP端子20に接続され、ドレインは、トラ
ンジスタTP1のゲ−トに接続され、ゲ−トは、トラン
ジスタTP1,TN3のドレインに接続されている。
【0028】NチャネルMOSトランジスタTN4のソ
−スは、VPP端子20に接続され、ゲ−トは、トラン
ジスタTP1,TN3のドレインに接続され、ドレイン
からは、出力信号OUT1が出力される。
【0029】図2の回路において、入力信号INが
“L”レベルの場合、トランジスタTP1,TN4がオ
ン状態となり、トランジスタTP2,TN3がオフ状態
となるため、書き込み回路の出力信号OUT1は、VP
P又はVCCとなる。一方、入力信号INが“H”レベ
ルの場合、トランジスタTP1,TN4がオフ状態とな
り、トランジスタTP2,TN3がオン状態となるた
め、書き込み回路は、非動作となる。
【0030】図3は、図1の高電位検知回路21の構成
の一例を示すものである。VPP端子20と接地点の間
には、PチャネルMOSトランジスタTP3,TP4及
びNチャネルMOSトランジスタTN5が接続されてい
る。トランジスタTP3のゲ−トとドレインは、互いに
接続され、トランジスタTP4,TN5のゲ−トには、
電源電位VCCが印加されている。
【0031】トランジスタTP4,TN5のドレイン
は、互いに接続され、その接続点は、インバ−タINV
1の入力端子に接続されている。インバ−タINV1の
出力端子は、インバ−タINV2の入力端子に接続さ
れ、インバ−タINV2の出力端子からは、出力信号O
UT2が得られる。
【0032】図3の回路において、VPP端子20に電
源電位VCCが印加されている場合には、トランジスタ
TP3,TP4はオフ状態であり、トランジスタTN5
はオン状態であるため、出力信号OUT2は、“L”レ
ベルとなる。一方、VPP端子20に高電位VPPが印
加されている場合には、トランジスタTP3,TP4,
TN5がオン状態となり、出力信号OUT2は、“H”
レベルとなる。次に、上述した第1実施の形態に関わる
不揮発性半導体記憶装置の動作について説明する。
【0033】
【表1】
【0034】まず、ICELLモ−ドについて述べる。
このモ−ドは、ウェハ状態における特性評価時、及び、
完成品の出荷後における不良箇所の特定時などに行われ
る。
【0035】この場合、表1に示すように、モ−ド設定
端子23に“H”レベルの電位を印加する。この時、O
R回路22の出力は、高電位検知回路21の出力信号O
UT2のレベルにかかわらず、常に“H”レベルとな
る。
【0036】従って、チップイネ−ブル信号CE及びバ
ス選択信号BUSnが共に“H”レベルのとき、制御信
号INは、アクティブ(“L”レベル)となり、書き込
み回路19が動作可能状態となる。
【0037】また、ロウアドレス信号及びカラムアドレ
ス信号を与え、検査の対象となる任意のメモリセルM1
を1つ選択する。ここで、VPP端子20に所定の電位
(接地電位から書き込み用の高電位までの間の電位)を
印加すると、ロウアドレス信号及びカラムアドレス信号
により選択された1つのメモリセルM1のソ−ス、ドレ
イン間には、所定の電圧が印加される。
【0038】これにより、メモリセルアレイ14内の任
意のメモリセルM1について、特性(電流の測定)の評
価をすることができる。次に、PVRモ−ドについて述
べる。
【0039】このモ−ドは、ウェハを切断してチップに
し、アセンブリを行い、完成品にした後に行われる。こ
の場合、表1に示すように、モ−ド設定端子23には、
“L”レベルの電位が印加される。ここで、モ−ド設定
端子23に常に“L”レベルの電位が印加されるよう
に、アセンブリ時において、ボンディングワイヤにより
モ−ド設定端子23を接地端子VEEに接続させるよう
にしてもよい。
【0040】この時、OR回路22の出力は、高電位検
知回路21の出力信号OUT2のレベルに応じて変化す
る。即ち、書き込み動作時には、VPP端子20に書き
込み用の高電位VPPが印加されるため、高電位検知回
路21の出力信号は、“H”レベルとなり、OR回路2
2の出力信号も、“H”レベルとなる。
【0041】従って、チップイネ−ブル信号CE及びバ
ス選択信号BUSnが共に“H”レベルのとき、制御信
号INは、アクティブ(“L”レベル)となり、書き込
み回路19が動作可能状態となる。
【0042】これにより、ロウアドレス信号及びカラム
アドレス信号により選択された1つのメモリセルM1に
ついて、デ−タの書き込みが行われる。一方、読み出し
動作時には、VPP端子20に電源電位VCC(又はそ
れ以下の電位)が印加されるため、高電位検知回路21
の出力信号は、“L”レベルとなり、OR回路22の出
力信号も、“L”レベルとなる。
【0043】従って、書き込み回路19は、非動作可能
状態となる。これにより、ロウアドレス信号及びカラム
アドレス信号により選択された1つのメモリセルM1に
ついて、デ−タの読み出しが行われる。
【0044】上記構成を有する不揮発性半導体記憶装置
によれば、モ−ド設定端子と所定のロジック回路を設け
ることにより、ウェハ状態におけるメモリセルの特性評
価において、実際のメモリセルの特性を容易に検査する
ことができる。
【0045】従って、TEGではなく、実際のメモリセ
ルを検査することにより、製造プロセスの条件を最適な
値に設定し、製造歩留りの向上を図ることができる。ま
た、上記構成によれば、モ−ド設定端子に所定のレベル
の電位を印加することにより、完成品の出荷後の不良
(市場不良)についても、非破壊で、不良箇所を特定す
ることができる。
【0046】図4は、本発明の第2実施の形態に関わる
不揮発性半導体記憶装置の構成を示すものである。14
は、メモリセルアレイである。メモリセルアレイ14を
構成する通常のメモリセルM1及びモ−ド設定用のメモ
リセルM2の一方の拡散層は、ディスチャ−ジ用のNチ
ャネルMOSトランジスタTN1を経由して接地点に接
続されている。トランジスタTN1のゲ−トには、ディ
スチャ−ジクロックが入力されている。
【0047】ロウデコ−ダ15には、ロウアドレス信号
が入力されている。ロウデコ−ダ15は、ロウアドレス
信号に基づいてメモリセルアレイ14の1つの行を選択
する。カラムデコ−ダ16には、カラムアドレス信号が
入力されている。カラムデコ−ダ16は、カラムアドレ
ス信号に基づいてメモリセルアレイ14の1つの列を選
択する。カラムデコ−ダ16は、カラム選択用トランジ
スタCT1,CT2,…CTnから構成されている。
【0048】読み出し回路17は、カラムデコ−ダ16
に接続され、通常のメモリセルのうち、ロウデコ−ダ1
5及びカラムデコ−ダ16により選択された1つのメモ
リセルM1から読み出されるデ−タを出力端子18に導
く。
【0049】また、読み出し回路171は、カラムデコ
−ダ16に接続され、ロウデコ−ダ15及びカラムデコ
−ダ16により選択されたモ−ド設定用のメモリセルM
2から読み出されるデ−タのみを専用にOR回路22に
導く。
【0050】書き込み回路19は、VPP端子20とカ
ラムデコ−ダ16との間に接続され、制御信号INがア
クティブ(“L”レベル)になったときに、カラムデコ
−ダ16により選択された1つの列(ビット線)に書き
込み用の高電位VPP又は電源電位VCC(但し、VP
P>VCC)を与える。
【0051】高電位検知回路21は、VPP端子20に
印加される電位を検知し、VPP端子20に印加される
電位が書き込み用の高電位VPP(例えば12V位)の
場合には、“H”レベルの出力信号OUT2を出力し、
VPP端子20に印加される電位が電源電位VCC(例
えば5V位)の場合には、“L”レベルの出力信号OU
T2を出力する。
【0052】OR回路22の2つの入力端子のうちの1
つは、高電位検知回路21の出力端子に接続され、他の
1つは、読み出し回路171の出力端子に接続されてい
る。NAND回路24には、OR回路22の出力信号、
チップイネ−ブル信号CE及びバス選択信号BUSnが
入力され、NAND回路24からは、制御信号INが出
力される。
【0053】チップイネ−ブル信号CE及びバス選択信
号BUSnが共に“H”レベルの場合、ICELLモ−
ドのときは、制御信号INは、常にアクティブ(“L”
レベル)であり、PVRモ−ドのときは、制御信号IN
のレベルは、高電位検知回路21の出力信号OUT2に
応じて変化する。
【0054】また、メモリセルアレイ14中の所定のメ
モリセルM2は、ICELLモ−ドの選択に用いる。即
ち、メモリセルM2にデ−タ“0”を記憶させておき
(電荷が浮遊ゲ−ト電極に蓄えられている状態)、ウェ
ハ状態の特性評価時、完成品の出荷後における不良箇所
特定時などにおいて、このメモリセルM2のデ−タを読
み出す。
【0055】メモリセルM2のデ−タ(“H”レベル)
は、OR回路22に入力され、ICELLモ−ドが選択
される。なお、書き込み回路19は、例えば、図2に示
すような構成を有するものを使用することができ、高電
位検知回路21は、例えば、図3に示すような構成を有
するものを使用することができる。
【0056】次に、上述した第2実施の形態に関わる不
揮発性半導体記憶装置の動作について説明する。まず、
ICELLモ−ドについて述べる。
【0057】このモ−ドは、ウェハ状態における特性評
価時、及び、完成品の出荷後における不良箇所の特定時
などに行われる。この場合、まず、VPP端子に電源電
位VCCを印加し、高電位検知回路21の出力を“L”
レベルに設定し、書き込み回路19を非動作状態とし、
デ−タの読み出しが可能な状態にする。そして、モ−ド
設定用のメモリセルM2を選択するロウアドレス信号及
びカラムアドレス信号を与え、メモリセルM2のデ−タ
(“H”レベル)を読み出す。
【0058】このメモリセルM2のデ−タは、OR回路
22に入力されるため、OR回路22は、高電位検知回
路21の出力信号OUT2のレベルにかかわらず、常に
“H”レベルを出力するようになる。
【0059】従って、チップイネ−ブル信号CE及びバ
ス選択信号BUSnが共に“H”レベルのとき、制御信
号INは、アクティブ(“L”レベル)となり、書き込
み回路19が動作可能状態となる。
【0060】また、ロウアドレス信号及びカラムアドレ
ス信号を与え、検査の対象となる任意のメモリセルM1
を1つ選択する。ここで、VPP端子20に所定の電位
(接地電位から書き込み用の高電位までの間の電位)を
印加すると、ロウアドレス信号及びカラムアドレス信号
により選択された1つのメモリセルM1のソ−ス、ドレ
イン間には、所定の電圧が印加される。
【0061】これにより、メモリセルアレイ14内の任
意のメモリセルM1について、特性(電流の測定)の評
価をすることができる。次に、PVRモ−ドについて述
べる。
【0062】このモ−ドは、ウェハを切断してチップに
し、アセンブリを行い、完成品にした後に行われる。こ
の場合、OR回路22の他方の入力端子には、常に
“L”レベルの電位が印加されるように設定される。こ
の時、OR回路22の出力は、高電位検知回路21の出
力信号OUT2のレベルに応じて変化する。
【0063】即ち、書き込み動作時には、VPP端子2
0に書き込み用の高電位VPPが印加されるため、高電
位検知回路21の出力信号は、“H”レベルとなり、O
R回路22の出力信号も、“H”レベルとなる。
【0064】従って、チップイネ−ブル信号CE及びバ
ス選択信号BUSnが共に“H”レベルのとき、制御信
号INは、アクティブ(“L”レベル)となり、書き込
み回路19が動作可能状態となる。
【0065】これにより、ロウアドレス信号及びカラム
アドレス信号により選択された1つのメモリセルM1に
ついて、デ−タの書き込みが行われる。一方、読み出し
動作時には、VPP端子20に電源電位VCC(又はそ
れ以下の電位)が印加されるため、高電位検知回路21
の出力信号は、“L”レベルとなり、OR回路22の出
力信号も、“L”レベルとなる。
【0066】従って、書き込み回路19は、非動作可能
状態となる。これにより、ロウアドレス信号及びカラム
アドレス信号により選択された1つのメモリセルM1に
ついて、デ−タの読み出しが行われる。
【0067】上記構成を有する不揮発性半導体記憶装置
によれば、複数のメモリセルのうち所定のメモリセルM
2には、ICELLモ−ドを選択するためのデ−タが記
憶されている。つまり、このメモリセルM2のデ−タを
読み出し、所定のロジック回路(OR回路22)に入力
させることにより、ウェハ状態におけるメモリセルの特
性評価において、実際のメモリセルの特性を容易に検査
することができる。
【0068】従って、TEGではなく、実際のメモリセ
ルを検査することにより、製造プロセスの条件を最適な
値に設定し、製造歩留りの向上を図ることができる。ま
た、上記構成によれば、メモリセルM2のデ−タを読み
出し、ICELLモ−ドを選択することにより、完成品
の出荷後の不良(市場不良)についても、非破壊で、不
良箇所を特定することができる。
【0069】図5は、本発明の第3実施の形態に関わる
不揮発性半導体記憶装置の構成を示すものである。14
は、メモリセルアレイである。メモリセルアレイ14を
構成するメモリセルM1の一方の拡散層は、ディスチャ
−ジ用のNチャネルMOSトランジスタTN1を経由し
て接地点に接続されている。トランジスタTN1のゲ−
トには、ディスチャ−ジクロックが入力されている。
【0070】ロウデコ−ダ15には、ロウアドレス信号
が入力されている。ロウデコ−ダ15は、ロウアドレス
信号に基づいてメモリセルアレイ14の1つの行を選択
する。カラムデコ−ダ16には、カラムアドレス信号が
入力されている。カラムデコ−ダ16は、カラムアドレ
ス信号に基づいてメモリセルアレイ14の1つの列を選
択する。カラムデコ−ダ16は、カラム選択用トランジ
スタCT1,CT2,…から構成されている。
【0071】読み出し回路17は、カラムデコ−ダ16
に接続され、ロウデコ−ダ15及びカラムデコ−ダ16
により選択された1つのメモリセルM1から読み出され
るデ−タを出力端子18に導く。
【0072】書き込み回路19は、VPP端子20とカ
ラムデコ−ダ16との間に接続され、制御信号INがア
クティブ(“L”レベル)になったときに、カラムデコ
−ダ16により選択された1つの列(ビット線)に書き
込み用の高電位VPP又は電源電位VCC(但し、VP
P>VCC)を与える。
【0073】高電位検知回路21は、VPP端子20に
印加される電位を検知し、VPP端子20に印加される
電位が書き込み用の高電位VPP(例えば12V位)の
場合には、“H”レベルの出力信号OUT2を出力し、
VPP端子20に印加される電位が電源電位VCC(例
えば5V位)の場合には、“L”レベルの出力信号OU
T2を出力する。
【0074】OR回路22の2つの入力端子のうちの1
つは、高電位検知回路21の出力端子に接続され、他の
1つは、電位供給回路25に接続されている。電位供給
回路25は、例えば、電源端子と接地端子の間に接続さ
れる抵抗R1,R2から構成される。電位供給回路25
が出力する電位は、“H”レベル又は“L”レベルに設
定される。
【0075】NAND回路24には、OR回路22の出
力信号、チップイネ−ブル信号CE及びバス選択信号B
USnが入力され、NAND回路24からは、制御信号
INが出力される。
【0076】チップイネ−ブル信号CE及びバス選択信
号BUSnが共に“H”レベルの場合、ICELLモ−
ドのときは、制御信号INは、常にアクティブ(“L”
レベル)であり、PVRモ−ドのときは、制御信号IN
のレベルは、高電位検知回路21の出力信号OUT2に
応じて変化する。
【0077】なお、書き込み回路19は、例えば、図2
に示すような構成を有するものを使用することができ、
高電位検知回路21は、例えば、図3に示すような構成
を有するものを使用することができる。
【0078】次に、上述した第3実施の形態に関わる不
揮発性半導体記憶装置の動作について説明する。抵抗比
がR1<R2に設定され、電位供給回路25が“H”レ
ベルの電位を出力する場合には、ICELLモ−ドは、
ウェハ状態における特性評価時のみに適用される。
【0079】この場合、OR回路22の他方の入力端子
には、“H”レベルの電位が入力されるため、OR回路
22の出力は、高電位検知回路21の出力信号OUT2
のレベルにかかわらず、常に“H”レベルとなる。
【0080】従って、チップイネ−ブル信号CE及びバ
ス選択信号BUSnが共に“H”レベルのとき、制御信
号INは、アクティブ(“L”レベル)となり、書き込
み回路19が動作可能状態となる。
【0081】また、ロウアドレス信号及びカラムアドレ
ス信号を与え、検査の対象となる任意のメモリセルM1
を1つ選択する。ここで、VPP端子20に所定の電位
(接地電位から書き込み用の高電位までの間の電位)を
印加すると、ロウアドレス信号及びカラムアドレス信号
により選択された1つのメモリセルM1のソ−ス、ドレ
イン間には、所定の電圧が印加される。
【0082】これにより、メモリセルアレイ14内の任
意のメモリセルM1について、特性(電流の測定)の評
価をすることができる。また、抵抗比がR1<R2に設
定され、電位供給回路25が“H”レベルの電位を出力
する場合、PVRモ−ドは、レ−ザなどにより抵抗R1
を切断し、電位供給回路25から“L”レベルの電位を
出力させることにより実行できる。なお、抵抗R1の切
断は、アセンブリ工程前に行われる。この時、OR回路
22の出力は、高電位検知回路21の出力信号OUT2
のレベルに応じて変化する。
【0083】即ち、書き込み動作時には、VPP端子2
0に書き込み用の高電位VPPが印加されるため、高電
位検知回路21の出力信号は、“H”レベルとなり、O
R回路22の出力信号も、“H”レベルとなる。
【0084】従って、チップイネ−ブル信号CE及びバ
ス選択信号BUSnが共に“H”レベルのとき、制御信
号INは、アクティブ(“L”レベル)となり、書き込
み回路19が動作可能状態となる。
【0085】これにより、ロウアドレス信号及びカラム
アドレス信号により選択された1つのメモリセルM1に
ついて、デ−タの書き込みが行われる。一方、読み出し
動作時には、VPP端子20に電源電位VCC(又はそ
れ以下の電位)が印加されるため、高電位検知回路21
の出力信号は、“L”レベルとなり、OR回路22の出
力信号も、“L”レベルとなる。
【0086】従って、書き込み回路19は、非動作可能
状態となる。これにより、ロウアドレス信号及びカラム
アドレス信号により選択された1つのメモリセルM1に
ついて、デ−タの読み出しが行われる。
【0087】また、抵抗比がR1>R2に設定され、電
位供給回路25が“L”レベルの電位を出力する場合、
OR回路22の出力は、高電位検知回路21の出力信号
OUT2のレベルに応じて変化するため、PVRモ−ド
が実行される。
【0088】即ち、書き込み動作時には、VPP端子2
0に書き込み用の高電位VPPが印加されるため、高電
位検知回路21の出力信号は、“H”レベルとなり、O
R回路22の出力信号も、“H”レベルとなる。
【0089】従って、チップイネ−ブル信号CE及びバ
ス選択信号BUSnが共に“H”レベルのとき、制御信
号INは、アクティブ(“L”レベル)となり、書き込
み回路19が動作可能状態となる。
【0090】これにより、ロウアドレス信号及びカラム
アドレス信号により選択された1つのメモリセルM1に
ついて、デ−タの書き込みが行われる。一方、読み出し
動作時には、VPP端子20に電源電位VCC(又はそ
れ以下の電位)が印加されるため、高電位検知回路21
の出力信号は、“L”レベルとなり、OR回路22の出
力信号も、“L”レベルとなる。
【0091】従って、書き込み回路19は、非動作可能
状態となる。これにより、ロウアドレス信号及びカラム
アドレス信号により選択された1つのメモリセルM1に
ついて、デ−タの読み出しが行われる。
【0092】また、抵抗比がR1>R2に設定され、電
位供給回路25が“L”レベルの電位を出力する場合、
ICELLモ−ド、即ち完成品の出荷後における不良箇
所の特定を行うときは、レ−ザなどにより抵抗R2を切
断すればよい。
【0093】この場合、OR回路22の他方の入力端子
には、“H”レベルの電位が入力されるため、OR回路
22の出力は、高電位検知回路21の出力信号OUT2
のレベルにかかわらず、常に“H”レベルとなる。
【0094】従って、チップイネ−ブル信号CE及びバ
ス選択信号BUSnが共に“H”レベルのとき、制御信
号INは、アクティブ(“L”レベル)となり、書き込
み回路19が動作可能状態となる。
【0095】また、ロウアドレス信号及びカラムアドレ
ス信号を与え、検査の対象となる任意のメモリセルM1
を1つ選択する。ここで、VPP端子20に所定の電位
(接地電位から書き込み用の高電位までの間の電位)を
印加すると、ロウアドレス信号及びカラムアドレス信号
により選択された1つのメモリセルM1のソ−ス、ドレ
イン間には、所定の電圧が印加される。
【0096】これにより、メモリセルアレイ14内の任
意のメモリセルM1について、特性(電流の測定)の評
価をすることができる。上記構成を有する不揮発性半導
体記憶装置によれば、直列接続された複数の抵抗から構
成される電位供給回路を設け、この電位供給回路を構成
する抵抗の切断の有無によりモ−ドの選択を行ってい
る。このため、ウェハ状態におけるメモリセルの特性評
価や完成品の出荷後の不良(市場不良)について、実際
のメモリセルの特性を容易に検査することができる。
【0097】このように、TEGではなく、実際のメモ
リセルを検査することにより、製造プロセスの条件を最
適な値に設定し、製造歩留りの向上を図ることができ
る。図6は、本発明の第4実施の形態に関わる不揮発性
半導体記憶装置の構成を示すものである。
【0098】14は、メモリセルアレイである。メモリ
セルアレイ14を構成するメモリセルM1の一方の拡散
層は、ディスチャ−ジ用のNチャネルMOSトランジス
タTN1を経由して接地点に接続されている。トランジ
スタTN1のゲ−トには、ディスチャ−ジクロックが入
力されている。
【0099】ロウデコ−ダ15には、ロウアドレス信号
が入力されている。ロウデコ−ダ15は、ロウアドレス
信号に基づいてメモリセルアレイ14の1つの行を選択
する。カラムデコ−ダ16には、カラムアドレス信号が
入力されている。カラムデコ−ダ16は、カラムアドレ
ス信号に基づいてメモリセルアレイ14の1つの列を選
択する。カラムデコ−ダ16は、カラム選択用トランジ
スタCT1,CT2,…から構成されている。
【0100】読み出し回路17は、カラムデコ−ダ16
に接続され、ロウデコ−ダ15及びカラムデコ−ダ16
により選択された1つのメモリセルMから読み出される
デ−タを出力端子18に導く。
【0101】書き込み回路19は、VPP端子20とカ
ラムデコ−ダ16との間に接続され、制御信号INがア
クティブ(“L”レベル)になったときに、カラムデコ
−ダ16により選択された1つの列(ビット線)に書き
込み用の高電位VPP又は電源電位VCC(但し、VP
P>VCC)を与える。
【0102】高電位検知回路21は、VPP端子20に
印加される電位を検知し、VPP端子20に印加される
電位が書き込み用の高電位VPP(例えば12V位)の
場合には、“H”レベルの出力信号OUT2を出力し、
VPP端子20に印加される電位が電源電位VCC(例
えば5V位)の場合には、“L”レベルの出力信号OU
T2を出力する。
【0103】OR回路22の2つの入力端子のうちの1
つは、高電位検知回路21の出力端子に接続され、他の
1つは、“H”レベルの電位又は“L”レベルの電位を
供給するスイッチ26に接続されている。スイッチ26
は、制御端子27に入力される電位によって制御されて
いる。
【0104】OR回路22の他方の端子に入力される電
位が“H”レベルの場合は、ICELLモ−ド、即ち診
断モ−ドである。また、OR回路22の他方の端子に入
力される電位が“L”レベルの場合は、PVR(プログ
ラムベリファイリ−ド)モ−ド、即ち通常動作モ−ドで
ある。
【0105】NAND回路24には、OR回路22の出
力信号、チップイネ−ブル信号CE及びバス選択信号B
USnが入力され、NAND回路24からは、制御信号
INが出力される。
【0106】チップイネ−ブル信号CE及びバス選択信
号BUSnが共に“H”レベルの場合、ICELLモ−
ドのときは、制御信号INは、常にアクティブ(“L”
レベル)であり、PVRモ−ドのときは、制御信号IN
のレベルは、高電位検知回路21の出力信号OUT2に
応じて変化する。
【0107】なお、書き込み回路19としては、図2に
示すような構成のものを使用でき、高電位検知回路21
としては、図3に示すような構成のものを使用できる。
次に、上述した第4実施の形態に関わる不揮発性半導体
記憶装置の動作について説明する。
【0108】まず、ICELLモ−ドについて述べる。
このモ−ドは、ウェハ状態における特性評価時、及び、
完成品の出荷後における不良箇所の特定時などに行われ
る。
【0109】この場合、制御端子27に所定の電位を印
加し、スイッチ26を電源端子側に切り替え、OR回路
22の他方の入力端子に“H”レベルの電位が入力され
るようにする。この時、OR回路22の出力は、高電位
検知回路21の出力信号OUT2のレベルにかかわら
ず、常に“H”レベルとなる。
【0110】従って、チップイネ−ブル信号CE及びバ
ス選択信号BUSnが共に“H”レベルのとき、制御信
号INは、アクティブ(“L”レベル)となり、書き込
み回路19が動作可能状態となる。
【0111】また、ロウアドレス信号及びカラムアドレ
ス信号を与え、検査の対象となる任意のメモリセルを1
つ選択する。ここで、VPP端子20に所定の電位(接
地電位から書き込み用の高電位までの間の電位)を印加
すると、ロウアドレス信号及びカラムアドレス信号によ
り選択された1つのメモリセルのソ−ス、ドレイン間に
は、所定の電圧が印加される。
【0112】これにより、メモリセルアレイ14内の任
意のメモリセルMについて、特性(電流の測定)の評価
をすることができる。次に、PVRモ−ドについて述べ
る。
【0113】このモ−ドは、ウェハを切断してチップに
し、アセンブリを行い、完成品にした後に行われる。こ
の場合、制御端子27に所定の電位を印加し、スイッチ
26を接地端子側に切り替え、OR回路22の他方の入
力端子に“L”レベルの電位が入力されるようにする。
この時、OR回路22の出力は、高電位検知回路21の
出力信号OUT2のレベルに応じて変化する。
【0114】即ち、書き込み動作時には、VPP端子2
0に書き込み用の高電位VPPが印加されるため、高電
位検知回路21の出力信号は、“H”レベルとなり、O
R回路22の出力信号も、“H”レベルとなる。
【0115】従って、チップイネ−ブル信号CE及びバ
ス選択信号BUSnが共に“H”レベルのとき、制御信
号INは、アクティブ(“L”レベル)となり、書き込
み回路19が動作可能状態となる。
【0116】これにより、ロウアドレス信号及びカラム
アドレス信号により選択された1つのメモリセルについ
て、デ−タの書き込みが行われる。一方、読み出し動作
時には、VPP端子20に電源電位VCC(又はそれ以
下の電位)が印加されるため、高電位検知回路21の出
力信号は、“L”レベルとなり、OR回路22の出力信
号も、“L”レベルとなる。
【0117】従って、書き込み回路19は、非動作可能
状態となる。これにより、ロウアドレス信号及びカラム
アドレス信号により選択された1つのメモリセルについ
て、デ−タの読み出しが行われる。
【0118】上記構成を有する不揮発性半導体記憶装置
によれば、“H”レベル又は“L”レベルの電位を切り
替えて出力するスイッチを設け、この電位を所定のロジ
ック回路に入力することにより、ウェハ状態におけるメ
モリセルの特性評価や完成品の出荷後の不良(市場不
良)について、実際のメモリセルの特性を容易に検査す
ることができる。このように、TEGではなく、実際の
メモリセルを検査することにより、製造プロセスの条件
を最適な値に設定し、製造歩留りの向上を図ることがで
きる。
【0119】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明の不揮発
性半導体記憶装置によれば、次のような効果を奏する。
TEGを設けることなく、実際のメモリセルを検査する
手段を設けることによって、ウェハ状態におけるメモリ
セルの特性評価や完成品の出荷後の不良(市場不良)を
行うにあたり、容易かつ非破壊で、実際のメモリセルを
検査することが可能になる。これにより、製造プロセス
の条件を最適な値に設定し、製造歩留りの向上を図るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施の形態に関わる不揮発性半導
体記憶装置を示す図。
【図2】図1の書き込み回路の一例を示す図。
【図3】図1の高電位検知回路の一例を示す図。
【図4】本発明の第2実施の形態に関わる不揮発性半導
体記憶装置を示す図。
【図5】本発明の第3実施の形態に関わる不揮発性半導
体記憶装置を示す図。
【図6】本発明の第4実施の形態に関わる不揮発性半導
体記憶装置を示す図。
【図7】従来の装置においてTEGが形成される領域を
示す図。
【図8】従来の装置においてTEGが形成される領域を
示す図。
【符号の説明】
11 :ウェハ、 12 :チップ領域、 13 :ダイシングライン、 14 :メモリセルアレイ、 15 :ロウデコ−ダ、 16 :カラムデコ−ダ、 17 :読み出し回路、 171 :モ−ド設定用のセル専用の読
み出し回路、 18 :出力端子、 19 :書き込み回路、 20 :VPP端子、 21 :高電位検知回路、 22 :OR回路、 23 :モ−ド設定端子、 24 :NAND回路、 25 :電位供給回路、 26 :スイッチ、 27 :制御端子、 M1,M2 :メモリセル、 CT1,CT2,…CTn :カラム選択用トランジス
タ、 TP1〜TP4 :PチャネルMOSトランジス
タ、 TN1〜TN5 :NチャネルMOSトランジス
タ、 INV1,INV2 :インバ−タ、 R1,R2 :抵抗。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 29/788 29/792

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メモリセルアレイと、前記メモリセルア
    レイのメモリセルを選択するデコ−ダと、第1電位又は
    前記第1電位よりも大きい第2電位が印加されるVPP
    端子と、前記VPP端子に前記第2電位が印加された場
    合に、前記デコ−ダにより選択されたメモリセルに前記
    第2電位を与えてデ−タの書き込みを行うための書き込
    み回路と、前記VPP端子に前記第1電位が印加された
    場合に、前記デコ−ダにより選択されたメモリセルのデ
    −タを読み出すための読み出し回路とを有する不揮発性
    半導体記憶装置において、 モ−ド設定端子と、 前記モ−ド設定端子に第1レベルの電位が印加された場
    合には、前記VPP端子に印加される電位にかかわらず
    前記書き込み回路を動作させ、前記デコ−ダにより選択
    されたメモリセルの検査を行い、前記モ−ド設定端子に
    第2レベルの電位が印加された場合には、前記VPP端
    子に印加される電位に応じて通常の書き込み動作又は読
    み出し動作を行うモ−ド設定手段とを具備することを特
    徴とする不揮発性半導体記憶装置。
  2. 【請求項2】 前記モ−ド設定手段は、前記VPP端子
    に印加される電位に応じて決定される電位のレベルと、
    前記モ−ド設定端子に印加される電位のレベルの論理を
    とるロジック回路から構成されていることを特徴とする
    請求項1記載の不揮発性半導体記憶装置。
  3. 【請求項3】 メモリセルアレイと、前記メモリセルア
    レイのメモリセルを選択するデコ−ダと、第1電位又は
    前記第1電位よりも大きい第2電位が印加されるVPP
    端子と、前記VPP端子に前記第2電位が印加された場
    合に、前記デコ−ダにより選択されたメモリセルに前記
    第2電位を与えてデ−タの書き込みを行うための書き込
    み回路と、前記VPP端子に前記第1電位が印加された
    場合に、前記デコ−ダにより選択されたメモリセルのデ
    −タを読み出すための第1読み出し回路とを有する不揮
    発性半導体記憶装置において、 前記メモリセルアレイのメモリセルのうちモ−ド設定用
    のメモリセルのデ−タのみを専用に読み出すための第2
    読み出し回路と、 所定のアドレス信号を前記デコ−ダに与えて前記モ−ド
    設定用のメモリセルを選択し、前記第2読み出し回路に
    より前記モ−ド設定用のメモリセルのデ−タを読み出す
    ための手段と、 前記モ−ド設定用のメモリセルから読み出されるデ−タ
    が第1レベルの電位の場合には、前記VPP端子に印加
    される電位にかかわらず前記書き込み回路を動作させ、
    前記デコ−ダにより選択されるメモリセルの検査を行う
    モ−ド設定手段とを具備することを特徴とする不揮発性
    半導体記憶装置。
  4. 【請求項4】 前記モ−ド設定手段は、前記VPP端子
    に印加される電位に応じて決定される電位のレベルと、
    前記モ−ド設定用のメモリセルから読み出されるデ−タ
    の電位のレベルの論理をとるロジック回路から構成され
    ていることを特徴とする請求項3記載の不揮発性半導体
    記憶装置。
  5. 【請求項5】 メモリセルアレイと、前記メモリセルア
    レイのメモリセルを選択するデコ−ダと、第1電位又は
    前記第1電位よりも大きい第2電位が印加されるVPP
    端子と、前記VPP端子に前記第2電位が印加された場
    合に、前記デコ−ダにより選択されたメモリセルに前記
    第2電位を与えてデ−タの書き込みを行うための書き込
    み回路と、前記VPP端子に前記第1電位が印加された
    場合に、前記デコ−ダにより選択されたメモリセルのデ
    −タを読み出すための読み出し回路とを有する不揮発性
    半導体記憶装置において、 切断箇所を有し、前記切断箇所の切断の有無により第1
    レベル又は第2レベルの電位を出力する電位供給手段
    と、 前記電位供給手段が前記第1レベルの電位を出力する場
    合には、前記VPP端子に印加される電位にかかわらず
    前記書き込み回路を動作させ、前記デコ−ダにより選択
    されたメモリセルの検査を行い、前記電位供給手段が前
    記第2レベルの電位を出力する場合には、前記VPP端
    子に印加される電位に応じて通常の書き込み動作又は読
    み出し動作を行うモ−ド設定手段とを具備することを特
    徴とする不揮発性半導体記憶装置。
  6. 【請求項6】 前記モ−ド設定手段は、前記VPP端子
    に印加される電位に応じて決定される電位のレベルと、
    前記電位供給手段から出力される電位のレベルの論理を
    とるロジック回路から構成されていることを特徴とする
    請求項5記載の不揮発性半導体記憶装置。
  7. 【請求項7】 メモリセルアレイと、前記メモリセルア
    レイのメモリセルを選択するデコ−ダと、第1電位又は
    前記第1電位よりも大きい第2電位が印加されるVPP
    端子と、前記VPP端子に前記第2電位が印加された場
    合に、前記デコ−ダにより選択されたメモリセルに前記
    第2電位を与えてデ−タの書き込みを行うための書き込
    み回路と、前記VPP端子に前記第1電位が印加された
    場合に、前記デコ−ダにより選択されたメモリセルのデ
    −タを読み出すための読み出し回路とを有する不揮発性
    半導体記憶装置において、 制御信号に応じて第1レベル又は第2レベルの電位を切
    り替えて出力するスイッチと、 前記スイッチが前記第1レベルの電位を出力する場合に
    は、前記VPP端子に印加される電位にかかわらず前記
    書き込み回路を動作させ、前記デコ−ダにより選択され
    たメモリセルの検査を行い、前記スイッチが前記第2レ
    ベルの電位を出力する場合には、前記VPP端子に印加
    される電位に応じて通常の書き込み動作又は読み出し動
    作を行うモ−ド設定手段とを具備することを特徴とする
    不揮発性半導体記憶装置。
  8. 【請求項8】 前記モ−ド設定手段は、前記VPP端子
    に印加される電位に応じて決定される電位のレベルと、
    前記スイッチから出力される電位のレベルの論理をとる
    ロジック回路から構成されていることを特徴とする請求
    項7記載の不揮発性半導体記憶装置。
JP16303896A 1996-06-24 1996-06-24 不揮発性半導体記憶装置 Pending JPH1011997A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9046122B2 (en) 2007-03-23 2015-06-02 Kautex Textron Gmbh & Co. Kg Assembly of thermoplastic extrusion blow molded component and fastening element

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