JPH10119845A - ゴムクローラ及びゴムクローラ型無限軌道車 - Google Patents

ゴムクローラ及びゴムクローラ型無限軌道車

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JPH10119845A
JPH10119845A JP27077296A JP27077296A JPH10119845A JP H10119845 A JPH10119845 A JP H10119845A JP 27077296 A JP27077296 A JP 27077296A JP 27077296 A JP27077296 A JP 27077296A JP H10119845 A JPH10119845 A JP H10119845A
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rubber
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crawler
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JP27077296A
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Fumio Chiba
二三雄 千葉
Kazushi Sugiyama
一士 杉山
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Yokohama Rubber Co Ltd
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Yokohama Rubber Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 (1) ゴムクローラの種々のID情報を容易に
得られるゴムクローラを提供する。(2) ゴムクローラの
信頼性を管理するための、ゴムクローラの走行距離(回
転数)、走行方向、スピード等を検出するに好適なゴム
クローラおよびその車両に搭載するシステムを提供す
る。(3) 走行距離などのデータを電気的に表示・記録及
び読出し可能なシステムを備えた無限気動車を提供す
る。 【解決手段】 外部からの質問信号に対して所定の応答
信号を発する複数のトランスポンダをゴムクローラに埋
め込むと共に、トランスポンダ識別システムを車両に搭
載た無限軌道車を構成し、トランスポンダに対して質問
信号を発する質問機と共に質問信号に対する応答信号を
受信する受信機をユニットとして構成し各ゴムクローラ
近傍に取り付け、ゴムクローラの回転を検出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、無限軌道用のゴム
クローラ及びこれを使用した無限軌道車に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来より、ゴム製のクローラ(以下「ゴ
ムクローラ」という)を利用した各種無限軌道車が知ら
れている。ここにクローラとは、無限軌道の一般名称で
あり、その意味でキャタピラ(商標)もクローラの概念
の範疇に包含される。
【0003】しかし、ゴムクローラの場合は、鉄製のキ
ャタピラと違って、複数の小片部材を連結してなるので
はなく、それ自体一連のベルト状に構成されていること
を特徴とする。
【0004】特にゴム(ラバー)は柔軟性、耐久性、可
撓性にすぐれているため、クローラの材料として好適で
ある。ゴムクローラを使用した場合、接地圧が小さく軟
弱地での可動が可能である。また、路面の凸凹から受け
る振動・騒音を効率よく吸収するため、オペレータの疲
労が極めて少ない。さらに、寒冷地での動きがスムーズ
であり、鉄製の無限軌道に比べてはるかに耐久性が高
く、スムーズな走行が得られる。また、舗装路面を痛め
ることがないので、作業範囲が広い、といった様々な利
点がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ゴムク
ローラといえども寿命があり、一般自動車のタイヤのよ
うに所定の時期が来たら交換する必要がある。交換にあ
たり、メーカーとしては、品質管理等の観点から、当該
ゴムクローラの固有の情報(ID情報)、例えば、ゴム
クローラのサイズ、型式、製造工場名、製造ラインナン
バー、製造シリアルナンバー、製造年月日、出荷日等の
データを後日チェックする必要が出てくる。一般の電化
製品等ではその筺体に刻印し、又はラベルを貼ることが
できるが、ゴム製品に、かかる方法は困難である。仮に
できたとしても、屋外における長年の使用により、かか
るデータは消失するおそれが多分にある。よって、経年
変化の影響を一切受けることのない信頼できる方法でタ
イヤのID情報を管理する必要がある。
【0006】また、無限軌道車両は、走行それ自体より
は種々の作業を目的とするものが多いので、一般に走行
距離の記録・管理はなされておらず、走行時間(稼働時
間)の記録・管理のみが行われていた。しかし、ゴムク
ローラのメンテナンス時期は、作業時間よりもむしろ走
行距離に依存するので、かかる走行距離を適切に管理す
る必要がある。このことをもう少し詳細に説明する。
【0007】例えば、一般の自動車のタイヤのようなも
のであれば、タイヤの溝の深さで、その交換時期を知る
ことができる。しかし、ゴムクローラのメンテナンス時
期は、摩耗よりはその内部疲労に大きく依存する。そし
て、かかる内部疲労は外部からは判別しにくい。交換時
期を作業時間(例えば2000時間)によって一律に判
断するときには、実際には未だ使用可能な状態にも拘ら
ず早めに交換してしまうことがあり、不経済である。か
といって、交換時期が遅れ、作業時に不測の事態が生ず
ると作業に著しい障害を生じることとなるので、かかる
事態は絶対に避けなければならない。特にゴムクローラ
の場合は、一連のベルト状に形成されており、キャタピ
ラのように連結した部材の集合からなり、その一部を交
換すれば足りるというものではない。よって、メンテナ
ンス時期の適切な管理がより重要となる。
【0008】また、クローラは、作業内容によっては、
左右のゴムクローラの疲労度合いが大きく異なるので、
交換時期を左右一律に同時にすればよいというものでも
ない。よって、できるだけ両ゴムクローラの走行距離
(回転数)を別個に検知してその品質を適格に管理する
ことが望まれる。
【0009】又、疲労度は、走行距離だけでなく、回転
スピード、前進・逆進の進行方向の変更回数、左回転・
右回転などのターン数等に依存することもあるので、疲
労度の管理は、車種によっては、種々のパラメータを考
慮に入れなければならない場合もある。
【0010】さらに、このようなゴムクローラの品質管
理は、単に走行距離(ゴムクローラの回転数)を検知す
れば足りるものではなく、作業ごとにそれを簡単かつ確
実な方法で記録しうるようにし(例えばコンピュータ制
御)、さらに後日該データを容易に確認できるようにす
ることによって、はじめて実現できるものである。
【0011】しかしながら、従来のゴムクローラには、
このようなID情報を確認したり、疲労度等の品質を管
理するようなシステムは一切搭載されていなかった。
【0012】本発明の第1の目的は、ゴムクローラの種
々のID情報を容易に得られるゴムクローラを提供する
ことである。第2の目的は、ゴムクローラの信頼性を管
理するための、ゴムクローラの走行距離(回転数)、走
行方向、スピード等を検出するに好適なゴムクローラ及
びその車両に搭載するシステムを提供することにある。
さらに、第3の目的は、前記走行距離などのデータを電
気的に表示・記録及び読み出し(確認)可能にしたゴム
クローラの管理システムを備えた無限軌道車を提供する
ことにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するために、請求項1では、外部からの質問信号に対
して所定の情報を応答信号として発するトランスポンダ
を、その内部の所定位置に埋め込んでなるゴムクローラ
を提案する。
【0014】該ゴムクローラによれば、トランスポンダ
に質問信号が発せられると、トランスポンダに記憶され
ている情報が読み出され、応答信号として外部に輻射さ
れるので、これを受信することにより、記憶情報を知る
ことができる。
【0015】また、請求項2では、請求項1記載のゴム
クローラにおいて、前記トランスポンダの応答信号が、
型式、製造番号等の当該ゴムクローラ固有のID情報で
あるゴムクローラを提案する。
【0016】該ゴムクローラによれば、組立と加硫の各
工程間の移動の管理、また、それ以降のゴムクローラの
分類、在庫管理、出荷、メンテナンス、再生管理等にお
いて、ゴムクローラ固有の情報を知ることができる。
【0017】また、請求項3では、請求項1記載のゴム
クローラにおいて、それぞれ異なるID情報を応答する
複数のトランスポンダを、ゴムクローラの長手方向に所
定間隔で埋め込んでなるゴムクローラを提案する。
【0018】該ゴムクローラによれば、ゴムクローラ
に、より多くの情報を持たせることができると共に、ト
ランスポンダのID情報によってゴムクローラ上の位置
を認識可能となる。
【0019】また、請求項4では、請求項3記載のゴム
クローラにおいて、前記トランスポンダのID情報が、
ゴムクローラの長手方向の位置を示すアドレス情報であ
るゴムクローラを提案する。
【0020】該ゴムクローラによれば、特定位置を通過
するトランスポンダのID情報を検出することによっ
て、ゴムクローラの進行方向、進行距離、進行速度など
を知ることができる。
【0021】また、請求項5では、請求項1乃至4の何
れかに記載のゴムクローラにおいて、トランスポンダ
が、所定の情報を追加記録可能なものであるゴムクロー
ラを提案する。
【0022】該ゴムクローラによれば、随時必要な情報
をトランスポンダに記録することができるとともに、必
要に応じていつでもその記録を読み出すことができる。
【0023】また、請求項6では、請求項1乃至5の何
れかに記載のゴムクローラにおいて、ゴムクローラの補
強用スチールコードをトランスポンダの送受信用アンテ
ナとしたゴムクローラを提案する。
【0024】該ゴムクローラによれば、精度のよい応答
信号が送出されると共に、トランスポンダがより小型に
なる。
【0025】また、請求項7では、請求項1乃至6の何
れかに記載のゴムクローラにおいて、トランスポンダを
ゴムクローラ中に埋設されている金属体よりも接地面側
の突起物中に埋設したゴムクローラを提案する。
【0026】該ゴムクローラによれば、ゴムクローラ中
に埋設されている金属体が、駆動輪からのノイズに対し
て遮蔽板となり、トランスポンダの情報がより精度よく
応答する。
【0027】また、請求項8では、外部からの質問信号
に対して所定の応答信号を発するトランスポンダをゴム
クローラに埋め込むと共に、トランスポンダ識別システ
ムを車両に搭載してなるゴムクローラ型無限軌道車であ
って、前記トランスポンダ識別システムは、前記トラン
スポンダに対して質問信号を発する送信機と、該質問信
号に対するトランスポンダからの応答信号を受信する受
信機とを備えると共に、前記送信機及び受信機はユニッ
トとして構成され、該ユニットは前記ゴムクローラ近傍
に取り付けられているゴムクローラ型無限軌道車を提案
する。
【0028】該ゴムクローラ型無限軌道車によれば、例
えば前記ユニットは左右それぞれのゴムクローラの近傍
に取り付けられ、該ユニットの検出範囲内に入ったトラ
ンスポンダに対して質問信号及び応答信号の授受が行わ
れ、これにより、ゴムクローラの回転及び走行距離等が
検出可能となる。
【0029】また、請求項9では 請求項8記載のゴム
クローラ型無限軌道車において、前記トランスポンダ識
別システムによる識別結果に基づいて、前記ゴムクロー
ラの前進・逆進距離を算出する演算手段を設けると共
に、該演算結果を表示する表示装置を運転席に設けたゴ
ムクローラ型無限軌道車を提案する。
【0030】該ゴムクローラ型無限軌道車によれば、オ
ペレータ(運転者)は、該情報を容易に目視確認でき
る。
【0031】また、請求項10では、請求項9記載のゴ
ムクローラ型無限軌道車において、前記トランスポンダ
は所定の情報を追加記録可能な記憶部を備え、前記トラ
ンスポンダ識別システムは、前記演算結果を該トランス
ポンダの記憶部の所定のアドレスに自動的に書き込む情
報記録手段を備えているゴムクローラ型無限軌道車を提
案する。
【0032】該ゴムクローラ型無限軌道車によれば、走
行距離等のデータが絶えずトランスポンダの記憶部に自
動的更新記録されるので、ゴムクローラの品質管理をよ
り容易かつ適切に行うことができる。
【0033】
【発明の実施の形態】次に、本発明の一実施形態を図面
に基づいて説明する。はじめに、本発明および請求項各
項の理解の便宜のため、用語の定義を以下に解説する。
【0034】「ゴムクローラ」とは、その主原料をゴム
で構成したクローラ(無限軌道)をいうものとし、特に
断りのないかぎり、そのゴムクローラをいうものとす
る。同じく「ベルト」といった場合は、当該ゴムクロー
ラのベルトをいうものとする。
【0035】「芯金」とは、ベルトの幅方向に強度を持
たせるとともに、駆動車輪の回転力を受けとめ、該回転
力によって車両本体を推進させるためにゴムクローラに
設けられる部材をいう。
【0036】「長手方向」とは、ゴムクローラの輪に沿
った方向をいう。
【0037】「埋設」とは、その方法の如何を問わず、
結果的にゴムクローラの中に組み込まれることをいう。
【0038】「スチールコード」とは、ゴムクローラの
長手方向に沿ってゴムクローラ内に埋設される金属補強
部材をいう。
【0039】「突起物」とは、ゴムクローラの接地面側
に、地面との摩擦力を得るために設けられた山状部材を
いう。
【0040】「アドレス情報」とは、所定の突起物が、
基準点の突起物を1番目として、何番目に位置するかと
いう情報をいう。
【0041】「前方向」とは、車両の前進する方向、又
はそのときのゴムクローラの移動方向をいう。
【0042】「逆方向」とは、車両の逆進する方向、又
はそのときのゴムクローラの移動方向をいう。
【0043】次に、本発明の第1の実施形態のゴムクロ
ーラを図面に基づいて説明する。図1は、本発明のゴム
クローラを装着したゴムクローラ型無限軌道車の側面図
を模式的に示したものである。また、図2は、本発明の
ゴムクローラを接地面側から見た平面図、図3は図2に
おけるA−A線矢視方向断面図、図4は同じく図2にお
けるB−B線矢視方向断面図である。
【0044】図において1は車両本体、2はゴムクロー
ラである。3は、このゴムクローラ2の中に埋設されて
いるトランスポンダである。
【0045】本発明のゴムクローラ2は、その主成分が
ゴムでできている。図3に示すように、ゴムクローラ2
の中央部において、横方向に斜線をもって示されている
のは、芯金21である。
【0046】芯金21は、図4に示すように、ゴムクロ
ーラ2の接地面側の突起物23の直下にそれぞれ一つづ
つ設けられている。同じく、図4において、ゴムクロー
ラ2の断面中央付近で、ゴムクローラ2の長手方向に設
けられているのは、補強用のスチールコード22であ
る。
【0047】スチールコード22は、芯金21の上部
に、ゴムクローラ2の長手方向に沿って、芯金21と突
起物23との間に位置して束状に設けられている。そし
てスチールコード22は所定の長さからなり、間断なき
よう一部分重ね合わされながら、ゴムクローラ2の全域
に渡って配設されている。
【0048】図2、図3から分かるように、トランスポ
ンダ3は、クローラベルトの所定の突起物23−p(こ
こに、1≦p≦n、nはベルトの突起物の数)中に埋設
される。
【0049】図5は、トランスポンダ3の構造例を示し
た図である。トランスポンダ3は、基板上に電気素子群
やアンテナを配列・接続してなるトランスポンダ本体3
Aと、それをエポキシ樹脂、セラミックなどでモールド
した被覆体3Bとから構成されている。
【0050】トランスポンダ本体3Aをエポキシ樹脂で
被覆したのは、ゴムクローラ製造の際の熱やその後の振
動などからトランスポンダ本体3Aを保護するためであ
る。
【0051】図6はトランスポンダ3の電気回路を示す
ブロック図である。図において、3Aは、トランスポン
ダ本体で、受信用アンテナ31、整流回路32、中央処
理部33、記憶部34、発信部35及び送信用アンテナ
36から構成されている。
【0052】受信用アンテナ31は、基板のほぼ周辺を
取り囲むように導線を複数回巻回して構成される。送信
用アンテナ36も同様に基板上に設けられる。
【0053】整流回路32は、ダイオード321、32
2、コンデンサ323、及び抵抗器324から構成さ
れ、周知の全波整流回路を形成している。この整流回路
32の入力側には受信用アンテナ31が接続され、後述
する質問器の送信アンテナより発せられた信号を受信し
て、そこに誘起した高周波電流を整流して直流電流に変
換する。そして、中央処理部33、記憶部34及び発信
部35の駆動電力として出力する。
【0054】中央処理部33は、周知のマイクロプロセ
ッサなどからなるCPU331及びディジタル/アナロ
グ(以下D/Aという)変換器332から構成され、C
PU331は電源が供給されて駆動するとEEPROM
(電気的に消去及び書き込み可能なROM)などの半導
体メモリからなる記憶部34内に記憶されている情報を
読みだして、D/A変換器332を介して発信部35に
出力する。
【0055】発信部35は、発振回路351、変調回路
352及び高周波増幅回路353から構成され、発振回
路351によって発振された、例えば300MHZの搬
送波を、中央処理部33から入力した情報信号に基づい
て変調回路352で変調し、これを高周波増幅回路35
3で増幅して送信用アンテナ36に供給し、外部に送信
する。
【0056】トランスポンダ3には、当該ゴムクローラ
2のID情報、例えば、ゴムクローラ2のサイズ、型
式、製造工場名、製造ラインナンバー、製造シリアルナ
ンバー、製造年月日、出荷日等のデータが記憶されてい
る。これは、製造の自動化、製造中およびそれ以後のゴ
ムクローラ2の追跡、分類、在庫管理、出荷、統計的工
程管理、フィールドエンジニアリング、盗難予防、メン
テナンス、再生管理、他のゴムクローラ2への適用、識
別に利用され得る。
【0057】前述したトランスポンダ3に記録されたI
D情報をアクセスするには、スキャナ(トランスポンダ
識別システム)を用いる。本実施形態では、質問器及び
受信機を一体としてスキャナを構成している。
【0058】ここで、質問機とは、トランスポンダ3に
対して信号(質問信号)を発し、このトランスポンダ3
に記憶している情報の応答を引き出すものをいう。この
質問信号は、トランスポンダ3の駆動電力となるもので
ある。また、受信機とは、質問信号に誘導されてトラン
スポンダ3から輻射された応答信号を受信するものをい
う。この応答信号には、トランスポンダに記憶されてい
る情報が含まれる。
【0059】図7は、スキャナを示す構成図である。図
において、4は質問機、5は受信機、6はこれらを制御
する処理装置、7はキーボード、8は表示部、9は電源
部である。
【0060】質問機4は、受信用アンテナ42、発信部
41から構成されている。また、発信部41は、発信回
路411とスイッチ412とから構成され、発信回路4
11はスイッチ412がオンされたときに、例えば10
0KHZ〜300KHZの高周波信号を送信用アンテナ
42に出力する。
【0061】送信用アンテナ42は、導線を数十ターン
矩形コイル状に巻回したもの(アンテナコイル)を使用
することができる。
【0062】受信機5は、受信部51、受信用アンテナ
52から構成されている。また、受信部51は、受信回
路511とA/D変換器512とから構成され、受信回
路511の入力側は受信用アンテナ52に接続され、質
問機4の送信用アンテナ42から送信された例えば30
0MHZの高周波信号を受信し、これを検波した後、A
/D変換器512を介して処理装置6に出力する。
【0063】処理装置6は、周知のマイクロプロセッサ
などからなるCPU61及びメモリ62で構成され、C
PU61はキーボード7からの命令に基づいて、受信部
51で入力した情報をメモリ62に記憶するとともに表
示部8に表示する。
【0064】電源部9は、質問機4、受信機5及び処理
装置6の電源となるものである。
【0065】質問機4、受信機5、処理装置6及び電源
部9は、例えば図8に示すような、手で持つことのでき
るグリップ10Bを有する略ピストル形状の筺体10A
を用いて、一体型に構成することができる。
【0066】即ち、ゴムクローラ2のID情報を知る必
要があるときは、トランスポンダ3が埋設されている突
起物上部にアンテナの設けられた部分をあてがって、ス
イッチ412及びキーボード7を操作して、該ID情報
を読み出すことができる。
【0067】尚、トランスポンダ3の受信用及び送信用
アンテナ31,36をベルト内のスチールコード22で
構成してもよい。その場合には、スチールコードの端末
と整流回路32及び高周波増幅回路353とを電気的に
接続する必要がある。
【0068】次に、本発明の第2の実施形態を図面に基
づいて説明する。第2の実施形態では、前述した第1の
実施形態のゴムクローラ2及びスキャナを用いた無限軌
道車を構成した。また、本実施形態では、ゴムクローラ
2の各突起物に、該突起物のアドレス情報を記憶させた
トランスポンダ3を1個づつ埋設し、このトランスポン
ダを用いて、ゴムクローラ2の走行距離等を検出可能と
した。
【0069】トランスポンダ3のアドレス情報は、例え
ばバイナリーコードで表わされ、起点たる突起物23−
1を「00000001」(8ビット)で表すと、計2
56のアドレスを表示することができる。よって、車両
のベルトの突起物の数(n:通常n≦256)に応じて
そのアドレス情報を記憶したトランスポンダを左右のベ
ルトの各突起物(23−1〜23−n)に順に埋設して
いる。
【0070】また、第2の実施形態では、質問器4と受
信器5は、図9に示すように、箱型の筺体11Aによっ
て送受信ユニット(以下、ユニットと称する)11とし
て構成される。このユニット11の底面には、トランス
ポンダ3の応答信号を受信する送信用アンテナ42及び
受信用アンテナ52が配置されている。但し、図は、説
明の便宜上、アンテナを配置した面が上面として描かれ
ている。
【0071】図10は、図1に示した無限軌道車の背面
図であるが、図に示すように、ユニット11が、車両本
体の、トランスポンダが通過する位置の真上に取り付け
られる。ユニット11からは、一定時間毎に質問信号が
ベルト側に発信され、ベルトの回転によりトランスポン
ダがユニット11の直下を通過するたびに、該トランス
ポンダより発せられる応答信号を順次受信する。
【0072】本実施形態の場合、処理装置6は、操縦室
内の運転手の操作しやすい位置に設置される。そのおお
よその形状を図11に示す。処理装置6には、液晶パネ
ルなどからなる表示部8、キーボード7が配置されてい
る。電源部9は、車両のバッテリーを使用することがで
き、必要に応じて適宜降圧乃至昇圧される。そして当然
のことながら、ユニット11と処理装置6は電気的に接
続されている。
【0073】次に、トランスポンダ3から突起物のアド
レス番号を検出する方法について述べる。記憶部34に
は300MHZの搬送波に載せるべきアドレス情報が、
バイナリーコード8ビットで記憶されている。例えば、
パルス幅Tかつ時間間隔Tの3つのパルスをスタートビ
ットとして、その後のパルスが現れるまでの時間間隔が
2Tのときを「0」、Tのときを「1」と定義すれば
(図12参照)、バイナリーコード「0101001
0」は、図13のように表すことができる。
【0074】記憶部34にこのパルス信号をデジタルデ
ータで記憶させておけば、受信器5は、このパルス信号
を、300MHZ搬送波の包絡線(アナログ信号)とし
て受信する。
【0075】受信されたアナログ信号は、A/D変換回
路512でデジタル化された後、CPU61でバイナリ
ーコードとして解読される。即ち、アドレス情報が解読
される。
【0076】ここで、連続したアドレス情報の読み取り
を、キーボード操作で行うことは不可能なので、所定の
ソフトウエアによるコンピュータ処理で実行することが
好ましい。この場合のソフトウエアは、CPU61がア
クセス可能なROM又は磁気ディスクなど(図示せず)
によって構成し製造段階で処理装置6に組み込んでおく
ことができる。プログラムの実行は、キーボード操作で
行うことができる。そして、処理装置6は、各ベルトの
回転速度、方向等を、計算し、該データを表示部8に表
示する。
【0077】このことを図を用いて説明する。図14
は、データの表示プロセスを機能ブロック図で表したも
のである。図に示すように、処理装置6は、運転開始時
よりアドレスの変化、具体的にはベルトの進行方向(回
転方向)の変化を絶えず監視する。
【0078】即ち、今、車両の左側のベルトの突起物
に、そのアドレス情報が、時計の回転方向にしたがっ
て、順に00000001、00000010、…のよ
うにその数値が増加するようにトランスポンダが埋設さ
れているとき、ユニットから時々刻々送出されてくるア
ドレス番号が増加しているときは、ベルトは前方向に、
アドレス番号が減少しているときは、ベルトは逆方向に
それぞれ回転しているということを知ることができる。
但し、車両の右側のベルトでは、この関係は逆になる。
いずれのベルトの場合でも、アドレス番号が増加から減
少、又はその逆になったとき、ベルトの回転が反転した
ことは容易に理解できよう。
【0079】処理装置6は、ゴムクローラ2の回転が反
転するたびごとに、それまでの走行距離(回転数でもよ
い。以下同じ))を方向別に積算(加算)し、「前方
向」「逆方向」の欄にその合算データがそれぞれ表示さ
れる。同時に、前方向と逆方向の走行距離の総計も計算
され、「合計」の欄に表示される。
【0080】合算されるまでの直前のデータは、メモリ
62に記憶される。図では、便宜上一つのユニットの処
理について書いているが、以上の計算は、車両に設けた
左右のユニット11からのデータに基づいて、左右の各
ベルトについて行われ、そして表示される(図参照)。
【0081】また、スキャンの時間間隔を一定にしてお
けば、突起物とその隣の突起物の距離は一定(既知)で
あるから、アドレス番号の変化より、各ベルトの速度を
知ることができるので、該速度データを表示部に表示し
てもよい。
【0082】尚、第2の実施形態において、最後のアド
レスのトランスポンダ3を第1の実施形態で用いた製造
番号等ベルト固有のID情報を持ったトランスポンダ3
と組み代えて、併せて用いてもよい。
【0083】その場合、該トランスポンダ3を追加記録
型にして、前記積算/総計データをトランスポンダ3に
記録することもできる。
【0084】追加記録型のトランスポンダ3を構成する
には、トランスポンダ3の記憶部34の一部のアドレス
領域を追加記録領域として割り当てればよい。書き込み
は、質問器の質問信号に続けて、書き込み命令と書き込
み情報(メモリ62に記録され直した更新データ)を送
信し、CPU331により書き込みデータを追加記録領
域に書き込ませればよい。
【0085】この追加記録されたデータは、その後の質
問信号によって読み出され、表示部に表示される。以
下、車両を運転するたびに、同様の動作が自動的に繰り
返される。即ち、処理装置6(コンピュータ)は、エン
ジンキーの入力により、自動的に起動する。
【0086】また、実施形態として、トランスポンダと
スキャナとの信号のやりとりを電磁波によるものについ
て開示したがこれに限られない。超音波によるもの、電
界結合その他によるものでもよい。
【0087】また、本明細書で開示したトランスポンダ
及びスキャナの構成はその一例に過ぎない。種々の設計
変更は、本発明の精神を逸脱しない限り、本発明の技術
的範囲に含まれると解釈されるべきである。
【0088】また、本発明は、草刈トラクター、大型草
刈作業車、プッシュトラクター、農建トラクター、キャ
リアダンプ、フォークリフト、雪上車、ショベルローダ
等種々のゴムクローラ型無限軌道車に応用できることは
言うまでもない。
【0089】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
記載のゴムクローラによれば、外部からの質問信号に対
して所定の情報を応答信号として発するトランスポンダ
が、その内部に埋め込まれているので、トランスポンダ
に質問信号が発せられると、トランスポンダに記憶され
ている情報が読み出され、応答信号として外部に輻射さ
れる。よって、これを受信することにより、該記憶情報
を知ることができる。
【0090】また、請求項2記載のゴムクローラによれ
ば、上記の効果に加えて、トランスポンダの応答信号
を、型式、製造番号等のゴムクローラ固有のID情報と
したので、組立と加硫の各工程間の移動の管理、また、
それ以降のゴムクローラの分類、在庫管理、出荷、メン
テナンス、再生管理等において、ゴムクローラ固有の情
報を知ることができる。
【0091】また、請求項3記載のゴムクローラによれ
ば、上記の効果に加えて、それぞれ異なるID情報を応
答する複数のトランスポンダを、ゴムクローラの長手方
向に所定間隔で埋め込んだので、ゴムクローラに、より
多くの情報を持たせることができる。
【0092】また、請求項4記載のゴムクローラによれ
ば、上記の効果に加えて、トランスポンダのID情報
を、ゴムクローラの長手方向の位置を示すアドレス情報
としたので、車両にとりつけた場合、ゴムクローラの進
行方向、進行距離、進行速度などの情報を得ることがで
きる。
【0093】また、請求項5記載のゴムクローラによれ
ば、上記の効果に加えて、トランスポンダが、所定の情
報を追加記録可能なものとしたので、随時必要な情報を
トランスポンダに記録することができるとともに、必要
に応じていつでもその記録を読み出すことができる。
【0094】また、請求項6記載のゴムクローラによれ
ば、上記の効果に加えて、ゴムクローラの補強用スチー
ルコードをトランスポンダの送受信用アンテナとしたの
で、精度のよい応答信号を送出できるとともに、トラン
スポンダをより小型に構成できる。
【0095】また、請求項7記載のゴムクローラによれ
ば、上記の効果に加えて、トランスポンダをゴムクロー
ラの接地面側の突起物中に設けたので、ゴムクローラ中
に埋設されている金属体が駆動輪からのノイズに対して
遮蔽板となり、トランスポンダの情報をより精度よく得
ることができる。
【0096】また、請求項8記載のゴムクローラ型無限
軌道車によれば、外部からの質問信号に対して所定の応
答信号を発するトランスポンダをゴムクローラに埋め込
むと共に、トランスポンダ識別システムを車両に搭載し
てなる無限軌道車においてトランスポンダに対して質問
信号を発するとともに該質問信号に対する応答信号を受
信する受信器をユニットとして構成して各ゴムクローラ
近傍に取り付けたので、左右それぞれのゴムクローラよ
り、アドレス等の情報が独立に検知され、走行距離など
をより適切に管理することができる。
【0097】また、請求項9記載のゴムクローラ型無限
軌道車によれば、上記の効果に加えて、トランスポンダ
識別システムで得られた各ゴムクローラ毎の前進・逆進
距離(乃至回転数)を、運転席に設けた表示装置に表示
するようにしたので、オペレータ(運転者)は、該情報
を容易に目視確認することができる。
【0098】また、請求項10記載のゴムクローラ型無
限軌道車によれば、上記の効果に加えて、表示されたデ
ータを、トランスポンダの記憶部の所定のアドレスに自
動的に書き込むようにしたので、走行距離等のデータが
絶えず自動的に更新記録され、ゴムクローラの品質管理
をより容易かつ適切に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るゴムクローラ型無限軌道車を示す
側面図
【図2】本発明の第1の実施形態のゴムクローラを接地
面側から見た平面図
【図3】図2におけるA−A線矢視方向断面図
【図4】図2におけるB−B線矢視方向断面図
【図5】本発明の第1の実施形態におけるトランスポン
ダを示す構造図
【図6】本発明の第1の実施形態におけるトランスポン
ダの電気回路ブロック図
【図7】本発明の第1の実施形態におけるスキャナ(ト
ランスポンダ識別システム)を示す電気回路ブロック図
【図8】本発明の第1実施形態におけるスキャナ(トラ
ンスポンダ識別システム)を示す外観図
【図9】本発明の第2の実施形態における質問機/受信
機一体型ユニットの外観図
【図10】本発明の第2の実施形態の無限軌道車を示す
背面図
【図11】本発明の第2実施形態における処理装置を示
す外観図
【図12】本発明の第2の実施形態におけるバイナリー
コード”0”、”1”の表現方法の説明図
【図13】本発明の第2の実施形態におけるアドレス情
報「01010010」の表現方法を説明する図
【図14】本発明の第2の実施形態における走行データ
算出の機能フローチャート
【符号の説明】
1…ゴムクローラ型無限軌道車の車両本体、2…ゴムク
ローラ、3…トランスポンダ、3A…トランスポンダ本
体、3B…被覆体、4…質問機、5…受信機、6…処理
装置、7…キーボード、8…表示部、9…電源部、10
…スキャナ(トランスポンダ識別システム)、10A…
スキャナ(トランスポンダ識別システム)のユニットの
筺体、10B…スキャナ(トランスポンダ識別システ
ム)のグリップ、11…送受信ユニット、11A…送受
信ユニットの筺体、21…芯金、22…スチールコー
ド、23…突起物、31…トランスポンダの受信アンテ
ナ、32…整流回路、33…中央処理部、34…記憶
部、35…トランスポンダの発信部、36…トランスポ
ンダの送信アンテナ、41…質問器の発信部、42…質
問機の送信用アンテナ、51…受信機の受信部、52…
受信機の受信用アンテナ、61…処理装置6におけるC
PU、62…処理装置6におけるメモリ、411…発信
器、412…スイッチ、511…受信回路、512…A
/D変換器。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部からの質問信号に対して所定の情報
    を応答信号として発するトランスポンダを、その内部の
    所定位置に埋め込んでなることを特徴とするゴムクロー
    ラ。
  2. 【請求項2】 前記トランスポンダの応答信号が、型
    式、製造番号等の当該ゴムクローラ固有のID情報であ
    ることを特徴とする請求項1記載のゴムクローラ。
  3. 【請求項3】 それぞれ異なるID情報を応答する複数
    のトランスポンダを、ゴムクローラの長手方向に所定間
    隔で埋め込んでなることを特徴とする請求項1記載のゴ
    ムクローラ。
  4. 【請求項4】 前記トランスポンダのID情報が、ゴム
    クローラの長手方向の位置を表すアドレス情報であるこ
    とを特徴とする請求項3記載のゴムクローラ。
  5. 【請求項5】 前記トランスポンダが所定の情報を追加
    記録可能なものであることを特徴とする請求項1又は2
    記載のゴムクローラ。
  6. 【請求項6】 ゴムクローラの補強用スチールコードを
    前記トランスポンダの送受信用アンテナとして使用する
    ことを特徴とする請求項1乃至5の何れかに記載のゴム
    クローラ。
  7. 【請求項7】 トランスポンダをゴムクローラ中に埋設
    されている金属体よりも接地面側の突起物中に埋設した
    ことを特徴とする請求項1乃至6の何れかに記載のゴム
    クローラ。
  8. 【請求項8】 外部からの質問信号に対して所定の応答
    信号を発するトランスポンダをゴムクローラに埋め込む
    と共に、トランスポンダ識別システムを車両に搭載して
    なるゴムクローラ型無限軌道車であって、 前記トランスポンダ識別システムは、前記トランスポン
    ダに対して質問信号を発する送信機と、該質問信号に対
    するトランスポンダからの応答信号を受信する受信機と
    を備えると共に、 前記送信機及び受信機はユニットとして構成され、 該ユニットは前記ゴムクローラ近傍に取り付けられてい
    ることを特徴とするゴムクローラ型無限軌道車。
  9. 【請求項9】 前記トランスポンダ識別システムによる
    識別結果に基づいて、前記ゴムクローラの前進・逆進距
    離を算出する演算手段を設けると共に、該演算結果を表
    示する表示装置を運転席に設けたことを特徴とする請求
    項8記載のゴムクローラ型無限軌道車。
  10. 【請求項10】 前記トランスポンダは所定の情報を追
    加記録可能な記憶部を備え、前記トランスポンダ識別シ
    ステムは、前記演算結果を該トランスポンダの記憶部の
    所定のアドレスに自動的に書き込む情報記録手段を備え
    ていることを特徴とする請求項9記載のゴムクローラ型
    無限軌道車。
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