JPH10119700A - エアバッグ装置 - Google Patents

エアバッグ装置

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Publication number
JPH10119700A
JPH10119700A JP8280788A JP28078896A JPH10119700A JP H10119700 A JPH10119700 A JP H10119700A JP 8280788 A JP8280788 A JP 8280788A JP 28078896 A JP28078896 A JP 28078896A JP H10119700 A JPH10119700 A JP H10119700A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air bag
steering wheel
driver
airbag
rim
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8280788A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideaki Nakamichi
英明 中道
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP8280788A priority Critical patent/JPH10119700A/ja
Publication of JPH10119700A publication Critical patent/JPH10119700A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ステアリングホイールの位置や角度に関わら
ずドライバーを確実に拘束することが可能なエアバッグ
装置を提供する。 【解決手段】 ステアリングホイール4のリム10の内
部にエアバッグ15を収納し、コラムカバー2に設けた
インフレータ17が発生する高圧ガスをエアバッグ15
に供給すると、膨張するエアバッグ15はリム10のテ
ィアラインを破断してドーナツ状に展開する。展開した
エアバッグ15の直径はステアリングホイール4の直径
を越える大きなものとなり、ドライバーの腹部から頭部
までを確実に拘束することができる。特に、エアバッグ
15の下部でドライバーの腹部を拘束することができる
ので、衝突時にドライバーがエアバッグ15の下部に滑
り込む現象を確実に防止することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、加速度センサから
の信号に基づいて高圧ガスを発生するインフレータと、
ステアリングホイールに設けられてインフレータから供
給される高圧ガスにより展開するエアバッグとを備えた
エアバッグ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般にステアリングホイールはステアリ
ングシャフトを介してステアリングギヤボックスに接続
されており、ステアリングホイールをステアリングシャ
フトに対して垂直に取り付ける必要があり、ステアリン
グホイールの取付位置や取付角度に大きな制約があっ
た。近年、ステアリングホイールとステアリングギヤボ
ックスとをケーブルで接続したステアリング装置や、ス
テアリングホイールとステアリングシャフトとを等速ジ
ョイントやベベルギヤで接続したステアリング装置が提
案されている。このようなステアリング装置を採用する
と、図1に示すようにステアリングホイールの位置を下
げるとともに軸線を上向きにし、ドライバーに疲労の少
ない運転姿勢を取らせることが可能となる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ステアリングシャフト
を有する従来のステアリング装置は、ステアリングホイ
ールの中央にエアバッグを設けるだけでドライバーの頭
部及び胸部を効果的に拘束することができる。しかしな
がら、ステアリングホイールの位置を下げ、その軸線を
上向きにした場合、エアバッグが適切な展開位置よりも
上向きに展開して効果が減少する可能性がある。
【0004】本発明は前述の事情に鑑みてなされたもの
で、ステアリングホイールの位置や角度に関わらずドラ
イバーを確実に拘束することが可能なエアバッグ装置を
提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載された発
明では、車両の衝突により加速度センサが所定値以上の
加速度を検出するとインフレータが作動し、発生した高
圧ガスがステアリングホイールのリムの内部に収納され
たエアバッグを膨張させる。エアバッグが膨張する圧力
でリムのティアラインが破断し、その開口部からエアバ
ッグが展開する。エアバッグはリムの内部からドーナツ
状に展開するため、ドライバーの腹部から頭部までの広
い範囲を確実に拘束することができる。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、添
付図面に示した本発明の実施例に基づいて説明する。
【0007】図1〜図5は本発明の一実施例を示すもの
で、図1はエアバッグ装置を備えた車両を示す図、図2
は図1の2−2線拡大断面図、図3はエアバッグの展開
時の作用説明図、図4は展開したエアバッグを示す図、
図5は図4の5方向矢視図である。
【0008】図1に示すように、車両Vのインストルメ
ントパネル1から後方に延びるコラムカバー2の後端
に、運転席3に座ったドライバーによって操作されるス
テアリングホイール4が設けられる。ステアリングホイ
ール4は例えばケーブルによってステアリングギヤボッ
クスに接続されるもので、通常のステアリングホイール
よりもドライバーの膝に近い低い位置に設けられてお
り、またその軸線Lは通常のステアリングホイールより
も上方を指向している。このようにステアリングホイー
ル4を低い位置に上向きに配置することにより、ドライ
バーの肘の位置が低くなって肩への負担が減り、長時間
運転しても疲労し難くなる。ドライバーの乗降時にステ
アリングホイール4が邪魔にならないように、コラムカ
バー2はピボット5回りに鎖線位置へと揺動可能であ
る。
【0009】図2に示すように、コラムカバー2にベア
リング6を介して支持した回転軸7に固定されるステア
リングホイール4は、中心に位置するボス8と、ボス8
から放射状に延びるスポーク9と、スポーク9の外端に
連なる環状のリム10とを備える。コラムカバー2の端
部に形成した環状溝21 とステアリングホイール4のボ
ス8に形成した環状溝81 とが対向しており、両環状溝
1 ,81 間にガス室11が形成される。ボス8とコラ
ムカバー2との摺動面は2個のシール部材12,13に
よってシールされる。ガス室11はスポーク9の内部に
形成したガス通路91 を介して中空のリム10の内部に
連通している。
【0010】リム10の内部に設けた環状のリテーナ1
4にエアバッグ15が固定されており、このエアバッグ
15は折り畳まれた状態でリム10の内面とリテーナ1
4の外面との間の空間に収納される。前記ガス通路91
はリテーナ14に形成した開口141 を介してエアバッ
グ15の内部に連通する。リム10の外周に360°に
亘って延びるティアライン101 が形成される。
【0011】コラムカバー2の端部に前記ガス室11に
連通するインフレータハウジング16が設けられてお
り、このインフレータハウジング16の内部に加速度セ
ンサ18に接続されたインフレータ17が収納される。
【0012】次に、前述の構成を備えた本発明の実施例
の作用について説明する。
【0013】車両Vの衝突時に加速度センサ18が所定
値以上の加速度を検出すると、インフレータ17が作動
して高圧ガスを発生する。インフレータ17が発生した
高圧ガスは、ガス室11及びガス通路91 を通ってエア
バッグ15に供給される。このとき、ステアリングホイ
ール4がどの位置に回転していても、コラムカバー2の
環状溝21 とボス8の環状溝81 とがシール部材12,
13を介して気密に相対回転することにより、インフレ
ータ17が発生した高圧ガスは洩れることなくエアバッ
グ15に供給される。
【0014】図3に示すように、エアバッグ15がリム
10の内部で膨張すると、その圧力でリム10のティア
ライン101 が破断して開放し、エアバッグ15がドー
ナツ状に展開する。図4及び図5から明らかなように、
展開したエアバッグ15の直径はステアリングホイール
4の直径を越える大きなものとなるため、ドライバーの
腹部から頭部までを確実に拘束することができる。特
に、エアバッグ15の下部でドライバーの腹部を拘束す
ることができるので、衝突時にドライバーがエアバッグ
15の下部に滑り込む現象を確実に防止することができ
る。
【0015】以上、本発明の実施例を詳述したが、本発
明はその要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更を行う
ことが可能である。
【0016】例えば、実施例ではコラムカバー2にイン
フレータ17を設けているが、これをステアリングホイ
ール4のボス8に設ければ、高圧ガスをエアバッグ15
に供給する通路の形成が容易になる。
【0017】
【発明の効果】以上のように請求項1に記載された発明
によれば、ステアリングホイールのリムの内部にエアバ
ッグを収納するとともに、エアバッグが膨張する圧力で
破断するティアラインを前記リムに形成したので、車両
の衝突時にエアバッグをリムの内部からドーナツ状に展
開させ、ドライバーの腹部から頭部までの広い範囲を確
実に拘束することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】エアバッグ装置を備えた車両を示す図
【図2】図1の2−2線拡大断面図
【図3】エアバッグの展開時の作用説明図
【図4】展開したエアバッグを示す図
【図5】図4の5方向矢視図
【符号の説明】
4 ステアリングホイール 10 リム 101 ティアライン 15 エアバッグ 17 インフレータ 18 加速度センサ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加速度センサ(18)からの信号に基づ
    いて高圧ガスを発生するインフレータ(17)と、ステ
    アリングホイール(4)に設けられてインフレータ(1
    7)から供給される高圧ガスにより展開するエアバッグ
    (15)とを備えたエアバッグ装置において、 ステアリングホイール(4)のリム(10)の内部にエ
    アバッグ(15)を収納するとともに、エアバッグ(1
    5)が膨張する圧力で破断するティアライン(101
    を前記リム(10)に形成したことを特徴とするエアバ
    ッグ装置。
JP8280788A 1996-10-23 1996-10-23 エアバッグ装置 Pending JPH10119700A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8280788A JPH10119700A (ja) 1996-10-23 1996-10-23 エアバッグ装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP8280788A JPH10119700A (ja) 1996-10-23 1996-10-23 エアバッグ装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10119700A true JPH10119700A (ja) 1998-05-12

Family

ID=17629973

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8280788A Pending JPH10119700A (ja) 1996-10-23 1996-10-23 エアバッグ装置

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JP (1) JPH10119700A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8177254B2 (en) 2008-01-29 2012-05-15 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Vehicle airbag device
US20140131984A1 (en) * 2011-07-07 2014-05-15 Matthias Zahn Vehicle steering wheel, gas bag module for a vehicle steering wheel
US8757658B2 (en) * 2012-08-24 2014-06-24 Feinstein Patents Llc Adjustable grip steering wheel safety system to protect hands and upper extremities in low impact collisions
CN112550203A (zh) * 2019-09-26 2021-03-26 现代自动车株式会社 车辆的安全气囊装置

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