JPH1011956A - 光ディスク装置用防振脚 - Google Patents

光ディスク装置用防振脚

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JPH1011956A
JPH1011956A JP15791796A JP15791796A JPH1011956A JP H1011956 A JPH1011956 A JP H1011956A JP 15791796 A JP15791796 A JP 15791796A JP 15791796 A JP15791796 A JP 15791796A JP H1011956 A JPH1011956 A JP H1011956A
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JP
Japan
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vibration
spindle motor
leg
vibration control
rigidity
Prior art date
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Pending
Application number
JP15791796A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiaki Yamauchi
良明 山内
Shozo Saegusa
省三 三枝
Morikazu Kato
盛一 加藤
Katsuhiko Kimura
勝彦 木村
Hisahiro Miki
久弘 三木
Shigeki Mori
森  茂樹
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication of JPH1011956A publication Critical patent/JPH1011956A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】CLV方式を採用している光ディスク装置、た
とえば、高速CD−ROMで、外部振動による光ヘッド
の主幹部品である対物レンズへの励振力を遮断する。 【解決手段】円筒型中空形状の防振脚4に対し、上下に
円環上の圧電素子でできた圧縮部材7、周方向よりコイ
ルばねあるいは形状記憶合金でできた巻き付け部材を設
け、それぞれスピンドルモータ1の回転数に応じて圧縮
力,巻き付け力を変える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光ディスク装置用防
振脚に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のCD−ROM等に用いられている
防振脚は、たとえば、プレクスター製(PX−63CS
/T0)に用いられているような上下方向の中央にくび
れを持った円筒状の軟質ゴムを用いていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】現在のCLV(Consta
nt Linear Velocity;線速度一定)方式を採用している
光ディスク装置、たとえば、CD−ROM等は、世の中
の流れにそって音楽用CD(標準速)に対し2倍,4
倍,6倍、さらには8倍とスピンドルモータの回転数を
上げてきている。しかも、従来の個人が持っている資産
(たとえば、音楽用CD)等も高速CD−ROMでも互
換性をとらなければならない。それに伴って、外部から
の励振力に対して対物レンズが励振されやすい周波数帯
域も同様に変化している。従来の防振脚構造では、特定
の周波数帯域のみ防振効果が期待でき、その周波数帯域
をはずれると防振効果が全く期待できない状況になって
きた。すなわち、防振する周波数帯域をスピンドルモー
タの回転数に応じて変えるか、あるいは非常に幅広い周
波数帯域とする必要性がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明では、情報記録面を有する円板状の媒体に対
し前記読み出し記録面の位置により回転数を変えながら
回転するスピンドルモータと、前記情報記録面に対向し
て設けられた対物レンズと前記対物レンズを前記媒体の
半径方向及び回転による面振れ方向に移動する対物レン
ズ駆動手段と前記媒体の半径方向に移動するヘッド移動
手段とからなる可動光ヘッドと、前記スピンドルモータ
と可動光ヘッドを固定支持するシャーシと、シャーシと
ベース間に設けた水平方向及び垂直方向に低固有値を有
する複数個の防振脚で構成されている光ディスク装置
で、前記防振脚の水平方向及び垂直方向の固有値をスピ
ンドルモータの回転数により変える光ディスク装置用防
振脚構造とした。
【0005】具体的には、防振脚の上下には、円環状の
圧縮可能な部材を介して固定部に密着固定する構造とし
た。
【0006】また、円筒状防振脚の側面に平板状のコイ
ルばねの一端を固定し、もう一方の端を回転モータの軸
に固定した構造とした。
【0007】この構造に関しては、円筒状防振脚の側面
に巻き付くようなコイル形状とした形状記憶合金の部材
と前記部材に熱線を巻き付け、電流供給できる構成とし
てもよい。
【0008】以上に述べた防振脚構造とすることによ
り、前記課題を解決することができる。
【0009】防振脚で外部からの励振力を遮断する場
合、防振脚の形状,材質の物性値(特に硬度)により遮
断する周波数帯域が決定する。すなわち、防振する周波
数帯域を可変あるいは幅広くとることは難しい。そこ
で、防振脚の形状及び硬度を先に述べた様にスピンドル
モータの回転数によって変えることを提案する。外部か
らの励振力は、垂直方向及び水平方向が考えられる。そ
こで、それぞれの方向で外部から力(圧力)をかける。
たとえば、上下方向に防振脚を圧縮させると形状及び硬
度も変化する。また、防振脚を側面から絞り込むように
すると同様に形状及び硬度も変化する。このような外部
からの力を利用し、防振脚の形状及び硬度を変えること
により、スピンドルモータの回転数による外部からの励
振される周波数帯域に追従させ防振脚の性能を変えるこ
とが可能となる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の一実施例について、以下
図1から図12を用い説明する。
【0011】図1は一実施例である光ディスク装置にお
ける光ヘッド周辺メカ構成を示したものである。光ディ
スク装置は、図示していないディスクをスピンドルモー
タに磁気吸引固定し、回転させる。回転しているディス
クに対し、読み出しヘッドとなる対物レンズを含んだ可
動部は、ディスクの半径方向に移動する手段を備えてい
る。さらに対物レンズは回転しているディスクの面振れ
方向および偏芯方向に追従できる微動可能な移動手段を
有している。スピンドルモータはねじによりシャーシに
完全に固定され、対物レンズを含んだ可動部はシャーシ
に固定されている図示していないガイドレールを介して
滑り軸受けあるいは転がり軸受けにより移動可能に固定
されている。対物レンズを含む可動部は外乱(振動)に
弱いため、通常は、シャーシとベース間には振動絶縁の
ための防振脚が図に示すように介在している。
【0012】光ディスク装置でもCD−ROMのように
ディスクの半径方向の位置(内周,外周)問わず線速度
一定でデータを読み取る方式を採用している場合、デー
タを読む場所によりディスクの回転数を変えなければな
らない。すなわち、シャーシに固定されているスピンド
ルモータからの励振周波数(ディスク回転周波数)が変
わるため防振脚の振動絶縁周波数帯域を回転数に対応し
て変えなければならない。従来の標準速(音楽用CD)
CD−ROMの場合、内周で8Hz,外周はで3.4H
z ある。このため、周波数帯域が比較的狭いため防振
脚の絶縁周波数を変える必要性がなかった。しかし、現
在は標準速に対し2倍,4倍,6倍さらに8倍(内周6
4Hz,外周27Hz)と世の中に出始め、それにつれ
て周波数帯域が広くなり防振脚による振動絶縁周波数帯
域を広げざるをえなくなってきた。図1に示した、防振
脚の上下に配置した圧縮部材は、防振周波数帯域を変え
る一実施例であり、以下図2以降を用いて詳しく説明す
る。
【0013】図2は、従来の標準速用に用いられている
防振脚の断面形状である。だるま形状で内部を中空に
し、横の絞り部でシャーシを押さえ上部より止めねじで
ベースへ固定している。この場合、上下方向及び左右方
向とも非常に剛性が低く、低域では防振効果が大きい。
【0014】図3は高速CD−ROMとしてたとえば、
6倍速用に用いられている防振脚の断面形状である。標
準速用に比べ内部は完全に詰まった形状である。このた
め、上下方向及び左右方向の剛性が高く、高域では防振
効果が大きい。
【0015】本発明は、両方の機能を満足するものであ
り、図4及び図5で基本的な考え方について説明する。
図4は、上下方向の剛性を上げるための考え方であり
(a)は、たとえば従来の防振脚に対し上下方向より力
を加えることにより防振脚は押しつぶされ、(b)に示
すように内部の空洞が小さくなり見かけ上の上下方向の
剛性が上がる。図5は、横方向の剛性を上げるための考
え方であり(a)は、前図と同様に防振脚に対し周方向
より力を加えることにより防振脚は押しつぶされ、
(b)に示すように内部の空洞が小さくなり見かけ上の
横方向の剛性が上がる。すなわち、防振脚に前述した如
く何らかの力を可変的に与えることにより本発明の目的
が達成できることになる。
【0016】図6以降により、具体的な防振脚構成につ
いて説明する。
【0017】図6は上下方向の剛性を変えるための一実
施例(図1)を示したものである。防振脚の上下には、
たとえば、圧電素子等電圧を加えることで伸縮するよう
な材料で構成された円環状の圧縮部材を配置しベース上
に止めねじで固定する。ディスクを回転させるスピンド
ルモータの回転数に応じてスピンドルモータ基板からの
信号を圧縮部材に加える電圧に変換する制御回路を介
し、上下の各圧縮部材に電圧を加える。
【0018】図7は横方向の剛性を変えるための一実施
例を示したものである。防振脚を周方向から締め付ける
構成としている。具体的には、だるま形の上下の凸部に
平板が巻き付くような構成のコイルばねを用い、他端は
回転して巻き取る回転モータに取り付ける。回転モータ
でコイルばねを巻き取るとコイルばねは、防振脚を周方
向より締め付ける。
【0019】図8は図7における横方向から見た構成図
である。
【0020】図9及び図10は、横方向の剛性を変える
締め付け部材の一実施例を示したものである。形状記憶
合金でできた締め付け部材であり、常温状態では図9に
示すようなコイル形状で、熱を加えると図10に示すよ
うに内側に締まる。この時、常温時の内径は、ほぼ防振
脚(だるま形状)の上下の凸部の外形に合わせておく、
すなわち熱を加えると防振脚を締め付ける構成である。
【0021】図11及び図12は、締め付け部材を用い
た具体的な方法について示したものである。熱を加える
ため、締め付け部材には熱線を巻き付け、図6同様にス
ピンドルモータの回転数に応じて電流をコントロールす
る制御回路から熱線に電流を供給する。
【0022】
【発明の効果】本発明の光ディスク装置用防振脚を用い
ることによりCLV方式を採用している光ディスク装
置、たとえば、CD−ROM等の外部からの励振力によ
る耐振性を著しく向上することができる。これは、CD
−ROMの高速化に伴って外乱により励振されやすい周
波数帯域が変化してきているのに対し、防振脚も同様に
防振周波数帯域を周波数帯域に合わせて変化させること
が可能になったためである。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例である光ディスク装置における光ヘッ
ド周辺メカの斜視図。
【図2】従来の防振脚の断面図。
【図3】高速CD−ROM(たとえば、6倍速用)の防
振脚の断面図。
【図4】防振脚の上下方向の剛性を上げる基本的な考え
方を示す説明図。
【図5】防振脚の横方向の剛性を上げる基本的な考え方
を示す説明図。
【図6】防振脚の上下方向の剛性を上げる一実施例の説
明図。
【図7】防振脚の横方向の剛性を上げる一実施例の説明
図。
【図8】防振脚の横方向の剛性を上げる一実施例の側面
図。
【図9】防振脚の横方向の剛性を変える締め付け部材の
一実施例(締め付け前)の説明図。
【図10】防振脚の横方向の剛性を変える締め付け部材
の一実施例の説明図。
【図11】防振脚の横方向の剛性を上げる一実施例の上
面図。
【図12】防振脚の横方向の剛性を上げる一実施例の側
面図。
【符号の説明】
1…スピンドルモータ、2…対物レンズ、3…シャー
シ、4…防振脚、5…止めねじ、6…ベース、7a,7
b…圧電素子。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 木村 勝彦 茨城県土浦市神立町502番地 株式会社日 立製作所機械研究所内 (72)発明者 三木 久弘 茨城県ひたちなか市稲田1410番地 株式会 社日立製作所映像情報メディア事業部内 (72)発明者 森 茂樹 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所映像情報メディア事業部 内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】情報記録面を有する円板状の媒体に対し前
    記情報記録面の位置により回転数を変えながら回転する
    スピンドルモータと、前記情報記録面に対向して設けら
    れた対物レンズと前記対物レンズを前記媒体の半径方向
    及び回転による面振れ方向に移動する対物レンズ駆動手
    段と前記媒体の半径方向に移動するヘッド移動手段とか
    らなる可動光ヘッドと、前記スピンドルモータと前記可
    動光ヘッドを固定支持するシャーシと、前記シャーシと
    ベース間に設けた水平方向及び垂直方向に低固有値を有
    する複数個の防振脚で構成されている光ディスク装置に
    おいて、前記防振脚の水平方向及び垂直方向の固有値を
    前記スピンドルモータの回転数により変えることを特徴
    とする光ディスク装置用防振脚。
JP15791796A 1996-06-19 1996-06-19 光ディスク装置用防振脚 Pending JPH1011956A (ja)

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JP15791796A JPH1011956A (ja) 1996-06-19 1996-06-19 光ディスク装置用防振脚

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ID=15660291

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JP (1) JPH1011956A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100436885B1 (ko) * 2001-07-16 2004-06-22 박영필 정보저장기기의 진동감쇠장치
US7185350B2 (en) 2002-06-18 2007-02-27 Samsung Electronics Co., Ltd. Disk drive adopting vibration absorber
CN100346566C (zh) * 1998-12-21 2007-10-31 精工爱普生株式会社 压电驱动装置
US7864644B2 (en) 2005-05-30 2011-01-04 Koninklijke Philips Electronics N.V. Optical storage medium reading/writing method and device with improved reliability

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KR100436885B1 (ko) * 2001-07-16 2004-06-22 박영필 정보저장기기의 진동감쇠장치
US7185350B2 (en) 2002-06-18 2007-02-27 Samsung Electronics Co., Ltd. Disk drive adopting vibration absorber
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