JPH10118744A - 溶湯供給用ノズルの先端部構造 - Google Patents

溶湯供給用ノズルの先端部構造

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JPH10118744A
JPH10118744A JP27470996A JP27470996A JPH10118744A JP H10118744 A JPH10118744 A JP H10118744A JP 27470996 A JP27470996 A JP 27470996A JP 27470996 A JP27470996 A JP 27470996A JP H10118744 A JPH10118744 A JP H10118744A
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JP
Japan
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molten metal
plate
nozzle
metal supply
supply port
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Application number
JP27470996A
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English (en)
Inventor
Kinya Matsuura
欣也 松浦
Hirokazu Sawada
宏和 澤田
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】溶湯を板状体に連続鋳造圧延する圧延装置にお
いて、溶湯メニスカス部の形成状態を圧延中に直接観察
可能な溶湯供給用ノズルを提供する。 【解決手段】溶湯供給用ノズル10は、その先端部の溶
湯供給口26を形成する上板18と下板20と、上板1
8と下板20との両側開放部を塞ぐ一対の側板22、2
4とから構成される。一方の側板22は、溶湯供給口2
6の側部に位置するその先端部23の厚みTが、溶湯供
給口26の間隔Sよりも薄く形成される。したがって、
溶湯供給口26から供給された溶湯メニスカス部15の
形成状態が、側板22で邪魔されることなく直接観察可
能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は溶湯供給用ノズルの
先端部構造に係り、特に連続鋳造圧延装置の双ロール間
に溶湯を供給する溶湯供給用ノズルの先端部構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】この種の連続鋳造圧延装置は図4に示す
ように、溶湯供給用ノズル1の溶湯供給口2から双ロー
ル3、3の間に溶湯を供給して、双ロール3、3の図中
矢印で示す回転で溶湯を板状体4に連続鋳造圧延する装
置である。前記溶湯供給用ノズル1は、溶湯供給口2の
上縁と下縁とを形成する上板5と下板6と、上板5と下
板6との両側開放部を塞ぐ一対の側板7(一方のみ図示
する)とから構成されている。図示しない溶湯槽から溶
湯供給用ノズル1に溶湯が供給されると、この溶湯は、
前記板5、6、7、7で画成された溶湯流通路8を介し
て溶湯供給口2から双ロール3、3の間に供給される。
【0003】ところで、このような双ロールを有する圧
延装置として、特開平1−215441号公報、特開平
8−108659号公報に開示されたものがある。特開
平1−215441号公報の圧延装置は、溶湯供給用ノ
ズルと双ロールとの間の溶湯メニスカス部に、加熱した
非酸化性ガスを供給したり、溶湯供給用ノズルの先端面
を傾斜させてその先端面を溶湯メニスカス部に接触させ
たりすることにより、リップル欠陥(段ムラ)の発生を
抑えている。
【0004】また、特開平8−108659号公報の圧
延装置では、アルミニウム溶湯の成分を限定することに
より、リップル欠陥の発生を抑えている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た圧延装置の溶湯供給用ノズルは、図4中点線で示す溶
湯メニスカス部9の形成状態を側板7で邪魔されて直接
観察することができない。よって、従来の溶湯供給用ノ
ズルでは、リップル欠陥発生を抑えたとしても、その効
果を圧延中に確認することができず、また、リップル欠
陥発生の原因解析を行うこともできないという欠点があ
る。
【0006】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、溶湯メニスカスの形成状態を圧延中に直接観察
することができる溶湯供給用ノズルの先端部構造を提供
することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成するために、溶湯を板状体に連続鋳造圧延する双ロー
ルの間に、該溶湯を供給する溶湯供給用ノズルの先端部
構造において、前記溶湯供給用ノズルは、その先端部の
溶湯供給口を形成する上板と下板と、前記上板と下板と
の両側開放部を塞ぐ一対の側板とから構成され、該一対
の側板の少なくとも一方の側板は、前記溶湯供給口の側
部に位置するその先端部の厚みが、前記溶湯供給口の間
隔よりも薄く形成されて、その側板の側方から溶湯メニ
スカス部を直接観察可能としたことを特徴としている。
【0008】請求項1記載の発明によれば、溶湯供給口
を形成する一対の側板のうち、少なくとも一方の側板の
先端部の厚みを、溶湯供給口の間隔よりも薄く形成して
いる。したがって、本発明は、溶湯供給口から供給され
た溶湯メニスカス部の形成状態を、側板で邪魔されるこ
となく直接観察することができる。請求項2記載の発明
は、前記側板を本体部と先端部とで構成し、溶湯メニス
カス部の観察時に本体部から先端部を取り外し、溶湯メ
ニスカス部をさらに観察し易くしたものである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下添付図面に従って本発明に係
る溶湯供給用ノズルの先端部構造の好ましい実施の形態
を説明する。図1は、本実施の形態の溶湯供給用ノズル
10から供給された溶湯12が、双ロール14、14の
回転によって板状体16に連続鋳造圧延されている状態
を示す要部側面図である。また、図2は前記溶湯供給用
ノズル10の拡大斜視図である。
【0010】溶湯供給用ノズル10は図1、図2に示す
ように、上板18と下板20と一対の側板22、24と
から構成される。前記上板18には、下方に傾斜した斜
面19が形成され、その斜面19の端部19Aが、溶湯
供給用ノズル10の溶湯供給口26の上縁を形成してい
る。また、前記下板20には、上方に傾斜した斜面21
が形成され、その斜面21の端部21Aが溶湯供給口2
6の下縁を形成している。
【0011】前記側板22、24は、前記上板18と下
板20との両側部に固着され、上板18と下板20と間
に形成される側部開放部が側板22、24によって塞が
れている。また、側板22、24の先端部23、25
は、三角形状に形成される。それらの先端部23、25
の各頂点部23A、25Aは、上下方向における溶湯供
給口26の中間位置に位置される。さらに、前記先端部
23、25の、溶湯供給口26の側部に位置するその部
分部の厚みTが、溶湯供給口26の間隔Sよりも薄く形
成されている。
【0012】このように構成された溶湯供給用ノズル1
0によれば、図示しない溶湯槽から溶湯12が供給され
ると、この溶湯12を、前記上板18、下板20、一対
の側板22、24で画成された溶湯流通路28を介して
溶湯供給口26から双ロール14、14の間に供給す
る。溶湯供給口26から供給された溶湯12は、前述し
たように双ロール14、14の図1中矢印で示す回転に
よって板状体16に連続鋳造圧延される。
【0013】本実施の形態の溶湯供給用ノズル10は図
2で示したように、側板22、24の各先端部23、2
5のうち、溶湯供給口26の側部に位置する部分の厚み
Tが、溶湯供給口26の間隔Sよりも薄く形成されてい
る。これによって、溶湯供給口26から供給された直後
の溶湯メニスカス部15の形成状態を、図1に示すよう
に側板22及び24で邪魔されることなく直接観察する
ことができる。したがって、この溶湯供給用ノズル10
を使用すれば、リップル欠陥の抑制効果を圧延中に確認
することができ、また、リップル欠陥発生の原因解析を
行うことができる。
【0014】本実施の形態では、両方の側板22、24
の厚みTを薄くしたが、側板22又は側板24のうち少
なくとも一方の側板のみ薄くすれば良い。即ち、薄くし
た方の側板から溶湯メニスカス部15を観察すれば良い
からである。ところで、前記側板22は図2に示すよう
に、別体の本体部22Aと先端部23とで構成される。
本体部22Aは、上板18と下板20とに固着されてい
る。前記先端部23は、その底辺部に相当する部分に形
成された凸部23Aが、本体部22A側に形成された凹
部22Bに嵌合されることにより、本体部22Aに対し
て着脱自在となっている。
【0015】また、前記先端部23には、ネジ孔30が
形成され、そのネジ孔30に対向する本体部22Aの凹
部22Bにも図示しないネジ孔が形成されている。先端
部23は、前記ネジ孔と凹部22Bのネジ孔とにネジ棒
32が螺合されることにより本体部22Aに固定されて
いる。先端部23を取り外す場合には、先ず、ネジ棒3
2を緩めると共に、着脱用棒34を先端部23の穴36
に差し込こんで、先端部23に着脱用棒34を嵌合させ
る。そして、ネジ棒32によって螺合を解除したのち、
着脱用棒34で本体部22Aから取り外す。溶湯供給用
ノズル10の近傍の雰囲気温度が高いため、着脱を行う
作業者に熱による悪影響を与えないように、前記ネジ棒
32と着脱用棒34とは長めに形成されている。
【0016】図3は、先端部23を取り外した状態で、
連続鋳造圧延を実施している説明図である。同図に示す
ように先端部23を取り外すと、溶湯供給口26から連
続的に供給される溶湯12を直接観察できるので、図1
に示した状態よりも、溶湯メニスカス部15がさらに観
察し易くなる。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る溶湯供
給用ノズルの先端部構造によれば、溶湯供給口を形成す
る一対の側板のうち、少なくとも一方の側板の先端部の
厚みを、溶湯供給口の間隔よりも薄く形成したので、溶
湯供給口から供給された溶湯メニスカス部の形成状態
を、側板で邪魔されることなく直接観察することができ
る。これによって、本発明では、リップル欠陥の抑制効
果を圧延中に確認することができ、また、リップル欠陥
発生の原因解析を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態の溶湯供給用ノズルから供給され
た溶湯が、双ロールによって連続鋳造圧延されている状
態を示す側面図
【図2】図1に示した溶湯供給用ノズルの拡大斜視図
【図3】図1の溶湯供給用ノズルの側板先端部を取り外
した状態を示す側面図
【図4】従来の溶湯供給用ノズルを示す側面図
【符号の説明】
10…溶湯供給用ノズル 12…溶湯 14、14…双ロール 15…溶湯メニスカス部 16…板状体 18…上板 20…下板 22、24…側板 23、25…先端部 26…溶湯供給口 32…ネジ棒 34…着脱用棒

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】溶湯を板状体に連続鋳造圧延する双ロール
    の間に、該溶湯を供給する溶湯供給用ノズルの先端部構
    造において、 前記溶湯供給用ノズルは、その先端部の溶湯供給口を形
    成する上板と下板と、前記上板と下板との両側開放部を
    塞ぐ一対の側板とから構成され、 該一対の側板の少なくとも一方の側板は、前記溶湯供給
    口の側部に位置するその先端部の厚みが、前記溶湯供給
    口の間隔よりも薄く形成されて、その側板の側方から溶
    湯メニスカス部を直接観察可能としたことを特徴とする
    溶湯供給用ノズルの先端部構造。
  2. 【請求項2】前記側板は、前記上板と下板とに固定され
    る本体部と、前記溶湯供給口の間隔よりも薄く形成され
    た前記先端部とから成り、該先端部は、前記本体部に着
    脱自在に取り付けられていることを特徴とする請求項1
    記載の溶湯供給用ノズルの先端部構造。
JP27470996A 1996-10-17 1996-10-17 溶湯供給用ノズルの先端部構造 Pending JPH10118744A (ja)

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JP (1) JPH10118744A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101238891B1 (ko) * 2010-12-28 2013-03-04 재단법인 포항산업과학연구원 트윈롤 주조 시스템용 노즐 장치
KR101286173B1 (ko) * 2009-07-27 2013-07-15 주식회사 포스코 수평식 쌍롤 박판 주조장치

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101286173B1 (ko) * 2009-07-27 2013-07-15 주식회사 포스코 수평식 쌍롤 박판 주조장치
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