JPH1011834A - 番組記録予約装置 - Google Patents

番組記録予約装置

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JPH1011834A
JPH1011834A JP8296932A JP29693296A JPH1011834A JP H1011834 A JPH1011834 A JP H1011834A JP 8296932 A JP8296932 A JP 8296932A JP 29693296 A JP29693296 A JP 29693296A JP H1011834 A JPH1011834 A JP H1011834A
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JP
Japan
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recording
program
signal
circuit
time
Prior art date
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Application number
JP8296932A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Nagatomo
孝志 永友
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 番組供給側の都合により開始時刻が変更され
てしまった番組でも記録媒体に効率よく正確に録画及び
/または録音できる番組記録予約装置の提供を目的とす
る。 【解決手段】 受信回路3が受信した放送局からの多重
信号から、デコーダ4が放送信号と番組関連情報とを分
離し、解析回路5が番組関連情報を解析した解析結果に
よって、タイマ予約部9が放送信号を記録する記録手段
6を制御して所望の番組を記録する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、番組記録予約装置
に関し、特にビデオテープレコーダやオーディオテープ
レコーダ等の民生用電子機器に番組予約機能を備えさせ
た番組記録予約装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、テレビジョン放送やラジオ放送の
番組を予約して録画及び/または録音したい場合、ユー
ザは例えばビデオテープレコーダ(以下VTRという)
やオーディオテープレコーダに番組予約機能を持たせた
番組記録予約装置を用いてきた。
【0003】この番組記録予約装置は、ユーザが録画及
び/または録音したい番組をプログラムタイマを用いて
録画及び/または録音予約するものである。すなわち、
ユーザが指定した曜日、開始時刻、チャンネル及び終了
時刻等の情報に基づいてテレビジョン放送やラジオ放送
の番組を録画及び/または録音する。
【0004】図13にはこのような番組記録予約装置の
具体例である例えばVTR50の構成を示す。この図1
3において、例えばテレビジョン放送局からの放送電波
は、アンテナ51を介して受信回路52に供給される。
受信回路52は、例えば高周波増幅混合器、中間周波増
幅器、検波器により構成され、放送される番組の映像信
号及び音声信号を受信する。そして、上記映像信号及び
音声信号は、記録回路54とシステム制御回路55から
なる記録部53に供給され、磁気テープに記録される。
【0005】タイマ予約部56は、ユーザが上記項目情
報を設定するための設定操作部57と、その項目情報を
記憶しておくメモリ部58と、現在時刻情報を発生する
時計回路59と、メモリ部58に記憶された予約開示時
刻、予約終了時刻と上記現在時刻情報との一致を検出す
る一致検出回路60と、一致検出回路60で予約開始時
刻と現在時刻情報との一致を検出した場合にシステム制
御回路55に記録駆動信号を供給し記録回路54での記
録動作を開始させる記録駆動回路61と、一致検出回路
60での予約終了時刻と上記現在時刻情報との一致を検
出した場合にシステム制御回路55に記録停止信号を供
給し記録回路54での記録動作を停止させる記録停止回
路62とからなる。
【0006】録画予約機能を使ってテレビジョン放送を
予約録画する場合、録画したい番組の曜日、開始時刻、
チャンネル及び終了時刻等の項目情報をタイマ予約部5
6の設定操作部60でユーザが設定すると、記録部53
のシステム制御回路55は記録回路54を制御し、留守
中であっても、設定曜日の開始時刻に、設定されたモー
ドで、設定チャンネルの番組の記録を自動的に開始し、
設定終了になれば記録動作を自動的に終了する。
【0007】以下、上記録画予約機能を使ってのテレビ
ジョン放送の予約録画動作の具体例を説明する。設定操
作部57で設定した上記項目情報は、メモリ部58に記
憶される。一方、時計回路59では現在の時刻情報が発
生されており、この時刻情報は一致検出回路60でメモ
リ部58からの予約開始時刻、予約終了時刻と比較され
る。
【0008】この一致検出回路60で時計回路59の現
在時刻情報がメモリ部58に格納された予約開始時刻情
報と一致したと判別すると、記録駆動回路61がユーザ
により設定された録画モード及びチャンネルでの録画開
始命令(記録駆動信号)を記録部53のシステム制御回
路55に出力する。システム制御回路55は、上記記録
駆動信号を受け取ると、記録回路54の記録機構を制御
し、磁気テープに受信回路52で受信された上記映像及
び/または音声信号を記録される。
【0009】また、この一致検出回路60で時計回路5
9の現在時刻情報がメモリ部58に格納された予約終了
時刻情報と一致したと判別すると、記録停止回路62が
録画終了命令(記録停止信号)をシステム制御回路55
に出力する。システム制御回路55は、上記記録停止信
号を受け取ると、記録回路54の記録機構を制御し、記
録を停止させる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、現行のテレ
ビジョン放送のなかで、例えば野球、サッカー等のスポ
ーツ生中継番組では試合の終了時刻がその時になるまで
分からないために、その中継番組の放送終了時刻が、例
えば放送局によって30分または60分のように最大の
延長時間を限度に、試合の終了時刻に合わせて変更され
る場合がある。
【0011】そのため、スポーツ生中継番組を番組記録
予約装置付きの上記VTR50で録画予約したい場合、
終了時間が明確でないため、時間を大目に予約しておか
なければならず、無駄な録画をしてしまうことがあり、
不便である。
【0012】また、時間延長する番組の後に続く番組も
すべて時間がずれてしまうため、延長時間を考慮せずに
録画予約をすると、録り逃す可能性がある。また、延長
時間を考慮して大目に時間を取って予約しても、延長時
間によって目的の番組の前、後ろ、または前後に無駄な
録画をすることになる。さらに、複数の予約がしてある
と、テープの記録時間にも限度があるために有効に録画
できる時間が少なくなってしまい不便である。
【0013】本発明は、上記実状に鑑みなされたもので
あり、番組供給側の都合により開始時刻が変更されてし
まった番組でも記録媒体に効率よく正確に録画及び/ま
たは録音できる番組記録予約装置の提供を目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】この発明の番組記録予約
装置は、放送局から放送信号と番組関連情報を多重して
出力された多重信号を受信する受信手段と、上記多重信
号から上記放送信号と上記番組関連情報とを分離する分
離手段と、上記分離手段で分離された上記番組関連情報
を解析する解析手段と、上記分離手段で分離された上記
放送信号を記録する記録手段と、上記解析手段の解析結
果に応じて上記記録手段に所望の番組の上記放送信号を
記録させる予約設定手段と、を備えるものである。
【0015】また、この発明の番組記録予約装置は、放
送局から放送信号と番組個別の識別コード情報を多重し
て出力された多重信号を受信する受信手段と、上記多重
信号から上記放送信号と上記番組個別の識別コード情報
とを分離する分離手段と、上記分離手段で分離された上
記番組個別の識別コード情報を解析する解析手段と、上
記分離手段で分離された上記放送信号を記録する記録手
段と、上記解析手段の解析結果に応じて上記記録手段に
所望の番組の上記放送信号を記録させる予約録画機能制
御手段と、を備えるものである。
【0016】この発明の番組記録予約装置によれば、以
下の作用をする。この発明にかかる番組記録予約装置
は、上記課題を解決するために、受信手段が受信した放
送局からの多重信号から、分離手段が放送信号と番組関
連情報とを分離し、解析手段が上記番組関連情報を解析
して解析結果によって、予約設定手段が上記放送信号を
記録する記録手段を制御して所望の番組を記録する。
【0017】また、この発明の番組記録予約装置によれ
ば、以下の作用をする。この発明にかかる番組記録予約
装置は、上記課題を解決するために、受信手段が受信し
た放送局からの多重信号から、分離手段が放送信号と番
組個別の識別コード情報とを分離し、解析手段が上記番
組個別の識別コード情報を解析して解析結果によって、
予約録画機能制御手段が上記放送信号を記録する記録手
段を制御して所望の番組を記録する。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明にかかる番組記録予
約装置の実施の形態について図面を参照しながら説明す
る。この実施の形態は、テレビ放送局が放送信号と番組
関連情報を多重して出力する多重テレビジョン信号を受
信して、磁気記録媒体であるビデオテープに該放送信号
を記録する図1に示すようなビデオテープレコーダ(V
TR)1であり、タイマ予約機能を備えて成る。ここ
で、上記放送信号とは、番組を構成する映像及び/また
は音声信号であり、上記番組関連情報とは、番組開始/
終了時刻識別コード、及び放送開始予定時刻と実際に放
送が開始される時刻との時差データである。
【0019】このVTR1は、後述する図2に示すよう
な放送局20が放送信号と番組関連情報を多重して出力
する多重信号をアンテナ2を介して受信する受信回路3
と、上記多重信号をデコードして放送信号と番組関連情
報とを出力するデコーダ4と、このデコーダ4でデコー
ドされた上記番組関連情報を解析する解析回路5と、上
記デコーダ4でデコードされた上記放送信号を記録する
記録部6と、上記解析回路5の解析結果に応じて記録部
6に所望の番組の上記放送信号を記録させるタイマ予約
部9とを備えて成る。ここで、記録部6は、磁気テープ
に上記放送信号を記録する記録回路7と、この記録回路
7の記録動作を制御するシステム制御回路8からなる。
【0020】また、タイマ予約部9は、ユーザが曜日、
開始時刻、チャンネル及び終了時刻等の項目情報を設定
するための設定操作部10と、その項目情報を記録して
おくためのメモリ部11と、現在時刻情報を発生するた
めの時計回路12と、メモリ部11に記憶された予約開
始時刻/予約終了時刻と上記現在時刻情報との一致検
出、及び解析回路5からの上記番組関連情報の解析結果
により予約開始時刻、予約終了時刻を変更する予約機能
制御回路13と、予約機能制御回路13の制御に応じて
上記システム制御回路8に記録駆動信号を供給し記録回
路7での記録動作を開始させる記録駆動回路14と、予
約機能制御回路13の制御に応じて上記システム制御回
路8に記録停止信号を供給し記録回路7での記録動作を
停止させる記録停止回路15とからなる。
【0021】受信回路3が受信する上記多重テレビジョ
ン信号は、図2に示すような放送局20から送信され
る。この放送局20は、プログラムソース21からの映
像信号及び/または音声信号である放送信号にエンコー
ダ22で番組関連情報発生部23からの上記番組情報を
多重化し、変調器24で変調して送信アンテナ25から
送信する。
【0022】具体的に、放送局20では、プログラムソ
ース21からの映像信号及び/または音声信号である放
送信号に、番組関連情報発生部23からの「番組開始で
あるという番組開始識別コード」、「番組終了であると
いう番組終了識別コード」、「例えば新聞や雑誌などに
発表されている本来の放送開始予定時刻と、実際に放送
が開始される時刻との時差データ」をエンコーダ22で
多重し、変調器24で変調してから送信アンテナ25を
介して送信する。番組開始識別コードは番組開始時に、
番組終了識別コードは番組終了時に上記放送信号に多重
されて送信されるが、上記時差データは番組開始時のみ
でもかまわないし、或いは番組終了時に重ねて送信して
もかまわない。
【0023】VTR1では、上記多重テレビジョン信号
をアンテナ2を介して受信回路3で受信する。受信され
た上記多重テレビジョン信号はデコーダ4でデコードさ
れる。デコーダ4でデコードされた上記放送関連情報は
解析回路5に供給され、上記放送信号は記録部6に供給
される。
【0024】解析回路5は、上記番組関連情報、すなわ
ち上記番組開始識別コード、上記番組終了識別コード、
及び上記時間差データを解析してその解析結果をタイマ
予約部9の予約機能制御回路13に供給する。予約機能
制御回路13は、時計回路12による現在時刻情報とメ
モリ部11に記憶された予約開始時刻/予約終了時刻情
報との一致検出、及び上記解析結果に応じて記録開始時
刻、または記録終了時刻を変更する。
【0025】以下、このビデオテープレコーダ1の動作
を、予約終了時刻が遅延した場合、予約開始時刻が遅延
した場合の二つに分けて説明する。
【0026】先ず、予約終了時刻が遅延した場合につい
て図3及び図4を参照しながら説明する。例えば、図3
に示すように、開始予定時刻が午後7時、終了予定時刻
が午後8時54分であり、最大午後9時54分まで延長
するスポーツ中継番組をビデオ録画する場合、通常通り
午後7時00分から午後8時54分まで録画を予約し、
さらに拡張項目として終了時刻遅延予備時間として1時
間をセットしておく。
【0027】実際には、終了時刻が午後8時54分から
午後9時24分に延長されてしまったが、このVTR1
は図4のようなフローチャートで動作するために、記録
動作を上記放送時間に合わせることができ、午後7時0
0分から午後9時24分までに放送された上記スポーツ
中継を録画できる。
【0028】ユーザによる設定操作部10での予約操作
により、このVTR1がステップS1で予約録画待機モ
ード(電源スタンバイ中)に入ると、予約機能制御回路
13はステップS2で時計回路12の現在の時刻情報と
メモリ部11に記憶されている予約開始時刻「19:0
0」とを比較し、録画開始時刻になったか否かを判定す
る。
【0029】予約機能制御回路13は現在時刻情報「1
9:00」と予約開始時刻情報「19:00」の一致を
検出すると、ステップS3に示すように記録部6の電源
をオンにし、記録駆動回路14からシステム制御回路8
に記録駆動信号を発生させ、該システム制御回路8に記
録回路7を制御させてステップS4に示すように磁気テ
ープへの上記放送信号の録画を開始させる。
【0030】そして、予約機能制御回路13が時計回路
12を基に、現在時刻がステップS5に示すようにメモ
リ部11に記憶された予約終了時刻「20:54」の5
分前「20:49」になったか否かの判定を行い、予約
終了時刻の5分前「20:49」と判定すると、ステッ
プS6に進み上述したような終了時刻遅延予備時間(1
時間)内であるか否かを判定する。
【0031】ここで、終了時刻予備時間内であると判定
すると、ステップS7に進み、解析回路5が番組終了識
別コードを検出したか否かを判定する。未検出と判定す
ればステップS6に戻り、検出したと判定すれば録画を
終了させるためにステップS8に進む。図3に示す場
合、解析回路5は午後9時24分に番組終了識別コード
を検出してステップS8に進んだことになる。
【0032】ステップS8において、予約機能制御回路
13は、記録停止回路15からシステム制御回路8に記
録停止信号を発生させ、該システム制御回路8に記録回
路7を制御させて上記放送信号の録画を停止させる。
【0033】そして、予約機能制御回路13は、ステッ
プS9に示すように記録部6の電源をオフとし、ステッ
プS10に示すように電源スタンバイ中とする。
【0034】次に、予約開始時刻が遅延した場合につい
て図5及び図6を参照しながら説明する。例えば、上述
したように放送時間が延長されたスポーツ中継番組と同
じチャンネルの後のドラマ番組を録画する場合、通常の
開始予定時刻は午後10時00分、終了予定時刻は午後
10時54分であるが、スポーツ中継番組が30分延長
されたため、実際の放送は午後10時30分から午後1
1時24分までとなった。
【0035】ユーザは、通常通り午後10時00分から
午後10時54分までの録画を予約し、さらに拡張項目
として開始時刻遅延予約時間として1時間をセットして
おけばよい。
【0036】すると、このVTR1は図6のようなフロ
ーチャートで動作するために、記録動作を上記放送時間
に合わせることができ、午後10時30分から午後11
時24分までに放送された番組を録画できる。
【0037】ユーザによる設定操作部10での予約操作
により、このVTR1がステップS11で予約録画待機
モード(電源スタンバイ中)に入ると、予約機能制御回
路13はステップS12に示すように現在時刻がメモリ
部11に記憶された予約開始時刻「22:00」の5分
前になったか否かの判定を行う。
【0038】予約機能制御回路13は現在時刻が予約開
始時刻「22:00」の5分前「21:55」と判定す
ると、ステップS13に示すように記録部6の電源をオ
ンにし、さらにステップS14に示すように録画スタン
バイとする。
【0039】次に、予約機能制御回路13はステップS
15に示すように、現在時刻が録画開始時刻から開始時
刻遅延予備時間(1時間)分だけ経過した時刻になった
か否かを判定する。ここで、まだ開始時刻遅延予備時間
内であると判定するとステップS16に進み、開始時刻
遅延予備時間を経過したと判定するとステップS18に
進み録画を開始する。
【0040】開始時刻遅延予備時間内であると判定した
後、予約機能制御回路13はステップS16に示すよう
に、解析回路5が番組開始識別コード及び時差コードを
検出したか否かを判定する。未検出であればステップS
15に戻り、検出したのであればステップS17に進
む。
【0041】ステップS17において、予約機能制御回
路13は時計回路12の現在時刻が予約開始時刻に時差
データを加算した時刻になったか否かを判定する。図5
の場合では、予約開始時刻は「22:00」であり、時
差データは「30分」であるので、現在時刻が「22:
30」になったか否かを判定する。ここで、YES、す
なわち現在時刻が「22:30」であると判定すればス
テップS18に進み録画を開始する。一方、ここでN
O、すなわち現在時刻が「22:30」でないと判定す
ればステップS15に戻る。そして、このステップS1
7での判定でYESと判定するまで、ステップS15、
ステップS16を繰り返す。
【0042】ステップS18での録画開始は、予約機能
制御回路13の制御により記録駆動回路14が出力した
記録駆動信号を受け取ったシステム制御回路8が記録回
路7を制御して実行される。
【0043】その後、予約機能制御回路13は、ステッ
プS19に示すように、時計回路12の現在時刻が予約
終了時刻に時差データを加算した時刻になったか否かを
判定する。図5の場合では、予約終了時刻は「22:5
4」であり、時差データは「30分」であるので、現在
時刻が「23:24」になったか否かを判定する。ここ
で、YES、すなわち現在時刻が「23:24」である
と判定すればステップS20に進み録画を開始する。こ
のステップS19での現在時刻の「23:24」という
判定は、現在時刻が「23:24」になるまで繰り返さ
れる。
【0044】ステップS20での録画終了は、予約機能
制御回路13の制御により記録停止回路15が出力した
記録停止信号を受け取ったシステム制御回路8が記録回
路7を制御して実行される。
【0045】そして、予約機能制御回路13は、ステッ
プS21に示すように電源をオフとし、ステップS22
に示すように電源スタンバイ中とする。
【0046】すなわち、この場合、VTR1は、午後1
0時00分より少し前から放送を受信し、「番組開始識
別コード」と「時差データ」を待ち、その信号がきたと
きに、予約した開始時刻と現在時刻との差が「時差デー
タ」の時間と同じであると判断できれば、録画を開始す
る。この場合、録画終了時刻は予約終了時刻に「時差デ
ータ」を加算した時刻となる。
【0047】なお、ここで、予約機能制御回路13は、
録画終了時刻を録画予約設定より判断して、録画開始時
刻より54分後として決定してもよい。
【0048】このように、発明の実施の形態となるVT
R1は、テレビ放送でスポーツ生中継など終了時刻が遅
延する番組や、その後に放送される番組の放送開始時刻
の遅れが生じても、予約録画での取り逃しや無駄な録画
をすることがなくなり、磁気テープの使用効率の良い予
約録画を可能とする。
【0049】なお、上記実施の形態はVTR1であり記
録媒体として磁気テープを用いていたが、ディスク状記
録媒体に光磁気信号により映像及び/または音声信号を
記録するような装置であってもよい。
【0050】次に、他の実施の形態の番組記録予約装置
について説明する。現行のテレビ放送のなかで、野球、
サッカー等のスポーツ生中継番組では、試合の終了時刻
がその時になるまでわからないために、その中継番組の
放送終了時刻が、最大の延長時間を限度として、試合の
終了時間に合わせて変更される場合がある。この最大の
延長時間は、例えば、放送局によっては30分または6
0分などである。
【0051】そのため、その番組をビデオテープレコー
ダであらかじめタイマー予約により録画予約しておく場
合、終了時間が明確でないため、時間を大目にして予約
しなければならないため無駄な録画をしてしまうことも
あり、不便である。また、時間延長する可能性のある番
組の後に続く番組もすべて時間がすれてしまうため、延
長時間を考慮せずにビデオ予約をすると、録画を希望す
る番組をすべて録画することができず、番組を録り逃す
可能性がある。
【0052】また、延長時間を考慮して大目に時間をと
って予約しても、延長時間によって目的の録画を希望す
る番組の前、後ろ、または前後に他の番組を録画してし
まうため無駄な録画をすることになる。さらに、複数の
番組の予約があると、テープの記録時間にも限界がある
ために有効に番組を録れる時間が少なくなってしまい、
不便である。また、緊急報道特別番組などに予測不可能
な番組の遅れに対して、対処のしようがない、という不
便がある。
【0053】そこで、他の実施の形態の番組記録予約装
置は、例えば、現行テレビ放送において、スポーツ中継
など終了時間が確定していない番組、またはその番組や
緊急報道特別番組等のために、その後に放送予定の番組
の放送時間に遅れが生じた場合でも、番組個別のコード
情報を多重して送信し、受信側でその信号を検出するこ
とによって、ビデオテープレコーダによる予約録画(タ
イマー予約による録画)での録り逃しや無駄な録画をな
くすようにした。以下、その構成及び動作の詳細を説明
する。
【0054】この他の実施の形態は、図8に示すような
放送局側40でテレビ放送局が放送信号と番組個別のコ
ード情報を多重して出力する多重テレビジョン信号を受
信して、磁気記録媒体であるビデオテープに該放送信号
を記録する図7に示すようなビデオテープレコーダ(V
TR)32であり、信号解析および予約録画機能制御部
35を備えて成る。ここで、この放送信号とは、番組を
構成する映像及び/または音声信号だけではなく、文字
放送やクローズドキャプションのようなディジタルデー
タを多重して放送する際の信号であり、受信側でその多
重されたディジタルデータ信号をデコードすることがで
きるものである。また、この放送信号は、音声信号の中
に人間には聞こえない低周波信号を多重して放送する際
の信号で、受信側でその多重された低周波信号をデコー
ドすることができるものである。
【0055】また、上述した番組個別のコード情報と
は、以下のようなものである。図8に示すような放送局
側40で、番組開始時刻の少し前、例えば30秒前から
番組終了時刻までの間、その番組個別の識別コードをデ
ィジタルデータとして多重して放送する。その識別コー
ドには、例えば、新聞やTV(テレビジョン)雑誌にも
掲載され、最近のビデオテープレコーダのほとんどに搭
載されている「Gコード」を用いる。図7に示すような
受信側30では、ビデオテープレコーダで多重された識
別コード信号をデコードし、その識別コード信号を解析
して録画を制御するように用いられる。「Gコード」
は、番組中に例えば1分〜5分間に1回程度多重され
る。
【0056】このビデオテープレコーダ32は、後述す
る図8に示すような放送局側40が放送信号と番組個別
の識別コード情報を多重して出力する多重信号をアンテ
ナ31を介して受信する受信回路33と、上記多重信号
をデコードして放送信号と番組個別の識別コード情報と
を出力するデコーダ34と、このデコーダ34でデコー
ドされた上記番組個別の識別コード情報を解析して予約
録画を制御する信号解析および予約録画機能制御部35
と、上記デコーダ34でデコードされた上記放送信号を
記録する記録部36とを備えて成る。
【0057】ここで、記録部36は、図9に示すよう
に、先に説明した実施の形態と同様に、磁気テープに上
記放送信号を記録する記録回路362と、この記録回路
362の記録動作を制御するシステム制御回路361か
らなる。
【0058】また、信号解析および予約録画機能制御部
35は、ユーザが番組個別の識別コードとしての「Gコ
ード」を設定するための設定操作部354と、その識別
コード情報を記録しておくためのメモリ部355と、現
在時刻情報を発生するための時計回路353と、デコー
ダ34でデコードされた識別コード情報を解析する解析
回路351と、メモリ部355に記憶された識別コード
情報と解析回路351からの解析結果としての番組個別
のコード情報とを比較して一致検出結果または不一致検
出結果を出力する識別コード一致検出回路352と、一
致検出回路352の一致検出結果に応じてシステム制御
回路361に記録駆動信号を供給し記録回路362での
記録動作を開始させる記録駆動回路356と、識別コー
ド一致検出回路352の不一致検出結果に応じてシステ
ム制御回路361に記録停止信号を供給し記録回路36
2での記録動作を停止させる記録停止回路357とから
なる。
【0059】受信回路33が受信する上記多重テレビジ
ョン信号は、図8に示すような放送局側40から送信さ
れる。この放送局40は、プログラムソース41からの
映像信号及び/または音声信号である放送信号にエンコ
ーダ42で番組個別の識別コード(「Gコード」)情報
発生部43からの上記番組個別の識別コード情報を多重
化し、変調器44で変調して送信アンテナ45から送信
する。
【0060】具体的に、放送局40では、プログラムソ
ース41からの映像信号及び/または音声信号である放
送信号に、番組個別の識別コード情報発生部43からの
「Gコード」をエンコーダ42で文字多重放送やクロー
ズドキャプション等の多重方式で多重し、変調器44で
変調してから送信アンテナ45を介して送信する。番組
個別の識別コードは映像信号の垂直帰線期間に上記映像
信号に多重されて送信される。
【0061】ビデオテープレコーダ32では、上記多重
テレビジョン信号をアンテナ31を介して受信回路33
で受信する。受信された上記多重テレビジョン信号はデ
コーダ34でデコードされる。デコーダ34でデコード
された上記番組個別の識別コード情報は信号解析および
予約録画機能制御部35の解析回路351に供給され、
上記放送信号は記録部36に供給される。
【0062】解析回路351は、上記番組個別の識別コ
ード情報、すなわちGコードを解析してその解析結果を
識別コード一致検出回路352に供給する。識別コード
一致検出回路352は、時計回路353による現在時刻
情報に応じてメモリ部355に記憶された設定操作部3
54からの識別コードとの一致検出を行い、一致検出信
号または不一致検出信号を出力する。
【0063】以下、このビデオテープレコーダ32の動
作を、予約終了時刻が遅延した場合、予約開始時刻が遅
延した場合の二つに分けて説明する。先ず、予約終了時
刻が遅延した場合について図10及び図11を参照しな
がら説明する。例えば、図11に示すように、開始予定
時刻が午後7時、終了予定時刻が午後8時54分であ
り、最大午後9時54分まで延長するスポーツ中継番組
をビデオ録画する場合、図9に示した信号解析および予
約録画機能制御部35の設定操作部354により、新聞
やTV雑誌より得た番組個別の識別コードであるGコー
ド「1234」を入力し、番組の予約録画を行う。これ
により、予約録画の処理動作がスタートする。この実施
の形態では、このとき入力設定したGコード「123
4」をそのまま以下の処理において識別コードとして利
用するため、他に特別な操作を追加する必要はない。そ
して、番組開始時刻の少し前(30秒前)から放送信号
を受信し、放送局から送られてくる識別コードであるG
コード「1234」と予約したときに入力設定したGコ
ード「1234」とが一致することを確認し、録画を開
始する。
【0064】実際には、終了時刻が午後8時54分から
午後9時24分に延長されてしまったが、このビデオテ
ープレコーダー32は、本来の終了時刻の午後8時54
分になっても識別コードが一致し続けた場合には予約録
画を継続して行う。そして、識別コードが一致しなくな
るまで録画し続けることによって、予約した番組を最後
まで録画することができる。
【0065】つまり、このビデオテープレコーダー32
は後述する図10のようなフローチャートに基づいて動
作するために、記録動作を上記放送時間に合わせること
ができ、午後7時00分から午後9時24分までに放送
された上記スポーツ中継を録画できる。
【0066】図10において、ユーザによる設定操作部
10での予約操作により、ビデオテープレコーダー32
がステップS30で予約録画待機モード(電源スタンバ
イ中)に入ると、信号解析および予約録画機能制御部3
5の識別コード一致検出回路352はステップS31で
時計回路353の現在の時刻情報とメモリ部355に記
憶されているGコード「1234」に対応する予約開始
時刻「19:00」とを比較し、録画開始時刻30秒前
になったか否かを判定する。
【0067】識別コード一致検出回路352は現在時刻
情報が録画開始時刻30秒前になったことを検出する
と、ステップS32に示すように記録部36の電源をオ
ンにして放送信号を受信し、ステップS33で記録部3
6を録画スタンバイ状態にする。
【0068】そして、ステップS34で識別コード一致
検出回路352はデコーダから解析回路を介して識別コ
ードとしてのGコード「1234」が検出できたか否か
を判断する。
【0069】ステップS34で識別コードとしてのGコ
ード「1234」が検出できたときはステップS35へ
進む。ステップS35で識別コード一致検出回路352
は解析回路351からの識別コードとしてのGコード
「1234」とメモリ部355からの識別コードとして
のGコード「1234」とを比較して一致検出信号また
は不一致検出信号を出力する。
【0070】ステップS35で識別コードとしてのGコ
ード「1234」を比較して不一致検出信号を出力する
とき、つまり、図11において「19:00」より前の
ときは、ステップS34へ戻ってステップS34および
ステップS35の判断を繰り返す。ステップS35で識
別コードとしてのGコード「1234」を比較して一致
検出信号を出力するまで一致判定を繰り返し、一致する
とき、つまり、図11において「19:00」のとき
は、ステップS36へ進む。
【0071】また、ステップS34で識別コードとして
のGコード「1234」が検出できないたときもステッ
プS36へ進む。このステップS34での識別コード非
検出処理は、例えば、レアケースでデコーダ34のデコ
ード状態が悪く識別コードとしてのGコード「123
4」が検出不可能な場合を考慮して、この場合には強行
的に録画を開始するようにして録り逃しを防ぐために設
けた処理であり、通常は、図11において「19:0
0」のときは、識別コードとしてのGコード「123
4」は検出できることが大前提である。
【0072】ステップS36では、識別コード一致検出
回路352から一致検出信号が記録駆動回路356に供
給されると、記録駆動回路356からシステム制御回路
361に記録駆動信号を発生させ、該システム制御回路
361に記録回路362を制御させて磁気テープへの上
記放送信号の録画を開始させる。
【0073】そして、録画を進行して、ステップS37
に示すように、識別コード一致検出回路352は、解析
回路351からの識別コードとしてのGコード「123
4」とメモリ部355からの識別コードとしてのGコー
ド「1234」とを比較して一致検出信号または不一致
検出信号を出力する。
【0074】ステップS37で識別コードとしてのGコ
ード「1234」を比較して一致検出信号を出力すると
きは、不一致になるまでステップS37の判断を繰り返
す。つまり、図11において、予約時間の終了時刻「2
0:54」になっても不一致にならないときは、延長さ
れた終了時刻「21:24」まで不一致の判断を繰り返
す。
【0075】ステップS37で識別コードとしてのGコ
ード「1234」を比較して不一致検出信号を出力する
まで一致判定を繰り返し、不一致するときは、ステップ
S38へ進む。つまり、図11において、延長された終
了時刻「21:24」以降に不一致を検出する。
【0076】ステップS38では、識別コード一致検出
回路352から不一致検出信号が記録停止回路357に
供給されると、記録停止回路357からシステム制御回
路361に記録駆動信号を発生させ、該システム制御回
路361に記録回路362を制御させて磁気テープへの
上記放送信号の録画を停止させる。これにより、図11
において、実際に放送された開始時刻「19:00」か
ら延長された終了時刻「21:24」まで録画を行うこ
とができる。
【0077】そして、識別コード一致検出回路352
は、ステップS39に示すように記録部36の電源をオ
フとし、ステップS40に示すように電源スタンバイ中
として終了する。
【0078】次に、予約開始時刻が遅延した場合につい
て図10及び図12を参照しながら説明する。例えば、
上述したように放送時間が延長されたスポーツ中継番組
と同じチャンネルの後のドラマ番組を録画する場合、通
常の開始予定時刻は午後10時00分、終了予定時刻は
午後10時54分であるが、スポーツ中継番組が30分
延長されたため、実際の放送は午後10時30分から午
後11時24分までとなった。
【0079】この場合、ユーザは、上述と同様に、図9
に示した信号解析および予約録画機能制御部35の設定
操作部354により、新聞やTV雑誌より得た番組個別
の識別コードであるGコード「5678」を入力し、番
組の予約録画を行う。番組開始時刻の10時より少し前
から放送を受信し、識別コードが一致するかどうか確認
する。一致した場合は上述と同様に録画されるが、受信
した識別コードが異なる場合には、録画を開始せず、一
致してから録画を開始する。そして、識別コードが一致
しなくなるまで録画することによって、放送時間が遅れ
ても、必要な番組だけを録画することができる。ただ
し、放送を受信したときに識別コードが多重されていな
かった場合、または識別コードを検出できなかった場合
は、通常の録画を行うようにする。
【0080】つまり、このビデオテープレコーダー32
は後述する図10のようなフローチャートに基づいて動
作するために、記録動作を上記放送時間に合わせること
ができ、午後10時30分から午後11時24分までに
放送された上記ドラマ番組を録画できる。
【0081】図10において、ユーザによる設定操作部
10での予約操作により、ビデオテープレコーダー32
がステップS30で予約録画待機モード(電源スタンバ
イ中)に入ると、信号解析および予約録画機能制御部3
5の識別コード一致検出回路352はステップS31で
時計回路353の現在の時刻情報とメモリ部355に記
憶されているGコード「5678」に対応する予約開始
時刻「22:00」とを比較し、録画開始時刻30秒前
になったか否かを判定する。
【0082】識別コード一致検出回路352は現在時刻
情報が録画開始時刻30秒前になったことを検出する
と、ステップS32に示すように記録部36の電源をオ
ンにして放送信号を受信し、ステップS33で記録部3
6を録画スタンバイ状態にする。
【0083】そして、ステップS34で識別コード一致
検出回路352はデコーダから解析回路を介して識別コ
ードとしてのGコード「5678」が検出できたか否か
を判断する。
【0084】ステップS34で識別コードとしてのGコ
ード「5678」が検出できたときはステップS35へ
進む。ステップS35で識別コード一致検出回路352
は解析回路351からの識別コードとしてのGコード
「5678」とメモリ部355からの識別コードとして
のGコード「5678」とを比較して一致検出信号また
は不一致検出信号を出力する。
【0085】ステップS35で識別コードとしてのGコ
ード「5678」を比較して不一致検出信号を出力する
とき、つまり、図11において「22:00」より後で
「22:30」より前のときは、ステップS34へ戻っ
てステップS34およびステップS35の判断を繰り返
す。図11に示すように、この「22:00」より後で
「22:30」より前のときは、記録部36は録画待機
の状態となる。
【0086】ステップS35で識別コードとしてのGコ
ード「5678」を比較して一致検出信号を出力するま
で一致判定を繰り返し、一致するとき、つまり、図11
において「22:30」のときは、ステップS36へ進
む。
【0087】また、ステップS34で識別コードとして
のGコード「5678」が検出できないたときもステッ
プS36へ進む。このステップS34での識別コード非
検出処理は、例えば、レアケースでデコーダ34のデコ
ード状態が悪く識別コードとしてのGコード「567
8」が検出不可能な場合を考慮して、この場合には強行
的に録画を開始するようにして録り逃しを防ぐために設
けた処理であり、通常は、図11において「22:3
0」のときは、識別コードとしてのGコード「567
8」は検出できることが大前提である。
【0088】ステップS36では、識別コード一致検出
回路352から一致検出信号が記録駆動回路356に供
給されると、記録駆動回路356からシステム制御回路
361に記録駆動信号を発生させ、該システム制御回路
361に記録回路362を制御させて磁気テープへの上
記放送信号の録画を開始させる。
【0089】そして、録画を進行して、ステップS37
に示すように、識別コード一致検出回路352は、解析
回路351からの識別コードとしてのGコード「567
8」とメモリ部355からの識別コードとしてのGコー
ド「5678」とを比較して一致検出信号または不一致
検出信号を出力する。
【0090】ステップS37で識別コードとしてのGコ
ード「5678」を比較して一致検出信号を出力すると
きは、不一致になるまでステップS37の判断を繰り返
す。つまり、図11において、予約時間の終了時刻「2
2:54」になっても不一致にならないときは、延長さ
れた終了時刻「23:24」まで不一致の判断を繰り返
す。
【0091】ステップS37で識別コードとしてのGコ
ード「5678」を比較して不一致検出信号を出力する
まで一致判定を繰り返し、不一致するときは、ステップ
S38へ進む。つまり、図11において、延長された終
了時刻「23:24」以降に不一致を検出する。
【0092】ステップS38では、識別コード一致検出
回路352から不一致検出信号が記録停止回路357に
供給されると、記録停止回路357からシステム制御回
路361に記録駆動信号を発生させ、該システム制御回
路361に記録回路362を制御させて磁気テープへの
上記放送信号の録画を停止させる。これにより、図11
において、実際に放送された開始時刻「22:30」か
ら延長された終了時刻「23:24」まで録画を行うこ
とができる。
【0093】そして、識別コード一致検出回路352
は、ステップS39に示すように記録部36の電源をオ
フとし、ステップS40に示すように電源スタンバイ中
として終了する。
【0094】このように、他の実施の形態となるビデオ
テープレコーダ32は、テレビ放送でスポーツ生中継な
ど終了時刻が遅延する番組や、その後に放送される番組
の放送開始時刻の遅れが生じても、予約録画での録り逃
しや無駄な録画をすることがなくなり、磁気テープの使
用効率の良い予約録画を可能とする。
【0095】なお、上記他の実施の形態はビデオテープ
レコーダ32であり記録媒体として磁気テープを用いて
いたが、上例と同様に、ディスク状記録媒体に光磁気信
号により映像及び/または音声信号を記録するような装
置であってもよい。
【0096】
【発明の効果】この発明にかかる番組記録予約装置は、
受信手段が受信した放送局からの多重信号から、分離手
段が放送信号と番組関連情報とを分離し、解析手段が上
記番組関連情報を解析した解析結果によって、予約設定
手段が上記放送信号を記録する記録手段を制御して所望
の番組を記録するので、番組供給側の都合により開始時
刻が変更されてしまった番組でも記録媒体に効率よく正
確に録画及び/または録音できるという効果を奏する。
【0097】また、この発明の番組記録予約装置は、放
送局から放送信号と番組個別の識別コード情報を多重し
て出力された多重信号を受信する受信手段と、上記多重
信号から上記放送信号と上記番組個別の識別コード情報
とを分離する分離手段と、上記分離手段で分離された上
記番組個別の識別コード情報を解析する解析手段と、上
記分離手段で分離された上記放送信号を記録する記録手
段と、上記解析手段の解析結果に応じて上記記録手段に
所望の番組の上記放送信号を記録させる予約録画機能制
御手段と、を備えるものであるので、番組供給側の都合
により開始時刻が変更されてしまった番組でも、放送信
号から番組個別の識別コード情報を検出して、予約設定
した番組の番組個別の識別コード情報との一致を検出す
ることにより、番組個別の識別コード情報が一致する間
だけ番組を録画することができ、無駄な録画を避けると
共に録り逃しを防止し、必要な番組のみを録画すること
ができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態のビデオテープレコーダのブロッ
ク図である。
【図2】本実施の形態のビデオテープレコーダが受信す
る多重信号を出力する放送局の概略を示すブロック図で
ある。
【図3】本実施の形態のビデオテープレコーダにおけ
る、予約終了時刻が遅延した場合の録画動作を示す図で
ある。
【図4】本実施の形態のビデオテープレコーダのフロー
チャートである。
【図5】本実施の形態のビデオテープレコーダにおけ
る、予約開始時刻が遅延した場合の録画動作を示す図で
ある。
【図6】本実施の形態のビデオテープレコーダのフロー
チャートである。
【図7】他の実施の形態のビデオテープレコーダのブロ
ック図である。
【図8】他の実施の形態のビデオテープレコーダが受信
する多重信号を出力する放送局の概略を示すブロック図
である。
【図9】他の実施の形態のビデオテープレコーダの信号
解析および予約録画機能制御部と記録部のブロック図で
ある。
【図10】他の実施の形態のビデオテープレコーダのフ
ローチャートである。
【図11】他の実施の形態のビデオテープレコーダにお
ける、予約終了時刻が遅延した場合の録画動作を示す図
である。
【図12】他の実施の形態のビデオテープレコーダにお
ける、予約開始時刻が遅延した場合の録画動作を示す図
である。
【図13】従来の番組記録予約装置の具体例となるビデ
オテープレコーダのブロック図である。
【符号の説明】
1 ビデオテープレコーダ、3 受信回路、4 デコー
ダ、5 解析回路、6記録部、7 記録回路、8 シス
テム制御回路、9 タイマ予約部、10 設定操作部、
11 メモリ部、12 時計回路、13 予約機能制御
回路、14 記録駆動回路、15 記録停止回路、35
信号解析および予約録画機能制御部、352 識別コ
ード一致検出回路

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 放送局から放送信号と番組関連情報を多
    重して出力された多重信号を受信する受信手段と、 上記多重信号から上記放送信号と上記番組関連情報とを
    分離する分離手段と、 上記分離手段で分離された上記番組関連情報を解析する
    解析手段と、 上記分離手段で分離された上記放送信号を記録する記録
    手段と、 上記解析手段の解析結果に応じて上記記録手段に所望の
    番組の上記放送信号を記録させる予約設定手段と、 を備えることを特徴とする番組記録予約装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の番組記録予約装置におい
    て、 上記放送信号は映像及び/または音声信号であり、上記
    番組関連情報は番組開始/終了識別情報、及び放送開始
    予定時刻と実際に放送が開始された時刻との時間差情報
    であることを特徴とする番組記録予約装置。
  3. 【請求項3】 放送局から放送信号と番組個別の識別コ
    ード情報を多重して出力された多重信号を受信する受信
    手段と、 上記多重信号から上記放送信号と上記番組個別の識別コ
    ード情報とを分離する分離手段と、 上記分離手段で分離された上記番組個別の識別コード情
    報を解析する解析手段と、 上記分離手段で分離された上記放送信号を記録する記録
    手段と、 上記解析手段の解析結果に応じて上記記録手段に所望の
    番組の上記放送信号を記録させる予約録画機能制御手段
    と、 を備えることを特徴とする番組記録予約装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の番組記録予約装置におい
    て、 上記番組個別の識別コード情報は、Gコードであり、上
    記放送信号の垂直帰線期間に多重されるようにしたこと
    を特徴とする番組記録予約装置。
  5. 【請求項5】 請求項3記載の番組記録予約装置におい
    て、 上記予約録画機能制御手段は、上記放送信号から検出さ
    れる上記番組個別の識別コード情報と、上記所望の番組
    に対応する上記番組個別の識別コード情報とを比較して
    一致したときに上記放送信号を上記記録手段に記録させ
    るようにしたことを特徴とする番組記録予約装置。
JP8296932A 1996-04-26 1996-11-08 番組記録予約装置 Pending JPH1011834A (ja)

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JP8296932A JPH1011834A (ja) 1996-04-26 1996-11-08 番組記録予約装置

Applications Claiming Priority (3)

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JP10819196 1996-04-26
JP8-108191 1996-04-26
JP8296932A JPH1011834A (ja) 1996-04-26 1996-11-08 番組記録予約装置

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JPH1011834A true JPH1011834A (ja) 1998-01-16

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JP8296932A Pending JPH1011834A (ja) 1996-04-26 1996-11-08 番組記録予約装置

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58101541A (ja) * 1981-12-14 1983-06-16 Mitsubishi Electric Corp ル−プ状伝送システムのフレ−ム同期制御方式
JP2015076740A (ja) * 2013-10-09 2015-04-20 日本放送協会 受信装置およびプログラム

Cited By (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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