JPH10118063A - 超音波診断装置 - Google Patents

超音波診断装置

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Publication number
JPH10118063A
JPH10118063A JP28201296A JP28201296A JPH10118063A JP H10118063 A JPH10118063 A JP H10118063A JP 28201296 A JP28201296 A JP 28201296A JP 28201296 A JP28201296 A JP 28201296A JP H10118063 A JPH10118063 A JP H10118063A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
reception
transmission
interpolation
beams
frame
Prior art date
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Pending
Application number
JP28201296A
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English (en)
Inventor
Toshiaki Fujiki
俊昭 藤木
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Aloka Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH10118063A publication Critical patent/JPH10118063A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の複数方向同時受信やビーム補間では、
ビーム間の相関関係の強弱に起因して、診断像に縞模様
のむらが発生することがある。 【解決手段】 送信回路14は、超音波探触子10に設
けられた複数の超音波振動子を電子走査することにより
送信ビームを形成する。2つの受信ビーム形成部16、
18は、1本の送信ビームに対して2本の受信ビームを
形成する。ここで、送受波部12は、走査フレームごと
に送受信ビームパターンをシフトし、このシフト幅が送
信ビームピッチの半分に設定されている。フレームメモ
リ22および加算回路24により、走査フレーム間で受
信ビームが合成され、合成ビームが画像情報に変換され
て表示装置30に表示される。合成ビームは、走査フレ
ームにおける両隣の合成ビームに対して同等の相関関係
を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、超音波診断装置に
関し、特に、超音波振動子を電子走査して送受信ビーム
を形成し、送受信ビームの形成によって得られるエコー
データに基づいて診断像を作成する超音波診断装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、身体の内部の臓器などを診断する
際に、超音波を利用することにより診断像(断層像な
ど)を表示する超音波診断装置が用いられている。超音
波診断装置には、複数の超音波振動子からなる振動子ア
レイを備えた超音波探触子が設けられている。振動子ア
レイの各超音波振動子は、被検体組織に対して超音波を
送受信する。振動子アレイを電子走査することにより送
受信ビームが形成される。各受信ビームを検波すること
によりエンベローブ信号が得られ、エンベローブ信号に
基づいて診断像が生成され、そして、診断像が画面に表
示される。超音波の送受信から診断像生成までの処理は
ごく短時間に行われる。従って、超音波診断装置は、診
断像をほぼリアルタイムに表示することができるという
利点を有する。
【0003】診断像は、受信ビームに対応する線画像の
集まりによって構成されている。ここで、送受信ビーム
のビームピッチを小さくして受信ビーム密度を高くすれ
ば、線画像の間隔が狭くなる(ビームピッチとは、ビー
ム同士の間隔をいう。例えば、リニア走査の場合には、
走査方向に沿った隣接ビーム間の距離である。また例え
ば、セクタ走査の場合には、隣接ビームのなす角度であ
る。)。線画像の間隔が狭いと線画像同士が連続して見
えるので、診断像全体がつながって見える。これによ
り、診断時に被検体の様子を把握することが容易にな
る。
【0004】しかし、受信ビーム密度を高くした場合、
1走査フレーム分の送受信ビームを形成するために要す
る時間も長くなる。その結果、フレームレートが低くな
り、超音波診断装置の利点であるリアルタイム性が低下
してしまう。そこで、フレームレートを低くすることな
く、診断像全体がつながって見えるようにすることが求
められる。このような要求に応えるために、従来より、
下記に説明する複数方向同時受信方式やビーム補間方式
が提案されている。なお、以下では、リニア走査式装置
へ適用した場合を例にとって、これらの技術について説
明する。
【0005】[複数方向同時受信]複数方向同時受信で
は、1本の送信ビームに対して複数本の受信ビームが形
成される。図1は、一例として、2方向同時受信の概要
を示している。図中の一点鎖線は、送信ビーム#1、#
2、#3、#4を示している。そして、各送信ビームに
対応して2本の受信ビーム(実線)が形成される。例え
ば、送信ビーム#1に対応して、送信ビーム1の両側に
2本の受信ビーム#1a、#1bが形成される。このよ
うに、複数方向同時受信では、フレームレートを低くす
ることなく、受信ビームの本数を増加させることができ
る。従って、診断像全体がつながって見えるようにする
ことができる。
【0006】[ビーム補間(1)]図2は、ここで説明
するビーム補間(1)の一例の概要を示している。ここ
では、送信ビーム1本に対して受信ビーム1本が形成さ
れる。図中には、受信ビーム#1、#2、#3、#4が
実線にて示されている。受信ビーム#1、#2から補間
ビーム#xが形成され、受信ビーム#2、#3から補間
ビーム#yが形成される。そして受信ビームと補間ビー
ムの両方を使って診断像が生成される。このように、ビ
ーム補間(1)では、フレームレートを低くすることな
く、診断像生成用のビーム本数を増加させることができ
る。
【0007】[ビーム補間(2)]ビーム補間(2)で
は、複数の受信ビームをビーム組として、このビーム組
から補間ビームを生成する。図3は、ビーム補間(2)
の一例の概要を示している。ビーム補間(1)と同様
に、送信ビーム1本に対して受信ビーム1本が形成され
る。図中には、受信ビーム#1、#2、#3、#4が一
点鎖線にて示されている。そして、3本の受信ビーム#
1、#2、#3から2本の補間ビーム#p、#qが形成
される。また、同様にして、3本の受信ビーム#2、#
3、#4から2本の補間ビーム#r、#sが形成され
る。この補間では、適宜、重みづけがなされる。例え
ば、補間ビーム#pを生成するときには、受信ビーム#
2、#1、#3の順で重みづけを行う。そして、補間ビ
ーム#qを生成するときには、受信ビーム#2、#3、
#1の順で重みづけを行う。以上のようにして生成した
補間ビーム#p、#q、#r、#sを使って診断像が生
成される。なお、受信ビームそのものは診断像生成に使
用されない。
【0008】図3の例では、形成された補間ビームの総
本数は、受信ビームの本数の2倍である。このように、
ビーム補間(2)によっても、フレームレートを低くす
ることなく、診断像生成用のビーム本数を増加させるこ
とができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
(1)図1の2方向同時受信において、受信ビーム#1
a、#1bは同一の送信ビーム#1から形成されるの
で、両者の相関は強い。同様に、受信ビーム#2a、#
2bの相関が強く、受信ビーム#3a、#3bの相関が
強い。これらの相関と比べると、受信ビーム#1b、#
2aの相関は弱い。受信ビーム#1b、#2aは、それ
ぞれ異なる送信ビーム#1、#2に対応して形成される
からである。 ここで、「ビームの相関」とは、隣接す
るビーム同士の波形の類似性をいう(以下、同じとす
る)。相関が強いビーム同士の強度が同程度であるのに
対して、相関が弱いビーム同士の強度は異なる可能性が
ある。なお、ビームから得られるエンベローブ信号の相
関についても同様である。
【0010】図1を電子走査方向に見ていくと、相関の
強いビームと弱いビームが交互に現れる。診断像では、
相関の強い受信ビームに対応する2本の線画像の束(す
なわち受信ビーム#1a、#1bに対応する2本の線画
像の束、受信ビーム#2a、#2bに対応する束など)
が電子走査方向に並ぶ。その結果、診断像が太い線の集
まりのように見えたり、また、診断像の輝度がビーム2
本分ごとに変化することがある。このような場合には、
診断像に縞模様のようなむらが生じた状態(いわゆるブ
ロッキー状態)が発生する。
【0011】以上より、従来の複数方向同時受信では、
隣接するビーム同士の相関の強弱に起因して診断像がブ
ロッキー状態になることがある。ブロッキー状態が発生
すると、診断像が不自然になり、被検体の様子を把握し
にくくなる。従って、ブロッキー状態の発生を防止する
ことが望まれる。
【0012】(2)図3に例示したビーム補間(2)に
ついても同様である。図3において、補間ビーム#p、
#qは、ともに、受信ビーム#1、#2、#3から形成
される。従って補間ビーム#p、#qは、強い相関関係
にある。同様に、受信ビーム#2、#3、#4から形成
される補間ビーム#r、#sの相関は強い。一方で、補
間ビーム#q、#rの相関は弱い。従って、隣接する補
間ビーム同士の相関の強弱に起因して診断像がブロッキ
ー状態になることがある。
【0013】なお、補間ビーム#q、#rの形成時に使
用される受信ビームは一部重複している(受信ビーム#
2、#3)。従って、補間ビーム#q、#rの相関は、
図1における受信ビーム#1b、#2aの相関と比較す
れば強い。しかし、依然として、隣接する補間ビーム同
士の相関に強弱があるので、診断像がブロッキー状態に
なる。
【0014】(3)図2に示したビーム補間(1)で
は、隣接するビーム同士の相関の強弱は少ない。しか
し、診断像におけるむらの発生を抑えることが望まれる
点では、前述の他の従来技術と同様である。
【0015】本発明の目的は、上記の課題を解決し、診
断像におけるむらの発生を低減することが可能な超音波
診断像を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】
(1)本発明の超音波診断装置は、複数の超音波振動子
が配列された超音波探触子と、前記複数の超音波振動子
を電子走査して各走査フレームごとに複数の送信ビーム
を形成し、この送信ビーム形成を所定の送信ビームピッ
チを有する送信ビームパターンにて行う送信回路と、所
定の受信ビームピッチで受信ビームを形成し、各送信ビ
ーム当たり複数の受信ビームを形成する受信回路と、前
記受信ビームに基づいて診断像を形成する診断像形成部
とを有し、前記送信回路は、所定の走査フレーム単位ご
とに前記送信ビームパターンをシフトし、このシフト幅
が、前記受信ビームピッチの整数倍であって前記送信ビ
ームピッチよりも小さい。
【0017】上記構成は、本発明が複数方向同時受信に
適用される場合の構成である。前述のように、同じ送信
ビームに対応して形成される受信ビーム同士は、強い相
関関係を有する。ここで、本発明によれば、送信回路が
所定の走査フレーム単位ごとに送信ビームパターンをシ
フトするので、相関関係の強い受信ビームの組み合わせ
が、走査フレーム単位ごとに変化する。このようにして
受信ビーム同士の相関関係の強弱が緩和されるので、こ
の相関関係の強弱に起因する診断像のむらの発生が低減
する。以下、本発明において、上記のごとく、電子走査
の際に走査フレーム単位ごとにビームパターンをシフト
することをインターレーススキャンという。
【0018】なお、上記構成に示したように、送信ビー
ムパターンのシフト幅は、受信ビームピッチの整数倍で
あって送信ビームピッチよりも小さければよい。一例と
して4方向同時受信の場合を考える。送信ビームパター
ンのシフト幅としては、受信ビームピッチの1ピッチ
分、2ピッチ分、3ピッチ分が考えられる。また、ある
走査フレーム単位で1ピッチ分シフトし、さらに次の走
査フレーム単位でもう1ピッチ分シフトするように構成
してもよい。なお、走査フレーム単位は、走査フレーム
1枚でもよく、複数でもよい。以上のように、本発明の
範囲内で各種の変形が可能である。
【0019】また、上記の構成は、各種の走査方式の超
音波診断装置に適用される。例えば、リニア走査方式の
装置では、ビームピッチが、隣接ビーム間の距離によっ
て特定される。また、セクタ走査方式の装置では、ビー
ムピッチが、隣接ビームのなす角度によって特定され
る。
【0020】(2)また、本発明の超音波診断装置は、
複数の超音波振動子が配列された超音波探触子と、前記
複数の超音波振動子を電子走査して各走査フレームごと
に複数の送受信ビームを形成し、この送受信ビーム形成
を所定の送受信ビームピッチを有する送受信ビームパタ
ーンにて行う送受信回路と、隣接する受信ビームの間に
補間ビームを形成する補間回路と、前記受信ビームおよ
び前記補間ビームに基づいて診断像を形成する診断像形
成部とを有し、前記送受信回路は、所定の走査フレーム
単位ごとに前記送受信ビームパターンをシフトし、この
シフト幅が、前記送受信ビームピッチの半分である。
【0021】上記構成は、本発明が前述のビーム補間
(1)に適用される場合の構成である。上記構成におい
てもインターレーススキャンが行われる。送受信ビーム
パターンのシフトに対応して、送受信ビームの間に形成
される補間ビームもシフトされる。そして、受信ビーム
や補間ビームの強弱が、上記の送受信ビームパターンの
シフトによって緩和される。その結果、診断像における
むらの発生が低減する。
【0022】なお、上記において、補間ビームの形成
は、受信ビームとして得られた受信信号を対象とする処
理でもよく、また、受信信号を検波することによって得
られるエコーデータ(エンベローブ信号、複素検波信号
など)を対象とする処理でもよい。後者の処理では、受
信信号の検波によって、受信ビームからエコーデータを
得た後に、このエコーデータを基に、補間ビームに相当
する補間データが生成される。
【0023】(3)また、本発明の超音波診断装置は、
複数の超音波振動子が配列された超音波探触子と、前記
複数の超音波振動子を電子走査して各走査フレームごと
に複数の送受信ビームを形成し、この送受信ビーム形成
を所定の送受信ビームピッチを有する送受信ビームパタ
ーンにて行う送受信回路と、複数の受信ビームからなる
ビーム組を用いて各ビーム組当たりに複数の補間ビーム
を形成し、この補間ビーム形成を所定の補間ビームピッ
チにて行う補間回路と、前記補間ビームに基づいて診断
像を形成する診断像形成部とを有し、前記送受信回路
は、所定の走査フレーム単位ごとに前記送受信ビームパ
ターンをシフトし、このシフト幅が、前記補間ビームピ
ッチの整数倍であって前記送受信ビームピッチよりも小
さい。
【0024】上記構成は、本発明が前述のビーム補間
(2)に適用される場合の構成である。上記構成にいて
もインターレーススキャンが行われる。前述のように、
同じ受信ビームのビーム組から形成される補間ビーム同
士は、強い相関関係を有する。ここで、本発明によれ
ば、送受信回路が所定の走査フレーム単位ごとに送受信
ビームパターンをシフトするので、相関関係の強い補間
ビームの組み合わせが走査フレーム単位ごとに変化す
る。このようにして補間ビーム同士の相関関係の強弱が
緩和されるので、この相関関係の強弱に起因する診断像
のむらの発生が低減する。
【0025】なお、ビーム補間(1)と同様に、ビーム
補間(2)においても、補間ビームの形成は、受信ビー
ムとして得られた受信信号を対象とする処理でもよく、
また、受信信号を検波することによって得られるエコー
データ(エンベローブ信号、複素検波信号など)を対象
とする処理でもよい。
【0026】また、上記構成に示したように、送受信ビ
ームパターンのシフト幅は、補間ビームピッチの整数倍
であって送受信ビームピッチよりも小さければよい。従
って、前述の複数方向同時受信について説明したよう
に、ビーム補間(2)の場合も、本発明の範囲内で各種
の変形が可能である。
【0027】(4)また本発明の一態様の超音波診断装
置は、互いにビームパターンが異なる走査フレーム間で
合成ビームを求めるフレーム合成処理を行い、この合成
ビームを用いて診断像を形成する。さらにまた本発明の
一態様の超音波診断装置は、前記診断像を画像表示する
表示部を有し、前記診断像形成部は、前記診断像が静止
画像にて表示される静止画モードでは前記フレーム合成
処理を行い、前記診断像が動画像にて表示される動画モ
ードでは前記フレーム合成処理を抑制するように切り替
える切替え部を有する。
【0028】静止画モードでは、同じ診断像が継続して
表示される。この時には、フレーム合成処理によって、
診断像におけるむらの発生の防止が図られる。一方、動
画モードでは、フレーム合成処理を抑制することによ
り、データ処理時間が短縮される。なお、超音波診断装
置のフレームレートは一般に高いので(例えば1秒当た
り数十枚程度)、動画モードでは、フレーム合成処理を
行わなくとも、ビーム間の相関関係の強弱が緩和されて
見える。以上より、静止画モード、動画モードともに、
診断像におけるむらの発生が低減されるとともに、動画
モードにおいてデータ処理時間が短縮され、リアルタイ
ム性が向上する。
【0029】なお、上記構成において、フレーム合成処
理は、受信ビームとして得られた受信信号を対象とする
処理でもよく、また、受信信号を検波することによって
得られるエコーデータ(エンベローブ信号、複素検波信
号など)を対象とする処理でもよい。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態の超音
波診断装置について、図面を参照し説明する。
【0031】[実施形態1]実施形態1の超音波診断装
置は、複数方向同時受信方式の装置である。まず、本発
明が複数方向同時受信方式に適用される場合における本
発明の原理を説明する。なお、ここでは、リニア走査方
式であって2方向同時受信を行う装置を例にして説明す
る。
【0032】図4は、実施形態1の特徴であるインター
レーススキャンの概要を示している。図4の上段および
中段は、送受信ビームのビームパターンの一部である。
ここでは、各走査フレームに対して、順次、整数のフレ
ーム番号が付けられているものとする。図4上段は、奇
数番号の走査フレームのビームパターンであり、図4中
段は、偶数番号の走査フレームのビームパターンであ
る。
【0033】また、図4上段および中段において、一点
鎖線は送信ビームを示しており、実線は、受信ビームを
示している。送信ビームに対しては送信ビーム番号が付
けられている。この送信ビーム番号は、振動子アレイ上
で各送信ビームが形成される位置に対応して付けられて
いる。そして、振動子アレイの端部に形成される送信ビ
ームから順に、整数の送信ビーム番号が付けられてい
る。
【0034】まず、図4上段の奇数番号フレームにおけ
るビームパターンについて説明する。奇数番号フレーム
では、奇数番号の送信ビーム1、3・・が形成される。
送信ビーム1、3・・は、送信ビームピッチP1をおい
て形成され、この送信ビームピッチP1は、前述の図1
に示した送信ビーム#1、#2・・のピッチと同じに設
定されている。
【0035】そして、各送信ビームに対応して2本の受
信ビームが形成される。例えば、送信ビーム1に対応し
て2本の受信ビーム1a、1bが形成される。受信ビー
ム1a、1bは、送信ビーム1に対して対称の位置に形
成され、図示のように両受信ビーム1a、1bの間隔は
受信ビームピッチP2である。他の送信ビームに対して
も、同様に受信ビームが形成される。受信ビームピッチ
P2は送信ビームピッチP1の半分に設定されているの
で、隣接する送信ビームに対応する受信ビーム(例えば
1bと3a)の間隔もP2となる。従って、受信ビーム
1a、1b、3a、3b・・は、受信ビームピッチP2
をおいて等間隔に形成される。
【0036】次に、図4中段の偶数番号フレームにおけ
るビームパターンについて説明する。偶数番号フレーム
では、偶数番号の送信ビーム2、4・・が形成される。
図4に示すように、偶数番号の送信ビーム2、4・・
は、奇数番号の送信ビーム1、3・・の真中に形成され
る。そして、奇数番号フレームと同様に、各送信ビーム
の両側に受信ビーム2a、2b・・が形成される。送信
ビームピッチP1および受信ビームピッチP2は、奇数
番号フレームと同じに設定されている。
【0037】このように、実施形態1のインターレース
スキャンでは、走査フレームごとに送信ビームパターン
がシフトされており、このシフト幅が送信ビームピッチ
P1の半分に、すなわち、受信ビームピッチP2と同じ
に設定されている。そして、送信ビームパターンのシフ
トに応じて受信ビームパターンもシフトされる。
【0038】なお、上記のように、ビームパターンのシ
フト幅は、受信ビームピッチP2に設定されている。従
って、図4に示すように、奇数番号フレームでも、偶数
番号フレームでも、同じ位置に受信ビームが形成される
(例えば1bと2a)。
【0039】奇数番号フレームで形成された受信ビーム
と、偶数番号フレームで形成された受信ビームは、図4
の下段に示すように合成される。この合成処理は、加算
処理、加算平均処理、あるいはフィルター処理などであ
る。以下、この処理をフレーム合成処理という。例え
ば、奇数番号フレームの受信ビーム1bと偶数番号フレ
ームの受信ビーム2aが合成されて合成ビーム1b+2
aが形成される。この合成ビームを用いて診断像が生成
される。
【0040】なお、フレーム合成処理は、受信ビームと
して得られた受信信号を対象とする処理でもよく、ま
た、受信信号を検波することによって得られるエコーデ
ータ(エンベローブ信号、複素検波信号など)を対象と
する処理でもよい。後述する実施形態1の装置では、後
者のフレーム合成処理を採用している。
【0041】以上に説明したインターレーススキャンお
よびフレーム合成処理を行うことにより、下記に説明す
るように、診断像がブロッキー状態になることが防止さ
れる。奇数番号フレームにおいて、受信ビーム1a、1
bは、ともに送信ビーム1に対応して形成されるので、
受信ビーム1bは左側の受信ビーム1aと強い相関関係
を有する。これに対し、偶数番号フレームにおいて、上
記の受信ビーム1bと同位置に形成される受信ビーム2
aは、右側の受信ビーム2bと強い相関関係を有する。
そして、受信ビーム1b、2aが合成されて、合成ビー
ム1b+2aが形成される。従って、合成ビーム1b+
2aは、両隣の合成ビームに対して同等の相関関係を有
する。このようにして受信ビーム同士の相関関係が均一
化されるので、ブロッキー状態の発生が低減する。
【0042】以下、上記のような本発明の原理に対応す
る超音波診断装置の具体的構成例を説明する。図5は、
実施形態1の超音波診断装置の構成を示すブロック図で
ある。この装置は、リニア走査方式の装置であり、2方
向同時受信を行う。
【0043】超音波探触子10には、超音波を送受信す
る複数の超音波振動子が配列されており、この複数の超
音波振動子が振動子アレイを形成している。超音波探触
子10には、送受波部12が接続されている。送受波部
12は、送信回路14、受信ビーム形成部(A)16お
よび受信ビーム形成部(B)18を有する。
【0044】送信回路14は、断層像モードとドプラモ
ードの双方にて超音波探触子10の振動子アレイを電子
走査するための回路である。この電子走査に応じて振動
子アレイが超音波を送信することにより送信ビームが形
成される。送信回路14は、図4に説明したインターレ
ーススキャンを行うため、走査フレームごとに送信ビー
ムパターンをシフトする。このシフト幅は、前述のよう
に、送信ビームピッチP1の半分である。
【0045】受信ビーム形成部(A)16および受信ビ
ーム形成部(B)18は、アレイ振動子を電子走査する
ことにより受信ビームを形成し、そして、受信ビームか
らエコーデータを得る。各受信ビーム形成部は、超音波
探触子10を介して得られた各チャンネルごとの受信信
号にそれぞれ遅延を与え加算することにより受信フォー
カスを行う回路と、フォーカシングされた受信信号から
エコーデータとしてエンベローブ信号を生成する検波回
路を有する。
【0046】受信ビーム形成部が2つ設けられているの
は、1本の送信ビームに対応して2本の受信ビームを形
成することにより2方向同時受信を行うためである。受
信ビーム形成部(A)16は、図4において「a」が付
けられた受信ビームを形成し、受信ビーム形成部(B)
18は、図4において「b」が付けられた受信ビームを
形成する。送信回路14による送信ビームパターンのシ
フトに応じて、受信ビーム形成部(A)16、受信ビー
ム形成部(B)18は受信ビームパターンをシフトす
る。その結果、図4上段および中段に示したような受信
ビーム形成が行われる。
【0047】受信ビーム形成部(A)16および受信ビ
ーム形成部(B)18は、切替回路20に接続されてお
り、切替回路20はフレームメモリ22および加算回路
24に接続されている。切替回路20には、各受信ビー
ム形成部が受信ビームを基に生成したエンベローブ信号
が入力される。切替回路20は、フレームメモリ22お
よび加算回路24に対して、受信ビーム形成部(A)1
6から入力されるエンベローブ信号と、受信ビーム形成
部(B)18から入力されるエンベローブ信号とを交互
に出力する。ここでは、例えば図4上段の奇数番号フレ
ームにおける受信ビーム1a、1b、3a、3b・・か
ら生成されたエンベローブ信号が順次出力される。この
ようにして、走査フレーム全体についてのエンベローブ
信号が順序づけられて切替回路20から出力される。
【0048】フレームメモリ22および加算回路24
は、フレーム合成処理を行うための構成である。ここで
は、フレーム合成処理として加算処理を行う。フレーム
メモリ22は加算回路24に接続されており、フレーム
メモリ22および加算回路24は、フレームメモリ制御
回路26によって制御されている。フレームメモリ22
には、切替回路20から入力された1走査フレーム分の
エンベローブ信号が一時的に記憶される。そして、切替
回路20から加算回路24へエンベローブ信号が入力さ
れるときに、このエンベローブ信号よりも1走査フレー
ム前のエンベローブ信号がフレームメモリ22から加算
回路24へ入力される。例えば、切替回路20から偶数
番号フレームのエンベローブ信号が入力されるときに
は、フレームメモリ22から、1走査フレーム前である
奇数番号フレームのエンベローブ信号が入力される。加
算回路24は、切替回路20およびフレームメモリ22
から入力されたエンベローブ信号を加算することにより
合成エンベローブ信号を生成する。この合成エンベロー
ブ信号が、図4の下段に示した合成ビームに相当する。
【0049】加算回路24はスキャンコンバータ28に
接続され、スキャンコンバータ28は表示装置30に接
続されている。スキャンコンバータ28には、加算回路
24から合成エンベローブ信号が入力される。スキャン
コンバータ28は、表示装置30の走査形式に適合した
走査変換処理によって、入力信号を画像情報に変換す
る。そして、この画像情報が表示装置30に入力され
て、診断像として画面上に表示される。
【0050】[実施形態1の変形例]以下、実施形態1
の変形例について説明する。なお、下記の変形例は、後
述する他の実施形態に対しても同様に適用可能である。
【0051】(1)本発明は、3方向以上の複数方向同
時受信方式の超音波診断装置に対しても、同様に適用す
ることができる。この場合には、図1の受信ビーム形成
部を、受信ビーム本数に応じて適宜増設すればよい。例
えば、図6は、本発明を3方向同時受信方式の装置へ適
用した場合の受信ビームパターンを示している。図6に
おいて、上段、中段、下段は連続する3つの走査フレー
ムにおける受信ビームパターンであり、1本の送信ビー
ムに対応する受信ビーム3本のみが示されている。上段
の走査フレームに対して、中段の走査フレームでは受信
ビームパターンがシフトされ、シフト幅は受信ビームピ
ッチP2と同じに設定されている。下段の走査フレーム
では、さらに受信ビームパターンがシフトされる。イン
ターレーススキャンによって、この3種類の受信ビーム
パターンでのビーム形成が繰り返される。
【0052】(2)実施形態1では、ビームパターンの
シフト幅が、受信ビームピッチP2と同じであり、すな
わち、送信ビームピッチP1の半分であった。これに対
し、ビームパターンのシフト幅は、実施形態1の例には
限定されず、受信ビームピッチの整数倍であって、送信
ビームピッチよりも小さければよい。例えば、前述の図
6の例では、ビームパターンのシフト幅が、受信ビーム
ピッチと等しく、かつ、送信ビームピッチの3分の1で
ある。また例えば、図7は、4方向同時受信方式の装置
への本発明の適用例であり、1本の送信ビームに対応す
る受信ビーム4本のみを示している。図7では、ビーム
パターンのシフト幅が、受信ビームピッチの2倍であっ
て、送信ビームピッチの半分である。
【0053】(3)ビームパターンのシフトは、1走査
フレームごとに行わなくてもよい。すなわち、診断像が
不自然にならない程度で、複数走査フレームごとにシフ
トしてもよい。
【0054】(4)図5の装置では、受信ビームを検波
することによりエンベローブ信号が生成された後に、フ
レーム合成処理が行われている。これに対し、フレーム
合成処理は、受信ビームの検波前に行ってもよい。
【0055】(5)本発明は、リニア走査方式以外の超
音波診断装置に対しても同様に適用可能である。例え
ば、セクタ走査方式の装置に適用する場合、ビームパタ
ーンは、送受信ビームの形成される方向によって規定さ
れる。また、実施形態1は、断層像モードおよびドプラ
モードの両モードの走査を行うように構成されている。
これに対して、両モードの一方の走査を行うように構成
してもよい。また、図5において、フレームメモリ22
とスキャンコンバータ28を一体化してもよい。
【0056】[実施形態2]実施形態2は、実施形態1
に対して、フレームメモリ22に入力されるエンベロー
ブ信号が異なる。以下では、実施形態1と共通する部分
についての説明を省略する。
【0057】図8は、実施形態2の超音波診断装置の構
成を示している。実施形態2では、切替回路20から出
力されたエンベローブ信号は、加算回路24に入力され
る。そして、加算回路24から出力される合成エンベロ
ーブ信号が、スキャンコンバータ28およびフレームメ
モリ22に入力される。
【0058】実施形態2では、加算回路24から出力さ
れた合成エンベローブ信号が、フレームメモリ22を経
由して再び加算回路24に入力される。加算回路24で
は、この合成エンベローブ信号と、切替回路20から入
力される次の走査フレームのエンベローブ信号とが加算
される。この加算処理の際に、適宜、重みづけが行われ
る。例えば、切替回路20から入力されるエンベローブ
信号と、フレームメモリ22から入力される合成エンベ
ローブ信号とに対して、0.8対0.2の重みづけが行
われる。
【0059】上記の実施形態2によっても、実施形態1
と同様に、診断像におけるブロッキー状態の発生が低減
される。
【0060】[実施形態3]実施形態1では、フレーム
メモリ22および加算回路24により、フレーム合成処
理が行われる。これに対し、実施形態3の構成では、フ
レームメモリ22および加算回路24が除かれ、フレー
ム合成処理が省略される。
【0061】実施形態3では、切替回路20が出力した
エンベローブ信号が直接にスキャンコンバータ28へ入
力される。そして、スキャンコンバータ28でエンベロ
ーブ信号が走査変換されて、表示装置30に診断像とし
て表示される。従って、表示装置30には、図4の奇数
番号フレームに対応する診断像と、偶数番号フレームに
対応する診断像が交互に表示される。
【0062】実施形態3の効果について説明する。前述
のように、図4の奇数番号フレームの受信ビーム1b
は、左側の受信ビーム1aと強い相関関係を有し、偶数
番号フレームの受信ビーム2aは、右側の受信ビーム2
bと強い相関関係を有する。奇数番号フレームと偶数番
号フレームが次々に入れ替われば、オペレータにとって
は、受信ビームが両隣の受信ビームと同等の相関関係を
有するように見える。実際、超音波診断装置は、ごく短
時間のうちに1走査フレーム分の電子走査を行い、各走
査フレームのエコーデータから生成した診断像を次々と
表示装置30に表示する。フレームレートは、例えば、
1秒当たり30枚程度である。このように、実施形態3
によっても、実施形態1と同様の効果が得られる。さら
に、フレーム合成処理を行わないので、データ処理が簡
単になり、データ処理時間が短縮される。
【0063】[実施形態4]実施形態4の超音波診断装
置の構成は、図5に示した実施形態1と同様である。た
だし、実施形態1と異なり、フレームメモリ制御回路2
6が、フレームメモリ22および加算回路24に対し
て、フレーム合成処理を抑制する切替制御を行う。
【0064】実施形態4の超音波診断装置は、診断像を
動画像にて表示する動画モードと、診断像を静止画像に
て表示する静止画モードとを設定可能に構成されてい
る。通常は、動画モードが設定されている。そして、オ
ペレータが静止画モードの設定を指示した時には、指示
時点の診断像が静止表示される。
【0065】動画モードが設定されている場合、フレー
ムメモリ制御回路26は、フレームメモリ22および加
算回路24の機能を制御して、フレーム合成処理を抑制
する。従って、実施形態3と同様に、切替回路20から
出力されたエンベローブ信号が、そのままスキャンコン
バータ28へ入力される。
【0066】オペレータが静止画モードを設定すると、
フレームメモリ制御回路26がフレームメモリ22およ
び加算回路24を制御して、実施形態1に説明したよう
なフレーム合成処理を行わせる。ここでは、静止画モー
ドが設定された時に切替回路20から出力された走査フ
レームのエンベローブ信号がフレームメモリ22に記憶
される。そして、このエンベローブ信号と、切替回路2
0から次に出力される走査フレームのエンベローブ信号
とが、加算回路24により加算されて合成エンベローブ
信号が生成される。この合成エンベローブ信号が、スキ
ャンコンバータ28を経ることにより画像情報となり、
表示装置30に静止表示される。
【0067】実施形態4の効果について説明する。動画
モードの設定時には、リアルタイム性の高さが要求され
る。従って、フレームレートを高く設定し、ビーム走査
によって得られたデータを短時間で処理することが求め
られる。一方、静止画モードでは、同じ診断像が継続し
て表示されるので、動画モードのようにデータ処理時間
を短くすることは求められない。また、動画モードに対
しても、静止画モードに対しても、診断像がブロッキー
状態になるのを防ぐことは同様に求められる。実施形態
4では、このような要求に対して下記のように対応して
いる。
【0068】動画モードでは、フレーム合成処理を抑制
することによりデータ処理時間が短縮される。また、実
施形態3に説明したように、動画モードでは、フレーム
間の加算処理を行わなくとも、オペレータには、隣接す
るフレーム間の相関関係の強さが均一化されたように見
える。以上より、動画モードでは、実施形態1と同様に
ブロッキー状態の発生が低減するという効果が得られ、
かつ、データ処理時間が短縮される。
【0069】一方、静止画モードでは同じ診断像が継続
して表示されるので、フレーム合成処理を行わないとブ
ロッキー状態が発生する。そこで、静止画モードの設定
時にはフレーム合成処理を行う。なお、前述のように、
静止画モードではデータ処理時間を短くすることは要求
されないので、フレーム合成処理に時間がかかってもよ
い。
【0070】このように、実施形態4では、動画モード
の設定時にデータ処理時間の短縮が行われ、かつ、動画
モードおよび静止画モードの双方においてブロッキー状
態の発生が防止される。さらに、フレーム合成処理を静
止画モードの設定時のみに行っているので、全体とし
て、データ処理が簡素化している。
【0071】[実施形態5]実施形態5の超音波診断装
置は、従来技術に説明したビーム補間(1)を行う装置
である。以下において、実施形態1と同様の部分につい
ての説明は、適宜、省略する。
【0072】まず、本発明がビーム補間(1)に適用さ
れる場合における本発明の原理を説明する。なお、ここ
では、リニア走査方式の装置を例にして説明する。図9
は、実施形態5のインターレーススキャンの概要を示し
ている。図9の上段および中段は、受信ビームおよび補
間ビームのビームパターンの一部である。実施形態1の
図4と同様に、図9上段は、奇数番号の走査フレームの
ビームパターンであり、図9中段は、偶数番号の走査フ
レームのビームパターンである。また、図9上段および
中段において、実線は送受信ビームを示しており、点線
は補間ビームを示している。
【0073】まず、図9上段の奇数番号フレームにおけ
るビームパターンについて説明する。奇数番号フレーム
では、奇数番号の送受信ビーム1、3・・が形成され
る。送受信ビーム1、3・・は、送受信ビームピッチP
3をおいて形成され、この送受信ビームピッチP3は、
前述の図2に示した受信ビーム#1、#2・・のピッチ
と同じに設定されている。そして、隣接する送受信ビー
ムの真中に補間ビームx、y・・が形成される。補間ビ
ームx、y・・は、例えば、両側の送受信ビームを加算
平均することにより形成される。
【0074】次に、図9中段の偶数番号フレームにおけ
るビームパターンについて説明する。偶数番号フレーム
では、偶数番号の送受信ビーム2、4・・が形成され
る。図9に示すように、偶数番号の送受信ビーム2、4
・・は、奇数番号の送受信ビーム1、3・・の真中に形
成される。そして、奇数番号フレームと同様に、送受信
ビームの真中に補間ビームx′、y′・・が形成され
る。偶数番号フレームの送受信ビームは、奇数番号フレ
ームの補間ビームと同位置に形成され、また、偶数番号
フレームの補間ビームは、奇数番号フレームの送受信ビ
ームと同位置に形成される。
【0075】このように、実施形態5のインターレース
スキャンでは、走査フレームごとに送受信ビームパター
ンをシフトしており、このシフト幅が送受信ビームピッ
チP3の半分に設定されている。
【0076】図9下段に示すように、奇数番号フレーム
で形成された受信ビームと、偶数番号フレームで形成さ
れた補間ビームが合成され、また、奇数番号フレームで
形成された補間ビームと偶数番号フレームで形成された
受信ビームが合成される。この合成処理は、加算処理や
加算平均処理、あるいはフィルター処理などである。実
施形態1と同様に、この処理をフレーム合成処理とい
う。例えば、奇数番号フレームの受信ビーム3と偶数フ
レーム番号の補間ビームx′が合成されて合成ビーム3
+x′が形成される。この合成ビームを用いて診断像が
生成される。
【0077】なお、上記において、補間ビーム形成処理
は、受信ビームとして得られた受信信号を加算平均する
処理でもよく、また、受信信号を検波することによって
得られるエコーデータ(エンベローブ信号、複素検波信
号など)を加算平均する処理でもよい。後述する実施形
態5の装置では、後者の補間処理を採用している。
【0078】また、フレーム合成処理も、受信ビームと
して得られた受信信号を対象とする処理でもよく、ま
た、受信信号を検波することによって得られるエコーデ
ータ(エンベローブ信号、複素検波信号など)を対象と
する処理でもよい。
【0079】以上に説明したインターレーススキャンお
よびフレーム合成処理を行うことにより、診断像におけ
るむらの発生が低減する。従来のビーム補間(1)で
は、図2に説明したように、送受信ビームおよび補間ビ
ームの形成位置が固定されていた。一方、図9では、送
受信ビームおよび補間ビームの形成位置が、走査フレー
ムごとにシフトされる。従って、各超音波振動子の個体
差に基づくビームの強弱などが均一化されるので、診断
像にむらが発生しにくくなる。
【0080】以下、上記のような本発明の原理に対応す
る超音波診断装置の具体的構成例を説明する。図10
は、実施形態5の超音波診断装置の構成を示すブロック
図である。この装置は、リニア走査方式の装置である。
なお、図10において、実施形態1と同様の構成要素に
は同一符号を付け、このような構成要素についての説明
を適宜省略する。
【0081】超音波探触子10は、実施形態1と同様の
構成である。超音波探触子10には、送受波部12aが
接続されており、送受波部12aは、送信回路14およ
び受信ビーム形成部40を有する。送信回路14は、実
施形態1と同様の構成である。また、受信ビーム形成部
40は、実施形態1における2つの受信ビーム形成部の
一つに相当する。本実施形態では、複数方向同時受信を
行わないので、受信ビーム形成部が一つだけ設けられて
いる。送受波部12aは、図9に説明したインターレー
ススキャンを行うため、走査フレームごとに送受信ビー
ムパターンをシフトする。このシフト幅は、前述のよう
に、送受信ビームピッチP3の半分である。
【0082】受信ビーム形成部40は、ラインメモリA
42、ラインメモリB44、および補間回路46と接続
されている。ラインメモリA42は切替回路20に接続
され、ラインメモリB44は補間回路46に接続され、
補間回路46は切替回路20に接続されている。また、
ラインメモリA42およびラインメモリB44は、ライ
ンメモリ制御回路48に制御され、それぞれ、受信ビー
ム形成部40から入力される1受信ビーム分のエンベロ
ーブ信号を一時的に記憶する。
【0083】ラインメモリA42、ラインメモリB44
および補間回路46の動作について、図11を用いて説
明する。受信ビーム形成部40から出力されたエンベロ
ーブ信号101は、ラインメモリA42、ラインメモリ
B44および補間回路46へ入力される。エンベローブ
信号101が補間回路46へ入力されるとき、ラインメ
モリB44から補間回路46へ、1受信ビーム前のエン
ベローブ信号100が入力される。補間回路46は、入
力されたエンベローブ信号100、101を基に補間エ
ンベローブ信号200を生成して切替回路20へ出力す
る。補間エンベローブ信号200が切替回路20へ入力
された後、ラインメモリA42に一時記憶されていたエ
ンベローブ信号101が切替回路20へ入力される。こ
のようにして、切替回路20の2つの入力部の一方には
エンベローブ信号が入力され、他方には補間エンベロー
ブ信号が入力され、これらの入力が交互に繰り返され
る。
【0084】なお、上記において、補間エンベローブ信
号が、図9における補間ビームに相当する。前述のよう
に、送受波部12aによって、送受信ビームのビームパ
ターンが走査フレームごとにシフトされている。このシ
フトに応じて、補間エンベローブ信号もシフトされる。
【0085】切替回路20以降の構成は、実施形態1と
同様である。すなわち、切替回路20は、フレームメモ
リ22および加算回路24に対し、エンベローブ信号と
補間エンベローブ信号とを交互に出力する。フレームメ
モリ22および加算回路24は、フレーム合成処理を行
って合成エンベローブ信号を生成する。この合成エンベ
ローブ信号は、図9の下段に示した合成ビームに相当す
る。合成エンベローブ信号はスキャンコンバータ28に
入力され、画像情報に走査変換されて表示装置30に表
示される。
【0086】なお、実施形態5についても、実施形態1
について説明したような各種の変形が可能である。ま
た、実施形態1の一部を変更することにより実施形態2
〜4が構成されたように、実施形態5に対しても同様の
変更を行うことができる。
【0087】[実施形態6]実施形態6の超音波診断装
置は、従来技術の説明したビーム補間(2)を行う装置
である。以下において、実施形態1と同様の部分につい
ての説明は、適宜、省略する。
【0088】まず、本発明がビーム補間(2)に適用さ
れる場合における本発明の原理を説明する。なお、ここ
では、リニア走査方式の装置を例にして説明する。図1
2は、実施形態6のインターレーススキャンの概要を示
している。図12の上段および中段は、送受信ビームお
よび補間ビームのビームパターンの一部であり、図中の
一点鎖線は送受信ビームを示しており、点線は補間ビー
ムを示している。
【0089】まず、図12上段の奇数番号フレームにお
けるビームパターンについて説明する。奇数番号フレー
ムでは、奇数番号の送受信ビーム1、3・・が形成され
る。送受信ビーム1、3・・は、送受信ビームピッチP
3をおいて形成され、この送受信ビームピッチP3は、
前述の図3に示した送信ビーム#1、#2・・のピッチ
と同じに設定されている。
【0090】そして、隣接する3本の受信ビームをビー
ム組として、このビーム組から2本の補間ビームが形成
される。例えば、受信ビーム1、3、5から受信ビーム
3の両側に2本の補間ビームp、qが形成される。補間
ビームp、qは、受信ビーム3に対して対称の位置に形
成され、図示のように両補間ビームp、qの間隔は補間
ビームピッチP4である。同様に、受信ビーム3、5、
7のビーム組からも、補間ビームr、sが形成される。
補間ビームピッチP4は送受信ビームピッチP3の半分
に設定されているので、補間ビームq、rの間隔もP4
となる。従って、補間ビームp、q、r、s・・は、補
間ビームピッチP4をおいて等間隔に形成される。
【0091】次に、図12中段の偶数番号フレームにお
けるビームパターンについて説明する。偶数番号フレー
ムでは、偶数番号の送受信ビーム2、4・・が形成され
る。図12に示すように、偶数番号の送受信ビーム2、
4・・は、奇数番号の送受信ビーム1、3・・の真中に
形成される。そして、奇数番号フレームと同様に、各補
間ビームp′、q′、r′、s′・・が形成される。送
受信ビームピッチP3および補間ビームピッチP4は、
奇数番号フレームと同じに設定されている。
【0092】このように、実施形態6のインターレース
スキャンでは、走査フレームごとに送受信ビームパター
ンをシフトしており、このシフト幅が送受信ビームピッ
チP3の半分に、すなわち、補間ビームピッチP4と同
じに設定されている。そして、送受信ビームパターンの
シフトに応じて補間ビームパターンもシフトされる。
【0093】なお、上記のように、ビームパターンのシ
フト幅は、補間ビームピッチP4に設定されている。従
って、図12に示すように、奇数番号フレームでも、偶
数番号フレームでも、同じ位置に補間ビームが形成され
る(例えばqとp′)。
【0094】奇数番号フレームで形成された補間ビーム
と、偶数番号フレームで形成された補間ビームは、図1
2の下段に示すように合成される。この合成処理は、加
算処理や加算平均処理、あるいはフィルター処理などで
ある。実施形態1と同様に、この処理をフレーム合成処
理という。例えば、奇数番号フレームの補間ビームqと
偶数フレーム番号の補間ビームp′が合成されて合成ビ
ームq+p′が形成される。この合成ビームを用いて診
断像が生成される。
【0095】なお、実施形態5と同様に、補間ビーム形
成処理は、受信ビームとして得られた受信信号を加算平
均する処理でもよく、また、受信信号を検波することに
よって得られるエコーデータ(エンベローブ信号、複素
検波信号など)を加算平均する処理でもよい。後述する
実施形態6の装置では、後者の補間処理を採用してい
る。
【0096】また、フレーム合成処理も、受信ビームと
して得られた受信信号を対象とする処理でもよく、ま
た、受信信号を検波することによって得られるエコーデ
ータ(エンベローブ信号、複素検波信号など)を対象と
する処理でもよい。
【0097】以上に説明したインターレーススキャンお
よびフレーム合成処理を行うことにより、実施形態6に
おいても、実施形態1と同様の効果が得られる。従来の
ビーム補間(2)では、図3に説明したように、隣接す
る受信ビーム同士の相関の強弱に起因して、診断像がブ
ロッキー状態になることがあった。一方、図12におい
て、合成ビームは、両隣の合成ビームに対して同等の強
さの相関関係を有する。従って、本実施形態では、受信
ビーム同士の相関関係が均一化されるので、診断像にお
けるブロッキー状態の発生が低減する。
【0098】以下、上記のような本発明の原理に対応す
る超音波診断装置の具体的構成例を説明する。図13
は、実施形態6の超音波診断装置の構成を示すブロック
図である。この装置は、リニア走査方式の装置である。
なお、図13において、実施形態1あるいは実施形態5
と同様の構成要素には同一符号を付け、このような構成
要素についての説明を適宜省略する。
【0099】超音波探触子10および送受波部12a
は、実施形態5と同様の構成である。送受波部12a
は、図12に説明したインターレーススキャンを行うた
め、走査フレームごとに送受信ビームパターンをシフト
する。このシフト幅は、前述のように、送受信ビームピ
ッチP3の半分である。
【0100】受信ビーム形成部40は、補間回路60お
よびラインメモリA62と接続されている。そして、ラ
インメモリA62は、補間回路60およびラインメモリ
B64へ接続されており、さらに、ラインメモリB64
が補間回路60に接続されている。また、ラインメモリ
A62およびラインメモリB64は、ラインメモリ制御
回路66に制御され、それぞれ、1受信ビーム分のエン
ベローブ信号を一時的に記憶する。
【0101】補間回路60、ラインメモリA62および
ラインメモリB64の動作について、図14を用いて説
明する。受信ビーム形成部40から出力されたエンベロ
ーブ信号300は、補間回路60およびラインメモリA
62へ入力される。次の受信ビームを基に生成されたエ
ンベローブ信号301が受信ビーム形成部40から出力
されるときに、ラインメモリA62は、エンベローブ信
号300を補間回路60およびラインメモリB64へ出
力する。そして、さらに次の受信ビームを基に生成され
たエンベローブ信号302が受信ビーム形成部40から
出力されるときに、ラインメモリB64は、エンベロー
ブ信号300を補間回路60へ出力する。従って、補間
回路60には、エンベローブ信号300、301、30
2が同時に入力され、次に、エンベローブ信号301、
302、303が同時に入力され、このようなエンベロ
ーブ信号の入力が繰り返される。
【0102】補間回路60は、エンベローブ信号30
0、301、302から、図14に示した補間エンベロ
ーブ信号400、401を生成する。この補間エンベロ
ーブ信号400、401は、それぞれ、補間回路60の
2つの出力部から切替回路20に出力される。このよう
にして、切替回路20の一方の入力部には、補間エンベ
ローブ信号400、402・・が、他方の入力部には補
間エンベローブ信号401、403・・が入力され、こ
れらの入力が交互に繰り返される。
【0103】なお、上記において、補間エンベローブ信
号が、図12における補間ビームに相当する。前述のよ
うに、送受波部12aによって、送受信ビームのビーム
パターンが走査フレームごとにシフトされている。この
シフトに応じて、補間エンベローブ信号もシフトされ
る。
【0104】切替回路20以降の構成は、実施形態5と
同様である。すなわち、フレームメモリ22および加算
回路24によって、補間エンベローブ信号を対象として
フレーム合成処理が行われる。生成された合成エンベロ
ーブ信号は、図12の下段に示した合成ビームに相当す
る。この合成エンベローブ信号がスキャンコンバータ2
8に入力され、画像情報に走査変換されて表示装置30
に表示される。
【0105】なお、実施形態6についても、実施形態1
について説明したような各種の変形が可能である。ま
た、実施形態1の一部を変更することにより実施形態2
〜4が構成されたように、実施形態6に対しても同様の
変更を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 従来の超音波診断装置における2方向同時受
信の概要を示す説明図である。
【図2】 従来の超音波診断装置におけるビーム補間
(1)の概要を示す説明図である。
【図3】 従来の超音波診断装置におけるビーム補間
(2)の概要を示す説明図である。
【図4】 本発明の実施形態1におけるインターレース
スキャンの概要を示す説明図である。
【図5】 本発明の実施形態1の超音波診断装置の構成
を示すブロック図である。
【図6】 本発明を3方向同時受信方式の装置に適用し
た場合におけるビームパターンの一例を示す説明図であ
る。
【図7】 本発明を4方向同時受信方式の装置に適用し
た場合におけるビームパターンの一例を示す説明図であ
る。
【図8】 本発明の実施形態2の超音波診断装置の構成
を示すブロック図である。
【図9】 本発明の実施形態5におけるインターレース
スキャンの概要を示す説明図である。
【図10】 本発明の実施形態5の超音波診断装置の構
成を示すブロック図である。
【図11】 実施形態5における補間ビーム形成処理を
説明するために用いられる説明図である。
【図12】 本発明の実施形態6におけるインターレー
ススキャンの概要を示す説明図である。
【図13】 本発明の実施形態6の超音波診断装置の構
成を示すブロック図である。
【図14】 実施形態6における補間ビーム形成処理を
説明するために用いられる説明図である。
【符号の説明】
10 超音波探触子、12、12a 送受波部、14
送信回路、16 受信ビーム形成部(A)、18 受信
ビーム形成部(B)、20 切替回路、22フレームメ
モリ、24 加算回路、26 フレームメモリ制御回
路、28 スキャンコンバータ、30 表示装置、40
受信ビーム形成部、42、62 ラインメモリA、4
4、64 ラインメモリB、46、60 補間回路。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の超音波振動子が配列された超音波
    探触子と、 前記複数の超音波振動子を電子走査して各走査フレーム
    ごとに複数の送信ビームを形成し、この送信ビーム形成
    を所定の送信ビームピッチを有する送信ビームパターン
    にて行う送信回路と、 所定の受信ビームピッチで受信ビームを形成し、各送信
    ビーム当たり複数の受信ビームを形成する受信回路と、 前記受信ビームに基づいて診断像を形成する診断像形成
    部と、 を有し、 前記送信回路は、所定の走査フレーム単位ごとに前記送
    信ビームパターンをシフトし、このシフト幅が、前記受
    信ビームピッチの整数倍であって前記送信ビームピッチ
    よりも小さいことを特徴とする超音波診断装置。
  2. 【請求項2】 複数の超音波振動子が配列された超音波
    探触子と、 前記複数の超音波振動子を電子走査して各走査フレーム
    ごとに複数の送受信ビームを形成し、この送受信ビーム
    形成を所定の送受信ビームピッチを有する送受信ビーム
    パターンにて行う送受信回路と、 隣接する受信ビームの間に補間ビームを形成する補間回
    路と、 前記受信ビームおよび前記補間ビームに基づいて診断像
    を形成する診断像形成部と、 を有し、 前記送受信回路は、所定の走査フレーム単位ごとに前記
    送受信ビームパターンをシフトし、このシフト幅が、前
    記送受信ビームピッチの半分であることを特徴とする超
    音波診断装置。
  3. 【請求項3】 複数の超音波振動子が配列された超音波
    探触子と、 前記複数の超音波振動子を電子走査して各走査フレーム
    ごとに複数の送受信ビームを形成し、この送受信ビーム
    形成を所定の送受信ビームピッチを有する送受信ビーム
    パターンにて行う送受信回路と、 複数の受信ビームからなるビーム組を用いて各ビーム組
    当たりに複数の補間ビームを形成し、この補間ビーム形
    成を所定の補間ビームピッチにて行う補間回路と、 前記補間ビームに基づいて診断像を形成する診断像形成
    部と、 を有し、 前記送受信回路は、所定の走査フレーム単位ごとに前記
    送受信ビームパターンをシフトし、このシフト幅が、前
    記補間ビームピッチの整数倍であって前記送受信ビーム
    ピッチよりも小さいことを特徴とする超音波診断装置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載の装置に
    おいて、 互いにビームパターンが異なる走査フレーム間で合成ビ
    ームを求めるフレーム合成処理を行い、この合成ビーム
    を用いて診断像を形成することを特徴とする超音波診断
    装置。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の装置において、 前記診断像を画像表示する表示部を有し、 前記診断像形成部は、前記診断像が静止画像にて表示さ
    れる静止画モードでは前記フレーム合成処理を行い、前
    記診断像が動画像にて表示される動画モードでは前記フ
    レーム合成処理を抑制するように切り替える切替え部を
    有することを特徴とする超音波診断装置。
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