JPH10117950A - 食用油濾過精製装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【課題】 精製油として不必要な酸化物、有害物質を確
実に吸着、分解でき、油、カートリッジの交換も簡単な
取扱い性に優れた食用油濾過精製装置を提供する。 【解決手段】 装置架台の上方に精製すべき食用油の導
入室を設け、導入室の下部に配設した濾過材層を有する
カートリッジを通して油を濾過し、精製された油をカー
トリッジの下方に取り出すようにした食用油の濾過精製
装置において、装置架台の上方に取付けられて導入室を
構成するとともに底部に複数のカートリッジ装着穴を有
するカートリッジホルダーと、導入される油中の浮遊粒
子を濾過するための濾過機構と、弾性パッキングを介し
てカートリッジホルダーの下側に当接するようカートリ
ッジホルダーの下方に配置されたカートリッジを嵌入す
るためのカートリッジガイドと、カートリッジガイドに
嵌着されたカートリッジと、濾過精製された油を収容す
るための収納室を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、食用油濾過精製装置、
詳しくは、飲食店などにおいて業務用として使用した後
の食用油を濾過、精製し、再使用を可能とするための食
用油濾過精製装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、食用油を濾過材層を有するカート
リッジを介して濾過、精製し、再使用を可能とするため
の装置は数多く提案されているが、カートリッジの交換
が非熟練者でも容易且つ簡便に行うことができ、操作を
簡便にした簡易食用油濾過装置として、図５に示すよう
に、装置架台２の上方にカートリッジ装着穴を有する貯
油槽３を設け、カートリッジ装着穴に筒状のカートリッ
ジ５を、カートリッジの上縁部外周に沿って設けられた
弾性パッキング２６を介して装着したものが提案されて
いる。（特開平7-265610号公報)

【０００３】この装置１の具体的構成は、装置架台２の
上方側に精製すべき食用油を導入するための貯油槽（導
入室）３が設けられ、貯油槽３の底部１２に形成された
カートリッジ装着穴６に濾過材８を収納したカートリッ
ジ５を装着する。カートリッジ５は、下方に向かって径
が小さくなる筒状のもので、図６に示すように、その上
縁部が、上縁部外周に沿って設けられた弾性パッキング
２６を介して貯油槽３の底部１２と当接している。

【０００４】カートリッジ５の上縁部には互いに対向す
る位置の着脱用突起２１が設けられ、着脱用突起２１に
形成された係合部２３にハンドル（図示せず）を嵌入す
ることによりカートリッジ５を持ち上げ、カートリッジ
５をカートリッジ装着穴６に着脱させるよう構成されて
いる。１５は貯油槽３の底部に配設されたカス取り用の
金網である。

【０００５】２２は貯油槽３の底部１２からカートリッ
ジ５を囲むように下方に延びるカートリッジカバーで、
カートリッジカバー２２の下端部には、カートリッジ５
により濾過された食用油を取り出すための油取り出し口
２４が設けられている。油取り出し口２４から流出した
精製油は、下方の受油タンク２５に集収されて外部に運
び出されるようになっており、油取り出し口２４には受
油タンク２５の上部を覆う受油タンク蓋２５ａがネジな
どの手段で着脱自在に取付けられている。

【０００６】上記の食用油濾過装置は、濾過材層の交換
が未熟練者でも正確、容易に行うことができるなど取扱
い性に優れている。しかしながら、図６にみられるよう
に、貯油槽３の底部１２のカートリッジ装着穴６に弾性
パッキング２６を介してカートリッジ５を装着し、弾性
パッキング２６により油漏れを防止しているが、弾性パ
ッキング２６が貯油槽３中に露出し、絶えず精製前の油
と接触しているため劣化が生じ易く、また、弾性パッキ
ング２６にはカートリッジ５の自重がかかり、この自重
によってカートリッジ５をカートリッジ装着穴６の周囲
に密着させているが、精製作業中、カートリッジ５の自
重は必ずしも一定でないため、安定した密着度が得られ
ず、油漏れが生じることもあるという難点がある。

【０００７】貯油槽（導入室）３には、底部にカス取り
用の金網１５が取付けられてはいるが、揚げカス、天カ
スなどのうち細かい粒子はカートリッジの濾過層に入
り、濾過機能を妨げ、食用油の風味を保持するのに不必
要な酸化物、有害物質などの濾過が効果的に行われ難く
なるという問題点もある。さらに、単一のカートリッジ
が装着されるために、大型カートリッジが必要で重量が
大きくなって着脱にハンドルでの持ち上げを必要とな
り、着脱に労力がかかる。精製された食用油を蓋付きの
受油タンクに取り出すことも、その後の取扱い上不便で
ある。

【０００８】

【発明が解決しようとする課題】本発明は、食用油濾過
装置における上記の問題点を解消するためになされたも
のであり、その目的は、カートリッジの交換が容易で装
置の取扱い性に優れているとともに、弾性パッキングが
油に接触することがなくパッキング材に長期間劣化が生
じることがなく油漏れが確実に防止でき、食用油中の有
害物質も効果的に除去することができ、濾過精製後、精
製された食用油を取り出せる機構をそなえた食用油濾過
精製装置を提供することにある。

【０００９】

【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明による食用油濾過精製装置は、装置架台の上
方に精製すべき食用油の導入室を設け、導入室の下部に
配設した濾過材層を有するカートリッジを通して食用油
を濾過し、精製された食用油をカートリッジの下方から
取り出すようにした食用油の濾過精製装置において、装
置架台の上方に取り付けられて導入室を構成するととも
に底部に複数のカートリッジ装着穴を有するカートリッ
ジホルダーと、導入室の食用油導入部に設けられた食用
油中の浮遊粒子を濾過するための濾過機構と、弾性パッ
キングを介してカートリッジホルダーの下側に当接する
ようカートリッジ装着穴の下方に配置されたカートリッ
ジを嵌入するためのカートリッジガイドと、カートリッ
ジ装着穴を通してカートリッジガイドに嵌着されたカー
トリッジと、カートリッジにより濾過された精製後の食
用油を収容するための収納室と、収納室から精製された
食用油を取り出すための採油機構を備えていることを構
成上の特徴とする。

【００１０】また、濾過機構が濾紙および網状体からな
ること、カートリッジホルダーが装置架台の上部に懸架
された状態で装着され、カートリッジガイドが収納室の
上部において装置架台に取り付けられた支持部材上に載
置されて、カートリッジホルダーとカートリッジガイド
とが、カートリッジホルダーの自重と上方からの重量に
より弾性パッキングを介して密着していること、カート
リッジホルダーが装置架台の上部に懸架された状態で装
着され、カートリッジホルダーと装置架台とがパッチン
ホルダーで固定されていること、および弾性パッキング
がカートリッジホルダーの下面に設けられたシールパッ
キングとカートリッジガイドの上縁部に装着されたゴム
パッキングとを密着させることにより形成することを第
２、第３第４および第５の特徴とする。

【００１１】さらに、筒状容器の底部には網状濾過機構
が設けられていること、およびカートリッジホルダーの
底部には３個のカートリッジ装着穴が形成され、カート
リッジ装着穴には３個のカートリッジが嵌着されること
を発明構成上の第６および第７の特徴とする。

【００１２】

【発明の実施の形態】本発明においては、図１に示すよ
うに、複数のカートリッジ５を装着するよう構成したか
ら、１つ１つのカートリッジの重量を小さくすることが
可能となって、カートリッジ５の上方の耳部を手で持ち
上げることにより、労力を要することなく容易に着脱作
業を行うことができる。装着するカートリッジの個数
は、着脱作業の作業性と１個のカートリッジの重量のバ
ランスを考慮した場合、３個がとるのが最も好ましい。
なお、本発明の構成を示す図１〜４において、従来の構
成と同じものには同じ符号を付した。

【００１３】カートリッジには、例えば、使用後の食用
油を吸着、分解濾過するための特殊加工を施した多孔質
セラミック濾過材を、カートリッジの変形を防ぐために
一杯に詰め、強度および浸透性を考慮した不織布で密閉
して、カートリッジ装着穴と同形の袋状とし、上部に把
持片を設けたものとする。この構成により、カートリッ
ジの運搬、保管、交換を容易に行うことができ、廃棄時
の作業性も良好で、公害防止にも有効である。濾過材と
しては、モンモリロナイト、ゼオライト、アロフェン、
アタパルジャイト、その他の鉱物と、荷電されたセルロ
ース系濾過材を組合わせたものが好ましい。

【００１４】また本発明においては、カートリッジ装着
穴６の下方に、カートリッジ５を嵌着するためのカート
リッジガイド７をシールパッキング９を介してカートリ
ッジホルダー４の下面に設けたゴムパッキング２０の層
と当接するよう配置し、カートリッジガイド７内にカー
トリッジ５を隙間のないように嵌入するので、シールパ
ッキング９はカートリッジで隠されて濾過作業中におい
て油と接触することがないから、パッキング材は長期間
劣化することがなく、カートリッジガイド内へのカート
リッジ嵌入との複合効果により油漏れは確実に防止でき
る。筒状容器としては、直方体形状、円筒形状、その他
各種の形状のものが使用できる。

【００１５】シールパッキング９およびゴムパッキング
２０を介してカートリッジホルダー４の下側とカートリ
ッジガイド７とを安定して密着させるため、カートリッ
ジホルダー４を装置架台２の上縁部に懸架された状態で
装着し、カートリッジガイド７を装置架台２に取り付け
られた支持部材１３、１３の上に載置して、シールパッ
キング９が、カートリッジホルダー４の自重と上方から
の重量により、カートリッジホルダー４下面のゴムパッ
キング２０とカートリッジガイド７との間で押圧される
よう構成するのが好ましい。図２に示すように、装置架
台２の上縁部にカートリッジホルダー４を懸架された状
態で装着し、装置架台車２とカートリッジホルダー４を
両者が押し付けられるようにパッチンホルダーＰで固定
するようにすれば、カートリッジホルダー４の下方への
押圧力が一層大きくなるから、さらに優れた密着性を得
ることができる。なお、図２において、Ｃは装置の上部
を覆うカバーである。

【００１６】カートリッジ５はカートリッジガイド７の
上方に突出しないことが望ましく、各カートリッジ装着
穴６の直径と深さは、導入室３の底部１２の表面積に対
して、カートリッジ５と油の接触面積を最大限にするた
めに、カートリッジによる油の吸着、分解、濾過に要す
る時間を考慮して設計される。

【００１７】精製すべき食用油の導入室の油導入部に
は、油の予備的処理として濾過機構を配設する。当該濾
過機構により食用油中に浮遊する揚げカス、天カスなど
の細かい粒子が濾過されるから、これらの粒子がカート
リッジの濾過層中に導入されることがなく、カートリッ
ジの濾過機能が阻害されることがないので、油中の酸化
物や有害物質が効果的に除去される。濾過機構として
は、３０メッシュ程度の網目を有する網状体および濾紙
を組合わせてなるものが好ましい。また網状体には、導
入された油が外部に溢れないようにするために凹凸を設
けておくのが望ましい。

【００１８】カートリッジの下方には、精製された食用
油を収容するための収納室と、収納室から精製された食
用油を取り出すための採油機構を設ける構成により、濾
過精製に必要な一定時間経過後、採油機構を操作して、
精製再生された食用油を取り出すことができる。収容室
は十分なスペースを有するものとするのが好ましく、と
くに精製後の食用油とカートリッジで濾過中の油が混合
しないよう、カートリッジの底部と収納室の底部との距
離を十分にとることが好ましい。

【００１９】

【実施例】以下、図１〜４により本発明の実施例につい
て説明する。なお、図１〜４において、従来の装置を示
す図５〜６と同じ部材には同一の符号を付した。装置架
台２は角筒状に形成する。装置の組立てについて説明す
ると、図１および図３に詳細に示されるように、装置架
台２に取り付けられた支持部材１３、１３の所定個所に
３個の長方形状のカートリッジガイド７を設置し、カー
トリッジガイド７の下部に形成されたリブ１９上に網状
の濾過機構１４として濾過用金網を載置する。網状の濾
過機構１４はカートリッジ５の荷重に耐え得る強度をそ
なえていることが望ましく、油がカートリッジ５を通過
する所要時間を調整するよう、網目の開口率を設計する
こともできる。

【００２０】底部１２に３個のカートリッジ装着穴６を
形成した直方体状のカートリッジホルダー４を、その上
方に形成された折り曲げ部４ａを装置架台２の上縁部に
引っ掛けて、装置架台２に対して懸架された状態に設置
すると、カートリッジガイド７がカートリッジホルダー
４の下側部と、カートリッジ装着穴６の周囲下方におい
て、カートリッジホルダー４の下面に設けられたゴムパ
ッキン２０とシールパッキング９を介して当接する。シ
ールパッキン９およびゴムパッキング２０は、カートリ
ッジホルダー４と筒状容器７の間で押圧され、カートリ
ッジホルダー４とカートリッジガイド７の密着状態得ら
れる。シールパッキング９は、図４に示すように、カー
トリッジガイド７の上縁部と挿入されたカートリッジ５
の上縁耳部とを挟持する状態で装着する。

【００２１】ついで、濾過材８を充填したカートリッジ
５を、カートリッジ装着穴６を通してカートリッジガイ
ド７内に嵌着し、濾紙１８および濾過用金網１７からな
る濾過機構１５を、取付部１６を介して、装置架台２の
上縁部に懸架するよう装着する。１０はカートリッジ５
により濾過された油を収容するための収納室、１１は収
納室１０から精製された食用油を取り出すための採油機
構、１１ａは採油機構１１を操作するためのバルブであ
る。

【００２２】上記のように構成された食用油濾過精製装
置１に、使用後の食用油を上方から導入すると、油は油
の荷重により自然降下し、濾過用金網１７および濾紙１
８により、揚げカス、天カスなどが濾過され、カートリ
ッジ５の濾過層８を通過して、酸化物や有害物質が吸
着、分解され、カートリッジ５の底部に配設された濾過
用金網１４を通過して、最終的な濾過が行われた後、収
納室１０に収容される。濾過精製に必要な所定時間経過
後、採油機構１１のバルブ１１ａを操作して、精製され
た食用油を収納室１０から取り出し再使用する。

【００２３】カートリッジ５を交換するには、装置上部
に位置する濾過機構１５を取り外し、カートリッジ５を
引き上げ除去し、新しいカートリッジを装着すればよ
い。カートリッジは複数個に分割されているので、各カ
ートリッジの重量は小さく引き上げは容易である。とく
にカートリッジを前記のように袋状に形成したものとし
た場合には、交換がより簡単であり且つ衛生的に行うこ
とができる。

【００２４】

【発明の効果】以上のとおり、本発明によれば、精製油
として新油の風味を保持するに不必要な酸化物、有害物
質が確実に吸収、分解でき、油漏れ防止のためのシール
材が油に接触するのを避けることにより十分な耐久性を
そなえ、カートリッジの交換も簡単な取扱い性に優れた
食用油濾過精製装置が提供される。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明による食用油濾過精製装置の側面断面図
である。

【図２】本発明による食用油濾過精製装置の装置架台の
上縁部の組み立てを示す一部断面図である。

【図３】本発明による食用油濾過精製装置のカートリッ
ジガイドとカートリッジの関係を示す一部斜視図であ
る。

【図４】カートリッジガイドの上縁部へのシールパッキ
ングの装着状態を示す一部断面図である。

【図５】従来の食用油濾過精製装置の側面断面図であ
る。

【図６】従来の食用油濾過精製装置におけるカートリッ
ジのシール部を示す一部断面図である。

【符号の説明】

１ 食用油濾過精製装置 ２ 装置架台 ３ 導入室 ４ カートリッジホルダー 4a 折り曲げ部 ５ カートリッジ ６ カートリッジ装着穴 ７ カートリッジガイド ８ 濾過材層 ９ シールパッキング 10 収納室 11 採油機構 11a バルブ 12 底部 13 支持部材 14 網状濾過機構 15 濾過機構 16 取付部 17 網状体 18 濾紙 19 リブ 20 ゴムパッキング Ｃ カバー Ｐ パッチンホルダー

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小林 繁 千葉県船橋市三山４ー２ー11

Claims (7)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 装置架台の上方に精製すべき食用油の導
   入室を設け、導入室の下部に配設した濾過材層を有する
   カートリッジを通して食用油を濾過し、精製された食用
   油をカートリッジの下方に取り出すようにした食用油の
   濾過精製装置において、装置架台の上方に取り付けられ
   て導入室を構成するとともに底部に複数のカートリッジ
   の装着穴を有するカートリッジホルダーと、導入室の食
   用油導入部に設けられた食用油中の浮遊粒子を濾過する
   ための濾過機構と、弾性パッキングを介してカートリッ
   ジホルダーの下側に当接するようカートリッジ装着穴の
   下方に配置されたカートリッジを嵌入するためのカート
   リッジガイドと、カートリッジ装着穴を通してカートリ
   ッジガイドに嵌着されたカートリッジと、カートリッジ
   により濾過された精製後の食用油を収容するための収納
   室と、収納室から精製された食用油を取り出すための採
   油機構を備えていることを特徴とする食用油濾過精製装
   置。
2. 【請求項２】 濾過機構が濾紙および網状体からなるこ
   とを特徴とする請求項１記載の食用油濾過精製装置。
3. 【請求項３】 カートリッジホルダーが装置架台の上部
   に懸架された状態で装着され、カートリッジガイドが収
   納室の上部において装置架台に取り付けられた支持部材
   上に載置されて、カートリッジホルダーとカートリッジ
   ガイドとが、カートリッジホルダーの自重を含む上方か
   らの重量により弾性パッキングを介して密着しているこ
   とを特徴とする請求項１記載の食用油濾過精製装置。
4. 【請求項４】 カ−トリッジホルダーが装置架台の上部
   に懸架された状態で装着され、カートリッジホルダーと
   装置架台とがパッチンホルダーで固定されていることを
   特徴とする請求項３記載の食用油濾過精製装置。
5. 【請求項５】 弾性パッキングが、カートリッジホルダ
   ーの下面に設けられたゴムパッキングとカートリッジガ
   イドの上縁部に装着されたシールパッキングとを密着さ
   せることにより形成されていることを特徴とする請求項
   ３または４記載の食用油濾過精製装置。
6. 【請求項６】 カートリッジガイドの底部には網状濾過
   機構が設けられていることを特徴とする請求項１記載の
   食用油濾過精製装置。
7. 【請求項７】 カートリッジホルダーの底部には３個の
   カートリッジ装着穴が形成され、カートリッジ装着穴に
   は３個のカートリッジが嵌着されることを特徴とする請
   求項１記載の食用油濾過精製装置。