JPH10117802A - サンダル様履き物 - Google Patents
サンダル様履き物Info
- Publication number
- JPH10117802A JPH10117802A JP29713296A JP29713296A JPH10117802A JP H10117802 A JPH10117802 A JP H10117802A JP 29713296 A JP29713296 A JP 29713296A JP 29713296 A JP29713296 A JP 29713296A JP H10117802 A JPH10117802 A JP H10117802A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- insoles
- hardness
- fluid sealing
- recesses
- fluid
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 流体による足裏刺激による健康・疲労回復効
果、涼温効果、緩衝効果を有し、長時間の使用に耐える
サンダル様の履き物を提供する。 【構成】 中底の上面内側に窪みを設け、窪みに流体封
入部材を装着し、中底の上縁部と流体封入部材の上面を
シート状素材でカバーして底において、中底の上縁部の
硬度が10から70であるサンダル様履き物。
果、涼温効果、緩衝効果を有し、長時間の使用に耐える
サンダル様の履き物を提供する。 【構成】 中底の上面内側に窪みを設け、窪みに流体封
入部材を装着し、中底の上縁部と流体封入部材の上面を
シート状素材でカバーして底において、中底の上縁部の
硬度が10から70であるサンダル様履き物。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、底に流体を封入した部
材を有する、足裏のマッサージ効果、涼温効果および緩
衝効果を有するサンダル様履き物に関するものである。
材を有する、足裏のマッサージ効果、涼温効果および緩
衝効果を有するサンダル様履き物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、足裏を押圧すると健康に効果
があり、疲れを癒すことが知られている。特に土踏まず
を刺激する青竹踏み等がゾーンセラピーとして良く知ら
れている。
があり、疲れを癒すことが知られている。特に土踏まず
を刺激する青竹踏み等がゾーンセラピーとして良く知ら
れている。
【0003】また、靴の中敷に、水などの流体を封入し
た部材を用い、上記の効果を挙げる方法が、特開平1−
126905、特開平1−126906、特開平4−1
87101、特開平6−14805、特開平6−629
09、実登3007720、実開平5−20606、実
開平7−30715等多数提案されている。
た部材を用い、上記の効果を挙げる方法が、特開平1−
126905、特開平1−126906、特開平4−1
87101、特開平6−14805、特開平6−629
09、実登3007720、実開平5−20606、実
開平7−30715等多数提案されている。
【0004】上記の中敷構造を用いた靴の場合、歩行を
通じて健康効果と併せて緩衝効果が得られ、また、流体
が水を主体とする時には温感・涼感効果をも挙げる事が
出来る極めて有効な提案であり、最近では、通常室内外
履等の軽い歩行の靴は勿論、ゴルフ等のスポーツ用にも
広く用いられ始めている。
通じて健康効果と併せて緩衝効果が得られ、また、流体
が水を主体とする時には温感・涼感効果をも挙げる事が
出来る極めて有効な提案であり、最近では、通常室内外
履等の軽い歩行の靴は勿論、ゴルフ等のスポーツ用にも
広く用いられ始めている。
【0005】一方で、一般事務職員、コンピューターを
扱う室内事務員、病院の医師、患者等を中心に、上記の
様な健康効果、涼温効果、緩衝効果を有し、簡単に履い
たり脱いだり出来る履き物、即ち、サンダルやスリッパ
等の要求が強い。
扱う室内事務員、病院の医師、患者等を中心に、上記の
様な健康効果、涼温効果、緩衝効果を有し、簡単に履い
たり脱いだり出来る履き物、即ち、サンダルやスリッパ
等の要求が強い。
【0006】しかし、上記の方法では、足の全側面に保
護壁を有する靴などの履き物には極めて有効な手段であ
るが、踵部分に後壁および側壁を有さないサンダル、ス
リッパ等の履き物では、立っている時に少しバランスを
崩すと、流体による支持の不安定さから転倒したり、歩
行した時にも同様に身体支持が不安定であり、また履き
心地も悪く、このままでは使用に耐えない。
護壁を有する靴などの履き物には極めて有効な手段であ
るが、踵部分に後壁および側壁を有さないサンダル、ス
リッパ等の履き物では、立っている時に少しバランスを
崩すと、流体による支持の不安定さから転倒したり、歩
行した時にも同様に身体支持が不安定であり、また履き
心地も悪く、このままでは使用に耐えない。
【0007】また、足裏押圧による健康効果と履き心地
を両立させる方法として、接足部にイボイボを設けた履
物も多数世に出ているが、足裏が痛く、ひどい場合には
炎傷を起こす場合もあり、足裏の繊細な人には、長時間
履くには、耐え難い物となっている。
を両立させる方法として、接足部にイボイボを設けた履
物も多数世に出ているが、足裏が痛く、ひどい場合には
炎傷を起こす場合もあり、足裏の繊細な人には、長時間
履くには、耐え難い物となっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明はかかる従来の
問題点を解決すること、すなはち、流体封入部材による
マイルドな健康・涼温・緩衝効果と、安定な履き心地
を、サンダル等の着脱の簡単な履き物で具現することに
ある。
問題点を解決すること、すなはち、流体封入部材による
マイルドな健康・涼温・緩衝効果と、安定な履き心地
を、サンダル等の着脱の簡単な履き物で具現することに
ある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題の解決は、中底
の上面内側に窪みを設け、窪みに流体封入部材を装着
し、中底の上縁部と流体封入部材の上面をシート状素材
でカバーした構造の底において、中底の少なくとも上縁
部の硬度が10から70であることを特徴とするサンダ
ル様履き物により達成される。
の上面内側に窪みを設け、窪みに流体封入部材を装着
し、中底の上縁部と流体封入部材の上面をシート状素材
でカバーした構造の底において、中底の少なくとも上縁
部の硬度が10から70であることを特徴とするサンダ
ル様履き物により達成される。
【0010】本発明において、サンダル様履き物とは、
履き物の、少なくとも足の踵の部分に足保護または身体
支持の為の後壁、側壁を有さない履き物、いわゆるサン
ダル、スリッパ等を言う。
履き物の、少なくとも足の踵の部分に足保護または身体
支持の為の後壁、側壁を有さない履き物、いわゆるサン
ダル、スリッパ等を言う。
【0011】また、本発明で足裏刺激、涼温感、緩衝機
能を与える流体封入部材は、例えば図1の左に上面図、
右に断面図で例示したように、下面フィルム8と上面フ
ィルム9を縁6で密着して流体10を封入し、更に内側
各所にフィルム上下密着面7を有する物が有効である。
さらに、特開平1−126905、特開平1−1269
06、特開平4−187101、特開平6−1480
5、特開平6−62909、実登3007720、実開
平5−20606、実開平7−30715に示される
物、あるいは、例えば株式会社日本ヘルスサプライの中
敷、等の一般に市販されている足裏刺激用の中敷材も用
いることが出来る。
能を与える流体封入部材は、例えば図1の左に上面図、
右に断面図で例示したように、下面フィルム8と上面フ
ィルム9を縁6で密着して流体10を封入し、更に内側
各所にフィルム上下密着面7を有する物が有効である。
さらに、特開平1−126905、特開平1−1269
06、特開平4−187101、特開平6−1480
5、特開平6−62909、実登3007720、実開
平5−20606、実開平7−30715に示される
物、あるいは、例えば株式会社日本ヘルスサプライの中
敷、等の一般に市販されている足裏刺激用の中敷材も用
いることが出来る。
【0012】流体封入部材の流体封入部分は、身体保持
の観点より、図1左図に示す様に、足裏の指下部を除く
全体、即ち足裏親指の付け根裏(ボール)部と最外指付
け根裏部と踵とを囲む、土踏まずを含む概略三角形状、
の物がより好ましい。勿論、流体の選定も、涼感を得た
い場合には水や高分子流体を用い、温感を得たい場合に
は空気を用いる等、訴求点に応じ、機能の重要度によ
り、適宜使用できる。
の観点より、図1左図に示す様に、足裏の指下部を除く
全体、即ち足裏親指の付け根裏(ボール)部と最外指付
け根裏部と踵とを囲む、土踏まずを含む概略三角形状、
の物がより好ましい。勿論、流体の選定も、涼感を得た
い場合には水や高分子流体を用い、温感を得たい場合に
は空気を用いる等、訴求点に応じ、機能の重要度によ
り、適宜使用できる。
【0013】本発明の中底は、上面カバー材を介して接
足する底材の少なくとも上方部分を言う。サンダルの例
では図2に示す様に、通常、中底2は、外底5に中芯4
とカバー材3の一部を介して接着一体化され、中底2の
窪みには流体封入部材1を装着し、その上は上部カバー
3により包み一体化され、カバー材は側部と一部の下部
を含めてカバーした構造が、底の一体性を強固する方法
が好ましいが、中底が接地面まで一体の外底を兼ねたも
のであっても良い。また、図2に示す様に中芯材4と外
底5を用いた方が、歩行時の地面から局部衝撃の緩衝保
護の為と履き物製造の容易性等から好ましい。中底の材
料としては、通常のポリウレタンスポンジ、ゴム、皮革
類、不織布、編織布などが用いられる。
足する底材の少なくとも上方部分を言う。サンダルの例
では図2に示す様に、通常、中底2は、外底5に中芯4
とカバー材3の一部を介して接着一体化され、中底2の
窪みには流体封入部材1を装着し、その上は上部カバー
3により包み一体化され、カバー材は側部と一部の下部
を含めてカバーした構造が、底の一体性を強固する方法
が好ましいが、中底が接地面まで一体の外底を兼ねたも
のであっても良い。また、図2に示す様に中芯材4と外
底5を用いた方が、歩行時の地面から局部衝撃の緩衝保
護の為と履き物製造の容易性等から好ましい。中底の材
料としては、通常のポリウレタンスポンジ、ゴム、皮革
類、不織布、編織布などが用いられる。
【0014】本発明において、中底の上面内側の窪みの
形状は、上から見て図1左図に示すように流体封入部材
1が適度に収まる形状で有れば良い。
形状は、上から見て図1左図に示すように流体封入部材
1が適度に収まる形状で有れば良い。
【0015】また、窪みの断面形状・深さも、図2に垂
直断面図で示す様に、流体封入部材1を収納できる深さ
・断面形状で有れば良い。断面形状は、図2の中央に徐
々に深くなる断面形状の窪みでも、縁部から同じ深さに
窪んだ断面形状など、どのような形状でも良いが、最深
部の深さは2mmから2cmとするのが好ましい。2m
m以下では身体支持が充分に出来ず、2cm以上では履
き心地が悪く、流体による足裏刺激機能を充分に発揮で
きない。
直断面図で示す様に、流体封入部材1を収納できる深さ
・断面形状で有れば良い。断面形状は、図2の中央に徐
々に深くなる断面形状の窪みでも、縁部から同じ深さに
窪んだ断面形状など、どのような形状でも良いが、最深
部の深さは2mmから2cmとするのが好ましい。2m
m以下では身体支持が充分に出来ず、2cm以上では履
き心地が悪く、流体による足裏刺激機能を充分に発揮で
きない。
【0016】本発明の中底の上縁部とは、サンダル様履
き物の底のカバー材を剥がして上方から見た図1におい
て、中央側に装着した流体封入部材1の縁部を成す中底
材2の部分を言い、常時または適時、カバー材を介して
足裏から身体を支持する部分を言う。
き物の底のカバー材を剥がして上方から見た図1におい
て、中央側に装着した流体封入部材1の縁部を成す中底
材2の部分を言い、常時または適時、カバー材を介して
足裏から身体を支持する部分を言う。
【0017】さらに厳密には、垂直横断面の図2に於い
て中底2の流体封入部材1の最下位置より上方の部分を
言う。履き物の接足面は平面で無く、履き物の軸方向で
変わり、その軸そのものも直線では無いため、流体封入
部材1は、踵部から爪先部への履き物の軸方向に直交す
る垂直面上でそれぞれの最下線が決定され、これを結ぶ
最下曲面より上方の部分を、中底の上縁部と言う。
て中底2の流体封入部材1の最下位置より上方の部分を
言う。履き物の接足面は平面で無く、履き物の軸方向で
変わり、その軸そのものも直線では無いため、流体封入
部材1は、踵部から爪先部への履き物の軸方向に直交す
る垂直面上でそれぞれの最下線が決定され、これを結ぶ
最下曲面より上方の部分を、中底の上縁部と言う。
【0018】本発明において、最も重要な部分の一つを
構成する中底の上縁部の硬さはJIS硬度計(例えばT
AKACHIHO製、JIS HARDNESS TE
STER)で測定される。
構成する中底の上縁部の硬さはJIS硬度計(例えばT
AKACHIHO製、JIS HARDNESS TE
STER)で測定される。
【0019】中底の上縁部の硬度を10から70にする
事によりはじめて本発明は達成される。10以下では身
体支持が充分に出来ず、70以上では足ざわりも履き心
地も悪く、流体による足裏刺激機能を充分に発揮できな
い。
事によりはじめて本発明は達成される。10以下では身
体支持が充分に出来ず、70以上では足ざわりも履き心
地も悪く、流体による足裏刺激機能を充分に発揮できな
い。
【0020】中底の上縁部の材質は上記条件を満足する
素材なら何でも良いが、汎用的で経済的な素材としてポ
リウレタンスポンジ、ゴム、皮革類、編織布、不織布な
どが用いられる。また、中底の上縁部と中底本体とは同
一素材による一体で有っても、同一素材あるいは異素材
の接着構造でも良い。同一素材一体構造の場合には、履
き心地、流体刺激効果、身体支持安定性より、硬度は2
0から60が好ましい。
素材なら何でも良いが、汎用的で経済的な素材としてポ
リウレタンスポンジ、ゴム、皮革類、編織布、不織布な
どが用いられる。また、中底の上縁部と中底本体とは同
一素材による一体で有っても、同一素材あるいは異素材
の接着構造でも良い。同一素材一体構造の場合には、履
き心地、流体刺激効果、身体支持安定性より、硬度は2
0から60が好ましい。
【0021】本発明で用いるカバー材は、流体封入部材
と中底材を一体化カバーし、流体による足裏刺激効果、
涼温効果を過激でなくマイルドな効果とすると共に、身
体支持支持性を付与するために重要な役割を演ずる為、
素材は適度な強度と柔軟性を要求される。この役割を達
成できる物であれば何でも良いが、天然皮革、合成皮
革、人工皮革等の皮革類、編織布、ポリウレタンやゴム
等のシート素材が良い。また、厚さは前記目的のため
0.3mmから3mmが好ましく、これ以下では前記効
果が過度となり、これ以上では充分な効果が発揮できな
い。
と中底材を一体化カバーし、流体による足裏刺激効果、
涼温効果を過激でなくマイルドな効果とすると共に、身
体支持支持性を付与するために重要な役割を演ずる為、
素材は適度な強度と柔軟性を要求される。この役割を達
成できる物であれば何でも良いが、天然皮革、合成皮
革、人工皮革等の皮革類、編織布、ポリウレタンやゴム
等のシート素材が良い。また、厚さは前記目的のため
0.3mmから3mmが好ましく、これ以下では前記効
果が過度となり、これ以上では充分な効果が発揮できな
い。
【0022】また、流体封入部材は位置固定と耐久性の
観点からカバー材と中底の少なくとも一方と接着されて
いるのが好ましい。
観点からカバー材と中底の少なくとも一方と接着されて
いるのが好ましい。
【0023】
【実施例】以下、実施例によって本発明を具体的に説明
する。
する。
【0024】図1及び図2に示す構造になる様に、硬度
34から36のポリウレタンスポンジを用いて最長幅9
5mm、最短幅70mm、長さ257mm、平均厚さ7
mmの足形の中底2を作成し、次いで上部に、中央に向
かって徐々に深くなる、最深部5mmの窪みを掘削して
設けた。窪みの上面形状は各所で流体封入部材より平均
約2mm広い形のとした。
34から36のポリウレタンスポンジを用いて最長幅9
5mm、最短幅70mm、長さ257mm、平均厚さ7
mmの足形の中底2を作成し、次いで上部に、中央に向
かって徐々に深くなる、最深部5mmの窪みを掘削して
設けた。窪みの上面形状は各所で流体封入部材より平均
約2mm広い形のとした。
【0025】窪みには、図2に示す様な日本ヘルスサプ
ライの流体封入中敷1「スーパーヘルスソール、ドライ
タイプMサイズ」を、全足指相当部分を切り落として装
着した。
ライの流体封入中敷1「スーパーヘルスソール、ドライ
タイプMサイズ」を、全足指相当部分を切り落として装
着した。
【0026】更に、中底2の下部には厚さ1.5mmの
樹脂加工織布製の中芯4を接着剤で接着一体化し、中芯
4の下部の、中央の一部を残す全体を、厚さ1mmの合
成皮革のカバー材3で、全体に接着剤を付与して包み一
体化し、次いで硬度55、平均踵部厚さ26mm、爪先
部厚さ13mmの、爪先方向に徐々に薄くなる外底5に
接着して底と成し、同時に、図1に示す様に、外底の上
部に足幅方向の両端が挟み込むように、厚さ2mmの天
然皮革(牛ソフト)に織布を裏打ちしたアッパー材5を
装着して、サンダル試作品Aを製作した。
樹脂加工織布製の中芯4を接着剤で接着一体化し、中芯
4の下部の、中央の一部を残す全体を、厚さ1mmの合
成皮革のカバー材3で、全体に接着剤を付与して包み一
体化し、次いで硬度55、平均踵部厚さ26mm、爪先
部厚さ13mmの、爪先方向に徐々に薄くなる外底5に
接着して底と成し、同時に、図1に示す様に、外底の上
部に足幅方向の両端が挟み込むように、厚さ2mmの天
然皮革(牛ソフト)に織布を裏打ちしたアッパー材5を
装着して、サンダル試作品Aを製作した。
【0027】次ぎに、外底5を厚さが5mmで硬度40
のポリウレタンスポンジに変え、アッパー材を爪先まで
足を覆う様にした以外サンダル試作品と同様の方法で、
スリッパ試作品Bを試作した。
のポリウレタンスポンジに変え、アッパー材を爪先まで
足を覆う様にした以外サンダル試作品と同様の方法で、
スリッパ試作品Bを試作した。
【0028】上記、試作品A、Bを10人で各1日着用
評価した所、10人共に非常に良い結果を得た。即ち、
立止・歩行時の違和感が少なく身体支持で均衡を崩すこ
ともなく、足の土踏まずが適度に刺激されて心地よく、
しかも、夏外出時にもかなりの期間足裏に涼感を覚え、
寒い部屋への出入りには足裏に温感を残し、快適である
との評価を得た。
評価した所、10人共に非常に良い結果を得た。即ち、
立止・歩行時の違和感が少なく身体支持で均衡を崩すこ
ともなく、足の土踏まずが適度に刺激されて心地よく、
しかも、夏外出時にもかなりの期間足裏に涼感を覚え、
寒い部屋への出入りには足裏に温感を残し、快適である
との評価を得た。
【0029】(比較例)比較のために、中底を硬度9の
ポリウレタンスポンジに変えた以外、試作品A、Bと全
く同様に試作品にしたサンダルC、スリッパDと、中底
を硬度80のゴムに変えた以外試作品A、Bと全く同様
に試作品にしたサンダルE、スリッパF、さらに、中底
上部の窪み深さを1mmとした以外試作品A、Bと全く
同様に試作品にしたサンダルG、スリッパH、を試作し
た。
ポリウレタンスポンジに変えた以外、試作品A、Bと全
く同様に試作品にしたサンダルC、スリッパDと、中底
を硬度80のゴムに変えた以外試作品A、Bと全く同様
に試作品にしたサンダルE、スリッパF、さらに、中底
上部の窪み深さを1mmとした以外試作品A、Bと全く
同様に試作品にしたサンダルG、スリッパH、を試作し
た。
【0030】上記試作品C、D、E、F、GおよびH
を、試作品A、Bと同様に、10人で各1日着用評価し
た所、C、D、GおよびHの4点では10人中9人まで
が歩行中に均衡を崩して転倒し、残りの1人も刺激が過
度であることを訴え、何れも2時間以内に試験を中止し
た。
を、試作品A、Bと同様に、10人で各1日着用評価し
た所、C、D、GおよびHの4点では10人中9人まで
が歩行中に均衡を崩して転倒し、残りの1人も刺激が過
度であることを訴え、何れも2時間以内に試験を中止し
た。
【0031】また、EおよびFでは10人中5人が歩行
時の履き心地が悪く転倒の危険があるとして試験を止
め、残る5人中3人が踵にマメをつくり極めて実用性の
無い評価と成った。
時の履き心地が悪く転倒の危険があるとして試験を止
め、残る5人中3人が踵にマメをつくり極めて実用性の
無い評価と成った。
【0032】
【発明の効果】本発明は以上説明したように構成されて
いるので以下に記載されるような効果を奏する。
いるので以下に記載されるような効果を奏する。
【0033】流体封入部材による足裏刺激が、過激でも
なくマイルドで長時間履いても疲れない。
なくマイルドで長時間履いても疲れない。
【0034】中底上縁部が適度な硬さで、立位の身体支
持が確実に行われ、均衡を崩すことがなく、長時間の着
用を可能とする。
持が確実に行われ、均衡を崩すことがなく、長時間の着
用を可能とする。
【0035】踵部の側・後壁がないサンダル様履き物で
ある為、着脱が簡単である。
ある為、着脱が簡単である。
【0036】封入流体により過度でない足裏の涼温感が
得られる。
得られる。
【図1】本発明のサンダル様履き物の実施例を示す、左
は底の上面カバーを剥ぎとった底の上面図で図2のBB
断面に相当する。右は、左図の流体封入部材1のCC断
面を示す。
は底の上面カバーを剥ぎとった底の上面図で図2のBB
断面に相当する。右は、左図の流体封入部材1のCC断
面を示す。
【図2】本発明のサンダル様履き物の実施例を示す踵の
部分の断面構造であり、図3のAA断面に相当に相当す
る。
部分の断面構造であり、図3のAA断面に相当に相当す
る。
【図3】サンダルの実施例を外観を示す。左は上面図、
右は側面図である。
右は側面図である。
1 流体封入部材 2 中底 3 カバー材 4 中芯材 5 外底 6 流体封入部材の流体密封の為の接着シール部分 7 流体封入部材の内部流体移動速度を調整するための
上下シートの接着部分 8 流体封入部材の下面シート材 9 流体封入部材の上面シート材 10 流体封入部材の封入流体 11 サンダル様履き物のアッパー材(バンドまたはベ
ルト)
上下シートの接着部分 8 流体封入部材の下面シート材 9 流体封入部材の上面シート材 10 流体封入部材の封入流体 11 サンダル様履き物のアッパー材(バンドまたはベ
ルト)
Claims (2)
- 【請求項1】 中底の上面内側に窪みを設け、窪みに流
体封入部材を装着し、中底の上縁部と流体封入部材の上
面をシート状素材でカバーした構造の底において、中底
の上縁部の硬度が10から70であることを特徴とする
サンダル様履き物。 - 【請求項2】 流体封入部材を、中底とカバーの少なく
とも一方と接着してなる、請求項1に記載のサンダル様
履き物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29713296A JPH10117802A (ja) | 1996-10-18 | 1996-10-18 | サンダル様履き物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29713296A JPH10117802A (ja) | 1996-10-18 | 1996-10-18 | サンダル様履き物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10117802A true JPH10117802A (ja) | 1998-05-12 |
Family
ID=17842630
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29713296A Pending JPH10117802A (ja) | 1996-10-18 | 1996-10-18 | サンダル様履き物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10117802A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019118492A (ja) * | 2017-12-28 | 2019-07-22 | 海門市舒利珀鞋業有限公司Slipper Republic Co., Ltd. | スリッパおよびスリッパの製造方法 |
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1996
- 1996-10-18 JP JP29713296A patent/JPH10117802A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019118492A (ja) * | 2017-12-28 | 2019-07-22 | 海門市舒利珀鞋業有限公司Slipper Republic Co., Ltd. | スリッパおよびスリッパの製造方法 |
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