JPH10116872A - 半導体の製造方法及び検査方法並びにそのための装置 - Google Patents

半導体の製造方法及び検査方法並びにそのための装置

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JPH10116872A
JPH10116872A JP26727396A JP26727396A JPH10116872A JP H10116872 A JPH10116872 A JP H10116872A JP 26727396 A JP26727396 A JP 26727396A JP 26727396 A JP26727396 A JP 26727396A JP H10116872 A JPH10116872 A JP H10116872A
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淳三 東
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 半導体の製造工程の途中段階で試料の断面を
検査し、この試料を再び製造ラインに戻して、この試料
の製造及び製造ラインに影響を与えずに製造を継続する
こと。 【解決手段】 半導体ウエハの製造途中の任意の工程後
に、半導体ウエハの断面を露出させるために局所的に加
工する工程と、前記断面の検査を行う工程と、前記検査
で不良と判断された場合、前記断面検査情報と、前記任
意の工程までの製造来歴情報と、前記任意の工程までの
異物やパターン等の検査情報と、設計情報と、に基づい
て半導体ウエハの不良解析を行い、前記不良解析結果に
基づいて前記任意の工程までの製造条件を修正する工程
と、半導体ウエハの断面を露出させるために除去した部
分を埋め込む工程と、からなり、前記任意の工程の次の
工程に前記半導体ウエハを戻して製造を継続する半導体
ウエハの製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、LSI、DRAM
等の半導体の製造及び検査に関する。また、本発明は半
導体のインラインでの断面検査及び配線修正に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体は微細化、多層化が進み、
その製造は非常に困難なものとなっている。LSIを例
にとると、多数の工程からなる製造において、この製造
工程の途中段階でデバイスの断面を検査して製造プロセ
スを監視することにより情報を早期に取得することが重
要である。しかし、ウエハは大口径化しウエハ一枚あた
りの価格が高くなってきているため、断面検査を行った
ウエハを廃棄してしまうと損失が大きい。そこで、断面
検査を行ったウエハを再び製造ラインに戻して、断面検
査を行ったチップ以外のチップを良品として取得する、
インライン断面検査技術が必要となってきている。
【0003】特開平7−320670号公報では、半導
体の電気的特性に影響を及ぼさないイオンを照射して、
インライン断面検査、デバイス修正等を行う方法及び装
置が開示されている。
【0004】また、特開平6−260129号公報で
は、イオン源としてGaを用いた集束イオンビームを照
射した試料を再び製造ラインに戻すために、試料の特性
に顕著な影響を及ぼさない気体元素のイオンビームを用
いて、Gaの打ち込まれた部分を除去するか、前記気体
イオンビーム、もしくはエネルギービームを用いてGa
の打ち込まれた部分を被覆するように有機金属膜を析出
する方法が開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】インライン断面検査
後、この半導体を次の工程の処理装置に戻して製造プロ
セスを継続するためには、従来例としてあげた方式で
は、下記に示すような課題が残されている。例えば、断
面検査以降の工程としてエッチング処理を行う場合、下
記のような問題が生じる。
【0006】(1)エッチング中にスパッタされた粒子
や発光種をモニタして終点検出を行うエッチング装置で
は、集束イオンビーム加工穴部の露出した材質もしくは
照射した部分を被覆した有機金属膜の材質と、その周囲
の表面の材質とが異なる場合、集束イオンビーム処理部
から放出する粒子や発光種が終点判定のノイズとなり、
正確な終点判定ができない場合がある。
【0007】(2)集束イオンビーム処理部を有機金属
膜で保護するような場合で、かつこの有機金属膜のエッ
チング生成物が通常のエッチングで発生する材質ではな
い場合、エッチングチャンバ内部に反応生成物が堆積
し、異物発生の原因となる。
【0008】また、集束イオンビーム処理後の工程が材
料塗布工程であるような場合、下記のような問題が生じ
る。
【0009】(3)周囲の表面の高さと集束イオンビー
ム処理部の高さとに極端な差があるような場合には、そ
の凹凸部が塗布材料の流れの障害となり周囲に材料が塗
布されず、パターン欠陥となる。
【0010】(4)集束イオンビーム照射領域もしくは
照射した部分を被覆した有機金属膜の表面とそのほかの
表面とが、塗布材料の塗れ性に差があると塗布むらが発
生し、周囲のチップにも波及する。
【0011】また、集束イオンビーム処理後の工程がC
MP(Chemical&Mechanical Po
lishing)を用いた平坦化工程であるような場
合、下記のような問題が生じる。
【0012】(5)周囲の表面よりも高く有機金属膜を
析出させた場合、凸部に応力集中が発生し、有機金属膜
がこぼれ落ち、このこぼれ落ちた材料がCMP砥粒の異
物となり、ウエハ表面を傷つけてしまう。
【0013】(6)集束イオンビーム照射部がその周囲
と比べて著しく凹んでいるような場合、CMP砥粒が断
面加工穴に入り込み洗浄を行っても取りきれず、CMP
以降の工程の製造装置に搬送した際にこのCMP砥粒が
凹部から飛び出して異物となったり、しきい値電圧等の
素子特性を変動させる不純物汚染となったりする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、半導体ウエハ
の製造工程の途中で、この半導体ウエハを断面検査した
後に、断面加工穴を埋め込んで、再びラインに戻して製
造を続行するもの(インライン断面検査)である。
【0015】また、本発明は、平坦化のための材料塗布
工程の前に、試料のインライン断面検査を行い、この平
坦化材料塗布工程に戻して、このウエハの断面を平坦化
材料で埋め込むものである。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明の第1
の実施形態を示す。図1は、本発明の半導体製造方法の
フローチャートである。製造工程の途中の任意の工程
(第n工程)の後で、任意の頻度でウエハ2を抜き取
り、このウエハの一部分を断面検査する(例えば、電子
あるいはイオンのスキャンによる照射で発生した2次粒
子を検出して画像取り込みを行い検査する)。この断面
検査からは、エッチング残り等によるコンタクトホール
やスルーホールでの接触不良、ホトマスクパターンの不
良や異物付着による配線形成不良、ゲート酸化膜形成不
良、アロイスパイクやマイグレーション、異物等の局所
的な部分の元素同定などの不良情報を得ることができ
る。
【0017】この断面検査にて不良と判断された場合に
は、この断面検査情報と、第1工程から第n工程までの
製造プロセスモニタから得られる製造来歴情報、任意の
工程後のウエハ内の異物の大きさや異物数を異物検査装
置により検査した異物検査(例えばゴミ付着)結果、任意
の工程後のウエハ上に形成したパターンの検査(例えば
配線の欠け、ズレ等)結果、配線パターンや膜厚等の設
計データベースから得られるCAD情報の中から、必要
な情報を適宜取り出して、それらを統合的に解析し、ど
の工程で何が原因で発生した不良であるかを解析する。
【0018】この不良解析結果から、第1工程から第n
工程までの製造について、製造プロセスレシピ(製造プ
ロセスの条件、処方箋等)の修正、製造プロセス装置の
クリーニング、ホトマスクパターンの改良や異物管理の
改善などの対策(フィードバック)を講じる。これは、
人手により行う以外に、最適な製造条件を自動的に抽出
し、製造プロセスレシピの修正を行うこともできる。
【0019】最適製造条件の自動抽出の具体的な方法の
一例として、製造プロセスレシピとこのレシピによる処
理結果との関係について、実験的に行い、またはシミュ
レーションを行って、この関係を予めデータベース化し
ておくことで、このデータベースに基づいてCPUが最
適な条件を自動的に選定算出する方法があげられる。こ
のデータベースは、上記の断面検査情報、製造来歴情
報、異物検査情報、パターン検査情報等の最新情報を逐
次記録することで、最適製造条件の自動抽出の精度を上
げることができる。
【0020】断面検査を行った結果、良品と判断された
場合については、断面検査を行ったウエハの断面穴部分
を穴埋め処理した後で、半導体プロセスラインに再びこ
のウエハを戻し、引き続く処理を行う。この際、ウエハ
内の断面検査を行ったチップは、後述するように、断面
の加工態様の違いによってその後使用できるものと使用
できないものとに分かれる。ここで、断面検査の結果が
不良であった場合にも、穴埋めした後、このウエハの製
造を継続することで、第n+1工程以降の製造プロセス
のデバッグを早期に行うことが可能である。この穴埋め
を行うことで、ウエハの製造及び断面検査以降に処理を
行う製造プロセス装置に何ら影響を与えない。
【0021】ウエハ内のどのチップを断面検査するかつ
いては、種々の態様がある。ウエハ内の面内分布の均一
性を調べるために、ウエハ内の複数の適当な位置のチッ
プについて検査するか、もしくは検査対象チップをラン
ダムに選択して断面検査を行う。ウエハ内の面内分布が
均一ならば、ウエハ1枚につき1チップでもよい。
【0022】チップ内の断面加工の位置は、次ぎのよう
な3つの部分が考えられる。即ち、回路を形成する部分
(例えば図7の(a)の加工された断面構造を参照。穴
埋め処理した後にはこのチップは使用できない)、断面
検査対象のチップを良品として取得すべく断面加工を行
ってもデバイスの機能上問題のない部分(例えば、配線
の一部を切除加工して検査するが、配線の導通には支障
がないような加工断面。穴埋め後このチップは使用
可)、例えばチップの周囲のスクライブレーンに形成し
た実際の配線を模擬したテストパターン部分(スクライ
ブ・レーンのようにチップの外部に限らず、チップの断
面検査と同一の検査結果を期待できるダミー配線部分で
あれば例えチップ内でもよい。穴埋め後チップは当然に
使用可)、のいずれかの部分を選択する。
【0023】次に、本発明の半導体製造システムの概略
について述べる。図2は、本発明の半導体製造システム
を表す図である。各種の製造装置1ないし4は、イオン
注入装置、熱処理装置、酸化装置、エッチング装置、露
光・現像装置、レジスト材料塗布装置、洗浄装置、CM
P装置等で構成する。これらの製造プロセス装置は、プ
ロセスレシピデータベース5からのプロセスレシピに基
づいて製造を行う。
【0024】また、製造装置1ないし4には、プロセス
モニタを内蔵しており、プロセス異常等の製造来歴情報
を取得することができる。製造プロセスの任意の工程
で、異物検査装置6によるウエハ上の異物の検査工程
や、パターン検査装置7によるウエハ上の外観を検査工
程を適宜設ける。第n工程後にインライン断面検査を行
うために、ウエハを断面加工装置8に搬送し、断面加工
を行う。
【0025】次に断面検査装置9により断面検査を行
う。この断面検査情報から、プロセスの良否を判定し、
不良であった場合には、この断面検査情報と、異物検査
装置6やパターン検査装置7からの検査情報、第1工程
から第n工程までの製造来歴情報、CADデータベース
(図示せず)からの設計情報に基づいて、不良解析を行
い、プロセスレシピデータベース5において、これ以降
に製造するウエハの第1工程から第n工程までの製造条
件(例えば、プラズマ電力、ウエハ温度、プラズマ圧
力、エッチング時間、成膜時間等)を人手により更新す
ることで、対策を行う。
【0026】前記人手による微調整、更新の外に、前述
したようにCPUによって、不良解析結果から最適な製
造条件を自動的に抽出することもできる(予め実験によ
り、またはシミュレーションにより種々の製造条件とそ
の結果の関係をデータベース化して、CPUが最適の製
造条件を抽出するもの)。断面検査の結果、良品と判断
された場合は、断面穴埋め装置10を用いてこのウエハ
の断面穴の埋め込みを行った後、このウエハを再び第
(n+1)工程に戻し、製造プロセスを継続する。ま
た、前述したように不良と判断された場合でも、製造プ
ロセスのデバッグを早期に行うために、再びラインに戻
してもよい。
【0027】次に、インライン断面検査及び断面穴埋め
を行う装置について説明する。断面加工装置8の一例と
して、図3に本発明の断面加工装置である集束イオンビ
ーム(Focused Ion Beam=FIB)加
工装置を表す図である。このFIB加工装置は、10~6
ないし10~7Torrに真空排気したイオンビームカラ
ム20内で、イオン源21からイオンビーム22を引き
出し、イオンビーム22を加速するための加速電極、イ
オンビーム22を集束するための静電レンズ、イオンビ
ーム22の非点補正を行うスティグマ電極、イオンビー
ム22を走査するためのデフレクタ電極とで構成するイ
オン光学系23を介して、ウエハ24上に照射して、ス
パッタリングにより所望の領域の除去加工を行う。10
~6ないし10~7Torr程度に真空排気した試料室25
内では、ウエハ24上の所望の領域にイオンビーム22
を照射できるように、試料を搭載するステージ26を設
ける。
【0028】また、イオンビーム22の照射により発生
した2次粒子を、検出器27により検出してウエハ24
の表面の画像を取り込み、加工の位置決めを行う。予め
照射時間と加工深さとの関係を調べておき、この関係か
ら、適正な照射時間を算出し、この時間に基づいて照射
することで、所望の深さまで加工を行うことができる。
イオンビームの照射イオン源21としては、液体金属で
あるGaを用いたり、製造プロセス装置の汚染やウエハ
24に照射したGa拡散によるウエハ汚染の制限が厳し
い場合は、不活性ガスや、N2、O2、I2、等のプロセ
ス非汚染型のイオン源を用いたりする。
【0029】断面加工には、これ以外にも、ウエハ24
の近傍に配置したノズル(図示せず)から反応性ガスを
供給して加工を増速させるFIBアシストエッチング
(FIBAE)を用いることもできる。また、イオンビ
ーム22の代わりに、走査型電子ビームを用い、反応性
ガスにより加工を行う電子ビームアシストエッチングも
適用可能である。
【0030】次に断面検査装置9によりウエハ24の断
面を観察し、製造プロセスにおいて発生したエッチング
不良や、配線形成不良等の検査を行う。断面検査につい
ては、比較的分解能の高い画像を得ることができる電子
ビームによるSEM(Scannig Electro
n Microscope)観察を行うか、前述した断
面加工装置8のFIBにより観察を行う。また、AES
(オージェ電子分光)やIMA(イオンマイクロアナリ
シス)等を用いて、断面の局所的な元素分析を行うこと
もできる。
【0031】次に、このインライン断面検査を行ったウ
エハ24を断面穴埋め装置10に搬送して、断面穴を埋
める。図4は、本発明の断面穴埋め装置であるレーザC
VD装置を表す図である。この装置は、化合物材料ガス
を供給しながらレーザを照射して熱分解や光分解により
成膜するレーザCVD(Chemical Vaper
Deposition)を利用するものである。レー
ザ光源30により発生させたレーザ31を光学系32に
より集光し、レーザ導入窓33を介して、10~5ないし
10~7Torrに真空排気された真空チャンバ34内に
導入する。真空チャンバ34内では、所望の位置にレー
ザが照射できるようウエハ24を搭載したステージ35
を駆動させる。
【0032】試料室全体にガスを導入する方式、もしく
は試料近傍のガス圧力を高めるようにガスノズルにより
供給する方式のいずれかを用いたガス供給系36でCV
Dガス39を導入する。ガス導入中あるいは導入後に、
ウエハ24にレーザ31を照射させて表面の熱反応もし
くは光反応によるガス分子の分解により成膜を行う。断
面加工穴37に、レーザ31あるいはステージ35を走
査し、適当な走査速度あるいは適当な走査回数でレーザ
31を照射して堆積膜38を形成する。予め照射時間と
堆積膜厚との関係を調べておき、この関係から、適正な
照射時間を算出し、この時間に基づいて照射すること
で、所望の膜厚で成膜することができる。ここで、レー
ザ光源としては、Arレーザ、He−Neレーザ、YA
Gレーザ、エキシマレーザ等を用いる。
【0033】断面穴埋め装置10は、レーザCVDの他
に荷電ビームによるCVDも可能である。この一例とし
て、FIBを用いたFIBCVDについて説明する。図
5は、本発明の断面穴埋め装置であるFIBCVD装置
を表す図である。基本的な構成は、図3の断面加工装置
8と同じであるため、説明は一部省略する。断面加工装
置8と異なる部分は、試料室25内にガス供給系を配し
た点である。断面加工穴にガス供給系36を介してCV
Dガス39を供給し、イオンビーム22をこの断面加工
穴の領域にあわせて照射を行い、イオンビーム22のエ
ネルギによりこのCVDガス39を分解させて、堆積膜
38を形成する。
【0034】予め照射時間と堆積膜厚との関係を調べて
おき、この関係から、適正な照射時間を算出し、この時
間に基づいてイオンビーム22を繰り返し走査して、照
射することで、所望の膜厚で成膜することができる。イ
オン源にはGaや、製造プロセス装置の汚染やウエハ2
4に照射したGa拡散によるウエハ汚染の制限が厳しい
場合は、不活性ガスや、N2、O2、I2、等のプロセス
非汚染型を用いる。また、FIBの代わりに走査型電子
ビームを用いた電子ビームCVD(EBCVD)も可能
である。
【0035】また、断面穴埋め装置10として、液体の
成膜材料を微量塗布し、レーザ等による加熱、熱分解、
光分解のいずれかの作用により成膜を行う液体塗布成膜
装置について述べる。図6は本発明の断面穴埋め装置で
ある液体塗布成膜装置を表す図である。大気中でウエハ
24を搭載するためのステージ40を設置し、ピペット
上下機構41を有するガラスピペット42の先端がウエ
ハ24の上方にくるようにする。予めガラスピペット4
2の先端に液体材料44を充填しておく。
【0036】ガラスピペット42の後端にはN2導入口
43を設け、ステージ40及びピペット上下機構41を
駆動してウエハ24の所望の位置にガラスピペット42
の先端を接触させた後、N2圧力を印加して液体材料4
4を吐出させ、表面張力を利用した適量の液溜まりを形
成する。
【0037】その後、レーザ等の光源45を用いて、材
料を固化させる。光源からの光を集光させるために、必
要に応じて光学系46を設けてもよい。N2の吐出圧力
と液体材料の吐出量との関係、及び液体材料と析出膜厚
との関係を予め調べておくことで所望の膜厚を得ること
ができる。また、本実施形態では、液体材料の吐出にN
2を用いているが、液体材料を変質させないガスであれ
ば代用可能である。
【0038】次に断面の穴埋め方法と、堆積膜の材質に
よって決まるCVDガス及び液体材料の選定について説
明する。図7は、本発明の断面穴埋め方法と堆積膜材質
の選定方法とを説明するための半導体の断面図である。
断面検査は垂直断面部の配線状況を観察し易くするため
にウエハのステージを傾斜させてその状態で観察を行う
ため、通常、図7の(a)に示すように、検査される垂
直断面部に対向する断面部に階段状の穴を形成する。穴
埋めを行うために、まず、断面加工時の荷電ビームの走
査領域、ドーズ量、ビーム滞在時間、ドットピッチ、ア
シストガスの圧力及び流量等の加工条件と予め求めてお
いたスパッタ率とから加工穴寸法を求める。
【0039】また、成膜条件と堆積膜厚の関係も予め求
めておき、この関係と加工穴寸法に基づいて、周囲の高
さと同程度になるように成膜条件を決定し、穴埋めを行
う。このとき、穴埋めの高さの許容精度は、配線膜厚や
層間膜厚程度が適当であり、およそ±2マイクロメータ
の範囲であれば問題ないが、製造プロセスによって許容
範囲が異なるため、この限りではない。穴埋めの材質に
ついては、断面加工部の周囲の表面膜の材質がSiO2
ならば、CVDガスとして、TEOS(テトラオルソエ
チルシリケート)もしくはTEMOS(テトラメチルオ
ルソシリケート)、液体材料としては、ケイ素化合物及
び添加剤を有機溶剤に溶解した液体、例えばSOG(S
pin on Grass)等を用いて、SiO2で成
膜する。
【0040】図7(b)に示すように、断面加工部の周
囲の表面膜の材質がAlならば、CVDガスとして、T
IBA(トリイソブチルアルミ)、TMA(トリメチル
アルミ)などを用いて、Alを析出させる。このほか、
断面加工部の周囲の表面膜の材質がWならば、材料ガス
としてWのハロゲン化合物やW(CO)6(タングステ
ンヘキサカルボニル)などが挙げられる。
【0041】また、断面加工を行ったチップの電気的特
性を損なわないように、配線露出による短絡を防ぐため
のSiO2等の絶縁膜で穴埋めを行ったり、配線の電気
抵抗を回復するためにAl、W、Ti、TiN、Cu等
の導体膜で埋め込んだりすることも効果的である。ここ
では、加工穴の周囲の表面の材質と同じ材質による成膜
について述べたが、構成元素の同じ材質で成膜すること
も有効である。また、構成元素の主成分が同じ材質で成
膜することも有効である。
【0042】次に、本発明の第2の実施形態について述
べる。多層積層の半導体の製造において、層間絶縁膜に
より平坦化を行うことがある。このような平坦化膜を積
層する直前に断面観察を行い、平坦化膜により断面加工
穴を埋め込む方式について説明する。図8は、本発明の
第2の実施形態の半導体製造方法のフローチャートであ
る。図8では、平坦化の工程が、SiO2析出用の材料
であるSOG(Spin on Grass)塗布工程
の場合について記載してある。第n+1工程がSOG塗
布工程であるとすると、第n工程の終了後に、断面検査
を行い、前述したとおり不良解析を行い、必要に応じて
第1工程から第n工程までについて対策を講じる。良品
であった場合、第n+1工程に戻すと、第n+1工程で
SOG塗布により断面加工穴が埋め込まれるため、前記
加工穴を埋め込む工程を特段設けるが必要ないといった
メリットがある。
【0043】図9は、SOG塗布による断面穴埋め処理
前後の半導体ウエハの断面図である。図に示すようにS
OGが断面穴に入り込み結果的に穴埋めを行うことにな
る。
【0044】以上、第1及び第2の実施形態において、
インライン断面検査について述べたが、これ以外にもイ
ンラインで配線修正する技術にも応用可能である。
【0045】
【発明の効果】試料のインライン断面検査後に、断面加
工した穴を埋め込むことにより、断面検査後のエッチン
グ工程での終点判定の安定化が実現でき(断面加工穴を
埋め込まないで例えばAlまたはW配線を剥き出しにし
ておくと、断面加工されていない他の部分の配線を覆う
SiO2に対するエッチングにおいて、前記他の部分の
配線が露出することによる終点判定以前に断面加工され
た配線から終点判定の信号が検出されるという不都合が
生じる)、また、エッチングチャンバ内部の異物の増加
を防ぐことができる(断面加工穴を埋め込まないで例え
ばAlまたはW配線を剥き出しにしておくと、プラズマ
によりAlまたはWが飛散してチャンバ内にクリーニン
グ処理で除去できない異物として残存する)。
【0046】また、試料のインライン断面検査後に、断
面加工した穴を埋め込むことにより、断面検査後の材料
塗布工程で、材料の流れを阻害せずに塗布することがで
きる。
【0047】さらに、試料のインライン断面検査後に、
断面加工した穴を埋め込むことにより、断面検査後のC
MP平坦化工程で、断面加工部が凸状になることによる
応力集中や、凹状になることによるCMP砥粒のもぐり
こみを防ぐことができる。
【0048】以上のように、断面検査による不良解析を
インラインで行うことで、情報を早期に取得して製造条
件の最適化を行うことができ、ラインの早期安定化が図
れる。特にデバイスの寸法が小さくなり、多層積層化が
すすみ、少量多品種生産を行う現在及び将来の半導体製
造に極めて有効である。
【0049】また、従来のような断面観察によるウエハ
の廃棄といった損失をなくすことができ、高効率、高歩
留まり生産が実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態の半導体製造方法のフ
ローチャートである。
【図2】本発明の第1の実施形態実施の形態1の半導体
製造システムを表す図である。
【図3】本発明の第1の実施形態実施の形態1の断面加
工装置である集束イオンビーム加工装置を表す図であ
る。
【図4】本発明の第1の実施形態の断面穴埋め装置であ
るレーザCVD装置を表す図である。
【図5】本発明の第1の実施形態の断面穴埋め装置であ
るFIBCVD装置を表す図である。
【図6】本発明の第1の実施形態の断面穴埋め装置であ
る液体塗布成膜装置を表す図である。
【図7】本発明の第1の実施形態の断面穴埋め方法と堆
積膜材質の選定方法とを説明する図である。
【図8】本発明の第2の実施形態の半導体製造方法のフ
ローチャートである。
【図9】本発明の第2の実施形態のSOG塗布による断
面穴埋め処理前後の半導体ウエハの断面図である。
【符号の説明】
5 プロセスレシピデータベース 6 異物検査装置 7 パターン検査装置 8 断面加工装置 9 断面検査公知 10 断面穴埋め装置 20 イオンビームカラム 21 イオン源 22 イオンビーム 24 ウエハ 26 ステージ 27 検出器 30 レーザ光源 36 ガス供給系 37 断面加工穴 38 堆積膜 39 CVDガス 42 ガラスピペット 43 N2導入口 44 液体材料 45 光源 46 光学系
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 本郷 幹雄 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所生産技術研究所内 (72)発明者 東 淳三 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所生産技術研究所内 (72)発明者 水村 通伸 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所生産技術研究所内 (72)発明者 横山 夏樹 東京都国分寺市東恋ヶ窪一丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内 (72)発明者 石谷 亨 茨城県ひたちなか市大字市毛882番地 株 式会社日立製作所計測器事業部内

Claims (28)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体ウエハの製造途中の任意の工程後
    に、 前記半導体ウエハを局所的に加工し、 前記半導体ウエハの加工面を検査し、 前記半導体ウエハの加工した部分を埋め込み、 前記任意の工程の次の工程に前記半導体ウエハを戻して
    製造を継続することを特徴とする半導体ウエハの製造方
    法。
  2. 【請求項2】 半導体ウエハの製造途中の任意の工程後
    に、 前記半導体ウエハの断面を露出させるために局所的に加
    工し、 前記断面の検査を行い、 前記検査で不良と判断された場合、前記断面検査情報を
    もとに前記半導体ウエハの不良解析を行い、 前記不良解析結果に基づいて前記任意の工程までの製造
    条件を修正し、 前記半導体ウエハの断面を露出させるために除去した部
    分を埋め込み、 前記任意の工程の次の工程に前記半導体ウエハを戻して
    製造を継続することを特徴とする半導体ウエハの製造方
    法。
  3. 【請求項3】 半導体ウエハの製造途中の任意の工程後
    に、 前記半導体ウエハの断面を露出させるために局所的に加
    工し、 前記断面の検査を行い、 前記検査で不良と判断された場合、前記断面検査情報
    と、前記任意の工程までの製造来歴情報と、前記任意の
    工程までの異物やパターン等の検査情報と、設計情報
    と、に基づいて前記半導体ウエハの不良解析を行い、 前記不良解析結果に基づいて前記任意の工程までの製造
    条件を修正し、 前記半導体ウエハの断面を露出させるために除去した部
    分を埋め込み、 前記任意の工程の次の工程に前記半導体ウエハを戻して
    製造を継続することを特徴とする半導体ウエハの製造方
    法。
  4. 【請求項4】 半導体ウエハの製造途中の任意の工程後
    に、 前記半導体ウエハの断面を露出させるために局所的に加
    工し、 前記断面の検査を行い、 前記検査で不良と判断された場合、前記断面検査情報を
    もとに前記半導体ウエハの不良解析を行い、 前記不良解析結果に基づいて前記任意の工程までの最適
    製造条件を、種々の製造条件をデータベース化したコン
    ピュータにより抽出して、前記任意の工程までの製造条
    件の修正を行い、 前記半導体ウエハの断面を露出させるために除去した部
    分を埋め込み、 前記任意の工程の次の工程に前記半導体ウエハを戻して
    製造を継続することを特徴とする半導体ウエハの製造方
    法。
  5. 【請求項5】 半導体ウエハの製造途中の任意の工程後
    に、 前記半導体ウエハの断面を露出させるために局所的に加
    工し、 前記断面の検査を行い、 前記検査で不良と判断された場合、前記断面検査情報
    と、前記任意の工程までの製造来歴情報と、前記任意の
    工程までの異物やパターン等の検査情報と、設計情報
    と、に基づいて前記半導体ウエハの不良解析を行い、 前記不良解析結果に基づいて前記任意の工程までの最適
    製造条件を、種々の製造条件をデータベース化したコン
    ピュータにより抽出して、前記任意の工程までの製造条
    件の修正を行い、 前記半導体ウエハの断面を露出させるために除去した部
    分を埋め込み、 前記任意の工程の次の工程に前記半導体ウエハを戻して
    製造を継続することを特徴とする半導体ウエハの製造方
    法。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし5のいずれか1つの請求
    項に記載された半導体ウエハの製造方法において、 前記半導体ウエハの加工位置が、前記半導体ウエハ内の
    デバイスの電気的特性に影響を与えないような場所であ
    ることを特徴とする半導体ウエハの製造方法。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし6のいずれか1つの請求
    項に記載された半導体ウエハの製造方法において、 前記半導体ウエハの加工した部分を周囲の加工していな
    い部分の表面と同程度の高さまで埋め込むことを特徴と
    する半導体ウエハの製造方法。
  8. 【請求項8】 請求項1ないし6のいずれか1つの請求
    項に記載された半導体ウエハの製造方法において、 前記半導体ウエハの加工した部分を周囲の加工していな
    い部分の表面との高さの差が±2マイクロメータ以内と
    なるように埋め込むことを特徴とする半導体ウエハの製
    造方法。
  9. 【請求項9】 請求項1ないし8のいずれか1つの請求
    項に記載された半導体ウエハの製造方法において、 前記半導体ウエハの加工した部分を、加工していない部
    分の表面の材質と同じ構成元素の材質または同じ構成元
    素を含む材質で埋め込むことを特徴とする半導体ウエハ
    の製造方法。
  10. 【請求項10】 請求項1ないし8のいずれか1つの請
    求項に記載された半導体ウエハの製造方法において、 前記半導体ウエハの加工した部分を絶縁膜で埋め込むこ
    とを特徴とする半導体ウエハの製造方法。
  11. 【請求項11】 請求項10に記載された半導体ウエハ
    の製造方法において、 前記絶縁膜がSiO2であることを特徴とする半導体ウ
    エハの製造方法。
  12. 【請求項12】 請求項1ないし8のいずれか1つの請
    求項に記載された半導体ウエハの製造方法において、 前記半導体ウエハの加工した部分を導体膜で埋め込むこ
    とを特徴とする半導体ウエハの製造方法。
  13. 【請求項13】 請求項12に記載された半導体ウエハ
    の製造方法において、前記導体膜がAl、W、Ti、T
    iN、Cuのいずれかであることを特徴とする半導体ウ
    エハの製造方法。
  14. 【請求項14】 請求項1ないし13のいずれか1つの
    請求項に記載された半導体ウエハの製造方法において、 前記埋め込む工程が、エネルギービーム誘起CVDによ
    る工程であることを特徴とする半導体ウエハの製造方
    法。
  15. 【請求項15】 請求項14に記載された半導体ウエハ
    の製造方法において、 前記エネルギービームが、レーザ、イオンビーム、電子
    ビームのいずれかであることを特徴とする半導体ウエハ
    の製造方法。
  16. 【請求項16】 請求項1ないし13のいずれか1つの
    請求項に記載された半導体ウエハの製造方法において、 前記埋め込む工程が、液体材料を塗布し、前記液体材料
    にエネルギービームを照射することによって所望の膜質
    で穴埋めを行う工程であることを特徴とする半導体ウエ
    ハの製造方法。
  17. 【請求項17】 半導体ウエハの製造における平坦化膜
    塗布工程の前に、 前記半導体ウエハを局所的に加工し、 前記半導体ウエハの加工面を検査し、 前記検査した半導体ウエハを前記平坦化膜塗布工程に戻
    して、前記半導体ウエハの加工した部分を埋め込んで平
    坦化し、 前記平坦化工程の次以降の製造を継続することを特徴と
    する半導体ウエハの製造方法。
  18. 【請求項18】 半導体ウエハの製造における平坦化膜
    塗布工程の前に、 前記半導体ウエハの断面を露出させるために局所的に加
    工し、 前記断面の検査を行い、 前記検査で不良と判断された場合、前記断面検査情報を
    もとに前記半導体ウエハの不良解析を行い、 前記不良解析結果に基づいて前記平坦化膜塗布工程の前
    の工程までの製造条件を修正し、 前記検査した半導体ウエハを前記平坦化膜塗布工程に戻
    して、前記半導体ウエハの断面を露出させるために除去
    した部分を埋め込んで平坦化し、 前記平坦化工程の次以降の製造を継続することを特徴と
    する半導体ウエハの製造方法。
  19. 【請求項19】 半導体ウエハの製造における平坦化膜
    塗布工程の前に、 前記半導体ウエハの断面を露出させるために局所的に加
    工し、 前記断面の検査を行い、 前記検査で不良と判断された場合、前記断面検査情報
    と、前記平坦化膜塗布工程の前の工程までの製造来歴情
    報と、前記平坦化膜塗布工程の前の工程までの異物やパ
    ターン等の検査情報と、設計情報と、に基づいて前記半
    導体ウエハの不良解析を行い、 前記不良解析結果に基づいて前記平坦化膜塗布工程の前
    の工程までの製造条件を修正し、 前記検査した半導体ウエハを前記平坦化膜塗布工程に戻
    して、前記半導体ウエハの断面を露出させるために除去
    した部分を埋め込んで平坦化し、 前記平坦化工程の次以降の製造を継続することを特徴と
    する半導体ウエハの製造方法。
  20. 【請求項20】 半導体ウエハの製造における平坦化膜
    塗布工程の前に、 前記半導体ウエハの断面を露出させるために局所的に加
    工し、 前記断面の検査を行い、 前記検査で不良と判断された場合、前記断面検査情報を
    もとに前記半導体ウエハの不良解析を行い、 前記不良解析結果に基づいて前記平坦化膜塗布工程の前
    の工程までの最適製造条件を、種々の製造条件をデータ
    ベース化したコンピュータにより抽出して、前記平坦化
    膜塗布工程の前の工程までの製造条件の修正を行い、 前記検査した半導体ウエハを前記平坦化膜塗布工程に戻
    して、前記半導体ウエハの断面を露出させるために除去
    した部分を埋め込んで平坦化し、 前記平坦化工程の次以降の製造を継続することを特徴と
    する半導体ウエハの製造方法。
  21. 【請求項21】 半導体ウエハの製造における平坦化膜
    塗布工程の前に、 前記半導体ウエハの断面を露出させるために局所的に加
    工し、 前記断面の検査を行い、 前記検査で不良と判断された場合、前記断面検査情報
    と、前記平坦化膜塗布工程の前の工程までの製造来歴情
    報と、前記平坦化膜塗布工程の前の工程までの異物やパ
    ターン等の検査情報と、設計情報と、に基づいて前記半
    導体ウエハの不良解析を行い、 前記不良解析結果に基づいて前記平坦化膜塗布工程の前
    の工程までの最適製造条件を、種々の製造条件をデータ
    ベース化したコンピュータにより抽出して、前記平坦化
    膜塗布工程の前の工程までの製造条件の修正を行い、 前記検査した半導体ウエハを前記平坦化膜塗布工程に戻
    して、前記半導体ウエハの断面を露出させるために除去
    した部分を埋め込んで平坦化し、 前記平坦化工程の次以降の製造を継続することを特徴と
    する半導体ウエハの製造方法。
  22. 【請求項22】 半導体ウエハの製造を行う複数の製造
    工程装置と、 前記半導体ウエハの製造途中の任意の工程で断面検査を
    行うための断面を露出させる断面加工装置と、 前記露出した断面を検査する断面検査装置と、 前記露出した断面を埋め込むための断面穴埋め装置と、 から構成されることを特徴とする半導体ウエハの製造装
    置。
  23. 【請求項23】 半導体ウエハの製造を行う複数の製造
    工程装置と、 前記半導体ウエハに付着した異物を検査する異物検査装
    置と、 前記半導体ウエハのパターンを検査するパターン検査装
    置と、 前記半導体ウエハの設計情報を記録した設計データベー
    スと、 前記半導体ウエハの製造途中の任意の工程で断面検査を
    行うための断面を露出させる断面加工装置と、 前記露出した断面を検査する断面検査装置と、 前記露出した断面を埋め込むための断面穴埋め装置と、 から構成されることを特徴とする半導体ウエハの製造装
    置。
  24. 【請求項24】 半導体ウエハの製造を行う複数の製造
    工程装置と、 製造レシピデータベースと、 前記半導体ウエハに付着した異物を検査する異物検査装
    置と、 前記半導体ウエハのパターンを検査するパターン検査装
    置と、 前記半導体ウエハの設計情報を記録した設計データベー
    スと、 前記半導体ウエハの製造途中の任意の工程で断面検査を
    行うための断面を露出させる断面加工装置と、 前記露出した断面を検査する断面検査装置と、 前記断面検査情報、異物検査情報、パターン検査情報、
    設計情報、製造工程装置のモニタから得られる製造来歴
    情報に基づいて前記半導体ウエハの不良解析を行うとと
    もに、前記不良解析結果に基づいて前記任意の工程まで
    の最適製造条件を自動的に抽出して製造条件の修正を行
    う手段と、 前記露出した断面を埋め込むための断面穴埋め装置と、 から構成されることを特徴とする半導体ウエハの製造装
    置。
  25. 【請求項25】 請求項22、23または24に記載の
    半導体ウエハの製造装置において、 前記断面穴埋め装置は、前記半導体ウエハを搭載するス
    テージと、前記半導体ウエハの雰囲気を真空に保持する
    真空チャンバと、穴埋め材料を析出させるためのCVD
    ガス供給系と、前記CVDガスを分解させるためのエネ
    ルギービーム源と、前記エネルギービームを集束させる
    光学系と、前記半導体ウエハを観察するための検出系
    と、から構成されることを特徴とする半導体ウエハの製
    造装置。
  26. 【請求項26】 請求項25に記載の半導体ウエハの製
    造装置において、 前記エネルギービームが、レーザ、イオンビーム、電子
    ビームのいずれかであることを特徴とする半導体ウエハ
    の製造装置。
  27. 【請求項27】 請求項22、23または24に記載の
    半導体ウエハの製造装置において、 前記断面穴埋め装置は、前記半導体ウエハを搭載するス
    テージと、液体材料を供給するための塗布手段と、塗布
    材料から所望の膜質を析出させるためのエネルギービー
    ム源と、前記エネルギービームを集束させる光学系と、
    前記半導体ウエハを観察するための検出系と、から構成
    されることを特徴とする半導体ウエハの製造装置。
  28. 【請求項28】 請求項27に記載の半導体ウエハの製
    造装置において、 前記エネルギービームが、レーザであることを特徴とす
    る半導体ウエハの製造装置。
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