JPH10116466A - 光ディスク装置 - Google Patents

光ディスク装置

Info

Publication number
JPH10116466A
JPH10116466A JP26959996A JP26959996A JPH10116466A JP H10116466 A JPH10116466 A JP H10116466A JP 26959996 A JP26959996 A JP 26959996A JP 26959996 A JP26959996 A JP 26959996A JP H10116466 A JPH10116466 A JP H10116466A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tray
sub
optical disk
chassis
gear
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP26959996A
Other languages
English (en)
Inventor
Kiyoshi Ishioka
清 石岡
Jun Kitamura
純 北村
Toru Tanaka
徹 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP26959996A priority Critical patent/JPH10116466A/ja
Priority to US08/947,150 priority patent/US5987001A/en
Priority to TW086114852A priority patent/TW358202B/zh
Priority to CN97121102.7A priority patent/CN1108610C/zh
Publication of JPH10116466A publication Critical patent/JPH10116466A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Automatic Disk Changers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ディスクチェンジャにおいて、限られた寸法
内で収納できるディスクの枚数を多くすると共に、この
ディスクからのデータ読み出し速度の高速化を図る。 【構成】 複数のサブトレイがセットされたメイントレ
イを、装置本体の外部から内部の待機位置に引き込み、
待機位置の前記メイントレイに載置されているサブトレ
イをローディング位置に引き出し、ローディング位置へ
のサブトレイの引き出し完了に連動してそのサブトレイ
にセットされている光ディスクをクランプ装置で挟持し
ながら回転駆動して再生に供する光ディスク装置であっ
て、クランプ装置を、その目的とする光ディスク/サブ
トレイを選択可能なようにシャーシ内で上下動作可能と
し、かつ、クランプ装置を保持する昇降台をシャーシに
対し、前後/左右に押圧する手段を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はコンパクトディスク
を再生する光ディスク装置に関し、特にはCD−ROM
(シーディー・ロム)ディスクを複数枚収納し、任意な
1枚のディスクを選択的に再生可能であって、デスクト
ップ型のパーソナルコンピュータに内蔵して最適なディ
スク再生装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】パーソナルコンピュータの普及に伴い、
その周辺機器としてのCD−ROM再生装置も急速に普
及してきた。最近では、CD−ROM再生装置がパーソ
ナルコンピュータの本体内に標準的に装備されることが
多くなっている。さらには、1人のユーザが複数のCD
−ROMディスクを保有するに至って、上記ディスクを
複数枚収納しつつ、任意な1枚のディスクを選択的に再
生可能な装置、いわゆるディスクチェンジャへの要望が
強くなっている。
【0003】また、さらには、このディスクを再生する
にあたり、そのディスクに記録されているデータをより
速く読み込む為に、再生中のディスクの回転速度を速く
する、いわゆる高倍速化の要望も強くなってきている。
一方、多くのデスクトップ型パーソナルコンピュータに
おいて、上記CD−ROM再生装置をはじめ各種のディ
スク駆動装置は、5インチ・ベイと呼ばれる収納部分に
収納、取り付けされる。この収納部分の開口部は5イン
チ・ハーフハイトと呼ばれる標準的な寸法になってお
り、ここに収納される装置類は、幅146mm、高さ4
1.3mm以下にする必要がある。したがって、上記デ
ィスクチェンジャも外形寸法をその制約の中に納めなけ
ればならないが、装置内に収納可能なディスクの枚数を
多くしようとすれば必然的に装置の外形寸法、特に高さ
寸法が増加し、5インチ・ベイ内に入らなくなる。
【0004】本発明は上記したディスクチェンジャにお
いて、限られた寸法内で収納できるディスクの枚数を多
くすると共に、このディスクからのデータ読み出し速度
の高速化を図る観点からなされたものである。これらデ
ィスクチェンジャに関し、ディスクの交換方法、および
限られた高さ寸法内でディスクの収納枚数を増加させる
方法としては、本件出願人が先に出願した、特願平7−
158245号、特願平7−193962号、特願平7
−252129号の特許出願により提案されている、複
数枚のサブトレイがセットされたメイントレイを、光デ
ィスク装置本体の外部から内部の待機位置に引き込み、
待機位置のメイントレイに載置されている複数枚のサブ
トレイのうちの任意の1つのサブトレイをローディング
位置に引き出し、ローディング位置に引き出されたサブ
トレイにセットされた光ディスクを再生に供する光ディ
スク装置があげられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、これらディ
スクチェンジャにおいては、その目的とするディスクを
選択、再生するために、ターンテーブルやクランパー等
から構成されるディスククランプ装置や、光ピックアッ
プ、スピンドルモータ、またこれらを搭載しているトラ
バース基板等の構成部品が、ディスクチェンジャ本体の
シャーシに対して、上下動が可能なように構成する必要
がある。よって、従来のディスクチェンジャにおいて
は、ディスククランプ装置やトラバース基板を保持した
昇降台とシャーシの間に隙間を持たせていた。
【0006】ところが、一方最近では、前述したよう
に、ディスクデータの読み込み速度を速くしたいと言う
要望があるため、再生中のディスクの回転速度を高速化
する必要があるが、ディスクには本来、製造上の理由や
環境変化等の理由により、ディスクをクランプするとき
の基準となるディスク内径孔の偏芯や、周方向の重量ア
ンバランスがあるため、これらディスクを高速回転させ
ると遠心力が発生し、その結果、ディスククランプ装置
やトラバース基板を保持した昇降台が、前述したシャー
シとの間に設けた隙間分だけ振動してしまうため、装置
本体から異音が発生したり、光ピックアップでの信号の
再生ができなくなると言う課題を有していた。
【0007】本発明は上記した課題を鑑み、ディスクチ
ェンジャにおいて、限られた寸法内で収納できるディス
クの枚数を多くすると共に、このディスクからのデータ
読み出し速度の高速化を図ることが可能な光ディスク装
置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の光ディスク装置
は、複数のサブトレイがセットされたメイントレイを、
装置本体の外部から内部の待機位置に引き込み、待機位
置の前記メイントレイに載置されているサブトレイをロ
ーディング位置に引き出し、ローディング位置へのサブ
トレイの引き出し完了に連動してそのサブトレイにセッ
トされている光ディスクをクランプ装置で挟持しながら
回転駆動して再生に供する光ディスク装置であって、前
記クランプ装置を、その目的とする光ディスク/サブト
レイを選択可能なようにシャーシ内で上下動作可能と
し、かつ、前記クランプ装置を保持する昇降台を前記シ
ャーシに対し、前後/左右に押圧する手段を有すること
を特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。まず、本発明の光ディスク装置の
基本構造を図1〜図4、図19に基づいて説明する。メ
イントレイ1は、図1の(a)に示すように装置本体2
の前面開口部3から外部に押し出された外部位置と、図
1の(b)に示すように装置本体2の内部に引き込まれ
た待機位置とに駆動される。4は前面開口部3を閉塞す
る扉で、ばね〔図示せず〕によって閉塞方向に付勢され
ている。
【0010】外部位置のメイントレイ1には図2に示す
ように、それぞれに光ディスク5をセットしたサブトレ
イ61 〜65 が直積みされており、再生においては図1
の(c)に示すように待機位置のメイントレイ1から任
意の1枚のサブトレイ(ここでは最上段のサブトレイ6
5 をローディング位置に引き出し、このローディング位
置に引き出されたサブトレイ65 にセットされている光
ディスク5を回転駆動装置〔図示せず〕でクランプして
再生するように構成されている。
【0011】各サブトレイ61 〜65 の両側面には、図
3に示すように前端から奥端にわたって支持断部7が形
成されており、直積みされたサブトレイ61 〜65 の両
側面には隣接するサブトレイ61 〜65 の間に図19に
示すように凹部8が形成される。また、左側面について
はメイントレイ1の受面9とサブトレイ61 の間にも凹
部8が形成される。
【0012】装置本体2の内部に設けられたシャーシ1
3の側壁13R,13Lの内側には、図4,図19など
に示すように待機位置に到着したメイントレイ1にセッ
トされているサブトレイ61 〜65 の前記の各凹部8に
係合する突部10を有した固定ガイド11a,11bが
設けられている。図1の(b)に示すようにサブトレイ
1 〜65 が待機位置にある状態、または図1の(c)
に示すようにローディング位置に引き出されたサブトレ
イがある状態で、サブトレイ61 〜65 の何れかにセッ
トされている光ディスク5を別の光ディスクに入れ換え
る場合には、次のような手順で行われる。
【0013】図1の(c)に示す場合にはローディング
位置のサブトレイを図1の(d)に示すように待機位置
に戻してから光ディスクの交換が行われる。直積みされ
ている最上段のサブトレイ65 にセットされている光デ
ィスク5の交換は、図1の(e)に示すようにサブトレ
イ61 〜65 を載せたままでメイントレイ1を外部に引
き出す。これによって、光ディスク5を交換するサブト
レイ65 がメイントレイ1の上で露出しており、不要の
光ディスクを取り出して別の光ディスクをセットでき
る。
【0014】直積みされているサブトレイ64 にセット
されている光ディスク5の交換は、図1の(f)に示す
ようにサブトレイ65 を待機位置に保留して、サブトレ
イ6 1 〜64 を載せたままでメイントレイ1を外部に引
き出す。これによって、光ディスク5を交換するサブト
レイ64 がメイントレイ1の上で露出しており、不要の
光ディスクを取り出して別の光ディスクをセットでき
る。
【0015】このサブトレイ64 にセットされている光
ディスク5の交換の時に待機位置に保留されたサブトレ
イ65 は、奥端が固定ガイド11a,11bで支持され
ており、前端は外部に引き出されたメイントレイ1に載
っているサブトレイ61 〜6 4 の奥端で支持されてい
て、水平姿勢に保たれている。サブトレイ63 ,62
1 にセットされている光ディスク5の交換の場合も同
様であって、それぞれ図1の(g),(h),(i)に
示すようにサブトレイ65 と64 ,65 と64 および6
3 ,65 と64 と63 および62 を待機位置に保留し
て、サブトレイ61 〜63 ,61 〜62 ,61 を載せた
ままでメイントレイ1を外部に引き出し、光ディスク5
を交換するサブトレイ63 ,62 ,61 がメイントレイ
1の上で露出しており、不要の光ディスクを取り出して
別の光ディスクをセットできる。
【0016】このようにメイントレイ1にサブトレイ6
1 〜65 を直積みして装置本体2に引き込むように構成
したにもかかわらず、サブトレイ61 〜65 のうちの交
換する光ディスク5がセットされているサブトレイを露
出させた状態でメイントレイ1を引き出すことができ、
操作性が良好である。また、メイントレイ1にサブトレ
イ61 〜65 を直積みしているので、高さの限られた装
置本体2に多くの枚数のサブトレイを収納することがで
きる。
【0017】以上の光ディスク交換方法を実現できる図
4に示した光ディスク装置の詳細な構造を次に示す各工
程ごとに説明する。 〔メイントレイの駆動系〕 〔サブトレイのローディング位置への駆動系〕 〔ローディング駆動系の昇降駆動系〕 〔ディスククランプ装置の駆動系〕 先ず、メイントレイ1の駆動系を説明する。
【0018】〔メイントレイの駆動系〕図2に示すよう
にメイントレイ1の裏面にはラック12が形成されてお
り、メイントレイ1を装置本体2にセットした状態で
は、このラック12が、図5に示すように装置本体2の
シャーシ13に植設された軸14を回転中心とする歯車
15に噛合する。歯車15は、シャーシ13に植設され
た軸16を回転中心とするメインギヤー17の上段の一
部の区間に形成された歯17Dに噛合可能で、図4に示
すようにメインギヤー17は下段の全周に形成された歯
17Uに噛合する歯車32を介して次のようにモータ1
9によって駆動される。
【0019】モータ19を正転させるとフリクションギ
ヤー21が矢印A方向に回転して、歯車26,27,2
8,29とアイドラギヤー30,歯車31を介して歯車
32が矢印B方向に回転し、メインギヤー17が矢印C
方向に回転し、歯車15が矢印D方向に回転してラック
12が矢印E方向に駆動されて、メイントレイ1が待機
位置に引き込まれる。
【0020】メイントレイ1が待機位置までに引き込ま
れると、シャーシ13に取り付けたマイクロスイッチ3
3aがメインギヤー17の裏面に形成された突部17a
を検出して図6に示す状態でモータ19の正転が停止す
るように制御部が構成されている。 〔サブトレイのローディング位置への駆動系〕メイント
レイ1が待機位置に到着してサブトレイ65 にセットさ
れている光ディスク5をローディングする場合には、図
7に示すようにメイントレイ1が待機位置に到着した状
態においては、メインギヤー17の歯17Dは図6に示
したように歯車15が噛合する区間を通過している。こ
の状態でサブトレイ65 のローディングを制御部に指示
すると、モータ19が正転して歯車32が矢印B方向に
回転してメインギヤー17が矢印C方向に回転し、図8
と図9に示すようにメインギヤー17の歯17Dが歯車
38に噛合し、この歯車38を矢印F方向に駆動する。
歯車38の回転は、シャーシ13の裏面に取り付けられ
た歯車39a,39bを介して歯車39cに伝達され、
シャーシ13の上面に取り付けられた歯車39d,39
e,39f,39g,39hを介して歯車39iを矢印
G方向に回転させる。
【0021】歯車39iはローディング駆動系の昇降台
40にピン41で枢支された扇形歯車42に噛合してお
り、歯車39iを矢印G方向に回転すると扇形歯車42
が矢印H方向に回動する。扇形歯車42の先端のピン4
3は、昇降台40にピン44で基端部が枢支された変形
レバー45に形成されている切り欠き溝46に係合して
いる。扇形歯車42が矢印H方向に回動することによっ
て変形レバー45は基端部のピン44を中心に図8に示
す状態から図9に示す状態に矢印I方向に回動する。
【0022】変形レバー45の先端の切り欠き溝47
は、昇降台40に形成された長孔48に係合してスライ
ド自在のローディングフック49のピン50に係合して
おり、変形レバー45が矢印I方向に回動するとローデ
ィングフック49が長孔48の始端部に形成されている
折曲箇所にガイドされて先端が矢印J方向に回動しなが
ら図9に示す状態に移動する。
【0023】図7,図8に示す状態から図9に示す状態
にローディングフック49が移動することによって、サ
ブトレイ65 の係合部51にローディングフック49が
係合してサブトレイ65 だけをローディング位置に引き
出す。扇形歯車42が図9に示すローディング終端位置
に回動すると、ローディング駆動系の昇降台40に取り
付けられたリーフスイッチ52に当接して、これを検出
した制御部はモータ19の正転を停止する。
【0024】なお、扇形歯車42を駆動する歯車39i
には図15に示すようにクランプ駆動用ラック76が噛
合しており、このラック76の先端に植設したピン77
は、一端部が図4に示すように昇降台40に揺動自在に
ピン78a,78bで枢支されたクランプ支持台79の
他端に形成されたカム穴80に係合している。歯車39
iが回転してラック76が昇降台40に沿って矢印S方
向にスライドすると、図16に示すようにクランプ支持
台79はカム穴80に沿って昇降台40に近接するよう
にピン78a,78bを中心に回動し、このクランプ支
持台79に取り付けられた公知のクランプ装置〔図示せ
ず〕で、ローディング位置に到着したサブトレイ65
セットされている光ディスク5をクランプして回転駆動
するように構成されている。(詳細は後述する。) メイントレイ1が待機位置に到着後にサブトレイ64
3 ,62 ,61 の何れかにセットされている光ディス
ク5をローディングする場合には、昇降台40をローデ
ィングしようとする光ディスク5のセットされているサ
ブトレイ64 〜61 の該当する高さに下降させて、サブ
トレイ65 の場合と同様にして図10に示すようにロー
ディングする。
【0025】〔ローディング駆動系の昇降駆動系〕メイ
ントレイ1が待機位置にあって昇降台40を昇降する駆
動系は次のように構成されている。図4または図8に示
すように、アイドラギヤー30はシャーシ13に植設さ
れた軸53に回動自在に取り付けられたT字型レバー5
4に取り付けられており、アイドラギヤー30が歯車3
1に噛合する方向にスプリング55によって付勢されて
いる。なお、T字型レバー54の下側の前記の歯車29
は軸53に回転自在に取り付けられている。
【0026】T字型レバー54の姿勢は間欠歯車56の
上面に形成されたカム56aの形状によって制御されて
いる。T字型レバー54にはカム56aに当接するピン
54aが植設されている。間欠歯車56には歯車25に
噛合する歯車57に噛合しないよう歯の無い第1,第2
の切り欠き部56a,56bが180°の位相差で形成
されている〔図11を参照〕。
【0027】なお、ローディング駆動系の昇降駆動の運
転モードでない場合には、歯車57に噛合する位置に間
欠歯車56の第1の切り欠き部56aが位置し、間欠歯
車56が回転駆動されない。間欠歯車56の裏面には、
図11に示すようにトリガー用カム56cが形成されて
いる。また、シャーシ13に植設されたピン58に枢支
され引っ張りばね59によって先端の突起60aがトリ
ガー用カム56cから離間する方向に付勢されているト
リガー用レバー60は、基端部が電磁ソレノイド61の
可動片61aに係合している。
【0028】ローディング駆動系の昇降台40の降下を
実施する際には、電磁ソレノイド61に一時的に通電し
て、トリガー用レバー60を図11に示すように引っ張
りばね59の付勢に抗して矢印K方向に回動させてトリ
ガー用レバー60の突起60aで間欠歯車56を僅かだ
け矢印L方向に回動させ、間欠歯車56を歯車57に噛
合させるとともに、モータ19を正転させる。
【0029】これによって、歯車57に噛合した間欠歯
車56が矢印L方向に駆動され、トリガー用カム56a
によってT字型レバー54が軸53を中心に矢印M方向
に回動させられて図12に示すようにアイドラギヤー3
0が、シャーシ13に植設された軸62に回動自在に支
持された大径歯車63に噛合してこの大径歯車63を駆
動する。大径歯車63は間欠歯車56の第2の切り欠き
部56bが歯車57に噛合する位置に到着して間欠歯車
56と歯車57との噛合が解除されて間欠歯車56がそ
の回動位置で停止する。
【0030】この状態でモータ19を逆転させてフリク
ションギヤー21を矢印A方向とは逆方向に回動させる
と、歯車26,27,28,29とアイドラギヤー30
を介して大径歯車63が矢印N方向に回動する。大径歯
車63の裏面にはカム溝62aが形成されており、基端
部がシャーシ13に軸64で枢支された昇降駆動レバー
65に植設されているピン65aが、このカム溝62a
に係合している。大径歯車63が矢印N方向に回動する
と、昇降駆動レバー65の先端部は軸64を中心に矢印
O方向に回動して、シャーシ13の右側板13Rの外側
にスライド自在に取り付けられた昇降右ガイド板66R
の下端に係合してこの昇降右ガイド板66Rを右側板1
3Rに沿ってシャーシ13の前面側〔矢印P方向〕に移
動させる。
【0031】なお、図4に示すように昇降右ガイド板6
6Rとシャーシ13の左側板13Lの外側にスライド自
在に取り付けられた昇降左ガイド板66Lとはそれぞれ
の上端に植設されたピン66a,66bが、中央がシャ
ーシ13の側からピン13aで回動自在に枢支された連
結レバー67の一端と他端に形成された切り欠き67
a,67bに係合しており、昇降右ガイド板66Rがシ
ャーシ13の前面側〔矢印P方向〕に移動すると、昇降
左ガイド板66Lはシャーシ13の奥端側に移動する。
【0032】昇降右ガイド板66Rには図13の(a)
に示すように、昇降ガイド孔68Ra,68Rbとスラ
イドガイド孔68Rcが穿設されており、昇降左ガイド
板66Lには図14の(a)に示すように、昇降ガイド
孔68La,68Lbとスライドガイド孔68Lcが穿
設されている。ローディング駆動系の昇降台40の両側
にはピン40Ra,40Rb,40La,40Lbが植
設されており、昇降台40の右側面のピン40Ra,4
0Rbはそれぞれシャーシ13の右側面に穿設された孔
69Ra,69Rbを貫通して昇降右ガイド板66Rの
昇降ガイド孔68Ra,68Rbに係合している。昇降
台40の左側面のピン40La,40Lbはそれぞれシ
ャーシ13の左側面に穿設された孔69La,69Lb
を貫通して昇降左ガイド板66Lの昇降ガイド孔68L
a,68Lbに係合している。
【0033】シャーシ13の右側面に植設されたピン4
0Rcはスライドガイド孔68Rcに係合し、シャーシ
13の左側面に植設されたピン40Lcはスライドガイ
ド孔68Lcに係合している。このように昇降右ガイド
板66Rと昇降左ガイド板66Lを連動してスライドさ
せることによって、昇降台40は最上段〔5枚目〕のサ
ブトレイ65 にローディング駆動系がアクセス可能な図
13(a)と図14(a)に示す停止位置と、サブトレ
イ64 にローディング駆動系がアクセス可能な図13
(b)と図14(b)に示す停止位置と、サブトレイ6
3 にローディング駆動系がアクセス可能な図13(c)
と図14(c)に示す停止位置と、サブトレイ62 にロ
ーディング駆動系がアクセス可能な図13(d)と図1
4(d)に示す停止位置と、サブトレイ61 にローディ
ング駆動系がアクセス可能な図13(e)と図14
(e)に示す停止位置とにわたって平行に昇降すること
ができる。
【0034】〔ディスククランプ装置の駆動系〕前述し
た、光ディスク5のクランプ装置の動作、及びその構成
を、図15〜図18を用いてさらに詳細に述べる。前述
したように本装置では、歯車39iが回転することによ
って、扇形歯車42と共に変形レバー45、ローディン
グフック49が駆動し、サブトレイ61〜65のいずれか
をローディング位置に引き出す。このローディング位置
では、サブトレイの上にセットされた光ディスクの中心
と、この光ディスクをクランプしかつそのディスクを回
転させるターンテーブル83の中心がほぼ一致してい
る。
【0035】次にさらに歯車39iが回転すると、歯車
39iに噛合しているクランプ駆動用ラック76、およ
びピン77がスライド動作し、後端部が昇降台40に揺
動自在にピン78a,78bで枢支されたクランプ支持
台79の右前端に形成されたカム穴80に作用し、そし
てこのクランプ支持台79を昇降台40に近接する(持
ち上がる)ようにピン78a,78bを中心に回動し、
このクランプ支持台79にスピンドルモータ84を介し
て取り付けられたターンテーブル83で、ローディング
位置に到着したサブトレイにセットされている光ディス
ク5をクランプして回転駆動可能なように保持する。
【0036】ここで、図17に図示した左押圧ばね81
及び後押圧ばね82は、それぞれ取付ネジ85、取付ネ
ジ86で昇降台40に取り付けられている。そして、そ
れぞれが、昇降台40をシャーシ13に対して、右方向
及び前方向に付勢するよう構成されている。この目的
は、従来の光ディスク装置の課題として本文で前述した
ような、ディスクデータの読み込み速度を速くするた
め、再生中のディスクの回転速度を高速化した場合に発
生する装置本体からの異音や、光ピックアップでの信号
の再生ができなくなると言う課題を解決するものであ
る。
【0037】つまり、再生しようとしているディスクに
ディスク内径孔の偏芯や、周方向の重量アンバランスが
あった場合、これらディスクを回転させるとディスクの
内周から外周の向かう方向に遠心力が発生し、その遠心
力は回転速度の2乗に概略比例するので、高速回転させ
た場合に非常に大きな遠心力が発生することになる。そ
して、このディスクに発生した遠心力は、ターンテーブ
ル83、スピンドルモータ84、クランプ支持台79を
介して、これらを支持している昇降台40に伝わる。し
かるに、本文で述べたような従来のディスクチェンジャ
においては、その再生しようとするディスクを選択する
ために、上記クランプ装置や昇降台40が、ディスクチ
ェンジャ本体のシャーシ13に対して上下動が可能なよ
うに構成されている、つまり、シャーシ13と昇降台4
0との間に隙間が設けられている。そのため、ディスク
を回転させた時に発生した遠心力により、昇降台40が
この隙間分だけ振動してしまうことになる。
【0038】図17に図示した左押圧ばね81及び後押
圧ばね82は、その押圧力により昇降台40とシャーシ
13の隙間を無くす(隙間分を付勢する)為に設けられ
ている。つまり、その押圧力をディスク回転時の遠心力
以上にすることにより、たとえ遠心力が発生しても昇降
台40が振動するのを防ぐことができる。なお、本構成
のように左押圧ばね81及び後押圧ばね82を設けて
も、昇降台40の上下動作は可能である。
【0039】
【発明の効果】上記したように本発明の光ディスク装置
は、複数のサブトレイがセットされたメイントレイを、
装置本体の外部から内部の待機位置に引き込み、待機位
置の前記メイントレイに載置されているサブトレイをロ
ーディング位置に引き出し、ローディング位置へのサブ
トレイの引き出し完了に連動してそのサブトレイにセッ
トされている光ディスクをクランプ装置で挟持しながら
回転駆動して再生に供する光ディスク装置であって、前
記クランプ装置を、その目的とする光ディスク/サブト
レイを選択可能なようにシャーシ内で上下動作可能と
し、かつ、前記クランプ装置を保持する昇降台を前記シ
ャーシに対し、前後/左右に押圧する手段を設けたの
で、ディスクチェンジャにおいて、限られた寸法内で収
納できるディスクの枚数を多くすると共に、従来の光デ
ィスク装置の課題であった、ディスクデータの読み込み
速度を速くするため、再生中のディスクの回転速度を高
速化した場合に発生する装置本体からの異音や、光ピッ
クアップでの信号の再生ができなくなると言う課題を解
決することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の基本的構造における光ディスク交換方
法の説明図
【図2】本発明の基本的構造における光ディスク装置本
体とメイントレイとサブトレイの斜視図
【図3】本発明の基本的構造におけるサブトレイの裏面
の斜視図
【図4】本発明の基本的構造における光ディスク装置本
体の内部の平面図
【図5】本発明の基本的構造におけるメイントレイの駆
動機構の拡大平面図
【図6】本発明の基本的構造におけるメイントレイの駆
動機構の引き込み完了状態の拡大平面図
【図7】本発明の基本的構造における光ディスク装置本
体の待機位置にメイントレイを引き込んだ状態の平面図
【図8】本発明の基本的構造におけるローディング装置
の駆動系の平面図
【図9】本発明の基本的構造におけるローディング装置
の駆動系のローディング終了状態の平面図
【図10】本発明の基本的構造における待機位置のサブ
トレイのうちの一枚をローディング位置に移動させた状
態の平面図
【図11】本発明の基本的構造におけるモータの動力伝
達系をメイントレイの駆動系からローディング装置を昇
降させる駆動系へ切り換える要部の拡大平面図
【図12】本発明の基本的構造におけるローディング装
置を昇降させる駆動系の拡大平面図
【図13】本発明の基本的構造における装置本体の右側
面図
【図14】本発明の基本的構造における装置本体の左側
面図
【図15】本発明の基本的構造における光ディスククラ
ンプ装置の駆動系のクランプ前の側面図
【図16】本発明の基本的構造における光ディスククラ
ンプ装置の駆動系のクランプ中の側面図
【図17】本発明の基本的構造における光ディスククラ
ンプ装置部の詳細平面図
【図18】本発明の基本的構造における光ディスククラ
ンプ装置部の詳細正面図
【図19】本発明の基本的構造における4枚目のサブト
レイにセットされている光ディスクの交換を命令して、
5枚目の光ディスクが待機位置に保留されたままでメイ
ントレイが装置本体の外部に移動した場合の斜視図
【符号の説明】
1 メイントレイ 2 装置本体 5 光ディスク 61 〜65 サブトレイ 11a 固定ガイド 13 シャーシ 40 昇降台 79 クランプ支持台 81 左押圧ばね 82 後押圧ばね 83 ターンテーブル

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のサブトレイがセットされたメイン
    トレイを、装置本体の外部から内部の待機位置に引き込
    み、待機位置の前記メイントレイに載置されているサブ
    トレイをローディング位置に引き出し、ローディング位
    置へのサブトレイの引き出し完了に連動してそのサブト
    レイにセットされている光ディスクをクランプ装置で挟
    持しながら回転駆動して再生に供する光ディスク装置で
    あって、 前記クランプ装置を、その目的とする光ディスク/サブ
    トレイを選択可能なようにシャーシ内で上下動作可能と
    し、かつ、前記クランプ装置を保持する昇降台を前記シ
    ャーシに対し、前後/左右に押圧する手段を有すること
    を特徴とする光ディスク装置。
JP26959996A 1996-10-11 1996-10-11 光ディスク装置 Pending JPH10116466A (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26959996A JPH10116466A (ja) 1996-10-11 1996-10-11 光ディスク装置
US08/947,150 US5987001A (en) 1996-10-11 1997-10-08 Optical disc drive apparatus with disc changer
TW086114852A TW358202B (en) 1996-10-11 1997-10-09 Optical disc drive apparatus with disc changer
CN97121102.7A CN1108610C (zh) 1996-10-11 1997-10-10 带有光盘转换器的光盘驱动装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26959996A JPH10116466A (ja) 1996-10-11 1996-10-11 光ディスク装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10116466A true JPH10116466A (ja) 1998-05-06

Family

ID=17474615

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP26959996A Pending JPH10116466A (ja) 1996-10-11 1996-10-11 光ディスク装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10116466A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0675329B2 (ja) ディスクプレーヤ
JPH06259865A (ja) ディスク再生装置
JP3088248B2 (ja) ディスク再生装置
JP3171125B2 (ja) 光ディスク装置
JPH06259864A (ja) ディスク再生装置
JPH10116466A (ja) 光ディスク装置
JPH06259869A (ja) ディスク再生装置
JP3098176B2 (ja) 光ディスク装置とそのディスク交換方法
JPH0512776A (ja) 光デイスク等のローデイング装置
JPH11353768A (ja) ディスクプレーヤ
JP3011847B2 (ja) 光ディスクローディング機構
JPH0736246B2 (ja) ディスクプレーヤ
KR100590228B1 (ko) 수직승강장치가 채용된 광디스크 플레이어용 데크구조
JP2007149199A (ja) ディスク装置
WO2006033334A1 (ja) ディスク装置
JPH0470711B2 (ja)
JP3007904B2 (ja) ディスク再生装置
JPH06259866A (ja) ディスク再生装置
JP3078219B2 (ja) ディスク移送装置
JP3363939B2 (ja) ディスク再生装置
JP2942492B2 (ja) ディスク移送装置
JP2003059155A (ja) ディスク駆動装置
JP3078218B2 (ja) ディスク移送装置
JPS62192065A (ja) ディスクプレーヤ
JP2942493B2 (ja) ディスク移送装置