JPH10116340A - ビットマップ比較装置及び方法 - Google Patents

ビットマップ比較装置及び方法

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JPH10116340A
JPH10116340A JP9142588A JP14258897A JPH10116340A JP H10116340 A JPH10116340 A JP H10116340A JP 9142588 A JP9142588 A JP 9142588A JP 14258897 A JP14258897 A JP 14258897A JP H10116340 A JPH10116340 A JP H10116340A
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bitmap
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different
bit
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Kenneth A Abrams
エイ. エイブラムス ケニス
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    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
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    • G06V10/75Organisation of the matching processes, e.g. simultaneous or sequential comparisons of image or video features; Coarse-fine approaches, e.g. multi-scale approaches; using context analysis; Selection of dictionaries
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  • Image Analysis (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ノイズに起因する蓋然性のある画像間の差分
をディスカウント即ち差し引きながら2つのビットマッ
プ画像を迅速に比較することの可能なビットマップ比較
技術を提供する。 【解決手段】 本発明のビットマップ比較技術は、第一
ビットマップと第二ビットマップとを比較し、第一ビッ
トマップと第二ビットマップとの間の異なるビットを識
別する差分マップを発生し、第一ビットマップ及び第二
ビットマップのアウトラインに基づいてアウトラインマ
スクを生成し、アウトラインマスクに基づいて差分マッ
プ内の残りのビットとは異なって重み付けされるべき差
分ビット内の非常に異なるビットを識別し、且つ非常に
異なるビット及び残りのビットを別々に重み付けするこ
とによって第一画像及び第二画像が異なる範囲を表わす
ための比較スコアを決定する、動作を包含している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、大略、画像比較に
関するものであって、更に詳細には、画像のビットマッ
プを比較するビットマップ比較器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】光学的キャラクタ認識(OCR)におい
ては、コンピュータが、例えば、スキャンした文書の一
部又は全てを表わすビットマップの形態で印刷されてい
るキャラクタを識別又は認識し且つそれらのASCII
値を得る。1つのアプローチにおいては、スキャンした
画像内の単語が識別され、その識別された単語がキャラ
クタへ分割され且つ次いで各キャラクタはOCRプログ
ラム又はプログラムモジュールを稼動しているコンピュ
ータによって識別される。スキャナの限界及びスキャン
した文書におけるノイズが印刷したテキストのスキャン
した画像からのキャラクタ認識を困難なものとさせてい
る。
【0003】認識されるべきキャラクタは、通常、印刷
されているテキストをスキャニングすることによって得
られるビットマップとして表わせられる。認識プロセス
においては、未知のキャラクタのビットマップを既知の
キャラクタのビットマップと比較してそれらが一致する
か否かを判別し、且つ一致する場合にはどの程度一致す
るかを決定することが可能である。1つの従来の比較方
法は、2つのビットマップを整合させ、次いで2つの画
像の透過性又は非透過性の目安として使用するためにそ
れらの対応するビットのブール排他的OR(XOR)を
形成する。
【0004】より最近の技術ではユークリッド距離マッ
プを使用する。2つのビットマップを整合させ、次いで
XOR処理して比較ビットマップを形成する。その比較
ビットマップ内の各黒ピクセルを比較ビットマップ内の
最も近い白ピクセルへの距離で置換することによってユ
ークリッド距離マップが発生される。2つの画像の間の
差異を表わすためにこの距離マップから値を計算するこ
とが可能であり、それをスレッシュホールド値と比較し
て、2つの元のビットマップに対応する2つの画像が等
しいものである蓋然性を決定することが可能である。
【0005】このアプローチは意味のあるブロブ(小斑
点)をランダムノイズから区別することが可能である
が、それはユークリッド距離マップを発生することを必
要とし、それはかなりの計算を必要とする。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、以上の点に
鑑みなされたものであって、上述した如き従来技術の欠
点を解消し、意味のある差分をノイズによって発生され
た差分から区別するためにより実際的で過度の計算を必
要とすることのない画像比較技術を提供することを目的
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、広義において
は、ノイズに起因する画像間の差分をディスカウント即
ち差し引きながら、ビットマップ画像を迅速に比較する
ことの可能なビットマップ比較技術を提供している。本
発明は種々の態様で実現することが可能であり、例え
ば、装置として、汎用コンピュータ又は特定目的コンピ
ュータにおいて実行される方法として、又はコンピュー
タによって読取可能な媒体上に格納したプログラムとし
て実現することが可能である。
【0008】本発明の一側面によれば、各々がアウトラ
インマスクを有する第一ビットマップと第二ビットマッ
プとを比較する装置が提供され、該装置は、(a)これ
ら2つのビットマップの間で異なるビットの差分マップ
を発生するために第一ビットマップと第二ビットマップ
とを比較する比較器と、(b)前記第一ビットマップ及
び第二ビットマップの夫々のアウトラインマスクを使用
して前記ビットの差分マップを複数個の異なる重要性の
ビットへ分割する分割器と、(c)前記差分マップを使
用して2つの画像の間の一致のスコアを派生し且つ前記
複数個の異なる重要性のビットを夫々に重み付けする比
較スコア計算器とを有している。
【0009】一般的には、別の側面において、本発明
は、各々がアウトラインマスクを有する画像の第一ビッ
トマップと第二ビットマップとを比較する方法が提供さ
れ、該方法は、(a)前記第一ビットマップと第二ビッ
トマップとを比較してこれら2つのビットマップの間で
異なるビットの差分マップを発生し、(b)前記第一ビ
ットマップ及び第二ビットマップの夫々のアウトライン
マスクを使用して前記ビットの差分マップを複数個の異
なる重要性のビットへ分割し、(c)前記差分マップを
使用して前記2つの画像の間の一致のスコアを派生し且
つ前記複数個の異なる重要性のビットを夫々に重み付け
する、上記各ステップを有している。好適には、前記異
なる重要性のビットの重みは、例えばビットマップ寸
法、ビット数、頁及びASCII値のノイズ特性等のフ
ァクタに基づいて割当が行なわれる。別の側面において
は、本発明は、コンピュータによって読取可能な媒体上
に設けられているコンピュータプログラムを提供してお
り、該コンピュータプログラムは、(a)各々がアウト
ラインマスクを有している画像の第一ビットマップと第
二ビットマップとを比較して該2つのビットマップの間
で異なるビットの差分マップを発生し、(b)前記第一
ビットマップ及び第二ビットマップの夫々のアウトライ
ンマスクを使用して該ビットの差分マップを複数個の異
なる重要性のビットへ分割し、且つ(c)前記差分マッ
プを使用して前記2つの画像の間の一致のスコアを派生
し且つ前記複数個の異なる重要性のビットを夫々の重み
付けさせることを、コンピュータによって行なわせるた
めの命令を有している。好適には、該スコアを決定する
場合に、該アウトラインマスクに該当しないビットは残
りのビットよりもより少ない程度に重み付けされ、従っ
てノイズの影響を減少させる。
【0010】本発明は、一般的に、ビットマップを比較
し且つそれらの類似性又は非類似性の表示を発生する場
合に適用可能なものであるが、本発明は、特に、文字等
のキャラクタのビットマップが比較され且つ比較スコア
を発生し且つそれらのビットマップが同一のキャラクタ
を表わすものであるか否かを判別するために使用される
場合の文字等のキャラクタのキャラクタ認識システムに
使用するのに適している。
【0011】
【発明の実施の形態】図1乃至6を参照して本発明の実
施例について以下に説明する。然しながら、当業者にと
って容易に理解されるように、以下の詳細な説明は単に
例示的なものであって、本発明はこれらの実施例にのみ
制限されるべきものではない。
【0012】実施例ではデータ記憶装置へのデータの記
憶及びコンピュータシステムの要素の処理等の種々のコ
ンピュータによって実行される動作を使用している。こ
れらの動作は、記憶され、転送され、結合され、比較さ
れ、又はその他の方法で処理される電気的信号を処理す
る。これらの信号はビット、値、要素、変数、キャラク
タ又はデータ構造として呼称される。これらの用語及び
適宜の物理的量に関連する同様の用語は単に便宜的なレ
ッテルに過ぎない。
【0013】実行される操作は、しばしば、生産する、
発生する、識別する、決定する、分割する、派生する、
塗り付け(smearing)する、反転する又は比較
するとして呼称される。これらの動作はコンピュータ動
作である。本発明は、更に、これらの動作を実行するコ
ンピュータ装置に関連するものである。該装置は、コン
ピュータ内に記憶されているコンピュータプログラムに
よって選択的に活性化されるか又は所定の形態とされる
汎用コンピュータであるか又はそれを包含することが可
能であり、又は、そのような形態とされている特定目的
コンピュータとするか又はそれを包含することが可能で
ある。このような例示的な構成の1つについて以下に説
明する。
【0014】図1は本発明に基づいて画像を比較するた
めにプログラムすることの可能なコンピュータシステム
10のブロック図である。コンピュータシステム10
は、デジタルコンピュータ11と、ディスプレイスクリ
ーン(即ち、モニタ)22と、プリンタ/スキャナ24
と、フロッピィディスクドライブ26と、ハードディス
クドライブ28と、ネットワークインターフェース30
と、キーボード34とを有している。デジタルコンピュ
ータ11は、プロセサ12と、メモリバス14と、ラン
ダムアクセスメモリ(RAM)16と、リードオンリメ
モリ(ROM)18と、ペリフェラルバス20と、キー
ボードコントローラ(KBC)32とを有している。デ
ジタルコンピュータ11はパソコン(例えばIBM互換
パソコン)、ワークステーションコンピュータ(例え
ば、サンマイクロシステムズ又はヒューレットパッカー
ドワークステーション)、又はその他のタイプ、寸法又
は形態のコンピュータとすることが可能である。
【0015】プロセサ12はコンピュータシステム10
の動作を制御する汎用デジタルプロセサである。マイク
ロプロセサ12は、単一チップマイクロプロセサとする
ことが可能であり、又は複数個のコンポーネントで実現
することも可能である。メモリから読み出した命令を実
行して、入力データの読取及び処理及び出力装置上での
データの出力及び表示を制御する。本発明にしたがって
プログラムされている場合には、プロセサ12の特定の
機能は、意味のある差分がノイズに起因する差分から区
別されるような新規な態様で画像のビットマップを比較
することである。
【0016】メモリバス14は、RAM16及びROM
18へアクセスするためにプロセサ12によって使用さ
れる。RAM16は汎用記憶エリアとして及びスクラッ
チパッドメモリとしてプロセサ12によって使用され、
且つ入力データ及び処理済のデータを記憶即ち格納する
ために使用することも可能である。ROM18は、プロ
セサ12によって実行される命令又はプログラムコード
及び画像を表示するために使用される画像記述及びキャ
ラクタアウトラインを記憶即ち格納するために使用する
ことが可能である。一方、このような画像記述及びキャ
ラクタアウトラインは、ペリフェラル装置内のROM又
はRAM内に設けることも可能である。ペリフェラルバ
ス20は、デジタルコンピュータ11によって使用され
る入力、出力及び記憶(格納)装置へアクセスするため
に使用される。これらの装置は、ディスプレイスクリー
ン22と、プリンタ/スキャナ装置24と、フロッピィ
ディスクドライブ26と、ハードディスクドライブ28
と、ネットワークインターフェース30とを有すること
が可能である。キーボードコントローラ32は、キーボ
ード34から入力を受取り且つ各押し下げられたキーに
対してバス33を介しプロセサ12へデコードした記号
を送給するために使用される。
【0017】ディスプレイスクリーン22は、ペリフェ
ラルバス20を介してプロセサ12によって供給される
か又はコンピュータシステム10内のその他のコンポー
ネントによって供給されるデータの画像を表示する出力
装置である。ディスプレイスクリーン22は、例えば、
ビットマップの複数個のビットに対応するピクセルの行
及び列でスクリーン上に画像を表示するラスター装置と
することが可能である。例えばCRT、LCDディスプ
レイ等のラスター表示スクリーンがディスプレイスクリ
ーン22として使用するのに適している。
【0018】プリンタとして動作している場合にプリン
タ/スキャナ装置24は、用紙又は同様な表面上にビッ
トマップの画像を供給することが可能である。プリンタ
24は、レーザプリンタとすることが可能であり、それ
は、ディスプレイスクリーン22と同じく、基本的には
ラスター装置である。レーザプリンタは、ビットマップ
から派生されたピクセルを表示し且つ例えば頁記述言語
ファイルにおいて見られるようなコード化したデータか
ら派生された画像を印刷する形態とさせることが可能で
ある。プリンタ/スキャナ装置24は、スキャナとして
動作している場合には、文書又は同様の表面をスキャン
即ち走査して、その上の画像のビットマップを発生す
る。例えばプロッタ、タイプセッター等のその他の出力
装置を、プリンタ/スキャナ装置24の代わりに、又は
それに加えて使用することが可能である。
【0019】フロッピィディスクドライブ26及びハー
ドディスクドライブ28は、ビットマップ、画像記述
(コード化したデータ)、及びキャラクタアウトライ
ン、及びその他のタイプのデータを格納即ち記憶するた
めに使用することが可能である。フロッピィディスクド
ライブ26は、このようなデータをその他のコンピュー
タシステムへ転送することを容易とさせ、且つハードデ
ィスクドライブ28は、大量の記憶空間を必要とする傾
向のあるビットマップのような大量の記憶データへ高速
にアクセスすることを可能としている。
【0020】プロセサ12は、通常、オペレーティング
システム(不図示)の制御下にあり、コンピュータコー
ド(命令)を実行してデータを発生し且つ使用する。コ
ンピュータコード及びデータはRAM16、ROM18
又はハードディスクドライブ28上に存在することが可
能である。コンピュータコード及びデータは、更に、着
脱自在なプログラム媒体上に存在し、且つ必要とされる
場合にコンピュータシステム10へロード又はインスト
ールさせることが可能である。着脱自在なプログラム媒
体としては、例えば、CD−ROM、PCカード、フロ
ッピィディスク及び磁気テープ等がある。
【0021】ネットワークインターフェース30は、そ
の他のコンピュータシステムへ接続されているネットワ
ークを介してデータを送給し且つ受け取るために使用さ
れる。標準のプロトコルにしたがってコンピュータシス
テム10をネットワークへ接続し且つデータを転送する
ためにインターフェースカード又は同様の装置及び適宜
のコンピュータプログラムを使用することが可能であ
る。
【0022】キーボード34は、コンピュータシステム
10上で稼動しているプログラムへコマンド及びその他
の命令を入力するためにユーザによって使用される。デ
ィスプレイスクリーン22上に表示されるか又はコンピ
ュータシステム10へアクセス可能な画像はキーボード
34上でユーザによって入力された命令に応答して編集
され、サーチされ、又はその他の態様で処理することが
可能である。本発明に関連してその他のタイプのユーザ
入力装置を使用することも可能であり、例えば、コンピ
ュータマウス、トラックボール、スタイラス又はタブレ
ット等のポインティング装置を使用することも可能であ
る。
【0023】図2は本発明の一実施例に基づくビットマ
ップ比較器を示したブロック図である。ビットマップ比
較器36は、本発明方法にしたがってプログラムされて
いる例えば図1に示したコンピュータシステム10等の
コンピュータシステムによって実現することが可能であ
る。
【0024】ビットマップ比較器36は、整合されてい
る2つのビットマップA及びB(38及び40)を比較
する。入力ビットマップは、キャラクタ認識システムが
キャラクタを認識することが要請されるテキストのスキ
ャン画像から派生させることが可能であり、又はそれは
キャラクタの記憶されている画像とすることが可能であ
る。然しながら、より一般的には、ビットマップは1個
の単語又は複数個の単語、記号、ロゴ、デザイン又はそ
の他の画像からなるものとすることが可能である。ビッ
トマップ比較器36は、ビットマップAとビットマップ
Bとの間の差異を識別し次いでこれらの差異を解析して
該2つのビットマップが一致するか否かを判別すべく動
作する。
【0025】文書をスキャンすると、画像がシフトした
り又は画像をスキャンするスキャナの限界のためにある
方向において1個のビット(又はピクセル)が失われた
り又は獲得されたりすることがある。注意すべきことで
あるが、ビットマップに関連して「ビット」という用語
が使用される場合には、文脈によって必要とされるよう
に、レンダリングした画像におけるピクセル(通常、黒
ピクセル)に対応するセットされているビット(通常、
「1」)のことを言及するために使用される。従って、
ビットマップの間で異なっているが、それらが一致する
ためにあるべき位置から単に1個のピクセル離れている
に過ぎない対応するビットはスキャニングプロセスに関
連するノイズによって発生された蓋然性がある。
【0026】ビットマップ比較器36は、ビットマップ
A 38及びビットマップB 40を入力として受取る
差分マップ発生器48を有しており、後者のビットマッ
プ、即ちビットマップB 40は、例えば、OCR適用
におけるテンプレートとすることが可能である。これら
の入力は、図1に示した種類のバスを介して受取るか、
又はコンピュータシステム10(図1)上で稼動するコ
ードモジュールのプログラムされている処理インターフ
ェースを介して受取ることが可能である。次いで、差分
マップ発生器48は、ビットマップAとビットマップB
との間で異なっており、「異なるビット」として呼称さ
れるビットを識別する。好適には、差分マップ発生器4
8は、ビットマップAとビットマップBの対応するビッ
トをXOR処理し、ビットマップAとビットマップBと
の間で異なっているビットのみを含む差分マップ(それ
は、ビットマップとすることが可能であり、又は増分的
に形成し且つ使用することも可能である)を発生する。
【0027】差分マップビット分割器52は、単一のビ
ットを超えて異なるビットから単一のビットだけのトリ
ランスだけビットマップAとビットマップBとの間で異
なるビットを区別すべく動作する。一方、単一ビットト
リランスの代わりにマルチビットノイズトリランスを使
用することが可能である。ビットマップAとBとを受取
ることに加えて、差分ビットマップ分割器52はアウト
ラインA 39及びアウトラインB 41(その各々は
ビットマップである)を受取り且つ差分マップ発生器4
8からの差分マップも受取る(アウトラインは図5に例
示してあり、それについては後に説明する)。元の2つ
のビットマップ、差分マップ及び2つのアウトラインを
使用して、差分マップ分割器52はビットマップA 3
8とビットマップB 40との間の「非常に異なる」と
呼ばれる全てのビットをカウントする。このカウントを
行なう場合に、分割器52はアウトラインA 39又は
アウトラインB 41のいずれかと共通するビットをカ
ウントすることはない。分割器52は、更に、アウトラ
インA又はBに該当するために非常に異なるビットとし
てカウントされなかったビットとして定義される「アウ
トラインビット」の数もカウントする。分割器52は、
更に、「獲得された」全てのビットをカウントする。獲
得されたビットは、それがアウトライン39又は41の
いずれかに該当しない限り、ビットマップA 39上に
あるがビットマップB 40上にはないものである。
【0028】分割器52は、更に、「失われた」全ての
ビットをカウントする。失われたビットは、ビットマッ
プB 40上に存在するが、ビットマップA 38上に
は存在しないものである。この場合にも、失われたビッ
トはアウトラインA又はアウトラインBのいずれかに該
当するビットを包含することはない。
【0029】最後に、分割器52は「獲得されたアウト
ラインビット」及び「失われたアウトラインビット」を
カウントする。獲得されたアウトラインビットは、アウ
トラインのいずれかの上に存在しており且つビットマッ
プA上に存在しているがビットマップB上には存在しな
いビットである。「失われたアウトラインビット」は、
アウトラインのうちのいずれかの上に存在しており且つ
ビットマップB上に存在しているがビットマップA上に
は存在していないビットである。
【0030】ビットマップA及びBの間の獲得され且つ
失われたビットの定義が非対称的なものであるから、前
者即ちビットマップAは「入力」ビットマップとして呼
称し且つ後者、即ちビットマップBは「テンプレート」
ビットマップとして呼称することが可能である。
【0031】差分マップビット分割器52によって計算
された情報は比較スコア計算器54へパスされる。比較
スコア計算器54は、入力ビットマップAがどれほど近
くテンプレートビットマップBと一致しているかを反映
するスコア(得点)を決定する。比較中のビットマップ
内の画像間の差異によって発生された蓋然性がありスキ
ャニングノイズによって発生された蓋然性のない差分マ
ップ内のビットは分割器52によって「非常に異なるビ
ット」として識別されている。次いで、比較スコア計算
器54が分割器52によって発生されたカウントを使用
し、異なる重要性のビットのカテゴリのカウントを夫々
に重み付けして、ビットマップA及びBによって表わさ
れる2つの画像間の一致に対する比較スコアを発生す
る。
【0032】1つの実施例においては、比較スコア計算
器54は「正味の異なるビット」を計算する。この計算
は、アウトラインA又はアウトラインBのいずれかに該
当する異なるビットである「アウトラインビット」のカ
ウントを使用する。正味の異なるビットは、非常に異な
るビット(それはアウトラインビットを包含することは
ない)のカウントをアウトラインビットのカウントへ加
算することによって得られる。アウトラインビットのカ
ウントを加算する前に、該カウントは、計算器54への
入力として供給されるアウトラインディスカウント43
によって乗算される。このディスカウントは、0乃至1
の範囲内の係数である。アウトラインディスカウントは
非常に異なるビットと比較してアウトラインビットへど
の程度の重みを与えるかを決定する重みである。0の値
はアウトラインビットが重要性を有するものでないこと
を表わし、1の値は、アウトラインビットは非常に異な
るビットと同じ程度に重要であることを表わす。アウト
ラインディスカウントは、経験的に決定され且つ例えば
マッチング中のテンプレートによって表わされるキャラ
クタ等の幾つかの事柄に依存する場合がある。例えば、
文字「c」用のテンプレートに対するマッチングの場合
に、「e」のビットマップが横線を喪失して「c」のよ
うに見える場合がある。一方、大文字「A」用のテンプ
レートに対するマッチングの場合に、入力「A」が横線
を喪失したとしても、それは尚且つ一般的に「A」とし
て認識することが可能である。このことは「e」の場合
には当てはまらない。そのために、「A」テンプレート
用のアウトラインディスカウントは、通常、その他の事
柄が等しい場合に、「e」テンプレート用のアウトライ
ンディスカウントよりも一層小さい。アウトラインディ
スカウントに影響を与える可能性のあるその他のファク
タとしては、キャラクタテンプレートマップ内のビット
数及びキャラクタテンプレートマップの高さ及び幅(ビ
ット寸法)等がある。
【0033】比較スコア計算器54は、好適には、重み
テーブル42を使用する。アウトラインディスカウント
と同様に、重みテーブルも、経験的に決定され、且つマ
ッチング中のテンプレートによって表わされるキャラク
タ(上述した例における如く「c」対「A」)、及びキ
ャラクタビットマップ内のビット数及びキャラクタビッ
トマップの高さ及び幅に依存する場合がある。
【0034】比較スコア計算器54は、正味の異なるビ
ットに基づいてスコアを計算するために重みテーブル4
2を使用する。
【0035】 上の重みテーブルの例について解釈すると、正味の異な
るビットが2以下である場合には、比較スコア計算器5
4が1.00の比較スコアをリターンし、出力46に関
してマッチングが成功即ち一致が得られたことを表わ
す。正味の異なるビットが20を超える場合には、比較
スコア計算器54は0のスコアをリターンし、マッチン
グが失敗であったことを表わす。正味の異なるビットの
スコアが2と20との間である場合には、計算器54は
重みテーブルの例から線形補間を行なって1.00と
0.40との間のスコアを得る。例えば、正味の異なる
ビットが10である場合には、計算器54は5と20と
の間の線形補間を行なって0.73の比較スコアを得
る。
【0036】正味の獲得されたビットと正味の失われた
ビットが両方とも最小の正味の異なるビットのスレッシ
ュホールド44より上である場合には、そのスコアは高
度にディスカウント即ち差引が行なわれるか又は完全に
拒絶される場合がある(図4のステップ197参照)。
黒ノイズと白ノイズの両方を示す困難なマッチングは、
ビットマップ間にマッチング即ち一致が存在しない蓋然
性を表わしている。アウトラインディスカウント及び重
みテーブルと同様に、最小の正味の異なるビットのスレ
ッシュホールド44も経験的に決定され且つマッチング
中のテンプレートによって表わされるキャラクタ(上述
した例における如く「c」対「A」)及びキャラクタビ
ットマップ内のビット数及びキャラクタビットマップの
高さ及び幅に依存する場合がある。
【0037】図3を参照すると、ビットマップを比較す
る方法94は、ステップ96において、比較されるべき
第一ビットマップ及び第二ビットマップ、及びこれらの
第一ビットマップ及び第二ビットマップのアウトライン
を受取る。一般的には、この第一ビットマップは認識又
は比較されるべき画像の入力ビットマップであり、且つ
第二ビットマップは入力ビットマップと比較されるテン
プレートビットマップである。これらは図2(38,4
0,39,41)のビットマップ及びアウトラインA及
びBに夫々対応している。入力ビットマップとテンプレ
ートビットマップとはXOR処理されて、ステップ10
0において、第一ビットマップと第二ビットマップとの
間で異なるビットからなる差分マップを発生する。
【0038】この差分マップ内に含まれている非常に異
なるビットの総数はステップ104において決定され
る。このことは、差分マップのビットから、ステップ9
6において受取ったアウトラインのいずれかに該当する
全てのビットを排除することによって行なわれる。排除
されたビットは、「アウトラインビット」と呼ばれるビ
ットであり、その数はステップ105において決定され
る。
【0039】入力ビットマップによって獲得されるビッ
ト(テンプレートビットマップ上には存在しないが入力
ビットマップ上には存在するビット)の数はステップ1
06において決定される。入力ビットマップから(テン
プレートビットマップから)失われるビットの数はステ
ップ108において決定される。失われるか又は獲得さ
れるビットは、アウトラインビットのいずれをも包含す
ることはない。
【0040】次いで、入力ビットマップによって獲得さ
れたアウトラインビットの数が、入力ビットマップ、テ
ンプレートビットマップ及び2つのアウトラインからス
テップ110において決定される。これらは、いずれか
のアウトライン上に該当するがテンプレートビットマッ
プ上には存在していなかったビットである。失われたア
ウトラインビットはステップ112において決定され
る。これらは、いずれかのアウトラインに該当したが入
力ビットマップ上には存在していなかったテンプレート
ビットマップ上のビットである。その後に、ステップ1
14において比較スコアが発生される。
【0041】図4を参照すると、比較スコア186を発
生する方法が、ステップ190において、アウトライン
ディスカウントをアウトラインビットの数で乗算する。
ステップ192において、ステップ190からの積が非
常に異なるビットの数へ加算されて「正味の異なるビッ
ト」が得られる。
【0042】ステップ195において正味の失われたビ
ットの数が、テンプレートアウトラインに該当するが入
力ビットマップ上にはないテンプレート内のビットであ
る失われたアウトラインビットにアウトラインディスカ
ウントを乗算することにより計算される。その結果は、
次いで、図3のステップ108において決定された失わ
れたビットの総数へ加算される。
【0043】次いで、同様の態様で、ステップ196に
おいて、獲得された正味のビットが獲得されたアウトラ
インビットにアウトラインディスカウントを乗算するこ
とによって得られる。獲得されたアウトラインビット
は、該アウトラインのうちのいずれかの上にあり且つ入
力ビットマップ上にあるがテンプレートビットマップ上
にはないビットである。この乗算結果は図3のステップ
106において得られた獲得されたビット数へ加算され
る。
【0044】次いで、ステップ197において、ステッ
プ195において計算された正味の失われたビット及び
ステップ196において計算された獲得された正味のビ
ットがスレッシュホールド44(図2)よりも大きいか
否かの判別が行なわれる。失われた正味のビット及び獲
得された正味のビットの両方がスレッシュホールドより
も大きい場合には、ステップ198において、その比較
は拒絶され、本方法は、一致が存在しないものと結論す
る。失われた正味のビットも獲得された正味のビットも
スレッシュホールドよりも大きくない場合には、前述し
たように、重みテーブル42(図2)からステップ19
9において百分率スコア調節が計算される。別の実施例
においては、獲得されたか又は失われたアウトラインビ
ットは、獲得されたか又は失われた非常に異なるビット
から異なるディスカウント係数を使用して別々に重み付
けが行なわれる。
【0045】図5は本発明の一実施例に基づくビットマ
ップ比較の一例を示した概略図であり、その場合には、
第一入力ビットマップ130が第二テンプレートビット
マップ132と比較される。この場合には、第一及び第
二ビットマップ130及び132はテキスト文書に関す
るスキャニング動作から得られたキャラクタ「n」の画
像である。注意すべきことであるが、いずれの画像も完
全に形成されているものではなく、且つ白ノイズが第一
入力ビットマップ130のステム部分を崩壊させてい
る。
【0046】第一及び第二ビットマップ130及び13
2が図3のステップ96において受取られた後に、比較
方法94は異なるビット134からなる差分マップを発
生する。異なるビットの数も、差分マップ134内のビ
ットをカウントすることによって図3のステップ104
において決定される。第一アウトライン136及び第二
アウトライン138が図3のステップ96において受取
られる。第一アウトライン136は第一入力ビットマッ
プ130の輪郭であり且つ第二アウトライン132は第
二テンプレートビットマップ132の輪郭である。第一
アウトライン136は、それ自身、第一入力ビットマッ
プ130における1個のビットに接触するビットからな
るビットマップである。第二アウトライン138は、第
二テンプレートビットマップ132における1個のビッ
トに接触するビットからなるビットマップである。ビッ
トマップに関して用語「ビット」は、レンダリングさせ
た画像における1個のピクセル(通常、1個の黒ピクセ
ル)に対応する1個のセットしたビット(通常、
「1」)のことを言及している。例えば、図5におい
て、セットされたビットは画像130等のレンダリング
させた画像における黒ピクセルとして示してある。次い
で、結合したアウトラインを発生するために第一及び第
二アウトライン136及び138の対応するビットをブ
ールOR処理し、次いでその結合させたアウトラインを
反転させて結合させたアウトラインマスク140を発生
させることによって、第一及び第二アウトライン136
及び138から結合させたアウトラインマスク140が
生成される。その後に、異なるビット134からなる差
分マップと結合させたアウトラインマスク140とをブ
ールAND処理することによって非常に異なるビット1
42(それらはアウトライン136又はアウトライン1
38のいずれにも存在していなかったものである)から
なるビットを生成する。異なるビット134からなる差
分マップ内のアウトラインビットの総数は、非常に異な
るビット142からなるビットマップ内のビット数を異
なるビット134からなる差分マップ内の異なるビット
の総数から減算することによって決定される。
【0047】獲得されたビットは、ビットマップ142
をビットマップ130とAND処理し且つ該ビットをカ
ウントすることによって計算される。失われたビット
は、ビットマップ142内の非常に異なるビットの数か
ら獲得されたビットを減算することによって計算され
る。獲得されたアウトラインビットは、ビットマップ1
34をビットマップ136とAND処理し且つ該ビット
をカウントすることによって見出される。失われたアウ
トラインビットは、獲得されたアウトラインビットをア
ウトラインビットの総数から減算することによって見出
される。
【0048】図3のステップ114において形成された
比較スコアは、ノイズによって発生された蓋然性のある
異なるビット134からなる差分ビット内のビットをデ
ィスカウント即ち差し引く。従って、その結果得られる
比較スコアは、2つの画像の類似性又は非類似性を良好
に表わすインジケータである。このように改良した比較
スコアを使用することによって、例えば、キャラクタ認
識システムは、第一入力画像が第二テンプレート画像と
同一のキャラクタであるか否かをより良好に決定するこ
とが可能である。本発明を使用することのないキャラク
タ認識システムは、第一入力ビットマップ130が
「m」を表わすものとして即ち第二テンプレートビット
マップ132を示すものとして認識することができない
蓋然性が一層高く、又は第一入力ビットマップ130が
別のキャラクタを表わすものとして誤った認識を行なう
か、又は全くキャラクタの認識を行なうことのない蓋然
性が一層高い。
【0049】上述した実施例及び例の各々において、比
較評価を簡単化させるか又は向上させるために、付加的
な比較情報(異なるビットの総数及びアウトラインビッ
ト又は非常に異なるビットの数の他に)を使用すること
が可能である。獲得したアウトラインビットの数、失っ
たアウトラインビットの数、獲得したビットの総数及び
失ったビットの総数は、キャラクタの識別を助けるため
に決定し且つ使用することが可能である。ある情報は他
の前に計算した情報から直接的に得ることが可能であ
る。例えば、獲得したアウトラインビットの数は、第一
入力ビットマップと第二テンプレートアウトラインとを
ブールAND処理することによって決定することが可能
であり、且つ失ったアウトラインビットの数は、同様
に、第二テンプレートビットマップと、入力ビットマッ
プの第一アウトラインとをブールAND処理することに
よって決定することが可能である。比較スコアは、異な
るビットの数、非常に異なるビットの数、入力ビットマ
ップによって獲得又は失ったビットの数、獲得したか又
は失ったアウトラインビットの数及びアウトラインビッ
トの数等の比較情報のいずれか又は全てを使用して発生
させることが可能である。比較スコアは、又、別の情報
供給源として画像自身内のビット数を使用して発生させ
ることも可能である。
【0050】図6を参照すると、アウトラインビットマ
ップ116を形成する方法は、ステップ118において
用意されたアウトラインを受取ることによって開始す
る。次いで、該ビットマップをステップ120において
スメアリング即ち塗り付けを行なう。1ビット(又はピ
クセル)ノイズフィルタを生成するために、該ビットマ
ップを以下に説明するように1ビット(ピクセル)だけ
スメアリング即ち塗り付けを行なう。このスメアリング
即ち塗り付けは、元のビットマップと1ビット繰り上げ
た即ち1ビット上側に移動させたビットマップのコピー
との間のブールOR処理である。このブールOR処理
は、プロセサ12(図1)の長い動作(例えば、32ビ
ット)によって実行することが可能であり、従って多数
のビットを同時的に処理することが可能である。
【0051】次いで、この一度塗り付けを行なったビッ
トマップをステップ122において繰り下げの塗り付け
を行なう。この塗り付けは、1ビットだけ繰り下げた即
ち1ビット下側に移動させたステップ118において受
取られたビットのコピーと該一度塗り付けを行なったビ
ットマップのブールOR処理によって行なわれる。
【0052】次いで、この二度塗り付けを行なったビッ
トマップをステップ124において左側へ塗り付けを行
なう。次いで、三回塗り付けを行なったビットマップを
ステップ126において右側へ塗り付けを行なう。この
時点において、ノイズをディスカウント即ち差し引くた
めに1個を超えるビット又はピクセル(例えば、2個の
ビット又はピクセル)をフィルタ即ちディスカウントす
ることが所望される場合には、4回塗り付けを行なった
ビットマップをオリジナルとして使用してステップ11
8乃至126を繰り返し行なうことが可能である。その
後に、4回塗り付け動作から得られたビットマップをオ
リジナルの即ち元の画像ビットマップの反転したものに
対してブールAND処理してステップ128においてア
ウトラインを生成させる。
【0053】本発明に関連する処理が例えば長い論理演
算を与える汎用コンピュータ等の装置によって実行され
る場合には、本発明は、好適には、処理中のビットマッ
プの複数個のビットが同時的に処理されるように長い演
算を使用して実現される。このことを行なうことが可能
である場合には、中間的なビットマップを一時的に記憶
させたり又完全に形成したりすることは必要ではない。
それらのビットが本発明にしたがって処理されるだけで
充分である。
【0054】本ビットマップ比較器を、例えばディスカ
ウント、重み及びスレッシュホールド等の数値パラメー
タ及びアウトラインの形態での特定の入力について説明
した。本ビットマップ比較器は、実質的には同一の情報
であるが異なる形態のものを受取るように構成すること
が可能である。例えば、スレッシュホールドは、比較器
が動作する態様又はそれが得る結果を変化させることな
しに、絶対値ではなく画像又はビットマップ寸法の百分
率として表わすことが可能である。
【0055】以上、本発明の具体的実施の態様について
詳細に説明したが、本発明は、これら具体例にのみ限定
されるべきものではなく、本発明の技術的範囲を逸脱す
ることなしに種々の変形が可能であることは勿論であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に基づくビットマップを比較するため
の例示的なコンピュータシステムを示した概略ブロック
図。
【図2】 本発明のビットマップ比較器を示した概略ブ
ロック図。
【図3】 ビットマップ比較処理方法のフローチャート
を示した説明図。
【図4】 比較スコア発生方法のフローチャートを示し
た説明図。
【図5】 ビットマップ比較方法の一実施例の使用態様
を示した概略図。
【図6】 ビットマップアウトライン処理方法のフロー
チャートを示した説明図。
【符号の説明】
10 コンピュータシステム 11 デジタルコンピュータ 14 メモリバス 16 RAM 18 ROM 20 ペリフェラルバス 22 ディスプレイスクリーン 24 プリンタ/スキャナ 26 フロッピィディスクドライブ 28 ハードディスクドライブ 30 ネットワークインターフェース 34 キーボード 36 ビットマップ比較器 48 差分マップ発生器 52 差分マップビット分割器 54 比較スコア計算器

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各ビットマップがアウトラインマスクを
    有している画像の第一ビットマップと第二ビットマップ
    とを比較する方法において、 (a)前記第一ビットマップと第二ビットマップとを比
    較してこれら2つのビットマップの間で異なるビットの
    差分マップを発生し、 (b)前記第一及び第二ビットマップの夫々のアウトラ
    インマスクを使用して前記ビットの差分マップを異なる
    重要性の複数個のビットへ分割し、 (c)前記差分マップを使用して前記2つの画像の間の
    一致のスコアを派生し且つ前記複数個の異なる重要性の
    ビットを夫々に重み付けする、ことを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 画像の第一ビットマップと第二ビットマ
    ップとを比較するためのコンピュータによって実行され
    る方法において、 (a)比較されるべき第一ビットマップと第二ビットマ
    ップとを得、 (b)前記第一ビットマップと第二ビットマップとの間
    で異なるビットを含む第三ビットマップを発生し、 (c)前記第一ビットマップと第二ビットマップとに基
    づいて夫々の対のアウトラインマスクを得、 (d)前記アウトラインマスクに該当するか否かに基づ
    いて前記第三ビットマップの残りのビットとは異なって
    重み付けされるべき前記第三ビットマップ内のあるビッ
    トを識別し、 (e)前記第三ビットマップの該あるビットと該残りの
    ビットとを夫々に重み付けすることによって前記第一及
    び第二画像が異なる範囲を表わす比較スコアを決定す
    る、ことを特徴とする方法。
  3. 【請求項3】 請求項2において、前記第一ビットマッ
    プ及び第二ビットマップの各々がキャラクタを表わし、
    且つ前記比較スコアを使用して前記第一ビットマップと
    第二ビットマップとが同一のキャラクタであるか否かを
    判別することを特徴とする方法。
  4. 【請求項4】 請求項2において、前記識別ステップ
    (d)がノイズに起因して異なっている蓋然性のある異
    なるビットのあるビットを識別することを特徴とする方
    法。
  5. 【請求項5】 請求項2において、ステップ(c)にお
    いて得られた前記アウトラインマスクが、 (c1)前記ビットマップを所定数のビットだけ左右上
    下に塗り付けを行ない、 (c2)前記塗り付けを行なったビットマップとその元
    の画像の反転したものとブールAND処理を行なうこと
    によってアウトラインビットマップを発生する、ことに
    より派生されることを特徴とする方法。
  6. 【請求項6】 各々がアウトラインマスクを有している
    第一ビットマップと第二ビットマップとを比較する装置
    において、 (a)前記第一ビットマップと第二ビットマップとを比
    較してそれら2つのビットマップの間で異なるビットの
    差分マップを発生する比較器、 (b)前記第一ビットマップおよび第二ビットマップの
    それぞれのアウトラインマスクを使用して、異なるビッ
    トからなる前記差分マップを複数個の異なる重要性のビ
    ットへ分割する分割器、 (c)前記差分マップを使用して前記2つの画像の間の
    一致のスコアを派生し且つ前記複数個の異なる重要性の
    ビットを夫々に重み付けする比較スコア計算器、を有す
    ることを特徴とする装置。
  7. 【請求項7】 それらのアウトラインと共に画像の第一
    ビットマップと第二ビットマップとを比較するコンピュ
    ータによって実行される方法において、 (a)前記第一ビットマップと第二ビットマップとの間
    の異なるビットの差分マップを発生し、 (b)前記差分マップにおいて非常に異なるビットの総
    数を決定し、 (c)前記第一ビットマップから失われたビットの数を
    決定し、 (d)前記第一ビットマップによって獲得されたビット
    の数を決定し、 (e)上述したステップのうちの1つ又はそれ以上の結
    果に基づいて比較スコアを発生し、 (f)前記比較スコアに基づいて前記2つのビットマッ
    プが一致する蓋然性を決定する、ことを特徴とする方
    法。
  8. 【請求項8】 請求項7において、前記比較スコアが、
    前記第一ビットマップおよび第二ビットマップのアウト
    ラインのビットをブールOR処理し且つその結果を反転
    させて結合したアウトラインを発生するステップを含む
    手順によって発生されることを特徴とする方法。
  9. 【請求項9】 請求項7において、前記獲得されたビッ
    トの数が、前記非常に異なるビットを前記第一ビットマ
    ップとブールAND処理し且つその結果得られるビット
    数をカウントすることによって計算されることを特徴と
    する方法。
  10. 【請求項10】 請求項7において、前記失われたビッ
    トが、前記非常に異なるビットの数から前記獲得された
    ビットの数を減算することによって計算されることを特
    徴とする方法。
  11. 【請求項11】 請求項7において、前記失われたビッ
    トの数が、前記非常に異なるビットと前記第二ビットマ
    ップとをブールAND処理することによって計算される
    ことを特徴とする方法。
  12. 【請求項12】 請求項7において、更に、 (g)アウトライン上に存在する前記第一ビットマップ
    によって獲得されたビットの数を決定し、 (h)アウトライン上に存在する前記第一ビットマップ
    から失われたビットの数を決定する、上記各ステップを
    有することを特徴とする方法。
  13. 【請求項13】 請求項12において、更に、ステップ
    (h)の結果をディスカウントによって乗算し且つそれ
    を失われたビット数へ加算することによって失われた正
    味のビットを決定するステップを有することを特徴とす
    る方法。
JP9142588A 1996-05-31 1997-05-30 ビットマップ比較装置及び方法 Withdrawn JPH10116340A (ja)

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