JPH10116328A - 磁化変化率を利用した2値情報の表示体とその認識方法 - Google Patents

磁化変化率を利用した2値情報の表示体とその認識方法

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JPH10116328A
JPH10116328A JP8291073A JP29107396A JPH10116328A JP H10116328 A JPH10116328 A JP H10116328A JP 8291073 A JP8291073 A JP 8291073A JP 29107396 A JP29107396 A JP 29107396A JP H10116328 A JPH10116328 A JP H10116328A
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JP
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magnetic
binary
magnetic bar
magnetization
binary information
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JP8291073A
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Takahide Kazui
崇秀 数井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 安価にしかも高速に帳票類に情報を記載し且
つ読み取る方法を提供する。 【解決手段】 長尺磁気バーもしくは短尺磁気バーから
なる磁化された磁性体領域と非磁性体領域とをストライ
プ状に交互に設けた2値情報表示体に対して、これら磁
気バーを横切る方向に連続的に磁化変化率を検出して、
該長尺磁気バーに対応する大きい振幅と該短尺磁気バー
に対応する小さい振幅からなるアナログ波形の電気信号
に変換し、さらに該波形の振幅の大小をA/Dコンバー
タにより2値信号に変換することを特徴とする磁化変化
率を利用した2値情報の認識方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は磁化変化率を利用し
て2値情報、即ちデジタル情報を安価に、しかも確実に
認識できる方法と、そのような方法に利用するための2
値情報の表示体に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来各
種帳票類に記載された情報を大量、高速に読み取る手段
としてOCR方式や2次元データコード方式等が用いら
れていた。しかしこれらの方式にはそれぞれ下記のよう
な欠点があった。
【0003】即ちOCR方式は、文字や数字の情報を精
度よく印字する帳票の紙質が規定されているため高価な
用紙を使用することになり、また印字品質を確保するた
め高品質印字用プリンターを使用しなければならず、さ
らに印字した情報を認識するための認識装置は印字され
た文字や数字を判断するものであるため高価であり、し
かも処理速度が小さかった。他方2次元データコード方
式は、一般的に帳票を静止させる必要があるため処理能
力が低く、集中しての帳票処理に問題がある。また帳票
へのデータコード印刷は高密度で行われるので汚れに弱
く、従って認識率の低下による修正作業等による手数が
多くかかっていた。
【0004】そこで磁気インクにより文字や数字を印刷
した帳票を一定速度で走行させてこの磁気印字部を磁化
させた後磁気ヘッドで信号を読み取り、その電気的なア
ナログ波形のパターンを参照パターンと比較して識別す
るMICR方式が実用化されている。このような磁気イ
ンクによる情報記録によれば、上記の光学的情報を電気
信号に変換することが一般に煩雑な手段を必要とするの
に対して電気信号化は容易であるとの利点はあるが、高
い印字精度が必要であり、またパターンを比較認識する
ものであるため走行装置や読み取り装置も高精度の高価
なものであった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明はこれら問題点を
解決するため検討の結果、小さい領域に大量の情報を記
録できるにもかかわらず汚れに強く、また高速処理の可
能な2値情報の表示体とその認識方法を開発したもので
ある。
【0006】即ち本発明の2値情報の認識方法は、磁化
変化率の相対的な大小を2値信号とするものであり、さ
らに磁化変化率の大きさを電気信号に変換してアナログ
波形として得、さらに該波形の振幅の大小を2値信号に
変換することを特徴とするものである。
【0007】また本発明の認識方法は、長尺磁気バーも
しくは短尺磁気バーからなる磁化された磁性体領域と非
磁性体領域とをストライプ状に交互に設けた2値情報表
示体に対して、これら磁気バーを横切る方向に連続的に
磁化変化率を検出して、該長尺磁気バーに対応する大き
い振幅と該短尺磁気バーに対応する小さい振幅からなる
アナログ波形の電気信号に変換し、さらに該波形の振幅
の大小をA/Dコンバータにより2値信号に変換するこ
とを特徴とするものである。
【0008】また本発明の2値情報の表示体は、長尺磁
気バーもしくは短尺磁気バーからなる磁性体領域と非磁
性体領域とをストライプ状に交互に設けたことを特徴と
するものである。そしてこれら発明において、磁性体領
域は磁気インクで設けるのが良好である。
【0009】本発明は上記のMICR方式のように磁性
体による情報記録表示体を磁気ヘッドなどにより読み取
ってこれをアナログ波形の電気信号に変換する手段を用
いるものであるが、この情報を記録した表示体として磁
化された磁性体からなる長尺磁気バーもしくは短尺磁気
バーからなる磁性体領域と、非磁性体領域とをストライ
プ状に交互に設けたシンボルを用いる。このような磁気
バーに対して、これら横切る方向に磁気ヘッドを移動す
ることにより、該磁気ヘッドが非磁性体領域から磁性体
領域へ移る境界で磁気ヘッドで検出される磁化変化率は
極大となり、逆に磁性体領域から非磁性体領域に移る境
界では磁化変化率は極小となる。そしてこれら変化率の
絶対値は磁気バーの長さ(磁気ヘッドの移動方向に対し
て横方向)が長い程大きくなる。
【0010】従って本発明では表示体のシンボルとし
て、長尺の磁気バーもしくは短尺の磁気バーを図1に示
すように間隔をとって設けることにより、図中矢印の方
向に磁気ヘッドを移動させると長尺磁気バー(1)の箇
所と短尺磁気バー(2)の箇所にそれぞれ対応して得ら
れる磁気変化率の大きさは電気信号として、図中Pに示
すアナログ波形となる。即ち長尺磁気バーの箇所では正
負両方向の振幅が大きくなり、短尺磁気バーの個所では
振幅は小さくなる。そこでこのアナログ波形をA/Dコ
ンバーターによりデジタル信号に変換する。例えば長尺
磁気バー(1)に対応する1波長分を“1”とし、短尺
磁気バー()に対応する1波長分を“0”とすれば、明
確に0,1の2値情報が得られる。
【0011】このような作用を実現できる磁気バーを形
成するには、例えば磁気インクを用いて該磁気バーを磁
気印刷により設けるのが最も良好である。即ち磁気イン
クによる印刷によれば、1本の磁気バーの太さは 0.1mm
程度が可能となるので高密度の記録が可能であって表示
体全体が小スペースで形成できる。そして磁気ヘッドに
より読み取る前に、通常はこれら磁気バーを永久磁石や
他の磁気ヘッドにより磁化させておく。
【0012】
【実施例】通常の帳票の表面もしくは裏面の所定位置
に、200BPI(毎インチ当り 200ビット)の密度となるよ
うに磁気インクにより、図2のように長尺磁気バー
(1)は長さ3mm、短尺磁気バー(2)は長さ1mmとし
てこれらいずれかの磁気バーを一定間隔でストライプ状
に8本印刷して2値情報の表示体を得た。即ち8ビット
のデータの表示体をストライプ形成方向に約2mm、磁気
バーの長手方向に3mmの領域に設けることができた。こ
のとき短尺磁気バーは長尺磁気バーの長手方向の中央部
の位置に形成した。これは磁気ヘッドで読み取る際に誤
差をなくすためである。そして例えばこのような8ビッ
トの表示体を1桁としてストライプ形成方向に連続して
12桁の情報を記録してもその長さはわずか約24mmであ
り、従来の光学式やMICR方式に比べて非常に小さい
領域で済む。
【0013】このような複数桁の表示体で記録した帳票
(A)は、図3に示すように、帳票供給ホッパー部
(3)に重ねて置き、これを1枚ずつ帳票スタッカー部
(4)に送る途中の読み取り部(5)で、上記磁気バー
により記録された情報が読み取られる。このとき帳票の
送りスピードは 1400mm/秒以上が可能であって処理スピ
ードが大きい。該読み取り部は各磁気バーを磁化する永
久磁石からなる着磁装置と磁気ヘッドからなる読み取り
装置を備えている。
【0014】
【発明の効果】このように本発明によれば、磁気インク
記録であるので汚れによる読み取り不良はなく、また単
なる磁化変化率の相対的な大小で2値を表わす方式であ
るため書き込みや読み込み手段が簡単でそれら装置は安
価であり、しかも高速処理が可能である。また帳票等に
記録した場合、多くの情報を小領域に記録できるので帳
票の既にある印刷文字等を邪魔することなく、さらに帳
票の裏面にも記録できる。さらに本発明の磁気インクに
よる2値情報の表示体とそれを認識する方法によれば容
易に情報の機密性が保たれ改ざんや不正使用を防止でき
るので小切手、手形等有価証券への記録、プリペイドカ
ード等の磁気カードにも利用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法の原理を示す説明図である。
【図2】本発明表示体の一例を示す拡大平面図である。
【図3】本発明を実施するための装置の一例を示す斜視
図である。
【符号の説明】
1 長尺磁気バー 2 短尺磁気バー 3 帳票供給ホッパー部 4 帳票スタッカー部 5 読み取り部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁化変化率の相対的な大小を2値信号と
    することを特徴とする磁化変化率を利用した2値情報の
    認識方法。
  2. 【請求項2】 磁化変化率の大きさを電気信号に変換し
    てアナログ波形として得、さらに該波形の振幅の大小を
    2値信号に変換することを特徴とする磁化変化率を利用
    した2値情報の認識方法。
  3. 【請求項3】 長尺磁気バーもしくは短尺磁気バーから
    なる磁化された磁性体領域と非磁性体領域とをストライ
    プ状に交互に設けた2値情報表示体に対して、これら磁
    気バーを横切る方向に連続的に磁化変化率を検出して、
    該長尺磁気バーに対応する大きい振幅と該短尺磁気バー
    に対応する小さい振幅からなるアナログ波形の電気信号
    に変換し、さらに該波形の振幅の大小をA/Dコンバー
    タにより2値信号に変換することを特徴とする磁化変化
    率を利用した2値情報の認識方法。
  4. 【請求項4】 磁性体領域を磁気インクで印刷して設け
    る請求項3記載の磁化変化率を利用した2値情報の認識
    方法。
  5. 【請求項5】 長尺磁気バーもしくは短尺磁気バーから
    なる磁性体領域と非磁性体領域とをストライプ状に交互
    に設けたことを特徴とする2値情報表示体。
  6. 【請求項6】 磁性体領域を磁気インクで印刷して設け
    る請求項5記載の2値情報表示体。
JP8291073A 1996-10-14 1996-10-14 磁化変化率を利用した2値情報の表示体とその認識方法 Pending JPH10116328A (ja)

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