JPH10116309A - ニューロンmosトランジスタを有する増幅器回路の中の自動調整動作点調整装置 - Google Patents

ニューロンmosトランジスタを有する増幅器回路の中の自動調整動作点調整装置

Info

Publication number
JPH10116309A
JPH10116309A JP9196833A JP19683397A JPH10116309A JP H10116309 A JPH10116309 A JP H10116309A JP 9196833 A JP9196833 A JP 9196833A JP 19683397 A JP19683397 A JP 19683397A JP H10116309 A JPH10116309 A JP H10116309A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
stage
amplifier
adjustment
neuron mos
output
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Abandoned
Application number
JP9196833A
Other languages
English (en)
Inventor
Roland Dr Ing Thewes
テーヴェス ローラント
Werner Weber
ヴェーバー ヴェルナー
Andreas Dipl Ing Luck
ルック アンドレアス
Doris Schmitt-Landsiedel
シュミット−ラントズィーデル ドリス
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Siemens AG
Original Assignee
Siemens AG
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Siemens AG filed Critical Siemens AG
Publication of JPH10116309A publication Critical patent/JPH10116309A/ja
Abandoned legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03FAMPLIFIERS
    • H03F3/00Amplifiers with only discharge tubes or only semiconductor devices as amplifying elements
    • H03F3/04Amplifiers with only discharge tubes or only semiconductor devices as amplifying elements with semiconductor devices only
    • H03F3/16Amplifiers with only discharge tubes or only semiconductor devices as amplifying elements with semiconductor devices only with field-effect devices
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03FAMPLIFIERS
    • H03F1/00Details of amplifiers with only discharge tubes, only semiconductor devices or only unspecified devices as amplifying elements
    • H03F1/08Modifications of amplifiers to reduce detrimental influences of internal impedances of amplifying elements
    • H03F1/22Modifications of amplifiers to reduce detrimental influences of internal impedances of amplifying elements by use of cascode coupling, i.e. earthed cathode or emitter stage followed by earthed grid or base stage respectively
    • H03F1/223Modifications of amplifiers to reduce detrimental influences of internal impedances of amplifying elements by use of cascode coupling, i.e. earthed cathode or emitter stage followed by earthed grid or base stage respectively with MOSFET's
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03FAMPLIFIERS
    • H03F1/00Details of amplifiers with only discharge tubes, only semiconductor devices or only unspecified devices as amplifying elements
    • H03F1/30Modifications of amplifiers to reduce influence of variations of temperature or supply voltage or other physical parameters
    • H03F1/301Modifications of amplifiers to reduce influence of variations of temperature or supply voltage or other physical parameters in MOSFET amplifiers
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03GCONTROL OF AMPLIFICATION
    • H03G1/00Details of arrangements for controlling amplification
    • H03G1/0005Circuits characterised by the type of controlling devices operated by a controlling current or voltage signal
    • H03G1/0035Circuits characterised by the type of controlling devices operated by a controlling current or voltage signal using continuously variable impedance elements
    • H03G1/007Circuits characterised by the type of controlling devices operated by a controlling current or voltage signal using continuously variable impedance elements using FET type devices

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Amplifiers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 少なくとも1つの増幅器段において、定めら
れている零点が、零点電圧のための調整可能な目標値に
依存してできるだけ小さい構成要素コストで実現可能で
ある装置を提供する。 【解決手段】 調整段と少なくとも1つの増幅器段とを
通過して同一の大きい電流が流れるように構成し、調整
段に所属のニューロンMOSトランジスタの帰還ゲート
を電圧源に接続し、電圧源は少なくとも1つの増幅器段
の零点電圧のための目標値を供給する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ニューロンMOS
トランジスタを有する増幅器回路の中の自動調整動作点
調整装置に関する。
【0002】
【従来の技術】特にニューロンMOSトランジスタを有
する大信号線形増幅器回路は多数のアナログ回路への用
途の可能性が大きく、このような用途には例えばビデオ
及びオーディオ機器、センサ装置、アナログ計算機、フ
ァジイ回路及びニューラルネットワーク等がある。
【0003】IEEE Transactions o
n Eletron Devices誌(Vol.3
9,No.6,1992年6月)からニューロンMOS
トランジスタの動作と増幅器としての利用とが公知であ
る。
【0004】ニューロンMOSトランジスタを用いて、
大信号線形増幅器又は加算増幅器を実現する場合、この
ような増幅器は通常はその伝達特性曲線の中に定められ
ていない零点シフト又は動作点の定められていないシフ
トを示し、このようなシフトは例えば、ニューロンMO
Sトランジスタのフローティングゲートのプロセスに起
因する帯電に起因する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、少な
くとも1つのこのような増幅器段において、定められて
いる零点が、零点電圧のための調整可能な目標値に依存
してできるだけ小さい構成要素コストで実現可能である
装置を提供することにある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記課題は本発明によ
り、調整段(0)と前記調整段(0)に実質的に同一に
構成されている少なくとも1つの増幅器段(1...
k)とを設け、調整段(0)および増幅器段(1...
k)はそれぞれ1つのMOSFETトランジスタ(T2
0,0..T20,k)とそれぞれ1つのニューロンM
OSトランジスタ(T10,0...T10,k)との
それぞれ1つの直列接続を有し、それぞれ1つのMOS
FETトランジスタ(T20,0..T20,k)との
すべてのゲートをそれぞれ1つの共通の電圧源(V2
0)に接続し、調整段(0)と少なくとも1つの増幅器
段(1...k)との回路を、調整段(0)と少なくと
も1つの増幅器段(1...k)とを通過して同一の大
きい電流(I)が流れるように構成し、調整段(0)に
所属のニューロンMOSトランジスタ(T10,0)の
入力ゲート(wIN,1..wIN,n)が、実質的に同一に構
成されている少なくとも1つの増幅器段(1...k)
の中に複数の増幅器入力側(IN1(T10,
0)...INn(T10,0))を形成し、入力ゲー
ト(wIN,1..wIN,n)を基準電位(GND)に接続
し、調整段(0)に所属のニューロンMOSトランジス
タ(T10,0)の帰還ゲート(wOUT)を電圧源に接
続し、電圧源は少なくとも1つの増幅器段の零点電圧
(V0)のための目標値(V0,soll)を供給し、少なく
とも1つの増幅器段に所属のニューロンMOSトランジ
スタ(T10,1...T10,k)の帰還ゲート(w
OUT)を、それぞれの増幅器段(1...k)の1つの
出力側(OUT1...OUTk)に帰還することによ
り解決される。
【0007】
【発明の実施の形態】次に本発明を実施の形態に基づき
図を用いて詳細に説明する。
【0008】図1はn個の入力側を有するニューロンM
OSトランジスタを有する大信号線形増幅器回路を示
す。その伝達関数は対称形の供給電圧の場合に次式によ
り表せる。
【0009】
【数1】
【0010】この場合にVOUTは回路の出力電圧であ
り、VIN,iは回路INのi番目の入力側である。
IN,iはそれぞれの結合ゲートのいわゆる重みであ
り、重みは入力側INとフローティングゲートとの間
の結合容量CIN,iと、フローティングゲートの電極
が呈するすべての容量の和Cgesとの比を介して計算
される。これは次式により表せる。
【0011】 wIN,i=CIN,i/Cges (2) ただし、
【0012】
【数2】
【0013】式(3)の中のパラメータCFGはフロー
ティングゲートと、ソース・ドレインオーバラップ容量
を含むチャネル領域との間の容量である。パラメータw
IN,iにおけるのと同様の定義がパラメータwOUT
に当てはまり、パラメータwOUTは、増幅器出力がO
UTに接続されている結合ゲートを表す。
【0014】プロセスに起因してフローティングゲート
が電位VQPに帯電することがあるのでこのような場合
の帯電を考慮し、チャネル領域を介して入力結合された
電位値VCHを考慮するとフローティングゲートレベル
が次式により表される。
【0015】
【数3】
【0016】この式をVOUTについて解き、電圧VFG
QP及びVCHを次式により零点電圧に統合すると式
(1)が得られる。
【0017】 V0=VFG−VQP−VCH (5) 図2a、b、cには式(1)の出力電圧VOUTが、異
なる値Vに対する入力信号の重み付けされた和の関数
として概略的に示されている。零点電圧Vは式(1)
の伝達関数が、入力信号の重み付けされた和が記載され
ている縦軸の切片を示す。多くの用途の場合、零点電圧
に1つのある特定の値を割当てることができること
が望ましいか又は必要である。多くの用途においてV
=0Vである。これは、増幅器回路の動作点の調整又は
式(1)の伝達関数の直流成分の補償調整に相当する。
【0018】図3は例として本発明の装置の1つの実施
の形態を示し、この実施の形態の場合、1つのnチャネ
ルMOSトランジスタT20,0...T20.kと、
1つのそれぞれのニューロンMOSトランジスタT1
0,0...T10,kと多重カレントミラー回路SS
とのそれぞれ1つの直列接続から成る同一のブロック
0...kが設けられている。nチャネルMOSトラン
ジスタT20,0...T20,kのすべてのゲートは
電圧源V20に接続され、それぞれのブロックのそれぞ
れの第1の端子でありニューロンMOSトランジスタT
10,0...T10,kの第1の端子も形成している
それぞれの第1の端子は負の供給電圧VSSに接続され
ている。ブロック0の第2の端子でありnチャネルMO
SトランジスタT20,0の第2の端子も形成している
第2の端子は多重カレントミラーSSの入力側Eに接続
されている。それぞれのブロック0...kの第2の端
子でありそれぞれのnチャネルMOSトランジスタT2
0,1...T20,kの第2の端子も形成している第
2の端子は多重カレントミラーの出力側A1...Ak
に接続されている。ブロック0の回路は、ニューロンM
OSトランジスタの出力側重みwoutを有するゲートが
零点電圧の目標値v0,sollをとり、入力側重み
IN,1,...wIN,nを有するすべてのゲートが基準電
位をとるように形成されている。このように回路形成さ
れているブロック0は制御されるカレントシンクを形成
し、カレントシンクには、入力側Eから零点電圧の所定
目標値v0,sollに依存する電流Iが流れ込む。
【0019】すべてのブロック0...kが同一のレイ
アウトを有し、ブロック0...kの近傍の周囲のトポ
ロジーが同一であり、これらのブロックの間のチップ上
での間隔があまり大きくない場合、式(4)及び(5)
の中のフローティングゲートのプロセスに起因する帯電
による電圧VQPがすべての段又はすべてのニューロン
MOSEFET T10,1...T10,kにおいて
同一であると想定できる。すべての増幅器段が同一の電
流I(Querstrom)により作動されるとの条件
の下で前述の想定は、すべての段において同一の電圧V
が設定されていることを意味する。
【0020】次式は、増幅器段j=1...kの入力側
において入力信号VIN,i(T10,j)の値がブロ
ック0の中の入力信号VIN,i(T10,0)の値と
同一すなわち0であるとの条件を表す。
【0021】
【数4】
【0022】この式の条件の下では、式(7)が満足さ
れている増幅器段の出力側において必然的に電圧V
OUT=V0,sollが調整されなければならない、
何故ならばこれにより増幅器段j=1...kのそれぞ
れのニューロンMOSトランジスタT10,jは、ブロ
ック0の中のニューロンMOSトランジスタT10,0
と正確に同一の動作点の中に位置するからである。
【0023】更に前に導入された前提は実際の上で何等
の制限をするものではない、何故ならばニューロンMO
Sトランジスタがある特定の仕様で構成されている所与
の増幅器段に対してレイアウト手段により、すなわち1
つのブロックのコピーと結合ゲートの接続の相応する変
更とにより常に適切な電流源を形成することが可能であ
るからである。
【0024】複数の増幅器段が1つの回路の中に設けら
れるが、しかしこれらの増幅器段がすべての異なって構
成されているか、又はある特定の理由からチップ表面に
互いから非常に離れて位置する限り、それぞれの増幅器
回路に対してそれぞれ1つの固有の電流シンクを一緒に
形成しなければならない。この場合にもニューロンMO
S増幅器の利点、すなわちニューロンMOS増幅器のス
ペース及び電力消費が公知の解決法に比して小さいこと
が維持される。
【0025】図4には本発明の第2の実施の形態が示さ
れ、第2の実施の形態と図3の実施の形態との相違点
は、ニューロンMOSトランジスタT10,0...T
10,kに対して、調整重みwADJを有するそれぞれ1
つの付加的なゲートが設けられ、すべてのこれらの付加
的ゲートがカレントミラーSSの付加的な出力側A0に
接続され、ブロック0においてトランジスタT20,0
の端子がカレントミラー入力側Eに接続されているので
はなく、付加的な出力側A0に接続され、ブロック0の
代りに定電流カレントシンクI0に電流Iが流れ込むこ
とにある。
【0026】回路技術的観点から見て図3の回路と図4
の回路との動作原理の相違点は、図3の段0自身が基準
電流を発生し、基準電流はカレントミラーSSを介して
可及的に正確に所定のミラー特性にある出力を段
1...kに出力しなければならないことにある。これ
に対して図4はすべての段、すなわち段1...kとと
りわけ基準段0とに、すべての段に対しての同一で、ほ
かの方法で前もって与えられた電流が供給される。この
場合、段0は基準電流発生器として動作できない、何故
ならば段0には前もって与えられた電流が流されるから
であり、段0は基準電圧発生器として機能し、段0によ
り発生された基準電圧は前述のように後続の段1...
kに供給される。この相違点によりカレントミラーSS
は次のように影響を受け、次のような要求を満足しなけ
ればならない。
【0027】図3においては正確にカレントミラー特性
を有する回路SSが必要であるのに対して、図4の回路
においては、すべての出力側から同一の電流を出力でき
る電流源回路が存在しなければならないとの要求のみが
満足されればよい。これは、図4では原理的に1つの正
確なカレントミラーSSの代りに、任意の基準量k+1
を用いて、段0...kに供給される同一の出力電流を
発生するすべての回路が利用可能であることを意味す
る。この場合、基準量と出力電流との間の関数的関係は
おおよそ既知であればよく、正確なミラー比により表す
ことができなくともよい。図6〜8との関連で後に説明
するように、入力側に供給される電流から正確に等しい
出力電流のための基準値を導出するが、しかし正確に、
カレントミラー回路により要求される特性を有しない回
路が存在する。
【0028】重みWADJを有するこのような付加的な
結合ゲートを図1のニューロンMOSトランジスタの中
に設けることにより確かに重みwIN,i(i=
1...n)及びwOUTの絶対値は減少するが、しか
し比wIN,i/wIN,m(i,m=1...n)又
はwIN,i/wOUT(i=1...n)はそのまま
で維持される。
【0029】この回路構成によりすべての増幅器段
1...kの伝達関数の中の電圧Vは所望のように目
標値V0,sollをとる。これは次の計算により証明
される。
【0030】式(1)...(5)を、図4の重みw
ADJを有する1つの別の結合ゲートだけ拡張された増幅
器段のこの場合に変形すると、ブロック1...kの中
の増幅器段に対して次式の出力電圧が得られる。
【0031】
【数5】
【0032】ただし、 wIN,i=CIN,i/Cges,wADJ=CADJ/Cges, wOUT=COUT/Cges (9)
【0033】
【数6】
【0034】式(9)及び(10)はT10,0にも当
てはまり、式(8)に類似の式、すなわちT10,0の
伝達関数は次式により表される。
【0035】
【数7】
【0036】すべての入力側IN(T10,0)はG
ND電位=0Vに接続されているので式(11)の中の
総和項は値を供給せず、従って式(11)は次式に簡単
化される。
【0037】 VOUT,0=V0/wADJ−wOUT×V0,soll/wADJ (12) 式(12)を式(8)の中に代入すると次式が得られ
る。
【0038】
【数8】
【0039】式(13)は増幅器段1...kのための
所望の伝達関数を表す。
【0040】図5は本発明の装置の第3の実施の形態を
示し、第3の実施の形態では伝達関数の直流電圧成分す
なわち零点電圧V0は、出力電圧の周期的に行われるフ
ィードバック及び減算により実現される。図4と同様に
増幅器段のニューロンMOSFET T10は図1の増
幅器段に対して、重みwADJを有する1つの付加的な
結合ゲートだけ拡張されている。重みwADJは重みw
OUTと全く同一の大きさである。
【0041】重みwADJを有する結合ゲートに並列
に、電圧値を蓄積するのに用いられる容量CHELP
GNDに対して又は別の一定の電圧レベルに対して接続
されていることもある。しかしこの手段は動作原理にと
って必要不可欠ではない、何故ならば重みwADJを有
する結合ゲートだけでも蓄積容量として用いることが可
能であるからである。
【0042】入力側IN...INと所属の結合ゲ
ートとの間にスイッチSが挿入接続され、スイッチSは
入力側を結合ゲートから分離することを可能にする。こ
のスイッチSは信号Φ1により制御される。以下の説明
においてスイッチSに関して、スイッチSがHレベルに
より閉成されLレベルにより開放されるとする。更に、
入力側に接続することができるそれぞれの結合ゲートに
別のスイッチS′が接続され、スイッチS′は信号Φ2
により制御され、スイッチS′を介して結合ゲートの電
位がアースGNDに接続可能である。信号Φ1により制
御されるスイッチS1を介してトランジスタT20のド
レインノードOUT,intが回路の出力側OUTに接
続可能であり、同様に信号Φ1により制御されるスイッ
チS2を介してトランジスタT20のドレインノードO
UT,intは、重みwOUTを有する結合ゲートに接
続可能である。更にノードOUT,intは、信号Φ2
により制御されるスイッチS3を介して、重みwADJ
を有する結合ゲートに接続可能であり、信号Φ1により
制御される別のスイッチS4は、重みwOUTを有する
結合ゲートを、伝達関数の零点電圧の目標値V
0,sollを供給する電圧源に接続可能である。
【0043】本回路が、同様に回路図の中に一緒に記載
されている信号Φ1及びΦ2のためのクロック波形図で作
動されると本回路は、Φ1がHレベルを有するフェーズ
の間にわたり所望の伝達関数を有する。信号Φ2がHレ
ベルをとるフェーズの間に伝達関数がその都度に新たに
再び調整される。
【0044】この調整は、重みwADJを有する結合ゲ
ート又はこの結合ゲートと容量CHELPとの並列接続
から得られる容量にある所定の電位値が蓄積される。こ
の電位値が以下に詳細に説明するように伝達関数の調整
を惹起する。この調整を周期的に行うことが必要であ
る、何故ならば実際のスイッチSの非理想性に起因し
て、選択的に設けられている並列に接続されている容量
HELPを含む重みwADJを有する結合ゲートに存
在する電荷が、この結合ゲートをノードOUT,int
に接続するスイッチSを介しての漏洩電流により回路の
作動中に変化することがあるからである。従って、周期
的に行う調整のクロック周波数は、スイッチオフ状態で
の漏洩特性に関するスイッチの品質と、回路全体の精度
に対する要求とに依存する。
【0045】伝達関数は、Φ2がHレベルにありΦ1がL
レベルにある時点において次式により表される。
【0046】
【数9】
【0047】重みwIN,i(i=1...n)を有す
る結合ゲートはすべてGND電位=0Vに接続されてい
るので式(14)の中の総和項は値を供給せず、従って
式(14)は次式に簡単化されることが可能である。
【0048】 VOUT,int(Φ2=H)=V0/wADJ−wOUT×V0,soll/wADJ (15) 従って、結合ゲートを重みwADJに接続するノードは
電圧VOUT,int(Φ2=H)に帯電される。Φ2
再びLレベルをとるとノードにおけるこの電位は維持さ
れる。次いでΦ1がHレベルをとると段全体が次式の伝
達関数を有する。
【0049】
【数10】
【0050】式(15)を式(16)の中に代入するこ
とにより、前述のように導入された大きさwADJ=w
OUTにおいて次式の所望の伝達関数が得られる。
【0051】
【数11】
【0052】図5の本発明の装置の実施の形態の利点
は、別の基準ニューロンMOSFETT10,0が必要
でないことにある、すなわちこの基準ニューロンMOS
FETおいては、基準ニューロンMOSFETのフロー
ティングゲートのプロセスに起因する帯電が、ブロック
1...kの本来の増幅器段の中のニューロンMOSF
ETのフローティングゲートの帯電の大きさに正確に等
しい大きさを有しなければならないとの前提が満足され
なければならない。
【0053】それぞれの基準段の中のフローティングゲ
ートのプロセスに起因する帯電が、本来の増幅器段の中
のニューロンMOSFETのフローティングゲートの帯
電の大きさに正確に等しい大きさを有しなければならな
いとの前提の外に図3及び図4の回路において満足され
なければならない前提は、トランジスタの幾何学的形状
ができるだけ一致しなければならないことにある。しか
し、マッチング誤差と称される統計的な変動に起因し
て、トランジスタに特有の寸法における僅かな相違は、
同一のレイアウトにかかわらず存在する。これに関連し
ても図5の回路の利点は、基準ニューロンMOSFET
を使用せず、従ってマッチング問題が発生しないことに
ある。
【0054】図5に示されているように1つの段が切換
えにより調整段としても増幅器段としても動作し、図3
又は4に示されているような更なる増幅器段においても
同時に一緒に調整される組合せも可能である。
【0055】図6及び7には図3及び4の多重カレント
ミラーSSの実施例が示され、図6には簡単な多重カレ
ントミラーの詳細な回路が示され、図7にはカスケード
接続された多重カレントミラーのそれぞれ1つの詳細な
回路が示されている。これらの2つの回路の相違点は、
図7の回路が図6の回路に比して大幅により大きい出力
インピーダンスを有し、ひいては、電流源の出力側に加
わる電圧に対する出力電流の依存性が大幅により小さい
ことにあり、これは増幅器段の線形特性に好適に作用す
る。しかし図6の回路では VDDと出力側との間の所
要の最小電圧降下が図7の回路の場合に比して小さく、
これは増幅器段の制御能力を高める。
【0056】図8は任意の数の同一の出力側を有する電
流源回路を示す。注意すべき点は、図8の回路の中で”
!”により示されているトランジスタのトランジスタサ
イズは、そのほかに使用されているトランジスタサイズ
の0.1〜0.25にすぎない点である。
【0057】この回路の動作原理に起因して、この回路
は一方では、非常に大きい出力抵抗を有し、その際、V
DDと出力側との間の所要の最小電圧降下は、図7の回
路の場合に比して大幅に小さい。しかし更にこの回路の
動作原理に起因して、確かにすべての出力電流が同一で
はあるが、しかしすべての出力電流が入力電流の値に完
全には決して達しない。しかし、図4の回路の中のカレ
ントミラーSSの機能に関する説明に相応して、最後に
述べた特性はこの場合には何等の制約も意味せず、従っ
て図8の回路はその良好な特性、すなわち高い出力抵抗
と、VDDと出力側との間の小さい所要最小電圧降下と
を結合するとのその良好な特性に起因して、図4の回路
の中での使用に非常に適する。
【0058】勿論、図示のすべての装置を相補的に構成
することも可能であり、その際、端子VDD及びVSS
が交換され、使用されるnチャネルタイプはpチャネタ
イプにより置換しなければならない。
【図面の簡単な説明】
【図1】ニューロンMOSトランジスタを有する大信号
線形増幅器の回路図である。
【図2】零点シフトを説明するための図1の増幅器の伝
達特性を概略的に示す線図である。
【図3】図1のk個の増幅器を有する本発明の装置の第
1の実施の形態の回路図である。
【図4】図1のk個の増幅器を有する本発明の装置の第
2の実施の形態の回路図である。
【図5】図1の増幅器を基礎にした本発明の装置の第3
の実施の形態の回路図である。
【図6】図3及び図4の多重カレントミラーSSの1つ
の実施の形態の回路図である。
【図7】図3及び図4の多重カレントミラーSSの1つ
の実施の形態の回路図である。
【図8】図4のカレントミラーSSの代りに同様に可能
な多重電流源回路の1つの実施の形態の回路図である。
【符号の説明】
SS 多重カレントミラー T20,0 MOSFETトランジスタ T20,k MOSFETトランジスタ T10,0 ニューロンMOSトランジスタ T10,k ニューロンMOSトランジスタ V20 電圧源
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 アンドレアス ルック ドイツ連邦共和国 ミュンヘン ヴァイデ ナー シュトラーセ 19 (72)発明者 ドリス シュミット−ラントズィーデル ドイツ連邦共和国 オットーブルン ルー トヴィッヒ−トーマ−シュトラーセ 4

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ニューロンMOSトランジスタを有する
    増幅器回路の中の自動調整動作点調整装置において、調
    整段(0)と前記調整段(0)に実質的に同一に構成さ
    れている少なくとも1つの増幅器段(1...k)とを
    設け、調整段(0)および前記増幅器段(1...k)
    はそれぞれ1つのMOSFETトランジスタ(T20,
    0..T20,k)とそれぞれ1つのニューロンMOS
    トランジスタ(T10,0...T10,k)とのそれ
    ぞれ1つの直列接続を有し、それぞれ1つの前記MOS
    FETトランジスタ(T20,0..T20,k)との
    すべてのゲートをそれぞれ1つの共通の電圧源(V2
    0)に接続し、前記調整段(0)と少なくとも1つの前
    記増幅器段(1...k)との回路を、前記調整段
    (0)と少なくとも1つの前記増幅器段(1...k)
    とを通過して同一の大きい電流(I)が流れるように構
    成し、前記調整段(0)に所属のニューロンMOSトラ
    ンジスタ(T10,0)の入力ゲート(wIN,1..w
    IN,n)が、実質的に同一に構成されている少なくとも1
    つの増幅器段(1...k)の中に複数の増幅器入力側
    (IN1(T10,0)...INn(T10,0))を
    形成し、前記入力ゲート(wIN,1..wIN,n)を基準電
    位(GND)に接続し、前記調整段(0)に所属のニュ
    ーロンMOSトランジスタ(T10,0)の帰還ゲート
    (wOUT)を電圧源に接続し、前記電圧源は少なくとも
    1つの前記増幅器段の零点電圧(V0)のための目標値
    (V0,soll)を供給し、少なくとも1つの前記増幅器段
    に所属のニューロンMOSトランジスタ(T10,
    1...T10,k)の帰還ゲート(wOUT)を、それ
    ぞれの前記増幅器段(1...k)の1つの出力側(O
    UT1...OUTk)に帰還することを特徴とするニ
    ューロンMOSトランジスタを有する増幅器回路の中の
    自動調整動作点調整装置。
  2. 【請求項2】 調整段(0)と少なくとも1つの増幅器
    段(1...k)との中に同一の大きさの電流を次のよ
    うな手段により発生させる、すなわち、多重カレントミ
    ラー(SS)に1つの入力側(E)と少なくとも1つの
    出力側(A1...Ak)を設け、前記多重カレントミ
    ラー(SS)の1つの入力側(E)を調整段に接続し、
    前記多重カレントミラー(SS)の少なくとも1つの出
    力側のうちのそれぞれ1つの出力側をそれぞれ1つの増
    幅器段に接続することにより発生させることを特徴とす
    る請求項1に記載のニューロンMOSトランジスタを有
    する増幅器回路の中の自動調整動作点調整装置。
  3. 【請求項3】 調整段(0)と少なくとも1つの増幅器
    段(1...k)との中に同一の大きさの電流(I)を
    次のような手段により発生させ、すなわち、多重カレン
    トミラー(SS)又は電流源回路に、入力側(E)、第
    1の出力側(A0)及び少なくとも1つの別の出力側
    (A1...Ak)を設け、前記多重カレントミラー
    (SS)又は電流源回路の入力側を、前記電流(I)を
    供給する電流源(I0)に接続し、前記調整段(0)を
    前記多重カレントミラー(SS)又は前記電流源回路の
    前記第1の出力側(A0)に接続し、前記多重カレント
    ミラー(SS)又は前記電流源回路の少なくとも1つの
    別の出力側のうちのそれぞれ1つの前記出力側をそれぞ
    れの前記増幅器段(1...k)に接続することにより
    発生させ、前記調整段(0)と少なくとも1つの前記増
    幅器段とのニューロンMOSトランジスタが付加的な調
    整ゲート(wADJ)を有し、前記調整ゲート(wADJ)を
    前記調整段(0)の出力側(OUT0)に接続すること
    を特徴とする請求項1に記載のニューロンMOSトラン
    ジスタを有する増幅器回路の中の自動調整動作点調整装
    置。
  4. 【請求項4】 少なくとも1つの増幅器段を電子スイッ
    チ(S,S′,S1..S4)を用いて規則的な時間間
    隔で調整段としてスイッチオンし、ニューロンMOSト
    ランジスタ(T10)の入力ゲートは選択的に前記増幅
    器段の入力側(IN1...INn)又は基準電位(GN
    D)にスイッチング可能であり、前記ニューロンMOS
    トランジスタ(T10)の調整ゲート(wADJ)は前記
    増幅器段の内部出力側(OUT,int)にスイッチン
    グ可能であり、帰還ゲート(wOUT)は、零点電圧の目
    標値(V0,soll)を有する電圧源にスイッチング可能で
    あり、前記内部出力側(OUT,int)は帰還ゲート
    と前記増幅器段の外部出力側とにスイッチング可能であ
    ることを特徴とする請求項1に記載のニューロンMOS
    トランジスタを有する増幅器回路の中の自動調整動作点
    調整装置。
JP9196833A 1996-07-25 1997-07-23 ニューロンmosトランジスタを有する増幅器回路の中の自動調整動作点調整装置 Abandoned JPH10116309A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE19630111.4 1996-07-25
DE19630111A DE19630111C1 (de) 1996-07-25 1996-07-25 Vorrichtungen zur selbstjustierenden Arbeitspunkteinstellung in Verstärkerschaltungen mit Neuron-MOS-Transistoren

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10116309A true JPH10116309A (ja) 1998-05-06

Family

ID=7800873

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9196833A Abandoned JPH10116309A (ja) 1996-07-25 1997-07-23 ニューロンmosトランジスタを有する増幅器回路の中の自動調整動作点調整装置

Country Status (4)

Country Link
US (1) US5942912A (ja)
EP (1) EP0821471B1 (ja)
JP (1) JPH10116309A (ja)
DE (2) DE19630111C1 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8786355B2 (en) * 2011-11-10 2014-07-22 Qualcomm Incorporated Low-power voltage reference circuit
US9165246B2 (en) 2013-01-29 2015-10-20 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Neuristor-based reservoir computing devices
US11055607B2 (en) 2016-06-20 2021-07-06 International Business Machines Corporation Neural network using floating gate transistor
GB201708512D0 (en) 2017-05-26 2017-07-12 Univ Southampton Tunable cmos circuit, template matching module, neural spike recording system, and fuzzy logic gate

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4004164A (en) * 1975-12-18 1977-01-18 International Business Machines Corporation Compensating current source
US4550284A (en) * 1984-05-16 1985-10-29 At&T Bell Laboratories MOS Cascode current mirror
JP2662559B2 (ja) * 1989-06-02 1997-10-15 直 柴田 半導体装置
US5621336A (en) * 1989-06-02 1997-04-15 Shibata; Tadashi Neuron circuit
US5594372A (en) * 1989-06-02 1997-01-14 Shibata; Tadashi Source follower using NMOS and PMOS transistors
TW203665B (ja) * 1991-03-21 1993-04-11 Shibata Naoru
EP0561469A3 (en) * 1992-03-18 1993-10-06 National Semiconductor Corporation Enhancement-depletion mode cascode current mirror
JP2799535B2 (ja) * 1992-10-16 1998-09-17 三菱電機株式会社 基準電流発生回路
JP3289749B2 (ja) * 1993-12-02 2002-06-10 直 柴田 半導体集積回路
US5644253A (en) * 1995-03-30 1997-07-01 Fujitsu Limited Multiple-valued logic circuit

Also Published As

Publication number Publication date
EP0821471A2 (de) 1998-01-28
US5942912A (en) 1999-08-24
DE59702442D1 (de) 2000-11-16
DE19630111C1 (de) 1997-08-14
EP0821471B1 (de) 2000-10-11
EP0821471A3 (de) 1998-10-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5493246A (en) Circuit and method of canceling leakage current in an analog array
US5939945A (en) Amplifier with neuron MOS transistors
EP0093644A2 (en) Switched capacitor circuit
US5847601A (en) Switched capacitor common mode feedback circuit for differential operational amplifier and method
US4430622A (en) Offset correction circuit
GB2125995A (en) Improvements in or relating to circuits including a transconductance element
EP0483419B1 (en) Fully differential sample and hold adder circuit
US5666080A (en) Computational circuit
US4460874A (en) Three-terminal operational amplifier/comparator with offset compensation
US6628148B2 (en) Sample and hold circuit having a single control signal
JP2004194124A (ja) ヒステリシスコンパレータ回路
US5625304A (en) Voltage comparator requiring no compensating offset voltage
US5539339A (en) Differential load stage with stepwise variable impedance, and clocked comparator comprising such a load stage
JPH10116309A (ja) ニューロンmosトランジスタを有する増幅器回路の中の自動調整動作点調整装置
US6278322B1 (en) Transconductance amplifier and automatic gain control device using it
KR100206929B1 (ko) 반도체 메모리 장치의 가변 지연 회로
US6975168B2 (en) Drive circuit
WO1996038912A1 (fr) Circuit a retard variable
EP0868026A1 (en) Variable delay circuit
JPH06112427A (ja) 半導体装置
KR20010048965A (ko) 오프셋 전압 제거 기능을 갖는 연산 증폭기
EP0630107B1 (en) Differential load stage with stepwise variable impedance, and clocked comparator comprising such a load stage
JP2000132989A (ja) トラックホールド回路
JPH09191578A (ja) 集積回路出力バッファ
JP2784262B2 (ja) 電圧比較器

Legal Events

Date Code Title Description
A762 Written abandonment of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A762

Effective date: 20041111

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20041122