JPH1011618A - 交通違反切符発行器 - Google Patents

交通違反切符発行器

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JPH1011618A
JPH1011618A JP16497396A JP16497396A JPH1011618A JP H1011618 A JPH1011618 A JP H1011618A JP 16497396 A JP16497396 A JP 16497396A JP 16497396 A JP16497396 A JP 16497396A JP H1011618 A JPH1011618 A JP H1011618A
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義隆 手塚
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 運転免許証から読み取った情報を訂正して正
確な事項を記入した交通違反切符を発行することがで
き、また訂正の操作を容易に行なうことができるように
する。 【解決手段】 免許証挿入口1。免許証挿入口1から挿
入された運転免許証2に記載された情報を読み取る免許
証情報読み取り装置3。免許証記載情報を読み取られた
運転免許証2をその表面を上向きに露出させて保持する
免許証排出保持口4。読み取られた免許証記載情報を表
示する表示装置5。表示装置5の表面に配設される透明
なタッチパネル6によって形成され表示装置5に表示さ
れる免許証記載情報の訂正事項を入力すると共に他の必
要情報を入力するための入力装置7。免許証記載情報や
入力装置7から入力された入力情報をプリンターに出力
して交通違反切符をプリントアウトさせるプリンター制
御部を設けた中央演算処理装置。これらを筐体12に設
けて交通違反切符発行器を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、警察官が携帯し、
交通違反者に対して交通違反切符を発行するために使用
される交通違反切符発行器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】交通取締りの警察官が、交通違反者に交
通違反切符を発行するにあたっては、次のようにして行
なわれている。すなわち、まず交通違反者の運転免許証
の呈示を求め、交通違反切符に運転免許証の記載事項か
ら、違反者の氏名、本籍、住所、免許証番号等を交通違
反切符にボールペン等の筆記用具で写し書きし、さらに
違反事項や違反日時等を交通違反切符に筆記用具で記入
し、このように必要事項を記入した後に、交通違反切符
を交通違反者に手渡して発行するようにしている。
【0003】しかし、このように交通違反切符に運転免
許証の記載事項を手書きで写し書きしたり、必要事項を
手書きで記入したりすることは、時間がかかって交通違
反の処理を迅速に行なうことができず、また転記ミスや
誤字、脱字等のおそれがあって交通違反切符の記載に不
備が生じたりすると共に、乱雑な字の場合には記載事項
を読むことができないことがあるという問題があった。
【0004】そこで、手書きでなくプリンターによって
交通違反切符を発行することができるようにした携帯型
の交通違反切符発行器が特開平6−52197号公報や
特開平6−52198号公報等で提供されている。この
ものは、運転免許証に記載された氏名、本籍、住所、免
許証番号等の情報をイメージセンサで読み取り、イメー
ジセンサで読み取った情報をプリンターで交通違反切符
の用紙にプリントアウトするようにしてある。このよう
にして、手書きする必要なく、交通違反切符を発行する
ことができるのである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、運転免許証に
記載された氏名、本籍、住所、免許証番号等をイメージ
センサで読み取る際に、運転免許証に汚れ等があると、
文字を正確に読み取れず、間違った字として読み取った
り、読み取りエラーが生じたりするおそれがあり、正確
な記入事項を記入した交通違反切符をプリントアウトで
きない場合があるという問題があった。
【0006】本発明は上記の点に鑑みてなされたもので
あり、運転免許証から読み取った事項を訂正して正確な
事項を記入した交通違反切符を発行することができ、し
かも訂正の操作を容易に行なうことができる交通違反切
符発行器を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る交通違反切
符発行器は、免許証挿入口1と、免許証挿入口1から挿
入された運転免許証2に記載された情報を読み取る免許
証情報読み取り装置3と、免許証情報読み取り装置3で
免許証記載情報を読み取られた運転免許証2をその表面
を上向きに露出させて保持する免許証排出保持口4と、
免許証情報読み取り装置3で読み取られた免許証記載情
報を表示する表示装置5と、表示装置5の表面に配設さ
れる透明なタッチパネル6によって形成され表示装置5
に表示される免許証記載情報の訂正事項を入力すると共
に他の必要情報を入力するための入力装置7と、免許証
情報読み取り装置3で読み取られた免許証記載情報や入
力装置7から入力された入力情報をプリンター8に出力
して交通違反切符9をプリントアウトさせるプリンター
制御部10を設けた中央演算処理装置11とを、筐体1
2に設けて成ることを特徴とするものである。
【0008】また請求項2に係る発明は、免許証排出保
持口4に透明な蓋13を開閉自在に設けて成ることを特
徴とするものである。また請求項3に係る発明は、入力
装置7のタッチパネル6に手書き入力された文字を認識
する手書き文字認識処理部14を中央演算処理装置11
に設けて成ることを特徴とするものである。
【0009】また請求項4に係る発明は、メモリーカー
ド読み書き装置15を中央演算処理装置11に接続して
設けて成ることを特徴とするものである。また請求項5
に係る発明は、メモリーカード読み取り装置15で読み
取られるメモリーカード16には、担当の警察官の情報
が記録されていることを特徴とするものである。
【0010】また請求項6に係る発明は、免許証情報読
み取り装置3で読み取られた免許証記載情報や入力装置
7から入力された入力情報がメモリーカード読み書き装
置15でメモリーカード16に書き込まれることを特徴
とするものである。また請求項7に係る発明は、住所及
び氏名のデータベースを格納する記憶装置17を中央演
算処理装置11に接続して設け、免許証情報読み取り装
置3で読み取られた免許証記載情報のうち住所と氏名を
イメージ情報から文字情報に変換する際にこの住所及び
氏名のデータベースを参酌して変換を行なう住所氏名変
換処理部18を中央演算処理装置11に設けて成ること
を特徴とするものである。
【0011】また請求項8の発明は、電話番号と地名と
を対照させたデータベースを格納する記憶装置17を中
央演算処理装置11に接続して設け、入力装置7によっ
て入力された電話番号と地名のいずれか一方の情報に対
応して、この電話番号・地名対照データベースに基づい
て電話番号と地名のいずれか他方の情報を検出演算する
電話番号・地名相互演算部19を中央演算処理装置11
に設けて成ることを特徴とするものである。
【0012】また請求項9の発明は、筐体12にプリン
ター8及び電池を一体に設けて成ることを特徴とするも
のである。また請求項10の発明は、無線通信装置20
を中央演算処理装置11に接続して設けて成ることを特
徴とするものである。また請求項11の発明は、筐体1
2と別体に形成されたプリンター8に、免許証情報読み
取り装置3で読み取られた免許証記載情報や入力装置7
から入力された入力情報が無線通信装置20から出力さ
れることを特徴とするものである。
【0013】また請求項12の発明は、GPS信号を受
信して現在位置情報を中央演算処理装置11に入力する
GPS受信装置21を中央演算処理装置11に接続して
設けて成ることを特徴とするものである。また請求項1
3の発明は、セキュリティカード22に登録されたID
番号の認識に基づいて起動を制御するセキュリティー装
置23を中央演算処理装置11に接続して設けて成るこ
とを特徴とするものである。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。筐体12は携帯可能な大きさの箱状に形成される
ものであり、少々の衝撃や落下に対しても壊れないよう
に、例えばマグネシウム合金等や樹脂成形品などの軽量
で剛性を有するもので形成してある。また筐体12内に
は、MPUやメモリー等を具備して形成される中央演算
処理装置11が内蔵してある。
【0015】図1に示すように、この筐体12の一方の
側面にスロット状の免許証挿入口1が設けてあり、この
免許証挿入口1と反対側の端部において筐体12の上面
に免許証排出保持口4が設けてある。免許証排出保持口
4は凹所として筐体12の上面に開口するように形成し
てあり、免許証挿入口1を設けた側面と反対側の側面に
も開口するようにしてある。免許証挿入口1と免許証排
出保持口4は筐体12内の連通路で連通しており、免許
証挿入口1に挿入された運転免許証2を免許証排出保持
口4へと送る搬送装置(図1に図示省略)がこの連通路
に設けてある。また免許証排出保持口4には透明プラス
チック等で形成された蓋13が図2(a)に示すように
取り付けてある。免許証排出保持口4の上面及び側面の
開口はこの蓋13によって閉じられるようになってい
る。この蓋13は一端を枢支して上下回動自在にしてあ
り、図2(b)に示すように上方へ回動させることによ
って免許証排出保持口4の上面及び側面の開口を開放さ
せて、免許証排出保持口4から運転免許証2を取り出す
ことができるようにしてある。
【0016】上記の免許証挿入口1と免許証排出保持口
4の間の連通路には免許証情報読み取り装置3が設けて
ある。免許証情報読み取り装置3は筐体12に内蔵した
イメージセンサーで形成されるものであり、図3に示す
ように中央演算処理装置11のOCR文字認識部30に
接続してある。OCR文字認識部30は、免許証情報読
み取り装置3のイメージセンサーで読み込まれるイメー
ジ情報を文字情報に変換して認識するようにプログラム
して形成されているものである。
【0017】また筐体12の上面には液晶ディスプレー
等で形成される表示装置5が設けてある。この表示装置
5のディスプレーの表面にはタッチパネル6が設けてあ
る。タッチパネル6は透明シートを縦横多数のマトリッ
クスに区画し、各マトリックスに接点を設けて形成され
るものであり、タッチパネル6の表面をタッチペンとし
て形成される入力用ペン31でポインティングすること
によって、ポインティングしたマトリクスの接点をオン
作動させて入力を行なうことができるようにしてあり、
表示装置5とこのタッチパネル6とで入力装置7が形成
されるようにしてある。
【0018】入力装置7のタッチパネル6は入力用ペン
31によるポインティングで入力を行なうことができる
他に、タッチパネル6の上に入力用ペン31等で文字を
手書きして入力するモードに切り換えて使用することも
できるようにしてある。タッチパネル6の上に文字を書
くと、文字を書く軌跡上の各マトリクスの接点がオンさ
れるので、このオンされる接点のマトリクスの配置パタ
ーンが中央演算処理装置11の手書き文字認識処理部1
4で認識処理され、タッチパネル6の上に書いた文字を
この配置パターンに対応した文字情報として入力するこ
とができるものである。
【0019】また筐体12内にはメモリーカード読み書
き装置15が内蔵してあり、筐体12の側面に設けたカ
ードスロット32を通してメモリーカード16が脱着自
在に接続されるようにしてある。メモリーカード16は
ICカードなどで形成されるものであり、交通違反切符
発行器を取り扱う担当警察官の情報、例えば氏名、所
属、階級や、その他交通取締り担当場所など事前に分か
っている情報が、警察署のコンピュータ47に接続した
メモリーカード読み書き装置48(図5参照)から入力
してこのメモリーカード16のメモリーに記録されてい
る。
【0020】さらに筐体12内にはメモリーやハードデ
ィスク等で形成される記憶装置17が内蔵してあり、記
憶装置17には住所と氏名のデータベースと運転免許証
2の住所と氏名の記載欄のフォーマット情報を格納して
保存してある。またこの記憶装置17には電話番号の局
番と地名とを対照させた電話番号・地名対照データベー
スを格納して保存してある。
【0021】また、筐体12にはインターフェースを設
けてプリンター8と接続できるようにしてあり、中央演
算処理装置11に設けたプリンター制御部10から出力
される情報がプリンター8によってプリントアウトでき
るようにしてある。次に、上記のようにして形成される
交通違反切符発行器Aを用いた交通違反切符の発行につ
いて説明する。
【0022】まず、メモリーカード16を交通違反切符
発行器Aのカードスロット32からメモリーカード読み
書き装置15に差し込んで接続し、メモリーカード16
に記録した担当警察官の情報をメモリーカード読み書き
装置15で読み取り、記憶装置17に記録させる。図6
はメモリーカード16の担当警察官情報をメモリーカー
ド読み書き装置15で読み取ったときに交通違反切符発
行器Aの表示装置5に表示される初期画面D1 であり、
「担当官氏名」の欄の右側の記入欄(図6の空白の欄を
示す、以下同じ)にその氏名が、「担当官所属」の欄の
記入欄にその所属が、「都道府県名」の欄の記入欄に所
属する管轄都道府県名が、「階級」の欄の記入欄にその
階級がそれぞれ表示されるようになっており、また取締
り場所が予めメモリーカード16に入力されているとき
には、「反則場所」の欄の記入欄に取締り場所の地名が
表示されるようになっている。初期画面D1 の「終了」
の欄を入力用ペン31で押すと、表示装置5の表面に配
置されているタッチパネル6のこの「終了」の欄に対応
するマトリクスの接点がオンされ、初期画面D1 の表示
は終了する。また初期画面D1 の「キャンセル」の欄を
入力用ペン31で押すと、タッチパネル6のこの「終
了」の欄に対応するマトリクスの接点がオンされ、この
初期画面D1 の表示がキャンセルされ、初期画面D1
表示し直されるようになっている。
【0023】そして検挙した交通違反者に運転免許証2
を提示させ、運転免許証2を交通違反切符発行器Aの免
許証挿入口1に挿入する。運転免許証2を免許証挿入口
1に挿入すると、搬送装置がオンして運転免許証2は免
許証排出保持口4へと送られるが、この間に免許証情報
読み取り装置3のイメージセンサーで運転免許証2の表
面に記載された情報が読み取られる。免許証排出保持口
4は凹所として形成してあるために、運転免許証2は交
通違反切符発行器Aから脱落することなくこの免許証排
出保持口4に保持される。しかも免許証排出保持口4の
上面及び側面の開口は蓋13で閉じられているために、
運転免許証2の保持が確実になると共に雨天時に雨水が
運転免許証2にかかったりすることを防ぐことができる
ものである。
【0024】ここで、運転免許証2の表面に記載された
情報は免許証情報読み取り装置3のイメージセンサーで
イメージデータとして読み取られるが、このイメージデ
ータは中央演算処理装置11に入力され、OCR文字認
識制御部30において文字データに変換されて文字情報
として認識される。このように運転免許証2の記載情報
をイメージデータとして読み込んで文字データに変換す
るにあたって、住所及び氏名については中央演算処理装
置11の住所氏名変換処理部18において知識処理を行
なって、文字データへの変換の処理速度や処理精度を高
めるようにしてある。すなわち、運転免許証2が汚れた
りしていて住所や氏名の全文字を読み取れない場合に、
記憶装置17に格納された住所と氏名のデータベースに
基づいて、運転免許証2に記載されている住所や氏名を
類推して決定するようにプログラムして住所氏名変換処
理部18が形成してある。住所については、都道府県
名、市郡町村名がデータベースとして記憶装置17に格
納してあり、例えば運転免許証2に記載された住所の都
道府県名が「大阪府」である場合、「阪」という文字が
読み取れないときでも、その前後の「大」と「府」が読
み取ることができれば、都道府県名のデータベースに基
づいて「大阪府」であると類推して都道府県名を決定す
ることができ、住所の情報の認識を迅速且つ正確に行な
うことができるようにしてある。名前については、過去
の交通違反件数の多い人の氏名のブラックリストがデー
タベースとして記憶装置17に格納してあり、例えば氏
名のうち一文字が読み取れない場合でも、他の文字とデ
ータベースとの対照によって、氏名を類推して決定でき
るようにしてある。
【0025】上記のようにして、運転免許証2の記載情
報が免許証情報読み取り装置3で読み取られて文字情報
として認識されると、この免許証記載情報は交通違反切
符発行器Aの表示装置5に図7のような免許証情報確認
画面D2 として表示される。運転免許証2には図18の
ような情報が記載されているが、免許証情報確認画面D
2 には免許証記載情報のうち、氏名を「違反者氏名(漢
字)」の欄の記入欄に漢字表記で、「違反者氏名(か
な)」の欄の記入欄にひらがな表記でそれぞれ表示し、
本籍を「違反者本籍・国籍」の欄の記入欄に、住所を
「違反者住所」の欄の記入欄に、生年月日を「違反者生
年月日」の欄の記入欄に、免許証を発行した公安委員会
名を「発行公安委員会名」の欄の記入欄に、免許証の交
付日を「免許証交付日」の欄の記入欄にそれぞれ表示す
るようになっている。
【0026】免許証情報読み取り装置3で読み取った免
許証記載情報はこのように交通違反切符発行器Aの上面
の表示装置5に表示されるので、交通違反切符発行器A
の上面の免許証排出保持口4にその表面側を上にして保
持されている運転免許証2の記載内容と、表示装置5の
表示とを対照し、表示装置5の表示に間違いがないかの
チェックを容易に行なうことができる。運転免許証2は
蓋13で覆われているが、蓋13は透明であるために蓋
13を通して運転免許証2の記載内容を読むことができ
る。
【0027】免許証情報読み取り装置3による読み取り
に誤りがあって表示装置5の表示が間違っているときに
は、表示装置5とタッチパネル6からなる入力装置7に
よって修正入力を行なうことができる。まず、修正が必
要な項目の欄を入力用ペン31で押す。例えば住所を修
正する必要のあるときには、免許証情報確認画面D2
「違反者住所」の欄を入力用ペン31で押すと、タッチ
パネル6のこの「違反者住所」の欄に対応するマトリク
スの接点がオンされ、図8のように住所修正入力画面D
3 に切り換わり、住所は「都道府県」、「市区郡」、
「町村」、「番地」の欄の記入欄にそれぞれ分割して表
示される。そして住所のうち番地に誤りがあるときに
は、住所修正入力画面D3 の「番地」の欄を入力用ペン
31で押すと、タッチパネル6のこの「番地」の欄に対
応するマトリクスの接点がオンされ、図9のように番地
修正入力画面D4 に切り換わり、テンキー35が表示さ
れる。このテンキー35に対応する箇所においてタッチ
パネル6を入力用ペン31で押すと、番地修正入力画面
4 の修正表示欄35に修正入力結果が表示されるの
で、修正入力結果を確認した後、番地修正入力画面D4
の「OK」の欄を入力用ペン31で押すと、タッチパネ
ル6のこの「OK」の欄に対応するマトリクスの接点が
オンされ、番地の情報が修正入力に置き換えられる。そ
して番地修正入力画面D4 の「全画面」の欄を押すと、
タッチパネル6のこの「全画面」の欄に対応するマトリ
クスの接点がオンされ、住所修正入力画面D3 に戻る。
この住所修正入力画面D3 の「番地」の欄の記入欄の表
示は修正入力の内容に修正されているので、これを確認
した後に、住所修正入力画面D3 の「OK」の欄を押す
と、タッチパネル6のこの「OK」の欄に対応するマト
リクスの接点がオンされ、住所の情報が修正入力したも
のに置き換えられる。そして住所修正入力画面D3
「全画面」の欄を押すと、タッチパネル6のこの「全画
面」の欄に対応するマトリクスの接点がオンされ、免許
証情報確認画面D2 に戻る。免許証情報確認画面D 2
「違反者住所」の欄の記入欄の表示は修正入力の内容に
修正されている。
【0028】また、修正がこのような数字でなく、氏名
や住所等のうち漢字や平仮名の場合には、タッチパネル
6が手書き入力のモードに切り換えられ、タッチパネル
6の表面に入力用ペン31で文字を手書き入力して修正
を行なうことができるようにしてある。修正入力の操作
の手順は上記と同じである。また漢字の文字を修正入力
するにあたっては、表示装置5にキーボードを表示さ
せ、表示装置5に表示されるキーボードにタッチパネル
6から入力を行なうようにすることによって、ワードプ
ロセッサーの仮名漢字変換方式と同様にして、漢字の文
字入力が行なえるようにすることも可能である。
【0029】上記のようにして修正入力をした後、ある
いは免許証情報確認画面D2 に表示される内容に誤りが
ないことを確認した後、免許証情報確認画面D2 の「O
K」の欄を押すと、表示装置5の表示は図10の違反者
情報入力画面D5 に切り換わる。違反者情報入力画面D
5 の「違反者氏名(漢字)」、「違反者氏名(か
な)」、「違反者住所」、「違反者本籍・国籍」、「違
反者生年月日」、「発行公安委員会名」、「免許証交付
日」の欄の記入欄にはそれぞれ免許証情報確認画面D 2
と同じ内容が表示され、「反則場所」の欄の記入欄には
初期画面D1 の「反則場所」の欄と同じ内容が表示され
るようになっている。その他の事項は違反者から聴取し
て入力することによって、「反則車両」、「車両登録番
号」、「自家用営業用区分」、「免許証保管」、「勤務
先又は保護者住所」、「勤務先又は保護者氏名」、「告
知交付日時」、「反則日時」、「出頭日」、「出頭時区
分」、「勤務先又は保護者電話」、「性別」、「職業」
の各欄の記入欄に表示するようにしてある。これらの入
力は、「反則車両」等の各欄を入力用ペン31で押す
と、タッチパネル6が手書き入力のモードに切り換えら
れるので、入力装置7のタッチパネル6の表面に入力用
ペン31で文字を手書きすることによって行なうことが
できる。
【0030】ここで、上記の住所や電話番号を入力する
ときには、中央演算処理装置11の電話番号・地名相互
演算部19で演算処理を行なって、電話番号の市外・市
内の局番を入力することによって、都道府県市郡町村名
を検索することができるようにすると共に、逆に住所を
入力することによって、電話番号の市外・市内の局番を
検索することができるようにしてある。すなわち、記憶
装置17に格納された電話番号の市内・市外局番と地名
との関係のデータベースに基づいて、入力装置7から入
力された電話番号の市内・市外局番と住所の地名のいず
れか一方の情報に対応して、市内・市外局番と地名のい
ずれか他方の情報を検索演算するようにプログラムする
ことによって電話番号・地名相互演算部19が中央演算
処理装置11に設けてある。
【0031】例えば、図11は違反者情報入力画面D5
の「勤務先又は保護者電話」の欄を押すと表示装置5に
表示される電話番号入力画面D6 であり、テンキー35
に対応する箇所においてタッチパネル6を入力用ペン3
1で押して、電話番号を入力すると、その局番が局番表
示欄41に表示されると共に、この局番から検索される
地名の都道府県名と市郡町村名がそれぞれ都道府県表示
欄42と市郡町村表示欄43に表示されるようになって
いる。このように電話番号の市外・市内局番から検索さ
れた地名は違反者情報入力画面D5 の「勤務先又は保護
者住所」の欄の記入欄に表示される。また、違反者情報
入力画面D5 の「勤務先又は保護者住所」の欄の記入欄
に住所を記入すると、住所の地名から電話番号の市外・
市内局番が検索され、違反者情報入力画面D5 の「勤務
先又は保護者電話」の欄の記入欄に市外・市内局番が表
示される。
【0032】図12は違反者情報入力画面D5 の「勤務
先又は保護者住所」の欄を押すと表示装置5に表示され
る住所選択入力画面D7 であり、都道府県候補表示欄4
4と市郡候補表示欄45が表示されており、スクロール
バー46を入力用ペン31で操作することによって都道
府県候補表示欄44に表示される都道府県名を選択する
と、選択した都道府県に所在する市郡名が市郡候補表示
欄45に表示され、市郡候補表示欄45のスクロールバ
ー46を同様に入力用ペン31で操作して市郡名を選択
することができるようになっている。このように手書き
入力する必要なく選択操作によって「勤務先又は保護者
住所」の欄の記入欄に都道府県名と市郡名を記入するこ
とができるものである。
【0033】違反者情報入力画面D5 の「前画面に戻
る」の欄を押すと、表示装置5の表示が免許証情報確認
画面D2 に戻る。一方、違反者情報入力画面D5 の各欄
への入力が終わった後に、「入力完了」の欄を押すと、
タッチパネル6の「入力完了」の欄に対応するマトリク
スの接点がオンされ、表示装置5の表示は図13の違反
種別選択画面D8 に切り換わる。交付される交通違反切
符は、違反内容に応じて青切符、赤切符、シートベルト
違反用切符、駐車違反用切符の各種類があるので、違反
種別選択画面D8 に表示される「青切符」、「赤切
符」、「ベルト切符」、「駐車違反切符」の欄のいずれ
かを押すと、対応する欄のタッチパネル6のマトリクス
の接点がオンされ、交通違反切符の種類を選択すること
ができる。
【0034】例えば、違反種別選択画面D8 の「青切
符」の欄を押すと、表示装置5の表示は図14に示す違
反内容画面(青切符)D9 に切り換わる。違反内容画面
(青切符)D9 には「速度超過」、「信号無視」、「指
定場所一時不停止等」、「通行区分違反」、「通行禁止
違反」、「積載物重量制限」、「横断歩行者等妨害
等」、「踏切不停止」や「その他」の違反事項が表示さ
れた欄があり、違反内容に応じた欄を押すと、対応する
欄のタッチパネル6のマトリクスの接点がオンされ、表
示装置5の表示が違反内容に応じた入力画面に切り換わ
る。
【0035】例えば違反内容画面(青切符)D9 の「速
度超過」の欄を押すと、図15に示す違反内容入力画面
10に切り換わる。違反内容入力画面D10には「法定速
度違反」、「指定速度違反」、高速道路での速度違反で
ある「高速」の、速度違反内容の欄が表示されており、
まずこの速度違反内容のいずれかの欄を押すと、対応す
る欄のタッチパネル6のマトリクスの接点がオンされ、
違反内容入力画面D10に表示されているボタン36が点
灯される。次に「制限速度」の欄を押すと、タッチパネ
ル6のこの「制限速度」の欄に対応するマトリクスの接
点がオンされ、図9に示したものと同様なテンキー35
が表示されるので、このテンキー35に対応する箇所に
おいてタッチパネル6を入力用ペン31で押して、取締
っている道路の制限速度の数値を入力すると、違反内容
入力画面D10に戻って、入力した制限速度の数字が「制
限速度」の欄の記入欄37に表示される。続いて、「走
行速度」の欄を押すと、タッチパネル6のこの「走行速
度」の欄に対応するマトリクスの接点がオンされ、図9
に示したものと同様なテンキー35が再度表示されるの
で、このテンキー35に対応する箇所においてタッチパ
ネル6を入力用ペン31で押して、違反車両の走行速度
の数値を入力すると、違反内容入力画面D10に再度戻っ
て、入力した走行速度の数字が「走行速度」の欄の記入
欄38に表示される。このように制限速度と走行速度の
数値が入力されると、制限速度と走行速度から超過速度
が演算されて超過速度の欄39に表示されると共に、超
過速度に応じて反則金が演算されて反則金の欄40に表
示される。
【0036】このようにして違反内容を入力した後に、
違反内容入力画面D10の「OK」の欄を押すと、表示装
置5は図16のような最終確認画面D11に切り換わる。
この最終確認画面D11において「キャンセル」の欄を押
すと、今までの入力がキャンセルされて消され、「前画
面に戻る」の欄を押すと、違反内容入力画面D10に戻る
ようになている。そして最終確認画面D11の「切符をプ
リントする」の欄を押すと、タッチパネル6の「切符を
プリントする」の欄に対応するマトリクスの接点がオン
され、中央演算処理装置11のプリンター制御部10か
ら上記の入力された各情報がプリンター8に出力され、
プリンター8にセットされている交通違反切符25の用
紙に必要事項が印字される。このようにして図17に示
すような交通違反切符9をプリントアウトすることがで
きるものであり、この交通違反切符をプリンター8から
取り出して、交通違反者に手渡すことによって、交通違
反切符を交付することができるものである。
【0037】図4の例では、交通違反切符発行器Aとプ
リンター8とは別体に形成してあり、交通違反切符発行
器Aを携帯して上記のような入力操作を行なった後に、
パトロールカーなどの車両に車載したプリンター8にイ
ンターフェースを介して交通違反切符発行器Aをケーブ
ル46で接続し、このプリンター8で交通違反切符25
をプリントアウトするようにしてある。
【0038】尚、筐体12にプリンター8及び電池を一
体に設けて交通違反切符発行器Aを形成するようにする
こともでき、このようにプリンター8を一体にすればパ
トロールカーなどの車両から離れた場所でも交通違反切
符発行器Aによって交通違反切符25をプリントアウト
して交付することができ、徒歩や自転車等の軽車両によ
る警ら等にも使用することができるものである。
【0039】また、上記のように最終確認画面D11
「切符をプリントする」の欄を押すと、上記のように入
力された各情報がプリンター8に出力されると共に、メ
モリーカード読み書き装置15が作動してこれらの各情
報がメモリーカード16に書き込まれるようになってい
る。このようにして、上記のように入力された各情報は
取締りデータとしてメモリーカード16に保存すること
ができるものであり、一日の取締りデータをメモリーカ
ード16に保存して警察署に持ち帰ることができるもの
である。警察署のコンピュータ47にはICカードドラ
イブなどのメモリーカード読み書き装置48が図5のよ
うに接続してあり、交通違反切符発行器Aから取り出し
たメモリーカード16をメモリーカード読み書き装置4
8に差し込んでセットすることによって、メモリーカー
ド16に保存した取締り情報をコンピュータ47に入力
することができるようにしてある。従って、交通取締り
が終了した後の告知業務や集計業務を自動化することが
でき、手作業でコンピュータ47に入力するような必要
がなくなるものである。また取締り情報は総てメモリー
カード16からコンピュータ47に入力することがで
き、コンピュータ47へのデータ入力作業がその日のう
ちに終了し、そしてこの取締り情報のデータを分析して
次回の取締りに活かすことが容易になるものである。
【0040】また、上記の各構成に加えて、無線通信装
置20を交通違反切符発行器Aの筐体12に内蔵して設
けるようにすることもできる。この場合、交通違反切符
発行器Aと別体に形成されるプリンター8には受信装置
が内蔵してある。そしてこのものでは、交通違反切符発
行器Aに入力された上記の各情報のデータは無線通信装
置20から無線信号でプリンター8に送信され、この送
信された情報に基づいてプリンター8によって交通違反
切符9をプリントアウトすることができるものである。
またこの無線通信装置20を警察無線機としても使用で
きるようにすることによって、警察無線を通じて運転免
許証の照会や、違法駐車等の車両番号の照会等を行なう
ことが可能なるものであり、警察用端末としての利用範
囲を広げることができるものである。
【0041】また、交通違反切符発行器Aの筐体12に
はGPS受信装置21が内蔵して設けてある。GPS受
信装置21は、GPS(Global Positio
ning System)用の通信衛星から送信されて
くるGPS信号を受信するアンテナと、受信されたGP
S信号に基づいて緯度・経度の位置情報を検出するCP
U等の演算処理部を内蔵して形成されるものである。そ
して記憶装置17には地名と緯度・経度との関係をデー
タベース化した地名変換データベースが格納してあり、
GPS受信装置21で検出された現在の緯度・経度の位
置情報が中央演算処理装置11に入力されると、地名変
換データベースに基づいて、現在の緯度・経度の位置情
報が現在の地名情報に変換されるようになっている。こ
のようにして、交通違反を検挙したときにその現場の位
置の地名を自動的に割り出すことができるものであり、
違反者情報入力画面D5 の「反則場所」の記入欄に反則
場所の地名を自動的に入力して記入することができるよ
うになるものである。また、このようにGPS受信装置
21で検出された位置情報を無線通信装置20を通じて
警察署へデータ伝送するようにしておけば、担当警察官
の配置場所をリアルタイムで管理することができるもの
である。
【0042】さらに、交通違反切符発行器Aにはセキュ
リティ装置23が設けてある。セキュリティ装置23は
図19に示すように、読込装置53、変調装置54、通
信装置55、中央演算処理装置11のCPU56、ID
番号が登録されているROM57から構成されるもので
あり、読込装置53は変調装置54と通信装置55を介
してCPU56に接続してある。セキュリティカード2
2はコンタクトレスカードのデータキャリアによって形
成されるものであり、ID番号が登録してある。読込装
置53はデータキャリア22が0〜10cm程度に近付
けられるとデータキャリア22に登録されたID番号を
読み取り、CPU56に入力するようになっている。そ
してCPU56はこの読み取られたID番号とROM5
7に登録されたID番号とを照合するようにプログラム
されており、照合結果が一致しないと交通違反切符発行
器Aが起動しないように制御するプログラムがCPU5
6に組み込まれている。従って、交通違反切符発行器A
が盗難されても、セキュリティカード22がないと交通
違反切符発行器Aは起動せず、交通違反切符発行器Aが
悪用されたり警察情報が盗用されたりすることを防ぐこ
とができるものである。
【0043】図20は交通違反切符発行器Aの筐体12
の内部の構造を示すものであり、筐体12内に支柱58
が設けてある。免許証情報読み取り装置3はCCDカメ
ラ59等からなるスキャナーを具備して形成されるもの
であり、運転免許証2を免許証挿入口1から免許証排出
保持口4へと搬送する搬送装置60も設けてある。そし
てこの免許証情報読み取り装置3の両端のスライド板6
1を支柱58にスライド自在に取り付けると共にスライ
ド板61の上面と支柱58の上端との間及びスライド板
61の下面と支柱58の下端との間にそれぞれスプリン
グ62を設け、免許証情報読み取り装置3を宙に浮かし
た状態にスプリング62で支持するようにしてある。免
許証情報読み取り装置3をこのようにスプリング62で
支持することによって、交通違反切符発行器Aに衝撃が
加わっても、この衝撃はスプリング62で吸収され、免
許証情報読み取り装置3に衝撃が伝わらないようにする
ことができ、免許証情報読み取り装置3を衝撃から守る
ことができるものである。
【0044】図21は交通違反切符発行器Aの筐体12
に設けられる免許証挿入口1やカードスロット32など
の開口部64を示すものであり、筐体12に回動自在に
枢着した蓋板65で開口部64を開閉自在にすると共に
開口部64の外面の全周にガスケット66を設け、開口
部64を蓋板65で閉じる際に蓋板65がガスケット6
6に密着して開口部64を完全に密閉することができる
ようにしてある。図21において67はロック用の爪で
ある。このように筐体12に設けられる開口部64を蓋
板65で完全密閉することによって、屋外で使用される
ことが多い交通違反切符発行器Aの防水構造を高めるこ
とができるものである。
【0045】
【発明の効果】上記のように本発明は、免許証挿入口
と、免許証挿入口から挿入された運転免許証に記載され
た情報を読み取る免許証情報読み取り装置と、免許証情
報読み取り装置で免許証記載情報を読み取られた運転免
許証をその表面を上向きに露出させて保持する免許証排
出保持口と、免許証情報読み取り装置で読み取られた免
許証記載情報を表示する表示装置と、表示装置の表面に
配設される透明なタッチパネルによって形成され表示装
置に表示される免許証記載情報の訂正事項を入力すると
共に他の必要情報を入力するための入力装置と、免許証
情報読み取り装置で読み取られた免許証記載情報や入力
装置から入力された入力情報をプリンターに出力して交
通違反切符をプリントアウトさせるプリンター制御部を
有する中央演算処理装置とを、筐体に設けて交通違反切
符発行器を形成するようにしたので、表示装置に表示さ
れる免許証記載情報と免許証排出保持口に保持される運
転免許証の記載事項とを照合することによって、免許証
情報読み取り装置による読み取り間違いをチェックする
ことができると共に、タッチパネルの入力装置から訂正
入力することによって間違いを訂正することができ、正
確な事項を記入した交通違反切符を発行することができ
るものであり、しかも表示装置に表示される免許証記載
情報と運転免許証の記載事項とを照合するにあたって、
運転免許証は免許証排出保持口に保持させておくことが
でき、運転免許証を手に持って照合をする必要がなく、
入力装置に訂正事項を入力する操作が容易になるもので
ある。
【0046】また請求項2の発明は、免許証排出保持口
に透明な蓋を開閉自在に設けるようにしたので、免許証
排出保持口に保持した運転免許証を蓋で覆って雨等から
守ることができ、運転免許証が雨に濡れたりすることを
防ぐことができるものである。また請求項3の発明は、
入力装置のタッチパネルに手書き入力された文字を認識
する手書き文字認識処理部を中央演算処理装置に設ける
ようにしたので、漢字やかな等の文字の入力が可能にな
るものである。
【0047】また請求項4の発明は、メモリーカード読
み書き装置を中央演算処理装置に接続して設けるように
したので、メモリーカードを可搬の記憶手段として使用
することができるものである。また請求項5の発明は、
メモリーカード読み取り装置で読み取られるメモリーカ
ードには、担当の警察官の情報が記録されるようにした
ので、交通違反切符を発行する担当検察官の氏名や所属
等を交通違反切符に自動的に記入することが可能になる
ものである。
【0048】また請求項6の発明は、免許証情報読み取
り装置で読み取られた免許証記載情報や入力装置から入
力された入力情報がメモリーカード読み書き装置でメモ
リーカードに書き込まれるようにしたので、これらの情
報をメモリーカードに保存して、交通取締り業務が終了
した後に警察署のコンピュータに入力することができ、
交通取締りのデータを警察署のコンピュータに入力する
作業が容易になって省力化することができるものであ
る。
【0049】また請求項7の発明は、住所及び氏名のデ
ータベースを格納する記憶装置を中央演算処理装置に接
続して設け、免許証情報読み取り装置で読み取られた免
許証記載情報のうち住所と氏名をイメージ情報から文字
情報に変換する際にこの住所及び氏名のデータベースを
参酌して変換を行なう住所氏名変換処理部を中央演算処
理装置に設けるようにしたので、運転免許証の汚れなど
で住所や氏名の一部の文字を免許証情報読み取り装置で
読み取れない場合でも、住所及び氏名のデータベースの
参酌で住所や氏名を類推して決定することができ、汚れ
などがあっても運転免許証の記載事項の読込が容易にな
るものである。
【0050】また請求項8の発明は、電話番号と地名と
を対照させたデータベースを格納する記憶装置を中央演
算処理装置に接続して設け、入力装置によって入力され
た電話番号と住所のいずれか一方の情報に対応して、こ
の電話番号・地名対照データベースに基づいて電話番号
と地名のいずれか他方の情報を検出演算する電話番号・
地名相互演算部を中央演算処理装置に設けるようにした
ので、電話番号の入力で住所を検索できると共に住所の
入力で電話番号の検索ができ、入力の項目を減らすこと
ができるものである。
【0051】また請求項9の発明は、筐体にプリンター
及び電池を一体に設けるようにしたので、パトロールカ
ー等の車両から離れた場所でもプリンターによって交通
違反切符をプリントアウトすることができ、交通取締り
の範囲を広げることができるものである。また請求項1
0の発明は、無線通信装置を中央演算処理装置に接続し
て設けるようにしたので、交通違反切符発行器に入力さ
れた各種の情報を無線送信することが可能になるもので
ある。
【0052】また請求項11の発明は、筐体と別体に形
成されたプリンターに、免許証情報読み取り装置で読み
取られた免許証記載情報や入力装置から入力された入力
情報が無線通信装置から出力されるようにしたので、交
通違反切符発行器を軽量小型化するためにプリンターを
別体に形成しても、プリンターを一々ケーブルで接続す
る必要なく、データを無線送信してプリンターから交通
違反切符をプリントアウトすることができるものであ
る。
【0053】また請求項12の発明は、GPS信号を受
信して現在位置情報を中央演算処理装置に入力するGP
S受信装置を中央演算処理装置に接続して設けるように
したので、GPS受信装置で検出された現在の位置情報
に基づいて、交通違反場所の地名を自動的に入力するこ
とが可能になるものである。また請求項13の発明は、
セキュリティカードに登録されたID番号の認識に基づ
いて起動を制御するセキュリティー装置を設けるように
したので、セキュリティカードがないと交通違反切符発
行器を起動させることができないようにすることがで
き、交通違反切符発行器が盗難されても悪用されたりす
ることを防ぐことができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例を示す斜視図であ
る。
【図2】同上の一部を示すものであり、(a),(b)
はぞれぞれ拡大斜視図である。
【図3】同上の制御系のブッロク図である。
【図4】同上の交通違反切符発行器とプリンターとの接
続状態を示す斜視図である。
【図5】同上のコンピュータとメモリーカード読み書き
装置の接続状態を示す斜視図である。
【図6】同上の初期画面を示す正面図である。
【図7】同上の免許証情報確認画面を示す正面図であ
る。
【図8】同上の住所修正入力画面を示す正面図である。
【図9】同上の番地修正入力画面を示す正面図である。
【図10】同上の違反者情報入力画面を示す正面図であ
る。
【図11】同上の電話番号入力画面を示す正面図であ
る。
【図12】同上の住所選択入力画面を示す正面図であ
る。
【図13】同上の切符種別選択画面を示す正面図であ
る。
【図14】同上の違反内容画面(青切符)を示す正面図
である。
【図15】同上の違反内容入力画面を示す正面図であ
る。
【図16】同上の最終確認画面を示す正面図である。
【図17】同上のプリンターから打ち出した交通違反切
符を示す正面図である。
【図18】運転免許証を示す正面図である。
【図19】本発明の他の実施の形態におけるブロック図
である。
【図20】本発明の他の実施の形態における一部の断面
図である。
【図21】本発明の他の実施の形態における一部の拡大
した斜視図である。
【符号の説明】
1 免許証挿入口 2 運転免許証 3 免許証情報読み取り装置 4 免許証排出保持口 5 表示装置 6 タッチパネル 7 入力装置 8 プリンター 9 交通違反票 10 プリンター制御部 11 中央演算処理装置 12 筐体 13 蓋 14 手書き文字認識処理部 15 メモリーカード読み書き装置 16 メモリーカード 17 記憶装置 18 住所氏名変換部 19 電話番号・地名相互演算部 20 無線通信装置 21 GPS受信装置 22 セキュリティカード 23 セキュリティ装置

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 免許証挿入口と、免許証挿入口から挿入
    された運転免許証に記載された情報を読み取る免許証情
    報読み取り装置と、免許証情報読み取り装置で免許証記
    載情報を読み取られた運転免許証をその表面を上向きに
    露出させて保持する免許証排出保持口と、免許証情報読
    み取り装置で読み取られた免許証記載情報を表示する表
    示装置と、表示装置の表面に配設される透明なタッチパ
    ネルによって形成され表示装置に表示される免許証記載
    情報の訂正事項を入力すると共に他の必要情報を入力す
    るための入力装置と、免許証情報読み取り装置で読み取
    られた免許証記載情報や入力装置から入力された入力情
    報をプリンターに出力して交通違反切符をプリントアウ
    トさせるプリンター制御部を有する中央演算処理装置と
    を、筐体に設けて成ることを特徴とする交通違反切符発
    行器。
  2. 【請求項2】 免許証排出保持口に透明な蓋を開閉自在
    に設けて成ることを特徴とする請求項1に記載の交通違
    反切符発行器。
  3. 【請求項3】 入力装置のタッチパネルに手書き入力さ
    れた文字を認識する手書き文字認識処理部を中央演算処
    理装置に設けて成ることを特徴とする請求項1又は2に
    記載の交通違反切符発行器。
  4. 【請求項4】 メモリーカード読み書き装置を中央演算
    処理装置に接続して設けて成ることを特徴とする請求項
    1乃至3のいずれかに記載の交通違反切符発行器。
  5. 【請求項5】 メモリーカード読み取り装置で読み取ら
    れるメモリーカードには、担当の警察官の情報が記録さ
    れていることを特徴とする請求項4に記載の交通違反切
    符発行器。
  6. 【請求項6】 免許証情報読み取り装置で読み取られた
    免許証記載情報や入力装置から入力された入力情報がメ
    モリーカード読み書き装置でメモリーカードに書き込ま
    れることを特徴とする請求項4又は5に記載の交通違反
    切符発行器。
  7. 【請求項7】 住所及び氏名のデータベースを格納する
    記憶装置を中央演算処理装置に接続して設け、免許証情
    報読み取り装置で読み取られた免許証記載情報のうち住
    所と氏名をイメージ情報から文字情報に変換する際にこ
    の住所及び氏名のデータベースを参酌して変換を行なう
    住所氏名変換処理部を中央演算処理装置に設けて成るこ
    とを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の交通
    違反切符発行器。
  8. 【請求項8】 電話番号と地名とを対照させたデータベ
    ースを格納する記憶装置を中央演算処理装置に接続して
    設け、入力装置によって入力された電話番号と住所のい
    ずれか一方の情報に対応して、この電話番号・地名対照
    データベースに基づいて電話番号と地名のいずれか他方
    の情報を検出演算する電話番号・地名相互演算部を中央
    演算処理装置に設けて成ることを特徴とする請求項1乃
    至7のいずれかに記載の交通違反切符発行器。
  9. 【請求項9】 筐体にプリンター及び電池を一体に設け
    て成ることを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記
    載の交通違反切符発行器。
  10. 【請求項10】 無線通信装置を中央演算処理装置に接
    続して設けて成ることを特徴とする請求項1乃至9のい
    ずれかに記載の交通違反切符発行器。
  11. 【請求項11】 筐体と別体に形成されたプリンター
    に、免許証情報読み取り装置で読み取られた免許証記載
    情報や入力装置から入力された入力情報が無線通信装置
    から出力されることを特徴とする請求項10に記載の交
    通違反切符発行器。
  12. 【請求項12】 GPS信号を受信して現在位置情報を
    中央演算処理装置に入力するGPS受信装置を中央演算
    処理装置に接続して設けて成ることを特徴とする請求項
    1乃至11のいずれかに記載の交通違反切符発行器。
  13. 【請求項13】 セキュリティカードに登録されたID
    番号の認識に基づいて起動を制御するセキュリティー装
    置を設けて成ることを特徴とする請求項1乃至11のい
    ずれかに記載の交通違反切符発行器。
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